りみ「え、じゃねーだろっ! 聞こえてのかよっ!? 変な髪型しやがってよぉ!」
バシッ

香澄「えー、そんなに変かなぁ? んぅー……」

りみ「んなことどうでもいいからさっさと買ってこいっつってんだよっ!」

香澄「でももうすぐ授業始まるよ? 終わってから購買に行けば」

りみ「はぁ? 今から行かなきゃお昼休みに間に合わねーだろ、このアホ! おまえが向かうのは商店街にあるやまぶきベーカリーなの! そこのチョココロネしか私は認めないからっ!」

香澄「え、えぇー……授業サボるのはダメな気が」

りみ「てめーのキラキラ頭じゃ授業受けても受けなくても大差ねーだろっ、どーせダメダメなんだからとっとと行ってこいよっ!」
バシバシッ

香澄「うーん…」

沙綾「まぁまぁ、牛込さん。ちょうどあたしチョココロネ持ってるからさ、これで勘弁してあげてくれない?」
ガサッ

りみ「チョココロネ〜♪」
パァー




香澄「ありがとー、さーやー! こわかったよぉー!」

沙綾「よしよし。中学までは大人しい子だったのに、どうしちゃったんだろ……牛込さん」