凛「かよちんを抱く方法」
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-都内のとある書店
絵里「んーっと、後買うのはあの雑誌と……」
絵里「他に何かおもしろそうなのないかしら…」
コソコソ・・・
絵里「ん…?」
??「………」キョロキョロ
絵里「なにあの怪しいサングラスの子……挙動不審ね」
??「………」ササッ
絵里「あらあら、周囲を気にしてアダルトコーナーに向かっちゃって」クスッ
??「………」ジー
絵里「…………ん?」
絵里(あの輪郭、どこかで見たような……というか後ろ姿……)ソー
??「………!」サッ
絵里(迷うことなくエッチな雑誌を……)サササ
??「…………///」ペラ
絵里(食い入るように読んでるわね)コソコソ…
??「……ひゃぁ……///」ジー
絵里(そーっと、そーっと…)ススー
絵里「なーにしてるの、凛」ポン
凛「にょほわぁっ!!」
絵里「ち、ちょっと声大きいわよ!」キョロキョロ
凛「な、なんで絵里ちゃんがここに…!」
絵里「私はちょっと雑誌を見に来ただけよ」
凛「そ、そうなんだ…」サッ
絵里「あ、後ろに隠してもそれもう見えてたわよ」
凛「あぅ……」
絵里「どれどれ」ササッ
凛「あっ!」
絵里「特集、恋人たちの初めて体験談……知っておきたい必須テクニック?」
凛「/////」
絵里「またおもしろそうなの読んでるわね〜」
凛「え、絵里ちゃん返して〜」バッ
絵里「こんなのに興味があるの?」
凛「そ、それは……」
絵里「というか、凛には花陽がいるじゃないの?」
凛「うぅ………」
絵里「?」
-某喫茶店
絵里「え、あなた達まだなの?」
凛「絵里ちゃん、声が大きいよ……」
絵里「ごめんなさい。でも、えっと凛と花陽って付き合って…」
凛「今年で3年になるよ」
絵里「えー……」
凛「すごい目で見られてる…」
絵里「まさか、手も繋いでないとか?」
凛「そんな事はないけど…ん……」
絵里「ここまできて隠さなくたっていいじゃない。よければ相談にのるわよ?」
凛「ほんと?」
絵里「えっと、それでどこまでいってるの?」
凛「どこまでというか……キ、キスは……したよ?」
絵里「ん?」
凛「え?」
絵里「キス……までなの?」
凛「////」
絵里「いやいや、中学生カップルじゃないんだから……」
凛「や、やっぱり変かなぁ?」
絵里「変というかホントに付き合ってるの? って聞きたくなるわ」
凛「それはちゃんと……うん……」
絵里(反応がウブねー……可愛いけど)
凛「で、でもね、いい雰囲気になることはあるんだよ?」
絵里「そりゃー3年も付き合っててそれさえも無かったら悲しすぎるわよ」
凛「でも…その、キスすると、やっぱりドキドキするし、かよちんの顔……見れなくなっちゃうし」
絵里「やっぱり中学生カップルね……」
凛「かよちんもそういう感じになっちゃって……どうしてもそこから先には……」
絵里「ふーん……あれ、じゃあ花陽のあのおっぱいも揉んでないの?」
凛「絵里ちゃん……」
絵里「いやいや、引くんじゃなくてちゃんと答えるとこよ?」
凛「希ちゃんみたいなノリで悪ふざけで、一回だけ……」
絵里「それって高校の時でしょ?」
凛「うん」
絵里「高校卒業してからは、そういうのなし?」
凛「腕組んだり歩いたり、ぎゅーってハグしたりはしてるよ?」
絵里「おっぱいなし?」
凛「ぅぅ……な、無しだけど……そんなに拘らなくても……」
絵里「何言ってるの、花陽のおっぱいは恐ろしい兵器なのよ?」
凛「兵器?」
絵里「高校の時と違って大学や専門学校なんて外の世界と密接に関係する環境にあんなものがいてみなさい」
凛「あんなものって……」
絵里「いい? あの胸を狙ってる子は多いわよ?」
凛「え…!」ドキ
絵里「花陽って可愛いわよね?」
凛「最高にゃ」
絵里「いい感じにふにふにして、抱き心地最高でしょ?」
凛「最高にゃ〜」
絵里「そこにあのおっぱいよ、誰が放っておくと言うの?」
凛「盲点だったにゃ……」
絵里「普段傍にいるせいで気づかない事もあるのよ」
凛「うぅ、かよちんのおっぱいは狙われてるんだね……」
絵里「もし花陽のおっぱいが違う誰かに揉まれるとして…」
凛「それは…嫌〜」
絵里「凛がしてくれないせいで、揉まれる快感を他の誰かに教え込まれる花陽……しだいに離れていく心…」
凛「お、ぉお?……」プルプル
絵里「ね、そんな未来嫌でしょ?」
凛「嫌だよ絵里ちゃん! 凛、どうしたらいいのかな?」
絵里「揉んじゃえば?」
凛「軽い! けどそういう事したいってずっと思ってたのは事実だし……」
絵里(単純で可愛いなー)
凛「あ、あのね…実は今度かよちんと温泉旅行に行くの」
絵里「へぇ、いいわね。あ、もしかしてさっきの雑誌……」
凛「うん。今の関係をもっと深めるために……凛は今度こそかよちんを……」グッ
絵里「を?」
凛「だ、だだ……だっ……抱く!!」カッ!
絵里「おー……」
凛「……………」
絵里「…………」
凛「ぅぅ////」
絵里(自分の言葉に照れてる……いくつになっても可愛いなぁ)
絵里「なるほど、事情はわかったわ」
凛「何かアドバイスが!?」
絵里「最高のアドバイスをしてあげるわ! 凛、うちに来なさい!」
凛「う、うん! ありがとー絵里ちゃん!」
――――
-絵里ちゃんズマンション
凛「お、お邪魔します…」ドキドキ
絵里「遠慮しなくていいのよ、どうぞ」
凛「今日は他の二人はいないの?」
絵里「二人とも用事があるとかで帰りは遅くなるって言ってたわ」
凛「そうなんだ……」ドキドキ
絵里「なに緊張してるのよ……」
凛「え、だ、だってここでその……三人は一緒に暮らしてるんでしょ?」
絵里「そうだけど、なに想像してるのよ」
凛「えっ…///」
絵里「ホント可愛いわね、凛」
凛「うぅ、か、からかわないで〜」
絵里「ふふ、冗談よ。とりあえずそっちで寛いでて」
凛「うん……」
凛「わー……広いにゃー……テレビもソファもおっきい……」
凛(こ、ここで三人は……///)ドキドキ
絵里「凛〜」
凛「ひゃいっ!?」ドキ
絵里「…? えっと、缶でいい?」
凛「缶?」
絵里「缶か瓶か」
凛「……よくわかんないけどどっちでも〜」
絵里「了解」
凛(最近かよちんとの事考えて変に意識しちゃってるのかなぁ…)
絵里「ほい、おまたせ」
凛「あ、ありがと………え?」
絵里「缶ビールにしたわ。さて、それじゃぁ…」
凛「え、ちょ、待って絵里ちゃん、凛は飲めないよ!?」
絵里「あらそうなの?」
凛「そうなのってまだ20歳じゃないにゃ〜!」
絵里「………………」
凛「………?」
絵里「なんか、凛を見てると自分がもう汚れきっているんじゃないかと思うわ」
凛「ん? 絵里ちゃんは会うたびに綺麗になっていくよ?」
絵里(いい子すぎ……でも…)
凛「だから凛はお酒は……」
絵里「凛、花陽を抱きたいのでしょ?」
凛「え!? う、うん……!」
絵里「だったら自らを奮い立たせるという意味でもお酒の力を借りるにはアリよ!」ドンッ
凛「そうなのかなー」
絵里「ってまぁこれはどうしても行動に移せない時に使う最終手段のようなものでもあるけど…」
凛「最終手段……」
絵里「その時になってお酒がダメなんて事にならないように少しづつ慣らしていくのは大事よ?」
凛「なるほど、さすが絵里ちゃん……」
絵里「でもそうね、いきなりビールというのもあれだし、カクテルやチューハイなんかがいいかもしれないわね」
凛「よくわからないけど、がんばるよ」
絵里「じゃあせっかくだしこれは私が…」プシュ
凛「うん」
絵里「それじゃ凛には紅茶でも淹れてあげるわね」
凛「ありがとう絵里ちゃん」
―――――
絵里「それでー凛はどういう作戦で花陽を抱くの?」
凛「さ、作戦とかそういうのは考えてなかったけど、いい雰囲気になれたらって」
絵里「ダメね」
凛「え、ダメかな?」
絵里「いい雰囲気になるかどうかじゃなくて、自分からそういうムードを作らないでどうするの?」
凛「お、おぉ……確かに……」
凛「具体的にどうすればいいかな?」
絵里「そうねぇ……あ、温泉に行くって言ってたわね」
凛「うん」
絵里「なら勝負は温泉からあがった後ね」
凛「ふむふむ……あ、ちょっとまって、メモする!」ゴソゴソッ
絵里「恋人との温泉旅行なんて気分も開放的になっているだろうし、そこに加えて温泉で体も温まる」
凛「もういまから楽しみにゃー」
絵里「きっと花陽のほうも期待しているんじゃないかしら?」
凛「かよちんも旅行はとっても楽しみにしてるよ」
絵里「違うわよ、花陽も凛とそういう事を期待しているって事よ」
凛「か、かよちんはそんな事……」
絵里「凛が花陽に対して想う事をどうして花陽は想わないなんて言い切れるの?」
凛「だ、だって…かよんちんは……凛みたいに……エッチじゃない…ょ…」
絵里「それは花陽に対して失礼よ、凛」
凛「え、どういう事?」
絵里「それじゃまるで花陽は凛に何の興味もない冷めた人間みたいじゃない?」
凛「そんな事ないよっ」
絵里「まず間違いなく、凛が花陽を想って一人でしている事を花陽もしてるわよ」
凛「ええ、絵里ちゃんなんで知ってるの!!?」
絵里「好きな人がいるなら誰だって同じだからよ」
凛「……絵里ちゃん、カッコイイにゃ」
絵里「なによ、今頃気づいたの?」
絵里「でもあなた達ってそういう事には超がつくほどの奥手だからね、どっちかががんばらないと」
凛「う、うん……」
絵里「じゃあちょっとシミュレーションしてみましょうか」スッ
凛「しみゅれーしょん?」
絵里「ほら、こっちいらっしゃい」
凛「?」
―――――
凛「わっ…おっきいベッドだにゃー」
絵里「三人でも十分なようにこのあいだ新調したのよ」
凛「わぁ、ふっかふか〜」ポフッ
絵里「いいでしょ? 高かったんだからっ」ヌギ…
凛「気持ちい〜ね〜」ゴロゴロ
絵里「さ、ゴロゴロしてないで、凛」スルスル
凛「ん? って、絵里ちゃん!!?」ビクッ
絵里「私を抱いてみなさい」パサッ
凛「………………え?」
絵里「さぁ……」スッ
凛「え、なんで?」
絵里「だからシミュレーションだって言ったでしょ?」
凛「ど、どうしてそれが絵里ちゃんを……その、だだ、抱く事に…?」
絵里「ほらもう頭で色々想像して、緊張で動けなくなってるじゃない」
凛「そりゃそうだよ……だって絵里ちゃん…し、下着姿に……」
絵里「そんな事だと、かならず失敗するわよ?」ジ…
凛「うっ」ドキ
絵里「凛のその見るからに解り易い挙動を見れば花陽も感づいて、緊張は伝染する……」
凛「あ、あぅ…ぅぅ…」
絵里「そうしたらもう二人はまともに顔も合わせられない……楽しい旅行もギクシャクして終わってしまう」
凛「んんっ……」
絵里「そんなのイヤでしょう?」
凛「んっ…んっ…」コクコク
絵里「そのためのシミュレーションなのよ、ほらっ」ズイ
凛「そ、それはわかるけど……あの、絵里ちゃん……その……」
絵里「ここでヘタレてちゃ先に進まないわよ?」
凛「うー…ゴメン! やっぱり凛は、最初はかよちんがいいの!」
絵里「……………」
凛「絵里ちゃんの気持ちは嬉しいけど……初めては……」
絵里「はぁ? 何言ってるの……」
凛「え……?」
絵里「別に私は凛になにかするつもりはないわよ」
凛「え、でも…シミュレーションって……そういう事じゃ?」
絵里「だから、凛が花陽をちゃんとリードできるかどうかのよ。ただ普通にセックスしてどうするのよ」
凛「セ、セック……///」カァ
絵里「花陽としたいんでしょ?」
凛「う、うん! したい……///」
絵里「はいそれじゃ……そうね、ここは温泉旅館として、二人は温泉からでてきたところっていう設定ね」
凛「え? あ、うん……」ドキドキ
絵里「お互いほてった体で少し涼もうとベランダに立つ……はい凛、やってみて」
凛「わかった……」
絵里「……………」
凛「え………ん、えっと………」
絵里「はぁ……温泉、気持ちよかったね凛ちゃん」キャピッ
凛「えー…………」
絵里「……………」
凛「かわいいけど、違うにゃ」
絵里「わ、わかってるわよ…悪かったわね///」
絵里「いいからはいっ、凛はどうするの?」
凛「う……えと……んー……」
絵里「ポイントとしてはね」
凛「うん…」
絵里「花陽もこういう状況になればそれなりの覚悟はできているはず」
凛「な、なるほど……」
絵里「恋人たちが結ばれるその場に、余計な言葉は必要ないわ。無理に気取らないことよ」
凛「わかった……んっ……じ、じゃあ……」スッ
ギュッ
絵里「………手をつなぐのもいいけどね……」
凛「えっと……ハグとかすると、いいかな?」
絵里「それも大切だけど、お互い経験がない上に顔を見合わせていたら、花陽も動けなくなるわよ」
凛「んんーどうしたら……?」
絵里「凛は花陽を大切にしていて、リードしてあげたいのよね?」
凛「うん、凛がかよちんを……幸せにするの!」
絵里(ほんと純情ねぇ……眩しぃ)
絵里「じゃあ凛、こっちに…」クル
凛「ん?」
絵里「ここが窓辺だという設定で、花陽がこうして外の景色を眺めている」
凛「ふんふん」
絵里「そこへ、後ろから優しく抱きしめてあげなさい」
凛「後ろから……」ゴクッ
絵里「女の子はね、優しく包み込んでくれる包容力に、安心するものよ」
凛「それはわかるかもー」
絵里(おもににこが好きなやつだけどね)
凛「じゃあ…するね……」ドキドキ
絵里「はい」
ギュー
絵里「少し肩に乗っかっていく感じで、そう……耳元に息がかかる距離がいいわ」
凛「こ、こう?」ボソッ
絵里「」ゾクッ
凛「絵里ちゃん?」
絵里「ん、そうね、いい感じよ」
凛「そっか……ん、こうだね…」ギュー
絵里「」ゾクゾク
絵里(にこがこれ好きって言ってたの、ちょっとわかるかも……)
絵里「って凛、あなた背が伸びたわね」
凛「うん、絵里ちゃん達が卒業してから急に伸びたんだよ」
絵里「そうなのね、実際後ろに立つともう私より高いんじゃない?」
凛「そ、そうかな〜」
レズロシアに対するイメージがみんな一緒だなんて…w 以前どこかでりんぱなという聖域にロシアンレズ 入れるのはお花だけに火を放つの同じぐらい罪深いと誰かが言ってたな 絵里「それで、ここからは?」
凛「ん、んー……こうやってハグしてる?」
絵里「湯冷めするじゃないの」
凛「わかんないー、教えて〜」
絵里「しょうがないわねぇ」
凛「お願いします〜」
絵里「後ろからそっと抱きしめたら、少し花陽の様子も見ておきなさい」
凛「ん……っと、どういう感じに?」
絵里「少し驚くかもしれないけど、拒否したりとか、嫌がってないかを感じ取るの」
凛「うぅ……難しい……」
絵里「まぁ安心しなさい、花陽が嫌がる事はまずないと思うから」
凛「そうだといいな…」
絵里「ねえ凛。女の子が心の準備とは別に、スイッチを切り替えるのに効果的なのはなにかわかる?」
凛「え……スイッチ……リモコン?」
絵里「純情なのは可愛いけど、それじゃないわ」
凛「ぅぅ……」
絵里「こうやって後ろからぎゅってしたら、自然と顔が近づくでしょ?」クイッ
凛「う……うん///」
絵里「心とは別に、体のスイッチを切り替えるにはね、キスをするのが一番よ」
凛「キ、キス……なるほど……」
絵里「凛も女の子なんだからそこはすぐに分からないと」
凛「こういうのホントに経験ないから……」
絵里「ふふ、そんな凛はとってもかわいいし、花陽もきっと大好きよ」
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