真姫「道化師の朝の歌を弾くわ」
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真姫「愛しの花陽をオトすために、道化師の朝の歌を弾くわ」
真姫「朝、ことりのさえずりと共に目を覚ました花陽は、隣に私がいないことに気付く」
真姫「そしてふと、どこからともなく聴こえてくるピアノの柔らかな音色に誘われて、私の部屋を訪れるの」
〜〜〜
花陽『ピアノの音…真姫ちゃんかな?』
かちゃり…ひょこっ
真姫「♪〜」ズッチャ ズッチャ ズッチャ
花陽(朝のイメージにぴったりの素敵な音…なんてロマンチックなの…?)
真姫『あら、花陽、起きてたのね♪』
花陽(こんなに優雅で素敵な生活を送ってるなんて…)
花陽『真姫ちゃん…素敵!結婚して!』
真姫『ヴェェェ!?!?/////』
〜〜〜
真姫「完璧ね!///」ダラダラ 真姫「よし、早速練習しましょ」
Alborada del gracioso
真姫「タイトルからしてスペイン語でカッコいいわね…」
真姫「えぇと、最初の和音は…」
ズッチャ…ズッチャ…
真姫「これは、ジャズで言うところの、テンション入りディミニッシュトコードの基本形ね」
真姫「この和音はデューク・エリントンが多用してるから、もう慣れっこよ。楽勝ね!」 真姫「次は…しばらくは簡単ね…」
真姫「簡単な割にエモいのよね、ここ。もうこの辺で花陽も半分オチかかってるかもね」
〜〜〜
真姫「ここで突然ドーンッと突き上げるようなアルペジオ!」ズドーン
真姫「変拍子!」
真姫「転調!」
真姫「たーのしー!!」
真姫「…あ、でも、この辺は花陽がびっくりしちゃうかも…飛ばそうかしら…」
〜〜〜
真姫「次は…ゲッ!同音連打……」
真姫「しかも、このテンポで3連譜…何小節続くのよ…」タタタタッ タタタ タタタ タタタ
真姫「うぅ……弾けないわ…でもここでミスったらダサいわよね…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています