オリックスは26日、ブレント・モレル内野手(30)と今季限りで契約を終了すると発表した。モレルは現役を引退し、今後は父が営む米国のブドウ農園を継ぐという。
来日2年目の今季は38試合に出場し、1本塁打、11打点、打率2割7分6厘だった。
助っ人野手ではロメロ、マレーロの2人が活躍しており、外国人枠の関係で、7月1日に出場選手登録を抹消されて以降は出番がなかった。

【写真】今年4月、近鉄の復刻ユニでお立ち台に上がったモレル

 まだ30歳と若いが、長村球団本部長は「今シーズンで完全燃焼したという意向を聞いていた。
この2年間、真面目によくやってくれた。今日話をしてありがとうと伝えました」と説明。27日に米国へ帰国する。

 この日、大阪市内の球団施設に訪れたモレルは「しばらくは旅行やゆっくり過ごして、ゆくゆくは父が経営するブドウ園を継ごうと思っているんだ。野球に対して後悔はない。
日本では楽しい時間を過ごせたよ」と穏やかな表情で話した。24日に行われたウエスタン・リーグの今季最終戦となった広島戦(由宇)では、試合後にナインや首脳陣の手で胴上げされた。

 長村本部長によると、モレルの実家の農園でつくられているブドウ類は、日本では大型会員制スーパーのコストコで購入できるという。