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梨子「あの、マルちゃん……」モジモジ
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0001名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/20(月) 19:54:00.49ID:0xI3Q3Tp
花丸「ふふっ、どうしたの?」

梨子「今、図書室で二人っきりだから、その……えっと……」モジモジ

梨子「……///」

梨子「……ぁ……ぇ……ぃぃ?」ボソッ

花丸「なになに? きちんと言ってくれないと、マル聴こえないずら?」

梨子「うぅ……///」モジモジ

梨子「……甘えても、いい?」

花丸「梨子ちゃんはマルと二人きりになると、いつもマルに甘えたがるね」クスクス

梨子「……今日はダメ、かな……」

花丸「ダメなんて言ってないよ? ほら……おいで、梨子ちゃん」フフッ

梨子「……!」

ムギュッ

梨子「マルおねえちゃん……///」

ナデナデ ナデナデ

花丸「ふふっ、よしよし……これじゃあ、どっちが年上なのか、わかんないね」クスクス
0061名無しで叶える物語(禿)
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2018/08/22(水) 20:24:47.48ID:RlVdr6sf
はー尊え..
0062名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 21:48:04.37ID:0yxjAqCW
(スレ残ってるし、また書いても大丈夫……?)
0063名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 22:10:08.07ID:0yxjAqCW
ーーー国木田家 花丸の部屋 深夜



ガタガタガタ パタパタパタ

花丸「う、うぅん……」ムニャムニャ

花丸(……外の様子が騒がしいなぁ。雨と風がだいぶ強くなってきたみたい。窓や屋根を叩く音が激しくなってきた……)

ガタガタガタ パタパタパタ

花丸(嵐は今日の夜で過ぎ去るそうだし、少しの間、寝てる間の辛抱ずら……)

クイクイッ クイクイッ

「……マル……ちゃん……マル……ちゃん」

花丸「……ん?マルのパジャマの袖を引っ張るこの声は……」ムニャムニャ

チラッ

梨子「……マルおねえちゃん……」グスッ

花丸「……梨子ちゃん。こんな夜中にどうしたの? 眠れないの?」

梨子「うん……外の嵐が怖くって、目が冴えて眠れないの……」

花丸「大丈夫だよ。嵐は夜中のうちに遠くへ行っちゃうから、今だけずら?」

梨子「それでも、怖いよぉ……窓はガタガタ今にも割れそうなくらい震えてるし……雨脚はどんどん強くなるし……」グスッ

花丸「心配無用だよ、マルのお家は立派な日本家屋だから、こんな天気ぐらいへっちゃらだよ」

梨子「マルおねえちゃん……一緒に寝ても、いい?」

花丸「んー……マルのベッドは一人用だから、梨子ちゃんが入ると、寝返りも打てなくなるよ? 窮屈だけど、いいの?」

梨子「少しくらい狭くたっていい……梨子はマルおねえちゃんと寝たいの……」

花丸「……しょうがないなぁ。怖がりな梨子ちゃんのために、ベッドを少し空けようか」フフッ

ポンポン

花丸「ほら、マルのお布団の中においで?」

梨子「……やったぁ!」
0065名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 22:20:28.57ID:0yxjAqCW
モゾモゾ モゾモゾ

梨子「えへへ、マルおねえちゃんの顔がすぐ近くにある……」

花丸「いつもは、こんなに顔を近づけたりしないもんね。……梨子ちゃんは、暗闇でも一目でわかる美人さんずら」

梨子「そ、そんなことないよ……///」

花丸「ふふっ、真っ暗でも顔が赤くなってるのが、一目瞭然ずら?」

梨子「からかわないでよぉ……///」

花丸「だって本当のことだから。マルは本当のことしか言わないよ」クスクス

梨子「もうっ、マルおねえちゃんのばかぁ……!」

ポカポカ ポカポカ

花丸「だ、ダメだよ、ベッドの中で暴れたら。一階で寝てるばあちゃんたちを起こしちゃうずら?」

梨子「あっ、ご、ごめんなさい……でも、マルおねえちゃんが悪いんだよ?」

花丸「マルはほんとに、本当のことを言ったのだから、悪いことは一切してないと思うけどなぁ……」

梨子「……///」
0066名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 22:53:10.91ID:0yxjAqCW
梨子「ねぇ、マルおねえちゃんは……嵐は怖くないの?」

花丸「別に? そこまで怖くはないよ?」

梨子「どうして? 強風がガタガタお家を揺らしてるのに……? なんだか、今にも屋根が飛ばされそうな雰囲気だよ?」

花丸「さっきも言ったけど、マルのお家は頑丈な日本家屋だから心配無用。少し古いけど、幾多の台風や大雨にも耐えてきたお家だから。『三びきのこぶた』のお家みたいに、吹けば飛ぶような藁の小屋とは全く違うよ?」

梨子「……本当?」

花丸「マルのじいちゃんとばあちゃんがそう言ってるんだもん。だから、安心して? お家だけど、大船に乗ったつもりでいてほしいな?」

梨子「……それなら少し安心かも」

花丸「それに、嵐の後は必ず晴れるし、雨の後には虹も出るずら? 今辛いことばかり考えず、明日の楽しいことを考えれば、何にも怖いものはないずら?」

梨子「明日の楽しいこと、って……」

花丸「明日の梨子ちゃんとお出かけ、マルはすっごく楽しみだよ? お買い物して、美味しいものを食べて、楽しいおしゃべりがたくさん弾んで……今からマルはワクワクしてるもん」

ナデナデ

花丸「……梨子ちゃんも、明日が楽しみでしょ?」

梨子「うん……マルおねえちゃんとデートするの、とても楽しみ……!」

花丸「ほら、明日のことを考えたら、元気になったね」

梨子「お揃いのアクセサリーを探したいし、沼津で今話題のデザートも食べたい……!」

花丸「マルもそれ楽しみだなぁ、楽しみ過ぎて夜ご飯を、いつもより少なめにしてもらったから……」

梨子「それはちょっと、気合いが入り過ぎてるような……」

花丸「とにかく、明日が待ち遠しいね、梨子ちゃん」フフッ

梨子「うん、そうだね、マルおねえちゃん!」フフッ
0067名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:22:23.96ID:0yxjAqCW
ゴロゴロ……ゴロゴロ……

花丸「ん……おや、どうやら雷も鳴り出したようだね……」

梨子「えっ、雷……」ドキッ

ゴロゴロ……ゴロゴロゴロ……

ドーンッ

花丸「わあっ!」ビクッ

梨子「きゃっ!」ビクビクッ

花丸「……おっきな音を立てて落ちたなぁ……近くに落ちたのかな……?」

梨子「あわわわ……」ガクガクブルブル

花丸「梨子ちゃん、大丈夫?」

梨子「雷嫌だよぉ、怖いよぉ……」グスッ

花丸「しっかりして? ほら、マルがギューって抱いててあげるから……」

ギューッ

花丸「怖くない、もう何にも怖くないよ? マルも一緒だから……」

梨子「マルおねえちゃん……」グスッ

ギュッ

花丸「ほら、梨子ちゃんの体の震えも治まっていったね」フフッ

梨子「ねぇ……マルおねえちゃん、もっと強くギュッてして? ……雷様から梨子のおへそを守って?」

花丸「……いいよ。梨子ちゃんのおへそは雷様のじゃなくて、マルのものだもんね。見つからないように隠しておかないとね」

梨子「……おへそだけじゃないよ、梨子の全部、マルちゃんのものだから……///」

花丸「それも、そうだね……///」

ムギューッ


終わり
0068名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:23:21.91ID:0yxjAqCW
単にマルちゃんに甘える梨子ちゃんを書きたかったんだ

他意はない
0069名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:46:57.11ID:0yxjAqCW
>>67の別パターン

ゴロゴロ……ゴロゴロ……

花丸「ん……おや、どうやら雷も鳴り出したようだね……」

梨子「えっ、雷……」ドキッ

ゴロゴロ……ゴロゴロゴロ……

ドーンッ

花丸「わあっ!」ビクッ

梨子「きゃっ!」ビクビクッ

花丸「……おっきな音を立てて落ちたなぁ……近くに落ちたのかな……?」

梨子「あわわわ……」ガクガクブルブル

花丸「梨子ちゃん、大丈夫?」

梨子「雷嫌だよぉ、怖いよぉ……」グスッ

花丸「しっかりして? そんなに怖がってると、雷様におへそを取られちゃうよ?」

梨子「やだっ、おへそ取られたくないよぉ……!」

花丸「だから、マルが梨子ちゃんのおへそを守ってあげる」

梨子「マルおねえちゃんが、梨子のおへそ守ってくれるの……?」

花丸「うん、だって梨子ちゃんのおへそ
は……」

モゾモゾッ

梨子「……何しているの?」

サワッ

梨子「きゃんっ♡」

花丸「雷様じゃなくてマルのものだから♡」
0070名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:47:27.11ID:0yxjAqCW
サワサワッ

花丸「ふふっ、滑らかな触り心地、小さなくぼみの梨子ちゃんのおへそ……部屋の電気を消してるから、梨子ちゃんのお腹を見れないのが残念だなぁ……」

サワッ サワサワッ

梨子「やあっ……やめぇっ……あぅっ♡」

花丸「そんな色めいた声を漏らして……梨子ちゃんはもしかして、おへそが弱いのかな?」フフッ

梨子「ちがっ、ちがうの、そんなこと……♡」

サワサワッ サワッ

梨子「ひゃぅっ♡」

花丸「……そんなことありそうだよね♡」

サワサワッ

サワッ

梨子「ま、マルおねえちゃんは……雷様よりも、おそろし……あぅんっ♡」

花丸「そう? そんなことはないと思うよ」クスクス

梨子「そんなこと、あるよぉ……♡」


終わり
0071名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:48:04.39ID:0yxjAqCW
他意はないんだ、本当に他意はない
0072名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/22(水) 23:52:31.32ID:0yxjAqCW
(色っぽい声ってどうすればいいんだ)
0075名無しで叶える物語(四国地方)
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2018/08/23(木) 01:06:11.98ID:gvxmLGCE
素晴らしい
0079名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 07:21:55.08ID:nXKSTP18
花丸「んん……」ムニャムニャ

花丸「……もう、朝かぁ……」ムニャムニャ

花丸「昨日までの嵐もすっかり止んで、静かな朝だなぁ。……今日は最高のお出かけ日和になりそう」フフッ

梨子「……」スヤーッ スヤーッ

花丸「あれだけ嵐を怖がってた梨子ちゃんも、安心しきった様子で眠ってる……。ふふっ」クスクス

ーー安らかな顔と小さな寝息を立てて、隣で眠る彼女の前髪を、起こさないようにそっと、撫で上げる。

ーー色艶の良い深紅の髪は、まるで高級シルクの生地のようで、その心地良さに、触れてるうちに自然と、笑みがこぼれてしまう。

ーー彼女の麗しさを、より一層引き立てる長い御髪。触りながら、つい呟いてしまった。

花丸「綺麗な寝顔だなぁ……」

ーーまるで、眠り姫の寝顔だ。

ーーきめの細かい白い肌、長い睫毛、小さな唇。童話の中のお姫様が、絵本の世界を抜け出して、隣で眠っている。

花丸「……梨子ちゃん……」

ーー起こさないように、彼女の顔にそっと自分の顔を近づけて、ほんの数センチの距離まで身を寄せると、私は。

ーー彼女の無防備な唇に、自分の唇を重ねた。

ーー柔らかな感触が、唇越しに伝わってくる。微かに、自分と同じシャンプーの香りも漂ってくる。

ーー彼女の唇を食むように、何度も唇を重ね合わせて、童話の中の王子様のように、眠り姫を目覚めさせるキスを、私も彼女に施した。

ーーやがて、その瞼がゆっくり開く気配がしたので、私は少し顔の距離を遠ざけた。

ーー眠り姫のお目覚めだ。

梨子「……ん……っ」ムニャムニャ

花丸「……おはよう、梨子ちゃん」

梨子「……おはよう、マルおねえちゃん……」

花丸「静かな朝だね。嵐はもう、過ぎ去っていったよ」

梨子「うん……。良かった、何にも無くって」

花丸「今日は最高のお出かけ日和になりそうだよ?」

梨子「うん。ふふっ、楽しみだなぁ……マルおねえちゃんとデートするの」

花丸「それじゃあ、もうばあちゃんが朝ごはんの支度をしてると思うから、下に降りよう?」

梨子「待って……。下に、降りる前に……」

花丸「下に降りる前に?」

梨子「……もう一度、キス……してくれない?」

終わり
0080名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 07:24:09.21ID:nXKSTP18
(こういうのをね、もっと上手く書きたいのよ)
0081名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/08/23(木) 09:17:04.95ID:2+OXBGfZ
|c||^.- ^|| 朝から破廉恥ですわぁ!
0083名無しで叶える物語(庭)
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2018/08/23(木) 11:50:15.25ID:uwHYS0Ot
十分かけてるからもっとください
0084名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/08/23(木) 15:06:21.86ID:2+OXBGfZ
ほし
0086名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 20:21:54.07ID:IFl+z4pt
(スレ残ってるし、また書いても大丈夫……?)
0088名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 20:34:31.31ID:IFl+z4pt
花丸「梨子ちゃん、あのね……」モジモジ

梨子「あら、マルちゃん……どうしたの?」

花丸「今、音楽室で二人だけだから……んと……えと……」モジモジ

梨子「……梨子に甘えたいの?」フフッ

花丸「……うん///」コクッ

梨子「でもなぁ、梨子は今からピアノの練習をしようと思ってたところだから……」

花丸「……うん……」シュン

梨子「それは今日は中止して、甘えん坊なマルちゃんのために、時間を割きましょ」フフッ

花丸「……梨子おねえちゃんっ!」パァァッ

梨子「ふふふっ……今日も、マルちゃんは梨子の膝の上に、座るでしょ?」

ポンポン

花丸「うんっ!」
0090名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 21:17:11.12ID:IFl+z4pt
チョコン

花丸「んふふー、梨子おねえちゃんの膝の上が、やっぱり一番落ち着くよぉ……」

梨子「マルちゃんは、梨子の膝の上に座るの、大好きね。そんなに座り心地がいいの?」

花丸「うん、だって梨子おねえちゃんを間近に感じられるもん。最高の特等席ずら」

梨子「特等席かぁ……ふふっ。梨子もね、マルちゃんに座ってもらうの、好きだよ?」

ナデナデ

梨子「こうして、マルちゃんの亜麻色の綺麗な髪が目の前に来るから、さらさらたくさん撫でられるし……」

花丸「梨子おねえちゃん、あのね、マル、最近シャンプー変えたんだよ?」

梨子「シャンプーを変えたの?」

花丸「ちょっと、マルの髪の毛の香りを嗅いでみて?」

梨子「香りを? ……どれどれ?」

スンスン スンスン

梨子「あら、この香り……もしかして」

花丸「うん、梨子おねえちゃんの使ってるシャンプーと同じ銘柄のを選んでみたの! どう? マルも梨子おねえちゃんみたいな綺麗な髪に近づいたずら?」

梨子「元々綺麗な髪の毛なんだから、梨子を目標にしなくてもいいと思うなぁ。……というか、二人で髪の毛から同じ香りをさせていると……みんなから変な誤解されちゃう……///」

花丸「変な誤解って?」

梨子「……梨子とマルちゃんがこっそり同棲してる、っていう誤解が……///」

花丸「マルは、『嘘から出た真実』になってもいいんだよ?」

梨子「……一緒に住むのはもうちょっと大人になってからにしましょ……?」

花丸「そんなの待ちきれないずら……///」

梨子「じゃあ、浦女を卒業してから、ね……?」

花丸「それなら、マルも我慢できるかな……///」
0091名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 21:43:17.95ID:IFl+z4pt
花丸「ねぇねぇ、マルもピアノ弾いてもいい?」

梨子「あれ、マルちゃんピアノ弾けたっけ?」

花丸「梨子おねえちゃんみたいにスラスラたくさん弾けないけど、でも、マルだって弾ける曲があるんだよ?」

梨子「それじゃあ、聴いてみようかな。マルちゃんのピアノの演奏」フフッ

花丸「それではお聴き下さい、国木田花丸演奏、タイトル『猫踏んじゃった』」

ポーン♪

花丸「ねこふん……」

〜〜♪

花丸「じゃった♪ ねこ……」

〜〜♪

花丸「ふん……じゃった♪」

梨子「すごい……! テンポはゆっくりだけど、ちゃんと両手を使って弾けてる……梨子、驚いちゃった」

花丸「えっへん、マルだってただのぶきっちょじゃないんだよ?」フフン

〜〜♪

花丸「ねこ……ふんずけ……」

〜〜♪

花丸「ちゃったら……」

ベーン♪

花丸「ああっ、しまった違う鍵盤を叩いちゃった……」

ーー♪

花丸「あれっ、あれれ、おかしいな……急に調子が狂い始めた……」

ーー♪

花丸「どうして? 本当はちゃんと弾けるのに、全然弾けなくなっちゃったよぉ……」

梨子「……」

スッ

花丸「梨子おねえちゃん……手を貸してくれるの?」

梨子「うん。添えてあげるから、一緒に弾こう?」

花丸「……///」

梨子「どうして手を止めたままなの?」

花丸「だって、梨子おねえちゃんの手……すごく暖かくて……もう少し、このままでいたいな、って……///」
0092名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 22:13:29.77ID:IFl+z4pt
スタスタ スタスタ

鞠莉「フンフンフーン♪ フンフンフン♪」

〜〜♪

〜〜♪

鞠莉「……あらっ? スローテンポなピアノのメロディーが聞こえてくる……これって確か、『猫踏んじゃった』って曲だっけ? 誰が弾いてるのかな?」

〜〜♪

〜〜♪

鞠莉「ヨシッ、確かめるために音楽室まで行ってみましょ、レッツゴー♪」

スタタタタッ
0093名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 22:25:40.55ID:IFl+z4pt
鞠莉「さて、音楽室の前まで来たけど……一体誰が弾いてるのか……窓から見てみましょ」

ヒョコッ

鞠莉「誰かな、誰かなー?」キョロキョロ

〜〜♪

〜〜♪

りこまる「ねこよっ……」

〜〜♪

〜〜♪

りこまる「といで♪ ねこかつぶし……」

〜〜♪

〜〜♪

りこまる「やるから……よっといで♪」

花丸「やったぁ! ちゃんと弾けたぁ!」ワーイ

梨子「上手に弾けたね、マルちゃん」ニコニコ

花丸「えっへへへ……///」


鞠莉「誰かと思ったら、梨子とマルちゃんが一緒にピアノを弾いてたんだね……」

鞠莉「フフッ……梨子ったら、マルちゃんを膝の上に乗せて、まるで妹みたいに可愛がっちゃって……」クスクス

鞠莉「二人の仲を邪魔したら悪そうだし、マリーはここで退散しちゃお、っと」

鞠莉「じゃねー、チャーオー♪」

スタスタ スタスタ
0095名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 22:40:52.62ID:IFl+z4pt
花丸「ふふふ、梨子おねえちゃんが助けてくれたおかげで、マル、上手に弾けたよ!」ニコニコ

梨子「とんでもないよ。梨子は、ほんの少しお手伝いしただけだから」フフッ

花丸「でも、梨子おねえちゃん。マルをずっと膝の上に乗せてて、重たくなかったの?」

梨子「……えっ?」

花丸「だって、途中から足がプルプル震えてるように感じたよ?」

梨子「……重たくなんて、なかったよ?」

花丸「あんまり信用できない言葉ずら……ごめんなさい、マルがワガママ言って……」

梨子「……マルちゃん一人支えられなくて、この先ずっと添い遂げられると、思う?」

花丸「……ぁぅ……///」

梨子「ちょっと……キメすぎたかな、ごめん……///」

花丸「……照れるくらいなら言わなくてもいいずら……///」




終わり
0096名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/23(木) 22:41:51.11ID:IFl+z4pt
単に梨子ちゃんに甘えるマルちゃんを書きたかったんだ

遅筆でごめん
0100名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2018/08/24(金) 12:03:15.79ID:SbEA3sLj
|c||^.- ^||
0101名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/08/24(金) 15:17:28.14ID:z4wmvVlt
ほほ
0103名無しで叶える物語(神宮)
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2018/08/25(土) 07:49:14.09ID:t2Jvlctr
(まだ需要あればというか、拙いSSでも良ければ夜にでも……)
0111名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2018/08/29(水) 01:32:27.26ID:bsR+3z1W
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