穂乃果「機関車ほのマス」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー(あのBGM)
「ほのマスとノードン」 トーマスは社会の縮図みたいなところあるからね
現実社会の理不尽なところとか蹴落とし合いだとかそういうのが描かれてる回もたくさんある
特に原作付きの回はその傾向が強い 電車ごっこしてるμ’sとヒフミトリオを頭の中で思い浮かべてる ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
きかんしゃほのマス
「あなにおちた穂乃果」
というおはなし
♪ー♪♪♪、♪ ある日穂乃果が、連絡駅にいると、希が足を引き摺りながら貨車を引いて来た
希「・・・・・・・・・・・・」シュシュシュシュ,ゴトンゴトンゴトンゴトン.....
希「・・・・・・・・・・・・」プシュウウウウゥゥゥ
穂乃果「んふっ、何て変な臭いだろー?」クンクン
希「・・・・・っ!!」ギクッ!? 穂乃果が言った
穂乃果「ねえ、臭くない?」
ヒデコ「私は臭わないわよ?」
穂乃果「えー?私は臭うんだけどなぁ…。ねえ希ちゃん、希ちゃんが来る迄は臭わなかったよ?
穂乃果「これってもしかして、希ちゃんから臭ってるのかなあ?」
希「・・・・・っ!!」ギクギクッ!? 遂最近、希が汚い溝に落ちた事があった。穂乃果がそのことを知って
からかっているのか、それとも本当に知らないのか。希には判断がつかない
希「や、やだなあ穂乃果ちゃん・・・・何言うとるん?きっと気のせいや、うん」ダラダラダラダラ......
穂乃果「うーん、でもねえ・・・・ヒデコ、フミコ、これ何の臭いだろう?」
穂乃果「穂乃果には何となく溝に溜まった泥水みたいな臭いだと思うんだけど・・・」
希「・・・・・!!??」プルプルプルプル........///
車掌「発車しまーす!」ピュルルルルルル!
穂乃果「まあ、いっか。走ってればそのうち無くなるかもしれないし。」
穂乃果「だよね、希ちゃん!」
希「せ、せやな!せやせや!アハ、アハハ・・・・・・ハァ」
ピーッ!シュシュシュシュ....ガタンガタン...
希「(もう穂乃果ちゃんの所まで伝わってるんか・・・・・・)」
希「(アカン、ウチもトンネルに閉じ籠りたいわ・・・・・)」 ガタンガタン,ガタンガタン.....
穂乃果「やっぱり本当だったんだね!希ちゃんが溝に嵌ったって!」
フミコ「穂乃果ったら・・・・鎌をかけるなんて失礼だわ!すっごく恥ずかしかった!」
ミカ「穂乃果?失礼な事言っちゃ駄目よ、先輩なんだから!」
穂乃果「ごめんごめん、噂が本当かどうか確かめたくってさ!」
穂乃果「それにしても、普段飄々としてる希ちゃんがあんなに慌てるなんてねww」クスクスクスww
ヒフミ「呆れたわ・・・・・・・アンタ思ってたより性格悪いのね」
穂乃果は愉快そうにクスクス笑った。ヒフミトリオは凄くショックだった。
彼女達は希をとても尊敬していたのだ。 ガッシュ,ガッシュ......ガタン,プシュウウウウゥゥゥ......
穂乃果「よし、着いた。それじゃ、三人とも今日のお仕事お疲れ様!」
穂乃果「私はまだ、次の仕事があるから、三人は海未ちゃんが車庫に
連れてってくれるよ」
穂乃果「明日はまた同じ時間に出発だから、じゃあね!」ガチャンッ,シュシュシュシュ
ヒデコ「・・・・・ねえ、穂乃果の次の仕事って、前に話してたあの鉱山だよね?」
ヒデコ「また何か変なこと企んでなきゃいいけど・・・・」
フミコ「いいわよ、放っときましょ」
ミカ「少し痛い目を見ればいいんだわ」
穂乃果は終点の駅にヒデコ達を残し、貨車を牽く為に鉱山に向かった。 鉱山には昔掘られた地下のトンネルがあった。トンネルの上の地盤は弱くて
機関車の様な重い物が乗ると崩れてしまう。そこで機関車がこの場所に入らないよう看板が出ていた。
『この先危険!立ち入り禁止!』
穂乃果「入っちゃいけない、か・・・・・・」
穂乃果「そう言われると、入りたくなっちゃうんだよねえ・・・」 穂乃果はこの先に何が有るのかいつも行ってみたいと思っていた
穂乃果「今日こそ突破してやるぞ…!」
機関士「着いたわ、あの貨車ね。さあ、降りてポイントを切り替えて頂戴!」
機関助士「分かったわ!」スタッ,タッタッタッタッ.........
機関助士「さてと、ふんっ!」ググググ....
機関助士「あれ?おかしいわね」ググググ.....
機関士「ねえ、どうしたの?」
機関助士「何か、ポイントが妙に硬いのよ!」グギギギギ...... 助手がポイントを切り替えに行った時だった
機関士「変ねえ・・・手伝ったほうがいいかしら?」
穂乃果「今だ!」ガタンッ!
機関士「え?きゃあっ!!」ガクンッ,ドサッ
穂乃果「よーしっ、いっちゃえーっ!」シュシュシュシュ... 穂乃果は機関士を踏板から振り落とし、貨車の後ろから待避線に入って行った
機関士「ああっ、ダメよ!戻って!穂乃果ぁ!!」
機関助士「大変よ!あの看板の先はっ・・・!」
穂乃果「あははは!やった、突破できたっ!さーて、何があるのかなー?」シュシュシュシュ...
穂乃果「ん、あれは・・・・」
大きな穴『やあっ!』
穂乃果「えっ・・・!ちょっ、きゃあっ!?」ガタンッ,ガシャーンッ!
ガコンッ!!,ズズゥーーーーーーン......!!パラパラ...... ・・・・・・・・・・・・。
穂乃果「うわぁん!!穴に落っこちゃったよ〜!!」シュウゥゥ.......
穂乃果「あ〜あ・・・・、なんて馬鹿な事しちゃったんだろう・・・・」
トッリ卿「それにあなたは悪戯者です。見ていましたよっ!」
穂乃果「うげっ、局長!?うぅ・・・・・」
ミナミ・オヤ=トッリ卿が言った 穂乃果「どうか助けて下さい・・・もう二度とこんな事しません・・・」
トッリ卿「さぁ、助けられるでしょうか?地盤が弱くてクレーンで引き揚げるのは難しいんですよ・・・」
穂乃果「そんなあっ!なら、私一生このままなんですか?」ガーン!
トッリ卿「う〜ん、ちょっと待てください?希さんなら引っぱれるかも・・・」
穂乃果「えぇ、多分・・・、えっ?希ちゃんですか!?」
トッリ卿「ええ、彼女のパワーなら穂乃果さんを引き上げるくらい造作もないですよ
それとも、何か問題でもあるんですか?」
穂乃果「う゛っ!!い、いえ別に何もありませんよ!」アセアセ
トッリ卿「・・・・・・・?」
でも、穂乃果は今、希に会いたくない気持ちだった 希「ウッヒッヒッヒ!穂乃果ちゃんが鉱山の穴に落っこちたって?クククw」シュシュシュシュ......
穂乃果「っ!!、来ちゃった・・・・・」ズウゥン....|||
希「ウフフ!面白い冗談やな、穂乃果ちゃん?」ニヤニヤ
穂乃果「うぐっ!うぅ・・・・」グサッ,グサッ!
数時間後、希が笑いながらやって来た 希「まあええわ、ちっこい穂乃果ちゃん!すぐに助けてあげる!」
機関士「ワイヤーを繋いでちょうだい!」
ガチャガチャ.......カチッ!
機関助士「いいわ、連結完了よ!」
丈夫なロープで、2台の機関車を繋いだ トッリ卿「準備は良いですか?…さぁ、引っ張ってください!」
穂乃果「・・・・・・・」ドキドキ
ウィーンギリギリギリギリ..........グググ....ググググ.....ズルッ,ズルッ
希「ふんっ」ガタンッ,プシュー......シュッシュッシュッシュッ
希「ぐぬぬぬ・・・・・!!」シュッシュッシュッシュッ,ズルッ,ズルッ
希「もうすこしや!えいっ!」ズズッ,ズズッ,ズルズルッ!
ガタンッ,ガチャンッ!シュッシュッシュッ........
穂乃果「すごい、戻れた・・・穴から出られたよ!?」
希「ふう、どうや!これがウチのスチームパワーや!」
思ったより大変な作業だったが、遂に、穂乃果は助け出された カァカァ..........
穂乃果「ごめんなさい。私、生意気な事言っちゃった・・・。」
希「ええんよ、穂乃果ちゃん。お陰で笑わせて貰ったから。」
希「それに、ウチが前にドジをやったんは本当だし・・・。ウフフッ」
穂乃果「でも、もう笑ったりしないよ。穂乃果だって同じ失敗したんだし」
希「せやな、穂乃果ちゃん。ウチら、手を組むなんてどうやろ?」
希「今回みたいに、穂乃果ちゃんが困った時はウチが助ける
逆にウチが困った時は穂乃果ちゃんが助けるんや!」
穂乃果「うん、それは良いね!」ピッピー!
希「良し良し!これで決まりやな!」ボオオオオッ!
シュッシュッシュッ........
仲良くなった2台の機関車は、がっちり連結すると、元気に機関庫に帰って行った。 ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
このお話の出演は
穂乃果/トーマス
希/ゴードン
でした
♪ー♪♪♪、♪ 以上で完結です。原作でもこの話が第1シリーズの最終話になります
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 最後に、去年楽しみに読んでいたss↓です
完結間近でスレが落ちてしまったこのシリーズがいつの日か無事に完結することを
祈っています。いつまでも待っていますm(__)m
穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを〜!」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1511448684/826
穂乃果(44)「もうちょっとだけ、待っててね!」【SS・Part2】
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1514558945/l50 >>162
別のキャラが主人公のエピソードをいくつか考えてます
新しく仕事を始めるのでいつになるかは未定ですが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています