善子「私の命が殺し屋に狙われてる……!?」
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私には力がある。
始まりは小学生の時、漫画に登場するキャラクターを真似したのがきっかけだった。
私が強く念じると、右手の指先に炎が宿った。
更に強く念じると炎は、手、腕、肩を覆う。
そして、その炎は私の意のままに動き出す。
銃のように飛ばすことも、地を這わせることも。
だけど、私の力には一つだけ
一つだけ欠点が有った。 アクセサリーショップ
善子「あ!見て見て!このネックレスなんか似合うわよ!」
絵里「え……うーん」
善子「何よ、趣味じゃなかった?」
絵里「……私には少し子供っぽくないかしら……」
善子「そんなこと無いわよ、ほら、つけてみて?」
絵里「それよりあなたのアクセを探しに来たんでしょ?もういいの?」
善子「良くない!もっと欲しい!」 絵里「もう……小さいずっと私が選んでるじゃない、たまには自分でも選んでみたら?」
善子「えー!だってエリーのセンスって抜群なんだもん……」
絵里「あなたにだってセンスあるじゃ無い、その……堕天使?ファッションとか言うの……」
善子「その言い方!絶対わかってないわね!?」
絵里「え?わ、分かってるはずよ……」
絵里「なんか全人類を虐殺……みたいな感じでしょ?」
善子「違う!全然違うわよ!」 絵里「違ったかしら?まああなたがそんな怖い子じゃなくて良かったわ」
善子「逆に今まで私が全人類を虐殺しようとしてると思ってたって事!?」
絵里「……そうなるわね」
善子「それじゃあ私ただのヤバイやつじゃない!」
絵里「それはそうよ、あなたよくわからない事よく言ってるじゃない、儀式とかリトルデーモンとか」
善子「そ、そう言われると急に恥ずかしくなってくるからやめてよ……」
絵里「それが正常よ!良かったじゃない、まともな感覚を知れて」 善子「……イジメないで……」
絵里「イジメてないわ」
善子「イジメてる」
絵里「それよりほんとにもう夜になるわよ、どうせまだ宿題してないんでしょ?」
善子「え」
絵里「そろそろ帰って宿題しなさい、進級できなくなるわよ?」
善子「えー!もうちょっとだけ買い物したいー!」 絵里「そうやってサボってるから成績が下がるのよ」
善子「うぅ……エリーは卒業したからそんな酷いこと言えるのよ……」
絵里「私はサボらなかったから卒業できたの」
善子「じゃあエリーが宿題やってよ!進学校卒業できるだけの頭を持ってるんでしょ!」
絵里「別にあなたのために勉強した訳じゃないもの……」
善子「じゃあ何のためにこんな苦行をしてきたのよ」 絵里「うーん……」
善子「……」
絵里「大学で勉強せず遊ぶためかしら」
善子「えー、私も遊びたい」
絵里「じゃあ今お勉強頑張るしかないわね」
善子「嫌!今から一生遊びたいの!」
絵里「あなた……親のスネかじりになるつもりなの……」
善子「なるわ!私は親のスネかじりになる!」 絵里「もう、馬鹿な事言わないの」
善子「うー……」
絵里「あなたの宿題をやったりはしないけど、今度宿題教えるくらいはしてあげるから、ね?」
善子「はーい……」
絵里「私もそろそろ帰らないと」
善子「うん……」
絵里「またね」 善子「バイバイ……」
善子「……」
善子「……」
善子「……」
善子(いや!エリーはああ言ってたけど)
善子(絶対似合うわ!このネックレス)
善子(エリーにプレゼントしましょ!)
店員「1200円になります」
善子(急いで追いかけないと!) 善子(確かエリーの家はこっちの方……)
善子(うぅ……相変わらず人気の無い所に住んでるわね)
善子(日も落ちちゃったし、ちょっと暗くて怖いわ……)
善子(……)
善子(誰も見てないかしら……)
善子(……)
善子(炎……指先に灯れ……) ボッ……
善子(ふぅ、少しは明るくなったわね)
善子(……何なんだろう、この力……)
善子(パパとママには秘密にしろって言われてるし)
善子(こんな能力、恥ずかしくて誰にも言えないけど……)
善子(エリーにだけなら、言ってみても良いかもね……)
善子(……) 善子(……あれ?)
善子(居た!エリーだ!……って)
善子(あれ?誰かと一緒にいるわね)
善子(ショートカットの……女の人?)
善子(薄暗くてよく見えない)
善子(……)
善子(あ、建物に入っちゃった……)
善子(……!けどあの建物……) 善子(あれって……立入禁止の廃墟よね……?)
善子(……)
善子(これ……よくわからないけど追いかけない方が良いパターン……?)
善子(なんとなくそんな気がするわ……)
善子(……)
善子(ネックレスは……また今度渡そう……) パァン!!!
善子「!?」
善子(な、何今の!?)
善子(廃墟の中からよね!?)
善子(……ま、まままままさか……)
善子(……)
善子(いやまさかそんなわけ……)
善子(漫画やドラマじゃ無いんだし……) パァン!パァン!
善子(……そんなはず無いわよね……?)
善子(そんなはずないけど……)
善子(もしこれが発砲音だとしたら……)
善子(……) 善子(エリー……)
善子(……)
善子(ああああもう!)
善子(絶対発砲なんて有り得ないんだから!)
善子(ちょっと様子を見たらすぐ引き返すんだからぁ!) 廃墟
ボオォ……
善子(……)
善子(……怖い!)
善子(怖い怖い怖い)
善子(真っ暗だしエリーがここにいる理由も分からないし発砲音の事もあるし……)
善子(炎の灯りがなかったら目の前も見えないわよ……) 善子(うぅ……早く帰りたいわ……)
善子(エリー……どこに居るのよもう……)
その時
善子は何者かに背後から押し倒された
善子「痛いっ!」
顎を床に強打し一瞬頭の中が真っ白になる
後頭部に硬い何かが押し付けられた数秒後、やっと状況を把握する 善子「だ、誰……!?」
???「黙って」
善子「だ、黙ってってあなた……」
???「うるさい、あなた自分の頭に何が突きつけられてるのか、分からないの?」
善子「へ……?」
善子(さっきの発砲音……まさか……!) ???「梨子」
梨子「うん」
善子(……へ?)
善子(もう一人居たの……?)
梨子「……うん、ひとまずこの人は大丈夫」
梨子「でもこの人、絢瀬絵里の知り合いみたい……」
善子「……へ?」
???「……どういう事?」 梨子「あくまでこちら側の関係者じゃなくて、表の彼女と親交があるの」
梨子「彼女に渡したいものがあって追いかけてきたら、廃墟に入る絢瀬絵里と星空凛を見かけて追いかけてきたみたい」
???「……」
善子「なんで知って……」
梨子「ただ、この炎を見ると彼女も私達と同じような力があるみたい」
善子「……!」
善子「あ……」 果南「……あなたの能力は何?」
善子「あ、あなたも何か力があるの……?」
善子「私以外にも、力を持った人が居るの?」
果南「質問してるのは私なんだけど?」
善子「……」
善子「何で教えなきゃいけないのよ……」
果南「……死にたいみたいね」 善子「……っ!」
善子「……」
善子「私の能力は……」
善子「炎を自由自在に操れる……」
果南「……」
果南「自由自在って……どこまで?」
善子「……日本全体を炎で覆ったりは出来ないけど……少なくとも
この部屋くらいなら火の海にする事ができるわ」 果南「……!?」
梨子「……」
果南「何……それ……」
果南「嘘はつかない方がいいよ?そんな巨大な力……」
善子「……嘘じゃない」
善子「それに……そんな巨大な力でもないわよ」
善子「だって私の炎は……」
パァン!
善子「!?」
果南「!?」
梨子「!?」 ???「あーっ!外れちゃった………」
果南「星空凛!」
凛「あなたを殺すには、あなたに気づかれる前に殺さないといけないのに……」
パァンパァン
善子「ひぃぃ!?何!?誰!?」
果南「……っ!」
空中で、凛の放った2発の弾丸の勢いが死ぬ
そのまま弾丸は床に落ちた
凛「もう!なんで弾丸が届かないの!?」 凛「あなたいったいどんな能力使ってるにゃ!」
果南「ねえ!」
果南が善子の体を引き上げ、むりやり立たせる
そして拳銃を善子の後頭部に突きつけながら言う
果南「あなたの能力で星空凛を殺して」
果南「やらなければ私があなたを殺す」
善子「……は?殺……何言って……」 果南「星空凛を殺して」
善子「……い、いや!無理無理!そんな事!」
果南「じゃあ死んで」
善子「ちょ、ちょちょちょちょっと待って!?」
果南「それとも何か発動条件でもあるの?」
善子「な、ない!ないけど!」
果南「じゃあ今すぐ!」 善子「できないわよ!」
果南「あなたに選択肢はないの!」
善子「無理なものは無理なのよ!」
果南「いい加減にして!やらなきゃ私達が殺されるよ!」
善子「それでも殺せないの!」
果南「なんで!」
善子「わ、私の炎は!」
善子「触れても熱くもなんともないし、やけどもしないどころか紙や葉っぱも燃やせないんだから!」
梨子「……」
果南「……は?」 中断します
前回埋め茸被害にあって立て直したスレなので様子を見ながら書いていきます ただの釣り
能力とやらもアニメ化されたラノベのパクリ ここが避雷針となってるあいだに過去埋められたスレを建てるチャンスだよ! 大分昔に読んだ気がするけど、埋め立てられたから内容覚えてないのか
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