善子「おかあさ〜ん!チョコレート買ってよ〜!」ルビィ「あれ、善子ちゃん?」善子「……あ」
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ルビィ「偶然だね!」
善子「……!」
善子ママ「あらルビィちゃん?こんにちはー」
ルビィ「こんにちは!」ペコリ
ルビィ「?善子ちゃん?どうしたの?」
善子「ん!?あ、あー……その……」
ルビィ「善子ちゃん?」
善子「ヨ、ヨハネよ……(小声)」
ルビィ「あ、ごめんごめん!ヨハネだったよね!」
善子ママ「ヨハネ?ああ、アナタまだそんなこと言って……」
善子「あー!!ところでルビィ!どうしてスーパーにいるの!?買い物!?何か買いに来たの!?///」
ルビィ「そ、そりゃスーパーにいるんだからそうだよ……」 美渡「よさんか、何してるこら」
梨子「いや、だってあんな顔されたら……もう……///」
美渡「気持ちは分かるがやめときなって。とりあえず鼻血でてるぞ、拭きな」
梨子「え、あ、はい」ゴシゴシ
美渡「分かった?あれが千歌の恐ろしいところなんだよ……」
梨子「ええ、よーく分かりました。あれはヤバいですね……とんでもない駄々力です……」
美渡「決して財布の紐を緩めるなよ……全て吸い尽くされるぞ……」
梨子「恐ろしい……」
美渡「私が頑なに買ってやらん理由がよく分かったでしょ?」
梨子「はい。あれは一度でも心を許したら底なしの沼に堕ちてしまうと確信できますね」
千歌「ね〜、梨子ちゃ〜ん……」
梨子「あ!……な、なに!?千歌ちゃん」
千歌「梨子ちゃんが買ってくれるってほんと……?」
梨子「………………」
梨子「本当♡」
美渡「だぁ〜かぁ〜らぁ〜!!!!!」 美渡「財布の紐緩めるなって今言ったばっかでしょーが!なに速攻で手のひら返してんだこの変態ピアノ!」
梨子「変態ピアノってなんですか!美渡さんこそ変態シスコンじゃないですか!シスコン!変態!」
美渡「んだとぉ!?誰がシスコンだ!」
梨子「お前の父ちゃんロリコン職人!」
美渡「このガキャァ……!」ワナワナ
梨子「そもそも私が買ってあげるのは私の勝手じゃないですか!美渡さんは大人しく車のローン返しといてくださいよ!」
美渡「きー!それじゃあ私がケチな姉で終わるわ!それは我慢ならん!」
梨子「美渡さんのそれも駄々じゃないですか!」
美渡「なにー!?無茶苦茶言いやがって、表出ろこら!」
梨子「望むところです!」
千歌「二人とも喧嘩はダメーーーッ!」
美渡「お前が原因じゃ!」 千歌「もういいよ……二人が喧嘩するぐらいなら、千歌が我慢するから……」
美渡「そ、そりゃそうだろ」
梨子「なんでちょっと譲歩してあげるみたいな言い方してるの……」
千歌「仲良しが一番だよ。ほら仲直りして?」
美渡「いや、だからお前が駄々こねてるからこうなったんだぞ」
梨子「火種は千歌ちゃんが起こしたのよ」
千歌「もー分かったよぅ。駄々こねてごめんなさい!千歌ピンポン玉で我慢するから……」
美渡「やっと分かったか……はーやれやれ」
美渡「まあ、なんだかんだこのきかん坊が納得したのは梨子ちゃんのおかげだよ。ありがとね」
梨子「まったく疲れたわ……」
千歌「あ、あれ!曜ちゃんじゃない?」
梨子「え、どこ?」
千歌「ほらあそこのフードコート!」
美渡「あーホントだ。向かいに座ってるのは曜ちゃんのお母さんだね」
梨子「楽しそうね。邪魔しちゃ悪いかしら」
千歌「ていうか、曜ちゃんが食べてるパフェおいしそー……」
美渡「……ハッ」
千歌「食べたいなあ……」 千歌「ねー、美渡姉〜」
美渡「うっ……あれ確か『ハイパーウルトラデラックスゴージャスパフェ』でしょ……2980円するやつ……」
千歌「ねーねー美渡姉〜、千歌お腹空いたな〜……梨子ちゃんもでしょ?」
梨子「ええ、そういえば空いたわね」
美渡「えっ、その流れだと私2人分奢ることにならない?」
千歌「ね〜美渡姉〜ってば〜」
梨子「お姉さ〜ん」
美渡「アンタにお姉さんと呼ばれる筋合いはないわ!」
千歌「う……」
美渡「ぐっ……わ、分かった分かった!頼むからもう駄々をこねるな! 奢ってやるから!仕方ないな!」
千歌「やったー!美渡姉だいすき!」
美渡「まったく……///」
美渡「あ、梨子ちゃんは普通のパフェね。390円のやつ」
梨子「ケチくさっ(はい、ありがとうございます。ご馳走になりますね!)」
こうして3人は喫茶店でゆっくり過ごした。邪魔をすると悪いので曜ちゃんには声をかけなかった。なんだかんだ美渡姉は梨子ちゃんにもハイパーウルトラデラックスパフェを奢ってあげた。(出費およそ6000円)
ちなみに、卓球台はなんだかんだ後日美渡姉が買ってくれた。千歌の駄々力は増してく一方であった。 その2終わりです。
ご飯食べながら書いたんで、完全に食べ終わったらその3を書こうと思います。 〜別の階にて〜
花丸(………………)キョロキョロ
花丸(おばあちゃんどこ行ったずら……)
花丸(困ったなあ、はぐれちゃった……)
花丸(おばあちゃん携帯とか持ってないし……きっと今頃マルのこと探してるずら……)
花丸(うーん……)キョロキョロ
花丸「……ん?」
鞠莉(………………)キョロキョロ
鞠莉(果南どこ行ったのかしら……)
鞠莉(困ったわ、はぐれちゃった……)
鞠莉(果南携帯とかまず見ないし……そもそも今私の事探してるかどうかも微妙だわ……)
鞠莉「……グスッ」
花丸「……鞠莉ちゃん?」
鞠莉「ひゃい!?……え、花丸?」
花丸「あっ、やっぱり鞠莉ちゃんだ!こんなところで何してるずら?」
鞠莉「え、えっと……私はその、ショッピング?みたいな?」
花丸「へー。鞠莉ちゃんもスーパーに買い物に来たりするんだ」
鞠莉「ま、まあね?ちょいちょい?たまに?みたいな?」
花丸「へー」
花丸「……ところでなんで今泣きそうになってたの?」 鞠莉「!」ギクッ
花丸「というか今も涙目だし……」
鞠莉「……そ、そお?気のせいじゃないかしら?というか私花粉症で!そのせいじゃない!?きっとそうよ!」
花丸「この時期に?」
鞠莉「……この時期に」
花丸「へー」
鞠莉「…………」
花丸「…………」
花丸「迷子?」
鞠莉「違うから!!!迷子!?ホワッツ?その日本語のイミワカリマセーン!この私が迷子になる訳ないでしょ!?(ガチギレ)ふざけたこと言ってると怒るよ!というかお金持ちのこの私にとってはここら一帯が敷地みたいなもんだし!だから迷子という概念がないし!あったまきた!私が小原家継いだらまずこの系列のスーパー買収してやるわ!本気でやってやるんだからね!」
花丸「ひっ!こ、怖いずら!」 まるまりはいいぞおじさん「このまるまりは珍しいタイプだな」 花丸「そ、そんなムキにならなくてもいいよ……誰にでもあることだから」
鞠莉「だから違うってば!私はただ果南に買い物に誘われて、今は果南が近くにいないだけで!」
花丸「はぐれたの?」
鞠莉「はぐれたんじゃなくて!なんかちょっと目を離した隙に果南が消えてたの!」
鞠莉「で、LINE見たら『屋上のヒーローショー見てくる』ってだけ送られてきてて!」
花丸「あれを見に行くのはAqoursでも果南ちゃんぐらいだろうね……」
鞠莉「もうとっくにヒーローショー終わってるはずなのに全然連絡こないし…… こんなところ滅多に来ないからよく分かんないし……」
鞠莉「もうどうしていいのか……」
花丸(迷子じゃないって言い張ってたはずなのにいつの間にか認めてるずら)
鞠莉「というか花丸は……?お買い物?」
花丸「!」
花丸(まさかマルも迷子だなんて言えないよね……) 秋も花粉症あんじゃないっけか
スギヒノキじゃなくて 花丸「ま、まあそんなところで……」
鞠莉「ねえ、ちょっと果南に電話してみてくれない?」
花丸「え?でも連絡つかないんでしょ?」
鞠莉「まあ一応、花丸からもかけてみてよ。念のため」
花丸「仕方ないなあ」プルルルル
花丸「……でない」
鞠莉「もー!本っ当LINEみないよねあいつ!」
花丸(ここで電話出たら出たで私の時は出なかったのに!とか言いそう……)
鞠莉「参ったわね〜」
鞠莉「……もういっそのこと花丸と時間潰そうかしら!」
花丸「え、えぇ!?でもマルはおばあちゃんが……」
鞠莉「おばあちゃん?」
花丸(しまっ……)
ピンポンパンポーン
『迷子のお知らせをいたします』
『内浦からお越しの、花丸ちゃん。花丸ちゃん』
『お連れ様がお待ちです』
『2階、サービスカウンターまでお越しください』
ピンポンパンポーン
鞠莉「…………」
花丸「ぎゃわーーーーーーー!!!!」 鞠莉「アナタも迷子じゃない…………」
花丸「ま、迷子じゃないずら!」
鞠莉「それはムリがあるよ……今ハッキリ迷子のお知らせって言ってたし」
花丸「お、同じ名前の人がいたんじゃないかな!?」
鞠莉「花丸が?」
花丸「花丸が!」
鞠莉「この地域に二人?」
花丸「二人!」
鞠莉「……ミラクルかな?」
花丸「ミラクルだね!」
鞠莉「なわけないでしょ!」
花丸「ダメか!」 鞠莉「なぁ〜にぃ?w迷子仲間じゃないの〜w」
花丸「もう鞠莉ちゃんは迷子であることを取り繕おうともしないんだね……」
鞠莉「というかよくよく考えたら今のこの状況は逆に果南が迷子とも捉えられるワケだし?」
花丸「確かに……」
鞠莉「明確に迷子認定された花丸とはちがいマース!w」
花丸「ぐぬぬぬぬぬ……」
鞠莉「……ま!冗談はさておき」
鞠莉「迷子なら早く家族のとこ行かないとダメよ?心配してるだろうし」
花丸「ま、まあそれは……」
鞠莉「果南のことは歩き回って見つけるわ。子どもじゃないんだから別に平気だし」
花丸(泣いてたくせに……)
鞠莉「どうせ果南なんてその辺で干物でも見てるに決まって……」
ドタドタドタ……!!!
果南「お〜い!鞠莉〜!?どこだー!?どこ行った〜!?返事しろー!果南はここだぞー!」
果南「それと花丸も迷子か〜!?放送聞いたぞー!早くサービスカウンター行きなー!」
果南「おーい!どこ行ったんだー!……すみませーん!この辺で金髪の女の子見ませんでしたかー!?髪型が6みたいな金髪見た人教えてくださーい!!」
ドタドタドタ……!!!
花丸「!!?」
鞠莉「!!!!?」 果南「まったく鞠莉ったら……どこ行っちゃったんだろ」
果南「携帯の充電は切れちゃうし、困ったなあ……」
果南「ぅお〜い鞠莉ー!鞠莉ー!」
果南「いないなあ…………」
果南「う〜ん、こりゃ私も放送かけてもらうしかないかな?そっちの方が手っ取り早いだろうし……」
果南「うんそうしよう!鞠莉お金持ちだから誘拐とかされるかもしれないしね!こりゃ一刻も早く……」
曜「こら」ポン
果南「ん?……あれ、曜じゃん!奇遇だね、来てたの?」
曜「まあね……というか何事かと思ったよ……」
果南「ちょうどよかった、鞠莉見なかった?あいつ迷子になっちゃってさ〜。今放送かけてもらおうと思ってたんだけど」
曜「そんなことしたら余計出てこなくなるよ」
果南「ほえ?」
曜「で、ついでにいうと鞠莉ちゃんも花丸ちゃんもあそこにいるから」
果南「へ?……あ、ホントだ!」
果南「……?なんで物陰からこっちの様子伺ってのあの二人」
曜「あれじゃあ出てこないよ……」
果南「千歌が昔迷子になった時はあれで出てきたもんだけどなぁ……おかしいなぁ……」
曜「おかしくないんだよなぁ……」 曜「はー、まったくもう……」
曜「とりあえずあれじゃあ出てきにくいだろうから、私が言ってきてあげるよ。果南ちゃんはそこで待ってて?」
果南「ん!よく分かんないけどサンキュー!曜!」
曜「今日は妙に皆と出くわす日だなあ……」
果南「?なんか言った?」
曜「いや、独り言!」 こうして果南と鞠莉は無事に合流でき、花丸はおばあちゃんの待つ2階へ向かった。
鞠莉は金輪際スーパーに行かないことを心に誓い、腹いせにこの会社の株を大量に購入。筆頭株主になったらしい。
曜は2人を見送った後お母さんと晩ご飯を食べて帰った。帰り際、虚しそうな顔でブラックサンダーを食べている善子と黒澤姉妹を目撃した。異様な光景だったので声をかけるのはやめておいた。
休み明けの練習風景は曜を除き皆どこかぎこちない空気だったが、各々の秘密は皆心の中に閉まっておいたので、誰かが恥ずかしい思いをすることはなかった。
善子は相変わらず母に甘えてるらしい。 この曜ちゃん特に何をしてるでもないのに高スペックを感じる 終わりです。
ぶっちゃけ最初はその1で終わってたんですが、なんとなくメンバー全員書きたかったのでその2と3を後付けしました。
ママに甘える善子が見たいです。 久しぶりに手頃で読みやすくて面白いssに出会った
こういうssが週に一度ほしい 乙
楽しかった
こういう系統で面白い話は久しぶりな気がする おもしろかった
微笑ましい雑魚同士の戦いは癒される おつおつ
すげー面白かった
ルビィだけ反省してなかったので草生えたわ >>27
すまんそれには同意出来ない
善子はお母さん呼び派 読みやすいし面白いしで一気に読めちゃったよ
梨子ちゃんの「本当♡」のくだりがパプワくんのシンタローを彷彿とさせた >>11
ぼくはここのドヤルビィちゃんがいちばんすきです
乙
またそれっぽいタイトルで立ててくれたら見に来るビィ >>47
ここすこ
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