ダイヤ「あらこれは…?日記?」
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ダイヤ「ノートがどっさり…あの子、毎日日記なんかつけてましたのね…流石わたくしの妹!マメなところも似ましたのね」
ダイヤ「…と…でも高校生になってからは何も書いてないんですのね…えーと最初の日記はどれどれ〜?」 ○月○日
きょうはともだちのはなまるちゃんといっしょにあそびました
はなまるちゃんちはおてらでとってもひろかったです
ダイヤ「ああ、これはルビィが一番最初に花丸さんの家に行ったときですわね…ふふ、たしかあのときはルビィにもお友だちが出来たんだって大はしゃぎでしたわね」
ダイヤ「えーと次は?」 ○月△日
今日は学校で遠足でした花丸ちゃんと一緒に川であそんだりしましたおべんとうもおいしかったです!
○月×日
今日は運動会でした。花丸ちゃんうんどうが苦手だって言ってたけどいっしょうけんめい走ってたから頑張れっておうえんしてあげました。ルビィはかけっこでいっとうしょう取りました。
ダイヤ「色んな行事のことがかかれてますわね…ふふ、毎年毎年同じようなことばかり書いているみたいですけど」ペラペラ
○月○○日
明日は花丸ちゃんちにお泊まりかい、いろいろなおかしや、おもちゃを持っていくじゅんびをしました、あとおかあさんにおねしょはしちゃダメよって何回も何回も言われました。ルビィそんなに言われたらそれこそしちゃう。
ダイヤ「ふふ、あのころはルビィも本当におねしょばかりしてましたものね…」 ○月○△日
今日は花丸ちゃんちで書いてます、今からおふとんでねるけどおねしょはきをつけます、花丸ちゃんちはやっぱりお寺だから広いです。
おうちの中でかくれんぼができます。あとはアイドルごっこもできます。とにかくすごいおうちです!
ダイヤ「うちもお屋敷としては広いと自負しておりますが花丸さん家の敷地面積には負けますわね…」
○月○×日
かなしい。花丸ちゃんちからはなれるのはとてもかなしいです。また書くとないちゃうから今日はもうおしまい。
ダイヤ「あのときは別に花丸さんと今生の別れでもないのに泣きわめいて大変でしたね…まあそれほど花丸さんが好きなんでしょうね」
ダイヤ「現にこの日記も」 ペラペラ
○月△△日
今日は花丸ちゃんと一緒にお勉強…
ペラペラ
△月○○日
今日は花丸ちゃんが大好きな図書館へ行きました…
ペラペラ
×月○○日
今日は花丸ちゃんと沼津に二人だけでお出掛けです♪…
ダイヤ「ほとんど花丸さんとの思い出ですもの…本当にかけがえのない親友ですのねあの二人」
ダイヤ「しかしそう言えば、中学の後半くらいの頃、あまり一緒になることはなくなりましたね…いや小学校のときに比べてですが…」
ダイヤ「まあ遠慮深くなる年頃ですからねそれも起因しているのでしょうか…えーとルビィ日記中学編は…と」 ○月○○日
明日から花丸ちゃんと一緒に中学校生活!まだまだ新しいことで不安もあるけど花丸ちゃんと一緒なら大丈夫!
ダイヤ「素晴らしい、普通に前向きないい姿勢ですわね!これも親友がいたからでしょうか、やはりルビィは根は強い子です」
○月×日
花丸ちゃんはやっぱりすごい!お勉強もできて…えーと秀才ってやつだね秀才
昔から本とか好きで知識が豊富だからだねルビィも頑張らなきゃ
○月△日
今日は委員会を決める日、ルビィと花丸ちゃんは勿論図書委員を希望したよ
一緒になれるといいね♪って約束もした
この約束果たせますように
ダイヤ「ふむ、やっぱりあの二人はあの二人ですわね、いつも通りです」
ペラペラ ○月△△日
なんだかこの気持ち、モヤッとするから書いておくことにした
今日花丸ちゃんが屋上でクラスの男子に告白されていた
花丸ちゃんは頬を赤らめて嬉しそうに笑ってた
それを見てなんかモヤッとしたなんでだろう花丸ちゃんに好きな人が出来るのは親友として嬉しいことなのに
ダイヤ「!?…こ、これは…」
ダイヤ「い、いやいや…大丈夫、大丈夫ですわ…」
ペラペラ `¶cリ˘ヮ˚)| アニメ設定だったら私、死ぬわね ○月△×日
なんなんだろう私、なんでこんなに晴れやかなんだろう
花丸ちゃんが昨日の告白を断ったって聞いて正直晴れやかな気持ちになった
最低すぎる親友失格だ…何を考えてるんだろう私
自分が分からないよ…
もういいや寝よう
ダイヤ「セーフですわ!い、一人称がルビィから私になったところも含めてセーフですわ!これはあれですわあのあれですわ!さ、さーて続き続き」
ペラペラ ○月××日
花丸ちゃん、花丸ちゃん
私は最近、溜息混じりにそれを呟いてばかりなことに気づいた
なんでだろう私は花丸ちゃんの何がそんなに気に入らないんだろう
いや気に入らないのかな?
なんでこんな彼女のことを思う度、モヤモヤするんだろう
親友なはずなのに、喧嘩だって一度もしたこともない仲良しのはずなのになんでこんな…彼女を思うと苦しくなるんだろう
分からないよ…分からないよ!誰かこの気持ちを教えて欲しい
お姉ちゃんなら分かるかな…
ダイヤ「それ恋ですわぁァァァァ!!」
日記叩きつけパァン! ダイヤ「もうええわ!もうあれですわ!これ!もう完ッ全!に我が自慢の妹レズですわ畜生め!」
ダイヤ「はぁこれからどうしましょう…こんなことになるならこんな日記、見なければ良かったですわね…」
日記ビラーン
ダイヤ「……いやもういいですわ、妹の心の闇なんて覗いていいことなんて一つもっ」
日記クターン!
ダイヤ「…………ちょ、ちょっとだけ、気になりますわね…ちょっとかいつまんで飛ばし読みで」
ペラペラ ×月×日
衝動、だった
もはや考えるより先に花丸ちゃんの唇に自身の唇を重ね合わせ…
ダイヤ「キスいったああああああああ!!!!!」
日ッ記パァン!!
ダイヤ「昨日今日で何があったああああ!恋を自覚してなかったのにいきなりキスってえええええ!」
ダイヤ「はぁ…はぁ…もうだめですわ…これ以上…もうこれ以上あの仲良しの親友二人を別の意味の仲良しで見てしまいますわ」
ダイヤ「これは…危険すぎます、黒澤家の禁忌の8つ目に追加して封印…」
バタン!
ダイヤ母「もう何を騒いでいるんですかダイヤさん?家の中ではお静かに…ん?」
ダイヤ「お、お母さま!?」
ダイヤ「あら〜!これルビィさんの日記ではありませんか…えーとどれどれ…!」
ダイヤ「い、いけませんわ!お母さま!?それは危険…ああ!?」
ペラペラ □月□日
もう後戻りはできない、私は今日選んでしまった花丸を幸せにするって
必ず幸せにするって約束をしたんだ
見ててね花丸、私は…私は
君の隣で君の笑顔を守ることを誓うよ
大好きだよ花丸
ダイヤ母「あら?ルビィさんって花丸ちゃんを呼び捨てになんかしてました?」
ダイヤ「し、してませんわ…(というかもうこれ誰ですの!?)…お、お母さま?やめましょう?例え親でもルビィの日記を除き見るような真似は…」
ダイヤ「(と、とりあえず良かった…ABときた中でCが来ると思ってたタイミングでまだこのページで…もうあれやこれやのページが来る前に)」
ダイヤ母「あら?ダイヤさんだって見てたんでしょ?そんなこと言えた義理ですか?」
ダイヤ「うぐっ…で、ですがもう辞めたのですわ、もうこれ以上はルビィが可哀相だと思って」
ダイヤ母「そんなのずるいですよ!私も母親として可愛い愛娘が普段どのように過ごしているか知りたいじゃないですか♪」
ダイヤ「で、ですが…(その愛娘がとんでもねーやべー過ごし方してるんですよ!お母さま!やめて!早まらないで!)」
ダイヤ母「だーめ、見ます♪」
ダイヤ「ああ!?」
ペラペラ □月□×日
放課後、夕日が窓から差込み
赤く染まる図書室、
私は無造作に花丸のタイを緩め外して投げ捨てた
そして一つ一つ服のボタンを外していく
その時、んっ…という花丸の吐息がもれる
もう、感じてるの?と聞くと彼女は
いじわる言わないで…早く…
と涙目で頬を紅潮させる
それが私の性欲をさらに煽情させるとも知らないで
そこからの私は理性が弾けとんだ獣だった
彼女を押し倒し、彼女のストッキングを強引に引きちぎって
露になった彼女のダイヤ「とおおおおおお//////!!!」
日記を蹴り飛ばしパァン!!!
ダイヤ母「ああもう何しますか!?ダイヤさん!なんのことだかよく分からなかったじゃないですか!」
ダイヤ「よくわからなくて結構ですわ!もうやめましょう!?もう無理です!わたくしが無理です!」
ダイヤ母「えぇ?」
ダイヤ「さあもう帰った帰ったですわ!」
ダイヤ母「えぇ!?ちょ…ダイヤさん!?」
バタン!
カチャ
ダイヤ「…ふぅ」 ダイヤ「……(じゃねーんですわ…!どうしますの!?あの二人!えぇ!?)」
ダイヤ「(嘘でしょ!だってあの二人ですよ!?なんならちょっと先日前も)」
……
花丸「わぁルビィちゃんこれ美味しいね」アイスチュー
ルビィ「うん、美味しいね」アイスチュー
……
ダイヤ「(あんな純真無垢にパピコわけあって吸っていたのに)」
ダイヤ「(それを見てわたくしもまるで聖母のように見守っていたのに)」
ダイヤ「(でも実際は夜や人目のないところではアイスのパピコじゃなくてお互いのパピコを吸っていたなんて…)」 …………
ルビィ「お姉ちゃん!あれ一緒に乗ろうよ!」
花丸「ダイヤさん!あれも乗るずら!乗るずら!」
ダイヤ「もー一辺に言わないで?順番ずつに乗りますからね?そういうとこまだ貴女たちは子供なんですから」
ルビィ「まだ子供でいいもんねー!」
花丸「ねー!」
…………
ダイヤ「(なーにが子供でいいもん!ですか!中学ですでに図書室でヤるってもはや大人をエスカレーター登りきってますわよ!)」
ダイヤ「(あーもうダメだ…あの二人が段々遠くなる…カムバック、純真無垢だった頃のルビマル…)」 ダイヤ「……ん?しかしお待ちなさい?今はそんなにカップルのようにベタベタくっついたりはしてないですわよね?それどころか二人でいることさえあんまり…」
日記グデーン
ダイヤ「…あれなシーンの日にちは飛ばしてもうちょっとだけ読んでみますか、えーと一年くらい飛ばして中学二年の秋ぐらいから」
○月△○日
あぁ花丸…
君から笑顔を奪ったやつは誰なんだろう
君を悲しませる馬鹿は誰なんだろう
紛れもない私だ…
嫌みなのか何なのか私の心が空に現れ、今日はどんより曇り空だ
下らない世間体に囚われて、勝手に心に曇天を打ちあげた下らない私
本当に嫌になる
今日は彼女とはじめて喧嘩をした
そして私は彼女を冷たく突き放した…
ダイヤ「なっ!?!?」 |c||^.-^|| このワタクシは言い回しが絶妙ですわ ダイヤ「ど、どういうことですの?ヤったまでいったというのに…一体ルビィにどういった心境の変化が…」
ペラペラ
ダイヤ「そこから花丸さんのことが書いてません…たしかにこの頃からでした二人があまり遊ばなくなったのは…」
ダイヤ「中学三年の日記…ノートとしては最後の一冊ですわね…」
□△月○×日
今日から中学3年生だ
女が女を愛して何故悪い!
と思っているが世間一般ではやはり私達は異端だ
いや本当は覚悟していた
けど覚悟が足りなかったんだ
お互いの家のこととか、一般常識とか
まだろくに社会にも出ていない中学生、こんな青二才の分際で何が分かっていたというんだろうか
分かっていた風に私は彼女を守るだなんて口走っていたけど
私では彼女は守れない…
この前それを痛感したんだ
もういい終わったことだ、今日からは花丸…いや花丸ちゃんとは友達に戻る
ダイヤ「この前痛感した?それにルビィ…貴女…」
ペラペラ □△月○×日
なんで!?花丸…
なんで…諦めてくれない
私は無理なんだ、君を守ることは
この前それを嫌というほど痛感したでしょ?
私じゃ…君を茶化してくる男共に文句の一つも言ってやれない、1発殴ってもやれない
私は…どんだけ君の前で強がったってどこまで行ったって女の子なんだ
こう伝えた
でも彼女はこう言ったんだ
それでもいい…ルビィちゃんが隣にいてくれるだけで私は…
泣きながら、そう言った
馬鹿な私、何回彼女を泣かせば気が済むんだろう
何回彼女を勘違いさせるんだろう
私はその時にキツくキツく彼女を抱き締めた
大丈夫…大丈夫…って言いながら
何も大丈夫ではないのに
私はなんで…なんで女の子に生まれてしまったんだろう
ダイヤ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ルビィィィィ!」ボロボロ
ダイヤ「がな゛じずぎるでじょうごれ゛ぇぇぇ」
ペラペラ ○□月××日
やめて…!花丸!
私はもう君を愛しちゃいけない
君はもう私を愛しちゃいけない
ここは現実を見ていきよう?
私は黒澤家、君は寺の娘
こんなのあってはならない恋なんだ
改めて全部伝えた
「それでもルビィは私を愛してくれるって
言ったよね!?」そう言われた
確かに言った、必ず君の側にいるとも君を笑顔にするとも
けれど…気付いたんだ
それは私の役目じゃあない
いつか君に現れる素敵な人だ
だからとうとう言ったんだ
私は君に最低な言葉を
「それ全部無し、私はもう君を守れないし、もう愛せない」
はっきりと言う、結局これを言わなければ
私と彼女は一歩も前にも進めない
また、彼女は泣いた
これまでにもないまでにもない大泣きだ
私は泣かなかった…泣いたらまた未練があると思われる
我慢して我慢して我慢して冷徹に突き放すように
「戻ろう…?ただの親友同士に」
って
ダイヤ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ」ブワァ ダイヤ「どぼお゛お゛し゛て゛な゛んですの゛!?なんでごんなっ!!!?」
ダイヤ「グス…こんなの悲しすぎますわ、しかしそういうことでしたか…あの二人がきっぱりベタベタすることを辞めたのは」
ペラペラ
ダイヤ「これが最後のページですか、日付はたしか卒業式の前日ですわね」
□□月××日
明日は花丸ちゃんと一緒に卒業式、花丸ちゃんとは色んなことがあったけど!
来年からは高校生、そこでも花丸ちゃんと一緒みたいです!
一緒に学校生活を頑張りたいと思いました。
ダイヤ「ああ、もう…文章が幼くなっているのが…」
ダイヤ「…でここからは白紙と」
ダイヤ「…なんですかこのモヤモヤ感!結局ルビィはアブノーマルの道からノーマルに戻ってくれたというのになんですのこの後味の悪さは!」 ダイヤ「(もうさっき思ってた回想がまた別の意味に変わりましたわよ)」
ダイヤ「(あれはイチャイチャ隠してるわけじゃなくて)」
ダイヤ「(何も知らない子供を演じてあの頃の純真無垢に戻ろうとしてるわけですか…)」
ダイヤ「……まるで何もなかったただの仲良し同士に戻るために」
……
戻ろう?ただの親友同士に
……
ダイヤ「って悲しすぎますわ!そんなのまた別の意味であの二人を見ていられませんわよ」
ダイヤ「やっぱりこんなの開けるんじゃなかったですわ!何が面白くて妹のアブノーマルな悲恋なんか見たいんですか…!」
ダイヤ「…はぁ、もう明日から普通にAqoursの練習なんですが、どう接したらいいのか…」 どう転がるのか気になって眠れん
起きるまでに書いといてくれよな そして次の日
ダイヤ「(いやたしかに…たしかに…!)」
ルビィ「ありがと!花丸ちゃん!」
花丸「どういたしましてずら!」
ダイヤ「(たしかにどうみても普段のわたくしフィルターだとこういうオアシスルビまるですわね…しかし、昨日あんなもの見たせいか…心なしか)」
ルビィ「…ありがと…花丸ちゃん」
花丸「…どういたしましてずら」
ダイヤ「(なんか微妙な間を感じますわ!もう完全に別れたあとのカップルのやり取りにしか…いや実際そうなんですが)」
ルビィ「花丸ちゃん!一緒にストレッチしよう?」
花丸「うんいいよ!」
ダイヤ「……」
ルビィ「…花丸ちゃん……ストレッチしよ…」
花丸「え……うん…いいよ…」
ダイヤ「(ああああああああ)」ブンブン ダイヤ「(もうやってられませんわ!一気に世界が変わってしまいました!わたくしのオアシスが一気に泥沼化してます)」
ダイヤ「…鞠莉さん貴女の小原グルーヴに頼み込んでわたくしの昨日の記憶全て消せる道具とか出せませんか?」
鞠莉「何言ってるのダイヤ?頭大丈夫?」
ダイヤ「わたくしは本気ですわ!」
鞠莉「???」
果南「何々なんの話?」
ダイヤ「おー果南さん今すぐわたくしをぶん殴ってくれませんか?気絶するくらいに頭ぶっ壊れるぐらいに」
果南「いやもうぶっ壊れてるでしょ何言ってるのダイヤ大丈夫?」
ルビィ「…はぁ…」
曜「ルビィちゃんどうしたの?溜め息なんかついて」
ルビィ「ぴぎゃ!べ、別になんでもないよ!」
善子「ルビィは普段からまあまあ溜め息ついてるわよ?いつも私みたいに幸運逃げるぞーっとは言ってるんだけどね」
千歌「えー?アイドルがそれじゃダメだよ?ね?花丸ちゃん?」
花丸「…え?…うん、そうだね」
千歌「花丸ちゃん…?」
善子「ずら丸またあんた上の空で聞いてなかったでしょ?こいつはこいつでたまにこうなのよ…まったく気が抜けてるんだから」
花丸「ご、ごめんずら」
ダイヤ「(ああ…もう…こういうふとしたときに二人の心の闇が…)」
果南「ダイヤ?本当に大丈夫?」 ダイヤ「……(全く気づかないというのは本当に幸せなことですのね、ふとした瞬間にあの二人は憂鬱になっている、気づいていなければそのふとした瞬間は注目しない…だけれども気づいたものはそれを目撃してさらに憂鬱になる…)」
果南「ダイヤ?」
鞠莉「こいつは重症ですな果南さん」
果南「うん、なんかおかしい」
ダイヤ「…(悪循環ですわ!わたくしはどうすればいいのでしょうか…あの二人に対してなんて声をかければ…いやそもそも声なんて掛けていい案件なんでしょうか…)」
鞠莉、果南「…」ペチン!
ダイヤ「いったー!ですわ!」
ダイヤ「んもう何するんですの!?」
鞠莉「貴女が叩けって言ったんでしょ?それにあなた石頭だから平気よ」
ダイヤ「平気なわけありますか!」
果南「で何を悩んでるの?頭の中まで石みたいなダイヤは?」
ダイヤ「べ、別に何も…」 果南「嘘だね、ホクロ掻いてる」
ダイヤ「ぐぬっ!」
鞠莉「さあ洗いざらい話なさーい!」
ダイヤ「洗いざらいは無理ですわ…」
果南「…じゃあ話せることだけ話して見てよ」
ダイヤ「そうですわね…じゃあ地蔵にでも話し掛けると思って…あのですね」
果南、鞠莉「うんうん」
ダイヤ「もしですよ?もしわたくしがここでいきなり貴女方に好きだと迫ったらどあうしますか?」
果南、鞠莉「!?」ガタッ
梨子「!?」ガタッ
曜「なに突然立ち上がったの?梨子ちゃん」
梨子「いや…三年のミーティング場から百合の波動を感じた!…千歌ちゃん私三年のミーティング場に」
千歌「座りなさい…」
梨子「はい…」 ダイヤ「さあどうしますか?」
果南「え、そ、それは///どうするかって言われても///」
鞠莉「そ、そうね///それはその///」
ダイヤ「なんですか?なんでも聞いて?みたいなお節介してきたのに歯切れが悪い!もしもの話をしてるんですわよ…も・し・も」
果南「そのもしもが分からないんだよ…そりゃあダイヤから本気の好きって言われたらす、好きって///言うかもしれないけど」
鞠莉「それがダイヤが好きだから好きってことになるのかって感覚は分からないわね…幼馴染だから、親友だからかも知れないし」
ダイヤ「なるほど…やはり最初はそういうものですわよね…」
鞠莉、果南「……」
鞠莉「で?それ聞いてどうするの?まさか貴女レz」
ダイヤ「違いますわよ」
果南「じゃあ何?目覚めかけつつある感じ」
ダイヤ「それは…分かりませんけど…最近そのレズがかなり身近に感じてきたとだけ」
果南「えー?何何?隣近所にレズが引っ越してきたとか」
ダイヤ「それ千歌さんでしょ?…というかその身近ではありませんわよ、心境のへ変化というか?考えさせられるとこにいますのよ」
鞠莉「???、なんだかよく分からないけど…その」
ダイヤ「?」 鞠莉「好きになっちゃったら仕方ないんじゃない?」
ダイヤ「仕方ない?」
鞠莉「いやだから…一回好きになっちゃったら女の子同士がどうとかじゃなく好きなのよ、その人が好きなのよ多分」
ダイヤ「なるほど…そういう考えもありますわね(ルビィも花丸さんもそれが分かった上で好きだったみたいですし)」
ダイヤ「まあなんにせよ…これはわたくしが悩んでも仕方ない問題だとは気付きました、わありがとうございます」
鞠莉「そう…なら良かった」
果南「しかし女の子同士か…(ん?女の子同士?しかもダイヤが悩んでるって…まさか…!?)」 一方こちら
ルビィ「はぁ…」
善子「本当に毎日毎日溜め息ばかり吐くわね〜何?本当に何か悩み事でもあるのかしら?」
ルビィ「あったとしても善子ちゃんには関係ないよ〜だ」
善子「ヨハネよ!?この!?私のリトルデーモンにしては生意気ね!」
ルビィ「あはは…でもありがとうね?いつも気にしてくれて」
善子「ふん…ただ気色悪いだけよ」
ルビィ「何が?」
善子「…あんたとずら丸の関係よ」
ルビィ「!?…どういう意味かな?私と花丸ちゃんは普通に仲良しの親友で」
善子「こんな気色悪く歪な親友同士がいてたまるか」
ルビィ「……」
善子「周りのやつらはみんなあんたたちのことみんな仲良し仲良しって言ってるけどね…私の目は誤魔化せないわよ…あんたたち口で会話してるだけで目と脳では会話してない」
ルビィ「そっか…流石善子ちゃん鋭いね」
善子「ヨハネよ!…近くにいたらすぐ分かるって」 ルビィ「…昔ね…お馬鹿さんが居たんだぁ…花丸ちゃんを泣かしてばかりのお馬鹿さんがね」
善子「?」
ルビィ「ある日そいつは花丸ちゃんとデートしてた…そしたら向こうから男の子らがやってきて、女の子同士で手を繋いでるだの気持ち悪いだのなんだの言ってきて…知らない間に囲まれてた」
善子「最低ねそいつら」
ルビィ「だよね…でもねもっと最低なのがその花丸ちゃんのデート相手のそいつ…普通は女の子でも怒って突っかかったり文句言ったりするでしょ?」
善子「……」
ルビィ「そいつは何もしなかった…いや出来なかった足が震えて声も震えて…なんでか分かる?」
善子「…」
ルビィ「男性恐怖症…だったんだよそのお馬鹿…いつなったのかもなんでなったのかも分かんないけど…そんなワケわからないものに負けて花丸ちゃんのために文句の一つすら声に出せやしないの」
ルビィ「…結局そいつは何も出来やしないまま、たまたま通りかかった果南ちゃんに助けて貰ってそいつと花丸ちゃんは助かった…」
善子「…!」
ルビィ「けどそいつだけじゃ何も出来やしなかった情けないよね本当に」
善子「…それで?そいつはずら丸とそのあとどうしたの?」
ルビィ「花丸を守れるとかいってごめん、あれ全部嘘…私は何も出来ない、これじゃ花丸を愛してはいけないとか言って一方的に勝手に振っていったよ」
善子「!?」
ルビィ「ふふ、ね?飛んだお馬鹿さんでしょ?」
善子「えぇ…そいつ大馬鹿で最低よ…本当に…グス」 たしかに一番純粋無垢そうなルビまるがやることやってて闇があるのってなんかエロイ 翌日
千歌「あ〜暇だねぇ…花丸ちゃん」
花丸「暇ずらねぇ…」
千歌「歌詞考えないといけないねぇ〜」
花丸「いけないずらねぇ…」
千歌「でも思い付かないねぇ〜」
花丸「思い付かないずらねぇ…」
千歌「よし!じゃあゲームでもしよっか」
花丸「…梨子ちゃんに怒られるずら」
千歌「まあまあ息抜きに息抜きに」
花丸「いや息抜きって歌詞考える期間の締め切り日なんだけど」
千歌「だからだよ!大丈夫大丈夫…これはよくプロの作詞家さんたちもやってる遊びだから」
花丸「?…なんずら?」
千歌「お?食いついた?食いついたか花丸ちゃん!」
花丸「ま、まぁちょっと」 花丸「で?どういうやつなの?」
千歌「即答連想だよ」
花丸「即答連想?」
千歌「そう例えば林檎っていったら赤いとか即答するの、即答だからマジカルバナナとかよりも早くね」
花丸「へぇーじゃあ赤い、トマト」
千歌「そうそう!すっぱい」
花丸「いつぞやの思い出」
千歌「アルバム」
花丸「捨てた写真はいくつくらいあるだろう」
千歌「…ゴミ捨て禁止」
花丸「禁忌の恋」
千歌「え、えーと恋、鯉…カープ優勝」
花丸「優勝のあとはただの跡」
千歌「ちょ、ちょっと待って!花丸ちゃん?若干重くない?連想するワードが」
花丸「そうずら?ごめんずらじゃあ仕切り直してラブライブ」
千歌「叶えみんなの願い!」
花丸「叶わぬのも願い、そして恋」
千歌「恋する少女!」 花丸「恋した少女は絶望に変わる」
千歌「ぜ、絶望を救いだす女神」
花丸「神なんていない」
千歌「信じればきっといる」
花丸「信じる数だけ裏切られる」
千歌「だから全体的に暗いよおおおおお!」
花丸「ずら?」
千歌「いやずら?じゃなくてほらもっと明るい連想ゲームしよう?ね?私が努力とか願いとかいってるのに否定されたらあ、うん…てなるから」
千歌「はいじゃあ!仕切り直しで奇跡」
花丸「奇跡なんて起こらないから奇跡」
千歌「…それでも諦めない!」
花丸「諦めた方がいいこともある」
千歌「仲間と一緒なら大丈夫」
花丸「所詮人は最期は一人で死んでいく」
千歌「うん!?花丸ちゃん!?話聞いてた!?」 千歌「暗いよ!花丸ちゃんてそんなネガティブだっけ!?ゲームなんだから明るくいこ?ね?あ、じゃテーマでいくね…はいAqoursで」
花丸「個性的」
千歌「個性的といえば善子ちゃん」
花丸「善子ちゃんといえばGuiltykiss」
千歌「Guiltykissと言えば愛こそ全て」
花丸「愛こそ全てといえば…」
……
愛か…
私はいつからあの子を愛するようになったのだろう
………
千歌「…いやなにこれ?何のナレーション?何を連想しろと言ってるのかな、これ?」
……… 連想するのは、恋仲になったときのことばかり
愛するということを教えてくれたあの子を
私はちゃんと愛していただろうか
………
千歌「花丸ちゃぁん!?何してるのこれ!?何を連想してるの!?」
…………
愛…か…
…………
千歌「愛か…じゃないよ!そのいちいち入るBLEACHのポエムみたいなの何!?キャラ変わってるし!」
…………
愛を産み出す力が欲しい
愛し合える勇気が欲しい
君の苦悩を断ち切る剣が欲しい
…………
千歌「大丈夫?卍解しないこれ?」 ……
咲き誇らない百合の花を蒔いて
私に植え付けたのはあの子だった
心に燃えるような情熱の火を灯したのも
あの子だった
……
千歌「花丸ちゃん?そのあの子って誰!?」
……
あの日、ルビィちゃんは私にキスをしてきた
驚いた、いやキスをしていたルビィちゃんも驚いていた
きっとお互いまだ愛を知らぬ身で愛するという行為を行ったからだろう
………
千歌「ルビィちゃんがあああああ!?えええええ!?」 ………
愛が芽生えると本当に色んな感情が溢れだした
ルビィちゃんがいとおしくて、離れているときが切なくて
毎日が毎日が暖かくて、尊くて楽しかった
けれどそれと同じくらい、この日常が崩れていく日が来るのが怖かった
………
千歌「……あの、花丸ちゃん…そういや語尾にずらは?」
………
まただ、女同士なのに等と揶揄する声
その度、私も彼女も顔を曇らせた
その度二人は夜、激しく愛を確かめあった
背徳的、倒錯的感覚でただ貪るような夜は
気持ち良かった
………
千歌「あ、そう///き、気持ち良かったんだね///てかなんでそこだけ小学生並!?」 ………
まただ、今回は大切な大切な逢瀬中のこと
私たちの恋路を邪魔するやつらが現れる
どうやら私達の恋は修羅の道、やつらは私達を囲み暴力を振るおうとする
手を繋いでいた彼女は震えていた
無理もない、彼女だって女の子なんだから
私は…何をしていたのだろう
後で自分が情けないと言っていたけれど
情けないのは私も同じだ
何もしようともしなかった
彼女は震えて足がすくみながらも何かをしようとはしている
私は…ただ守られるのを期待していただけ
………
千歌「……」
………
花丸「うぅ…」
ルビィ「だ、大丈夫…花丸はルビィが守るから」
おーえらいえらいw
じゃあ守ってみろよw
何あいつら中学になっても手繋いだりして
マジキモいんですけどwwww
ルビィ「うっ…」
花丸「うぅ…る、ルビィちゃん…」
………
千歌「……」バァン! ………
キースしっろ!
キースしっろ!
キースしっろ!
醜悪なコール、私もルビィちゃんも震えるしか出来なかった
いやあのとき私は怖くて震えていただけだが
ルビィちゃんはプルプルと怒りを溜めて震えていたように思う
彼女本人は何も出来なかったと言い張るけど、心優しい彼女にだって我慢の限界のようなものもある
それがあの見世物のように私達を煽るコールだったのだろう
けれどルビィちゃんのその怒りが頂点に達する前に
果南「何してるの?」
果南ちゃんがやってきた
………
千歌「よっしゃ…!やってまえ果南ちゃん!」 ………
そこからは圧倒だった
果南「あのー何やってるの?高校生がこんなとこで女子中学生に集ってるなんてみっともないからやめよ?」
うわっ全身磯臭っなんだこの女
うわ最悪、みっともないのはどっちよ
これだから田舎の空気ってなれないのよね
果南「」プチン
果南「だったら都会までぶっ飛ばしてやらあああ!ボケェがあああああ!」バキィ!
ぶべご!?
ひぃぃぃ!?殴られた○○かなりぶっ飛んだぞ!
こいつやべー!
ドタドタ!!
果南「…磯臭いはダイバーの勲章!、覚えとけド三品が」ペッ
………
千歌「果南ちゃん!かっくいい!」 ………
とにもかくにも果南ちゃんのおかげで
その場はなんとかなった…だけどその後だったんだ
私達の関係が急速に終わる事態が待っていたのは…
………
このたわけが!
バシン!
花丸「きゃっ…!」
何を貴様!?色恋をしているだけではなく、女子でありながら女子とつきおうとるじゃと!
ワシを怒らせるのも大概にせい!
花丸「で、でも!これは本気の恋で」
だまれぇい!貴様の本気の色恋など知ったことか!
貴様はいずれ寺の僧侶となる身、色恋など言語道断!
ましてや我が宗教で禁忌とされている同性色欲を犯すとは何事じゃ!
私の曾祖父に当たる、国木田の元老院はとても皆目に厳しかった
隠してはいたけど
もうバレてしまったのか… 花丸「あはは…怒られちゃったずら」
私は頬を擦りながら、明日ルビィちゃんにバレないようにしないとなと独り言呟いて
鏡を見つめていた
しかし、鏡に写る気配を感じて振り向く
一瞬、一瞬だが…
赤い髪が去って行くのが見えた…
あぁ…見ていたの…ルビィちゃん
ごめんね…!ごめんね…!
何に謝っているのかも誰に謝っているのかも
私は分からなくなっていた
だだそこに泣き崩れてしまった
………
千歌「…グス…」
………
いっそのこと駆け落ちをしようかなんて言い出せたら
なんて楽なんだろう
でも出来ない私にそんな勇気はない
ルビィちゃんは自分が弱いっていうけど
そんなはずない、ちゃんと自分で決断ができるもの
私は…昔から、引っ込み思案でなんでも自分には無理、自分には無理と決め付けてばかり…
……… 恋仲になってからもルビィちゃんが引っ張っていってくれたからここまでこれた
ここまで楽しかった
私はルビィちゃんがいたから今があるんだよ?
なのに…なんで?
ルビィ「花丸…私達別れよう」
なんで…!?
ルビィ「もう無理だよ…ここ数日で痛感したでしょ?私の無力さを」
違う!!ルビィちゃんは弱くない!私が!マルが!弱いだけ!!!
あの不良の件だってルビィちゃんは立ち向かえた…!
別に怖気ついてなかった
なのにどうして…!?
ルビィ「あんなのに言いように言われてじっとしてて馬鹿だよ!…あんなので花丸を守るとかいって…だからさ…」
どうして!?自分だけの責任みたいにするの!?
ルビィ「花丸を守れるとかいってごめん、あれ全部嘘…私は何も出来ない、これじゃ花丸を愛してはいけない」
どうして!?振っていくのも貴女なの!?
そんな最低な役目までなんで貴女が…!?
ルビィ「だから…私達別れよう?」
なん…で…!?…
……
千歌「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛!」ボロボロ ………
彼女は全部自分で持って捨てていった…
私自身も、私が悪いこともルビィちゃん自身が悪いことも、愛する大切な人を振る罪悪感も
全て…
自分だけが背負い込んで捨てていった
花丸「ルビィちゃん!?やだよ…!マル!ルビィちゃんと一緒に」
ルビィ「…ついてこないで…!」
花丸「!?」
ルビィ「……もう振った…恋人じゃない…!やめて…!」
絞り出すように私を突き放す言葉を言う
花丸「嫌だ!…マルはルビィちゃんとまだ恋人でいだいよ!!」
ルビィ「ぐっ…しつこいよ…!」
花丸「なんで!ルビィちゃんの馬鹿!あんなことぐらいで!」
ルビィ「あんなことぐらいって…何!?私に何が出来るの!?何も出来ないでしょ!?」
花丸「出来るよ!ルビィちゃんは!マルに出来ないこと一杯できるもん!」
ルビィ「だからそれが出来たところでどうやって君を守るの!?」
花丸「守らなくていいもん!一緒に居てくれるだけでマルは!!」
ルビィ「そう思ってたよ私も…だけどね…」 ルビィ「けど…一緒に居るだけでも!花丸は殴られてた!!」
花丸「!?っ……」
あぁ…やっぱり…見てたんだ…
いや気づいてた、彼女の優しさに
きっと私の家のことも考慮して自分が悪者になるように
勝手に居なくなるような最低なやつを演じて冷たく振ってでも尚
私を守ろうとしてくれていたんだ…
ありがとうルビィちゃん
でもね、私はそんなことされたら余計に貴女を好きになっちゃう
余計に愛してしまう
けどその優しさに溺れる度
私と貴女は遠くなる
そして貴女は何度振っても来る、私にとうとう言ったよね?
この不健全な関係を終わらせる言葉を
「戻ろう?ただの親友同士に…」
はい、おしまい
これでマルの恋物語はおしまい そしてマルは新な本の新なページを開く
マルとルビィちゃんは何よりも近くて遠い関係に戻った
ルビィちゃんもマルに冷たい言葉を吐くのをやめた
マルもルビィちゃんを追いかけるのをやめた
お互いに愛し合うことをやめた
だけど近くにはずっといられる…
仲良くできる…親友同士である限り…
これも…ある種…
………
花丸「愛の形なのかな…ね?千歌ちゃん?」ホロリ
千歌「グス…ねぇお願いだからさ…グス…ヒッグ…普通にさ…」
千歌「…れ゛んぞう゛ゲームじよ′お゛お゛お゛お゛お゛お゛よ゛!?」
続く しかし元老院と聞くと政治国家のイメージあるな
寺の偉い人ではなくね? 笑えばいいのか泣けばいいのか分からないSS
けどそこがいい味出てる なんつーか突っこみが中々秀逸なのがあるのが笑えるポイントなのかも 分かる
銀魂の方のズラのかもしれない運転とか牢獄で羊数えるやつ思い出した 路線変更しすぎだろ
このSSにギャグはいらんかったわ 最初の方も似たようなギャグなのであまり変わってないような・・・ ギャグ調で展開されてるけど二人にとっては重い話
というギャグだろ |c||^.- ^|| ルビィ…女の子同士の恋愛なんてバッチコイ!!(わたくしは認めませんわ!) 翌日、二年教室
梨子「で?その連想ゲームしてたら歌詞を考えるのを忘れたと?…千歌ちゃん?怒っていいやつこれ?」
千歌「いや考えられるかぁぁぁぁ!…構想も何もかも吹き飛んだよ!」
梨子「…はぁ…まあたしかにあの花丸ちゃんとルビィちゃんがねぇ」
千歌「ね、ねぇ…なんとかならないかな梨子ちゃん」
梨子「なんとかならないかなって…今の二人の関係、それが二人の答えでしょ?詳しくも知らない私にどうこうできる問題じゃ…」
千歌「でも可哀想だよ、二人はまだ…お互いのこと…」
梨子「…可哀想とは思うけど…」
千歌「ねぇお願い!梨子ちゃん!二人のために何か出来ないか一緒に考えてあげてよ、じゃないとなんかもうモヤモヤして歌詞作りどころか睡眠もままならないよ」
梨子「えぇ!?無理よ!急にそんなこと言われたってー!」
千歌「お願い!百合なら梨子ちゃんの得意分野でしょ?百合恋愛マスターでしょ?顔がレズなんでしょ!?」
梨子「違うよ!?ど、同人誌とか買ってるだけだし…」
梨子「ん?…ちょっと待って?顔がレズって何!?」
千歌「ネットに書いてあったよー」
梨子「…千歌ちゃん?やめようね、そんなの信じるの」ニコニコ
千歌「あ、その顔!その顔!その顔がレズって」
梨子「その顔って!?…どの顔よ」
曜「たのもー!」バタン! 千歌「あ、曜ちゃん!水泳部練習終わったの?」
曜「終わった終わった!さ、帰ろーよ二人共」
梨子「そうだね、あ、帰ったら作詞はちゃんとしてよ?もうそんなに時間ないんだから」
千歌「えー!?だから思い付かないってばー!可愛い後輩がこんなことになってて!しかもその当時者の花丸ちゃんと毎日顔合わすんだよ?」
梨子「それとこれとは別!頑張ってよもう」
千歌「えー!?」
曜「何何?なんの話」
千歌「ああ、実はね…」
曜に説明中
曜「ええええええええええええ!?ルビィちゃんと花丸ちゃんがああああ!」
千歌「しーーー!曜ちゃん声がでかいよ!」
曜「あ、ごめん…で、でも本当にあの二人が?」
千歌「うん、だから可哀想でしょ?だから気になって気になって気になっちゃって」
曜「うん、それが本当だとしたら私も…ちょっとほっとけないかな」
千歌「そうでしょ?ほら…梨子ちゃん?」
梨子「だからって…私達が何が出来るの?」
千歌「そ、それは…」 梨子「あのね千歌ちゃん?女の子同士ってそう簡単じゃないの、親友でいるのでもそう恋人でいるのもそう」
千歌「…」
梨子「言わば、恋を灯火と例えるなら彼女たちがやっているような恋は風前の灯火」
梨子「つまりいつ消えてもおかしくない危ういものなの、だからこそ美しい、だからこそ尊い」
梨子「でもやっぱりすぐ消えてしまう一抹の夢」
千歌「夢だなんて…」
梨子「夢よ、もう二度と見ることのない淡い夢、激しい風の中で決して灯は点かないわ」
梨子「…彼女たちがいる状況はきっとそういう生半可ではない状況よ、少なくとも私達なんかでどうにかなることじゃない」
千歌「そんな…」
曜「……」
梨子「さ、もうこのことは忘れてあげようよ?親友同士として今いるならそれでいいじゃない」
曜「梨子ちゃん…!」
梨子「?」
曜「梨子ちゃんはさ?本当にあの二人が親友同士に戻れてると思ってる?…幼馴染の親友から恋仲になってそれで身を切る思いで別れた二人が本当に今、前を向けてると思ってる?」
梨子「…さあ?私はルビィちゃんでも花丸ちゃんでもないから」
曜「…私は、私は思わないよ」 曜「私は女の子同士の恋愛は分からない…けど幼馴染の友情の難しさだけは痛いくらい分かる」
千歌「曜ちゃん…」
梨子「…」
曜「幼馴染ってね…言わば一度仲良くなったら縁を保ち続けないと幸せになれない呪いなんだよ」
曜「でも、その代わり喧嘩したって悲しみを負ったって痛みを分かち合って進んでいける何にも変えがたい希望でもあるんだ」
梨子「なら…あの二人は」
曜「でもお互いが無理してる仲なんて綻びが生じてしまうだけだよ…いずれおかしくなる」
千歌、梨子「!」
曜「私もルビィちゃん、花丸ちゃんの関係のことは今さっき聞いたばかりだからよく知らないよ?」
曜「そもそも人と人との絆なんて千差万別…同じ例なんて存在しないんだからこんな分かった風な口を効くのも馬鹿だと思う」
曜「…けどね?二人が築き上げた絆って風ぐらいでもう灯が点かないような柔なものかな?私はそんなもんじゃないと思う」
千歌「…そうだね…うん私もそう思う」
千歌「…」コクリ
曜「…」コクリ
千歌「よし、じゃあ曜ちゃん行くよ?」
曜「了解でありまーす」
梨子「え?…ちょ、ちょっと!二人とも!?」 曜「私はルビィちゃん」
千歌「私は花丸ちゃん」
梨子「何をする気?まさかヨリ戻せなんて言いに行くつもりじゃ」
千歌、曜「その通りだよ」
梨子「やめなさい!何考えてるの!?二人が苦悩してたどり着いた今を壊すような真似していい訳…」
曜「壊れやしないよ」
千歌「うん、何があったって壊れやしない」
梨子「なんでそんなこと言い切れるの?」
千歌「梨子ちゃんさ?二人がたどり着いた今って何?」
梨子「?」
千歌「その今の中にはさ?ルビィちゃんと花丸ちゃんしかいないわけ?まああの二人も気づいてないんだろうけどね」
曜「それも教えてあげようよ…そうルビィちゃん、花丸ちゃんには」
曜、千歌「私達もいるって」
梨子「!?」 梨子「だから!私達が何が出来るの!?同性恋愛の障害がどれだけの向かい風か分かってる!?」
千歌、曜「…」
梨子「世間体、お互い家のこと、そして何より二人の将来…!」
千歌、曜「…」
梨子「あの二人の家の事情だとそれら全てが向かい風となってついて回る…二人がそれを覚悟して進んだなら別に止めやしない…けど二人は歩みを止めた」
梨子「その先の棘の道を進むことを止めたの…!貴女たちがやろうとしていることはそこに無責任に二人を放り込もうとしているのよ!?」
千歌「…そうだね、たしかにこの先、棘の道かも知れない…向かい風かも知れない」
曜「けどそこに進むのは二人だけじゃない」
千歌、曜「私達も一緒に進むよ」
梨子「!?」
千歌「それがAqoursでしょ?」ニコッ
スタスタ…
梨子「あ、ちょっと!ダメよ!百合は遊びじゃないのよ!」
善子「ふふ、その台詞どこのセイントスノー妹よ?リリー」
梨子「って善子ちゃん!?」
ダイヤ「ありがとうございます、梨子さん」
梨子「え?ダイヤさんも!?」 ダイヤ「私も梨子さん、貴女と同じでした」
梨子「……」
ダイヤ「これはルビィたちの問題…この件はわたくしも何もせず手を引こうと」
ダイヤ「わたくしたちが何かちゃちゃを入れて事を大事にしてもラブライブとか我が黒澤家のこととかに影響してしまうと考えたら足がすくみました」
ダイヤ「無論、ルビィが花丸さんとそんな関係を続けたいと言うならわたくしは止めません全力で応援します…姉として」
ダイヤ「けれどルビィが花丸さんと決別したというならそれも当然その選択を尊重します…姉として」
ダイヤ「しかし、やはりあの二人流石、というべきですかね…わたくしたち理論派とは違う感覚派…その答えは全く違いましたね」
ダイヤ「同じ道を歩んで行く…か…ふふ…考えもつかなかったですわそんな選択肢」
梨子「止めなくていいんですか?あのままだとあの二人はルビィちゃん、花丸ちゃんを説得しに…」
ダイヤ「クス…貴女が止められないのに止められますか…それにわたくしにも止められないのが二人いましてね…?」
梨子「?」
善子「本当にお節介多いよね…うちの連中って私もリリーと同じよ、というかその気色悪い関係でいいなら勝手にしなさいって感じだったわ…」
善子「けどあの先輩四人は」 果南「曜?行くの?ルビィのとこ」
曜「うん、行ってくる」
果南「そっかじゃ私も行こうかな」
曜「え?」
果南「昔、ちゃんと守ってあげられなかったからね…私にも責はある」
曜「…そっかでも今度はきっと大丈夫だよ私もいるし」
果南「そうだね、私と曜がいて守れないものなんてない気がするよ」
…………
千歌「ってノリで言ったけどここから花丸ちゃん家ってまあまあ遠いじゃん!?」
キキィー
鞠莉「はーい!千歌っち?花丸のとこだよね?送るよー」
千歌「鞠莉ちゃん!?なんで知って!」
鞠莉「いーや?何も知らないよ?けどルビィと花丸がちょっとナイーブって聞いただけ」
鞠莉「だからなんか難しいことはよく分からないけど励ましにレッツゴーって感じ?」
千歌「ふふ…鞠莉ちゃんらしいね、きっとそういう人があの二人には必要なんだよ」
鞠莉「千歌っちもね」
……… 善子「相手がどうしたいからこうしようじゃなく自分がどうしたいかで動くようなワガママ先輩だもの」
梨子「でもそれがあの二人に良いとは」
善子「あの二人も元々似たようなワガママタイプだから問題ないわ…」
ダイヤ「……」
梨子「……………で?私達はどうするの?」
ダイヤ「…待ちましょう」
梨子「待つの!?え?この流れ私達も行くぞーって流れじゃなくて?」
善子「私達が動くのはその後」
ダイヤ「これがどのみちAqoursの分岐点です、わたくしたちはあの四人が選択しなかった方を選択しましょう」
梨子「ルビィちゃんと花丸ちゃんがどちらを選択してもどちらかに逃げてこれるように?」
善子「そう、ルビィと花丸があの四人から逃げて来た場合の居場所…それが私達よ」
ダイヤ「わたくしたちは彼女たちに何もしない、何も言わない…ただ受け入れるだけそれがわたくしたち三人の選択」
善子「ま、後は成り行き次第よ」 そして…
千歌「やぁ!花丸ちゃん?一日ぶり」
花丸「それにぶりとは使わないずら」
千歌「あはは…で?私がここに来た理由分かる?」
花丸「…なんとなく、うっかりあんなこと連想するんじゃなかったずら」
千歌「いやうっかりってレベルじゃなかったけどね…まあいいやでも、あの連想ゲームの続きをしに来たよ」
花丸「…」
千歌「愛だっけ?」
千歌「そこから私が連想するものはね……このAqoursのみんな」
花丸「……」
千歌「ここには私の愛が一杯詰まってる、そう気付けば私は恋してた…このAqoursに」
花丸「!…」
千歌「そんな恋もあるの?って顔だね?そだよ…恋はその人が恋だって思えば恋なんだよ」
千歌「私は梨子ちゃんが好き、私の馬鹿を止めてくれるから」
千歌「私は曜ちゃんが好き、私と馬鹿してくれるから」
千歌「果南ちゃんが好き、いつも見守ってくれてるから」
千歌「ダイヤさんが好き、いつも正しいから」
千歌「鞠莉ちゃんが好き、いつも笑顔をくれるから」
千歌「善子ちゃんは………よく分かんないけど好き」
………
善子「いやなんでよ!?」 ダイヤ「急にどうしたんですの?」
善子「い、いやなんか私だけ雑にされたような気がしたから…」
………
千歌「そして、ルビィちゃんと花丸ちゃんが好き、素敵な愛を見せてくれるから」
花丸「素敵な愛?」
千歌「そう、花丸ちゃんのルビィちゃんを思うその心は素敵な愛、ルビィちゃんの花丸ちゃんを思うその心も素敵な愛」
千歌「それに私は恋してる、だから私は今日その恋を成就させにきた」
花丸「つまり何が言いたいずら?」
千歌「…ルビィちゃんにもう一回だけ恋してみない?」
花丸「!?…やめて、もう無理だよ…マルにはもうそんな勇気は…」
ギュ
花丸「!?」
千歌「大丈夫、大丈夫」
花丸「…なん…で…」
千歌「花丸ちゃんなら出来るよ」 花丸「できないずらぁ…グス…!そんなこと!」
千歌「…よしよし」
花丸「マルは…千歌ちゃんみたいに強くない…いつも不安でいつも怖い」
花丸「もうマルに恋するなんてことできないよ…こんな臆病な私が…」ボロボロ
千歌「私は別にね?昔のような関係に戻ってって言ってるわけじゃないよ」
花丸「…」
千歌「一度失ってたっていい、一回壊れてたっていい、もう愛せなくたっていい、もう一度ルビィちゃんと花丸ちゃんだけの恋をしてみればいい」
千歌「少なくとも今の無理してる関係よりは花丸ちゃんもルビィちゃんも笑えると思う」
花丸「!?」
千歌「花丸ちゃん?自分に言い訳して、無理矢理納得して本音を隠さないで?」
花丸「本音…マルの本音?」
千歌「ルビィちゃんのことまだ好きなんでしょ?」
花丸「…!?…」プルプル
許されないことだと思ってた
もうこの二文字は言っちゃいけない
そう抑え込んでた
もう口にすることはないと思ってた
だけどなんてことはない、あっさりと
花丸「…好き…好きだよ!…好きにぎまっでるよ!大好きだよぉ!ルビィちゃあん!!」
千歌「ふふ、よく言えました」ニコッ
口に出していた
スタタタタタ…タッ! こちらは少し前黒澤ルビィ邸
コンコン
コンコン
曜「ルビィちゃんいる?」
ガチャ
ルビィ「はい、どちら様…よ、曜ちゃん!?」
曜「おっす!ルビィちゃん!最近どうよ?」
ルビィ「え?まあ普通だけど」
曜「そっかー」
曜「……」
ルビィ「……」
曜「……」
ルビィ「いやあの…曜ちゃん何の用?」
曜「目腫れてるよ?」
ルビィ「!?」
曜「泣いてたの?さっきまで」
ルビィ「べ、別に…泣いてなんかないよ」
曜「そっか…でもさルビィちゃんさ」 曜「いっつも私言ってたよね…悩みがあるならいつでも言ってって」
ルビィ「う、うん」
曜「あれさ何で私が言ってたか分かるかな?」
ルビィ「え?それは曜ちゃんが優しいから?」
曜「ううん、私は優しくともなんともないよ?」
ルビィ「いやそんなこと…あるかも練習のときはスパルタだし」
曜「あはは、でしょ?じゃあなんで言ってたから分かる?」
ルビィ「えー優しくないのにそんなことって言うことは…優しい人アピール?」
曜「結構ズバッってくるねルビィちゃん…でも近いよ、私は自分のためにみんなの悩みを抱えたいんだ」
ルビィ「?…自分のため?なんで?」
曜「その人と共に乗り越えて強くなるためだよ」
ルビィ「!?」
曜「だから…ルビィちゃん話してみてよ、貴女が抱えているものを…貴女が全て背負い込んでいるものを」 ルビィ「そ、そんなもの」
曜「解決できないものを一人で抱えていたって現状は変わらないよ?花丸ちゃんを守りたいなら尚更だ」
ルビィ「!?」
曜「ルビィちゃんの抱えてるものを解決なんて出来ないかも知れない…けど一緒に背負ってあげることは私にもできるよ?」
ルビィ「…い、嫌だ…これはルビィの問題で曜ちゃんには」
曜「ルビィちゃんの問題は私の問題だよ?」
ルビィ「なんで!?曜ちゃんは関係ないよ!?」
曜「関係ないことない!!」
ルビィ「!?」
曜「関係ないなんてあるもんか!!!同じAqoursの仲間でしょ!?」
ルビィ「な…んで…曜ちゃんが泣いて…」ボロボロ
曜「そりゃ泣くよ!!Aqoursってそんな簡単に出来た絆じゃないんだよ?まさに奇跡の絆なんだ…メンバー一人が悲しんでるなら全員悲しいルビィちゃんが苦しんでたら私はがなじい!」ボロボロ
ルビィ「…グス…う…うぅ…」ボロボロ
ギュ
曜「…グス…無理なんてしなくていい、全部吐き出していい…私が全て受け止めてあげるから」ニコッ
ルビィ「う…ぅぅ…うわああああああん」
曜「…ようやく泣けたねルビィちゃん」 私は花丸ちゃんが傷つくのは嫌だ
悲しむのも嫌だ
ずっと笑ってて欲しい
ずっと幸せでいて欲しい
ずっと一緒にいて欲しい
けどそれは無理だ、私がいたら花丸ちゃんは悲しんでばかり
傷ついてばかり、不幸になってばかり
だったら私は強くなるしかなかった
彼女を守れるように
でも私なんかがいくら強くなったって
どうしようもない壁が現れて
私と花丸ちゃんを分断した
その壁は私がどんなに叩いても壊れない
いや壊す努力をしなかっただけ
壊した先の未来にいる花丸ちゃんもまた悲しんでいるのが見えたから…
だけど本当はそんなことは関係ないし
知ったことじゃない
私は花丸ちゃんとずっと一緒に居たい
だって私は…ただ…
ルビィ「…花丸ちゃんが…花丸ちゃんが…だいずぎだもん…」
曜「うん」
ルビィ「なんでいっじょにいぢゃあいげないの!?」
ルビィ「なんで愛じあっだらいげないの!?」
ルビィ「なんでおわがれじなぐぢゃいげないの!?」 ルビィ「…グス…なにもかも知らない!私は花丸ちゃんの隣で居たい!恋人同士でずっと居たい!」
曜「うん…だったらそうすればいいんじゃないかな」
ルビィ「えっ…」
曜「恋人同士が一緒に居たいそんなこと当たり前じゃない?」
ルビィ「いやでも…私がいたら花丸ちゃんが…」
果南「真面目に悩み過ぎたよルビィ」
ルビィ「え?果南ちゃん!?」
果南「あのときだってそう、もっと私がしっかりしてればなんていって深く考え込んで肝心の花丸とのデートを雰囲気暗くして台無しとか」
果南「そんな真面目に考え過ぎて本末転倒するところなんてどっかのポンコツ炭素とそっくり」
果南「変なとこ姉妹だからって似なくていいんだよ、あんな硬度10が二人いるとか勘弁だからね私」
………
ダイヤ「ぶぇっくしょん!?ですわぁ!」
善子「うるさいわよ!何?風邪?」
ダイヤ「いや多分どっかの誰かの悪口ですわ覚えてなさい果南」 果南「好きなら会いたい…それだけでいいんだよ」
ルビィ「そんな簡単なことじゃないよ…花丸ちゃんと私は一度終わったんだ」
曜「終わってないよ、始まってもいない…こっからだよルビィちゃん」
ルビィ「……」
曜「……ああもう!果南ちゃん!」
果南「あいよ!」
ガッ
果南はルビィを担ぎ上げる
ルビィ「ピギャ!え!?」
果南「そんなモヤモヤしてボーッとするくらいならさっさと本人に会えば分かる!いくよ?ルビィ!」
ルビィ「え!?ちょっと待って!嫌だよ!花丸ちゃんに今会ったら!?」
曜「会ったら?」
ルビィ「会ったら…もう戻れない…!私は多分突き進んでしまう…弱いくせに何も出来ないくせに…花丸ちゃんを困らせながらきっと進んでしまう」
曜「大丈夫大丈夫進んじゃえ!」
果南「そうだよ進んでしまえばいい」
ルビィ「ちょ、ちょっと簡単に言わないでよ!」
曜、果南「その道には私達も進むから」
ルビィ「!?」 ルビィ「ちょっと…!本気なの?」
果南「本気だよ…!さ、マルん家まで走るよ!」
スタタタ
ルビィ「ピギャ!ちょっとおおお!」
曜「ふふ、覚悟してよルビィちゃん…私達はしつこいよ?…どんな危ない道にルビィちゃんが行こうがついていく」
果南「そう、どんなとこだろうが付き合うよ?幽霊屋敷と高いところ以外ね」
ルビィ「…グス…もう…知らない!…というかもう降ろして!」
果南「ん?いいよそのままでルビィくらい軽い軽い」
ルビィ「いや果南ちゃん本当磯くしゃい」
果南「」
ストッ
ルビィ「それに自分で行く、自分で行かなきゃ…!ルビィは変われない!」
曜「ルビィちゃん…!…うん頑張って!きっと花丸ちゃんも待ってるよ」
ルビィ「ありがとう二人共、この恩は必ず」
果南「いや今仇で返されたんだけど…」
ルビィ「……」
スタタタタタ
果南「いやなんか言えええええ!!」
曜「…勲章じゃなかったの?」
果南「うるさい!どうせ私なんか…」ズーン
曜「果南ちゃんが落ち込んでどうすんの…」 そして時は花丸の寺の千歌、花丸のところに戻る
ルビィ「はぁ…はぁ…はなまる…ちゃん!」
花丸「!?…る、ルビィちゃん!?」
千歌「お?来たね…!曜ちゃん、果南ちゃん成功したみたいだ…」
花丸「え?」
千歌「なんでもないよ、さ、あとはお若い二人だけで!私は退散退散っと♪…頑張って花丸ちゃん!」
花丸「いや一歳しか変わらないずら…でもありがとう千歌ちゃん…」
ルビィ「花丸ちゃん…!」
花丸「ルビィ…ちゃん!」
ルビィ「あの…その…花丸ちゃん…こんな勝手なこと言うの最低だと思う…今までこんな酷いことをして何を言ってるんだって思うかも知れない…だけど!」
花丸「……」
ルビィ「私はもう一度、花丸ちゃんを愛したい!もう一度花丸ちゃんに恋したい!もう一度花丸ちゃんの…!恋人になりたい!!!!」
花丸「!?…うぅ…うぐっ…ぐす…」
ルビィ「ご、ごめん…ずっと振り続けてたのに…勝手なこt…ん!?」チュ
千歌「わ///」
鞠莉「ワオ!」
ルビィ「!?…んはぁ…は、花丸…ちゃん!?」
花丸「ずっと待ってたよ…ずっと待ってた…」ボロボロ ルビィ「は、な…まるちゃん…うぐっ…」
花丸「私で良ければ…!…大好きだよ!ルビィちゃん!」
ルビィ「花丸ちゃん…花丸…!」
うわああああああん!
ダキッ
いつぶりかの抱擁を二人は交わした
千歌「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛!!!」
鞠莉「あーもううるさい!千歌っちが二人より泣いてどうすんの!」
千歌「だってぇ…!だってええええぇ!」
鞠莉「ったく…どっかの議員みたい…ん?」
ルビィ「改めてよろしく…花丸、好きだよ」
花丸「私も!もう離さないから…ルビィちゃん」
「たわけが!」
ルビィ、花丸、千歌、鞠莉「!?」
二人の後ろより影…
それは
花丸「!?……げ、元老院様」
「貴様…もう二度このようなことはないとわしに言ったのではなかったのか!」
ルビィ「っ!…」
国木田曾祖父の元老院、二人の最後の壁…
続く 控えめに言ってルビまるSS最高傑作
ルビまるSS自体がそんなにないのはナイショ もぅマヂ無理。 彼女とゎかれたずら。
ちょぉ大好きだったのに、マルのことゎもぅどぉでもぃぃん だって。
どぉせマルゎ遊ばれてたってコト、ぃま手首灼ぃた。
身が焦げ、燻ってぃる。 一死 以て大悪を誅す。
それこそが護廷十三隊の意気と知れ。
破道の九十六『一刀火葬』 ルビィちゃんは果南ちゃんになんか恨みでもあるのかw 千歌「わ!たしかあの人は…」
「花丸よ、どういうことだ…そのような心は捨てたのではなかったのか!」
花丸「ごめんなさい、元老院様…でもマルはもう逃げない…!」
「逃げない?どういうことだ」
花丸「もう何からも逃げない…!自分の気持ちからも、この境遇からも…元老院様!貴女からも!」
「では…皆目破るというのか…!この元老院を裏切るというのかぁ!」
「花丸ぅ!貴様ぁ!ならぬ!ならぬぅー!」
元老院は激昂し花丸に拳を振りかぶる
花丸「っ!」ギュ
千歌「わ!花丸ちゃん!あぶな」
ルビィ「…!」バッ…
「なっ!?き、貴様は!?」
ドカァ!
花丸「!?…る、ルビィ…ちゃん…!?」
ルビィ「あぐぁ…!」
鞠莉「ルビィ!」
千歌「ルビィちゃん!」
ルビィは吹き飛び地面に叩きつけられる
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃん…なんで…庇って…」 「ちぃ!部外者の小娘が邪魔をするな…!」
ルビィ「邪魔を…するな…?それはこっちの台詞ですよ…元老院様…」
ルビィは殴られた頬を擦りながらゆっくりと立ち上がる
「貴様…」
スゥー!
ルビィ「私と花丸の恋の邪魔をするなぁ!!」
花丸「る、ルビィ…ちゃん…!」
「恋だと!?黙れぇ!貴様ごときがぁ!花丸をたぶらかしたつもりかぁ!それを恋だというつもりかぁ!!たわけぇ!!」
今度はルビィに目掛けて…元老院は拳を振るう
ルビィ「……」ギュ
花丸「やめて!元老院様ぁ!」
ガシッ
鞠莉「オットそこまでデース」ググッ
その拳を後ろから引き留めたのは鞠莉
「ぐぬ…貴様は何者じゃああ!」
鞠莉「お初にお目にかかります、国木田元老院様、私は小原グルーヴの小原鞠莉と申します」
「ふん、その黄金色の髪、あの憎き米人とこの小娘か…よくわしの前に顔を出せたものだ」
鞠莉「存じております…貴方が根っからのアメリカ人嫌いだということは」 「ならばわしの怒りを増長させぬうちにとっとと消え去れい!怪我したくなければな」
鞠莉「それは出来兼ねます、貴方がこの拳を収めない限り」
「出来ん…この小娘だけは許さん…!我が花丸にとって障魔に等しき存在よ」
鞠莉「我が花丸?何をおっしゃっているのか…もう貴方が愛した花丸はこの世にはいないじゃありませんか」
花丸、ルビィ、千歌「…?」
「!?…き、貴様…」
鞠莉「…国木田元老院様、貴方は若い頃からたった一人でこの寺を切り盛りしていらした…」
鞠莉「その厳しい皆目が意味を成していた時代から意味を成さなくなる今まで」
「黙れ…!皆目は今でも存在している!わしが守り続けている!」
鞠莉「だからあなたはずっと一人なのではないですか!」
「!?」
鞠莉「貴方は一人です、唯一貴女についていった花丸を失った今…もう貴方に味方はいません」
鞠莉「さっき、ルビィが言った通り花丸にとっての邪魔は貴方なんですよ元老院」
「き、貴様ぁ!」
鞠莉「うぐっ…!」
「よさんか!元老院」
「!?」 花丸「あ、おばあちゃん…!」
花丸祖母「マルやすまんのう?今まで苦労をかけて」
「貴様もよく顔を出せたな…!国木田家の恥さらしがー!」
花丸祖母「恥さらしはお主だら…」
鞠莉「ご無沙汰してます国木田お婆様、お呼びかけにお応えして頂き恐縮です」
千歌「え?何?鞠莉ちゃん花丸ちゃんのおばあちゃん呼んだの?」
鞠莉「こんなこともあろうかとね」
千歌「へー!さっすが鞠莉ちゃん」
花丸祖母「おや、これはこれは千歌ちゃんに鞠莉ちゃんお久しぶり!大会は楽しみに見に行くから頑張ってね?」
鞠莉「はい、ありがとうございます、国木田家の名に恥じぬよう精進致します」
千歌「おー鞠莉ちゃんがさっきからお嬢様っぽい」
鞠莉「いやお嬢様なんだけど…」
花丸祖母「ほっほっ…マルは本当にいい仲間を持ったもんじゃなぁ…それに」ニコッ
ルビィ「ぴ、ピギャ」
花丸祖母「…身を挺して守ってくれる大切な人もじゃ…しかもそれがルビィちゃんとはのう…ルビィちゃん?」
ルビィ「え、えと///…はい」
花丸祖母「うちの孫をよろしく頼んだよ」
ルビィ「は、はい!」
「ならぬと言っておろうが!」 「いい加減にしろ!貴様ら!貴様らは我が国木田家の長ではなかろうがぁ!勝手な決定をする権限がどこにある!?愚かもの共が!」
花丸祖母「じゃから愚かものはお主じゃといっておろう元老院…分からぬか?お主はずっと知らぬ間に四面楚歌なのじゃ」
花丸祖母「そもそもお主はお主の養子であり弟子であり私の旦那の扱いからそうじゃ…今のような傍若無人な振る舞いを行いこの家から追い出した」
千歌「え?…花丸ちゃんのおじいちゃんが…」
「ふん…何を…!勝手に罪を擦り付けるな!それは貴様と貴様の旦那が悪い話…貴様らは皆目のご法度である恋仲になるなどとほざきおったからよ」
花丸祖母「馬鹿者め!その皆目がお主のエゴの塊であると私の旦那が気づいたからじゃ!」
「!?」
花丸祖母「お主は自ら愛を捨てたんじゃったな…しかし、慈愛を学び悟る坊主が愛を捨てるなぞ本末転倒じゃ」
「ふん、もとよりわしの皆目を理解しようともせん貴様ら分家紛いの国木田に何が分かる…あのわしの皆目こそ真の仏道精神だ」
花丸祖母「いや…あれは仏道なぞ立派なものではないお主の執着の産物よ」
「なんだと…?」
花丸祖母「では何故養子も義孫も捨てたお主が花丸だけには執着する?」
花丸「…!」
「…黙れ…」
花丸祖母「お主は皆目を破ったものは知らん出てけと言ってる割りには花丸が皆目が破ったときは二度とするなと出ていかせるどころか縛り付けた」
「……」
花丸祖母「お主は何故花丸を縛り付ける!」
「…あの馬鹿者がわしから離れぬからだ」 花丸祖母「違う…!確かに花丸はお主から離れなかった……だがそれでもお主は皆目を大破りしたものは女子供でも容赦はせず追放する…それを花丸だけにはしなかった」
「………」
花丸祖母「元老院…お主は未だにその歳でありながらあの女がちらついておるのではないか…?」
「…黙れ…!」
花丸祖母「だからお主は花丸を手離さない…!何故なら花丸はあの人と同じ…」
「ええい!黙れぇ!!!」
花丸、ルビィ「!?」
花丸祖母「その激昂、図星かの…ふん案外お主も甘いのう、まだあの人が忘れられぬとは」
千歌「花丸のおばあちゃん?…その、あの人って」
花丸祖母「やつには初恋の女がいたのじゃよ…あれは70年前か…のう元老院」
千歌、ルビィ、花丸「え!?」
「知らん」
花丸祖母「しらばっくれよって」
鞠莉「元老院様?…わたしは聞きました…花丸の名付け親…それが貴方だと」
花丸「!?」
「ふん…忘れたわいそんなこと…」
花丸祖母「そんなとこで都合よくジジイぶらんでもよい!お主はジジイの癖にネチネチ色んなこと覚えておる面倒くさいジジイじゃろう!」
「こ、この好き勝手言いおって!」
鞠莉「ふふ、元老院様…私失礼ながら調べたんですよ」 「?」
鞠莉「貴方の本当の名、そして貴方の恋した女の人こと」
「…!」
鞠莉「ねぇ?国木田紅玉さん?」
千歌「!?こ、紅玉って…」
ルビィ「ルビィの漢字表記…」
花丸「う、嘘…」
紅玉「…貴様…!その名前どこから」
鞠莉「そして貴方の恋した女の人の名前が」
鞠莉「黒澤花丸」
紅玉「き、貴様ぁ!だからその名前をどこから…!」
千歌「黒澤花丸ぅ!?え!?」
花丸、ルビィ「」
千歌「ちょ、ちょっと待ってよ鞠莉ちゃん!?じゃあまさか…」
鞠莉「いいえ、どちらにせよルビィと花丸と血の繋がりはないわ、現に元老院様こと紅玉さんは花丸とは義理の曾孫、黒澤花丸さんはただの偶然名前がそうであっただけ」
鞠莉「いや…必然かな?ねぇ紅玉さん?花丸にはあなたがその黒澤花丸さんの面影を追ってつけた名前」
紅玉「その名で呼ぶな!小娘が!」 鞠莉「貴方は今、皆目を破らず、皆目通りに愛など恋など下らぬって言っていますが…」
紅玉「……」
鞠莉「その皆目を守っているのも…その人との約束なのでしょう?」
紅玉「…約束と呼べる約束ではない…わしが勝手にやつに約束してきただけのこと」
千歌「勝手に…約束?」
鞠莉「…70年前といえば戦時中真っ只中…あの最中二人は禁断の恋をしていた」
千歌「え?」
鞠莉「当時は寺のお坊さんはこの人の皆目通り恋はご法度だった…」
鞠莉「それでも二人は逢瀬を交わし続けた…しかしある日…」
鞠莉「紅玉さんは寺の独房に捕らえられる…そうなると会うのは厳しくなった」
千歌「そんな…」
ルビィ「……」
花丸「……」
鞠莉「しかしそれでも黒澤花丸さんはやってきたの…他の坊さんの見張りの間を掻い潜って…」
千歌「すごい執念だね…」
鞠莉「ね?素敵でしょ?それで苦しい中だけどまた毎日会える日々が続くとそう思っていた…だけど」
千歌「?」
鞠莉「だけど…ある日いつものように寺に掻い潜ってくる途中に…」
鞠莉「米軍の爆撃にあって黒澤花丸さんは…亡くなった」
千歌、花丸、ルビィ「!!??」
鞠莉「そこから…紅玉さん?」 紅玉「ちっ…何故貴様らに話せねばならん…!なんでもないただ愚かな女が一人愚かな男と会いたい一心で死んだ…そんな愚かな話よ」
花丸祖母「それで幸か不幸か独房にいたがためにその寺で一人生き抜いた貴様は寺復興のために一つの皆目を作った…その第一項目が」
花丸祖母「我が寺の者、恋することを禁ず」
紅玉「…当然だ!恋などあったからやつは死んだ!なんて間抜けな最後だ!わしの寺に来ていなければ助かっておった!わしがやつと恋などしていなければ…!」
花丸「それは違うずらよ元老院様」
紅玉「なんだと!?」
花丸「その人は恋しなければたしかに苦しまなかったし死ななかったかもしれない…けど恋していなかったら幸せではなかった」
紅玉「!?」
花丸「例えそれが一抹の幸せだとしても」
そっか…ようやく見つかったよ
あの日のマルの答え…
……
やめろ!花丸!もう来るな!
やめて!花丸ちゃん!もう来ないで!
……
花丸「…例え明日死ぬ運命だとしてもマルは…」
わたくし、例え明日ない御身だとしても、
花丸「「全力でルビィちゃん(紅玉様)と恋をする…!」」
紅玉「!!??っ…!」
ルビィ「花丸…!」 紅玉「…ふん…本当によく似ておるあやつと…」
元老院こと紅玉はようやくルビィにかざした拳を降ろした
千歌「紅玉さん…!」
紅玉「ふん…花丸よ…皆目はこれより無効…好き勝手するがいい!」
紅玉はそのまま何も言わず立ち去っていく
しかし
花丸「じゃあ好き勝手させてもらいます」
花丸が呼び止める
花丸「…元老院様、マルはさっき言いました…もう境遇から逃げない!そして貴女からも逃げないと」
紅玉「何が言いたい…」ピト
花丸「マルはこれからも貴方のところとおばあちゃんのところと両方のところに共にいます、共に仏道を学びます」
紅玉「!?」
花丸祖母「やれやれ困った孫じゃ…何度も殴られた男をまだ見放さぬとはのう…」
花丸祖母「見たか元老院?これが花丸の優しさじゃ」
紅玉「……」クルッ
スタスタ
花丸祖母「やれやれあやつも困ったやつじゃ…しばらく理解には時間がかかるじゃろうのう」
鞠莉「お騒がせして申し訳ございません」
花丸祖母「いいんじゃ、私達の家系が複雑過ぎるだけの話…しかしあいつがああも簡単に皆目を無効にするとはな」 花丸祖母「私から数え三世代も邪魔してきたあやつの法…いやあやつ自身も足枷になっていた約束…それをたった一日で変えるとはのう」
花丸「ルビィちゃん大丈夫?」
ルビィ「だ、大丈夫だよ…花丸も大丈夫?」
花丸「う、うん」
千歌「それより!今日は祝杯だよ!」
鞠莉「そうよ?二人のラブラブ再会記念なんだから!」
花丸「ラブラブ///」
ルビィ「うっ//////」
花丸祖母「ふふ、本当によい仲間に出会えたのう…花丸よ」 そしてこちら待機組
ダイヤ「帰ってくるそうです…」
梨子「今さっき私も連絡入りました」
善子「心なしか晴れやかだったわねあの二人」
ダイヤ「何があったかは分かりませんがあの鞠莉さんの喜びよう…ふふ、吹っ切れたようですわねルビィも花丸さんも」
梨子「…しかし信じられないわ…」
善子「ん?どうしたのよリリー」
梨子「いやさっき連絡で花丸ちゃんは家公認の仲になったって…そんな…そんなことが…」
善子「あるのよそういう奇跡ってやっぱり」
梨子「でも…ダイヤさん?黒澤家の方は…大丈夫なの?」
ダイヤ「大丈夫なわけありませんわよ!多分お父様にでも知れたら半殺しどころではないと…」
善子「げっ!?おっかな!!」
ダイヤ「あぁ今はやめてください!…考えただけでも頭が痛いですわ!」
ダイヤ「…でも仕方ありませんわ…あの二人が選んだ道ですもの」
梨子「まぁ、私達に選ばせられた道ってこともあり得るけどね」
ダイヤ「…そのときは全員で半殺しにされてくれますか?」
善子「い、嫌にきまってるでしょ!?今からそうならないようにこの三人でなんとかするわよ!」
梨子「な、なんとかなるかなぁ?」
善子「うっさい!奇跡を起こすのよ奇跡を」 こちらおまけかなよう
曜 「集合…今日は祝杯だって」
果南「ボディーソープを変えてみようかなん…」
曜「まだ悩んでたの?…さあいくよ」
果南「待って!曜?私本当に磯臭い?」
曜「えー何今更?」
果南「何!?今更って!まさかあれか!今までみんな言わなかっただけで臭かったの!?そんなみんな酷いよ!」
曜「いやー中々言える人っていないと思うし、果南ちゃん勲章だとか言ってたしなぁ」
果南「そんなの強がりだよ!だったらいってよ!独特な香りだとか果南ちゃんの匂いだとかじゃなくちゃんと言ってよ」
曜「えー…じゃあ控えめに言って干物臭い」
果南「」
曜「たまに歩くくさやみたいなときも」
果南「最悪じゃん!?日本一臭いじゃんそれ!?」
曜「大丈夫だよまだシュールストレミングよりはマシだから」
果南「何が大丈夫なのそれ!?世界一臭いのと比べてマシとか言われましても!?」
曜「ああもう流石に冗談だよ!というか早く行くよ」
果南「あ、待って〜曜〜!曜はいつもそのカルキ臭いのどうやって」
曜「(…しつこい)」 おまけその後…
花丸「あっん…///だめ…///ルビィちゃ…ダイヤさんにバレちゃうよ…///」クチュクチュ
ルビィ「ふふ、じゃあ声ださないで頑張って♪花丸」
花丸「ふぁぁ///そんなこんな激し、んっ///無理だよ…ルビィちゃあっん///」クチュクチュ
ルビィ「だーめ♪お姉ちゃん疲れてるんだから起こしちゃ悪いでしょ?」
ダイヤ「(いや起きてますわあああああああああ!隣の居間で何やってるんですのこの二人はああああああ!///////)」
花丸「あっ…///あっ…///」クチュクチュクチュクチュ
ダイヤ「(いや何やってるってナニやってるんでしょうけどお父様から許しは得たとはいえ、もうちょっと節度を持ってという約束なはずなんですが…)」
ルビィ「ふふふふふ、じゃあ次は三本でいくからお姉ちゃんにバレないように頑張って声抑えてね?私のかわいい…は・な・ま・る♥(耳に吐息)」
花丸「る、びぃちゃ…ぁぁん…///」ビクンビクン
ダイヤ「(つか誰だぁぁぁぁ!?こんなドS妹に身に覚えがないですわよ!?)」
ダイヤさんの寝不足な夜は続くが
この話はおわり 保守など付き合いありがとう
おわりです
ちなみに寺のご法度云々は宗派によって諸説ありなので本当の国木田家が何がどうかは知らないので適当です 乙
やっぱりなんやかんやルビまるはハッピーエンドが似合うな 乙
数が少ないから目立たんがルビまるのルビィイケメン率高いな >>148
>果南「そんなの強がりだよ!だったらいってよ!独特な香りだとか果南ちゃんの匂いだとかじゃなくちゃんと言ってよ」
ここよくみたらアニメ一期9話の台詞改変で草 ただのレズものかと思ったら想像以上の感動巨編だった 最高の作品
もっと続きが読みたいと思ってしまうほど ルビまるで茸ってことはダイヤアンチのクソ野郎かこいつ
ダイヤネタキャラにしてるし死ねよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています