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体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
0001名無し百物語
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2019/11/27(水) 10:46:23.66ID:SROTBdgA
自分が体験した怖い話などを語り合うスレ
作り話の怖い話でもいいから書き込んでくれ。
0136名無し百物語
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2021/09/26(日) 19:55:08.05ID:9UXIoVmQ
求人を探す前にスターグループHPを見てください
0138名無し百物語
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2022/03/24(木) 03:40:50.96ID:JTPUEEoM
 よく見る夢の話

 誰かが、俺を殺しに来るんだ
俺は、いつか知らない人に殺されると思う。
0139名無し百物語
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2022/04/29(金) 22:21:39.85ID:0TVul9Xr
古い日本人形を売りたがってる奴から買わない様にね、特に東北
父親の実家から消えた奴かもしれん
蔵にあった人形なんだけど、中身入ってるっぽいからねぇ
埃積もったガラスケースの中に入ってたけど、見る度に向きが変わってたし
服とかは経年劣化してるのに、髪だけ艶々してんの
東日本震災のドサクサで盗まれたっぽい
0140名無しさん( ˆΟˆ )moi.
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2022/05/08(日) 03:40:14.62ID:bvCFXJ2d
みんなって山ってどう思う?これは違う人が体験した怖い話らしい。みんなアガリビトって知ってる?山って妙に開放的になるよね。自然に囲まれてるからか。人の手が加えられてる山、缶とかゴミとか落ちてるところならまだしも、人の手が加えられていない山とかでは、開放的になりすぎて、人としてのタガがはずれて、戻っちゃうんだって。野生に。人が野生に戻ると、人としての常識を捨てて生きなきゃいけないんだよね。そういう人をアガリビトと言うんだ。アガリビトを検索してみな。これ以上は話すのが怖い時間的にも。朝の3時だからね。
0141チキン
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2022/05/08(日) 04:26:59.12ID:bvCFXJ2d
ぼくが釣りをしていた日、9歳だったかな?その頃、気温が高く、ミンミンゼミがうるさく泣いていた日でね。いつも釣れるはずのアユがあまり取れず、調子の悪い日だった。その時は日もくれ始め、だんだん暗くなってきたので帰ろうと思った。そしたら後ろから、バシャッと音がしたんだ。ぼくにもわかった。魚が動いた時に出た水しぶきじゃない、大きい生物?が水から這い上がってきたような。クマだったら洒落にならない。僕は焦って、無我夢中で走った。クマだったら走っちゃダメなのに。急いで逃げてきて、家に帰ると異様な長さの髪の毛が僕の体にまとわりついていたんだ。そうすると、僕のおじが驚いた顔をして「お前!あの森に入ったな!?」と言うんだ。おじは僕の首元を直ぐに見てきた。でもそのうち溜息をつき、おじは安心した様子で、「続く」
0142名無しさん( ˆΟˆ )moi.
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2022/05/08(日) 04:29:52.10ID:bvCFXJ2d
「あぁ、良かった。魅入られてはなかった良かった。」とあんしんしきった様子でいた。訳が分からない僕はおじにあの森に…なんかあるの?と言うとおじはゆっくりと喋りだした。「あの森はな、昔魚を取ってたお菊と言う女性がいたんじゃ。そのお菊はとても可哀想な環境で育ってきた。お菊はあまり魚を取れない。そんなお菊を悪く思った親は、魚が取れないのなら滅多に食えない肉を取って来いと言ったんじゃ。そしたらお菊が、魚は取れてもうさぎなどの肉は取れません。そうしたら親はじゃあ「取れるまで帰ってくるな!そうすれば血眼になって狩りに出られるだろう!」とな。ナイフひとつ持たされほっぽり出されたお菊はどうしても肉が狩れないので、自分の肉を削ぐことにしたそうじゃ。。(続く)
0143名無しさん( ˆΟˆ )moi.
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2022/05/08(日) 04:30:07.22ID:bvCFXJ2d
まずは着物で見えない太ももから。その自分の肉を親に渡すと親は娘にはわけず、自分たちで食ってしまった。それからもまた娘をほっぽり出してまた出して。太ももの削ぐところがなくなったらふくらはぎと削いでいった。やがて自分の足の肉が少なくなり、それでも少ない自分の肉を親に肉を渡すと、「これしか持ってこれんのか!」と蹴飛ばされてしまった。そして親は削がれた足を見て「お前…!」と親は自分の食った肉の正体がわかり、吐いてしまった。それでも親は、お菊の肉が美味かったので、お菊を殺して食べてしまった。そしてその骨は川に捨てたそうじゃ。お菊は死んで霊体になっても、自分の肉を削ぐことが出来なくなってしまったお菊は親に肉を渡すために今でも釣りをしてる人(釣りしてる人は年齢問わないらしい。)や抵抗することの無い11歳以下子供のの肉を削いでいるらしい。とおじが言った。首に刃物の後がついてたら、お前を必ず仕留める。という意味なのだそう。。お願いだからあの森にはもう入らんでくれ。と言われた。今でも思い出すとゾッとする。これが僕の13歳の経験です。信じるか信じないかはあなた次第です。
0145名無し百物語
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2022/05/25(水) 19:18:02.02ID:Oi1F8nHr
3日くらい前の実体験
私にはイマジナリードックって癒しがある。
実際に昔は犬を飼ってたことがあったんだけど、今はもう体調とか時間の問題で動物を飼えなくってね。
でも一度動物を飼ったことがある人は分かると思うんだけど、いなくなるとめっちゃ寂しいんだわ。
だからそれの穴埋めってのも含めて犬。
イマジナリードックが何をするかっていえば、何もしない。
本物の犬なら色々な世話がいるし、そこが可愛いともいえるけど…こっちは社会人なので都合のいい時にイマジナリードックを召喚する。
例えばすごい暇な日に日向で寝っ転がっているイマジナリードックを召喚して寝顔を見てかわい〜ってするとか、
仕事がだるい時に足元で伏せしてるイマジナリードックのハッハッて息遣いとか毛が当たってフワァ…を想像するとか。
最近運動不足だな〜って時には「散歩行くかぁ!」ってイマジナリードックと散歩したりね。
ちなみに犬種は定まってない。その時一番都合のいい犬種をイメージして愛でてる。
それを…大体10年くらい?はしてる。
といってもイマジナリーなので都合が悪く(電話出たり、旅行行ったり)なったらフッと消えるし、常に頭の隅にいるって事はないからキチとは思ってなかった。
精神異常の診断で壁に話しかけるのは異常ではないが、壁が話しかけてきたら異常の兆候って聞いたからさ、それには該当しないから大丈夫っしょ!と。

ここまでは私がおかしい話。
0146名無し百物語
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2022/05/25(水) 19:18:20.39ID:Oi1F8nHr
で、ここからは私の怖い話。

家の周りは結構治安が悪い川辺。不審者報告とかの看板が良く立ってるし、青い街灯(防犯効果?があるらしい)もついてたりする。
でもそんな場所に長い事住んでるとちょっと変なオッサンオバサンなんて慣れちゃうんだわ。
在宅仕事で夜型の私はこの間もメガシャキっとするものを買いたくなって、深夜にコンビニに出た。
空気がすごいいい感じに澄んでて、気分が良くなった私はイマジナリードックを召喚。
「あー気持ちいい」みたいな独り言言いながら川辺を歩いてた。イマジナリードックはウキウキで私のそばを歩いてた。
ら、不審者登場。しかも露出狂とかじゃない雰囲気。
不審者って大抵こっちをじーっと見て品定めしてくるんだよ。でもその人はちらっと私を確認したらうつむいて対面から直進。
服は普通…ほんと普通のスウェットかなんかだった。なのにすっごい怖いんだよ。避ける意志とか感じない、私めがけて歩いてくる感じ。
あっやばいなと思ったときにはもう3メートルくらいの距離。
逃げるか、声上げるか…深夜だしすぐに助けが来るとは思えないな〜とか考えてたら、不審者が2メートルの距離で急停止。
私も思わず停止。えっなに?どうしたらいいの?
数秒見あってたら、不審者が動いた。私の方に一歩。
そしたら急に「オワァ?!」ってそいつが叫んだの。今思い返せば男だったぽい。声が低かったから。
何があったのか分からなくて、この人精神異常者?!って考えて固まってた。
不審者はなんか腕を振り回して「やめろ!」「止めろよ!」「おい!テメェ聞いてんのか!!」ってもごもご言ってる。
お前の凶行だろ?私にどうしろってんだよ〜と泣きそうになってたら不審者は頑張って起き上がって土手を上がってどっか行った。
その後も人が駆けつけてくることも無く、ただしーんとしてて…数分呆然としてたと思う。
はたと本来の目的を思い出して私はコンビニに行って買い物した。帰りは流石に人通りあるとこを選んで帰った。

んで昨日明るいうちに河原を歩いてスーパー向かってて、途中不審者遭遇ポイントの近くを通ったわけ。
あれって白昼夢だったのかな〜って思いながらなんとなく現場見に行ったのね、そしたら地面に擦れたような血痕があって、やっぱ現実だったんかなぁと…

イマジナリードックにお礼するときってどうしたらいいんだろ?
ていうかこれは本当に想像の犬なんでしょうか。憑き物とかなんかなぁ?
0147稲川淳二
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2022/05/27(金) 21:13:33.78ID:YAm4MxSI
この夏も、やっぱり来た!

「怖い話」
もしも、朝起きて・・・鏡を見たら。自分が「別の顔」になっていたら、怖いよな。
0148日常生活のホラー
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2022/05/27(金) 21:29:19.85ID:YAm4MxSI
ゴキブリこそ。ホラー!

知ってるか?ゴキブリは『飛ぶ』んだぞ。
もしも、ゴキブリをキミが見つけて。そいつが「飛んで」・・・キミの顔にペタッ!
と、くっついたとしたら。

キャアァー!!きゃあ〜ァ!!!

私が小学生のころ・・・部屋の窓の外にゴキブリがいて。「あ、ゴキブリだ」と思っ
っていたら。その窓の外のゴキブリが「どんどんといっぱい!増えてきて」ついに
その一匹が、部屋の中に入って来て「飛び出した」ことがある。

こんな、ホラー!は。一生忘れることが無い。
0150名無し百物語
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2022/06/19(日) 17:06:49.06ID:+yCBGZe/
まじで動くのもめんどくさい。最近ずっと外にも出ず横になりっぱ。何してんだろ俺って声が何故かいっつも頭の片隅にある。
まあ部屋がいい匂いするのは癒しだけどね芳香剤とかアロマで。今までこういうの知らなかったからさいい匂い出せるアイテムの存在って。今日はそろそろ普通に動きたくなってきたな。洗面所にでもひとまず行こうかな。
あ、けどもう帰ってきた。なら翌朝になるまで出れんか…トイレはさっき済ませたよな。
0151名無し百物語
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2022/06/19(日) 17:08:08.20ID:+yCBGZe/
607:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:20:41 ID:1234ABC
 全然ダメ。こんな説明不足の文章じゃ、読み手に何も伝わらないよ。

610:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:45:01 ID:5678XYZ
 >>607
 読み直してみましたが、確かに文章を客観的に見てみると
 私の頭の中のイメージが伝えきれていないせいで
 オチのパンチ力がイマイチですね。
 再度、推敲してみます…

612:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:47:55 ID:1234ABC
 書き込む前に読み直せよw
 ド素人以下じゃん

613:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:57:11 ID:5678XYZ
 一応、小説家を目指しているので、そこまで言われるとショック大きいです…
 でも、確かに基本ですよね。反省です…

653:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 18:21:36 ID:9101XMN
 >>612
 ID:1234ABCさんはまだ居ますか?
 ご指摘のおかげで良い文章が書けました!今までで最高の作品です!!↓
 小説家の卵としても一皮剥けることが出来た気がします。
 評価をお願いしますね。絶対ですよ?
 あとお礼にお歳暮を送っておいたので、受け取ってくださいね(有名なお取り寄せ品です!)。
 クール宅急便で、ご在宅の19時〜21時(バイトは12~16時だと思うので)を指定して送っておきましたよ。
 彼女さんの分もあるので、今度お2人で召し上がってくださいね!

659:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 19:09:48 ID:9101XMN
 >>612(元ID:1234ABCさん)
 先ほどからの電話のお相手は彼女さんでしょうか?
 話が済んでからで構わないので、評価お願いしますね。
0152名無し百物語
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2022/07/07(木) 20:44:03.15ID:k208jO3A
石じじいの話です。

じじいの故郷には、お遍路さんが多くやってきました。
彼が話してくれたお遍路さんの話です。
春と秋には、お遍路が沢山来たで。それやから、ある家は遍路宿もやりよったんよ。
多いときにゃ一晩に四十人も泊まらすこともあったんで。
お遍路は宿へ着いたら杖をちゃんと洗うて、笠といっしょに部屋の中へ入れて置きよった。
杖と笠は弘法大師さんじゃ言うてね。
お遍路さんは晩方に宿賃を払うてくれたんと。朝は、よいよ早うに出発することがほんどやったけんね。
毎年な、遍路小屋を二つも三つも作ったんで。
昔は、病気のお遍路が多かったんよ。そがいなお遍路が死んだら、村で、お墓に埋めたんで。
そのお遍路が突いちょった杖をその上に立ててな。印になる石を置きよったんよ。

行き倒れたお遍路さんの墓は、もうほとんど無いとのこと。
0154名無し百物語
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2022/07/24(日) 18:19:19.26ID:UbBKnxH9
石じじいの話です。

この話は、聞き取り末期(じじいの死の間近;私が中学生)のものなので、詳しい内容になっています。
昔の町には、「花街」の区画がありました。
戦後すぐには、大きめの町では市街地の一画に昔の置屋の建物が残っていました。
私も見たことがあります。川の中州に、そのような区画が残る町もあります。
じじいは、山から降りて、汽車に乗ろうとして町の駅に向かいました。
小雨が降っていたそうです。
駅に向かう途中に、そのような花街を通りました。
戦後すぐなので、まだ区画整理がされていなかったのでしょう。
しかし、そのような営業は、当時すでに法律で禁止されていたので、ゴーストタウンのようになっていたそうです。
じじいが通りを駅に急いでいると、前から中年の男性が歩いてきました。
ねんねこ半纏で赤ん坊を背負って、傘もささずに。
ゆっくりと。
長髪には白髪がまじり、無精髭をはやした痩せた中年の男性でした。
じじいは、どういう人だろう?と思いました。
「奥さんが、病気なんやろうか?」
「奥さんが、そんな仕事で稼どるんやろうか?街が街やけん。」
その男性が近づいてくると、じじいはぎょっとしました。
その男性は、絆纏の懐に匕首を差して、その柄を片手で強く握っていたのです。
虚ろな眼をして、まっすぐ前を見て歩いてくる。
ゆっくりと。
「いきなり刺されたらどがいしょう?」とじじいはいつでも立ち向かえるように緊張して近づきました。
もうその距離では、露骨に避けることはためらわれたのです。
その男性は、じじいの脇をゆっくりと行き過ぎました。
無言で。
後ろを振りかえると、彼は歩調も変えず、ゆっくりと歩いて狭い路地に曲がって行きました。
じじいは、軍用の雨合羽の下で大汗をかいていたそうです。
「その人は、護身用に、それもっとんたん?それとも、誰か殺そうおもうとったんやろうか?」
「ぶっそうなこというたらいけんで。思いつめとったような顔しとったけどな。あの歳やったら、あの赤ちゃんの上にも、こどもがおったんやないかなあ。」
0155名無し百物語
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2022/07/25(月) 20:34:59.39ID:5SL/MYLb
石じじいの話です。

じじいの村は海の近くではありませんでしたが、漁師の友人が何人もいました。
その友人のひとりがじじいに話してくれた、大昔の物語だそうです。
その友人の祖父の時代に、対岸の九州に砂利かセメントを運んでいた船が遭難し、友人の村の近くの海岸付近に漂着したそうです。
船には5人乗り組んでいましたが、全員死んでいたと。
冬だったので、おそらく強い海風に遭い低体温症で死んだのだろうということでした。
船室などない船でした。
長いロープに、数珠つなぎに船員が結びつけられていました。
一番はしに、船長であろう40歳ぐらいの男性が繋がれていたと。
自分で縛ったのだろうということでした。
船長の隣には、15歳くらいの男の子が結びつけられていました。
彼だけ、ゴム引きの雨合羽にくるまれて縛られていました。
おそらく、ロープの端の者から順々に死んでいって、遺体がその順番に縛られていったのでは、ということでした。
男の子を皆で守り、順々に船員が死に、男の子が死に、最後に船長が死んだ、と。
船長は、お金や大事な書類を胴巻きに入れて、その上から短いロープで胴体を縛っていたそうです。
それらが失われることを恐れたのでしょう。
それで、身元がすぐに分かりました。そのお金で、死んだ者たちの家族へ弔慰金を支払うことができました。
船に体を縛りつけてしまうと、沈没した時に一緒に沈んでしまい、死体は上がらず「行方不明者」となってしまいます。
そのため、全員の遺体が離れないように、全員の体だけをロープで互いに結びつけたのだろうと思われました。
「死んだんやったら家族のものは納得できるが、行方不明のまんまなら、いつまでも待つけんね。そのほうが、かえって辛いもんかもしれん。そがいなことにならんように皆のからだを縛るようなことしたんやろうかの。」
各地の漁村には、漁から帰らず行方不明となってしまった人が少なからずいたそうです。
0156名無し百物語
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2022/08/12(金) 12:03:41.69ID:q8qGuyOz
自分が高校生だった時の話です。
いつも部活帰りの夜に自転車で自宅まで帰る途中に、必ず通る路地裏の狭い道があってカーブがあってカーブミラーもついている道でした。
車は通れない道です。
いつものようにその道を通っていると、カーブミラーにおばあちゃんが写っており、そのおばあちゃんがその角の家の門の前に立っていることが分かりました。
カーブを曲がる時ミラーで見た通り、おばあちゃんがやはり家の門の前に立っていました。
ただおばあちゃんは下を向いて微動だにしてませんでした。
いつもならこの時間にこの道にそもそも人も自転車も通らないような、街頭もない暗い道です。
不自然だな、と思って足早に通り過ぎました。
次の日もまた同じように、その道を通るとやはりおばあちゃんが門の前に立っていましたが今度は同じく下を向いて手に鎌を持っていました。
それから三日か、四日後にまた夜にその道を通るとおばあちゃんは門の中のドアの前に鎌を持って立っていました。カーブミラーでは誰にもいないように見えたので驚いて「わっ!」っと声を出しながら通り過ぎました。
その時は友人も一緒に通ったので友人に「おばあちゃん門の中にいたよね。なんでいつもこの時間に外にいるんだろうね?」と聞くと友人は見てないよ、と言いました。
それから一週間ほど、その道を通ることがなかったのですが、また通ると角の家に喪中の紙が貼られていました。
誰かが亡くなったんだな、と分かると同時に、もしかしたらあのおばあちゃんは死神だったのではないかと考えるようになりました。
鎌を持ったおばあちゃんは、それから見ていません。
0157名無し百物語
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2022/08/12(金) 16:22:56.84ID:rRA3Gvbo
石じじいの話です。

呪われた家がある、という話はよく聞きます。
これもそのような話でしょう。

じじいが知り合った人の家が呪われていたそうです。
その家の主人は、立派な家を建てたのですが、新築後に不幸に襲われはじめました。
まず、奥さんが死んだ。
娘さんが死んだ。
後妻さんも死んだ。
一緒に住んでいた、妹さんも死んだ。
新築だったし、その土地が呪われている、という話も聞かないのです。
古い家の時には、そんなことはなかったのです。
古い時代だったので「家相」にも気をつけた。
ただ、気になることといえば、家からちょうど真西にある丘の上に、三角形の大きな岩がある。
日没時には夕日が逆光となって、その岩がくろぐろと空に映えるのです。
まあ、それだけの話しなのですが。
このようなわけで、主人以外に誰も住みたがらないし、良心として他人に売却することもできない。
「自分が責任を持って、ここに住み続けて死んでいくのだ」と、その家の主人は、奥の八畳間の暗がりでひっそりと語ったそうです。
0158名無し百物語
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2022/08/13(土) 02:27:14.65ID:Y7XFVrVW
需要あれば話す、
そんな親しくもない取引先の人が亡くなった話
0159名無し百物語
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2022/08/13(土) 14:29:35.97ID:ofMNF9Cn
ワンピース見たけど歌唱シーンは長いし多過ぎてあんなに要らない
ミュージカルじゃないんだし別に良い歌でもないし
0160名無し百物語
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2022/08/15(月) 01:15:50.62ID:kcRWypos
中学生の頃の話。

夜の11時ごろ、自宅の2階から何気なく近所を見渡していると、隣の家の玄関前にオレンジ色のつなぎ?を着たおっさんが立っていた。
どうやら、鍵を開けようとしているようだった。

隣の家には老夫婦が住んでいるはずだったので、子供ながらに「誰だこの人?」と思っておっさんを5分ほど観察していた。
すると、突然おっさんが後ろを振り向き、俺と完全に目があった。
俺に見られていると気づいたおっさんは不満そうにドアを蹴っ飛ばし、そのまま走って隣の家の敷地から出て行ってしまった。

俺は驚いてすぐに母親に報告したが、「それは隣の家の人でしょ。もう寝なさい」と取り合ってもらえず。
「自宅のドアを蹴飛ばすのはおかしい、泥棒かもしれない」と俺が言っても「そんなわけない、もういいから」と結局うやむやに。
それ以来、特におっさんを見かけることもなく、近所で泥棒があったとかの話もなく。
あのおっさんの正体は謎のままだが、目があった時の嫌な緊張感は今でも覚えている。
0161名無し百物語
垢版 |
2022/08/15(月) 17:00:24.97ID:nOcUZwNt
実際に体験したことを書いていいですか?
0162名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 12:29:48.25ID:j5QJi+Ts
緊急事態宣言_v0.7.xlsx
緊急事態宣言_v0.8.xlsx
緊急事態宣言_v0.9.xlsx
緊急事態宣言_v0.97.xlsx
緊急事態宣言_v0.97_最終版.xlsx
緊急事態宣言_v0.97_最終版_レビュー済.xlsx
緊急事態宣言_v0.98.xlsx
緊急事態宣言_v0.98_20210422レビュー済.xlsx
緊急事態宣言_v0.99_確定版.xlsx
0163名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 13:18:03.76ID:+7jZMjH9
勤め先の保育園の話。
数年前に保育園の横の道路で交通事故があった。
子供たちのお昼寝の終了くらいに、ビールの缶でもつぶしたような音と叫び声が聞こえたので、ちょうど手の空いていた私と副園長とW先生で慌てて様子を見に行くと、保育園の斜め向かいの民家の壁に車が突っ込んでいた。
しばらく動けないでいると道路にちょろちょろって液体が流れてくるのが見えて、近所の建設会社のおじさんが救急車を呼んでいる声や副園長がお迎えをどうするか園長と話すために戻って行ったので我に返った。
すぐに警察や救急車が来ていろいろ処理して、マスコミが取材に来たり臨時休園もしたけど1か月くらいすると日常に戻り始めていたと思ってた。
0164名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 13:36:57.11ID:+7jZMjH9
すいません。
改行を直そうとしたら途中で送信してしまいました。
続きです。

保護者の数名が「事故にあったAくんってここの卒園生ですよね」と心配してくれた。
だが、知っている人もいると思うけど保育園て人の入れ替わりがまあまああるので
私もほかの先生もAくんを知らなかった。
Aくんは小学5年生で特に目立たない子だったそうで、当時いた先生でもあまり記憶にないみたい。
園長とW先生は10年以上勤めているプロなのもあり覚えていると言っていた。
それからW先生はおかしくなってきた。
「あの目立たないAくん・・・」「卒園生」みたいな言葉が常に会話に含まれてどんどん落ち込んでいった。
1年たつ頃にはふくよかだったW先生はガリガリというかやつれていて、しみとかしわとかくまが
ひどく、園長よりも高齢に見えるほどになった。
保護者からの評判も悪くなったし子供たちも「くさい」「こわい」と言って逃げるので
事務仕事しかしなくなってついには退職した。
園長もほかのみんなも保護者も、Aくんの事故をみたトラウマが原因と言っているが私は別の原因を知ってる。
もしかしたらほかの人も知ってるかもしれない。
原因はある保護者Bさん。その人は話題の中心に自分がいたいタイプの人なんだけど、
W先生が事故現場にいっていたことを知り「いくら年を重ねてもあんな現場を見ると病みますよ」
「Aくんを知っていたんじゃつらいですよね」と心を読むかのような発言を繰り返していた。
W先生は個人情報をしゃべるわけにはいかないと、あまりAくんのことを話さなかったのだが、
「Aくんは目立たないから先生からも覚えられていないかわいそうな子なんですね」とか
精神攻撃のようになった。
それが原因だと思う。
Bさんはもうこの保育園に来ることはないだろうけど、あのころはつらい思いをする先生に
寄り添う良い保護者みたいなので話題の中心にいた。
あんなに人を追い込むところ初めて見たので、怖かったなって話。
0165名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 22:40:56.29ID:DvoW/xyr
じゃあ俺も書く、
数年前に起きた事
ある日取引先の人たちと話してるとAさんが亡くなったらしいと話題が出た
その人は取引先の社員だったけど他人事っぽい言い方なので話を続けたらどうやら亡くなる一カ月前に退社してたらしい
特にその人と親しいわけでもないのでそうですか、残念ですねと社交辞令で答えた
その時はそれだけだったんだけど、その後しばらくして、その人がまだ取引先の社員だった時にうちの倉庫で荷物の引き取りがあって会うことがあったことを思い出した
その時も大して親しくもないのでそれとない世間話をしながら彼が荷物を出し入れしてるところの横に立って話してた
そんな面白い話してるわけじゃないけどここ笑う所って所でまあ笑うよね?
俺がそういう話をしてその人(Aとするか)が「ハハハ」って乾いた笑いをするだろうなって想像して、彼が笑ったと思ったら、びっくりしたんだ
体を90度曲げてこちらを見ながらすげえでけえ声で笑いだし(面白いこと言ったわけでもない)その曲げた上半身を今度は横にひねる感じ?
正直知らない人だったらダッシュで逃げるところだけど、なんとか平静を装いその場を流した
その後すぐ普通に戻ってさっきのはお互いなかった感じになってしばらくしたら作業を終えて帰った
Aが退社する半月くらい前の出来事
0166名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 22:51:15.05ID:DvoW/xyr
>>165
続き、
それを思い出して、もしかしてそのころから精神に変調があったのでは?とか思いながら取引先の人たちとたまにAの話題になっていくつか分かった
Aは元々取引先の会社(B社とする)の出入り業者だったらしい
B社が店舗増やしながら外からは順調で景気いいと見えたんだろう
野心的なAはB社に入りたいと直談判してた
熱心にB社の展望とかを社長に言っていたらしい
AはB社に入ってこの会社をもっと盛り上げるための部署に入りたかった
結局AはB社に入れたんだが、そこからがどうも彼の理想とは違う流れだった
入ってしばらくは色んな所に配属されて会社内部からその会社を知るみたいな仕事をしてて、彼もそれをしっかりこなしてた
どうも社長の直属みたいな扱いに今後なるみたいな認識があったみたい
しかしその後会社の景気やAの仕事ぶりがそんな評価されないみたいなことで、ドサまわりみたいな仕事を辞めるまで続けてたようだ
俺はそのころのAから知ってる、だから彼を便利屋と思ってた
理想をもって転職してやる気もあったのに年下から顎で使われる外回り専門になって彼のプライドも精神もズタボロだったらしい
最後は社長の呼び出し(社長が暇なときに呼び出されて説教されたり飯に付き合う)も無視するようになり社長の逆鱗に触れて首になったらしい
0167名無し百物語
垢版 |
2022/08/18(木) 22:59:45.09ID:DvoW/xyr
>>166
あの日うちの倉庫で見た体を極限までひねりながら大声で笑ったのは、俺(俺もAからしたら年下)に対する拒絶感の現れだったのだろう
年下だけど土地持ちで親父の会社だけどNO2でまあ自由にやってる俺がとんでもなく憎かったのかもしれない
俺はAに対して敬語も使うけど雑談してるときや仕事の指示ではため口だったりもした
たまにしか会わないし、俺にとって重要な人でもないから扱いに困るってのはあった
俺にとって極限を超えた精神状態の人を初めて見た経験だった
いつだったか、線路に飛び込む人を目撃した人と話して、
飛び込む前声がサイレンみたいにだんだんゆっくりと大きくなっていくと聞いて、Aの笑った時とそっくりだったと思った
まあ、そういうゾッとした話でした、駄文すまそ
0168名無し百物語
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2022/08/19(金) 07:38:25.03ID:W2VmMqx8
>>167
捕捉、初めての長文だったけど大事なところが抜けてた
結局Aの死因についてはわかってないです
誰も直接聞いたわけではなくどこかから漏れ伝わった話で
0169名無し百物語
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2022/08/23(火) 20:51:05.33ID:TH+2yn+A
〜人類の歴史は2031年で終わり〜

31年? キリスト死亡

↓ 2000年? ←テスト期間

2031年 人類滅亡(人類はテストに不合格)

人類は2000年?間に及ぶテストで不合格になりました。
木村秋則と松原照子が宇宙人(神)が2031年に人類を滅ぼすと言ってる。

木村秋則
「人類は何とかしないと駄目だよ。もう残された時間が無いのだから・・・」
「すべては神(宇宙人?)の采配次第」
「宇宙人は人類と同じ姿をしてるが人類より綺麗で朗らかでギリシャ彫刻のような顔をしてる」

-------------------------------------

〜ロズウェル事件〜(1947年7月2日にアメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近でUFOが墜落)

UFOが2機墜落した。
1機はバラバラに壊れ、もう1機は200キロ離れたところに壊れないで墜落し中から3人の遺体とヘブライ語で書かれた聖書が発見された。
聖書は途中から自分たちの事が書かれていた(日記にしてた?)。
3人は黄色人種(モンゴロイド)で血液型はO型で目が一重だった。
3人とも男で身長は1メートルちょっと。
遺伝子を調べたら人類と同じだった。
遺伝子の特徴は日本人の4割とユダヤ人と同じだった。
このときアメリカ軍(世界最高権力組織)は敵の正体を知り、勝てるのではないかと思い、勝つための戦略を今日まで取ってきたのが今の世界であり日本。
アメリカ軍の最終目標は宇宙人と戦争して勝つこと。
0172名無し百物語
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2022/09/07(水) 14:23:03.56ID:MAxuiVCe
>>171
聞かせてください
0173名無し百物語
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2022/09/10(土) 15:42:04.13ID:V1u+TNyk
【ナマポ】 在日受給者の方が、ホームレスより多い
://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/okiraku/1612919788/l50
0175名無し百物語
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2022/09/11(日) 09:09:22.74ID:CPiNB/DM
同僚が事故物件に住んでるんだがこれが結構すごくて
4階の角部屋で下は住んでるが上と隣は空き部屋
なのに話し声やら歩く音は普通に聞こえる。誰でも聞こえる。日中ならいつでも聞こえる
ほんとに普通に苦情を言いたくなるレベルで聞こえるんで、
初体験の人は「絶対嘘、人が住んでるんでしょ」と言うらしい
私も言った
そんな部屋に住んでる同僚がこの前「新しい発見があった」と言うので久しぶりに訪ねてみた
以前体験した通り、隣からはテレビの音や内容は聞き取れないが何か喋ってる声、おそらく男女、若いと思う
上からは何かがドスンドスンと歩き回ってる音がする。何してんだか全く想像できん
で、新しい発見とは何かというとエレベーター。ある時間に乗って下に行くと必ず2階で止まって開くという
その時間まで同僚の部屋で待ってるのだが、ほんとに賑やか。ただ、夜になると止まるのだから不思議。
マナーなのか何かほかに用事があって不在になるのか分からんが、昼はいるけど夜は出ないお化けさんたち
それはさておき、その時間になりエレベーターで降りてみる
3階を通過、そして2階。止まった。開いた。同僚が「ほらな、ここからが凄いんだ」と言う
ぐらっとエレベーターが揺れるドタドタとたくさんの人が乗ってくるような振動
そういう才能は全くないので何も見えない。聞こえない。気配も感じない。
でもなんか乗ったという感覚を強く感じる
ドアが閉まる。1階につく。ドアが開く。何かが下りていく振動…は特にない。あ、降りないんだと思った
一応降りる。同僚が言う。「まあ、これだけなんだけどね」

十分だよと思った
0177名無し百物語
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2022/10/13(木) 13:52:15.55ID:d+8d2cer
石じじいの話です。

じじいが話してくれた呪術(呪言)の話をいくつか。
@詐欺師を見破る方法:
その人物の顔を見て、まつげが逆だっている人には、油断してはならない。
このような風貌なものには、詐欺師が多い。
(ええっ!現在では問題のある方法です)
@寝顔を見て、その人の吉凶を知る方法:
笑うような寝顔をしている人は、悪心がない人であり、幸福な人である。
泣きっ面をしている人は、世の中を恨む心があり、人生において苦労が耐えない質の人である。
寂しそうな顔をしている人は、運気が悪く短命である。
陽気な顔をしている人は、運勢が強く長生きである。
口を開いて眠る人は、苦労が絶えない。
(なんだか、同義反復のような気がしますね。)
そうそう、こんなのもあります。
@抜けた髪をはやす方法:
まず、マクワウリの葉っぱをよくすりつぶして、その汁を頭皮にたびたび塗れば
抜けた毛は、もとどおりに生える。
また、朝鮮の「ひげ人参」の根を煎じて飲むと良い。
(ひげ人参って何?)
また、ヘビの抜け殻を細かく切って、うどんの粉を水でよく練って、
これで抜け殻をはげたところに貼り付ける。すると髪が生えると。
@髪が抜けるのを防ぐ方法:
桑白皮(これは漢方薬らしいのですが)を水を加えて火にかけて煎じる。
そのカスは除いて、冷ましたもので髪をたびたびあらうと抜け毛が止まる。
(やってみたい!)
0178名無し百物語
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2022/10/13(木) 14:56:20.97ID:d+8d2cer
石じじいの話です。

じじいの村の近くには、四国遍路の札所がいくつかありました。その近くではないのですが、高知の西部の足摺岬にも札所があります。
「足摺:あしずり」の語源は定かではありませんが、「むかし船で沖合に漕ぎ出す時に、肉親とわかれるのが悲しくて『あしずり=足摺り』をする」という説があります。
高知には、昔、観音菩薩のいる南方浄土に行くために足摺岬から船出をする補陀落渡海がありました。修行者(僧侶)の船出の時には、その弟子たちが悲しんで「足摺り」をしたという。
また、この岬は、もともと「さだのみさき=蹉蛇の岬」と呼ばれていて、それが「あしずり」と読まれるようになったのだとか。
さて、ここからが本文:
足摺岬の近くに、「絶望の岸壁」というものがあったそうです。それは、海に面して切り立った断崖で、そこに、細い道が通っている。
その道が岩を穿って作られた完全に人工のものだったのか、自然の段差を利用したものかは不明だったと。
そこは危険な道でしたが、近道だったので昔は使われることがありました。
しかし、その山側に道路ができてからは使われなくなりました。
ある時から、そこを通ると必ず海に落ちて通行人が死ぬ:という噂がたったからです。
ある遍路が落ちて死んでから、そのような現象が起きるようになったらしいのです。
最初は、落ちるのはまれでしたが、だんだん落ちる頻度が多くなって、最後には通ろうとする者みんなが落ちるようになったそうです。
複数人で通ろうとして、他の人がみな落ちて自分だけが帰ってきた人によると、他の人はまるで自分から飛び込むように落ちていったということです。
どうも、事故ではなく、そこを通ると自らが崖から飛び込むらしい。
その現象のきっかけとなった遍路の墜落死の原因はわかりませんでしたが、誰かに突き落とされたのではないか?という噂もありました。
その遍路の呪いかとも思われるのですが、因縁話としてはちょっと陳腐です。あとから作られた話かもしれません。
その後、使われなくなった崖の道は大部分が崩落して、じじいが話してくれたときには、もうほとんど残っていなかったようです。
じじいは、岩石を採集しに行った時に、その残っている道を見たことがあったそうです。
道には、落ちた人が持っていたであろう荷物?が残っていたそうです。
0179名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:12:28.44ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜中に自分のマンションに帰って来てエレベーターを待っていた。
エレベーターが上から降りてくる。
ドアが開くと、女性が立っていた。
バスガイドのような制服を着て、行き先階ボタンパネルの前に壁のほうを向いて立っている。
顔はよく見えないが、美人で若いようだ。米倉涼子似だ。
「何階をご利用ですか?」ときれいな声でたずねてきた。
「あっ、7階をお願いします。」
彼女は7階ボタンを押してくれた。
ああ、彼女、今、仕事から帰りか。バスガイドも大変だな、と思った。
彼女は、突然、話しかけてきた。
「本日は、XXデパートをご利用いただきありがとうございます、ただ今、8階催事場では、お中元予約受付会を開催中です。屋上広場では、仮面ライダーストロンガーショーを絶賛開催中です・・・」
しまった!彼女はエレベーターガールだ!最近デパートにはエレベーターガールがいなくなったことを忘れていた!
俺は、彼女を刺激しないように、ひたすら7階へ到着するのを待った。
彼女との時間が、ものすごく長く感じられた。
7階に着いた!
「7階子供服売り場です。ご利用ありがとうございます。ゆっくりと、お買い物をおたのしみください。」
「お、お疲れ様です。」
俺は、走り出したい気持ちをおさえて、ゆっくりとエレベーターをおりた。
エレベーターは、そのまま閉まり、彼女は8階催事場に昇っていった。
0180名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:15:12.65ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
深夜に帰宅してエレベーターを使った。
ボタンを押すとエレベーターは、すぐに開いた。
エレベーターの入り口が、何か荷物のようなものでふさがれている。
と思ったが、実際は、木製の大きな机が置いてあった。
そして、その机に向かって、中年のおっさんが椅子に腰掛けている。
机の上には、湯気のたっているコーヒーの入ったマグがあって、おっさんは、週刊ポストを読んでいた。
おっさんは、ジロリと俺を見て、「何階ですか?」
「あっ、7階をお願いします。」
おっさんはボタンを押して、週刊ポストを読み始める。
俺のマンションのエレベーターは割と広いやつだったが、机があるので乗る場所はものすごく狭い。もう、太ももが机と壁に挟まるくらいで身動きがとれない。
俺は、おっさんを刺激しないように、首を出入り口側に90度曲げて視線を合わせないようにした。
話しかけてきたらどうしよう。刺激すると、あの熱いコーヒーをぶっかけられるかもしれない。
7階に着いた。俺は、カニ歩きでエレベータを出た。
「お、お疲れ様です。」
エレベーターは降りていった。
後日、管理会社に、このことを伝えた。
「防犯カメラを調べて見ますが、そういうときは利用しないでくださいね。」
正論だ。
0181名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:20:53.41ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜遅く、エレベーターに乗ろうとすると、喪服を着た中年男女と女子高生が無言で先にエレベータを待っていた。家族らしい。
お葬式帰りか・・・。
「こんばんわ」と挨拶して一緒に待っていると、すぐに、後ろに若い男女がやってきた。二人とも喪服を着ている。
「こんばんわ」
おいおい、今日は仏滅か?
エレベーターに、6人が乗り込む(俺もふくむ)。
俺は、7階だ。
「4階お願いします。」
「あ、6階で。」
「あの、8階を。」
「ごかいを。」
4, 5, 6, 7, 8階のボタンが点灯した。
え?なんで?
4階で、喪服の女子高生がおりた。
えっ?親子じゃないの?
次に、5階で後から来た若い男性がおりた。
えっ?夫婦じゃないの?
次に、6階で、中年夫婦がおりた。
「おつかれさまでした。」
7階についたので、俺がおりた。
おりるとき、残った8階喪服女性が「おやすみなさい。」と。
俺は、「こんな偶然がかさなることもあるんだな」と思いながら、喪服のズボンのポケットから自分の部屋の鍵をとり出した。
0182名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:27:45.80ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜の11時ごろ自宅のマンショに帰ってきた。
エレベータが1階に来ていて中は真っ暗の状態だった。
ボタンを押して明かりがついて扉が開いたら、若い男が下半身を脱いで『和式便所でうんこする体勢』でしゃがんでいた。
「ノックぐらいしろよ!」と怒鳴られた。
「すみません!」
当然、エレベーターには乗らないで、ちょっと離れて横から見ていた。
扉は閉まってエレベーターが上り始めた。
見ていると、7階でとまった。
俺の階じゃないか!
階段で7階までのぼったが、うんこ野郎が階段を上からおりてくるんじゃないかと思って怖かった。
ちなみに、7階の廊下には、どこにもウンコもシッコ跡も無かった。
0183名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:36:20.07ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
みんなは、「カンチョウ」という遊びを知っているだろうか?
平日の昼に帰ってきてエレベーターに乗った。
若い女性も一緒に乗った。彼女は大塚寧々似の美人で、ちょっと得した気分だった。
ドアが閉まる直前に小学生の男子が二人走りこんできた。
一人には見覚えがあった。このマンションの悪ガキだ。もう一人は、やつの友達だろう。
二人とも、学校からの直帰らしくランドセルを背負っている。
奴らは、4階のボタンを押しやがった。おいおい、4階くらい子供は階段でいけよ。
俺は7階、大塚寧々は9階だ。
ドアが閉まった直後、その4階の悪ガキは、これにアイコンタクトしてきて満面の笑みでうなずいた。
そして、後ろから、大塚寧々に「カンチョウ」をかましやがった。
『ズンっ!』という音がして、カンチョウは見事に決まった。
絶叫する大塚寧々。
その時、4階でドアが開いて二人のガキが笑いながら出ようとした。
すると、大塚寧々は、その二人のランドセルを掴んで、二人をエレベーター内に引き戻した。
そして、二人を壁に思いっきり叩きつけた。
『どっかーん』と大きな音がして、揺れるエレベーター。
大泣きしはじめるガキ二人。
俺は、すぐには事態がのみこめなかった。
大塚寧々は、激怒して、ガキたちをガンガンと壁にぶつけて押し付けるのをなんども繰り返えす。
「あんたたち!許さないわよっ!」叫ぶ大塚寧々。
エレベーター内に響く、ガキたちの叫び声と大塚寧々の怒号。
「あの、ちょっと、落ち着いて」と、俺は弱腰で事態をおさめようとするが、まったく聞く耳を持たない大塚寧々。
おいおい、このエレベーターの防犯カメラ作動してるんだろうな!俺は、無関係だぞ!
その騒ぎで、俺は、エレベーターが自分の7階を通り過ぎたことに気がつかなかった。
チーン、と9階についてドアが開いた。
大塚寧々は、笑顔で「おさわがせしました」とあいさつして、泣き叫ぶガキ二人を引きずりながらエレベータを出て行った。
すごい腕力だ。遠ざかる叫び声。
その後、なにか事件が起きたという話は聞かなかったし、あの悪ガキの姿は、それからもときどき見かけた。
なんとなくオドオドしていたけど。
0184名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:38:36.39ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜遅く帰ってくると、エレベーターの四隅に盛り塩がされていたことがある。
おいおい、自分の玄関だけにしろよ。
お札がエレベーターの床に落ちていたこともあった。
拾い上げて、エレベーター内のお知らせ貼り紙と壁の間に差し込んでおいた。
次の日、俺の郵便受けに、そのお札が貼りつけられていたのにはビビった。
0185名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:41:49.34ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
7階でエレベータをよんだら上から降りてた。
ドアが開くと、そこには、カンチョウ事件の大塚寧々が立っていた。
しかも、ものすごい高価そうな毛皮のコート着て。
10月だった。
えっ!この時期に毛皮?
目を合わせた大塚寧々は、にっこりと笑った。
俺は気がついた。
彼女、木刀を持っている。
木刀?
1階に着いたとき俺は彼女に先を譲って、あとから降りた。
彼女は、片手で木刀をちゃらつかせながら出て行った。
俺と同じ方向に歩いていったのだが、これは反対方向に歩いた。
0186名無し百物語
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2022/10/15(土) 21:47:28.56ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
以前、エレベーター内に机を持ち込んで週刊ポスト読んでいるおっさんの話があったが、それみたいな話。
夜遅く、エレベーターにのると、行き先階ボタンのパネルのところに丸椅子が置いてあった。
以前の経験があったので、「おっ!ポストおやじかっ!」と身構えたが誰もいない。
今度は丸椅子か!
でも、動くエレベーターの中で椅子にすわるのはどんな感じだろう?
ジェットコースター的な・・・。
興味をもった俺は、7階へのボタンを押すのも忘れて、それに座った。
いきなり、ドアが開いて、若い女性がのって来た。
ドアは自然に閉まっていたらしい。
「うげっ!」と彼女は低く叫び一歩ドアからしりぞいた。
彼女の顔はひきつっていた。
俺は、焦って思わず彼女にたずねてしまった。
「あっ!なっ、何階ですか?」
「はえ? あっ! 8階をお願いします」と、カバンを前に抱えて、おそるおそる彼女が乗って来た。
おいおい、乗るのかよ。遠慮しろよ。
俺は、立つ機会を逸してしまって立つに立てなかった。
8階と自分の7階を押して気まずい沈黙。
7階につくまでの時間は長かった。
7階について、俺が降りるときに、彼女は「はうーふっ」という深いため息をついた。
俺も、「へーえ、ふぅ」と、ため息が出た。
その後、マンションで何度か彼女に出会った。
そのたびに、彼女は、持っているカバンや買い物袋を体の前に抱えて、ニッコリとこわばったた笑いを俺にかえしている。
0187名無し百物語
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2022/10/20(木) 00:06:17.84ID:Kozij+ur
石じじいの話です。

じじいは、石探しのために山中を歩いているとき、いろいろな人に出会いました。仙人に会ったという話が以前ありましたね。
神社を建立しようとしている人に会ったそうです。
その人は、若い男性で、修験者のような格好をしていました。
標高の高い山の中腹の森の中で出会いました。
その時、その人は、長い棒のようなものを水平に持って、それをぐるぐるといろいろな方向に向けていたそうです。
その人が言うには:
私は、神社に祀る神様を探しているのだ。
こうして、自分の念を込めた棒を持っていると、神様のいる場所では神力に感応して棒がひきつけられる。それで、神様の存在がわかるのだ:と。
「そういうところはありましたかな?」と尋ねたところ。
まだ、ない。神様は見つかっていない、とのこと。
「なんだかなあ」とじじいは思ったのですが、彼の神さがしの理由をたずねました。
その人が言うには:
銃で趣味の狩猟をしていたときに、この山中で、古い神社を見つけた。
それは、かなり古く傷んでおり、御神体もなかった。
この神社の境内に立った時に、なにか感じるものがあり、この神社を再建しようと決意したと。
動機としては曖昧だなと、じじいは、思ったそうです。
その男性は、「その神社は、この山頂の近くにあるのだ。これから行ってみないか?」と、じじいを誘ってきました。
じじいは、男性について、その神社に行ってみることにしました。
つづく:
0188名無し百物語
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2022/10/20(木) 00:06:51.24ID:1tsWCcXK
>>187
つづき:
神社はありました。かなり壊れていて、やっと建っているという状態でした。
かなり古いもののようでした。明治維新の廃仏毀釈の時に廃絶させられた神社かもしれないな、とじじいは思ったそうです。
境内には、大小の土器やボロボロに錆びて地中になかば埋まった刀剣などが大量に散らばっていました。
戦争中に安物の軍刀がたくさん作られたので、刀剣類には興味はなかったのですが、土器はおもしろそうでした。
かなり古いもののように見えたからです。
その神社には、その男性によって修繕されたり清掃されたような痕跡はなく、荒れたままでした。
じじいは、山の周辺の地域の人々から浄財をつのったらどうか?
他の神社から分社してはどうか?
と助言したのですが、男性は、「いや、自分だけの力で再建しなければ意味がないのだ!」と力説して、聞く耳を持たなかったそうです。
「まあ、そうなもんかのう」とじじいは思って、男性と山中で別れたそうです。
下山して、近くの集落で、その男性について尋ねたところ:
たしかに、そのような人物はいる。
しかし、我々とは交流を持たない。他の集落の人々とも交流を持っていないだろう。
非常にまれに、下山してくるのを見ることあるが、我々を無視している。
不思議なのは、彼が食料を持って入山するところや、下山してどこかで食事をしているのを見たことがない、と。
「仙人のような人かもしれんね。そやけど、仙人なら神社神社いうて執着せんと思うけどな」と話し合ったそうです。
数年後、その神社を再訪したら、神社は崩れて全くの廃墟となっており、その人物はいなくなっていました。
境内には土器類は残っていたので、保存の良いものを掘り出して近くの町の資料館(博物館?)に持っていって、このようなものがたくさんある遺跡のような場所がある、と教えました。
そこの職員(研究者?)は、この土器は須恵器ではないか?興味深いので今度調査してみる、と言っていたそうです。
その後、どうなったかは、私のメモにはありません。
0189名無し百物語
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2022/10/20(木) 17:35:49.70ID:1tsWCcXK
石じじいの話です。

皆さんは、ゲートルを巻くことができますか?子供の頃にじじいに教わったので、私は今でも巻くことができます。
今でも、ちょっとした山歩きをするときに巻いたりします。
戦後まもなく、石探しをはじめたころ、じじいはある山に登りました。
その山の麓の役場で、植物採集のために山に登る学校の教師と仕事で入山する営林署の職員と知り合いました。
お互いの目的地が近くだったこともあり、三人は、途中まで一緒に登ろうということになりました。
二人は、何度かこの山に登っており、その山が初めてだったじじいは、彼らから情報を得ることができたそうです。
三人は、お互いの身の上や時局の話題について話しながら楽しく山を登りました。
他の二人は、いずれも戦争中、兵隊にとられており、一人は南方から、もうひとりは北支から復員してきた人だったそうです。
じじいは、朝鮮にいて直接の戦闘には加わらなかったのですが、他の二人の経験は激烈なものでした。
多くの朝鮮人も軍属として徴用され戦闘に参加して、戦死した人が多かったとも。
なんだか湿っぽい話になって、三人はだまって山道を登っていると、急に近くから歌声が聞こえてきました。
その声はどんどん近づいてきます。
「ここはお国を何百里・離れてとおほき満州の・赤い夕陽にてらされて・友は野末の石の下」
左手の森から、一人の男性が歌いながら出てきました。痩せた人で真っ白なゲートルを巻いていました。
それが目に焼き付いたそうです。
とても上手な歌でした。
「思へばかなし昨日まで・まつさきかけて突進し・敵をさんざん懲らしたる・勇士はここに眠れるか」
歌は朗々と続きます。
歌い手は、じじいたちには振り向きもせず、山道を先に登り続けました。
「思ひもよらぬ我一人・不思議に命ながらへて・赤い夕陽の満州に・友のつかあな掘らうとは」
歌い手は、急に右手に折れて、森の中に消えていったそうです。
なんの音もたてずに。
先頭にいたじじいが、二人を振り返ると、二人は泣いていました。
じじいも泣いていました。
じじいたちは、彼の後を見やりましたが、もうどこにも彼の姿はなかったそうです。
その後、ジジイたちは、山中で三々五々別れていきました。
じじいは一人になって、あの歌い手は本当にいたのだろうか?と考えたそうです。
「空しく冷えて魂は・故クへ帰ったポケットに・時計ばかりがコチコチと・動いているもなさけなや」
0190名無し百物語
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2022/10/23(日) 14:16:56.54ID:dwrxG1LT
石じじいの話です。

皆さんは、お守りを持っていますか?
私は金山出石寺でもらったお守りを身につけています。
石じじいは、朝鮮にいる頃、現地の巫師から「お守り」をもらったそうです。
巫師曰く
「これは、私が師より昔から受け継いだものだ。その師も先代から受け継いだ。かなり昔から代々受け継がれてきたものだ。私は、もう弟子もないので、良くしてくれたあなたに、このお守りをあげよう。」
じじいは、他の朝鮮人に譲ったほうがいいのでは、と言いましたが、巫師は、「あなたは良い人であるから、そのような人に受け継いでもらいたいのだ」と
その「お守り」は、小さな黒い石版でした。
形から人工物かとも思ったのですが、巫師によると、これは自然石である;中国から伝わってきた非常に古いものだ:と聞いていると。
巫師によると、この「お守り」は、ある儀式に使うと、ある効力を発揮するのだ、ということでした。
しかし、そのような使い方は、朝鮮の呪術・迷信であるから日本人のあなたには不要だろう。また、修行してその技を身につける必要もあるのだ、と。
じじいは、それを大切にして、朝鮮から引き揚げるときにも持って帰りました。
この話をメモのなかに見つけて、それが「じじい箱」のなかにあるのではないか?と思い、探してみました。
ありました。
多分これだと思います。
紙に包んで、それに「お守り、朝鮮」と鉛筆で書かれていました。
確かに、黒い小さな石版です。
じじいが大事に持っていたかと思うと感無量ですね。
https://i.imgur.com/QSU2n4l.jpg
0191名無し百物語
垢版 |
2022/10/26(水) 17:54:30.42ID:IJKz4EoP
長い話は誰も読まないから 5行以内にしてくれ
0192名無し百物語
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2022/10/26(水) 22:46:40.70ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

じじい箱を漁っていると、他の面白いものを見つけました。
ダチョウの卵のかけら。
これの由来については、メモにあります。
じじいが満州・内蒙古に旅した時に草原で拾ったものです。
ダチョウは、大昔には中国北部や蒙古にも多く生息していたのだそうです。
当時の現地人によると、卵はあちこちで普通に見つかる、と。
https://i.imgur.com/oTYTUbK.jpg
また、草原には、大昔の青銅器のナイフや剣の一部が落ちていることがあったそうです。
じじいもそのような遺物を拾ったそうですが箱には残っていませんでした。
また、草原には大きな石を環状に並べた「墓」らしきものがあったそうです。
盗掘されてしまっていた墓も多かったとか。
盗掘をしていた現地の人間にも会って話を聞いたそうです。
ある時、小さなマウンドのような墓を盗掘すると石板で組まれた棺桶のようなものに副葬品と埋葬された人の骨格が残っていました。
副葬品は、かなり豪奢なもので石サンゴやトルコ石、銀できた服飾品が溢れていたと。
埋葬された人は女性だったのでしょう。
しかし、埋葬された人の骨格が変でした。
体の部分は大柄な人間の骨でしたが、頭の骨はなく、そこには大きな獣の頭骨がおいてあったそうです。
鋭い牙があり、尖った門歯や頬歯が上下顎に生えていました。
眼窩がとても大きかったそうです。
現地人がいつもよく見かける狼や山猫の頭骨とは違っていたということでした。
体の腕や脚、胸の部分には、たくさんの宝石が散らばっていました。おそらく、装飾品を身につけて埋葬されていたのだろうと。
盗掘品は全部、売り払らってしまったそうです。
0193名無し百物語
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2022/10/26(水) 23:15:15.75ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

彼が朝鮮にいたときの話です。
ある島を訪れた時に、村人が話してくれたそうです。
この島には、死んだ人間の幻がいる。しかも、たくさんいる、と。
じじいが、それは幽霊か?と訊くと。
いやそれは幽霊(鬼)ではない。死者の「幻」であり、それは、生きている人間に害をなすことなく、場所を選ばす佇んでいる、と。
別に、縁者のところに出現するわけではなく、別の場所で別の人によって目撃されることが多いのだ、と。
海岸で、海につかって波間に頭や上半身だけを出していることもある。
また、家の中に立っていることもある。
畑のなかに座っていることもある。
道端に立っていることも多いのだ、と。
幻に話しかけても、彼らはまったく反応しない。
幻たちは、最初に出現した場所の近くをさまよっているようでした。
そのため、そこに行くと、幻を確実にみることができたそうです。
そのような死人の幻を呼び出すための呪術のようなものはないのだが、この島に限って、そのような現象が見られるだ、ということでした。
自分の死んだ縁者の幻が見られて喜ぶものもいるが、多くの人は当惑して、幻を無視するようにつとめたのです。
幻の多くは、出現してから1年ほどすると自然と消えてしまったそうですが、中には、何年も残っているものもありました。
おそらく、その幻の縁者が執着することによって、その執着心に感応して長く形を留めるのではないか?と。
0194名無し百物語
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2022/11/28(月) 23:57:20.14ID:N4rNbz0X
子供の頃学校の校舎の屋上に上がったら
二人の女子が遊んでいた 上の学年っぽかったので居心地悪くて屋上の扉出たとこの階段で遊んでいた
チャイムが鳴っても誰も屋上から降りて来ないので扉を開けたら誰も居なかった
0195現役DK
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2022/12/07(水) 00:46:14.03ID:U5pqi9E3
俺、今高校一年生なんやけど。
俺が体験した怖い話きいてくれるか。
0196現役DK
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2022/12/07(水) 01:38:09.20ID:U5pqi9E3
俺は県立高校に通ってる、普通の男子なんだけど、入ってる部活が軽音楽部で練習の長さで
帰るのが遅くなってしまうことが多々あった。
俺はこういう時、裏道から帰るのだ。
それは、大通りから帰ると家につくのに1時間掛かるのだが、裏道から帰ると30分もちぢむ
ので、利用していたのだ。
その、裏道には、墓地や霊園多く存在しており、夜遅く帰るときには、不気味な雰囲気を
漂わせています。
ある日の事、俺はいつものように部活で遅くなり、帰る時刻は冬の7時頃。
当然のように辺りは暗く、俺は裏道から帰ることにした。
そこから、10分程度自転車で走ったところで、曲がり角に差し掛かった。
曲がり角の先は街灯付き橋となっておりそこからまた暗い夜道が続いている。
曲がり角には霊園がある。怖いものが大好きな俺は、その日、霊園の中を探索したくなり、
霊園の脇に自転車を止め、霊園の中を装備なしに入っていった。
今、思えばその行為を俺はとても後悔している。
霊園の中はかなり広く、その大きさに比例するように、墓も多かった。
霊園を一周してみたが、特に怪奇現象と呼ばれるような事は起こらず、俺は内心ホットしていた。
そして、霊園を出て、橋を渡ろうと思ったとき、橋に誰かが立っていることに、気が付いた。
最初は髪が短かったので、男かと思ったが、体は華奢だったので、女だと思った。
暗い夜道、女、1人、なんてホラー映画か、と内心思ったが、霊園を回ったことで変な
自信がついていたのか、俺はその人の前を横切ることにしました。
女は下を向いていたので、顔は分かりませんでした。
女まで5m、4m、3mと自転車を漕ぎましたが女は見向きもしません。3mの地点で俺は
、さっきの自信はどこへやらの状態でかなりビビっていました。
しかし、来た道を戻って大通りから帰るのはめんどくさいので、そのまま突っ切ることにしました。
お願いだ。このまま何も起きませんようにと、祈りながら横切りました。
しかし、横切ってすぐ耳元で「シラナイノヨオオウ」という囁き声と同時に、
水に何かを叩きつける音が聞こえました。
俺はそれを聞いた瞬間わき目も振らず全速力で自転車を漕ぎました。
死ぬ。死ぬとそればかりが頭をよぎり、夜の暗い道を走りました。街灯付きの見慣れた光景が目に入ってきたのは
すぐでした。辺りを見ると俺の家の近所で、安心して、力が抜けました。
さっきのは、何だったのか?という疑問はありましたが、とにかく、家に帰りたいという
気持ちでいっぱいでした。なので、家に向けて自転車を漕ぎ進めると、近所のお爺さんに
出会いました。俺の地域は、自治体の方が小中学生の為に、見守り隊というものがあり、
登下校時の見守り役として、横断歩道付近で見守っているのでした。
俺は、おじさんに向かってこんばんはというと、おじさんは、
「こんばんは。後ろにおるのは彼女さんかい?俺君もそういう年か。うらやましいのぉ。」
と言い出したのです。すぐ、「俺は一人っすよ。」と言い返すと、先ほどの反応とは違い
「あれ、確かにいたんじゃがのぉ?」ときょとんとしているおじさん。
俺は気になってその、女の髪型を聞いてみました。
すると、おじさんは「確か、長い黒髪だったかのぉ」と言いました。
長い??と自分でも短いんじゃなくて?と疑問に思いました。しかし、おじさんが
「夜も遅いから帰りなさい」と疑問残るまま、おじさんと別れました。
0199名無し百物語
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2022/12/23(金) 11:59:11.37ID:ubSFfJJF
怪談ではないがちょっと気味の悪い話なので、興味のある人は読んでくれ
もう30年くらい前に大学の同級生のKから聞いた話だが・・

時期はちょうど今頃、真冬のある寒い日の夕暮れ時、下町の小さな病院の待合室でのこと。
風邪をひいて38度を超える熱があったKは、病院の受付で手続きをすませて、座るところはないかと薄暗い待合室を見た。その狭い部屋には長椅子が2脚置かれており、正面の椅子には中年の女が、その向かい側に置かれた椅子には4~50代のサラリーマン風の男が座っている。女の隣にはバッグが置かれていたのでKは少し離れて男の横に座った。寒い屋外から暖房の効いた温かい部屋に入ったKは、落ち着いた気持ちでため息をついた。
しばらくしてふと隣に目を向けると、そのサラリーマン風の男は片腕を長椅子の背もたれにかけて上半身を斜めにした姿勢でKの顔をじっと見ている。無表情なその男の目にKは(なんだこの人、変な人だな)と思ったが、気を取り直して「こんにちわ」と挨拶をした。が、応答はない。「寒いですね」・・・返事がない。男は黙って、ただKの顔を凝視している。気持ち悪くなったKは正面を向いて目を閉じた。そして眠り込んでしまわないように、勉強のこと、家族のこと、就職のことなどを考えてときを過ごした。
しばらくすると受付の看護師が「○○さん。診察室へお入りください」と言った。中年の女が返事をして立ち上がり、バッグを手に取って診察室の扉を開けて中に入っていく。Kは空いた長椅子をしばらく眺めていたが、ふと何かを感じて隣の男を横目に見た。その瞬間Kは全身が総毛立つのを感じた。
なんと、その男はさっきとまったく同じ姿勢、同じ無表情な目でKを凝視している。「さっきからずっと俺を見ていたのか」と思ったKはあまりの気持ち悪さに耐えられなくなった。空いた長椅子に移ろうかとも思ったが、そのちょっとした動きが男を刺激して因縁をつけられるかもしれないと思うと、動くことすらできなかった。Kはまた正面を向いて目を閉じた。だが、もちろんさっきまでのように落ち着いた気持ちでははいられない。今にもその男に何かされるんじゃないかという不安で心臓が高鳴った。Kは早くこの男の診察の順番がきてくれと願った。しばらくしてようやく受付の看護師が「△△さん。診察室をお入りください」とその男に向かって言った。
それを聞いたKは目を閉じたまま、その男が診察室へ入って行くのを待った。が、男が椅子から立ち上がる気配がない。そして、看護師が今度は少し強い調子で「△△さん、診察室へお入りください」と言った。が、それでも男は動かない。看護師は受付から出てきて、その男の肩を叩いて「診察室へ・・」と言いかけたが、突然慌てた様子で看護師自身が診察室へ入って行った。そしてすぐに開かれた扉から医者と一緒に出てきた。
医者はその男の正面にしゃがみ込んで脈を取ったり、胸や首を掌で押さえたりしていたが、やがて、看護師と二人でその男を長椅子に寝かせ、心臓マッサージを始めた。医者はしばらくその男の胸を両手の掌でリズミカルに押していたが、腕時計を見て経過時間を確認し手を止めた。そして、長椅子に寝かされたその男の両手を胸で合わせ、両目を閉じさせた。
少し離れたところからその様子を見ていたKは、そのときようやく気がついた。
Kが待合室に入ったとき既に男は死んでいたのだと。
0200名無し百物語
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2022/12/25(日) 23:05:34.52ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

これは、じじいが戦後すぐに北海道に石探しに行った時の話です。
北海道の北部のオホーツク海沿岸では「人魚」が網にかかることがあったそうです。
漁師たちは、それをけっして陸に持ち帰らず、船上で叩き殺していました。
そのときに「人魚」は、女性のような悲鳴をあげたそうです。
「人魚」は、別に女というわけでもなく、形が人に似ているというだけなのです。
それほど大きなものではなく(大人の半分くらいの身長)凶暴でもなかったようです。
それは港まで持ち帰るまでに、すぐに死んでしまい、死ぬとすぐに腐敗して異臭を放ったそうです。
それを食べたという話は無く、漁民もあまり触れたがらない存在でした。
「魚人」と呼んでいた人もいたようです。
それが見られるのは、かなり限られた海域で、たまにしか遭遇しなかったそうです。
以前、流氷に乗ってやってくる「人」の話がありましたが、これも似たような話ですね。
実際、流氷に乗って樺太や遠くカムチャツカからやってくる生き物だ、という人もいたらしいのです。
網にかかった「人魚」が腕輪や首輪をつけていた、ということもあったようで、それらが民家に保管されていたり神社や寺に奉納してあったそうです。
同じような「装飾品」は、オホーツク海沿岸に分布する続縄文時代の住居跡から出土することがあったということを、じじいは何度目かの北海道への石探し遠征のときに地元の郷土史家から聞いたそうです。
0201名無し百物語
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2022/12/25(日) 23:19:05.02ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

石の中を透視する能力がもった人がいたそうです。
男性でした。
彼は、岩石の中を透視することができましたが、他のものを透視することはできませんでした。
その人は、普通の人と別段異なったところはなく、強いて言えば、瞳の色が若干薄かったそうです。
すべての種類の岩石を透視できたわけではなく、御影石のようなマグマが固まった硬い石は透視できませんでした。
これは、化石を探すのに好都合だということで、じじいは、彼のところに石を持っていって化石の有無を調べてもらいました。
完璧に有無を言い当てたそうです。
その人は、現地に出向いていって野外で岩石を見ても中を透視できたそうですが、家でじっくりと見るよりも的中する確率は低かったとか。
どんな大きな岩石でも透視できたようですが、それがどのように見えるのか?と彼にたずねても、彼の答えは要領を得なかったようです。
長さが一分にも満たない小さなものも見つけることができました。
神社に祀られている「御神体」と言われている石も透視したこともあったとか。
彼は、その岩石を透視しながら、笑っていたそうです。
彼は、非常に長生きをしました。
この話を聞いた時には、まだ存命だとじじいが話していた記憶しています。
0202名無し百物語
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2022/12/25(日) 23:28:04.81ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

短い話を一つ。
ある地方には、「ゲドウ」と呼ばれる「這い回る」モノがいたそうです。
夜、家のまわりを這い回るようなずるずるという音がする。
雨戸の隙間から見てみると、黒い人のようなものが這い回っていた。
朝、見てみると、確かに何かがはったような跡が地面に残っていたそうです。
以前お話した、「台風のときに訪ねてくるモノ」のような存在ですね。
0203名無し百物語
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2022/12/31(土) 21:33:00.79ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

じじいが朝鮮に住んでいたときに満州を旅した時の話のようです。
満州の北部、ロシア(当時ソ連)との国境に近い森林の中に住んでいる人々(少数民族?)には、尖った大きな犬歯=牙が生えている女性たちがいたそうです。
最初、彼女たちにあったときには非常に驚いたのですが、よく見ると、それは「装飾品」でした。
その装飾牙は、たいてい動物の骨でできていました。しかし、なかには、その女性の親族や夫の骨から作ったものもあったそうです。
現地の案内人によると、昔は、他の人々(民族?)の集落を訪れるときも、その牙をつけていたのですが人々が怖がるので最近はつけなくなったと。
旅をしているときや森の中で、大きな牙を持った女性にあうと怖いな!とじじいは思ったそうです。
「でもな、たまに、ほんとうの牙をもった女に会うことがあるんだ。そんなときは、現地の人間は、普通の女が飾りとしてつけているんだと思うだろう。そうして油断していると、いきなり襲ってくるんだ。手を噛みちぎられたも者もいるし、殺された者もいる。殺された死体には食われたあとがあるんだ。尻の穴が食いちぎられていて、そこから内臓が引き出されて食われている。おまえも尻、気をつけろよ!」と案内人。
以前お話した、マハチンの一種かもしれません。
0204名無し百物語
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2022/12/31(土) 21:39:47.89ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

非常に短い話です。ノートにあった、じじいから聞いた話の断片です。

あるところに、「犬が生る樹木」があったそうです。犬が生ったら鳴き声がするのでわかるのだと。
その「犬」を切りとって持ち帰ると、それは数日で死ぬ。
死んだら、それを食べるのだそうです。

よくわからない話です。日本の話なのか?朝鮮・満州で見聞した話なのか?あるいは、ロシア人などの外国人から聞いた話なのか?
0205名無し百物語
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2022/12/31(土) 21:54:51.56ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

米国には、恐竜の足跡と人の足跡がともに同じ地層に化石として残っている場所があるそうです。これは、キリスト教原理主義者たちによるインチキだとか。

じじいによると、ある山の中に「人の足跡」がたくさんついている岩石があったそうです。
それを知る地元の人によると、足跡をつけたものは、修行僧、仙人、盗賊たちなど、との言い伝えがあったとか。
大昔には、たくさんの足跡が見られたそうですが、じじいが見た時には、だいぶ風化して壊れてしまって、ほとんど残っていませんでした。
残っていたものを見ると、それは裸足の足跡で、指が異常に長かったそうです。
大小のものがあり、一方向に集団で歩いたような感じだったと。
ただ、じじいには、人間の足跡とは思えなかったそうです。
昔は、他にも別の種類の動物の足跡と思われるものもあったのですが、壊れて失われてしまったということでした。
また、道具(?)のようなものが一緒に岩石中に残っていることもあったそうです。
足跡が残っていた岩石は、人類が出現する以前の時代の化石が発見される、非常に硬い堆積岩(?)だったので、いっそう不思議だったそうです。
0206名無し百物語
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2023/01/14(土) 13:16:14.12ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

これも、じじいが満蒙を旅したときの話でしょう。
蒙古人は、ラマ教(チベット仏教)を信仰していましたが、それが伝来する以前の土着宗教であるシャマニズムも根強く残っていたそうです。
シャーマンの儀式の手順は以下のとおり。不完全な記述ですが。
シャーマンは、病気を治療しに行くと、白い牝馬の皮の上に座って、灯火を消して部屋を暗くする。
婦人服をまとって長時間喫煙する。すると、激しく咳をするようになって体が反り返る。
そのうち、頭を垂れて目を閉じる。そうして、冷い水を口に含んで四方に吐き散らす。
白馬の毛の一掴みを火に投じて、胸に太鼓をかけて、顔を南に向けて太鼓と鈴を鳴らし始める。
ある程度時間がたつと、急に黙って、
「われ大なる牡牛。吼えよ。われ萬人にまさりて天龍を蒙れる人。力ある主よ。われに語りたまへ。われと伴なる者ども。耳かたむけよ。」と唱える。
そうして、口寄せが始まる。
招霊した霊魂が突如として現れる場合があって、その時には、シャーマンの体が吹き飛ばされることがあるそうです。
それがうつ伏せに倒れると吉凶、仰向けに倒れると凶兆だとか。
もし、そのような儀式で病が治らなかったり、事態が改善しないと(たとえば、家畜の病気が治らないとか、干ばつがおさまらないとか)、シャーマンは、「神を怠慢だとして懲罰する」のだそうです。
神様もなかなか楽ではありません。
0207名無し百物語
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2023/01/14(土) 13:27:28.53ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

これも満蒙の話でしょう。
砂漠でも草原でも、人を惑わす存在があるとのこと。
夜、野営中に、仲間の声によばれて、その方向にふらふらと行くと迷って野営地に帰れなくなる。
夜間に移動しているとき(夜は昼と違って気温が低く、星も見えて方向を知ることができるので移動には都合が良かったようです)、多くの人々が馬やラクダにのって行進している音が聞こえるので、その音を仲間だと勘違いしてついて行くと迷ってしまう。
近くで歌や号泣しているのが聞こえるので、そこへ行くと迷う。
兵隊と思われる一群が追撃してくる音と声がするので、それから逃げようとして慌てて走ると、崖からおちて死ぬ。それでほぼ全滅した商隊もあるとか。
野営中に周囲から楽器の音が聞こえだし、それが激烈になって虚空に満ちる。
太鼓や鐘の音が聞こえるときよくある。
これは、夜間に気温が低下したときに、砂丘が崩れて流れ下る砂が音を出すのだそうです。

ラクダに鈴をつけるのは、このようなことで迷わないようにするためだとか。
また、露営する際には、自分たちが進んでいく方向がわかるように印をつけておくのだそうです。
360度水平線だと、朝起きたときにどちらに進んでよいかわからなくなることがあるのです。
0208名無し百物語
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2023/01/14(土) 13:42:51.26ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

短い話を。
じじいが朝鮮にいた時の話です。
朝鮮の北部に「青春の泉」があったそうです。
山の中の湧き水を飲むと、若返るというものです。
その水を手ですくったときに手に少し刺激があり、その刺激の強さで、その水がどの程度その人に効くのかがわかるのだとか。
飲むと、いつまでも健康で若々しい。
しかし、その水は、器で飲んではいけない。
下手をすると死ぬことがあったそうです。

匂いをかぐだけで生きている人間がいたそうです。
これは道教(?)の修行で、これをマスターすると食べないでも生きていけるのだと。
まさに仙人です。
また、一日中まばたきもせずに太陽をみつめている人間もいたそうです。
これも修行の一つなのですが、眼が悪くなる。
あたりまえです。
しかし、身体の感覚が研ぎ澄まされて、遠くの物音が聞こえたり暗闇でもものが見えるようになるとか。
インドの苦行者のようですね。
0209名無し百物語
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2023/01/16(月) 21:32:37.30ID:4Gu9Nufe
石じじいの話です。

じじいは、朝鮮にいるとき、何人かのロシア人とつき合いがありました。
その中のひとりから、バルト海の海岸から採集されたコハクをもらったそうです。
じじいにコハクをくれたロシア人(ラトビア出身でしたがロシア人だったと)によると、海岸を歩くと波打ち際にコハクが打ち上げられているのだとか。
コハクは植物の樹脂が岩石になったもので、中には昆虫などの太古の生物の化石が入っていることがあるのだと。
非常にまれに、「人造物」がはいっているコハクがあったそうです(?!)
たとえば、縫い針やチェーン(時計用?)など。大きなコハクには、指輪が含まれていたこともあったとか。
さらに、小さな、小さな人間の顔の一部や裸の腕や足の断片が認められたこともあったと。
「これは進化論を否定するものだ!神のご加護だ!」と、そのロシア人は熱弁していたそうです。
そのようなコハクを見せてくれることはなかったようですが、今考えるとフェイクくさいですね。
正月に、じじい箱からコハクを見つけたので、その由来についての記述を聞き書きノートの中に探しました。
おそらくこの話のものだと思われます。
モノは、孔をあけてネックレスにしてあります。もとからそうなっていたのか、じじいが加工したのかは不明。
光を通してみると、昆虫の化石が入っているようです(上の写真)。
https://i.imgur.com/gnRL1GZ.jpg

このロシア人は、ロシア帝国のあちこちを歩いたようで、じじいの聞き書きノートに、その経験談と思われるものがいくつかあります。
0210名無し百物語
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2023/01/23(月) 20:48:19.57ID:eSAlZogd
石じじいの話です。

じじいが石探しのために国内を旅したときの話です。
ある地方には、猿を捕獲する独特の方法があったそうです。
それは「猿真似」の習性を利用したものでした。
水を入れたたらいを猿の群れのいるところに持っていき、彼らの前で顔を洗うさまを見せます。それを長期間にわたって何度も見せます。
そして、ある時に、トリモチを入れたたらいを置いておく。
すると、真似をした猿は、トリモチに手や顔をとられてしまうので、かんたんに捕まえることができるのだそうです。
また、ズボンを履くところを何度も何度も見せておいて、内側にトリモチがついたズボンを置いておく。
すると、猿は真似をしてそのズボンを履くので、トリモチにくっついてしまい捕まってしまう。
浅はかな知識で身を滅ぼすこともあるということで、ネット時代には自戒しなければなりませんね。
0211名無し百物語
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2023/02/12(日) 11:47:48.69ID:05Vbyuw4
石じじいの話です。

聞き取った話の断片をいくつか。

夜でも目の見える人がいたそうです。
別に目の色が変わっているとか、その形や大きさが普通と違っているとかということはありませんでした。
ただ、眉毛が非常に薄かったそうです。
彼が言うには、「子供の頃は、私の目の色は水色だった。年齢をかさねるごとに色が濃くなってきて、今は、ほら、榛色だ。」
昼間はまぶしくないのか?とじじいが尋ねると、「いや、まぶしくない。ただ、他人の肌の色が、時々、緑色に見えることがある。」
その緑色に見える人に、何か特徴はあるのか?とじじい。
「いや、まったくない、と思う。まあ、知りようがないね。」
それは遺伝か?とじじい。
「私の曾祖母が、おなじような力があったと聞いたことがある。他の家族、親戚にこのような目を持っている者はいない。」

じじいが、山歩きをしている時に、ある集落に行きあたりました。道を尋ねるために、ある農家の庭先で作業をしている男性に話しかけました。
彼は、七輪の上の鍋で、何かを煮ていました。
料理をしているのだな、とじじいは思いましたが、鍋の中を見てみると、きれいな着物を来た女の和人形をグラグラと煮ていたそうです。
じじいは、ぎょっとしましたが、それを見なかったようなフリをして、親切に道を教えてくれる男性に礼を言ってわかれたそうです。

ある人が死んだ後、その人が死ぬ直前に書いた文字が動くことがあったそうです。
筆で書かれた文字が、もぞもぞと動くのです。ほんの少しですが。
誰が見ても、いつ見ても、動いていたそうです。
一週間ほどすると、文字は動かなくなりました。
墨もすっかり乾いて、いくつかの文字の一部がぽろりと抜け落ちたそうです。
0212名無し百物語
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2023/05/02(火) 21:39:14.32ID:niCC4oXA
石じじいの話です。

話を3つ。

「呪術」を学んで、それを習得した人がいたそうです。その人は、べつに怪しい拝み屋のような者ではなく、普通の人でした。
彼が、その術を使ってはじめて呪殺したのは「鳩」だったそうです。
彼が、その後、呪術をどのように使ったのかは、私の聞き取りノートにはありません。じじいは話してくれなかったのか、あるいは私が忘れてしまったのか。

夜中にじじいが歩いていると、雷がなり始めました。付近に灯りは無く真っ暗でしたが、雷が光った時にはまわりの風景が青白く見渡せました。
そうこうしているうちに強い雨が降ってきたのですが、稲妻が走った時に、じじいの前から一人の女性が歩いて来るのが見えました。
その女性は黒いこうもり傘をさして、灯りを持っていなかったので、近くに来るまで気がつきませんでした。
その女性は、じじいに駅への道を尋ねてきました。
ずいぶん距離があったのですが、じじいは、その道順を教えました。
教えている時に、稲妻が走りました。
その光で見た女性は裸足だったそうです。
「今から歩いていっても最終の汽車にはまにあわんで」
「いいのです。人と会うのですから。」

じじいが石探しのために山歩きをしている時に、ある集落に行き当たりました。そこの一軒の庭で、数人の子供が泣き騒いでいました。
彼らは、興奮して、まわりの大人たちに叫んでいました。
「鳥が人間の頭を咥えてきた!」
えっ?と思って、じじいはそこに近づきました。
そこには、肉片が落ちていて、血が少し地面についていました。
その肉片は、人間の耳たぶであり、また、眼球と毛髪だったそうです。
どう見てもつくりものではない。
皆それをこわごわと見ていました。
血は、すでに乾いて、肉片にはアリがたくさんたかっていたそうです。
0213名無し百物語
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2023/05/21(日) 18:37:44.32ID:xsyq2NcM
何でお前ら2人が一緒にいるんだよ
0214名無し百物語
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2023/05/23(火) 14:26:33.41ID:f4azk17h
この前実家近くのイオン行った時の話。
男子トイレだし当然小便器があったけど、大が目当てだったのでそのまま個室に入った。
用を済ませて出たら女とばったり。
すっごい甲高い悲鳴上げられたもんで、間違えて女子トイレに入ったかと思い慌てて謝ってすぐ外に出た。
で、振り返って見直したらやっぱり男子トイレだった。
小便器があったのも確認したし。
じゃああの女の人間違ってね?と思って指摘するため再度トイレに。
そしたら個室は全部空室で、女の人なんてどこにもいなかったって話。
0215名無し百物語
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2023/05/24(水) 22:41:52.87ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

家に関連した話をひとつ。

じじいは、石探しのために山に行く時に街を歩いていました。
その日は、春先の眠くなるような陽気でした。
ある古い家の横をとおりがかったとき、「ママ、ママ、起きて!」という子供の声が何度もしてきたそうです。
家の外でも聞こえるような大きな声でした。
昔でしたから、自分の母親を「ママ」と呼ぶ家庭は非常にまれでした。まずそれを奇異に感じたそうです。
しかし、国鉄の駅のある町なので、そういう「モダンな」家庭もあるかもしれん、と納得して、ちょっとその家の玄関を覗いて通り過ぎました。
路地に面したその家の玄関の戸は開いていましたが、中は暗かったそうです。
眠っている母親を子供が起こしているんだろうか?
その路地のむこうから男性が歩いてきました。彼はじじいに、低い声で話しかけてきました。
「この家の中から、子供の声が聞こえましたかな?」
「はあ、聞こえましたい。お母さんを呼ぶ声でしたが。」
「ママ、ママ、いうとりましたろう?」
「はい。」
「あの家には、もう、だれも住んどらんのですわ。母親は、去年死んでしもうて。ひとり子供がおったですが、父親がおらんかったんで、遠い親戚に引きとられておらんようになったんです。」
では、母親を呼ぶ、あの子供の声は?
「子供がおらんようになってから、ときどき、あがいな声が家の中から聞こえるんですらい。ここらへんの人はみんな聞いとります。」
幽霊だろうか?
「あやしいけん、家の中をしらべてみたんですが、だれもおらんし、人が入ったあともないんです。」
さっき見たら玄関が開いていたのだが。
「おお、たまに開いとることがあるんよ。だれかしのびこむんかもしれんが、盗るものは何もないんやが。でも、人が入ったあとはないんで。それやったら、玄関しめとらんといけない。あんたも気にしなさんなや。」
そう言って、その男性は、その家のほうへ歩いていきました。
子供の時に母親に死なれたじじいは、母の死の時を思い出して、複雑な気持ちになったそうです。
0216名無し百物語
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2023/05/24(水) 22:51:18.11ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

不思議な家について、聞き取った話の断片をいくつか。

名前を呼ぶと答える部屋があったそうです。
冬に、ふすまを締め切ったその部屋の外で死んだ人の名前を呼ぶと、
「はーい」と声がかえってくる。
不思議に思ってすぐに襖を開けて見るとだれもいない。
その現象は、冬に限っておきるのです。
死んだ人なら、その家系のだれの名前でも呼べばこたえたそうです。
死んだ人が女性なら、高い声で。男性なら、低い声で。
ただ、その声が、その呼ばれた人の声と確実に同じであったかというとそうでもない。
その声が確実に女性のものか男性のものかも判別できない場合もあったそうです。

ある家では、ステンレスでできた電球の傘に「幽霊」の姿がうつることがあったそうです。
電球を消灯しようとしてスイッチを切る時に、その傘に見知らぬ人が通り過ぎるのがうつる。
振り返ると、そのような人は部屋にはいない。

雛壇とふすまとの間の暗闇に、少女の顔が浮かびでる家があったそうです。
桃の節句に、座敷に壁に接して雛壇を置くと、壁との間にできる暗闇に小さな女の子の顔が浮かびでます。
家人には、その少女の顔に見覚えはないのです。
まあ、それだけの話で、雛壇を片付けると出なくなるのです。
ある年の節句に、雛壇をふすまに接して置きました。
それでも、ふすまとの間の暗闇に少女の顔が出たそうです。
出ている時に、すぐにその後ろのふすまを開けました。
すると、

ある家の台所で料理をしていると、その料理が話しかけてきたそうです。
台所で、大根か里芋かを切っていると、その野菜から「死ね、死ね」と声が聞こえてきました。
他の野菜を切っても、同じ内容が聞こえてくるのですが、声が変わっていました。
野菜によって声が変わるという。
しゃべる野菜を鍋で煮ると、とても美味しい野菜だったそうです。
これは、調理している人の精神の問題なのではないでしょうか?

ある家の庭に面した座敷から庭を見ていると、真っ赤な彼岸花が咲いていました。
その彼岸花は、夜になっても、それだけが真っ赤に明るく見えていました。
その彼岸花を折り取って家の中に持ち込むと、そのようなことはなかったそうです。
0217名無し百物語
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2023/05/24(水) 22:58:50.73ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

以前、線路を走る少年の幻影の話をしました。同じような鉄道の話を2つ。

何回も汽車に轢かれる人がいたそうです。
田んぼで作業をしていると、その中を貫いて走っている線路のわきに人がいる。男性だったそうです。
その男性は、汽車が来るととびこむのです。
おおあわてで現場に駆けつけると死体はない。
汽車も何もなかったように通り過ぎる。
国鉄に飛び込みがあった旨を伝えても、運転士はそのようなものを見ていないということでした。
気のせいかと思ったのですが、それから何度も同じ人物が同じ場所で汽車に飛び込むようになったそうです。
国鉄に何回も報告しても、そのような事実は無いという返答。
それでも、その飛び込みは目撃される。
農作業をする人たちは、それを恐れて近くでの農作業中は線路の方を見ないようにしたそうです。
じじいが、私を8000円の自動車に乗せてくれて踏切を通る時に、「ほうれ、あそこに出るんよ。」と教えてくれました。怖かった。
高校生になって汽車通学をするようになって、そこは毎日朝夕、通る場所になりました。
そこを通るたびに、その話を思い出したものです。
じじい、余計なことを!

ある鉄道轢死事故に遭遇したとき、その現場で幼い子供が群衆に混じって見物していました。子供にこんなものを見せるとは、親は何をしているんだ!と、じじいは立腹しました。
その幼い子供は、にやにやと笑いながら大人たちの隙間から死体をのぞいていたそうです。
「かわいそうにのう。目の前で父親に死なれて、ちいさい子は頭がおかしゅうなったゆうで。」
0218名無し百物語
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2023/05/25(木) 17:42:31.57ID:WzUHVu2d
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。
夜仕事からかえってきてエレベーターのボタンを押した。
扉が開いた。正面の鏡に、
「ルパン参上!」と書いた紙が貼ってあった。スーパーのチラシのウラである。
けっこう達筆だった。
しゃくにさわったので、下の余白に、「まてーっ ルパン!」と書いておいた
次の日、エレベーターに乗ると、鏡のところに、
「ぜんねんだったな、銭形のとっつぁ〜ん」と書かれた紙が。スーパーのチラシのウラである。
ムカっときたので、下の余白に、「たいへんなのものを見つけてしまったw」と書いた。
次の日、鏡のところに、
「また、つまらぬものをきってしまった」と。
負けられん!と思って、下の余白に、「命乞いをしろ!」と書いた。もう、ルパンではない。
次の日、鏡のところに、
「バルス!」と。
ちくしょう!まけるものか!「40秒でしたくしな!」
次の日、
「見ろ、ひとがゴミのようだw」と。
くそう!「だまれ!小僧!」
次の日、エレベーターの横と玄関の掲示板に、
「最近、エレベータの中で張り紙をして会話をしている人がいます。エレベーターは共用の場所ですので、そのようなことはやめてください。」
よく見ると、その警告の貼り紙の余白に小さく、
「読める!読めるぞ!」と書いてあった。
0219名無し百物語
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2023/05/25(木) 18:08:27.43ID:WzUHVu2d
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。
夜、仕事からかえってくると、エレベーターのなかは真っ暗だった。
さすがに、こんなおそくに使う人はいないか。
ボタンを押すと点滅しながら明かりがついて、扉が開く。
その瞬間、中から、なにか小さなものが飛び出してきて、オレに飛びついてきた。
「うぉっ!」とのけぞるオレ。
そこには、オレの脚にじゃれつく犬が。
よくわからない雑種犬だ。柴犬とコーギーが混じったような感じだ。
無理に引きはがしても、オレのまわりを走り回る。
このまま放ってはおけないので、このシバーギーを連れて部屋に戻った。
腹をすかしていたらしく、飯にかつおぶしをかけてやったら、ガツガツと食べた。
メシ食べ終わると、すぐに眠りやがった。俺の上着の上で。
次の日、休みだったので、こいつをバックパックに入れてドッグフードやトイレ用具なんかを買いに行った。
部屋に置いてはいけない。
返ってきて玄関のメールボックスをチェックすると、一枚の紙きれが入っていた。
「ミサトちゃん(仮名)をかわいがってやってください。毎日、散歩につれていってあげてください。好物は、煮たブタの肝臓です。おねがいします。」と・・・。
おいおい、このマンションはペット禁止だ!
それより、どうして、オレがこの犬を拾ったことを知ったんだ!
どうしようもなくなったオレは、1ヶ月ほどこっそりと飼った。
逃亡を続ける指名手配犯の気持ちが少しわかったような気がした。
よし。どうも、昼間、オレの留守中には吠えないようだ。苦情も来ない。
真夜中の散歩が日課になった。
連休に、ミサトを自宅に連れていって、そこで飼ってもらうことにした。
今は、おふくろが「ジョン」と名付けてかわいがっている。
メスだ!メス!
0220名無し百物語
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2023/06/01(木) 21:26:00.45ID:CfgDFhL/
石じじいの話です。

男の子が、家で古い西洋人形を見つけました。
どこから見つけてきたのかはメモにありません。
それは古いものでした。
その子は、弟が見ている前で、その人形を「解剖」し始めました。
服を脱がせて、胸をドライバーで刺してこじ開けました。わらくずのようなものが出ました。
腹まで裂いてもわらくずが出る。
手足をボキボキと折りちぎりました。手足はボール紙でできていて中に細い木の芯が入っていました。
最後に、彼はカナヅチで人形の頭を叩き割りました。
頭部の半分が長い金髪の髪の毛ごと欠け落ちました。
頭の中は空洞でしたが内側にローマ字が書いてあったそうです。
顔の部分もカナヅチの釘抜きの部分で叩くと、ぼこっと陥没して青い眼球がこぼれ落ちました。
眼球はガラスできちんと作られていたのです。
そのショックで可動式の首の関節がもげて、頭がぽろっととれてしまいました。
人形をばらばらにして満足した男の子は、人形の残骸を庭に穴を掘って埋めました。
数日後、その男の子は汽車に轢かれて、その人形と同じ状態になったそうです。
0221名無し百物語
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2023/06/01(木) 21:40:42.26ID:CfgDFhL/
石じじいの話です。

これは石じじいから聞いた話ではなく、彼の死後ずいぶんたってから、村の住職から聞いた話です。
石じじいや私の家が檀家であった寺の先代の住職は、なかなかおもしろい人でした。
理知的というか合理的というか。
先祖の供養などを強調せず、ましてや水子の供養なども否定していました。
寺の役目は葬儀と法事だけだ、と常々言っていました。
彼が、このような話をしてくれました。
「のう、家のお寺のお墓知っとろう?一番上のお墓が、KKさんのとこよ。」
この寺の墓は、寺の裏山の斜面にありました。
「じゃが、あそこで、お墓は終わりやないんで。あそこから山の上に登る小さな道があろう。」
一番上の墓の横には小さな小道があり、そこからさらに上に登れました。墓全体は林の中にありましたが、そこからは、もう完全に森です。
「そこを、草をかき分けて登ると、もう一つお墓があるんじゃ。その墓が妙なもんでの。おまえ、行ったことあるか?」
私は行ったことがありませんでした。
「そこにはの、草に埋もれてしもうて、だれもお参りせんお墓があるんよ。古いもんなんやろうの。」
[つづく]
0222名無し百物語
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2023/06/01(木) 21:41:13.75ID:CfgDFhL/
>>221
[つづき]
その墓は、以下のようなものだったそうです。
そこの墓石は真っ赤な砂岩でできていました。正六面体に近く、鋭い角はみなきちんと残っていました。
風化して角がまるまっていたり、欠け落ちたりしていませんでした。
どこの檀家のものでもない。
その墓石の4つの側面にも上面にも、細かい文字がびっしりと彫られていました。
しかし、その文字がまったく読めない。
文字は、掘りたてのようにはっきりとしている。もちろん、枯れ葉のかけらや砂がたまってはいるのですが。
この地方では砂岩の地層が山にたくさん露出しており、それを切り出して石垣や墓石に使っていました。
そのような墓石は、すぐに風化してほろぼろになってしまいます。
50年前のものでも、もう石の表面が剥げ落ちてぼろぼろになっていました。
びっしりと彫られた文は、その読めない文字の配列から行が横方向に書かれていたのだろうと推察されました。
しかし、一文字も読めない。
住職は、大学でチベット語を習ったことがあったそうですが、それではない。梵字でもない。漢字でもない。もちろんローマ字でもない。
学校の図書館でしらべてもわからない。キリル文字でもアラビア文字でもない。
インドや東南アジアの文字も調べたが同じものはない。
アムハラ語の文字でもない。
亀甲文字や象形文字さえも調べたそうですが似てない。
強いて言えば、楔形文字に似ていたそうです。
[つづく]
0223名無し百物語
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2023/06/01(木) 21:41:44.45ID:CfgDFhL/
>>222
[つづき]
「どがいな石でできとるんやろう思うてな。XXさん、石じじいの本名、にみてもろうたんよ。」
じじいが言うには、それは、おそらく赤色砂岩というもので、イギリスや欧州大陸地域で見られるかなり古い岩石だろう。
その石は、それほど硬い石ではないので、日本のような湿気の多いところで長年雨にさらされたら、ぼろぼろになるだろう、と。
「石に彫られとる文字が読めんけん、過去帳でしらべることもできんかったんよ。」
どうしようもないので、そのまま放置することにしたそうです。
もし、墓の敷地の拡張が必要になったら改葬しようと。
しかし、村はどんどん過疎化してしまい、墓の敷地が拡張されることはありませんでした。
今では限界集落です。
じじいが、その石に興味を持って、一部をハンマーで欠き取ろうとしていたので、住職はいさめました。
「わしらが読めんような字が書いてある墓石割ったら、がいなバチがあたるかもしれんぞ!」
住職は一応記録に残しておこうと思い、文字が彫られている5面の拓本をとりました。
その拓本は、今でも寺に残されているかもしれません。住職は代がわりしていますが。
この話を聞いた後、私はそこへ行ってみました。
[つづく]
0224名無し百物語
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2023/06/01(木) 21:42:11.59ID:CfgDFhL/
>>223
[つづき]
ありました。草木に埋もれて。
しかし、その墓石の角が大きく割れて欠けていました。
その断面もとてもフレッシュでしたが、面のあちこちに緑色の斑点がポツポツとありました。
墓石の前には、花が入っていない白い陶器の花立が置いてありました。
花立は置かれてから随分年月がたっているように見えました。
じじいが叩き割ったのだろうか?と疑いましたね。
そうかもしれません。
墓石は今でもきれいなままであそこにあるのでしょう。
撤去する必要もありませんからね。
今度、両親の墓参りの時に確認してみたいと思います。
この話は高校生の時に聞き取ったので、かなり詳しく記録されていました。
当時の筆記内容を記憶で補完しました。
0225名無し百物語
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2023/06/02(金) 23:19:07.21ID:soihsF8v
石じじいの話です。

スイカの中に肉が詰まっていることがあったそうです。
孵化に失敗した桃太郎だったのでしょうか?

ノートの端に書きとめてあった意味不明な話です。
0226名無し百物語
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2023/06/03(土) 21:34:12.08ID:YRrdetbS
石じじいの話です。

図工がとても得意な小学生がいました。
その男の子は、絵もうまいし粘土細工なども上手でした。
リアルな作品も抽象的な絵もよく描け、デザインのセンスもあったそうです。
ある夏休みの図工の宿題で、彼は犬の石膏像を作ってきました。
柴犬のような犬のリアルな頭でした。人に愛嬌をふりまているようで、とてもかわいく見えたそうです。
そのできに同級生たちも先生も驚きました。
その作品は金賞をもらって教室に飾られました。
その後、みんなにも見てもらおうと図工教室に展示されました。
みんな、おどろき、またよろこんだそうです。
その作品は長く展示され、ついには、その作者である男の子が卒業しても学校に残されました。
それから、ずいぶん時間がたって、
10年以上もたっていたということです。
その由来も忘れられてホコリをかぶっていた、その石膏像を、美術クラブの女の子が見つけて、それに着色したそうです。
彼女は、絵がとても上手だったので、犬の像は非常にリアルに着色されました。
それはそれで作品として立派なものだったということです。
これは、なおさらカワイイと皆がよろこびました。
そのうち、ある生徒がよく見ようとして、高い棚に置いてあったその像を手にとろうとしました。
しかし、誤って落としてしまいます。
[つづく]
0227名無し百物語
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2023/06/03(土) 21:35:00.58ID:YRrdetbS
>>226
[つづき]
石膏像はバラバラに割れました。
割れた断面を見てみると、石膏の中に骨のようなものがあります。
そこにいた子たちは怖くなって、壊したことを先生に言いました。
クラブの先生は、それを理科の先生に見せて調べてもらいました。
理科の先生が調べたところ、それは犬の頭骨だったそうです。
骨に石膏を塗りつけて固めて、表面を削って形を整えて毛並みなども表現していました。
両方の眼窩には、きれいなビー玉が詰めてあったそうです。
作者の男の子についての情報は残っていましたが、かなり前のことなので今さらどうこう言うこともない。
その理科の先生は、石じじいの科学知識の顧問のような人物でした。
彼がじじいに言うには:
「あれは、中に犬の骨が入っとったけど、まわりは石膏で固めて、それを削って形を作っとったんで。骨は石膏像の芯みたいなもんよ。」
「考えてみんさい。鼻や頬の形や、まぶた、耳の形は骨には残っとらんので。それをあの子は、きれいに削り出して、ほんものみたいに写実的に作ったんぞ。これはなかなかできん。」
「あの子には才能があったんよ。骨なんか中に入れんでも同じようなええもんができたろうのう。」
「もしかしたら、その犬は、あの子にとって大事なもんやったんかもしれん。飼うとった犬やったかもしれん。生きとった時の姿をようおぼえておったんかのう・・・。」

愛するものとの、そのような別れかたもあったのかもしれません。
0228名無し百物語
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2023/06/15(木) 19:48:17.79ID:CYUxJZO+
石じじいの話です。

じじいが北海道へ石探しに行った時、札幌でバラックのような宿泊所に泊まりました。
そのころの札幌は冬季オリンピック開催の前で、小さな、しかしエキゾチックな地方都市だったそうです。
駅の北口にある宿泊所の主人である女性から聞いた話です。

その女性は、戦後に内地から移住してきた人でした。
家族(夫と子供二人)と横浜に住んでいましたが、終戦まぎわに横浜の大空襲にあいました。
夜ではなく昼間に大編隊が襲来したのでおどろいたそうです。
港、つまり海側が最初に爆撃されるだろうと考えたのですが、予想とはちがい山側から爆撃が開始されました。
短時間に焼夷弾が落ちてくるので消火活動の余裕がない。
しかし、「逃げないで火災を消せ」という命令だったので消火活動をこころみたのですが、まったく無力だったそうです。
https://i.imgur.com/nWCzios.jpg
[つづく]
0229名無し百物語
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2023/06/15(木) 19:49:23.33ID:CYUxJZO+
>>228
[つづき]
これはいかん、というので家族で海側に避難を開始しました。
それまで空襲のなかった横浜の街は燃えあとの空き地がなく、家がたてこんでいて通りには多くの人間がひしめきあっていました。
その混雑で、彼女は家族と離ればなれになってしまいました。
このまま海側にいくのは難しいので、他の人々といっしょに近くの丘に避難しました。
丘の上からは、市街にいくつかの炎の竜巻が立ちのぼっているのが見えたそうです。
炎はどんどん丘にも迫ってきました。
これはいかん、というので、さらに山側に逃げました。
爆撃は1時間ほどで終わりました。投下された爆弾はほとんど焼夷弾だったそうです。
家屋がどんどん燃えるので酸欠で呼吸が苦しくなり、それで動けなくなり道端に座り込む人も多かったそうです。
その人たちは焼け死にました。
最初に避難した丘にも火勢が伸長して、そこに残った人々も多くが焼け死んでいたそうです。
家も家族も焼かれてしまって天涯孤独の彼女は、終戦後北海道に渡り宿屋をはじめました。
彼女は醍醐寺真言宗に帰依しており、口寄せのようなこともしていたそうです。
0230名無し百物語
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2023/06/20(火) 16:28:29.24ID:P8Q+2q6H
自分が体験した怖くてよくわからない話して良いですか?
0231名無し百物語
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2023/06/20(火) 16:29:07.89ID:P8Q+2q6H
って、誰もみませんよね
0232サナ
垢版 |
2023/06/20(火) 16:30:49.47ID:P8Q+2q6H
昔の話なのですが
0233名無し百物語
垢版 |
2023/06/22(木) 21:17:01.34ID:77hPniV3
石じじいの話です。

みなさんは、ノツゴというのをご存知ですか?
水木しげるの妖怪本にも出てきますね。
これは、じじいの故郷によく出る妖怪です。
同じ村の出身の私も、子供の頃、山を歩いている時にこれに憑かれたことがあります。
憑かれると手足がしびれて動けなくなります。脚がもつれたりします。
それに強い空腹感をおぼえます。
漁村にも出ることがあり、そのときは、船のろがこげなくなるそうです。
じじいも、「山でノツゴに憑かれて往生したわい」と話してくれたことがあります。
ノツゴは、ボウコの一種で、堕胎の子供の霊だとか;栄養失調で死んだ子供
の霊だとか;死んだ牛馬の霊が祟るのだとか、いろいろな解釈があります。
[つづく]
0234名無し百物語
垢版 |
2023/06/22(木) 21:18:07.03ID:77hPniV3
>>233
[つづき]
土佐では、それは水に関連した神であり、また農業(田畑)を支配する神だとも言われています。
田の神であり、そこで働く人や牛馬の守護神であるとも。
牛馬は田畑での主要な労働力ですからね。
この神は、神社では祀られず、屋敷神のような小さな祠で土居屋敷の敷地内で祀られました。
土居中という地名も、その地方にはあります。御土居の中という意味ですね。
ノツゴに憑かれて動けなくなったときは、青草を手折って供えるとか、草履の乳をつかうとか。
葬儀の時に、棺桶のなかに草履も一緒に入れて埋葬するという風習もありました。
それと関係するのかもしれません。
また、道路の端にある石地蔵や小祠、道祖神に通行人が芝を折ってそなえて通行の安全を祈願するという風習もありますが、それと関係するのかもしれません。
また、田の神は、春の亥の子に降りてきて、十月の亥の日に、仕事を終えて帰っていくという信仰であるイノコ信仰と関連しているのかもしれません。
十月の亥の日のイノコは、私達の田舎でも行われていました。
このようなことをじじいに教わりました。
0235名無し百物語
垢版 |
2023/06/25(日) 15:19:14.27ID:9wMkLVGJ
石じじいの話です。

以前、犬神憑きの家族の話をしました。

じじいの地元でも、犬神憑きはありました。
犬神憑きは昔からあったようで、じじいの故郷に近い、長宗我部氏の土佐でも弾圧が行われたそうです。
犬神を使うと思われる人々を探しだして処刑したのだとか。
犬神憑きなど、その実態も明確ではなく実際には害はなかったにもかかわらず、です。
河原や、時には田んぼでも首切りが行われたそうです。
今でも、「くびきり田」、「きりはら」という地名があります。
なぜ、犬神憑きは忌み嫌われたのでしょうか?
支配者たちが、大陸からの蠱毒の話に影響を受けて犬神憑き筋(ときめつけられている人々)を外法使いであると考えたのかもしれません。
人蠱を使うとか。
支配者である武士たちも、反逆行為(につながる行動)には神経質で弾圧に余念がなかったのでしょう。
それにしても、各部落にみられる犬神憑き筋の数は多すぎますね。
大昔には、半数近くがその筋であるという集落があったそうです。
現在では、そのような風俗(?)はまったく存在しません。
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