絵里「呪いのDVD」
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絵里「に〜こ〜まだ〜?」
にこ「ちょっと待ってなさいよ、今、お菓子用意してるから」
絵里「はーい」
にこ「全く、少しくらい待ちなさいっての子供じゃないんだから!」
絵里「だって早く見たいじゃない」
にこ「子供か!」
絵里「むっ...」
絵里「もう、にこが遅いのがいけないんだからね、私は悪くない、うん」
絵里「さて、何を見ようかしら、う〜ん」 希が幽霊の髪ひっつかんでボディブロー決めてるとこ想像すると笑いがこみあげてくるw シックスセンスよりもDVDを巻き戻してみせるところに真姫ちゃんを感じる 海未「1!2!3!4!」
絵里「........」
海未「絵里!!ずれてますよ!!」
絵里「あ!うん!!」
穂乃果「絵里ちゃん、調子悪いのかな?」
凛「なんか今日、うわの空ってかんじ」
にこ「........」
絵里(あと6日.....) 絵里「にこ、あーん」
にこ「しないわよ」
絵里「あーん!」
にこ「........」
絵里「にこぉ.....ぐすっ....」
にこ「わかったわよ、はい、あーん」
絵里「ん.....」モグモグ
にこ「全く....」
絵里「.........」モグモグ
あと5日 にこ「絵里ぃ!!あんた!また私のブラでイタズラしたでしょ!!」
絵里「し、してないわよ?」
にこ「じゃあ!なんでこんなダルンダルンになってるのよ!」
絵里「そ、それはほら?ほら!にこの胸のサイズが小さくなったとか?」
にこ「....ふ、ふざけんじゃないわよ!!これ以上縮んでたまるもんですか!?」
絵里「ほら、代わりに私の貸してあげるから!!」
にこ「!あ、それなら......」
絵里「........」
にこ「って!!にこを馬鹿にしてるの!?」
絵里「いはい....ほっへをひっはらないへ」
あと4日 にこ「もう...限界....疲れた」
絵里「頑張って!にこ!このままじゃ...また赤点よ?」
にこ「うぅ......」
絵里「一緒に卒業するんだから、留年は認めらないわよ?」
にこ「くっ〜.......」
絵里「わからないところは私が教えるから、もうちょっと頑張りましょう?」
にこ「わかったわよ」
絵里「うん♪」
あと3日 にこ「見て!!絵里!!赤点じゃなかったわ!!」
絵里「さすがにこね」
にこ「絵里のおかげよ、ありがとう」
絵里「そんな大したことはしてないわよ」
にこ「えへへ....」
絵里「っ......」
にこ「絵里?」
絵里「な、なんでもないわ!」
にこ「?そう?」
絵里「...........」
あと2日 絵里「よし、明後日はにこの誕生日ね、プレゼントは用意済み!」
絵里「...あれ?そういえば、なんか忘れているような...」
絵里「........あ!!」
絵里「レンタルのDVD返さないと!!」
希「エリチ!!」
絵里「希?」
真姫「呆れた、忘れたの?明日は呪いの日の期限よ」
絵里「.......あー!!!」
真姫「全く....」
絵里「ど、どうしよう....」 希「エリチなんも言ってこないからこっちで調べておいたけど、多分ここの旧ラブホテルが撮影の使われた場所やね」
真姫「今は廃墟になってるけどね」
絵里「ここに行けば呪いを解くヒントが」
希「可能性は高いと思うよ」
絵里「成程....」
真姫「明日、私が車を出してもらうから4人で行くわよ、場所、結構遠いし」
絵里「え!?4人?」
希「うちと真姫ちゃんも協力するから」
真姫「........」
絵里「希、真姫......」 絵里「ありがとう、二人共、巻き込んじゃってごめんなさい」
希「最初から巻き込む気満々だったやん」
真姫「まぁまぁ、あいつにもお返ししたいし、ちょうどいいじゃない」
希「まだ根に持ってるの真姫ちゃん?」
真姫「当たり前よ、人の顔面に痰を吐きかけてきたんだから」
希「わかった、見つけたら二人でしばき倒そうね」
真姫「えぇ」 絵里「...ってことは明日は4人....」
真姫「そうよ、遅刻しないでね」
絵里「4人でラブホテルに行くってことね!!!わかったわ!!」
真姫「ちょっと!!エリー!!声が大きいわよ!」
希「あはは....」
絵里「よーし!!頑張るわよ!!!」
真姫「頭が痛いわ....」
にこ「なにやってるのよ、あいつら.....」
あと1日 にこ「着いたわね」
絵里「ここがそのラブホテルね」
希「外観は荒れてて少し変わっちゃってるけど、たぶんここで間違いないよ」
真姫「なら、さっさとすませましょう、せっかく休みが勿体無いわ」
絵里「そうね!でもどうしたらいいのかしら?」
希「とりあえず撮影に使ってた部屋に行ってみればなにかわかるんやないの?」
にこ「じゃあ、潜入するわよ」
真姫「あいつにきっちりとけじめをつけてやるわ」 希「うひゃー、中はやっぱり荒れてるなぁ」
にこ「まぁ、そりゃあ廃墟ならそうでしょ」
絵里「さて、撮影場所の部屋を探さないと」
真姫「気配を感じるわ、あいつの」
希「お!真姫ちゃんレーダーに反応あり?」
真姫「えぇ、こっちから感じるわ」
にこ「便利な能力ね」
絵里「私も感じるわ」
希「え!?エリチもシックスセンスあるの?」
絵里「にこからの愛情を感じるわ」
にこ「さぁ、行きましょうか」
真姫「そうね」
希「あほくさ」
絵里「あぁ!待ってよ!!」 絵里「皆が冷たいわ....」
真姫「こんな場所に来てまでふざけてるエリーが悪いんでしょ?」
希「うんうん」
絵里「私は場を和ませようと思って」
にこ「和んでどうすんのよ!なにをしにここに来たか忘れたの!?」
絵里「忘れる訳ないじゃない!私の大切なにこを守るためよ!」
にこ「っ....な、なら真面目にやりなさいよ!」
絵里「私は至って大真面目よ!!常ににこのことを考えて!」
希「真姫ちゃん、帰っていい?」
真姫「そうね、私も馬鹿らしくなってきたわ」 真姫「たぶん、この部屋よ」
絵里「成る程、ここがあいつのハウスね」
希「ハウスというよりは宿泊地?」
真姫「というか、不法滞在ね、建物にも現世にも」
にこ「アホなこと言ってないで入るわよ」
絵里「除霊の時間よ!!」バン!!!
希「けっほ!!けっほ!!」
にこ「ちょっと!絵里!」
真姫「思いっきり開けるから埃が舞っちゃってじゃない!」
絵里「!こ、この部屋は!!」
真姫「聞きなさいよ!!」 絵里「このベッドは.....」
希「痛んでるけどDVDに映ってたベッドやね」
にこ「それであいつは?この部屋に」
希「真姫ちゃんどう?」
真姫「ちょっと待って」
にこ「希、あんたも霊感あるんじゃないの?」
希「うちは感知能力は低いから」
真姫「........くるわ!!」
絵里「!!」
『.........』 にこ「出たわね」
希「よっしゃ!いっちょ除霊してみようか!!」
絵里「あんたにはやられないわよ!」
真姫「借りを返しにきたわ」
『わざわざここまで来なくてもヤリにいってあげたのに』
絵里「誰があんたにヤラれてたまるもんですか!」
希「あなたを除霊してあげる」
『へぇ...簡単に言ってくれるじゃない』
希「あんたの実力は前回の戦いでわかってるからね!しばき倒してあげるよ!!」ブン!!
『........』パシッ!
希「!?」 絵里「そんな馬鹿な!希の右ストレートを簡単に止めた!?」
『ここは私のホームグラウンドよ、負けるはずがないじゃない』
希「っ........」ギリギリ...
『さてと、この間のお返しよ!!」ブン!
希「!!きゃああああ!!」バーン!!
絵里「希!?」
希「っ.......」
真姫「この!!よくも希を!!」
『!!』カッ!
真姫「!?ぐっ...ぐわああ!!」バリン!!
絵里「真姫!?なに!今のは!?真姫が吹っ飛ばされた!?」
『念力、サイコキネシスってやつよ」
絵里「っく!!こいつ、強いわよ!!」 絵里「二人とも大丈夫!?」
希「な、なんとか.....」
真姫「や、やってくれるじゃない.....」
『次は貴方ね、覚悟しなさい!』
絵里「!!」
『........』
絵里「は、早い!!」
『ふん!!』バシン!!
絵里「きゃあ!!」ズサッー
にこ「え、絵里!!」 絵里「ほっぺが痛い......というか体全体が痛い」
にこ「絵里!大丈夫!?」
絵里「にこ、あいつ滅茶苦茶強いわ、あれは下手くそだけど」
にこ「立てそう?」
絵里「な、なんとか」
『............』
絵里「にこ!!後ろ!!』
にこ「え?」
『...........』スッ....ガシッ!!
にこ「っ......ぁ.......」
絵里「にこ!!」 希「にこっち!!」
真姫「にこちゃん!!」
絵里「にこを離しなさい!!....っぐ!体が!!」
『ふふふ、いいことを思いついたのよ私』
にこ「は、はな、しない、よ!」
『貴方の前でこの子を襲うっていうのはどうかしら!?』
絵里「!?」
『散々、下手くそだなんだって言うんだからこの子でたっぷり勉強をさせてもらうわ!」
絵里「や、やめなさい!!」
『ふふふ......』 『ふふふ....貴方、中々可愛いわね、たまにはロリ娘もいいわね』
にこ「ひぃ!!や、やめてよ!!離して!」ジタバタ
絵里「!!」
『なーにすぐに気持ちよくなるから安心しなさい」
にこ「嫌っ!!嫌ぁ!!」ジタバタ
絵里「...........」
『貴方の後で金髪のやつも一緒にしてあげるから寂しくはないわ」
にこ「真姫ちゃん!希!!絵里!!助けて!絵里!!」
真姫「ぐっ....体が、にこちゃん!」
絵里「!!」プッツン!!
希「!?え、エリチ?」
絵里「.........」スッ 『へぇ、まだ立てたの?意外ね』
絵里「.........」
にこ「絵里!!」
『大人しく寝てればいいのに、そうすればこれ以上痛い思いをしないで済んだものを」
絵里「..........」
にこ「絵里?」
『....なに無視してんのよ!!カッコつけてるじゃないわよ!!』ブン!
絵里「.........」パシッ!
『な、なに!?』
絵里「...........」
真姫「エリーなんか様子がおかしくない?」
希「...........」
真姫「希?」 絵里「私の彼女を泣かせたわね」
『ぐっ!動けない!なんて力なの!?」
絵里「しかも私の貞操どころか、にこの貞操まで奪おうとして!」
『っ!!』ブン!!
絵里「.........」
『貴方、その力は一体、何者なの!?」
絵里「私は音ノ木坂の生徒会長、絢瀬絵里」
『音ノ木坂!?あの界隈で有名な!?』
絵里「激しい怒りによって目覚めた、伝説の戦士」
希「なんかどっかで聞いたがあるようなセリフやね」
絵里「スーパーエリーチカよ!!」
希「エリチの髪の毛が金髪に!!」
真姫「いや、元々金髪でしょ」 『そ、そんな!あの音ノ木坂の生徒会長ですって!』
絵里「そうよ、そして貴方はここで消える」
『っ!!で、でもこっちには人質が!!っていない!?』
にこ「絵里...怖かった!!」
絵里「もう大丈夫よ、にこ」
『い、いつのまに!!』
絵里「貴方の考えそうなことはお見通しよ」
『っ!!』
絵里「そして今ので完璧に私を怒らせてしまったわね」
にこ「絵里.......」
絵里「にこ、ちょっと待ってて、すぐに片付けるから」
にこ「うん.......」 『か、簡単に消えてたまるもんですか!』
絵里「............」
『やぁあああ!!』
絵里「はぁあ!!だりゃああ!!」バシン
『グヘェ!!』
絵里「私のパンチを受けて消えないてやるじゃない」
『私は消えないわ!簡単には!!』
スー.....
『って、あれ?なんで消えてるのよ!!』
希「真姫ちゃん、もっと燃えるものを」
真姫「わかったわ」
『わ、私のベッドが燃えてる!?』 希「燃えるよー燃えるよーベッドが燃えるー」
『なにやってるのよ!!』
真姫「なにってお焚き上げよ」
『なにしてくれてんのよ!あぁ!体が消えていく!!』
絵里「成る程、ベッドが本体だったのね」
『畜生!!まだまだ復讐できないのに!!』
にこ「復讐って....なんでそんなことをするのよ」
『それは......実は初』
絵里「ガンガン燃やすわよ」ガラガラ
『最後くらい聞く耳を持ちなさいよ!!」
絵里「黙りなさい、下手くそ」
『畜生!!畜生ぉお!!!』
フッ....
絵里「よし、やっと消えたわ」 絵里「昨日はひどい目にあったわね」
にこ「そ、そうね」
絵里「でも無事にこうして誕生日を迎えられてよかったわ」
にこ「そ、そうね!」
絵里「?にこ?どうかした?」
にこ「え!?な、なにが?」
絵里「なんか様子が変じゃない?」
にこ「そ、そうかしら?気のせいじゃない?」
絵里「?」
にこ「.........」 絵里「変なにこ」
にこ「変てなによ!!」
にこ(あの幽霊に襲われた時に助けてくれた絵里がかっこよすぎて頭から離れないなんて言えない.....)
絵里「...........」
にこ「........あ、あの」
絵里「あー!!」
にこ「!?な、なに?」
絵里「DVD返してないじゃない!延滞料金が!」
にこ「あ、あぁ、そういえばそうだったわね、ならあとで」
絵里「返してくるわ!」
にこ「え?」
絵里「すぐに戻るから!!」
にこ「え、ちょ!」
バタン!!
にこ「もーなんなんのよ!!」
絵里「さーて、にこの誕生日ケーキ取りに行かないと」
真姫「ハッピーエンドね」 これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました スーパーエリチカになってレズ元気玉で除霊するのかと思ったらお焚き上げは以外だったw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています