絵里「呪いのDVD」
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絵里「に〜こ〜まだ〜?」
にこ「ちょっと待ってなさいよ、今、お菓子用意してるから」
絵里「はーい」
にこ「全く、少しくらい待ちなさいっての子供じゃないんだから!」
絵里「だって早く見たいじゃない」
にこ「子供か!」
絵里「むっ...」
絵里「もう、にこが遅いのがいけないんだからね、私は悪くない、うん」
絵里「さて、何を見ようかしら、う〜ん」 絵里「コマンドーにジェイソンXにスーパーマリオ」
絵里「迷うわね、クロマティ高校も捨て難いわ」
絵里「あれ?こんなの借りたかしら?....タイトル名がない?」
絵里「気になるわね.....そうだ、見てみましょう」
絵里「にこ遅いし、私を待たせるにこが悪い」
絵里「どんな映画なのかしら?」
ビリビリビリ!!
絵里「!?」 絵里「なにこれ?不良品?」
絵里「うーん...でもこれレシートに借りた履歴がないわね、うん?」
ザー!!
絵里「!」
ザー......
絵里「ちょ、ちょっと!!これって!....」
『〜〜〜〜〜!!!』
絵里「いやらしいやつじゃない.......」
絵里「.........」 『〜〜〜〜〜!!!』
絵里「しかもレズもの....」
絵里「...........」ジッー
『!!』キッ!!
絵里「!?1人がこっちを睨んだ!?」
ザー!!!
絵里「??なに?なんなの?」 〜♪
絵里「電話?誰からかしら?」
『見たわね』
絵里「は?」
『だから見たでしょ?DVD』
絵里「DVD?」
『だから私が出てるレズものDVDよ!!』
絵里「え!!さっき出てた人?」
『そうよ!そして一週間後に貴方を襲いに行くわ』
絵里「!!私、レズじゃないわよ!?」
『そんなことは私には関係ないわ』 絵里「一週間後....今日が14日だから、25日ね」
『何、勝手に祝日と休みを飛ばしてるのよ』
絵里「いや、休みは休みだし....それに大切な日もあるのよ!」
『ケースバイケースね、言ってみて』
絵里「22日は彼女の誕生日なのよ、だからそれまでは清らかな体でいたいの!」
『残念だけど、認められないわぁ!!』
絵里「なんでよ!!彼女の誕生日なのよ!!!」
『こっちだって仕事でやってんのよ!!』
絵里「そんな仕事知らないわよ!!」 絵里「嫌よ!知らない女にやられるなんて」
『運命よ、諦めなさい』
絵里「............」
『そういう訳だから、一週間後よ』
絵里「本当にDVDに映ってた貴方が来るの?」
『そうよ』
絵里「貴方....下手くそね」
『一週間後よ!!いい、一週間後にきっちり行くからね!覚悟しておきなさい!!』 にこ「お待たせー...ってもう!!なに勝手に先に見てんのよ」
ザー.....
絵里「にこ.....」
にこ「ど、どうしたのよ?」
絵里「にこぉ!!!」ダッ
にこ「うっ!!」
絵里「わ、わたじぃ!!わたしぃ!!」
にこ「何、いきなり泣いてるのよ!!」
絵里「へ、変な女に襲われるって!!」
にこ「....はぁ?」 絵里「ぐすっ.....」
にこ「落ち着いた?」
絵里「もう少しだけ、ぎゅっとして....」
にこ「はいはい...」
絵里「........」
にこ「怖いDVDでもまた見ちゃったの?」
絵里「う、うん....」
にこ「だから待ってなさいって言ったでしょ」
絵里「だって...」
にこ「あと、変な女ってなによ?その映画の怪物?」
絵里「じ、実は.....」 にこ「呪いのDVD?」
絵里「うん....」
にこ「このDVDが?」
絵里「そうみたい...見たら変な電話がかかってきて」
にこ「電話?」
絵里「一週間後に私を襲いに来るって」
にこ「誰かのイタズラじゃないの?」
絵里「それにしてはタイミングがよすぎるわよ!!」
にこ「たしかに非通知で不在着信はあるわね...」
絵里「襲われるのはなんて嫌よ、私....」
にこ「........」 にこ「一週間後ってことは今日が14日だから一週間後は21日ね」
絵里「うん....」
にこ「にわかには信じがたいけど、これって本当に呪いのDVDなの?」
絵里「そうよ」
にこ「たしかに借りてきたレシートには乗ってないし、本数も合わないわね」
絵里「にこ...私どうしたら」
にこ「..........」スッ
絵里「にこ?」
にこ「.........」ピッ!
絵里「にこ!!何を!!」
にこ「本当かどうか試すわ」 絵里「だ、だめよ!!そんなことをしたら!貴方まで!!」
にこ「仮にそうだとしたら、絵里一人に怖い思いはさせたくないし」
絵里「にこ....」
にこ「..........」
絵里「そんなにレズものやつが見たかったの?」
にこ「叩くわよ、そのアホ面」 『〜〜〜〜〜!!!』
にこ「...........」
絵里「.........」
にこ「た、たしかにレズものね....」
絵里「うん....」
にこ「なんで絵里も見てるのよ、泣いてたじゃないあんた」
絵里「対策にちょっとね」
にこ「は?」 〜♪
にこ「電話!まじ?....」
絵里「私が出る!!!!」
絵里「もしもし」
『一週間後』
絵里「あんたなんかに!!にこはやらせないわよ!」
『だったら見せなきゃいいじゃない』
絵里「下手くそ!!」
『覚悟しておきなさいよ!!!』
絵里「ふん!!」ガチャ!
にこ「なに相手に喧嘩売ってるのよ!」 絵里「にこの貞操は私が守る!」
にこ「はいはい」
絵里「何よ!私は真剣なのよ!」
にこ「泣いたり、怒ったり忙しいわね」
絵里「だって...」
にこ「........」
絵里「にこは私の大切な人なんだもん!」
にこ「....それはにこも一緒よ」
絵里「にこ!」
にこ「あぁ!!もう!いちいちひっつかないでよ!!」 自分は未経験の筈なのに下手くそ呼ばわりとは
良い性格してるなこの絵里ちゃん にこ「さて...出かけるわよ」
絵里「出かける?どこに」
にこ「こういう時の為のスピリチュアル馬鹿でしょ?」
絵里「そっか!希!!」
にこ「希のやつならなにか知ってるかも知れないし」
絵里「そうね」
にこ「ほら!!さっさと支度をする!!」
絵里「はーい」 キャッキャしてる絵里ちゃんはホント可愛い
続きも期待 レズじゃないと言っておきながらすぐに彼女がいることを吐露する辺りかしこい >>19
絵里「そんなにレズものやつが見たかったの?」 ×
絵里「そんなにレズもののやつが見たかったの?」 〇 にこ「希のやつ起きていればいいんだけど」
絵里「連絡つかなったの?」
にこ「えぇ、でも、どうせ家にいるでしょ」
ピーンポーン
絵里「...出ないわね、出かけてるのかしら?」
にこ「明日練習があるのに、この時間で普通は出かけないでしょ」
絵里「じゃあ、寝てるとか?」
にこ「かもね、電話をかけてみて絵里」
絵里「OK」 ピーンポーン!
希「.....はい」ガチャ
にこ「なに、そんなに不機嫌そうな顔をしてるのよ」
希「!に、にこっち!?」
絵里「私もいるわよ」
希「エリチも!?なんでこんな時間に!?」
にこ「ちょっと!あがらせてもらうわよ」
希「え?」
絵里「緊急事態なの!希!」
希「ちょ、ちょっと待ってよ!」 にこ「お邪魔しまーす.....あ...」
真姫「........」
絵里「あれ?なんで真姫がいるの?」
希「ごめん、真姫ちゃん、二人共勝手にあがっちゃって」
真姫「なんで来たのよ」
絵里「なんでって緊急事態なのよ!!」
真姫「人の楽しい時間を邪魔するほどの?」
絵里「私だって!あいつのせいでにことの甘い週末をぶち壊されたわよ!」
真姫「なんで逆切れしてんのよ!」
にこ「絵里、落ち着きなさい」
絵里「だって....」
真姫「.........」 希「で?要件はなに?こんな時間に二人が来るってことはかなりのことなんでしょ?」
真姫「大した事じゃなかったから蹴り飛ばすから」
にこ「真姫ちゃん落ち着いて、ちゃんと話すから」
絵里「イライラしすぎよ?真姫、カルシウムちゃんと取ってる?」
真姫「......」イラッ
にこ「絵里!!」
絵里「は、はい!!」
にこ「ちょっと黙ってなさい!!」
絵里「は、はい.....」 希「成程、このDVDを見たら変な電話がかかってきたと」
真姫「ふーん.....」
にこ「一週間後にDVDに出てた女が襲いに来るって」
絵里「あいつはタイプじゃないわ」
にこ「あんたには聞いてないし、それにタイプならあんた受け入れるの!?」
絵里「にこならいいわよ」
にこ「っ....くだらないこと言ってるんじゃないわよ」
真姫「惚気るなら他所でやってくれる?」イライラ 希「うーん...噂には聞いたことがあるけど、それとはちょっと違うんよね」
絵里「違う?」
希「うちが知ってるのは死ぬDVDだから」
にこ「死ぬ?」
希「そう、呪い殺されるやつ」
真姫「........」
希「襲われるDVDか...ちょっと見てみるよ」
絵里「え!」
希「真姫ちゃん再生して」
真姫「はいはい」 にこ「見たら呪われるのよ!!いいの!?」
希「見てみないと解決のしようがないやん」
真姫「そうね」
絵里「あ、でも....中身は」
真姫「呪いのDVDでしょ?言われなくてもわかってるわよ」
希「はい、再生」ポチッ
『〜〜〜!!!』
真姫「な、なによこのDVD!!」
希「いやらしいDVDやん!!これ!!」
にこ「あ、そういえばそうだった」
絵里「皆、こいつ下手くそだと思わない?」 希「っ!!」ピッ!
にこ「ちょっと!変なとこで止めないでよ!!」
希「だ、だって!!こんなやつだと思わなかったんよ!!」
真姫「っ.....」
絵里「で、こいつから電話が来るのよ!」ツンツン
希「この映ってる人?あとエリチ、液晶が汚れるからあんまりツンツンしないで」
絵里「そう!」
真姫「........」
希「......」
にこ「あれ?かかってこない?」 絵里「なんで?私達の時はすぐにかかってきたのに」
希「.........」
にこ「おかしいわね」
真姫「もしかして最後まで見てないから?」
にこ「そんなバカな」
希「とりあえず、巻き戻しておいて真姫ちゃん」
真姫「わかったわ」
絵里「.......!」 希「よくわからないけど、ここってどっかのホテルで撮影してるみたいだね」
にこ「それが?」
真姫「見て希、にこちゃん」
希「これは....」
にこ「ホテルの外観?」
真姫「もしかしたらこのホテルに呪いを解く方法があるかもしれないわね」
にこ「成程....」
絵里「卑怯よ!!希!!真姫!!!」
希「え?」 絵里「私とにこが呪いを受けたのに貴方達は受けないなんて!」
真姫「知らないわよ、そもそもエリーが勝手にDVDを一人で見たのが悪いんじゃない」
絵里「勝手に見なくてもあの中に混ざってた時点で見る可能性は高かったじゃない!」
真姫「じゃあ、レンタル店を恨みなさいよ!私達に怒るのはお門違いよ!」
絵里「っ〜〜!!!」
にこ「なに喧嘩してんのよ!あんた達は」
希「........」ピッ
にこ「もう!希が真面目に調べてるのに!!」
希「.........」ピッ
『..........』 希「う〜ん...画質が悪くて名前までは見えないかぁ....」
『.........』
希「よし、もう一度巻き戻して....」
『いい加減にして!!』バシッ
希「痛っ!!」
絵里「!?」
にこ「が、画面の中のあいつが希を殴った?」
『何度も何度も最後まで見ないで巻き戻して!!疲れんのよ!』
希「っ....やってくれるやん....かかってこいや!!!」
真姫「あーあ....」 希「このっ!!」グイッ
『!!』
にこ「画面からあいつを引っ張り出した!?」
希「お返しや!」バシン!!
『きゃあ!!』
絵里「希!!やっちゃいなさい!!そこよ!!左よ!!」
真姫「顔面はやめなさいよ、後で面倒だから」
希「ふん!!」ドン!!
『グェ!!』
絵里「ナイス!!ボディブロー!!」 希「ふぅ.....」
『..........』フラフラ
にこ「なんで悪霊?を殴れんのよ」
真姫「いや、まぁ、それは希だから」
絵里「希だものね」
にこ「どんな理由よ!」
希「喧嘩は売る相手を選んだ方がいいよ」
『.....!』ギリッ!
絵里「ざまぁみなさい!!」
『.......ぺっ!!』
ビチャ!!
真姫「.........」
希「あ!」 真姫「.........」
『あははは!!』
絵里「ま、真姫?」
希「真姫ちゃん...お、怒っちゃダメだよ?」
にこ「あんたは言えないでしょ?」
真姫「........」スタスタ
『〜♪』
真姫「.........」スッ
『!!!』
にこ「え?」
絵里「真姫があいつを引っ張り出した!?」 真姫「いい度胸してるじゃない....」
『あっ....がっ...』
真姫「謝るなら今の内よ」
『ぐっ.....あぁ...』
希「真姫ちゃん、首を絞めてたら喋れないって」
真姫「そう、謝る気はないのね」スッ
絵里「あれはメス?」
にこ「どっから出したのよ」
真姫「ふふふ...貴方の頭の中はどれだけ空っぽなのかしら?」
『〜〜〜〜!!!』
希「ちょっと真姫ちゃん!!部屋が汚れるからやめてよ!やるなら外で!」 真姫「ふふふ....」スッ
『ひっ.....』
真姫「ふ〜ん...恐怖を感じるの?幽霊でも、面白い」
『ぁ....あぁ....』
真姫「おしまいよ」
『あ....あああああああああ!!!!』
真姫「!!」
バチン!!!!
真姫「きゃああ!!」ドシン!!
希「真姫ちゃん!!」 にこ「これは....」
絵里「DVDが割れてる....」
希「大丈夫?真姫ちゃん」
真姫「えぇ...逃げられみたいね」
希「もう!!無茶しないでよ!!」
真姫「ごめん...」
にこ「というかなんで真姫ちゃんまで幽霊をつかめるのよ」
真姫「私、こう見えて、シックスセンスがあるから」
絵里「DVDが割れたってことは...もしかして...呪いは!!」
〜♪
絵里「電話?もしもし?」
『解けてないからね』
絵里「は?」 『なんなの!!あの女達は!!捌かれかけたわ!!』
絵里「知らないわよ」
『絶対にあんたとあんたの恋人は襲うから!!復讐よ!!』
絵里「ただの逆恨みじゃない」
『うるさい、ポンコツのヘタレ!!』
絵里「!!うるさい!!この下手くそ!!」
ガチャン!!
にこ「なんであんたはいつも言い合いになるのよ」
絵里「私は事実を言ってるだけよ」 にこ「真姫ちゃん本当にシックスセンスがあるの?」
真姫「疑ってるの?」
絵里「まぁ、いきなりそんなことを言われてもね?」
真姫「.......」ジッー
絵里「な、なに?」
真姫「人の趣味まではとやかくは言いたくないけど、恋人のパンツを穿くのはどうかと思うわよ」
絵里「!!」
にこ「は?まさか絵里!また、あんた!!」
絵里「い、いいがかりよ!!!」
にこ「...本当?」
絵里「ほ、本当よ!!」
にこ「素直に言えば許してあげるわよ」
絵里「ごめんなさい」
にこ「おい」
真姫「だから、言ったでしょ?」 続く
明日以降の更新はしばらく家を開けるので携帯からで不定期になります / 〃!| ‖i /| ハ i ,布' ! ト ヽ,、
/ .ゝ.i| i| | ┼‐キ=!'" l ,ィ7!´Y 〉- 、
/ /!i !| ||!i ! _ヘ.| l i/ /〃! ! iト 丶
/ヽ / 川.| |! ! ` ー- ヽi| イ∠7 / {ヾゝ ヽ
/ ̄ 、丶 ,ノノト|! | |!レ '´ `i i| |! i h ',
/ i ゝノノ.|! |入_ _,r' ´ ″_ , ィア_」 l.ィl i 丶 }
/ l ヘ´ |! │ Y`' / _,∠! -‐'テ |!二ニ = ト<ヽ
/ ゝ ヽ || i| !|./〉?' ', =77イ! ! ─‐ ¬ ヽ 丶
/ 、 〈 ヾ. リ ‖//.' ‐- / i| ´ /! 丶 ヽ
i ─‐- 、丶 ヽ ヾi! ,.⊥'´ヽ _, -‐i T!| || / l ∨
∧ 丶、ハ /!| ゝ ク─く. |! ||.l !l i i ! ヽ
// ヽ、 〈 )レ' 厂! ヽ|| || ! !!│ | / / ̄
来栖川姫子と身も心も結ばれたこの姫宮千歌音が>>5ゲットよ❤
祐>>3 祥子さんをほんの少しでも疑って他の女に走るなんてレズ失格ね(失笑
>>4ず流 留年までする価値があるのかしら(W
姫>>5 私達はまた恋に落ちる…。
>>6ゼッタ そらはレイラおばさんに夢中じゃないwメイとプロレスごっこでもして慰めあってなさい(ww
暁美ほ>>6ら まどかのためには悪魔にもなるその覚悟・・・気に入ったわ❤
>>7ぎさ ホモの藤Pにうつつを抜かしすぎwほのかをひかりにとられちゃうわよ(苦笑
>8月 あなたオナニーしすぎww行動に移すの遅すぎなのよ(嘲笑
>9リスマス 声は私と同じでもwwwwその人は男だからwwwwwww
>10條希 貴女も絵里か真姫、どちらにするのかいい加減にそのタロットカードで決めたらどうかしら?
>39ら内梨子 僅か>1クールでリコチカCPを成立させたその手腕・・・
流石レズのメッカともいうべき音ノ木坂で揉まれただけあるわね❤ 希が幽霊の髪ひっつかんでボディブロー決めてるとこ想像すると笑いがこみあげてくるw シックスセンスよりもDVDを巻き戻してみせるところに真姫ちゃんを感じる 海未「1!2!3!4!」
絵里「........」
海未「絵里!!ずれてますよ!!」
絵里「あ!うん!!」
穂乃果「絵里ちゃん、調子悪いのかな?」
凛「なんか今日、うわの空ってかんじ」
にこ「........」
絵里(あと6日.....) 絵里「にこ、あーん」
にこ「しないわよ」
絵里「あーん!」
にこ「........」
絵里「にこぉ.....ぐすっ....」
にこ「わかったわよ、はい、あーん」
絵里「ん.....」モグモグ
にこ「全く....」
絵里「.........」モグモグ
あと5日 にこ「絵里ぃ!!あんた!また私のブラでイタズラしたでしょ!!」
絵里「し、してないわよ?」
にこ「じゃあ!なんでこんなダルンダルンになってるのよ!」
絵里「そ、それはほら?ほら!にこの胸のサイズが小さくなったとか?」
にこ「....ふ、ふざけんじゃないわよ!!これ以上縮んでたまるもんですか!?」
絵里「ほら、代わりに私の貸してあげるから!!」
にこ「!あ、それなら......」
絵里「........」
にこ「って!!にこを馬鹿にしてるの!?」
絵里「いはい....ほっへをひっはらないへ」
あと4日 にこ「もう...限界....疲れた」
絵里「頑張って!にこ!このままじゃ...また赤点よ?」
にこ「うぅ......」
絵里「一緒に卒業するんだから、留年は認めらないわよ?」
にこ「くっ〜.......」
絵里「わからないところは私が教えるから、もうちょっと頑張りましょう?」
にこ「わかったわよ」
絵里「うん♪」
あと3日 にこ「見て!!絵里!!赤点じゃなかったわ!!」
絵里「さすがにこね」
にこ「絵里のおかげよ、ありがとう」
絵里「そんな大したことはしてないわよ」
にこ「えへへ....」
絵里「っ......」
にこ「絵里?」
絵里「な、なんでもないわ!」
にこ「?そう?」
絵里「...........」
あと2日 絵里「よし、明後日はにこの誕生日ね、プレゼントは用意済み!」
絵里「...あれ?そういえば、なんか忘れているような...」
絵里「........あ!!」
絵里「レンタルのDVD返さないと!!」
希「エリチ!!」
絵里「希?」
真姫「呆れた、忘れたの?明日は呪いの日の期限よ」
絵里「.......あー!!!」
真姫「全く....」
絵里「ど、どうしよう....」 希「エリチなんも言ってこないからこっちで調べておいたけど、多分ここの旧ラブホテルが撮影の使われた場所やね」
真姫「今は廃墟になってるけどね」
絵里「ここに行けば呪いを解くヒントが」
希「可能性は高いと思うよ」
絵里「成程....」
真姫「明日、私が車を出してもらうから4人で行くわよ、場所、結構遠いし」
絵里「え!?4人?」
希「うちと真姫ちゃんも協力するから」
真姫「........」
絵里「希、真姫......」 絵里「ありがとう、二人共、巻き込んじゃってごめんなさい」
希「最初から巻き込む気満々だったやん」
真姫「まぁまぁ、あいつにもお返ししたいし、ちょうどいいじゃない」
希「まだ根に持ってるの真姫ちゃん?」
真姫「当たり前よ、人の顔面に痰を吐きかけてきたんだから」
希「わかった、見つけたら二人でしばき倒そうね」
真姫「えぇ」 絵里「...ってことは明日は4人....」
真姫「そうよ、遅刻しないでね」
絵里「4人でラブホテルに行くってことね!!!わかったわ!!」
真姫「ちょっと!!エリー!!声が大きいわよ!」
希「あはは....」
絵里「よーし!!頑張るわよ!!!」
真姫「頭が痛いわ....」
にこ「なにやってるのよ、あいつら.....」
あと1日 にこ「着いたわね」
絵里「ここがそのラブホテルね」
希「外観は荒れてて少し変わっちゃってるけど、たぶんここで間違いないよ」
真姫「なら、さっさとすませましょう、せっかく休みが勿体無いわ」
絵里「そうね!でもどうしたらいいのかしら?」
希「とりあえず撮影に使ってた部屋に行ってみればなにかわかるんやないの?」
にこ「じゃあ、潜入するわよ」
真姫「あいつにきっちりとけじめをつけてやるわ」 希「うひゃー、中はやっぱり荒れてるなぁ」
にこ「まぁ、そりゃあ廃墟ならそうでしょ」
絵里「さて、撮影場所の部屋を探さないと」
真姫「気配を感じるわ、あいつの」
希「お!真姫ちゃんレーダーに反応あり?」
真姫「えぇ、こっちから感じるわ」
にこ「便利な能力ね」
絵里「私も感じるわ」
希「え!?エリチもシックスセンスあるの?」
絵里「にこからの愛情を感じるわ」
にこ「さぁ、行きましょうか」
真姫「そうね」
希「あほくさ」
絵里「あぁ!待ってよ!!」 絵里「皆が冷たいわ....」
真姫「こんな場所に来てまでふざけてるエリーが悪いんでしょ?」
希「うんうん」
絵里「私は場を和ませようと思って」
にこ「和んでどうすんのよ!なにをしにここに来たか忘れたの!?」
絵里「忘れる訳ないじゃない!私の大切なにこを守るためよ!」
にこ「っ....な、なら真面目にやりなさいよ!」
絵里「私は至って大真面目よ!!常ににこのことを考えて!」
希「真姫ちゃん、帰っていい?」
真姫「そうね、私も馬鹿らしくなってきたわ」 真姫「たぶん、この部屋よ」
絵里「成る程、ここがあいつのハウスね」
希「ハウスというよりは宿泊地?」
真姫「というか、不法滞在ね、建物にも現世にも」
にこ「アホなこと言ってないで入るわよ」
絵里「除霊の時間よ!!」バン!!!
希「けっほ!!けっほ!!」
にこ「ちょっと!絵里!」
真姫「思いっきり開けるから埃が舞っちゃってじゃない!」
絵里「!こ、この部屋は!!」
真姫「聞きなさいよ!!」 絵里「このベッドは.....」
希「痛んでるけどDVDに映ってたベッドやね」
にこ「それであいつは?この部屋に」
希「真姫ちゃんどう?」
真姫「ちょっと待って」
にこ「希、あんたも霊感あるんじゃないの?」
希「うちは感知能力は低いから」
真姫「........くるわ!!」
絵里「!!」
『.........』 にこ「出たわね」
希「よっしゃ!いっちょ除霊してみようか!!」
絵里「あんたにはやられないわよ!」
真姫「借りを返しにきたわ」
『わざわざここまで来なくてもヤリにいってあげたのに』
絵里「誰があんたにヤラれてたまるもんですか!」
希「あなたを除霊してあげる」
『へぇ...簡単に言ってくれるじゃない』
希「あんたの実力は前回の戦いでわかってるからね!しばき倒してあげるよ!!」ブン!!
『........』パシッ!
希「!?」 絵里「そんな馬鹿な!希の右ストレートを簡単に止めた!?」
『ここは私のホームグラウンドよ、負けるはずがないじゃない』
希「っ........」ギリギリ...
『さてと、この間のお返しよ!!」ブン!
希「!!きゃああああ!!」バーン!!
絵里「希!?」
希「っ.......」
真姫「この!!よくも希を!!」
『!!』カッ!
真姫「!?ぐっ...ぐわああ!!」バリン!!
絵里「真姫!?なに!今のは!?真姫が吹っ飛ばされた!?」
『念力、サイコキネシスってやつよ」
絵里「っく!!こいつ、強いわよ!!」 絵里「二人とも大丈夫!?」
希「な、なんとか.....」
真姫「や、やってくれるじゃない.....」
『次は貴方ね、覚悟しなさい!』
絵里「!!」
『........』
絵里「は、早い!!」
『ふん!!』バシン!!
絵里「きゃあ!!」ズサッー
にこ「え、絵里!!」 絵里「ほっぺが痛い......というか体全体が痛い」
にこ「絵里!大丈夫!?」
絵里「にこ、あいつ滅茶苦茶強いわ、あれは下手くそだけど」
にこ「立てそう?」
絵里「な、なんとか」
『............』
絵里「にこ!!後ろ!!』
にこ「え?」
『...........』スッ....ガシッ!!
にこ「っ......ぁ.......」
絵里「にこ!!」 希「にこっち!!」
真姫「にこちゃん!!」
絵里「にこを離しなさい!!....っぐ!体が!!」
『ふふふ、いいことを思いついたのよ私』
にこ「は、はな、しない、よ!」
『貴方の前でこの子を襲うっていうのはどうかしら!?』
絵里「!?」
『散々、下手くそだなんだって言うんだからこの子でたっぷり勉強をさせてもらうわ!」
絵里「や、やめなさい!!」
『ふふふ......』 『ふふふ....貴方、中々可愛いわね、たまにはロリ娘もいいわね』
にこ「ひぃ!!や、やめてよ!!離して!」ジタバタ
絵里「!!」
『なーにすぐに気持ちよくなるから安心しなさい」
にこ「嫌っ!!嫌ぁ!!」ジタバタ
絵里「...........」
『貴方の後で金髪のやつも一緒にしてあげるから寂しくはないわ」
にこ「真姫ちゃん!希!!絵里!!助けて!絵里!!」
真姫「ぐっ....体が、にこちゃん!」
絵里「!!」プッツン!!
希「!?え、エリチ?」
絵里「.........」スッ 『へぇ、まだ立てたの?意外ね』
絵里「.........」
にこ「絵里!!」
『大人しく寝てればいいのに、そうすればこれ以上痛い思いをしないで済んだものを」
絵里「..........」
にこ「絵里?」
『....なに無視してんのよ!!カッコつけてるじゃないわよ!!』ブン!
絵里「.........」パシッ!
『な、なに!?』
絵里「...........」
真姫「エリーなんか様子がおかしくない?」
希「...........」
真姫「希?」 絵里「私の彼女を泣かせたわね」
『ぐっ!動けない!なんて力なの!?」
絵里「しかも私の貞操どころか、にこの貞操まで奪おうとして!」
『っ!!』ブン!!
絵里「.........」
『貴方、その力は一体、何者なの!?」
絵里「私は音ノ木坂の生徒会長、絢瀬絵里」
『音ノ木坂!?あの界隈で有名な!?』
絵里「激しい怒りによって目覚めた、伝説の戦士」
希「なんかどっかで聞いたがあるようなセリフやね」
絵里「スーパーエリーチカよ!!」
希「エリチの髪の毛が金髪に!!」
真姫「いや、元々金髪でしょ」 『そ、そんな!あの音ノ木坂の生徒会長ですって!』
絵里「そうよ、そして貴方はここで消える」
『っ!!で、でもこっちには人質が!!っていない!?』
にこ「絵里...怖かった!!」
絵里「もう大丈夫よ、にこ」
『い、いつのまに!!』
絵里「貴方の考えそうなことはお見通しよ」
『っ!!』
絵里「そして今ので完璧に私を怒らせてしまったわね」
にこ「絵里.......」
絵里「にこ、ちょっと待ってて、すぐに片付けるから」
にこ「うん.......」 『か、簡単に消えてたまるもんですか!』
絵里「............」
『やぁあああ!!』
絵里「はぁあ!!だりゃああ!!」バシン
『グヘェ!!』
絵里「私のパンチを受けて消えないてやるじゃない」
『私は消えないわ!簡単には!!』
スー.....
『って、あれ?なんで消えてるのよ!!』
希「真姫ちゃん、もっと燃えるものを」
真姫「わかったわ」
『わ、私のベッドが燃えてる!?』 希「燃えるよー燃えるよーベッドが燃えるー」
『なにやってるのよ!!』
真姫「なにってお焚き上げよ」
『なにしてくれてんのよ!あぁ!体が消えていく!!』
絵里「成る程、ベッドが本体だったのね」
『畜生!!まだまだ復讐できないのに!!』
にこ「復讐って....なんでそんなことをするのよ」
『それは......実は初』
絵里「ガンガン燃やすわよ」ガラガラ
『最後くらい聞く耳を持ちなさいよ!!」
絵里「黙りなさい、下手くそ」
『畜生!!畜生ぉお!!!』
フッ....
絵里「よし、やっと消えたわ」 絵里「昨日はひどい目にあったわね」
にこ「そ、そうね」
絵里「でも無事にこうして誕生日を迎えられてよかったわ」
にこ「そ、そうね!」
絵里「?にこ?どうかした?」
にこ「え!?な、なにが?」
絵里「なんか様子が変じゃない?」
にこ「そ、そうかしら?気のせいじゃない?」
絵里「?」
にこ「.........」 絵里「変なにこ」
にこ「変てなによ!!」
にこ(あの幽霊に襲われた時に助けてくれた絵里がかっこよすぎて頭から離れないなんて言えない.....)
絵里「...........」
にこ「........あ、あの」
絵里「あー!!」
にこ「!?な、なに?」
絵里「DVD返してないじゃない!延滞料金が!」
にこ「あ、あぁ、そういえばそうだったわね、ならあとで」
絵里「返してくるわ!」
にこ「え?」
絵里「すぐに戻るから!!」
にこ「え、ちょ!」
バタン!!
にこ「もーなんなんのよ!!」
絵里「さーて、にこの誕生日ケーキ取りに行かないと」
真姫「ハッピーエンドね」 これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました スーパーエリチカになってレズ元気玉で除霊するのかと思ったらお焚き上げは以外だったw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています