ダイヤ「あらこれは…?日記?」
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ダイヤ「ノートがどっさり…あの子、毎日日記なんかつけてましたのね…流石わたくしの妹!マメなところも似ましたのね」
ダイヤ「…と…でも高校生になってからは何も書いてないんですのね…えーと最初の日記はどれどれ〜?」 私は花丸ちゃんが傷つくのは嫌だ
悲しむのも嫌だ
ずっと笑ってて欲しい
ずっと幸せでいて欲しい
ずっと一緒にいて欲しい
けどそれは無理だ、私がいたら花丸ちゃんは悲しんでばかり
傷ついてばかり、不幸になってばかり
だったら私は強くなるしかなかった
彼女を守れるように
でも私なんかがいくら強くなったって
どうしようもない壁が現れて
私と花丸ちゃんを分断した
その壁は私がどんなに叩いても壊れない
いや壊す努力をしなかっただけ
壊した先の未来にいる花丸ちゃんもまた悲しんでいるのが見えたから…
だけど本当はそんなことは関係ないし
知ったことじゃない
私は花丸ちゃんとずっと一緒に居たい
だって私は…ただ…
ルビィ「…花丸ちゃんが…花丸ちゃんが…だいずぎだもん…」
曜「うん」
ルビィ「なんでいっじょにいぢゃあいげないの!?」
ルビィ「なんで愛じあっだらいげないの!?」
ルビィ「なんでおわがれじなぐぢゃいげないの!?」 ルビィ「…グス…なにもかも知らない!私は花丸ちゃんの隣で居たい!恋人同士でずっと居たい!」
曜「うん…だったらそうすればいいんじゃないかな」
ルビィ「えっ…」
曜「恋人同士が一緒に居たいそんなこと当たり前じゃない?」
ルビィ「いやでも…私がいたら花丸ちゃんが…」
果南「真面目に悩み過ぎたよルビィ」
ルビィ「え?果南ちゃん!?」
果南「あのときだってそう、もっと私がしっかりしてればなんていって深く考え込んで肝心の花丸とのデートを雰囲気暗くして台無しとか」
果南「そんな真面目に考え過ぎて本末転倒するところなんてどっかのポンコツ炭素とそっくり」
果南「変なとこ姉妹だからって似なくていいんだよ、あんな硬度10が二人いるとか勘弁だからね私」
………
ダイヤ「ぶぇっくしょん!?ですわぁ!」
善子「うるさいわよ!何?風邪?」
ダイヤ「いや多分どっかの誰かの悪口ですわ覚えてなさい果南」 果南「好きなら会いたい…それだけでいいんだよ」
ルビィ「そんな簡単なことじゃないよ…花丸ちゃんと私は一度終わったんだ」
曜「終わってないよ、始まってもいない…こっからだよルビィちゃん」
ルビィ「……」
曜「……ああもう!果南ちゃん!」
果南「あいよ!」
ガッ
果南はルビィを担ぎ上げる
ルビィ「ピギャ!え!?」
果南「そんなモヤモヤしてボーッとするくらいならさっさと本人に会えば分かる!いくよ?ルビィ!」
ルビィ「え!?ちょっと待って!嫌だよ!花丸ちゃんに今会ったら!?」
曜「会ったら?」
ルビィ「会ったら…もう戻れない…!私は多分突き進んでしまう…弱いくせに何も出来ないくせに…花丸ちゃんを困らせながらきっと進んでしまう」
曜「大丈夫大丈夫進んじゃえ!」
果南「そうだよ進んでしまえばいい」
ルビィ「ちょ、ちょっと簡単に言わないでよ!」
曜、果南「その道には私達も進むから」
ルビィ「!?」 ルビィ「ちょっと…!本気なの?」
果南「本気だよ…!さ、マルん家まで走るよ!」
スタタタ
ルビィ「ピギャ!ちょっとおおお!」
曜「ふふ、覚悟してよルビィちゃん…私達はしつこいよ?…どんな危ない道にルビィちゃんが行こうがついていく」
果南「そう、どんなとこだろうが付き合うよ?幽霊屋敷と高いところ以外ね」
ルビィ「…グス…もう…知らない!…というかもう降ろして!」
果南「ん?いいよそのままでルビィくらい軽い軽い」
ルビィ「いや果南ちゃん本当磯くしゃい」
果南「」
ストッ
ルビィ「それに自分で行く、自分で行かなきゃ…!ルビィは変われない!」
曜「ルビィちゃん…!…うん頑張って!きっと花丸ちゃんも待ってるよ」
ルビィ「ありがとう二人共、この恩は必ず」
果南「いや今仇で返されたんだけど…」
ルビィ「……」
スタタタタタ
果南「いやなんか言えええええ!!」
曜「…勲章じゃなかったの?」
果南「うるさい!どうせ私なんか…」ズーン
曜「果南ちゃんが落ち込んでどうすんの…」 そして時は花丸の寺の千歌、花丸のところに戻る
ルビィ「はぁ…はぁ…はなまる…ちゃん!」
花丸「!?…る、ルビィちゃん!?」
千歌「お?来たね…!曜ちゃん、果南ちゃん成功したみたいだ…」
花丸「え?」
千歌「なんでもないよ、さ、あとはお若い二人だけで!私は退散退散っと♪…頑張って花丸ちゃん!」
花丸「いや一歳しか変わらないずら…でもありがとう千歌ちゃん…」
ルビィ「花丸ちゃん…!」
花丸「ルビィ…ちゃん!」
ルビィ「あの…その…花丸ちゃん…こんな勝手なこと言うの最低だと思う…今までこんな酷いことをして何を言ってるんだって思うかも知れない…だけど!」
花丸「……」
ルビィ「私はもう一度、花丸ちゃんを愛したい!もう一度花丸ちゃんに恋したい!もう一度花丸ちゃんの…!恋人になりたい!!!!」
花丸「!?…うぅ…うぐっ…ぐす…」
ルビィ「ご、ごめん…ずっと振り続けてたのに…勝手なこt…ん!?」チュ
千歌「わ///」
鞠莉「ワオ!」
ルビィ「!?…んはぁ…は、花丸…ちゃん!?」
花丸「ずっと待ってたよ…ずっと待ってた…」ボロボロ ルビィ「は、な…まるちゃん…うぐっ…」
花丸「私で良ければ…!…大好きだよ!ルビィちゃん!」
ルビィ「花丸ちゃん…花丸…!」
うわああああああん!
ダキッ
いつぶりかの抱擁を二人は交わした
千歌「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛!!!」
鞠莉「あーもううるさい!千歌っちが二人より泣いてどうすんの!」
千歌「だってぇ…!だってええええぇ!」
鞠莉「ったく…どっかの議員みたい…ん?」
ルビィ「改めてよろしく…花丸、好きだよ」
花丸「私も!もう離さないから…ルビィちゃん」
「たわけが!」
ルビィ、花丸、千歌、鞠莉「!?」
二人の後ろより影…
それは
花丸「!?……げ、元老院様」
「貴様…もう二度このようなことはないとわしに言ったのではなかったのか!」
ルビィ「っ!…」
国木田曾祖父の元老院、二人の最後の壁…
続く 控えめに言ってルビまるSS最高傑作
ルビまるSS自体がそんなにないのはナイショ もぅマヂ無理。 彼女とゎかれたずら。
ちょぉ大好きだったのに、マルのことゎもぅどぉでもぃぃん だって。
どぉせマルゎ遊ばれてたってコト、ぃま手首灼ぃた。
身が焦げ、燻ってぃる。 一死 以て大悪を誅す。
それこそが護廷十三隊の意気と知れ。
破道の九十六『一刀火葬』 ルビィちゃんは果南ちゃんになんか恨みでもあるのかw 千歌「わ!たしかあの人は…」
「花丸よ、どういうことだ…そのような心は捨てたのではなかったのか!」
花丸「ごめんなさい、元老院様…でもマルはもう逃げない…!」
「逃げない?どういうことだ」
花丸「もう何からも逃げない…!自分の気持ちからも、この境遇からも…元老院様!貴女からも!」
「では…皆目破るというのか…!この元老院を裏切るというのかぁ!」
「花丸ぅ!貴様ぁ!ならぬ!ならぬぅー!」
元老院は激昂し花丸に拳を振りかぶる
花丸「っ!」ギュ
千歌「わ!花丸ちゃん!あぶな」
ルビィ「…!」バッ…
「なっ!?き、貴様は!?」
ドカァ!
花丸「!?…る、ルビィ…ちゃん…!?」
ルビィ「あぐぁ…!」
鞠莉「ルビィ!」
千歌「ルビィちゃん!」
ルビィは吹き飛び地面に叩きつけられる
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃん…なんで…庇って…」 「ちぃ!部外者の小娘が邪魔をするな…!」
ルビィ「邪魔を…するな…?それはこっちの台詞ですよ…元老院様…」
ルビィは殴られた頬を擦りながらゆっくりと立ち上がる
「貴様…」
スゥー!
ルビィ「私と花丸の恋の邪魔をするなぁ!!」
花丸「る、ルビィ…ちゃん…!」
「恋だと!?黙れぇ!貴様ごときがぁ!花丸をたぶらかしたつもりかぁ!それを恋だというつもりかぁ!!たわけぇ!!」
今度はルビィに目掛けて…元老院は拳を振るう
ルビィ「……」ギュ
花丸「やめて!元老院様ぁ!」
ガシッ
鞠莉「オットそこまでデース」ググッ
その拳を後ろから引き留めたのは鞠莉
「ぐぬ…貴様は何者じゃああ!」
鞠莉「お初にお目にかかります、国木田元老院様、私は小原グルーヴの小原鞠莉と申します」
「ふん、その黄金色の髪、あの憎き米人とこの小娘か…よくわしの前に顔を出せたものだ」
鞠莉「存じております…貴方が根っからのアメリカ人嫌いだということは」 「ならばわしの怒りを増長させぬうちにとっとと消え去れい!怪我したくなければな」
鞠莉「それは出来兼ねます、貴方がこの拳を収めない限り」
「出来ん…この小娘だけは許さん…!我が花丸にとって障魔に等しき存在よ」
鞠莉「我が花丸?何をおっしゃっているのか…もう貴方が愛した花丸はこの世にはいないじゃありませんか」
花丸、ルビィ、千歌「…?」
「!?…き、貴様…」
鞠莉「…国木田元老院様、貴方は若い頃からたった一人でこの寺を切り盛りしていらした…」
鞠莉「その厳しい皆目が意味を成していた時代から意味を成さなくなる今まで」
「黙れ…!皆目は今でも存在している!わしが守り続けている!」
鞠莉「だからあなたはずっと一人なのではないですか!」
「!?」
鞠莉「貴方は一人です、唯一貴女についていった花丸を失った今…もう貴方に味方はいません」
鞠莉「さっき、ルビィが言った通り花丸にとっての邪魔は貴方なんですよ元老院」
「き、貴様ぁ!」
鞠莉「うぐっ…!」
「よさんか!元老院」
「!?」 花丸「あ、おばあちゃん…!」
花丸祖母「マルやすまんのう?今まで苦労をかけて」
「貴様もよく顔を出せたな…!国木田家の恥さらしがー!」
花丸祖母「恥さらしはお主だら…」
鞠莉「ご無沙汰してます国木田お婆様、お呼びかけにお応えして頂き恐縮です」
千歌「え?何?鞠莉ちゃん花丸ちゃんのおばあちゃん呼んだの?」
鞠莉「こんなこともあろうかとね」
千歌「へー!さっすが鞠莉ちゃん」
花丸祖母「おや、これはこれは千歌ちゃんに鞠莉ちゃんお久しぶり!大会は楽しみに見に行くから頑張ってね?」
鞠莉「はい、ありがとうございます、国木田家の名に恥じぬよう精進致します」
千歌「おー鞠莉ちゃんがさっきからお嬢様っぽい」
鞠莉「いやお嬢様なんだけど…」
花丸祖母「ほっほっ…マルは本当にいい仲間を持ったもんじゃなぁ…それに」ニコッ
ルビィ「ぴ、ピギャ」
花丸祖母「…身を挺して守ってくれる大切な人もじゃ…しかもそれがルビィちゃんとはのう…ルビィちゃん?」
ルビィ「え、えと///…はい」
花丸祖母「うちの孫をよろしく頼んだよ」
ルビィ「は、はい!」
「ならぬと言っておろうが!」 「いい加減にしろ!貴様ら!貴様らは我が国木田家の長ではなかろうがぁ!勝手な決定をする権限がどこにある!?愚かもの共が!」
花丸祖母「じゃから愚かものはお主じゃといっておろう元老院…分からぬか?お主はずっと知らぬ間に四面楚歌なのじゃ」
花丸祖母「そもそもお主はお主の養子であり弟子であり私の旦那の扱いからそうじゃ…今のような傍若無人な振る舞いを行いこの家から追い出した」
千歌「え?…花丸ちゃんのおじいちゃんが…」
「ふん…何を…!勝手に罪を擦り付けるな!それは貴様と貴様の旦那が悪い話…貴様らは皆目のご法度である恋仲になるなどとほざきおったからよ」
花丸祖母「馬鹿者め!その皆目がお主のエゴの塊であると私の旦那が気づいたからじゃ!」
「!?」
花丸祖母「お主は自ら愛を捨てたんじゃったな…しかし、慈愛を学び悟る坊主が愛を捨てるなぞ本末転倒じゃ」
「ふん、もとよりわしの皆目を理解しようともせん貴様ら分家紛いの国木田に何が分かる…あのわしの皆目こそ真の仏道精神だ」
花丸祖母「いや…あれは仏道なぞ立派なものではないお主の執着の産物よ」
「なんだと…?」
花丸祖母「では何故養子も義孫も捨てたお主が花丸だけには執着する?」
花丸「…!」
「…黙れ…」
花丸祖母「お主は皆目を破ったものは知らん出てけと言ってる割りには花丸が皆目が破ったときは二度とするなと出ていかせるどころか縛り付けた」
「……」
花丸祖母「お主は何故花丸を縛り付ける!」
「…あの馬鹿者がわしから離れぬからだ」 花丸祖母「違う…!確かに花丸はお主から離れなかった……だがそれでもお主は皆目を大破りしたものは女子供でも容赦はせず追放する…それを花丸だけにはしなかった」
「………」
花丸祖母「元老院…お主は未だにその歳でありながらあの女がちらついておるのではないか…?」
「…黙れ…!」
花丸祖母「だからお主は花丸を手離さない…!何故なら花丸はあの人と同じ…」
「ええい!黙れぇ!!!」
花丸、ルビィ「!?」
花丸祖母「その激昂、図星かの…ふん案外お主も甘いのう、まだあの人が忘れられぬとは」
千歌「花丸のおばあちゃん?…その、あの人って」
花丸祖母「やつには初恋の女がいたのじゃよ…あれは70年前か…のう元老院」
千歌、ルビィ、花丸「え!?」
「知らん」
花丸祖母「しらばっくれよって」
鞠莉「元老院様?…わたしは聞きました…花丸の名付け親…それが貴方だと」
花丸「!?」
「ふん…忘れたわいそんなこと…」
花丸祖母「そんなとこで都合よくジジイぶらんでもよい!お主はジジイの癖にネチネチ色んなこと覚えておる面倒くさいジジイじゃろう!」
「こ、この好き勝手言いおって!」
鞠莉「ふふ、元老院様…私失礼ながら調べたんですよ」 「?」
鞠莉「貴方の本当の名、そして貴方の恋した女の人こと」
「…!」
鞠莉「ねぇ?国木田紅玉さん?」
千歌「!?こ、紅玉って…」
ルビィ「ルビィの漢字表記…」
花丸「う、嘘…」
紅玉「…貴様…!その名前どこから」
鞠莉「そして貴方の恋した女の人の名前が」
鞠莉「黒澤花丸」
紅玉「き、貴様ぁ!だからその名前をどこから…!」
千歌「黒澤花丸ぅ!?え!?」
花丸、ルビィ「」
千歌「ちょ、ちょっと待ってよ鞠莉ちゃん!?じゃあまさか…」
鞠莉「いいえ、どちらにせよルビィと花丸と血の繋がりはないわ、現に元老院様こと紅玉さんは花丸とは義理の曾孫、黒澤花丸さんはただの偶然名前がそうであっただけ」
鞠莉「いや…必然かな?ねぇ紅玉さん?花丸にはあなたがその黒澤花丸さんの面影を追ってつけた名前」
紅玉「その名で呼ぶな!小娘が!」 鞠莉「貴方は今、皆目を破らず、皆目通りに愛など恋など下らぬって言っていますが…」
紅玉「……」
鞠莉「その皆目を守っているのも…その人との約束なのでしょう?」
紅玉「…約束と呼べる約束ではない…わしが勝手にやつに約束してきただけのこと」
千歌「勝手に…約束?」
鞠莉「…70年前といえば戦時中真っ只中…あの最中二人は禁断の恋をしていた」
千歌「え?」
鞠莉「当時は寺のお坊さんはこの人の皆目通り恋はご法度だった…」
鞠莉「それでも二人は逢瀬を交わし続けた…しかしある日…」
鞠莉「紅玉さんは寺の独房に捕らえられる…そうなると会うのは厳しくなった」
千歌「そんな…」
ルビィ「……」
花丸「……」
鞠莉「しかしそれでも黒澤花丸さんはやってきたの…他の坊さんの見張りの間を掻い潜って…」
千歌「すごい執念だね…」
鞠莉「ね?素敵でしょ?それで苦しい中だけどまた毎日会える日々が続くとそう思っていた…だけど」
千歌「?」
鞠莉「だけど…ある日いつものように寺に掻い潜ってくる途中に…」
鞠莉「米軍の爆撃にあって黒澤花丸さんは…亡くなった」
千歌、花丸、ルビィ「!!??」
鞠莉「そこから…紅玉さん?」 紅玉「ちっ…何故貴様らに話せねばならん…!なんでもないただ愚かな女が一人愚かな男と会いたい一心で死んだ…そんな愚かな話よ」
花丸祖母「それで幸か不幸か独房にいたがためにその寺で一人生き抜いた貴様は寺復興のために一つの皆目を作った…その第一項目が」
花丸祖母「我が寺の者、恋することを禁ず」
紅玉「…当然だ!恋などあったからやつは死んだ!なんて間抜けな最後だ!わしの寺に来ていなければ助かっておった!わしがやつと恋などしていなければ…!」
花丸「それは違うずらよ元老院様」
紅玉「なんだと!?」
花丸「その人は恋しなければたしかに苦しまなかったし死ななかったかもしれない…けど恋していなかったら幸せではなかった」
紅玉「!?」
花丸「例えそれが一抹の幸せだとしても」
そっか…ようやく見つかったよ
あの日のマルの答え…
……
やめろ!花丸!もう来るな!
やめて!花丸ちゃん!もう来ないで!
……
花丸「…例え明日死ぬ運命だとしてもマルは…」
わたくし、例え明日ない御身だとしても、
花丸「「全力でルビィちゃん(紅玉様)と恋をする…!」」
紅玉「!!??っ…!」
ルビィ「花丸…!」 紅玉「…ふん…本当によく似ておるあやつと…」
元老院こと紅玉はようやくルビィにかざした拳を降ろした
千歌「紅玉さん…!」
紅玉「ふん…花丸よ…皆目はこれより無効…好き勝手するがいい!」
紅玉はそのまま何も言わず立ち去っていく
しかし
花丸「じゃあ好き勝手させてもらいます」
花丸が呼び止める
花丸「…元老院様、マルはさっき言いました…もう境遇から逃げない!そして貴女からも逃げないと」
紅玉「何が言いたい…」ピト
花丸「マルはこれからも貴方のところとおばあちゃんのところと両方のところに共にいます、共に仏道を学びます」
紅玉「!?」
花丸祖母「やれやれ困った孫じゃ…何度も殴られた男をまだ見放さぬとはのう…」
花丸祖母「見たか元老院?これが花丸の優しさじゃ」
紅玉「……」クルッ
スタスタ
花丸祖母「やれやれあやつも困ったやつじゃ…しばらく理解には時間がかかるじゃろうのう」
鞠莉「お騒がせして申し訳ございません」
花丸祖母「いいんじゃ、私達の家系が複雑過ぎるだけの話…しかしあいつがああも簡単に皆目を無効にするとはな」 花丸祖母「私から数え三世代も邪魔してきたあやつの法…いやあやつ自身も足枷になっていた約束…それをたった一日で変えるとはのう」
花丸「ルビィちゃん大丈夫?」
ルビィ「だ、大丈夫だよ…花丸も大丈夫?」
花丸「う、うん」
千歌「それより!今日は祝杯だよ!」
鞠莉「そうよ?二人のラブラブ再会記念なんだから!」
花丸「ラブラブ///」
ルビィ「うっ//////」
花丸祖母「ふふ、本当によい仲間に出会えたのう…花丸よ」 そしてこちら待機組
ダイヤ「帰ってくるそうです…」
梨子「今さっき私も連絡入りました」
善子「心なしか晴れやかだったわねあの二人」
ダイヤ「何があったかは分かりませんがあの鞠莉さんの喜びよう…ふふ、吹っ切れたようですわねルビィも花丸さんも」
梨子「…しかし信じられないわ…」
善子「ん?どうしたのよリリー」
梨子「いやさっき連絡で花丸ちゃんは家公認の仲になったって…そんな…そんなことが…」
善子「あるのよそういう奇跡ってやっぱり」
梨子「でも…ダイヤさん?黒澤家の方は…大丈夫なの?」
ダイヤ「大丈夫なわけありませんわよ!多分お父様にでも知れたら半殺しどころではないと…」
善子「げっ!?おっかな!!」
ダイヤ「あぁ今はやめてください!…考えただけでも頭が痛いですわ!」
ダイヤ「…でも仕方ありませんわ…あの二人が選んだ道ですもの」
梨子「まぁ、私達に選ばせられた道ってこともあり得るけどね」
ダイヤ「…そのときは全員で半殺しにされてくれますか?」
善子「い、嫌にきまってるでしょ!?今からそうならないようにこの三人でなんとかするわよ!」
梨子「な、なんとかなるかなぁ?」
善子「うっさい!奇跡を起こすのよ奇跡を」 こちらおまけかなよう
曜 「集合…今日は祝杯だって」
果南「ボディーソープを変えてみようかなん…」
曜「まだ悩んでたの?…さあいくよ」
果南「待って!曜?私本当に磯臭い?」
曜「えー何今更?」
果南「何!?今更って!まさかあれか!今までみんな言わなかっただけで臭かったの!?そんなみんな酷いよ!」
曜「いやー中々言える人っていないと思うし、果南ちゃん勲章だとか言ってたしなぁ」
果南「そんなの強がりだよ!だったらいってよ!独特な香りだとか果南ちゃんの匂いだとかじゃなくちゃんと言ってよ」
曜「えー…じゃあ控えめに言って干物臭い」
果南「」
曜「たまに歩くくさやみたいなときも」
果南「最悪じゃん!?日本一臭いじゃんそれ!?」
曜「大丈夫だよまだシュールストレミングよりはマシだから」
果南「何が大丈夫なのそれ!?世界一臭いのと比べてマシとか言われましても!?」
曜「ああもう流石に冗談だよ!というか早く行くよ」
果南「あ、待って〜曜〜!曜はいつもそのカルキ臭いのどうやって」
曜「(…しつこい)」 おまけその後…
花丸「あっん…///だめ…///ルビィちゃ…ダイヤさんにバレちゃうよ…///」クチュクチュ
ルビィ「ふふ、じゃあ声ださないで頑張って♪花丸」
花丸「ふぁぁ///そんなこんな激し、んっ///無理だよ…ルビィちゃあっん///」クチュクチュ
ルビィ「だーめ♪お姉ちゃん疲れてるんだから起こしちゃ悪いでしょ?」
ダイヤ「(いや起きてますわあああああああああ!隣の居間で何やってるんですのこの二人はああああああ!///////)」
花丸「あっ…///あっ…///」クチュクチュクチュクチュ
ダイヤ「(いや何やってるってナニやってるんでしょうけどお父様から許しは得たとはいえ、もうちょっと節度を持ってという約束なはずなんですが…)」
ルビィ「ふふふふふ、じゃあ次は三本でいくからお姉ちゃんにバレないように頑張って声抑えてね?私のかわいい…は・な・ま・る♥(耳に吐息)」
花丸「る、びぃちゃ…ぁぁん…///」ビクンビクン
ダイヤ「(つか誰だぁぁぁぁ!?こんなドS妹に身に覚えがないですわよ!?)」
ダイヤさんの寝不足な夜は続くが
この話はおわり 保守など付き合いありがとう
おわりです
ちなみに寺のご法度云々は宗派によって諸説ありなので本当の国木田家が何がどうかは知らないので適当です 乙
やっぱりなんやかんやルビまるはハッピーエンドが似合うな 乙
数が少ないから目立たんがルビまるのルビィイケメン率高いな >>148
>果南「そんなの強がりだよ!だったらいってよ!独特な香りだとか果南ちゃんの匂いだとかじゃなくちゃんと言ってよ」
ここよくみたらアニメ一期9話の台詞改変で草 ただのレズものかと思ったら想像以上の感動巨編だった 最高の作品
もっと続きが読みたいと思ってしまうほど ルビまるで茸ってことはダイヤアンチのクソ野郎かこいつ
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