上条「状況から見て、例の魔術師の攻撃に間違いないだろ」

詠矢「いや…攻撃というにはちょっと違和感があるな」

詠矢「んー…」

上条「攻撃じゃなきゃ、何だって…」

上条「まさか、真々田さんみたいな確信犯なのか?」

詠矢「…真々田…サン?」

詠矢「うん、そうだ…上条サン、いい指摘だ」

上条「…?」

詠矢「あの時と同じように、敵が力を一点に集めようとしていたら?」

上条「力を…集める…か」

上条「そういやあ、さっき美琴が…」

御坂「ええ、確かに、どこかに力を持っていかれてる感じはする」

詠矢「…どこかに…」

詠矢「…」

再び目を閉じ、詠矢は思考に入る。