にこ「音ノ木コーポの日常」
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・1
穂乃果「ぐぅ……ぐぅ……」
ピンポーン
穂乃果「むにゃ……パン祭りだー……」
ピンポンピンポン
穂乃果「……んぅ……?」 ピンポンピンポンピンポン
穂乃果「うるさいなぁ……なに……?」
ドンドンドン!
穂乃果「はいはいはーい……」
ガチャ
穂乃果「どちら様ですか……?」 にこ「やーっと起きたわね」
穂乃果「げっ」
にこ「人の顔見て『げっ』とはいい度胸ね。はい」
穂乃果「ナンノヨウデスカ?」
にこ「そういうのいいから早く出しなさい」 穂乃果「はーい……」ポン
にこ「……何これ」
穂乃果「ウチのお饅頭だよ!」
にこ「へ〜美味しそうね」
穂乃果「でしょ?絶品なんだよ!」 にこ「そう、ね!」ズボ!
穂乃果「もががっ!」
にこ「いらないわよ!いいからさっさと家賃を出しなさい!!」
穂乃果「ごくっ……いや、あの、その……」
にこ「なーにごもごもしてんのよ。あんたまさか今月も……」 穂乃果「えへへ……そのぉ、なんと言いますか……えへへ」
にこ「なによ」
穂乃果「マネーが……ちょっとその……あはは……」
にこ「……」
ゴチン!
穂乃果「あいったーー!」 にこ「いい加減にしなさいよ!もう2ヶ月滞納してんのよ!2ヶ月!いい加減にしないと追い出すわよ!!」
穂乃果「だってだって!!美味しいスイーツを作る職人さんたちが悪いんだもん!」
にこ「あんたまたスイーツ巡りで散財してきたわね!!この食いしん坊が!!」
穂乃果「女の子の体はスイーツを食べないと死んでしまうんだよ!!」 にこ「どの腹が言ってんのよ〜〜!」ムニィィ
穂乃果「ひゃわぁあ!!お腹摘まないでー!」
にこ「死ぬも何も余計なもんになってんじゃない!大体あんた和菓子職人のクセに洋菓子食いまくってんじゃないわよ!」
穂乃果「それは偏見だよにこちゃん!和菓子職人も洋菓子の世界をちゃんと知らないと行けないんだよ!勉強のため!」
にこ「限度ってものがあるでしょうがぁあ!家賃払えないくらいまで食ってんじゃないわよ!」ギュゥゥ!
穂乃果「あてててて!!おへそ取れちゃうぅう!!」 にこ「とにかく!来月までに滞納した分払えなかったら今度こそ追い出すからね!」
穂乃果「そんなぁ!にこちゃんの鬼大家!」
にこ「3ヶ月待ってるだけ仏だと思いなさい!」ゴチン!
穂乃果「あてっ!」 にこ「頼んだわよ全く!」
穂乃果「……ぺったんこ大家……」ボソッ
にこ「はぁ?」ギロッ
穂乃果「何でもありません!!」
ガチャバタン!
にこ「ったく……」 絵里「おはよう、にこ」
にこ「絵里。今から出勤?」
絵里「ええ、今日は遅出なの」
にこ「あらそうなの」
絵里「穂乃果のところに行ってたの?」
にこ「そーよ。あの子また家賃滞納してんのよ」 絵里「あら……それはいけないわね」
にこ「全くよ。少しはあんたを見習って欲しいわ」
絵里「住まわせてもらってるんだから、払うのは当然の義務よ」
にこ「はー、それ穂乃果に言ってやって」
絵里「ふふ、分かったわ」 にこ「じゃ、私は戻るわね」
絵里「いつもご苦労さま。お土産でも買ってくるわね」
にこ「気を遣わなくていいわよ。行ってらっしゃい」
絵里「行ってきます」 にこ「さてさて、あと払ってないのは……」
にこ「……あら、珍しいわね」 ピンポーン
ガチャ
花陽「はい……あ、にこちゃん」
にこ「おはよう。今日は休み?」
花陽「うん。どうしたの?」 にこ「家賃よ。今月まだ貰ってないから」
花陽「え……?あ!忘れてた!」
にこ「珍しいわね、あんたがすっぽかすなんて」
花陽「ごめんね!今払うから!」バタバタ
にこ「慌てなくていいわよー」
ツルッ バタン! ガシャガシャン!!
ピャーーーー!
にこ「……大丈夫かしら」 ドタバタドタバタ
花陽「はぁ……はぁ……いたた……」
にこ「落ち着きなさいよ」
花陽「さ、財布が見つからなくて……ふぅ……」ゴソゴソ
にこ「はいはい」 花陽「……あれ」
にこ「どうしたの?」
花陽「あれ……あれ?うそ……」
にこ「花陽?」
花陽「……お金下ろしてきます」
にこ「あんた意外とおっちょこちょいね……」 花陽「すみません……」
にこ「いいわよ。普段ちゃんと払ってるから少しくらい待ってあげる。穂乃果と違って」
花陽「あはは……」
にこ「じゃ、後で私の部屋に持ってきて」
花陽「はいっ」 にこ「それと一つ気になってたんだけど」
花陽「何ですか?」
にこ「ほっぺたにご飯粒付いてる」
花陽「え……あっ!」
にこ「お米好きなのはいいけど、女の子なんだから気をつけなさいー」
花陽「は、はいぃ……」 にこ「さーてあとは……あいつか……」
にこ「行きたくないんだけど……しょうがない……」
ピンポーン
にこ「……」
ガチャ
にこ「……」
希「ワシワシーーー!」 にこ「はっ!」ヒュン!
希「甘い!」バッ!
にこ「何!?」
希「背後スキあり!!」ワシワシワシ!
にこ「ぎゃぁぁああ!やめなさい!!」
希「相変わらず無い胸なのに揉みごたえは抜群やね〜」ワシワシワシ
にこ「止めなさいバカ!!」バッ 希「ふぅ……スッキリ」
にこ「何すんのよこの頭スピリチュアル!」
希「褒め言葉やね。ありがとう」
にこ「違うわよ!」
希「何しにきたんにこっち?ウチと遊びたいん?」
にこ「違うわよ。家賃の回収よ」
希「いきなり下ネタとか引くわ……」
にこ「耳腐ってんの?」 希「にこっちの胸は腐って落ちちゃったん?」
にこ「……」ギュゥゥ!
希「あててて!ウチのおっぱいはそんなに拗れんよ!」
にこ「余計な事言わないでさっさと払いなさい」 希「実はスピリチュアルパワーで今月から家賃がタダになってね……」
にこ「なってない」
希「えりちが払ってくれたって」
にこ「そんな事実はない」
希「ウチの部屋代は穂乃果ちゃんの家賃と一緒になったんや」
にこ「じゃあどっちにしろ払ってないから払いなさい」 希「うぇー……?」
にこ「早くしてって。私も暇じゃないのよ」
希「これから豊胸手術とか?」
にこ「そんなにしばかれたいの?」
希「あ、モンハン?にこっちなら男装備もいけそうやね」
にこ「竜撃砲食らわすわよ」 にこ「いいから家賃!や・ち・ん!」
希「女の子がヤチンヤチンなんてはしたない」
にこ「どこがよ!言い方の問題でしょうが!」
希「にこっち、お尻のポケット」
にこ「は?え?……あ、いつの間に」
希「ワシワシの時」 にこ「ったく普通に渡しなさいよ……ん、確かに」
希「普通に渡しても面白くないやん?」
にこ「家賃払うのに面白さとか求めてないから」
希「じゃあよろしく〜」
にこ「はいはい……」
希「また遊んでね〜」
にこ「子供か」
希「心は少年よ」
にこ「少女じゃないんかい」 ーー
にこ「さてさて絵里はもう払ってるから、これであとは花陽と……穂乃果だけね」
にこ「花陽が来たら買い物行こうかしら」
にこ「……せっかくだし花陽も一緒に」
にこ「はーぁ、今日も1日平和に終わりますようにと」
・1 終わり そら家賃月々25830円(税込/管理費駐車場代別)の優良物件よ かよちんが財布から払おうとしてる時点で格安物件なのは間違いない 【超関連スレ】
【漫画】 お前はまだグンマを知らない:“グンママンガ”がテレビアニメ化 群馬テレビほかで4月スタート
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1517749569/
1 朝一から閉店までφ ★ sage 2018/02/04(日) 22:06:09.33 ID:CAP_USER
2018年02月04日 アニメ マンガ
テレビアニメ「お前はまだグンマを知らない」のビジュアル(C)井田ヒロト・新潮社/お前はまだグンマを知らない製作委員会
https://mantan-web.jp/article/20180204dog00m200001000c.html
グンマ県を舞台にしたギャグマンガ「お前はまだグンマを知らない」がテレビアニメ化され、群馬テレビ、アニマックスほかで4月から放送されることが4日、分かった。群馬県出身の声優で歌手の内田彩さんがエンディングテーマ「So Happy」を担当する。
「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」などのまんきゅうさんが監督、シリーズ構成を務め、「パンでPeace!」などの旭プロダクションが制作する。
「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」などの湖川友謙(こがわ・とものり)さんがキャラクターデザインを担当する。
「お前はまだグンマを知らない」は、 マンガサイト「くらげバンチ」(新潮社)で連載中の井田ヒロトさんのマンガ。チバ県から「地球上唯一残された秘境」
「とりあえず一番いい装備で行け」などと言われるグンマ県に引っ越すこととなった神月が、グンマのさまざまな文化、
風習にカルチャーショックを受ける……というストーリー。2017年に実写ドラマが放送されたほか、実写映画も公開された。 ・2
ピンポーン
絵里「はーい」
ガチャ
穂乃果「絵里ちゃぁん」
絵里「あら、どうしたの穂乃果」 グゥ〜
穂乃果「……お腹すきました」
絵里「……そういえば家賃滞納してるってにこが怒ってたわね」
穂乃果「何か……食べものを恵んでください……」
絵里「もう……しょうがないわね。あがって待ってて」
穂乃果「ありがとうございます女神さま……!」 絵里「はい、カレーよ。昨日の残りだけど」
穂乃果「ほぇー……」
絵里「どうしたの?」
穂乃果「絵里ちゃんって昨日の残り物食べたりするんだなぁって」 絵里「普通に食べるわよ?勿体無いじゃない」
穂乃果「そうなんだ……なんだかがっかり」
絵里「何それ……いらないなら下げるわよ」
穂乃果「わーごめんなさい!食べます!」 穂乃果「」ガツガツガツ
絵里「ゆっくり食べないと詰まらせるわよ」
穂乃果「美味しー!」
絵里「ありがとう。おかわりあるからね」
穂乃果「うん!」
絵里「でも穂乃果。お金の使い方はちゃんと考えなさいよ?お給料は使い切るんじゃなくて考えて使いなさい」
穂乃果「うんうん」バクバクバク 絵里「家賃はちゃんと払わないと。にこだあら待ってくれてるけど他のところじゃ……って聞いてる?」
穂乃果「聞いてるよ!分かってる!」モグモグモグ
絵里「……ホントに?」
穂乃果「うん。範馬勇次郎と孫悟空どっちが強いかだっけ?私は悟空かなー」
絵里「……」ビシッ
穂乃果「あいたっ!」 絵里「貴女ねぇ……」
穂乃果「絵里ちゃんデコピン強い……」
絵里「ちゃんと私の話聞きなさい」
穂乃果「はーい……」
絵里「お金の使い方はしっかりすること。それと……」ムニッ
穂乃果「はうっ!」
絵里「スイーツはしばらく控えなさい」 穂乃果「それは……それだけは……私の生きがい……」
絵里「食べすぎたら太るだけじゃなくて、大変なことになるわよ」
穂乃果「わかりました……」
絵里「うん、よろしい」
穂乃果「希ちゃんや絵里ちゃんみたいにおっぱいにつかないかなぁ……」モミモミ
絵里「唐突に胸を揉まないで」 ピンポーン
絵里「誰かきたわね」
穂乃果「はーい」トテトテトテ
絵里「ちょっと貴女がでたら」
ガチャ
花陽「あれ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「花陽ちゃんだー」 絵里「どうしたの花陽?」
花陽「えっと、肉じゃが作りすぎちゃって……良かったらどうかなって」
絵里「あらありがとう」
穂乃果「えー!私の家に持ってきてくれたら良かったのにー!」
花陽「いや……行ったんだよ?そしたらいなかったから……絵里ちゃんのとこにいたんだね」
穂乃果「カレーを食べてました!」
花陽「そうなんだ……」 絵里「花陽、上がっていく?」
花陽「あ、うん。お邪魔します」
穂乃果「絵里ちゃん、肉じゃがカレーにしていい?」
絵里「するなら自分のお皿だけにしてちょうだい。お鍋に入れようとしないで」
穂乃果「ちぇー……」パクッ 花陽「どうかな?少し味濃くない?」
穂乃果「んーん、美味しいよ!」
花陽「良かった」
絵里「うん、美味しいわ」パクッ
花陽「にこちゃんに作り方教えて貰ったんだ。まだまだにこちゃんには適わないけど」
穂乃果「にこちゃん料理上手だよねー」 絵里「そうね。ボルシチ作ってもらったことがあるんだけど、私より断然美味しかったわ」
穂乃果「ちっちゃいのに凄いよね〜」
花陽「あはは……」
穂乃果「これで口やかましくなかったら……」
絵里「それは貴女が怒らせるからでしょう」 穂乃果「実はカルシウムが足りないと思ったから、家にあるいりこをにこちゃんの部屋の前に置いてきたんだ」
花陽「何してるの穂乃果ちゃん……」
絵里「希みたいなことを……」
穂乃果「希ちゃんになるにはお胸が足りないなぁ……」モミモミ
花陽「ピャア!揉まないで!」
絵里「こーら穂乃果」ビシッ
穂乃果「いった!絵里ちゃんなんでそんなにデコピン痛いの!?」 ピンポーン
絵里「あら、誰かしら」
穂乃果「はーい」トテトテトテ
絵里「いやだから何で穂乃果がでるのよ」
ガチャ
にこ「あ、いた!」
穂乃果「でた!妖怪いりこ大家!」
にこ「あんたが置いたんでしょうが!」 絵里「あら、どうしたのにこ」
にこ「たくさんお味噌汁作ったから食べないかなって思って」
花陽「にこちゃんのお味噌汁?食べたいです!」
にこ「花陽までいるのね」 穂乃果「おー!お味噌汁!」
にこ「あんたが置いてったいりこで出汁とったのよ」
穂乃果「感謝してね!」
にこ「やかましい」ペシッ
穂乃果「いっ!……たくない」
にこ「はぁ?」
穂乃果「絵里ちゃんのデコピンの方が5倍痛かった」
にこ「あ、そう……」 穂乃果「ちょっと喰らってみて」
にこ「何でよ」
穂乃果「気持ちを共有したい」
にこ「いきなり家の前にいりこ置いていく奴と共有したくない」 にこ「早く行くわよ。お腹すいたでしょ?」
絵里「うちのカレーも持っていっていい?にこの感想も聞きたいわ」
にこ「あら、それは楽しみね」
花陽「私の肉じゃがも持っていくね」
穂乃果「じゃあ私はカビまんじゅうを……」
にこ「いらん!」 絵里「希は?」
にこ「帰ったら来るって」
穂乃果「希ちゃんにも何か持ってきてもらおうよ」
絵里「じゃあお酒買ってきて貰う?」
にこ「いいわね。久しぶりに飲む?」
花陽「うん、飲みたいですっ」 穂乃果「飲もう飲もう!私ビール!」
絵里「じゃあ連絡するわね」
にこ「私はおツマミ作るわね。花陽、穂乃果手伝ってちょうだい」
花陽「はーい」
穂乃果「うぇーい」
にこ「パリピみたいな返事するな!」
・2 終わり 穂乃果ちゃんがダメダメすぎるな…
俺が同棲して支えてあげなければ(使命感) ・3
〜スーパーマーケット〜
にこ「今日はお鍋にしようかしら」
にこ「野菜コーナーと……あれ」
海未「……」
にこ「海未」
海未「え?……あら、こんばんはにこ」 にこ「買い物?」
海未「ええ、夕飯の」
にこ「何迷ってたの?」
海未「最近お野菜が高くて……お財布に優しくないなと思って」
にこ「そーねぇ……夕飯のメニュー考えるのも一苦労だわ」 海未「今日は何を作るのですか?」
にこ「お鍋よ。寒いしね」
海未「いいですね。簡単に作れますし」
にこ「んー……よかったら一緒に食べる?」
海未「え?いいんですか?」
にこ「ええ、たまにはいいでしょ?」
海未「ではお言葉に甘えて……」
にこ「オッケー」 にこ「何かリクエストある?」
海未「キムチ鍋食べたいです」
にこ「私辛いの苦手なんだけど……」
海未「ああ、そうでしたね。すみません」
にこ「いや、どうせなら二色鍋にする?うちに仕切りあるし」
海未「なるほど。いいもの持ってますね」
にこ「何その褒め方」 海未「じゃあ二色鍋で。もう片方はどうしましょうか」
にこ「もつ鍋にしましょ。この前テレビで見てて美味しそうだったから」
海未「分かりました。では、野菜を選んでお肉コーナーへ行きましょう」 にこ「ついでにお酒買っていきましょ」
海未「にこはお酒強いんでしたっけ?」
にこ「まぁそこそこよ。あんた弱いんだったわね」
海未「そうですね……お酒は好きなんですけどね」
にこ「ま、飲める分だけ飲めばいいわよ。何飲む?」
海未「ええと、ビールは苦手なのでハイボールとか……あとは日本酒を」
にこ「んー……鍋なら日本酒ね。久保田でいいか」 〜音の木コーポ〜
海未「少し久しぶりな気がします」
にこ「そうだったかしら」
海未「ええ、最近は少し忙しかったので。穂乃果はどうです?」
にこ「相変わらずよ」
海未「また家賃を滞納してるとか……」
にこ「さぁー、どうかしら」 海未「……ちょっと穂乃果の家に」
にこ「ちょっとちょっと。長くなるでしょうが」
海未「一言言わなければ気が済みません」
にこ「一言で済まないからまた今度にして」 希「おっ」
海未「希。久し振りですね」
希「海未ちゃんやん〜元気やった?」
海未「ええ、希も相変わらずで何よりです」
希「まぁね。少し肩がこってるくらいだな……」
海未「ほう……それは大変ですね」
にこ「そうね、私たちでマッサージしてあげるわよ」
希「謝るから殺気を放たないで」 >>102
希「おっ」
海未「希。久し振りですね」
希「海未ちゃんやん〜元気やった?」
海未「ええ、希も相変わらずで何よりです」
希「まぁね。少し肩がこってるくらいやな……」
海未「ほう……それは大変ですね」
にこ「そうね、私たちでマッサージしてあげるわよ」
希「謝るから殺気を放たないで」 にこ「希も来る?今から海未とお鍋するんだけど」
希「行く行く!何鍋?」
海未「キムチ鍋ともつ鍋の二色鍋です」
希「最高やね!お酒は?」
にこ「買ってきたわよ」
希「やったぁ!最高やん!」ギュッ!
海未「うぶっ」
にこ「苦しい苦しい!」 ーにこの部屋ー
希「お酒は何買ったん?」
にこ「これ」
希「あー久保田か。じゃあ冷やね。ハイボールは海未ちゃん?」
海未「はい。飲みますか?」
希「んーウチはビールでいいや。あれ、ワンパックしかないん?」
にこ「二人だからそれで十分だと思ったのよ。足りないなら買って来なさい」 希「え〜寒いから出たくない……にこっち買ってきてよ」
にこ「追い出すわよ」
希「にこっちが言うと説得力あるね」
海未「私が買ってきましょうか」
希「いいよいいよ。自分で買ってくるから」 ーー
アリガトウゴザイマシター
希「ふんふ〜ん♪お鍋お鍋〜♪」
真姫「ん」
希「ん?あっ」
真姫「……」クルッ
希「あれっ」
真姫「……」スタスタスタ
希「……」 希「ちょーーっとお姉さんお話いいですか?」ワシワシ
真姫「きゃぁぁああ!!」 ーー
希「ただいまー」
海未「おかえりなさい……あら」
真姫「もう……何でこうなるのよ……」
にこ「真姫じゃない」
希「拾った」
真姫「無理やり連れてきたんでしょ!」 ほぼ部屋着のんたんとカチッとした格好の真姫ちゃんの組み合わせ好き にこ「あんたも鍋食べてく?」
真姫「いや別にいらないわよ」
希「いるって」ワシワシ
真姫「やめてって!」
海未「やめなさい希。真姫が困ってるでしょう」
希「困ってないわよ」クルクル
真姫「誰の真似よそれ」 真姫「もう……」ストン
海未「食べていくのですか?」
真姫「誰かさんがしつこいから」
にこ「4人だと具材とお酒足りるかしら」
希「あ、買ってきたよ」
にこ「あんた……まぁいいか」 希「よっし、食べよ!飲も!」
真姫「テンション高いわよ……」
海未「お疲れですか?」
真姫「まぁ仕事帰りだし」
海未「それはお疲れ様です」
真姫「なんかちょっとアホっぽいわよ。穂乃果が移ったんじゃない?」
海未「そんな!!」
にこ「なに話してるのよ。ほら、ビールとハイボール」
希「やったやった」プシュッ
にこ「早いわよ!」 海未「さ、お鍋も準備しましょう」
希「よろしくー」
にこ「手伝う!!」グイッ
希「やーん!」 グツグツグツ
希「にこっち、もういいかな」
にこ「ちょっと待って……うん、いいんじゃない」
海未「器貸してください。よそいます」
希「いいよ。ウチがよそう」
にこ「あんたにだけはさせない」ガシッ
希「何で〜?ひどいなぁ」
にこ「黙って座ってなさい」
希「にこっちは酷いなぁ真姫ちゃん」
真姫「知らないわよ」 海未「はむ……ん、美味しい」
真姫「うん、そうね」
希「んぐんぐ……はぁー、冬はお鍋にビールやね!最高やん!」
にこ「んぐ……ぷはっ。そうね、これぞ冬って感じだわ」
海未「真姫は最近忙しいのですか?」
真姫「ん、まぁボチボチよ。海未は?」
海未「私もそこまで忙しくはないですね」 希「お二人さん、お酒減ってるよ〜」ドポトポ
うみまき「わっ」
にこ「こーら希」ペシッ
希「いたっ。いいやん、今日はとことん飲もうよ」
にこ「家賃倍にするわよ」
希「くっ、大家をいいことに……」
にこ「ふん」
希「胸は小家のクセに」
にこ「はぁん!?」 海未「もう、落ち着きなさい二人とも」
真姫「相変わらずね貴女たち」
にこ「あんた達もたまには顔出しなさいよ」
海未「はい、中々来れなくてすみません」
真姫「絵里や穂乃果はどうなの?」
希「元気よ〜。絵里ちは変わらず美人さんやし穂乃果ちゃんは元気に家賃滞納してる」
海未「全く穂乃果は……すみません、にこ」
にこ「まぁ今更って感じよ。今に始まったことじゃないし」
真姫「元気に家賃滞納ってどういうことよ……」 にこ「ま、暇だったら顔出しなさいよ。ことりや凛も」
海未「ええ、伝えておきます」
真姫「ん、分かったわ」
希「よっし、じゃあ日本酒飲もうか!」
海未「そうですね」
にこ「はいはい」
・3 終わり ・4
ピンポーン
絵里「はーい……あら」
ことり「あ、よかった〜いたよ」
凛「絵里ちゃーん!」
絵里「凛、ことり。久し振りね」 凛「あがってもいいー?」
絵里「ええ、どうぞ」
ことり「おじゃましまーす」
凛「おっじゃまー!」
絵里「どうしたの急に」
ことり「穂乃果ちゃんと約束してたんだけど、穂乃果ちゃんがお休み一日勘違いしてたんみたいでね」
凛「遊びに行こうとしたら電話がかかってきて怒られてた」
絵里「何してるのよ穂乃果は……」 ことり「絵里ちゃんいるかなーって来てみたわけです」
凛「わけです」
絵里「まぁ、お休みだったから」
ことり「お土産持ってきたんだ〜」
絵里「お土産?」
ことり「はい、焼き芋」
絵里「ことりってお土産に焼き芋持ってくるタイプだったのね」
凛「凛もそのタイプだよ」
絵里「……なんで焼き芋」 ことり「そこに止まってたから」
凛「穂乃果ちゃんにあげようかと思ったんだけどね」
絵里「少し冷えてるわね……ん、美味しい」
ことり「はむっ……あ、出そう」
絵里「可愛い声でそんな事言わないで」
凛「絵里ちゃんバターちょーだい」ガチャ
絵里「そういうのは冷蔵庫開ける前に聞くのよ」 絵里「最近はどうなの?」
ことり「ボチボチだよー。仕事も問題ないし」
凛「はむはむ……焼き芋が美味しい感じかな」
絵里「真面目に答える気ないわね……まぁいいけど」 ことり「ねぇねぇ、せっかくだし何かしようよ」
凛「絵里ちゃん家って何があるの?」
絵里「ええと……麻雀一式」
ことり「いい歳した女3人で麻雀……」
凛「地獄だ……」
絵里「そうね……2人とも打てるの?」
ことり「うん」
凛「先輩に教えられた」 ことり「何で絵里ちゃんそんなの持ってるの?」
絵里「にこや希と麻雀漫画にドハマリして買っちゃったのよ。たまに打つわ」
凛「もう既に地獄が繰り広げられてたにゃ……」
絵里「その言い方やめてよ……」 ことり「やめやめっ。別のにしよう」
絵里「ドンジャラもあるわよ」
凛「そういう問題じゃないよ」
ことり「絵里ちゃんおじさん化してるね」
絵里「そんなことないと思うけど……」
凛「見た目はグラマー!中身はおっさん!その名も金髪ポニテエリチカ!」
絵里「微妙に文字数合ってないわね」 絵里「なにか飲む?」
ことり「紅茶あるかな?」
絵里「カモミールティーなら」
ことり「あ、じゃあ貰う〜」
絵里「OK。凛は?」
凛「凛もカマモールミティーで!」
絵里「なんて?」
凛「カミマールモティー」
ことり「んー惜しいなぁ」
絵里「凛もカモミールティーでいいのね」 絵里「はい」
ことり「ありがとー」
凛「これって飲むと女子力高くなるやつ?」
絵里「飲むとよく眠れるやつよ」
凛「おやすみなさーい」スーッ
絵里「どうしてそう躊躇いがないの。押入れ開けないで」 ことり「せっかくだし何か作って食べない?お料理したいな」
絵里「いいけど、冷蔵庫の中ものあったかしら」
凛「結構あったよ。肉じゃが作れそう」
絵里「さっきのでどこまで見てるのよ」 ことり「じゃあ肉じゃが作ろう!」
凛「あざとい料理ナンバーワンだね!」
絵里「元気よく何言ってるのよ」 トントントン
ことり「そういえば肉じゃがは穂乃果ちゃんの得意料なんだよ」
絵里「あらそうなの」
ことり「昔味見に付き合ったなぁ……何回言ってもお砂糖と塩間違えてしょっぱい肉じゃが沢山食べたなぁ……」
絵里「大変ね……」
凛「血圧とか上がらなかった?」
ことり「心配の方向性がリアルだね」 絵里「あら、お醤油が切れちゃってる」
ことり「ありゃりゃ」
凛「買ってくる?」
絵里「もう炒め始めちゃったし……そうだ、ちょっと待ってて」
凛「どこ行くの?」
絵里「にこの家よ」
凛「おー凛も行っていい?」
絵里「いいけど……ことり、お鍋見ててくれる?」
ことり「はーい」 ピンポーン
にこ「はーい……あら」
絵里「こんにちは、にこ」
凛「ちわー!」
にこ「珍しいのがいるわね。どうしたの?」 絵里「肉じゃが作ってたんだけど、お醤油切らしちゃってて。すこし分けてくれないかしら」
にこ「ん、ちょっと待ってて」
凛「にこちゃん相変わらず小さいね」
にこ「やかましい」 にこ「はい」
絵里「ありがとう。今度返すわ」
にこ「別にいいわよ。私も行っていい?」
凛「にこちゃんも肉じゃが食べたいの?」
にこ「あんた達が肉じゃが作ってるっていうのが面白いから見に行きたい」
絵里「別に面白くないけど……あ、ことりもいるわよ」
にこ「尚更面白いじゃない。お邪魔するわよ」
凛「結構です」
にこ「何でよ!」 ガチャ
ことり「おかえりー」
にこ「久しぶり」
ことり「あ、にこちゃーん」
にこ「醤油持ってきたわよ」
ことり「ありがとー!」 凛「小さじ一杯2000円だって」
にこ「言ってないわよ」
ことり「今月の家賃に含めといてください」
絵里「ちょっと?」 ーー
にこ「……」パクッ
ことり「どうかな?」
にこ「ん、美味しいわ」
絵里「良かった。にこのお墨付きなら間違いないわね」
にこ「買い被らないでよ」 凛「凛もいただきまーす!……ん、美味しー!」
ことり「うん、美味しいね」
絵里「じゃがいもホクホクね」
にこ「珍しいわね、あんた達3人なんて」
ことり「休みを勘違いしてた穂乃果ちゃんのおかげです」
にこ「なるほどね……」 凛「にこちゃんは相変わらず棍棒もって家賃の取り立てしてるの?」
にこ「どんなイメージよそれ。そんなことするのは穂乃果だけよ」
ことり「穂乃果ちゃんまた家賃滞納してるんだ……」
にこ「そうよ。ことりからも言ってあげて」 ことり「あは、は……」
絵里「どうしたのことり?」
凛「変な顔になってるよ?」
ことり「変な顔って……」
にこ「……まさかあんた……」
ことり「いやーそのぉ、穂乃果ちゃんがどうしても連れてって言うから……ね?」
にこ「あんたが連れ回してんかい! ことり「ご、ごめんなさいぃ」
にこ「元凶がここにいたとは!正座!」
ことり「ひぃっ!」
にこ「しばらく穂乃果をスイーツ巡りに誘うの禁止!もし来月の家賃を穂乃果が払えなかったらあんたに払って貰うからね!」
ことり「は、はいぃぃ……」
にこ「ったくもう……」 絵里「まさかことりが噛んでたとはね……」
凛「ワルだねーことりちゃん」
ことり「だって穂乃果ちゃんが大丈夫大丈夫っていうから……」
にこ「なーにが大丈夫よあのバカ。今度こそ追い出すわよ」
凛「カリカリしないで。ほら、肉じゃが食べよ!」 ーー
にこ「ロン!7700よ!」
凛「げげっ」
ことり「にこちゃん強いねー」
絵里「親番流れた……」
にこ「さぁさぁ次行くわよ!」
凛「くっそー……」
ことり「逆脱衣麻雀しない?勝った人が脱いでいくって」
にこ「何でよ!」
絵里「混ぜるわよー」
ー隣ー
希「……楽しそーな声がする」
希「……」
希「よっしゃ乗り込も」
ガチャ
バタン
・4 終わり 続きます
回線調子悪くてコロコロ変わるけど気にしないで 面白い
にこっちは次穂乃果が滞納したら親に督促状送れば良いと思う
どうせ保証人は親だろうから連絡先分かるし コーポ言うからインコーポレイテッドとか暗黒メガコーポとかそういうのかとおもたら
でもええなこれ のぞにこえりの部屋に哭きの竜とかアカギが並んでると思うと笑える ことりが原作壊さない程度にいいキャラしててすげー好き ・5
花陽「ふぅ……ただいまっと」
花陽「疲れた……」
カサカサカサ
花陽「ん?」
G「オカエリ!」
花陽「……」
ピャアアアアアアアア!!! ドンドンドン!!
穂乃果「わっ!?な、何!?」
「穂乃果ちゃん!!穂乃果ちゃんいる!?」
穂乃果「その声花陽ちゃん?」ガチャ
花陽「穂乃果ちゃん!!」ガシッ 穂乃果「な、なになに?どうしたの?」
花陽「来て!Gが!!」
穂乃果「爺や?」
花陽「じぃぃぃ!!」グイッ
穂乃果「わぁっ!!引っ張らないで!!」 ガチャ
穂乃果「……」ソローッ
花陽「いる?いる?」
穂乃果「いや何も……今冬だよ?Gはさすがに……」
花陽「いたの!!そこに!!」
穂乃果「わ、分かった分かった」 花陽「あんなのがもし間違って炊飯器にでも入って一緒に炊いたりしたら私一生お米食べない」
穂乃果「本音は?」
花陽「ゴキブリが乗ってたところだけ泣く泣く捨ててあとは食べる」
穂乃果「いやそれは全部捨てようよ……」 カサカサカサ
穂乃果「ん?」
G「コンバンハ」
花陽「ぴぃやあああああああ!!」ギュウウウウウウ
穂乃果「ぐぇぇえっ!!じまっでるぅぅぅう!!」
花陽「じーじーじーじーじー!!!」ブンブンブン!
穂乃果「ぞんな少女時代みだいな声出す前にはなじでえええええ!!」 カサカサカサ
穂乃果「ん?」
G(オンザ穂乃果フット)「ヤァ!」
穂乃果「いっ……」
ギャアアアアアアア!! ドンドンドン!!
希「わっ!?な、何!?」
「希ちゃん希ちゃん希ちゃん!!」
「くぁwせdrftgyふじこlp」
希「1人理解不能な言葉発してるけどこの声は」ガチャ
ほのぱな「だずげでのぞみぢゃああああ!!」ダキッ!
希「うわっとと!どうしたん?」 穂乃果「じーじーじーがぁあ!!」
花陽「じーじーじーじー!!」
希「少女時代?」
穂乃果「それもうやった!!」
希「えぇ……?」 この前、研いだ後水切りしてたコメの中にGが入ってたと親が言ってた。
冬だからと言って油断は禁物。 ガチャ
希「んー……」キョロキョロ
穂乃果「どう?いる?」
希「いや見当たらんよ」
花陽「ほんと?ウソだったらお米と一緒に炊いちゃいますよ」
希「何気に怖いなぁそれ……んーでもほんといない……」 カサカサカサ
希「おっ」
ほのぱな「ひぃっ!?」
G「オレヤデ!」
希「いた!」
穂乃果「希ちゃんGO!」
花陽「お願いします!!」
希「ウチに任せとき!」バッ!
G「オ、ナンヤオマエ」
希「必殺ゴキジェットや!」 G「ソレハアカン!」バッ!
ブゥゥゥゥゥン!!
希「うわあああああ飛んだあああああ!!!」
穂乃果「ほわあああああああ!!!」
花陽「きぃやああああああああ!!」
希「あっち!!あっち行け!!」ブシューー!!
穂乃果「えんだああああああ!!」
花陽「何穂乃果ちゃんGと結ばれたいの!?はいどうぞ!!」グイッ!!
穂乃果「押さないでよ!!何すんの!!」
ギャーーワーーイヤーーー!! にこ「あーもー!何よさっきからうるさいわね!!」
希「うわああにこっちいいいい!!」ダキッ!
ほのぱな「にこちゃあああああ!!」ダキッ!
にこ「な、何よ!?一体どうしたの!」
希「じーじーじーじー!」
ほのぱな「じーじーじーじー!!」
にこ「少女時代?」
希「天丼ギャグがうけるのは2回までや!!」
にこ「はぁ?」 花陽「Gがいたの!!うわってなったの!!」
穂乃果「そんでぶぅぅぅぅんともなったの!!」
希「ぶしゅうううううってしようとしたらぶぅぅぅぅんって!!」
にこ「何言ってるか分からないわよ!!」 カサカサカサ
G「ヨォ!!」
にこ「わっ!ゴキブリ……」
のぞほのぱな「きゃあああああ!!」
にこ「なーによ、ただのゴキブリじゃない。こんなので叫んでたの?」
希「いいから早くやつを葬るんや!!」ギュウウウウウウ
にこ「ぐるじいぐるじい!!私が葬られる!!」 にこ「まぁ任せなさいって。ここに住んでたらこれくらい慣れっこよ」
花陽「いいから早く!!」
穂乃果「早くして矢澤!!」
にこ「苗字呼びはやめなさい!!」 にこ(新聞紙丸めたやつ持ってる)「いくわよ……てぃや!!」ブン!
G「オソイ!!」カサカサカサ
にこ「あ!この!」ブン!
G「アマイ!」カサカサカサ
にこ「この!チョコマカと!」ブン!
G「ヤァ!」ブゥゥゥゥゥン!!
ピトッ
にこ「ん?」 G「ヨォ!」
にこ「は……顔になにか……」
花陽「ににににここここここちゃちゃちゃ」ガタガタガタ
穂乃果「かお……じー……」ガタガタガタ
希「にここここここここっちちちちち」
にこ「ひ……」
アアアアアアアア!!! 絵里「わっ……何か家の方から叫び声が……」
絵里「何かしら……」 トントントン
絵里「……ん?」
希「にこっち!!にこっちしっかりして!!」
花陽「にこちゃああん!!生き返ってぇぇぇえ!!」
穂乃果「にこちゃん死なないで!!まだ先月分の家賃払ってないからぁ!!」
にこ「……家賃はちゃんと……払い……なさい……」ガクッ
希「にこっちいいいいいい!!」
ほのぱな「にこちゃああああああん!!」
絵里「……一体何が起こってるの……?」 希「あ!絵里ち!」
穂乃果「絵里ちゃん!!」
花陽「絵里ちゃん助けてぇ!!」
絵里「な、なに?ちょっと説明してくれる?」
希「それどころやない!今は……」 G「キンパツチャンネーヤ!!」カサカサカサ
穂乃果「ああああ!!絵里ちゃんに逃げてぇぇぇえ!!」
花陽「危なあああい!!」
絵里「何よ一体……」スッ
グシャッ
希「あっ」
穂乃果「うっ」
花陽「あ……」 絵里「ん……?」ソローッ
G「フマレテシンデモウタ」チーン
イヤアアアアアアア!!!
全員もれなくGがトラウマになりました
・5 終わり ・部屋割り
101・・・希
102・・・絵里
103・・・にこ(大家)
201・・・穂乃果
203・・・花陽
(202は空き部屋)
海未、ことり、真姫、凛は音ノ木コーポの住人ではない えりちの天然が役に立ったか
本人には不幸だったけど 無人のはずの202号室から聞こえてくる数百人以上分のうめき声と唸り声 >>232
真下に居るえりちが泣いてしまうからやめたげて!! アパートの造りも住人の雰囲気もひだまり荘ぽいな
1はお大事に ・6
にこ「あーもー人の家の前にタバコをポイ捨てすんじゃないわよ……誰が掃除すると思ってるのよ……」シャッシャッ
にこ「ったく……どんな神経してんのかしら」シャッシャッ
トントントン
にこ「ん」
絵里「……あらにこ。おはよう」
にこ「おはよう絵里」 絵里「掃除?……ご苦労さま」
にこ「ありがとう……ん?」
絵里「なに?」
にこ「……」ピトッ
絵里「な、何するの」
にこ「……熱い」 絵里「……」
にこ「あんた熱あるわね」
絵里「……大丈b」
にこ「じゃないでしょ。ほら戻るわよ」ズルズル
絵里「ああー……」 ーー
にこ「ほら、寝なさい。台所借りるわよ」
絵里「……にこに見つかったのが運の尽きね」
にこ「そうね。諦めて看病されなさい」
絵里「えぇ、お言葉に甘えさせてもらうわ……」
にこ「お粥とうどんどっちがいい?」
絵里「……お粥で」
にこ「おっけー。ちょっと待ってて、冷蔵庫の中のもの使うわよ」
絵里「ええ」 ガチャ
にこ「……あんたこれ」
絵里「なに?」
にこ「すっからかんじゃない」
絵里「……そういえば買い物行ってなかったわ」
にこ「もーちょっと待ってなさい。スーパー行ってくるから」
絵里「そこまでしてもらう訳には……」
にこ「今更よ。大人しく寝ときなさい」
絵里「はい……」 ガチャ バタン
にこ「ん?」
希「げほっ、ごほっ……うぅ……」
にこ「希!」
希「あ、にこっち……ごほっごほっ」
にこ「あんた何して……わっ!すごい熱!」 希「風邪ひいてもうてな〜……ごほごほ」
にこ「なんで外出てんのよ!寝とかないとダメじゃない!」
希「いや何か食べないかんと思って冷蔵庫見たら空っぽで……」
にこ「もーあんた達は揃いも揃って……」
希「あんた達?」
にこ「丁度スーパー行くところだったから、あんたの分も買ってくるわ」
希「えー?そんな悪い……」
にこ「つべこべ言わずに大人しく戻って寝る!!」
希「はいぃ!!」 にこ「ったくもう、どいつもこいつもしょうがないわね……」
タンタンタン
穂乃果「にこちゃーん!」
にこ「穂乃果」
穂乃果「どこいくのー?」
にこ「あんたちょっとおでこ出して」 穂乃果「なんで?」
にこ「いいから」
穂乃果「こう?」
にこ「……」ピトッ
穂乃果「?」
にこ「……何とかは風邪ひかないって本当なのね」
穂乃果「バカにされた気がする」 にこ「気のせいよ。あんた暇?」
穂乃果「暇だよ暇!暇すぎてにこちゃんの家に遊びに行こうとしてたんだ」
にこ「来なくていいわよ。暇ならちょっと付き合いなさい」
穂乃果「どこ行くの?」
にこ「スーパーよ」 ーー
穂乃果「あの二人が揃って風邪なんて珍しいね」
にこ「そーね。最近冷え込んだからかもしれないわね」
穂乃果「私お粥作れるよ!」
にこ「へー」
穂乃果「む、何その反応」
にこ「いやお粥くらいでそんな自慢げにされても……」
穂乃果「美味しくて尻子玉飛び出すよ」
にこ「どんなお粥よ」 穂乃果「ほんとなんだってば」
にこ「じゃあその尻子玉飛び出すお粥を希に作ってあげて。私は絵里に作るから」
穂乃果「おっけー!」
にこ「あとは水とポカリと……」
穂乃果「ネギは?首にまくと良くなるって言うよね」
にこ「やめなさい。それ下手したらゴギブリ寄ってくるわよ」
穂乃果「ゴキ……!」
にこ「嫌でしょ?」
穂乃果「う、うん」 にこ「さて、こんなもんかしら」
穂乃果「プリン買ってもいい?」
にこ「何で?」
穂乃果「私が食べたい」
にこ「行くわよ」
穂乃果「あーちょっと待ってよ!」
にこ「1個だけなら買ってやらんことも無いわよ」
穂乃果「やった!にこちゃんの太っぱい!」
にこ「太っ腹よ!」 ーー
ガチャ
にこ「ただいま」
絵里「……おかりなさい」
にこ「寝てた?」
絵里「うん、少しだけ」
にこ「すぐお粥作るからちょっとまってて」
絵里「悪いわね、何から何まで」
にこ「別にー。悪化して入院して家賃払えませーんなんてことになったら困るからね」
絵里「……ふふ、そうね」 にこ「にこにー特製お粥作ってあげるから少し待ってなさい」
絵里「はぁー、ちゃんと体調管理してたつもりだったんだけど……」
にこ「引くもんは引くのよ。言ってもしょうがないわ」
絵里「……そうねぇ」
にこ「そういえば、希も風邪ひいてたわよ」
絵里「希も?」
にこ「ええ」 ーー
希「ふぅー……」
穂乃果「食べた?」
希「……穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん?」
希「レシピ教えて」
穂乃果「尻子玉飛び出す美味しさでしょ」
希「尻子玉は飛び出さんけどめちゃくちゃ美味しい……」 穂乃果「よし、じゃあ食べたら寝て」
希「もうウチ普通のお粥食べられんかも」
穂乃果「希ちゃんパジャマはだけちゃってるよ。ちゃんと着て」
希「ちょっとエロティックな感じになってたか」
穂乃果「うん、なってた」 希「いやー穂乃果ちゃんに看病されるとはな〜」
穂乃果「どんな気分?」
希「そこそこかな」
穂乃果「そこそこなんだ」
希「えりちも風邪ひいてるなんてねぇ」
穂乃果「良かったね、たまたまにこちゃんに見つかって」
希「運が良かったのか悪かったのか……」 ーー
絵里「すー……すー……」
にこ「ふぅ……」
ガチャ
バタン
にこ「希の方は……おっと」
穂乃果「はれっ」
にこ「今様子見に行こうと思ったのに」
穂乃果「私もー」 にこ「どんな様子?」
穂乃果「ぐっすり寝てるよー」
にこ「そう。良かった」
穂乃果「ねーねー、これで今月分の家賃ちょっと負けてくれない?」
にこ「バカ言ってんじゃないわよ」 穂乃果「ちっ……風邪うつっちゃえばいいのに」
にこ「そんなやわな体の作りしてないわよ」
穂乃果「じゃあ私が風邪ひいた時看病よろしく」
にこ「バカは風邪ひかないから大丈夫」
穂乃果「やっぱ馬鹿にしてるじゃん!!」 ーー
にこ「あーもー誰よこんなところにゴミ捨ててるのは……」シャッシャッ
絵里「おはよう」
にこ「あらおはよう。もう大丈夫?」
絵里「おかげさまで。ありがとう」
にこ「いーえ。体調管理はしっかりね」
絵里「ええ」 希「おはよ〜」
にこ「おはよ。あんたも治った?」
希「バッチグーよ」
にこ「古い」
絵里「2人にはお礼しないと」
希「早く風邪引いてな。看病し返すから」
にこ「いやよ」 ダンダンダンダン!!
穂乃果「うわあああああ!!!」
にこ「穂乃果?」
穂乃果「寝坊したあああああ!!!ちこくうううううううう!!!」ダダダダダダ
にこ「あ!財布落としたわよ!!」
穂乃果「うりゃあああああ!!」ダダダダダダ
にこ「待ちなさい穂乃果あああ!!」ダダダダダ
絵里「……看病以外でお返ししましょうか」
希「そうやね」
・6 終わり 続きます
何とかインフルをねじ伏せたのでぼちぼち再開します ・7
ことり「着いた着いた」
ことり「相変わらず大きいねぇ」
ピンポーン
ことり「……」
ガチャ
真姫「いらっしゃい。入ってちょうだい」
ことり「おじゃましまーす」 真姫「早かったわね」
ことり「うん、お仕事が早く片付いたから」
真姫「順調なの?」
ことり「そうだね。真姫ちゃんは?」
真姫「ぼちぼちってところかしら」 ことり「花陽ちゃんは?」
真姫「もう少し遅れてから先に始めてって」
ことり「そっか」
真姫「料理の方はもう出来るわ。ワインも用意してる」
ことり「うふ、待ってましたぁ」
真姫「じゃあ花陽には悪いけど、先に始めましょうか」
ことり「うん」 真姫「じゃあ、乾杯」
ことり「かんぱ〜い」チン
真姫「こうして貴女と話すのはいつまでも慣れないわね」
ことり「そうかな?私は楽しいよ」
真姫「ことりと会う時って何だか気構えちゃうのよね」 ことり「えー何で?」
真姫「さぁ、分からないわ」
ことり「私何かしたかな」
真姫「そういうわけじゃないわ。単に私の感覚の問題よ、気にしないで」
ことり「そう言われると気になるなぁ」
真姫「貴女とこうやって飲むのは楽しいわよ」 ことり「それならいいけど……」
真姫「それで誤魔化されといてよ」
ことり「むぅ……」
真姫「そんな顔しないで」
ことり「……しょうがないから誤魔化されてあげましょう」
真姫「ふふっ」 真姫「相変わらず穂乃果とスイーツ巡りしてるの?」
ことり「いやーにこちゃんに怒られちゃって。最近は行ってないかな」
真姫「にこちゃんに?何でよ?」
ことり「穂乃果ちゃん家賃滞納してて……」
真姫「……なるほど、だいたい分かったわ」
ことり「いやぁ、穂乃果ちゃんに頼まれると断れなくて……」
真姫「ホント穂乃果には甘いんだから」 ことり「海未ちゃんにも怒られちゃった……えへへ」
真姫「お金のこともだけど、太るわよそんなことしてたら」
ことり「うっ」
真姫「もういい歳なんだから。自重しないと」
ことり「真姫ちゃんの意地悪……」
真姫「そんな目してもダメよ」
ことり「はぁい……」コクッ
真姫(ジト目もワイングラスも似合うって全く腹立つわね……) ことり「真姫ちゃんはどうなの?」
真姫「何が」
ことり「最近だよ」
真姫「別に。特段変わったことは無いわ」
ことり「何だかいつも同じ返事してる」
真姫「別にいいでしょ。ホントに何も無いんだから」 ことり「音ノ木コーポには行った?」
真姫「あー……この前希に連れていかれたわ、無理やり」
ことり「あらら。皆に会った?」
真姫「希とにこちゃんとお鍋食べたわ。海未もいたわね」
ことり「えー私も行きたかったなぁ」
真姫「行けばいいじゃない」 ことり「もーなんでそんな連れないこと言うのぉ」
真姫「はいはい、ごめんなさいね。ちゃんと誘うから」
ことり「約束だよぉ?」
真姫「ええ」
真姫(少し酔ってきたわね……) ピンポーン
真姫「あら」
ことり「花陽ちゃん来たかな」
真姫「出てくるわね」
ガチャ
花陽「ごめんね、遅くなっちゃった」
真姫「上がってちょうだい」
花陽「お邪魔します」 ことり「花陽ちゃーん」
花陽「ことりちゃん。遅くなってごめんね」
ことり「うふ、大丈夫だよぉ」
花陽「……結構飲んでるね」ヒソヒソ
真姫「ええ、今日は少し早いわね」ヒソヒソ ことり「お仕事?」
花陽「うん、少し大きな仕事入ってて」
真姫「大丈夫なの?」
花陽「うん。一段落したから」
真姫「そう。ワインでいい?」
花陽「ありがとう」 ことり「花陽ちゃんも来たから仕切り直し〜」
真姫「ことり、少しペース落としなさい」
ことり「平気だよぉ」
真姫「言うこと聞かないなら取り上げるわよ」
ことり「えぇ〜」
花陽「ゆっくり飲もう、ことりちゃん」 ことり「しょうがないなぁ」
真姫「酔うとすこーし面倒臭いのが玉に瑕ね」
花陽「普段とのギャップで可愛いと思うよ私は」
真姫「なーに1人だけ擁護に回ってるのよ」
花陽「そんなつもりじゃないよー」
真姫「貴女ねぇ……」 花陽「うふふ、お土産あるから許して」
真姫「これは……あら、ブルーチーズじゃない」
花陽「結構いい値段したんだよ。ワインに合うかなと思って」
真姫「ありがとう。お皿持ってくるわ」 ことり「ブルーチーズってすごいよね。カビを生やして食べるなんてどうして思ったんだろう」
花陽「たしかに。普通はカビが生えたら捨てちゃうもんねぇ」
真姫「先人が誰もやってないことをやってきて今があるのよ。先人はいつの時代も偉大だわ」
ことり「うふふ、何だか堅苦しいねぇ」
真姫「堅苦しくてわるかったわね」
花陽「まぁまぁ……」 ことり「最近どう?」
真姫「テンプレね」
花陽「うーん、ちょっと忙しかったかな」
ことり「音ノ木コーポは相変わらず?」
花陽「うん。ふたりともこの前来たんでしょ?」
真姫「一緒じゃないけどね。相変わらず騒がしかったわ」 花陽「あはは、賑やかで楽しいよ。真姫ちゃんも住んだら?」
真姫「いいわ、遠慮しとく」
ことり「ますます連れないなぁ」
真姫「うるさい」 真姫「……ふぅ」ガタッ
ことり「どうしたの?」
真姫「……少し引こうと思って」スッ
花陽「ピアノ?」
真姫「ええ、何かリクエストある?」
ことり「んー……おまかせで」
花陽「私もー」
真姫「分かったわ」 ーーー♪
ことり「……ふふ、贅沢だねぇ」
花陽「ワイン飲みながらピアノ……何だか貴族になった気分」 ーーー♪
ことり「ね、ね、花陽ちゃん」
花陽「なに?」
ことり「真姫ちゃん」
真姫「ん?」 ことり「次はみんなで飲もうか」
花陽「みんなで?」
ことり「うん。みんなで」
花陽「ふふ、賛成」
真姫「……そうね」
ーーーー♪
・7 終わり なんて優雅なんだ…
俺なんかスーパーカップ食ってんだぞ? 住んでるのはみんな仲間だから防音は無視できるとしても音ノ木コーポじゃきっとピアノ置けないよなぁ ・8
ピンポーン
穂乃果「ふぁーい……うおっ」
にこ「うおって何ようおって」
穂乃果「ナンノヨウデスカ?」
にこ「毎度毎度同じ反応してんじゃないわよ。はい」スッ 穂乃果「はーい……」トン
にこ「何これ」
穂乃果「暇潰しに折り紙で作った鶴。うまく出来たからあげる!」
にこ「……」
ガシッ
穂乃果「ブレイクブレイク!!」バンバン!!
にこ「住まわせてあげてる恩をこんな形で返すなんて鶴もびっくりよ……!!」グググ
穂乃果「ごめんごめんごめん!!」 にこ「あんたまさか今月も……!」
穂乃果「ある!あるから!ここに!」バタバタ
にこ「あるんならさっさと出しなさいよ全く……」パッ
穂乃果「どへー……死ぬかと思った」
にこ「ふんふん……確かに」 穂乃果「ひと月くらい負けてよ」
にこ「バカ言ってると追い出すわよ」
穂乃果「むー……」
にこ「むくれてもダメ。んじゃあね」
穂乃果「あーい」 にこ「さてさて……ん?」
絵里「んしょっと……やっと着いたわ」
にこ「絵里」
絵里「あ、にこ。こんにちは」
にこ「何この大きな荷物」
絵里「お米よ。職場の人から貰ったの」
にこ「へー太っ腹ね」 絵里「良かったら今日の夕飯一緒に食べない?」
にこ「自然な流れのようで唐突ね」
絵里「美味しいお米食べましょうよ」
にこ「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら」
絵里「お米といえばガチ勢の花陽も誘わないと」
にこ「ガチ勢って」 絵里「穂乃果や希は空いてるかしら」
にこ「全員誘うの?狭いわよ」
絵里「いいじゃない。みんなでワイワイ食べましょう」
にこ「……あんた1人でご飯食べるのが寂しいの?」
絵里「そ、そんなこと言ってないわよ」
にこ「いい歳して彼氏の1人も作らないから……」 絵里「ほっといてよ。人のこと言えないでしょう」
にこ「私は1人で生きていくからいいのよ」
絵里「私だってそうよ」
にこ「真似しないで」
絵里「いいじゃない。1人仲間よ」
にこ「何よそれ……」 ーーー
花陽「いいお米があると聞いて炊飯器持参で来ましたどこですか」
にこ「落ち着きなさい」
絵里「お米はここよ」
花陽「ほほぉ……!!これはこれは……!!」フンスフンス
にこ「鼻息荒くなってる」
花陽「絵里ちゃん台所借りていい?」
絵里「ええ」 にこ「じゃあ私はおかず作ろうかしら」
絵里「手伝うわ。何作るの?」
にこ「家に豚肉があったから生姜焼きでもしようかと」
絵里「いいわね……」グゥ
にこ「……あんた意外と欲望に忠実ね」
絵里「強めに叩いてみてもいい?」
にこ「そんなことしても記憶は消えないわよ」 ピンポーン
穂乃果「来たよ!!」
にこ「やかましい」
穂乃果「おっこめおっこめ!!」ガサガサ
絵里「何持ってきたの?」
穂乃果「ふりかけ!!」
にこ「ふりかけってあんた……」 花陽「ふりかけ……?」ピクッ
にこえり「!!」ゾクッ
穂乃果「うん。ほらいっぱい持ってきたよ」
花陽「……なるほど」
にこ「……」ドキドキドキ
絵里「……」ドキドキドキ 花陽「……納豆ふりかけってまだあったんだ」
穂乃果「何だか懐かしいよね。子どもの頃好きだったんだぁ」
花陽「あ、ゆかりふりかけもある!」
にこ「……ふりかけ賛成派で良かった」
絵里「……ちょっと肝が冷えたわね」 ーー
ジュー
穂乃果「美味しそーな匂い」
にこ「邪魔だから離れてなさい」
穂乃果「しょーがやきーしょーがやきー♪」ウロウロウロ
にこ「邪魔だって」
穂乃果「わさびじゃなくてしょーがー♪」
にこ「……」 穂乃果「怒られた……」
絵里「邪魔しちゃダメよ」
穂乃果「絵里ちゃんなにしてるの?」
絵里「サラダ作ってるのよ」
穂乃果「おー!こっちも美味しそう!」
絵里「いやまだ切ってるだけなんだけど……」
穂乃果「先に感想言ってみました」
絵里「なんの意味があるのよ……」 穂乃果「なにか手伝うことない?」
絵里「じゃあトマト切ってくれる?」
穂乃果「ほい!」
絵里「ちゃんと手洗ってね」
穂乃果「誰かさんと違って菌には負けないよ」
絵里「そういう問題じゃないでしょう。衛生的にしないと食中毒にもなるのよ」 穂乃果「分かってるってー。これでも和菓子職人なんだから」
絵里「一言多いんだから……」
穂乃果「でもにこちゃんなら菌が入っても問題なさそうだよね」
にこ「一言余計よ」 花陽「ご飯もうすぐ炊けます」
にこ「こっちももうできるわよー」
絵里「サラダはもう盛り付けてるわ」
穂乃果「シンプルで最高のご飯だね」
花陽「白ご飯にはシンプルなおかずが一番です」 穂乃果「希ちゃん遅いね」
ガチャ
希「呼んだ?」
穂乃果「おージャストタイミング!」
にこ「間がいいわね」
絵里「お疲れ様。もう準備出来てるわ」
花陽「ご飯も炊けてます!」
希「帰ったらご飯がある……素晴らしい……」ジーン
にこ「何泣いてんのよ……」 にこ「じゃあ手を合わせて」
5人「いただきまーす!」
穂乃果「はむはむ……美味しー!」
絵里「ご飯艶がすごいわね……」
花陽「はむっ……んー美味しいです!!」
希「いやぁすばらしきご飯や」パクパク
にこ「何その感想」 希「あービール買ってくるの忘れた」
にこ「後で買いに行けば?」
希「えーもう一回出るの面倒臭い……お母さん買ってきて」
にこ「誰がお母さんよ」
穂乃果「お母さんおかわり!」
にこ「誰がお母さんよ!」
花陽「お母さん私も……」
にこ「あんたまで何言ってんのよ!」 絵里「にこって母性に満ち溢れてるから」
にこ「どういう意味よ」
希「胸はないから母乳は出ないけどね」
にこ「表出なさいこら」 希「じゃあ、買い出しじゃんけんする?」
穂乃果「おっけー」
花陽「私が買ってこようか?」
希「いーからこういうのには参加しとき花陽ちゃん」
にこ「もー全く……」
絵里「ふふ、望むところよ」 希「じゃいくよーじゃーんけーん」
5人「ポン!」
穂乃果「おっ」グー
絵里「あら」グー
花陽「んっ」グー
にこ「あっ」グー
希「……」チョキ にこ「……言い出しっぺの法則」
希「あー……ウチ急に足が」
にこ「早く行ってきなさい」
希「……ここは胸無し大家の流れやろー」
にこ「はぁん!?」
・8 終わり 乙です、ふりかけいいなw
絵里のセリフは負けパターンかと思ったけど…5人じゃんけんで一発で勝敗が決まるとはスピリチャルやね μ'sの皆が住んでるコーポ矢澤はこの世界にはないんやで… ・9
ピンポーン
にこ「はーい」
ガチャ
凛「ちわー!」
にこ「あらどうしたの」
凛「かよちんと約束してたんだけど、早く着きすぎちゃって」 にこ「何でうちに来たのよ」
凛「暇そうだったから」
にこ「追い出すわよ」
凛「いーじゃん、遊ぼうよにこちゃん」
にこ「あのねぇ、私だって暇じゃないのよ」 凛「そうなの?」
にこ「そうよ」
凛「ちっちゃいのに?」
にこ「関係ないでしょ!」
凛「あ、歌番組やってる」パッ
にこ「勝手にテレビをつけるな」 凛「おおーA‐RISEだ!」
にこ「ったくもう……」
凛「いやー相変わらずカッコイイね」
にこ「……あんた仕事は?」
凛「有給とったのー。たまには平日休みたいなーって」
にこ「あ、そう。花陽も休み?」 凛「かよちんは午前中で終わりだから、午後から遊ぼうって言ってたんだけど」
にこ「午後からって、あんたまだ11時よ」
凛「いやー早く来すぎちゃった」
にこ「どんだけ気が早いのよ……」
凛「ってことでお昼ご飯食べよー」
にこ「いやお昼もまだ早いって」 凛「にこちゃんの手料理食べたい」
にこ「図々しいわねこの」
凛「凛、チャーハン食べたい」
にこ「何リクエストしちゃってくれてんのよ」 ジュワー
凛「まだかなまだかな」
にこ「すぐ出来るからお皿用意して」
凛「パシリだ!」
にこ「それくらいしなさいよ!」
凛「はーい。これでいい?」
にこ「ん。隣にコップも入ってるから」 凛「はむっ」
にこ「まぁまぁね」
凛「美味しー!」
にこ「そりゃ良かった」
凛「ねーにこちゃん」
にこ「何?」 凛「前から気になってたんだけどね、2階の部屋ってひとつ空いてるよね」
にこ「ええ」
凛「あそこってずっと誰も住んでないの?」
にこ「昔は住んでたわよ。三年前くらい前までは」
凛「ほぇー、誰?」
にこ「言うわけないでしょ」
凛「ダメかー」
にこ「守秘義務ってのがあるの。住人の情報を漏らすわけにはいかないわ」 凛「そっかー……お、ツバサだ」
『グリ〇のちょっと大人なビターチョコ。アナタもアダルトな味を堪能してみない?』
にこ「……ふっ」
凛「どしたの?ニヤニヤして気持ち悪い」
にこ「なんですって!?」 凛「ね、あの部屋ってまさかなにか事件があったとか」
にこ「ないわよそんなん。変なこと言わないで」
凛「ちぇーつまんないなー」
にこ「ふん、つまんなくて結構よ。そんなものあってたまるか」
ピロン
凛「あ、かよちんからだ。もうすぐつくって」
にこ「……」パクッ ーーーーーー数年前ーーーーーーー
にこ「もー誰よこんなところにゴミ捨ててるバカは……」シャッシャッ
にこ「ったく、人の家の前にポイ捨てなんて親の顔が見てみたいわ」
バタバタバタバタ
にこ「ん?」
「やばい!寝坊した!バイト遅刻する!」 ドタドタドタ
ツルッ
「あっ」
ゴロゴロゴロ
ドッシーーン!
にこ「……騒々しいわね。大丈夫?」
「いてて……」
にこ「ツバサ」
ツバサ「なんとか平気……はっ!バイト!」
にこ「気をつけて行きなさいよー」
ツバサ「ええ!行ってきます!」
ダダダダダダ……
にこ「……大丈夫かしら」
・9 終わり >>384
俺が、俺たちが綺羅ツバサでA- RISEだ ツバサさんがμ'sの隣に住んでいてバイトしていた過去があるなんて大スクープやん ツバサさんがかつて住んでたとか、そりゃ新人の入室断りますわ 昔アイドルが下宿してたアパートがあるって本当ですか? (q|`˘ ᴗ˘)乙 憧れのツバサ様が住まわれた部屋が有ると聞きましたが… ・10
ジリリリリリリリ
にこ「……」
ジリリリリリリリ
にこ「……うるっさいわねぇ」
ジリリリリリリリ
にこ「……」イラッ ピンポンピンポンピンポン
にこ「ツバサ!起きなさい!」
ジリリリリリリリ
にこ「ツバサ!!」ピンポンピンポンピンポン
ガチャ
にこ「うわ嘘でしょ……開いてる」 ジリリリリリリリ
にこ「入るわよー!」ドシドシドシ
ジリリリリリリリ
ツバサ「むにゃ……おはぎ食べたい……」
にこ「何でこんなに耳元で目覚ましなってんのに爆睡できるのよ……」
にこ「ほら!起きなさい!!」ユサユサ ツバサ「う〜〜ん……」
にこ「起きなさいってば!!」
ツバサ「んん〜?なぁに……?」
にこ「目覚ましなってるわよほら!今日は大事なオーディションじゃないの!?」
ツバサ「ええ……あーーー!!」
にこ「やっと起きたわね」 ツバサ「どうして起こしてくれなかったの!?」
にこ「私は母親か!いい加減自分で起きなさいよ!!何のための目覚ましよ!!」
ツバサ「この目覚まし壊れてるんじゃないの!?全然気づかなかったわよ!!」
にこ「いやガンガンなってたわよ!!コーポ中に響き渡ってたわよ!!」 ツバサ「ってこんなことしてる場合じゃない!!オーディション遅刻する!!」バタバタバタ
にこ「待ちなさい!そんな寝癖だらけの頭にすっぴんで行くつもり!?」
ツバサ「素の魅力で勝負してくる!!」
にこ「アホか!!待ちなさいってば!!」 ツバサ「いってきまーーーーす!!」バタバタバタバタ
にこ「はぁ……疲れた」
希「またお寝坊したん?ツバサちゃん」
にこ「あ、希」
希「毎日賑やかやねぇ」
にこ「騒がしくてたまんないわよ全く……」 希「いやー夢に向かって頑張る子は眩しいなぁ」
にこ「何言ってんのよ……ん?あんたこんな時間に何してんの?仕事は?」
希「絶賛遅刻中」
にこ「いや何のんびりしてんのよ!!早く行きなさいよ!!」
希「いやーどうせ遅れるんやから急いでも仕方ないかなぁって」
にこ「とっとと行け!!」 ーー
絵里「ふぅ……今日も一日疲れたわね」
絵里「……ん?」
ツバサ「はぁ〜あ……」トボトボ
絵里「ツバサじゃない」
ツバサ「ん?あ、絵里」 絵里「どうしたの?浮かない顔して」
ツバサ「……またオーディション落ちた……」
絵里「あら……」
ツバサ「これで何回目かしら……あーあ」
絵里「私は貴女の歌とダンスとても素敵だと思うわ。運が悪いだけなんじゃないかしら」
ツバサ「そう言ってくれるのは嬉しいけど……やっぱり私の努力不足なんだと思う。周りの子達のレベルはすごく高かったし」
絵里「そう……貴女自信がそう思うならきっとそうなのね」 ツバサ「あーもう!もっともっと練習して絶対受かってやるわ!!」
絵里「その意気よ。応援してるから」
ツバサ「ありがとう!!ってことで今日は飲むわよ!!」
絵里「ええ……また?この前もヤケ酒して大変なことになったでしょう」
ツバサ「大丈夫よ!ほら、コンビに寄って行きましょ!」
絵里「わっ!引っ張らくても……」 ピンポーン
にこ「はーい……って」
ツバサ「飲みましょ!」
にこ「あんたまた……オーディションは?」
ツバサ「ダメだった!」
にこ「そんなあっけらかんと……」 ツバサ「上がるわねー」
にこ「あ、こら!」
絵里「にこ、付き合ってあげましょ」
にこ「もう……分かったわよ」
絵里「ふふっ、おつまみも沢山買ってきたわよ」
にこ「はいはい。飲みすぎないようにね」
バタン 希「……ふふ、楽しそうな宴会会場発見」
希「東條一等兵!乗り込みます!」
ピンポーン
・10 終わり のぞえりとも仲良かったのな
飲み会始まったら延々呑んでそうな四人 にこが大家になった頃や各人が入居した頃も気になってくる スクフェスのノーツすり抜け連発で荒んだ心が癒されました ツバサさんお酒弱くて人の顔見て永遠に笑っているイメージ ・11
にこ「さてさて買い物に……」
あんじゅ「あ、こんにちは〜」
にこ「ん?……あら、あなたは」
あんじゅ「ツバサのお友達の優木あんじゅでーす」
にこ「こんにちは。ツバサの家に?」 あんじゅ「ええ。小さな大家さん元気?」
にこ「余計なことつけるんじゃないわよ」
あんじゅ「ふふ、ごめんなさい。じゃあね〜」
にこ「……掴みどころがないわね」 英玲奈「こんにちは」
にこ「ん?ああ、こんにちは」
英玲奈「……」スタスタスタ
にこ「……」 ピンポーン
ツバサ「あ、来た。遅いわよ英玲奈」
英玲奈「すまんな。電車が遅れてたんだ」
ツバサ「言い訳は見苦しいわよ」
英玲奈「いつも遅刻してくる君に言われたくない」
あんじゅ「確かに」
ツバサ「何よ二人して!」 英玲奈「それよりさっさと始めよう」
あんじゅ「そうね。次のオーディションに時間が無いし」
ツバサ「釈然としない……」
英玲奈「ほら、昨日言ってたグループの動画持ってきたぞ」
ツバサ「ありがとう。よし、見まくって研究よ」 あんじゅ「あ、私お菓子持ってきたの」
英玲奈「なぜお菓子……?」
あんじゅ「だって鑑賞会にはお菓子が必要じゃない?」
ツバサ「遊びじゃないのよ」
あんじゅ「分かってるわよ〜」 ーー
ツバサ「ここの部分は……」
あんじゅ「ん〜こうじゃない?」
英玲奈「そうか?私は……」
ツバサ「ん〜〜〜……ちょっと体動かしにいかない?」
あんじゅ「そうね。ずっと座ってたら固まっちゃう」
英玲奈「じゃあダンスの練習するか」
ツバサ「オッケー。練習したところ通しでやりましょ」 トントントン
ツバサ「……あら」
にこ「〜♪」シャッシャッ
ツバサ「……ね、ダンスにはギャラリーが必要だも思わない?」
あんじゅ「あ、いいかも〜」
英玲奈「そうか?いきなり呼んでは迷惑だろう……」 ツバサ「にこなら大丈夫よ!おーい!」
にこ「何よ、近所迷惑よ」
ツバサ「ちょっと私達に付き合ってくれない?」
にこ「なんで?」
ツバサ「いいからいいから!」グイッ
にこ「わ!ちょ!」 ー公園ー
にこ「なーによまったく……」
ツバサ「私たちのダンスを見て欲しいの!」
にこ「はぁ?」
英玲奈「すみません、急に変なことを……」
あんじゅ「お願いします〜」
にこ「もう、分かったわよ……」
ツバサ「ありがと!じゃあ私から!」 ツバサ「よっ!ほっ!」タン!
ツバサ「どう?どう?」
にこ「おーすごいわね」パチパチ
ツバサ「ふふん、まぁね。この前オーディションに落ちてから猛練習したから」
にこ「次のオーディションはいけそうなの?」
ツバサ「さぁ、やってみないとわからないわ」 にこ「ふーん……あんた達はなんで一緒にしてるの?ライバルになるんじゃないの?」
あんじゅ「受かったら3人でグループ組むって決めてるんです」
にこ「へぇ……」
ツバサ「グループ名も決めてるのよ!」
英玲奈「おいまだそれは……」
ツバサ「いいじゃない、にこなら」 にこ「……なんていうの?」
ツバサ「A‐RISE」
にこ「アライズ……」
ツバサ「いい名前でしょ?」
にこ「……ええ、そうね。いい名前だわ」 ーーー
ツバサ「お腹すいたー!」
英玲奈「動いたからな」
あんじゅ「どこか食べに行く?」
ツバサ「そうねぇ……焼肉でもいく?」
英玲奈「どこにそんなお金があるんだ」
あんじゅ「焼肉はちょっと厳しいかも」
ツバサ「そうよねぇ……」 にこ「3人とも、うちに来る?」
ツバサ「え」
にこ「うち今日ちょうど焼肉にしようと思ってたから」
ツバサ「いいの!?行く行く!!」
英玲奈「……1人で焼肉?」
にこ「何か言った?」
英玲奈「いえ……」
あんじゅ「小さいのに太っ腹な大家さんねぇ」
にこ「小さいは余計よ!!」
・11 終わり 乙です、どうやら別次元の世界の話みたいだね
コーポμ'sではなく音ノ木コーポなのは何か意味があるのかもと思えてきた 幽霊のんたんを書いた人っぽいからこの先の展開が楽しみ ・12
ツバサ「おはよう」
にこ「あら、今日は早起きなのね」
ツバサ「ええ、大事なオーディションだから」
にこ「この前寝坊しかけたくせに」
ツバサ「き、今日は絶対受かりたいオーディションなの!大事なの!」 にこ「はいはい……ま、頑張んなさい」
ツバサ「ええ!絶対受かってくるわ!」
タタタタタ……
にこ「何も走らなくても……」 ーー
ツバサ「おはよう」
あんじゅ「おはよ〜」
英玲奈「おはよう。いよいよだな」
ツバサ「ええ、絶対受かってみせるわ……!」
あんじゅ「A‐RISE結成の為に、ね」
英玲奈「ああ、自分のやれることを精一杯やれば大丈夫さ」
ツバサ「いきましょ二人とも!」 ーーー
ー
絵里「ふう……今日も疲れたわ」
希「えりちー」フリフリ
絵里「希。今帰り?」
希「そうよん〜。お疲れ様やね」
絵里「お互い様よ」 希「明日休みやし、一杯引っ掛けて帰る?」
絵里「そうねぇ……たまにはいいかも」
希「お、珍しい。じゃあそこの居酒屋に……ん?」
絵里「どうしたの?」
希「あそこにいるのは……」 絵里「あら、ツバサじゃない」
ツバサ「ん?あ、二人とも……」
希「どうしたん?浮かない顔して」
ツバサ「いやちょっと……」
絵里「今日はオーディションだったんでしょ?どうだったの?」
ツバサ「……」
希「……とりあえずお店入ろうか」 ー
ツバサ「んぐんぐ……ぶはー!」
希「いい飲みっぷりやね〜」
絵里「飲みすぎないでよ?また大変なことになるわよ」
ツバサ「ビールもう一杯!」
絵里「ちょっとツバサ」 希「ま、ま、飲ませてあげよ」
絵里「希ぃ……」
希「ウチらが見張っとけば大丈夫やろ?な?」
絵里「……しょうがないわね」
希「で、どうしたんツバサちゃん」 ツバサ「……落ちたかも」
絵里「オーディションに?」
ツバサ「うん」
希「結果はまだやろ?なんで分かるん?」
ツバサ「……審査員の反応というか……なんというか」
絵里「良くなかった、ってこと?」
ツバサ「うん」 希「そういう風に見えるだけやない?そういう場ではほら、疑心暗鬼になりなすいから」
ツバサ「分かってるわよ。でも……」
絵里「……」
ツバサ「……私の一個前が英玲奈、後ろがあんじゅだったんだけどね」
ツバサ「明らかに違ったのよ、反応が。私の時だけ露骨に薄かった」
ツバサ「さすがに気のせいじゃないわ……見てれば誰でもわかる」グビッ
ツバサ「……はぁ〜あ……」
絵里「ツバサ……」
希「……」 ーーー
ピンポーン
にこ「はーい……って」
希「ごめーんにこっち。ちょっと手伝ってくれる?」
ツバサ「うぃー……」
にこ「ぐでんぐでんじゃない。何してんのよ」
絵里「飲ませすぎちゃった……このまま家に放置するのも心配だし」
にこ「あんた達がいてどうしてこうなるのよ」
希「いやそれがね……」 にこ「――ふーん、そういうこと……」
絵里「かなり落ち込んでたわね……」
希「気にしすぎ……やといいんやけどねぇ」
ツバサ「くー……くー……」
にこ「……」 ーーー
ツバサ「ふぅ……」
ツバサ「郵便……ん」ゴソゴソ
ツバサ「……来た」
ツバサ「……」ベリベリ
『厳選なる審査の結果、残念ながら今回は……』
ツバサ「……」 プルルルル プルルルル
英玲奈『もしもし』
ツバサ「結果来た?」
英玲奈『ああ』
ツバサ「どうだった?」
英玲奈『受かったよ』
ツバサ「……そう、おめでとう」
英玲奈『……ありがとう』 ツバサ「あんじゅの結果知ってる?」
英玲奈『受かった、そうだ』
ツバサ「……二人とも受かったんだ……」
英玲奈『……ツバサ』
ツバサ「おめでとうって伝えといて」
英玲奈『ツバサ』
プツ
ツバサ「……」
・12 終わり ツバサさんにアドバイスできるような人がいてくれるといいのだけど >>456
そこはパイセンが絡んでくるんじゃないか? ・13
ジリリリリ
ツバサ「……」カチッ
ツバサ「……ふぅ」
タンタンタン
にこ「あら、おはよう」
ツバサ「……おはよう」
にこ「いい天気ね」
ツバサ「そうね」
にこ「朝から辛気臭い顔してんじゃないわよ。ほら、元気出しなさい!」バシッ
ツバサ「うん……」
にこ「バイトでしょ?行ってらっしゃい!」
ツバサ「行ってきます……」
にこ「……」 絵里「おはよう」
にこ「おはよ」
絵里「……ツバサ、元気ないわね」
にこ「そうね……」
絵里「ちょっと心配だわ……」
にこ「……」 ーーー
ガチャ
ツバサ「……ふぅ」
ツバサ「疲れた……」
ツバサ「……」
『必ず受かってA‐RISEを結成しましょ!!』
ツバサ「……」 希「あ〜疲れた……」
希「グビッとビール飲んで寝るかー!」
希「……およっ?」
ツバサ「……」キョロキョロ
ツバサ「……」ドサッ
希「ちょっとお姉さん、今日はゴミの日じゃゃないよ?」
ツバサ「きゃあ!!」 希「ゴミはちゃんと決められた日に捨てましょう。にこっちに怒られるよ〜」
ツバサ「の、希」
希「はいこれは持って帰ろうか」グイッ
ツバサ「……」
希「ん、そこ破けてる。中身見えてしまうよ」
ツバサ「ん、あっ」
希「あれ、それって……」
ツバサ「見ないで!!」 希「……それ、捨てるん?」
ツバサ「関係ないでしょ」
希「捨てていいん?」
ツバサ「貴女には関係ない!!」
希「……まぁそうやね。ウチには関係ない」
ツバサ「……」 希「でも、後悔すると思うよ?」
ツバサ「……いいのよ」
希「……ツバサちゃん」
にこ「何してんのよ」
ツバサ「!!」
希「お、にこっち」 にこ「ツバサ、今日はゴミの日じゃないわよ。ちゃんと決められた日に出しなさい」
ツバサ「……」
にこ「それと」
ツバサ「……なに」
にこ「衣装捨てたくらいで簡単に諦められるとは思えないけど」
ツバサ「……そんなこと」
にこ「そんな簡単にゴミに出せるほど、あんたが目指してたものは軽いものだったの?」
ツバサ「……!」 にこ「仲間から遅れたから何よ。そんなもん、いくらでも取り返せるわ」
ツバサ「……」
にこ「もう一回よーく考えなさい。それでも捨てるなら私はもう何も言わないわ」
ツバサ「にこ……」
にこ「ちゃんと決められた日に出すんならね。じゃ」 ツバサ「……何よ、分かった風な口きいて……」
希「ふふ、ウチもにこっちの意見に賛成かなぁ」
ツバサ「希!」
希「ウチは応援しとるよ。じゃあね」
ツバサ「……何よ」 ーーー
ピンポーン
ツバサ「はい……」
にこ「こんばんは。ちょっと時間ある?」
ツバサ「何よ」
にこ「ちょっと顔貸しなさい」グイッ
ツバサ「わっ、ちょっと!」 ーにこの部屋ー
にこ「連れてきたわよー」
希「いらっしゃーい」
絵里「さ、座って座って」
ツバサ「な、何よ一体」
にこ「焼肉食べるわよ」
ツバサ「はぁ?」 希「ほい、タレ」
絵里「レモン汁もあるわよ」
にこ「ほらビール」トクトク
ツバサ「わっ、ちょ!」
にこ「とりあえず食べて飲みなさい」
絵里「落ち込んでる時はとにかく飲んで食べて元気出すのが一番よ!」
希「体に悪いとかそんなのは考えない!」
ツバサ「……」 にこ「ほらほら、お互い肉買ってきたんだから食べなさい!」
ツバサ「にこ……」
にこ「ね?」
絵里「ビールもたんまり買ってるわよ」
希「発泡酒じゃないよ〜」
ツバサ「絵里、希……」 にこ「ほら」
ツバサ「……」パクッ
ツバサ「……美味しい」
にこ「当たり前よ!じゃんじゃん焼くからどんどん食べなさい!」
希「ビールもどんどん飲も!」
ツバサ「……」グビグビッ
ツバサ「プパーっ!」
絵里「いい飲みっぷりね!」
ツバサ「おかわり!」
希「よし来た!」トクトク
にこ「……ふぅ」 ーー
ツバサ「うぅ……飲みすぎた……」
ツバサ「ふぅ……」
ツバサ「……」
カチッ
『第〇回、オーディションのご案内――』
ツバサ「……」
カチッ
ツバサ「……よし」
・13 終わり そういえばこの人ら同学年だったな
同い年の友情いいぞ にこちゃん何歳から大家なんだ…そのうち明かされるんだろうが 美味しいご飯で励ましてくれるとか最高の大家さんと住人 ・14
タタタタタ……
ツバサ「行ってきます!!」
にこ「はーい行ってらっしゃい」
ツバサ「はっ、はっ、はっ……」
タタタタタ……
にこ「転びなさんなよー」 希「良かった、元気になったねツバサちゃん」
にこ「ええ。全く心配かけて……」
希「お、やっぱり心配してたんや」
にこ「なーにニヤニヤしてんのよ」
希「ふふふ〜」
にこ「とっとと行け!!」 ーーー
にこ「今日はカレーでも作ろうかしら……」
にこ「ん?」
ツバサ「ふっ、ふっ、ふっ……」タンタンタンタン
にこ「……」 ツバサ「ふっ、ふっ、ふっ……」タンタンタンタン
ザリ
ツバサ「ん?」
にこ「あらバレちゃった」
ツバサ「にこ」
にこ「頑張ってるわね」
ツバサ「当然よ。早く二人に追いつかなくちゃ」 にこ「この前まで落ち込んでウジウジしてたやつとは別人ね」
ツバサ「う、ウジウジなんてしてないわよ!」
にこ「してたじゃない」
ツバサ「うっ……うるさいわね!見てなさい!」
にこ「はいはい、見てるわよ」
ツバサ「そういうことじゃなくて……もう!」
にこ「ふふ、なーによ」
ツバサ「笑わないでよ……」 にこ「……ま、頑張んなさいよ。応援してるから」
ツバサ「うん……ありがとう」
にこ「別に何もしてないわよ」
ツバサ「そんなことない……こともないか」
にこ「ちょっと」
ツバサ「ふふ、冗談よ。貴女達には感謝してる」
にこ「ふん……直接言ってやりなさい」
ツバサ「ええ、必ず」 にこ「ま、オーディション受かってデビューしたらライブくらい行ってあげるわ」
ツバサ「何よその上から目線。そんなこと言う人にはチケットあげない」
にこ「どーせガランガランで泣きながらチケット売りに来るんでしょ」
ツバサ「むー見てなさい!!超満員でチケット手に入らなくてな後悔させてやるんだから!!」
にこ「はいはい」
ツバサ「ふん!せいぜい今のうちにいきがっとけばいいわ!」
にこ「いきがってるのはどっちかと言ったらあんたよ……」 ツバサ「ところで何してたの?」
にこ「買い物帰りよ」
ツバサ「今日のメニューは何?」
にこ「カレーだけど」
ツバサ「甘口にしてね」
にこ「いや食べに来るんかい」 ーーー
ツバサ「ふっ、ふっ、ふっ……」タンタンタンタン
希「いやー頑張っとるねツバサちゃん」
絵里「ええ」
希「ん?」
絵里「どうしたの?」
希「あの二人は……」 ザリザリ
ツバサ「来たわね」
英玲奈「用ってなんだ」
あんじゅ「どうしたの?」
ツバサ「二人に言いたいことがあって」
あんじゅ「言いたいこと?」
ツバサ「ええ……決意表明よ」
英玲奈「……」 ツバサ「……」ビシッ
英玲奈「!」
あんじゅ「わっ」
ツバサ「待ってて。必ずすぐ追いつくから」
英玲奈「……ああ、そう出ないと困る」
ツバサ「そして、絶対にA‐RISEを結成しましょう」
あんじゅ「うん。二人だけじゃできないから」
ツバサ「ええ!」 英玲奈「待ってるぞツバサ」
あんじゅ「早く来てよね〜」
ツバサ「分かってるわよ!」
希「ふふ……」
絵里「頑張って、ツバサ」 ーーー
ガチャ
バタン
ツバサ「よし……」
トントントン
にこ「おはよう」
ツバサ「おはよう!」
にこ「いよいよね」 ツバサ「ええ。絶対受かってやるわ」
にこ「ま、気張らず頑張りなさい」
ツバサ「うん、ありがとう」
にこ「あんたなら絶対やれるわ。自信もって」
ツバサ「ありがとうにこ!貴女は最高よ!」ダキッ
にこ「わぷっ!」
ツバサ「行ってくる!」
タタタタタ……
にこ「……頑張って」
・14 終わり すまんが明日は更新できるかわからない……
もう少しだけお付き合い下さい まあこっちはタダで楽しませてもらってるんだから待つくらい何でもないよ
もう少しなんて言わず、もっともっと付き合わせてください すまん、明日早出だから今日は無理そうだ
また明日の夜更新します 大丈夫だ、気にすんな
無理しない程度に書いてきゃ良いんだぞ
大人しく待ってるぞ ・15
ジリリリリリ
バン!
ツバサ「う〜ん……ふぅ」
ツバサ「……」
ツバサ「部屋が空っぽね……」
ツバサ「……」
ツバサ「……こんなに広かったかしら」 トントントン
にこ「おはよう」
ツバサ「おはよう」
にこ「……ふふ」
ツバサ「何よ、何笑ってるの」
にこ「いやーやっと出ていくのねって思って」
ツバサ「む、私が引っ越すのがそんなに嬉しいの?」 にこ「これで朝が静かになると思ったら笑いが出ちゃう」
ツバサ「それが大家のいうこと?住人が引っ越すのに」
にこ「別にー?また入居してくるからいいしー」
ツバサ「こんなオンボロアパート誰も来ないわよ」
にこ「はぁん?どのアパートがオンボロだって?」 ツバサ「私のあとあの部屋に誰も入居しない呪いかけたわ」ユラユラ
にこ「何してんのよ変質者」
ツバサ「誰も入るな〜誰も入るな〜」
にこ「ちょっと早く出ていってくれる?」 ツバサ「はー……貴女と話してると緊張感がなくなるわ……」
にこ「こっちのセリフよおっちょこちょいアイドル」
ツバサ「そんな不名誉なキャッチコピーはゴメンよ」
にこ「ふん、どうかしらね。勝手につけられるんじゃない?」 ツバサ「私はクールセクシー系でいくんだから」
にこ「クールビューティじゃなくて?」
ツバサ「ビューティはほら、もうね?」
にこ「はん」
ツバサ「鼻で笑い飛ばさないでよ」
にこ「まぁあんたにはいいとこなんじゃない?私みたいにプリティ系は無理でしょーから」
ツバサ「プリティ?オカン系でしょ?」
にこ「誰がオカンよ!」
ツバサ「エプロン似合う系大家」
にこ「いやそれ普通の大家」 にこ「一つ気になってるんだけど」
ツバサ「なに?美貌の秘訣?」
にこ「違う」
ツバサ「じゃあ知らない」
にこ「いや待ちなさいこら」
ツバサ「何よ」 にこ「せっかく受かったけど、グループって自分たちで決めれるものじゃないでしょ?」
ツバサ「そうね」
にこ「じゃあA‐RISE結成は難しいんじゃない?」
ツバサ「それでも、やるしかないわ。3人の夢だから」
にこ「……そう」
ツバサ「ええ」ニコッ
にこ「ふふっ、まぁせいぜい頑張りなさい。応援してるわ」
ツバサ「ありがとう」 ツバサ「そろそろ行くわね」
にこ「ええ」
ツバサ「にこ」
にこ「ん?」
ツバサ「お世話になりました。今までありがとう」
にこ「なーによ、急に」
ツバサ「いいじゃない。紛れもない私の本心よ」 にこ「……ふん」
ツバサ「あー照れてる?」
にこ「照れてないわよ」
ツバサ「顔赤いわよ?」
にこ「やかましい!」
希「ふふ、最後くらい素直になったら?」
絵里「そうよ、にこ」
ツバサ「絵里、希」 希「寂しくなるな〜ツバサちゃん」
絵里「ホントに引っ越しちゃうのね」
ツバサ「うん。できるだけ事務所の近くに住みたいから」
希「気合十分やね」
ツバサ「もちろんよ。二人から出遅れた分、めちゃくちゃ頑張らないと」
絵里「無理しないようにね」
ツバサ「分かってる」
希「飲みに行きたい時は誘ってな。付き合うから」
絵里「私も」
ツバサ「うん!」 にこ「……体に気をつけなさい」
ツバサ「ええ」
にこ「ツバサ」
ツバサ「うん?」
にこ「あんたならやれる。絶対に」
ツバサ「……ありがとう。ここに住んで本当に良かった」
希「最高の大家やね〜」
絵里「ふふ、そうね」 にこ「なによ、あんた達まで」
ツバサ「あーまた照れてる」
にこ「うるさい!とっとと行きなさい!」
希「ひどいな〜にこっちは」
ツバサ「そうね〜」
絵里「にこ、怒ったらダメよ」
にこ「誰のせいよ!」 凛「ごちそうさまー」ピッピッ
にこ「当たり前のようにチャンネル権独占するな」
凛「あ、この番組にA‐RISE出てる」
『クールセクシー系アイドル、A‐RISEです!』
にこ「……ふっ」
凛「何一人で笑ってるの?ちょっと気持ち悪いにゃ」
にこ「あんたもう少しオブラートに包んで発言しなさい」
凛「いやーなんだかにこちゃん相手だと破れちゃうんだよね」
にこ「どういことよ」 ピンポーン
凛「はーい」トテトテ
にこ「あんたが出るな」
ガチャ
「郵便です」
にこ「ああ、はい」
「サインお願いします」
にこ「はーい」
にこ「……あら」 凛「何届いたの?」
にこ「内緒よ」
凛「えーケチ」
にこ「いやプライバシー」
凛「にこちゃんならいいかなーって」
にこ「あんた私に対してもう少し遠慮しなさい」
凛「あ、かよちんからLINEだー」
にこ「聞きなさいよ!」
ー☆ー
『VIP会員様へA‐RISEディナーショーのご案内』
ー☆ー
にこ「……絵里と希と予定合わせないとね」
・15 終わり ショーに招待されるんじゃなくて会員として案内がくるのがいいです
実はA-RISEという名の劇団やバンド次元なのかもと想像してたけど流石にそれは無かった ・16
穂乃果「この前見ちゃったんだ」
ことり「何を?」
穂乃果「にこちゃんと希ちゃんと絵里ちゃんがお洒落して出かけるのを」
花陽「へぇー……」
穂乃果「あれは多分、すっごいパーティに行くところだったんだよ」
海未「まぁ、そうかもしれませんね」
穂乃果「実はあの3人はすごいお金持ちの娘……とかあるかも」
真姫「何言ってるのよ」 穂乃果「ありえない話じゃないでしょ?ほら、希ちゃんなんかスピリチュアルで素性がわからないし」
凛「今度希ちゃんの家に行って通帳みちゃお」
海未「やめなさい」
穂乃果「んぐんぐ……ぷはーっ!」
ことり「穂乃果ちゃん、追加頼む?」
穂乃果「うん、ビール!」
ことり「じゃあ私はハイボールで」
花陽「私日本酒で……」
海未「私も日本酒お願いします」
真姫「海未大丈夫なの?」
海未「ええ、調整してますので」
凛「凛はレモンサワー!」 真姫「にこちゃん達遅いわね」
花陽「人と会ってくるって言ってたよ」
海未「あの3人は一緒に行動することが結構ありますね」
穂乃果「希ちゃんと絵里ちゃんはにこちゃんが大家さんになった時からからの住人なんだって」
真姫「へぇ……だから仲がいいのね」 ことり「私、羨ましいんだぁ」
穂乃果「何が?」
ことり「音ノ木コーポの皆が」
花陽「どうして?」
ことり「何だか家族みたいだから」
海未「ふふ、そうですね。こんなに住人の距離が近いアパートは今どきありません」
穂乃果「……確かにそうかも」
花陽「ホントに住み心地がいいよ」
穂乃果「海未ちゃんも引っ越してこない?」 海未「残念ですが、私は家を離れられませんから」
真姫「日舞の家元は大変ね」
花陽「真姫ちゃんは引っ越してこないかな?」
真姫「遠慮しとくわ」
凛「音ノ木コーポは毎日賑やかで楽しそうだよねー」 海未「大体穂乃果のせいでしょう。毎朝寝坊して慌てて家を飛び出してるみたいですね」
穂乃果「飲みの席でお説教はやめてよ……」
海未「だったら日頃の生活をですね……」
穂乃果「海未ちゃんが飲むってうーわーさ!」
海未「は?」
穂乃果「はいのんでのんでのんでのんで!」パンパン
真姫「無理矢理飲まして潰そうとしないの」 にこ「やかましいわよ」
絵里「お店に迷惑だから静かに」
希「盛り上がっとるね〜」
ことり「あ、3人とも〜」
花陽「お疲れ様」
「あら、楽しそうね」
「君は飲みすぎるなよ」
「そうよ、酒癖悪いんだから〜」
海未「ん?そちらの方達は……?」
真姫「誰?」 にこ「とびっきリのゲストを連れてきたわ」
希「みんな、絶対騒いだらいかんよ?」
絵里「静かにね」
穂乃果「ええ?誰……」
ツバサ「こんばんは、顔は知ってるかもね」スチャ
英玲奈「それ自画自賛っぽいな」スチャ
あんじゅ「間違ってないでしょ〜顔ささないようにしないと」スチャ 花陽「いっ……」
ことり「えっ」
真姫「ウソでしょ……」
海未「これはこれは……」
希「しーーっ」
穂乃果「どうして!?どういう関係!?」
絵里「ふふ、秘密よ」
希「ふふ、さぁ再開しようか」
にこ「私ビール!」
ツバサ「私もー!」
6人(酔いが覚めた……)
・16 終わり ・17
にこ「んー……」
絵里「おはよう、にこ」
にこ「おはよう」
絵里「どうしたの?コーポ見上げて」
にこ「いや、ツバサが出ていってから本当に202号室入らないなって思って」 絵里「確かに全然入ってこないわね」
にこ「まさかあの呪いがホントに効いてるんじゃ……」
希「スピリチュアルやねぇ」
にこ「希」
絵里「おはよう、希」
希「おはようさん」 にこ「スピリチュアルで済まされる問題じゃないのよ。いつまでも空き部屋なのは困るわ」
絵里「大丈夫よ。気長に待ってたらきっと来るわ」
にこ「そうかしらねぇ……」
希「もし来なかったらウチが借りる」
にこ「何でよ」
希「最近スピリチュアルグッズの置き場がなくなってきてね……」
にこ「物置にするなら貸さないわよ」 希「この『馬の歯茎』ってグッズの置き場に困ってて」ガシャガシャ
にこ「うわ気持ち悪っ!」
絵里「何に使うのよそれ……」
希「これで噛んだ箇所の血流が2秒だけ良くなるんだって」
にこ「限りなくゴミね」
希「今日課長の机に置いてみようかと思って」
絵里「職場に持っていくのは止めなさい」 花陽「おはよう」
にこ「おはよう」
絵里「おはよう花陽」
希「花陽ちゃんおはよう」ガシャッ
花陽「ぴゃあ!?何それ!?」
希「血流良くなった気がする?」
花陽「はい?」
にこ「止めなさいバカ」 ダンダンダンダン
にこ「この騒音は……」
穂乃果「遅刻だーーーー!!!」
絵里「はぁ……」
希「朝から元気やね〜」
花陽「あはは……」
穂乃果「にこちゃん!!どうして起こしてくれなかったの!?」
にこ「自分で起きなさいよ!!お母さんか私は!!」
希「お母さんやろ」
にこ「あんたは黙ってなさい!!」 穂乃果「やばいまた怒られる!!行ってきまーーーーーー!!」ダダダダダ
花陽「あ、穂乃果ちゃんお財布落としたよ!」ダッ
絵里「あ、私もそろそろ行かないと」
希「ウチも〜」
にこ「行ってらっしゃい」
のぞえり「行ってきます」 にこ「はーぁ……」
にこ「今日も一日平和に終わりますようにっと……」
・17 終わり 終わりです
1ヶ月付き合ってくれてありがとう
ではでは (q|`˘ ᴗ˘)乙 dノJ(`σ_ σ´リノし これは乙じゃなくて姉様の髪型なんだから!勘違e「今迄素晴らしいSSをありがとうございました。…202号室はまだ空いてますか?」ルームシェアしてもいい? お疲れ様でした
幽霊のんたんやいい加減に帰りなさいと良作ばかり 乙です
ほのぼのしてて楽しい作品だった。これで終わりなんてもったいないな ほっこりする良いssだった
いつまでも見ていたかったけどお疲れ様 A-RISEが例のサングラスで変装してるのを想像してしまった
A-RISE好きな自分にはその点でも波長が合うSS、長文お疲れさまでした 乙
これまでのまとめ
各話開始ごとの安価と作者のID
・1 >1 ID:+Z8j2jxK
・2 >51 ID:VqQ0FQjH
・3 >82 >100 >118 ID:uKROLRJn
・4 >>140 >157 ID:gJjwkelY ID:wtABWZu/
・5 >189 >>209 ID:Ckuem3BA ID:dAUZePiX
・6 >261 ID:3yWPVMSk
・7 >292 >303 ID:BTnP7LSz
・8 >334 ID:1tF3d0We
・9 >370 ID:XYBc+m1J
・10 >395 ID:h7B9y1RA
・11 >>418 ID:QVdhDsHt
・12 >439
・13 >>463 ID:tczhcNid
・14 >485 ID:7/AY01Qi
・15 >>511 ID:2QJNOruM
・16 ・17 >537 ID:q5V4mP4P
・部屋割り
101・・・希
102・・・絵里
103・・・にこ(大家)
201・・・穂乃果
202・・・(過去にツバサ)
203・・・花陽
(202は空き部屋)
海未、ことり、真姫、凛は音ノ木コーポの住人ではない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています