海未「時間が巻き戻っている...?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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目を覚ますと私はいつもより少し大きめな布団の上で目覚めました
「なんですかこれ...」
布団だけじゃない、本棚や机もこころなしか大きいように感じる
「ん...?昨日読んでいた本がありません...どこに置きましたっけ」
立ち上がるとその違和感はもっと大きくなりました
「目線が低い...寝ぼけているのでしょうか...」
時計もいつもとは違うみたいでした
「...はっ!お稽古に遅れてしまいます!早く準備しないと...」
私は違和感のことをすっかり忘れて部屋を飛び出しました 「海未さん寝坊なんて珍しいですね」
「すみません...少し寝ぼけてしまっていて...」
母の優しい声を聞き少し落ち着いたところでまたさっきの違和感を思い出しました
今度はお母様が少し若く見えました
「まぁいいでしょうお稽古を始めますよ」
その日のお稽古はやけに褒められました お稽古が終わると私はいつもよりも少し少ない朝食を食べ終え、学校へ向かいました
「うみちゃーん!おっはよー!」
「!?」
「あっ!うみちゃん!おはよ〜」
いつもの待ち合わせ場所に着くとそこには幼い頃の穂乃果とことりがいました
「ん?どうしたの?そんなにおどろいたかおして!」
(これはどういう事ですか…?今日はやけにおかしな事がたくさん起こります…)
「おーい!うみちゃーん!」
「はっ…な、何でしょうか?」
「んー?なんかきょうのうみちゃんへんなのーねー?ことりちゃん」
「う、うんなんだかちょっと大人っぽいというか…」
「そうですか…?」
「うん!あっ!こんないっぱいおはなししてたらおくれちゃう!はやくいこう!」ダッ
「ほのかちゃ〜ん待って〜」
「…もうわけがわからないです」 〜学校〜
(もう全く何が起こっているのかわかりません…みんなが小学生に戻ってしまっている…)
(そしてさっき鏡を見ると私も小学生になっていました…)
「うみちゃん!しゅくだいみせて!!!!」
「!」ビクッ
「ごめん!おどろかせちゃったかな?」
「い、いえ大丈夫です宿題ですか?」
「うん!ほのかきのうかえってきてすぐねちゃってできなかったんだ〜」
(穂乃果はいつでもブレませんね…こんな異常事態なのに穂乃果のおかげで安心できる…)
「駄目ですよしっかりと自分の手で終わらせないと」
「えぇっ!?きのうまではみせてくれてたのにー!」
(そういえば昔の私は気が弱くて穂乃果の押しにいつも負けていましたっけ…)
「駄目といったら駄目ですよほら手伝ってあげますから」 「ここがこうでここはこうで」
「すごい!うみちゃんすごくわかりやすいよ!」
「そ、そうですか…?照れますね…\\\」
(って小学生に褒められて喜ぶって私ったら…)
「もうおわっちゃった!うみちゃんなんだかかわったね!」
「…私そんなに変わりましたか?」
「うん!きのうまではほのかにくっついてかわいい!ってかんじだったのにきょうはかっこいい!ってかんじ!」
「そうなんですか…あまり自覚はありませんね」
「あっ!ほのかトイレー!」
「今も昔も嵐のような人ですね穂乃果は…」 〜夜〜
「今日はいろんな事があってあっという間でしたね…」
「小さい穂乃果、ことり…可愛かったですね」
「今はそんなこと考えている場合じゃありません!」
「このままで大丈夫なのでしょうか…」
「私の性格が変わったことによって今後に影響を及ぼしたりしませんでしょうか…」
「もし…もし穂乃果やことり、μ'sがなくなるなんてことになったら…」グスッ
「…今の『高校生の私』はどうなっているんでしょうか…」
「もし私と入れ替わりだったりしたら…」
「考えたくないですね…考えるのはやめましょう」 その頃…
「海未ちゃん…?ど、どうしちゃったの!?」
「ほのかぁ…あったかいですぅ…」ギュッ
「…」パシャッパシャッ
「ことりちゃん!無言で写真撮るのやめてよ!」
「ハッ!つ…つい…」
「ことりもあったかい…」スヤスヤ
「可愛すぎた」ブシャァ
「あぁっ!ことりちゃん!」
「ほのかぁ…おんぶ…して?」
「こんなの…卑怯だよーっ!」ブシャァ
「?」ポケー 「ほのか…?ことり…?おきてくださいよ」ユッサユッサ
「…もしかしてしんじゃったんですか…?」ブルブル
「おきてください!ほのかぁ!ことりぃ!うわぁぁぁぁん!!!!!」
「だ…大丈夫だよ…海未ちゃん…!穂乃果は死んでないっ!」
「やったぁ!ほのかがいきかえりましたぁ!」パァァ
「」バタン
「あぁっ!またたおれてしまいましたぁ…」グスッ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています