曜「また来年の夏休みが遠いなぁ…」

千歌「そうだねぇ…」

曜「また1年近くお父さんとお別れかぁー」

千歌「…おとーさん?」

曜「え?」

千歌「おとーさんって…なんだっけ…?」キョトン

曜「やだなぁ千歌ちゃん!船乗りのお父さんのことだよ!」

千歌「船乗りはわかるけど… お父さん…?」ウーン

曜「もう、からかわないでよ千歌ちゃん」

千歌「からかってるのは曜ちゃんの方じゃん!」



振り返れば去年の秋のこの会話もおかしかったんだ
幼馴染みの千歌ちゃんが私のお父さんを忘れるはずもない
かといって私をからかっているようには見えなかった