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体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
0001名無し百物語垢版2019/11/27(水) 10:46:23.66ID:SROTBdgA
自分が体験した怖い話などを語り合うスレ
作り話の怖い話でもいいから書き込んでくれ。
0005名無し百物語垢版2019/12/08(日) 21:34:52.93ID:IIebi+h3
>>4
どうぞ
0006名無し百物語垢版2019/12/08(日) 23:26:20.72ID:7DsTstt2
右左おばけって知ってる?
人から聞いた話なんで、本当かどうかもわからないし、もしかしたら元ネタあるかもしれないけど。
0007名無し百物語垢版2019/12/09(月) 06:59:21.14ID:casXa8hf
>>6
知らないし、聴いたこともない
浴衣の死装束とかかな?
0009名無し百物語垢版2019/12/09(月) 19:06:13.34ID:nIovgbBU
>>7
いや、そんな難しそうな話じゃないよ。

ある山の中を通っていく国道があるんだけどとにかく道が曲がりくねっていて
ガードレールの下に落っこちる事故が多かったらしい。
特に、夜間、特定の急カーブでの交通事故が絶えなかったんだって。

ある夜、1人の男が事故かなんかで、遅くなって深夜に
仕方なくその山道を通ったらしい。

男は地元の人間なので道には慣れていたから、結構スピード上げてたらしい。
山道を1人で走っていると、ふと耳許で女の声で
「右」
って聞こえたらしい。
男は一瞬どきっとしてスピードを落とし損ねたが、次の右カーブをなんとか
曲がり切ることができた。
疲れからくる幻聴だろうと思い、気にしないようにしたが、しばらく山道を走っていると
また女の声で今度は
「左」
と聞こえてきた。また男はドキッとしたがなんとか無事に左カーブを曲がった。
その後、カーブの手前の度に女の声が次の曲がる方向を教えてくれた。
男は気味が悪くなり、とっとと山道を抜けたくてスピードをどんどん上げた。

そして山道の終わりに差し掛かった時
「左」
と聞こえた。
一瞬、左にハンドルを切ろうとした男だったが、慌てて右にハンドルを切り直した。
タイヤを鳴らしながら、男はスリップ気味の車を必死に立て直した。
車は無事右曲りの急カーブを通過出来た。
山道の最後の急カーブが、右に曲がることを地元民だった男は思い出したのだ。
男がほっとした瞬間今度は男の声でこう聞こえた。
「ちくしょう」

って話が右左お化けの話なんだけど、元ネタとか知っている人いたら教えて。
0010名無し百物語垢版2019/12/09(月) 19:10:22.85ID:nIovgbBU
書き終わってから気づいたけど、このスレ自分が体験した話なんですね
スレ違いすいません
0011名無し百物語垢版2019/12/09(月) 19:58:16.05ID:vRFjg8F6
>>10
作り話も可だからべつに大丈夫だと思うよ。
こういう怖い話聴くとその国道が何号線なのかが気になってしまう私w
0012名無し百物語垢版2019/12/10(火) 21:34:38.02ID:hv1vfYN6
とりあえず書いてみる

とある日の夜に、日中重労働でこき使った体を癒すため風呂に入ったわけです
イスに座って体を洗って、ふと壁を見ると赤い液体が付いていたんですよ
まぁとりあえずその赤い液体に指を入れてみるとひんやりしていてちょっと気持ちよかったです
けれども、だんだんと感触が変化しているのが感じられました。
何かが指を這っているような感触です。気持ち悪くて指を離そうとしても強い力で引っ張られるし、虫に噛まれるような痛みも出てきました。
だんだんとつよくなる痛みに耐えかねて手で湯を掬って赤い液体にかけまくりました。
すると何故かその液体は手からべたっと滑り落ちていき、これを見た私は直ぐに風呂から出て体も拭かずに自分の部屋に入ると液体に入れていた手がさっきよりもっと痛んでいるのがわかりました。
その手を見ると赤・青・紫の斑点が大量にあった。
その後日手袋はめて厚手のジャンバー着たりして風呂に入ると赤い跡がありその壁を引っぺがしてみると
虫と虫の死骸が大量に入っている光景が目に飛び込んできました。

だれか私のこの話をもっと怖く表現してくれ…
0015名無し百物語垢版2019/12/20(金) 19:38:25.18ID:X0nzmW2l
新人の頃、忘年会の隠し芸で人間ポンプをした

飴玉、金魚、500円玉までは順調に成功したんだけど
ハムスターを丸飲みしたらどうしてもはき出せなくて

消化致しました


……大変美味しゅうございました
0017名無し百物語垢版2020/04/17(金) 11:32:40.74ID:CLbOi9oS
俺が聞いた怖い話語っていいかい?
0022名無し百物語垢版2020/07/11(土) 12:05:04.72ID:efBmkxLa
ヒッチハイクに出てくるミッキーマウスマーチを口笛で吹きながらカーボーイハットをかぶってるオッサンキャラとかやっぱり洋画たくさん見たから出てくる発想なのかね?
0023名無し百物語垢版2020/08/11(火) 13:47:44.75ID:3IIA5FYX
見える…
眼鏡を新しくする前まで見えた。黒い虫みたいな影や、人影が色々な所で見える。
好きな人の肩や腰に黒いクモみたいなのが見え、それとないふりで払ってあげてた。
眼鏡のレンズが剥げて来たので眼鏡を新しいのに変えたら、それらは見えなくなった…
そうしたら…好きだった人が実は不倫の真っ只中だったと知らされたのは、彼女が突然
の退職をしてから数日後の事だった…
0024名無し百物語垢版2020/08/12(水) 20:50:46.27ID:4OOH/xNd
信州の渓流釣り師の間にある噂。

とある沢を釣り上がって行くと、川岸に若い女が立っている。
着物とも洋服ともつかないものを着ており、手招きをして誘ってくる。
(洋装だという説もある。ただ必ず白っぽい服を着ているという。)
導かれるままについて行くと、近くの林へ入っていく。
林の中には小さい小屋があり、要はそこで女の相手をするのである。
女は他には何も求めない。
男が帰ろうとしても、引き留めることはない。
0025名無し百物語垢版2020/08/12(水) 20:52:03.49ID:4OOH/xNd
女の現れる場所は決まっており、小屋の場所も分かっているのだが、いつも現れるわけではない。
女が現れないときに小屋があるはずの場所に行っても、何もないそうである。
導かれた男たちは、当然女に色々と質問をする。
名前は?ここでどうやって暮らしている?お前は何者?
女はこう答えている。
0026名無し百物語垢版2020/08/12(水) 20:52:56.01ID:4OOH/xNd
名前は「モガ」。以前は「名前はない」と答えていたらしい。
しかし最近相手をした男から「最上もがに似ている」と言われてそう名乗るようになったらしい。
また、随分前にも「モガ」と言われたことがあったという。
モガの現れる川岸、小屋のある林は林道すら通じていない山の中である。
彼女はここで「川の魚を捕ったり、木の実を採って暮らしている」という。
そしていったい何者なのか、これには答えてくれないという。
0027名無し百物語垢版2020/08/12(水) 20:53:52.62ID:4OOH/xNd
モガの正体については、釣り師の間でも意見が分かれている。
山の中で自殺した女の幽霊
夢か幻覚を見ただけ
いや確かに実在する
狐か狸に化かされた、とも言われている。
とにかく道すら通じていない場所にいる若い女。
会ったことがあるのは信州の一部の渓流釣り師だけ。
その正体は謎である。
0029名無し百物語垢版2020/08/16(日) 14:03:47.70ID:S1REGK0K
怖くないけど
この前、東北地方のある神社に行った日の事だった
その日のうちに4社回る予定だったんで夕方も近くなり少し焦っていた。ふとナビを見ると
予定の神社の分社が近くにあるじゃないか「神様は一緒、こっちにしよう」って事で進路を
取ったんだ
0030名無し百物語垢版2020/08/16(日) 14:08:00.53ID:S1REGK0K
無事に目的の神社に着いた
とても荘厳で重々しい中で参拝し、でおみくじを引いた
その日2度目のおみくじは吉、小吉から1歩進んだ様な感じだった、恵比寿様が入ってた
んだけど、ついうかっりと忘れてしまい残念な事をした
境内にポツンと小さな社があって、杉の落ち葉などがあがってあり可哀想だと思い、手の
届く範囲だけは払って、お参りした
0031名無し百物語垢版2020/08/16(日) 14:17:13.57ID:S1REGK0K
その御社を出てから、何故か道を間違えたんだ
いや本当に。今でも何がなんだか解らないんだよ。ナビに履歴が残っているのにだ
で道路を進めば進む程、見た事ない景色が広がるしナビに見える村の名前は「S沢」
って表記されてあって少し洒落がキキ過ぎてる感じがしたし
でそうこうしてるうちにナビに、神社の表記が出て来たんだよね
あ、、、もうこれ、ここに呼ばれてるなって思ったさ
0032名無し百物語垢版2020/08/16(日) 14:21:17.74ID:S1REGK0K
でも、さっきの神社のおみくじで小銭を使い切ったから…
「どうしようかなあ」とか思ってたら、道を曲がったら都合よくジュースの自販機は出て
来るし…もう覚悟を決めてお参りしたよ
今一番気になってる人と、どうか縁を結ば差せてくれって思いながら…
帰りの道?霧が晴れた様に順調だったわ…一気に4社も回ったから、どっかで何かを拾って
しまったのかも?と思ってるけれど。。。
0033名無し百物語垢版2020/08/22(土) 03:44:21.67ID:wHtjPdfh
お盆も過ぎたことだし吐き出す
あれは自分がまだ小学生のころだった。お盆になると、きゅうりとナスで馬作るだろ?あれに乗ってご先祖様が来るってやつ。ちょうど大好きなじいちゃんが亡くなった年で、俺はじいちゃんにあの世に帰ってほしくなくてナスの牛を隠してバラバラにした。
そしたらさ、その日からずっと家に何かいる。じいちゃんだ!と嬉しく思っていたけど、なんか違う。説明出来ないけれど、じいちゃんの雰囲気じゃないんだ。もっと重々しい何かがずっと俺を見ている。布団にいても、風呂に入っていても。やばいと思った俺は、小遣い握りしめてナスを買ってきて、割り箸を刺して牛を作って供えた。これで帰ってくれるだろうと思っていたが、帰らない。それどころかますます視線が強くなり、金縛りや悪夢を見るようになった。さらに、母が体調を崩し、祖母は転んで骨にヒビが入ってしまった。これはもう自分ではどうしようもないと半泣きで今までの経緯を祖母に話すと、青ざめた顔で怪我した足を引きずりながら俺を寺に連れて行った。そこで俺はお祓い的なことをされたらしいんだが、あまり記憶がない。覚えているのはとにかく苦しかったことと、終わって家に帰るとそこら中に盛り塩があったことぐらい。
今思い返せば、ナスの牛を作らなかったことでじいちゃん以外の霊もあの世に戻れなかったんだろうな。あのお祓い以降は悪夢も金縛りも止み、母も回復した。
お前らもサボらずナスの牛は作った方がいい。少なくともキュウリのウマを作ったら絶対ナスの牛も作れ。
まあ嘘だけど。
0035名無し百物語垢版2020/09/26(土) 21:30:05.58ID:6Tx2fIPH
いんじゃね?
0036Close Lsland垢版2020/09/27(日) 09:46:58.66ID:OZxGq50R
最近、幽体離脱の方法を知って試したんだけど、まぁ案の定無理だった訳ね。ただ、それから1つ不可解な現象と言えるかはまだ謎なんだけど、身体がずっと浮いている感覚のままで、何時になっても治らないまま。ずっと、ふわふわ、ふわふわ〜って。今言える事としたら、幽体離脱方法を面白半分でやらない方がいいってことかな。因みにまだ治ってないんだよね。
0037Close Lsland垢版2020/09/27(日) 09:47:10.95ID:OZxGq50R
ほかんとこでもはなしてるやつだけど
0038Close Lsland垢版2020/09/27(日) 09:47:20.37ID:OZxGq50R
それ以外長くなるから
0039名無し百物語垢版2020/09/27(日) 13:56:20.28ID:uu4EFs0h
昨日、パワースポットで好きな人の事を願掛けしてきた帰りに某道の駅のトイレで
俺の前に1人太り気味のオッサンが入って行ったのは見ているで、大きい方が3つ
のうち2つ埋まってたんで残った1つに入った
で終わったんで俺が出た…
その前に隣りが水を流して出て行ったのは、音で確認出来てるんだけどさあ…
一番最初に入っていた男の人って、じゃあいつ出て行ったんだろう?って
駐車場の車って俺のと、その前に出て行ったのと2台しかないんだぜ!?
トイレに入った時は3台あったのに…さあ?
0040名無し百物語垢版2020/09/27(日) 23:38:48.88ID:C+Cbsmwj
昔々、西伊豆の戸田村に爲蔵という悪ガキがおりました。
ある時、爲蔵は村の大人からこんな話を聞きました。
「大瀬崎の池で魚を採ってはいけない。あそこには魔物が住んでいる。」
そんな話を聞いておとなしくしている爲蔵ではありません。
「魔物なんて居るものか。いや、居るというのなら俺がこの目で正体を見極めてやる。」
早速つりの支度を整えると、爲蔵は大瀬崎に向かいました。

池は大瀬崎の真ん中にありました。周りを海に囲まれているのに真水の池です。
爲蔵は釣りを始めました。魚は簡単に釣れました。誰も釣りをしないので魚はたくさんいるようです。
「どうだ、魚を釣ったぞ。でも魔物なんていないじゃないか。」
爲蔵は大きな声で独り言を言いました。
すると・・・。
0041名無し百物語垢版2020/09/27(日) 23:39:31.48ID:C+Cbsmwj
池の真ん中あたりの水が少し盛り上がったように見えました。
「何だ?」
爲蔵が水面に目を凝らすと、次の瞬間
「ドーーー」
と池の中央から水柱が上がりました。
「わーーー!!!」
肝をつぶした爲蔵は、釣り竿を放り出して逃げ出しました。
村に逃げ帰った爲蔵は、村の大人達に怒られました。
「何てバカなことをしたんだ。でもまあ無事に帰ってきて良かった・・」
それ以来、大瀬の神池で魚を採ったものはいません。
現在でも固く禁じられております。

おしまい
0042名無し百物語垢版2020/10/13(火) 11:44:08.35ID:v4r4zrKD
これは僕が函館に住んでいた時の話なんですけど、ある日バイクで小樽までツーリングに行こうと思ったんです。それで、次の休みに行くことにしたんですね。国道を通ってゆっくり行こうと思ってたので、まず朝早くに家を出てコンビニに寄って腹ごしらえをしてから行くことにしたんです。そうしたら、そのコンビニにたぶんホームレスだと思われるおじいさんがゴミかなんかを漁っていて、「函館みたいなところにもホームレスっているんだなぁ」なんて思いながらその人の横を通りすぎて店に入りました。すれ違う時にチラッと見たんですけど、9月とはいえまだまだ暑い時期に薄汚れた冬用の赤いニット帽に、これまた薄汚れたベージュのロングコート、白髪混じりの長いひげといった風貌でした。
で、これはよく考えたりする事なんですけど、何か他人や世の中にとって良い事をすると自分にも良い事が返ってくる、みたいな。なんかおまじない的なもの。その時もそれを考えてしまったんですよ。
普段ならそんな人に関わろうなんて思わないんですけど、その日は遠出する訳で、なんか良い事しておけば無事に帰って来られるんじゃないかと、事故とかも起きないんじゃないかと。だから、そのおじいさんにおにぎりとお茶を買ってあげたんですよ。おじいさんは一瞬驚いて戸惑ってたんですけど、ありがとうと言って受け取ってくれました。僕も「良い事したなぁ」なんて思って気分良く出発した訳ですよ。
それで、景色を楽しんだり休憩したりでゆっくり走って、4,5時間で小樽に到着しました。それで、運河まで行ってバイクを停めて、少し散歩でもしようかなと思って歩いていると、そこのベンチにホームレスらしきおじいさんがいるんですよ。赤いニット帽と長いひげ。朝会った人かと思って一瞬驚いたんですけど、さすがに違うだろ。似てる人なのかな?どこにでも同じような人っているもんなのかな?なんて思いながら歩いて行くと、そのホームレスのおじいさんが顔を上げて僕の方を見たんです。間違いなく朝のおじいさんでした。びっくりして頭の中が真っ白になって立ち止まってしまったんです。すると、おじいさんは立ち上がりこちらに歩いて来て僕に話しかけて来たんです。
「兄ちゃん、すまねぇけど昼飯もご馳走してくんねぇか?」って。
僕はそのよくわからない状況に恐怖を感じたので、財布から千円札を一枚取り出すと、そのおじいさんに渡してその場から走り去りすぐにバイクに乗って帰りました。
色々考えてみましたが、電車や車を使って小樽まで来たのであれば僕よりも先に到着していても不思議は無いですが、僕はその人に小樽に行くってなんて一言も言ってないんです。しかも、その目的も僕に昼飯をご馳走してもらう為だとしたら意味不明。電車賃を払えるのであればそれで昼飯を食べた方が絶対良いですし。
この出来事がなんだったのかは今でもわかりません。
0043名無し百物語垢版2020/10/13(火) 16:33:03.65ID:KS/2ZsYm
【おとろしぃ?】
ネットで調べるとその神社は最近になって人気が出てきたみたいだった
直接、縁結びとかは関係ないが総合的に運気が上がるって話だったわ
で出先での仕事が思ってたよりも早く終わったので、仕事の帰りに寄ってみる事にしたんだ
が思ってた以上に道が混んでたり、ゆっくり運転する車があったりと…時間がかかったんだ
で迷ったし、やっと神社を見つけたのは夜のとばりが完全に落ちてからだった

ま、普通の神社だろうって事で手水がわりの消毒液を使い手をこすってから山門を通り抜け
ようとしたらば…一瞬で顔のまわりの空気が違ったんだよなあ
山門の上にナニカが居て、それが俺にちょっと待ったをかけている…そんな感じ
頭の中ではこんな感じ…で呼び掛けれられてる気がしたよ
あのぉ、本日の営業時間は終了したんですが、何か御用ですかお客さん?みたいな感じ
その場で手を合わせて逃げるようにして車に乗り込んだね…

ま後日、仕事関わっている女の子にその話をしたら…あの…私の実家そっから車で3分ぐらい
のトコにあるんですけどってね
いや今の所、何も無いよあっちには彼氏が居るし…変な偶然が一番怖かったわ
0044名無し百物語垢版2020/10/16(金) 18:09:16.48ID:dQi5/YP5
オカルトじゃなくて
今日あった実話
目の前で微笑み浮かべてる女の本当の気持ちが解った事と、
そして彼女が確実に不〇してるなあってのが理解出来た事
詳細はツヅク…

(あとこのコピペがすっげー理解出来た)
世間じゃ清楚系女に騙されてる男が多いよね
「俺、清楚系の女が好き!!」って答える男ほど、逆に女性経験が浅いトコもある。
女性なら(誰でも)知っている事だからさ男性諸君はお気をつけあそばせ
0045名無し百物語垢版2020/10/16(金) 18:39:16.87ID:dQi5/YP5
〈社内不倫では一緒に仕事をする機会をあえて増やす〉

彼女のこっちを見てるその大きな目が、その力のある瞳が
何を言ってるんだろう〈コノオジサンハ〉って言ってて悲しかった
このおじさんは私の方に来て、いつも急に話しかけて来てその解らない
事ばかり言ってるくせに〈メイワクー〉
ホントATM価値しかないくせに〈マジカエレー〉
仕事中にウザキモなんだよ
って本音が顔に出て来てた、でもってその可愛らしい顔を見ていたら益々
悲しくなってきた
こっちが軽くいなしても〈…お願いしますね〉としか言わない、上司の
命令こそが…大事って感じだったので、そこで〈もうムリ〉だと思った

彼女には特定の上司がいて、その人の動き見てタイミングを計るってしてる
だろうと思った。
こっちもある司法書士さんの浮気がバレそうになった時の実体験の話をして
その空気の温度を計ってみたら、いや完全に絶対零度…大型の業務用冷凍室
の空気になりました。
しぼり出すように上司の男が
…そうならないように注意しないと、って言った一言が印象に強く残った
怖いね、同じ職場の男(オス)と女(メス)ってば

さて飲む準備でもしないとなあ・・・
0047名無し百物語垢版2020/10/24(土) 06:05:15.39ID:1R58Gb1b
<実話>
意識した事は無かった
実際 これまでの人生で「そういったもの」を見た事があるわけでもなかった
ただ、親族や懇意にしていただいた方が亡くなる前に 虫の知らせ的な事が起こるというのはあった


その夜、外の「複数人のおかしな声」で目が覚めた
部屋は戸建ての2階だが 声の主達は外のやや高い位置の様だ
会話の様だが何語なのかさっぱりわからない、倍速で再生しているみたいに早口というか、混信したラジオの様というか
―ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・・・―
気配の圧が凄い、本能が「カーテンを開けてはいけない」と言っている、背中の毛が逆立つ
やがて、
―ざあああぁぁぁぁぁ・・・・・―
と気配が左から右に動き そのまま会話と共に遠ざかっていった


数年経ったある夜、今度は「おかしな音」で目が覚めた
 ―ぶぉん・・・ぶぉん・・・ぶぉん・・・ぶぉん・・・―
低く、脈動するような音
よくSFでUFOや宇宙船の効果音に使われる様な音がゆっくりと近付いてくる
やがて音は家の真上までやってきた頃、その音の中にかすかに「あの声」が混じっている事に気が付いた
―ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・・・―
「見てはいけない!」そう直感し 音が真上を通過して窓側の上空に抜けた瞬間、確かに「見た」
カーテン越しに黄色い大きな光がゆっくりと遠ざかっていった
―ぶぉん・・・ぶぉん・・・ぶぉん・・・・・・・・・・―
「あの日と今日、どうやら俺はUFOと宇宙人に遭遇したらしい」
そう思っていた
・・・・・あの日までは
                                                     つづく
0048名無し百物語垢版2020/10/24(土) 06:42:58.64ID:1R58Gb1b
<つづき>
先の文章、文法がおかしかったり色々酷いがご容赦願いたい
続きを書く


今年の8月5日夜の事
夜中に外で騒ぐ声に叩き起こされた
若い家族連れ2組の様だ、大人は大人同士で、子供達は子供達で大声で会話しながら靴音を響かせ近付いてくる
枕元のスマホを手に取り時間を確認するときっかり2時だ、「輩かよ、躾がなってねぇなぁ・・・」とウンザリする
その彼等が家の前に差し掛かった時、騒いでいた子供達の一人が
『この家、裏に新しい物置があるんだぜ!』
と叫んだ
―パタパタパタパタ・・・―
子供達の靴音がウチの駐車場を駆け抜けて裏手に回り込んでいく
躾が悪いにもほどがある、ガツンと言わねば!
そう思って飛び起きて、裏を見下ろせる窓をガラリと開け「なにやってん・・・」と怒鳴りかけて固まった
木々のざわめきすらない静寂の中、青白いモノトーンの大人・子供6〜7人が私をじっと見上げていた
―からからから〜・・・ぴしっ、がちゃ―
何も言わず窓を閉じた
明らかにこの世の方々ではなかった、なかったが不思議と恐怖心が湧かない
それどころか「お盆近いからかな」とか妙に冷静に納得してしまってすらいる自分に違和感を感じる
頭が「?」マークで一杯になりながら振り向いて、そこに居る筈のない人物を見て息をのんだ
点けっ放しにしていた豆球のほの暗いオレンジの下、4年前に死んだ父が浴衣を着て笑顔で座っていた

それから15〜20分、こちらの言葉に表情の変化で返すのみの父と話をした
他愛のない内容だったと思う、こっちは元気でやってるよ 的な
それから2人でごろ寝して、顔を見合わせて笑顔を交わしたところで父が消えた
スマホを確認すると2時38分、ほぼリアルな時間が過ぎていた

この出来事から数日経った8月10日、父は 今度は同居の妹の枕元に現れ再び家族を驚かした
0049名無し百物語垢版2020/10/24(土) 07:08:38.66ID:1R58Gb1b
<後日談とか>
13日に迎え火を焚きながら考えた

【ほんとのお盆について】
お盆に死んだ方々がこの世に帰ってくると言うが、その日は13日よりずっと早いのではないか?
実際には5日頃に帰ってきて、10日にはあの世に戻っていくのではないか?
じゃあ、今焚いてるコレは今更なんじゃね?

【件の家族連れの霊】
東日本大震災で被災した地域だが、ウチは内陸部なのでウチも含め近所で犠牲者は出なかった
しかし沿岸部に住んでいた親族・友知人が犠牲になったという方々は大勢いる
そういった犠牲者が友人を訪ねてきたのだろうか?
或いは、好かれる人柄だった父のあの世のお友達か?

【今後このような事がもっとはっきり見えるようになるのか?】
数年前の2件の「おかしな声」「おかしな音と光」が今回の「はっきり見えちゃった」事に繋がるのなら、
俺の霊感が高まってきていると言う事なのではないか?
だとしたら、今後色んなものが見えてしまったりするのではなかろうか?

考えたがイマイチ納得のいく答えが出なかった

あの日以降、十数年崩していた体調が幾分良くなったと感じる
運気も上向いた気がする、職場では万年冷や飯食らいだったが 評価がやや変わった
これからどうなるのだろうか?
怖いような、それでいて少し楽しみだったりする今日この頃
0050名無し百物語垢版2020/10/24(土) 12:39:11.13ID:oBQ4LH24
この板、核込み数は少ないが面白いな。
0051名無し百物語垢版2020/10/26(月) 14:10:06.13ID:2fiNUkkL
情景描写が入ったり文がまとまるとそうとう良い話になる感じがしますね
0052名無し百物語垢版2020/11/01(日) 20:11:37.88ID:D0w6y6F4
49だが、疑問の答えはすぐに出た
体調が戻ってきたので顛末を書く

書き込んだ翌日の10月25日、一足早く父の墓参りをしようという事になった
高台の寺に着くと住職が長靴を洗っている、挨拶を交わして今時珍しいブリキのバケツに水を汲む
柄の木材が痩せてカシメが緩くなった柄杓をバケツに突っ込み、裏山を超えた先の墓に向かう
途中、六地蔵の前を通るが、この地蔵、六体とも首が無い
住職の話では「過去に疫病が流行った際、身代わりに切り落とされたのでは」との事だ
住職だろうか、まだ火を点けて間もない線香が煙をたなびかせている
細長い四角柱に先端が方錐型の軍人墓や 真上に伸びた蔓からぶら下がった烏瓜、
鳥居がある神職一族の墓を眺めながら父の墓に向かう

桜御影の墓石に張られた蜘蛛の巣を払い、水を掛け、供物を捧げて線香をあげる
やれやれ、今月は家族揃って墓参りに来られた と安堵して来た道を引き返す
その道すがら、件の出来事の話になった
「オヤジ1人ならいいがなー、お仲間数人と とか勘弁してほしいわーw」
そう口にして笑った途端、どっと疲れが押し寄せた
―しまった、何かお土産を貰ったぞ―
そう直感したが口には出さず、いきなり重くなった体を極力普通に動かして帰宅して早々に自室に籠った
もちろん部屋ではぐったりですよ

その夜、予想通り丑三つ時にそれは起こった

                                            つづく
0053名無し百物語垢版2020/11/01(日) 21:04:14.45ID:D0w6y6F4
つづき

こういう時は事前にぱっちり目が覚めるものである、嫌な予感に襲われ恐る恐るスマホで時間を確認する
きっかり2:00、既に諦めモードで「今度は何が起こるんですか」と布団の中で身構える

ふいに外のアスファルトに足音が響き渡る
・・・おかしい
いきなり近くから、しかも足音だけから始まった
履物はツッカケ(サンダル)の様だ、少し引き摺り気味に、ざさっ ぺた!ざさっ ぺた!と近付いてくる
20歩ほどだろうか、家の前まで歩いてきた足音がぱたっと止み、「ぱんっ!」という音が響いた
何だ?今の音は?何をした??、そう思った次の瞬間 土砂降りになった
そして気が付いた、
―体が・・・動かない・・・―

雨は降り注ぎ、雨樋から溢れた雨水が直接びちゃびちゃと地面を叩く音がする
どこか普通の雨じゃない、局所的な気がする。そう、「この窓の周りだけで降っている様な」
プレッシャーの塊みたいな雨音にこれはヤバイ!と思った時、
―ジャアアアアアアアァァァァァッッ!!―
通りの向こうから竹箒を引きずる様な音が急速に近付いてきて、そのまま雨音を「掃き出して」いった

ふっと自由になった体を捻って起き上がろうとした所で掃き出された雨音が戻ってきた、再び体が硬直する
―ざああぁっ!ざあああっっ!!―
先程より荒ぶっている様な音だ、プレッシャーも強い
そこに再び竹箒がやってきて再び雨音を掃き出していった
掃き出されていく雨音と共に確かに「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・!!!」という悲鳴を聞いた

暫く呆然としていた
窓の外が少し白んできた頃、新聞配達のカブがやってきた
向かいの家に新聞を投函して去っていくカブ、その走行音は明らかに地面が濡れていない事を語っていた

それ以降 何も起こらないものの体調は今朝まで絶不調だった
回復してきて確信した、自分の霊感は高まってきている
マズイ時にマズイ場所に行くと色々持ち帰るらしい、今後は考えて行動しないと
0054名無し百物語垢版2020/11/06(金) 22:33:08.09ID:nei9JZjb
ある初夏の日、関東の小さな海辺の町での出来事である。
小生その町で生まれ育ったが、就職で都会へ出てしまった。
郷里を離れて久しいが、久しぶりに母校の同窓会があり、出かけて行った。
両親も鬼籍に入り、実家もすでに無いのでその日は会場近くに宿を取っていた。
宿に荷物を置き(といっても着替え程度だが)、一休みしてから同窓会に出かけた。

普段は飲まない方ではあるが懐かしさもあり、その夜はしこたま飲んでしまった。
宿に戻った時は、もう日付が変わろうとしていた。
取り合えず風呂に入ってこようと、着替えを持って廊下に出た。
0055名無し百物語垢版2020/11/06(金) 22:33:59.69ID:nei9JZjb
さて、風呂に入るとそこには若い女がひとり。
湯船の真ん中にぽつんと浸かっていた。
当然驚くところだが、ひどく酔っていたためか
「ああ、人がいるな・・」
と思っただけで、洗い場の椅子に腰を下ろした。

体を流してから、小生も湯船に浸かった。
女はまだ、湯船の真ん中にいた。
「今日は暑かったねえ」
女は小さく
「ええ」
と答えた。
小生が同窓会で久しぶりに帰ってきたことを話すと、女は
「そうですか」
と返してきた。
0056名無し百物語垢版2020/11/06(金) 22:35:50.11ID:nei9JZjb
湯船から上がり、体を洗ってから風呂を出た。
部屋に戻ろうと廊下を歩いていると、少し酔いが覚めてきた。
と同時に、正気に戻った。
・・あの女は一体何だ?
なぜ湯船の中に女がいたのか?
しかし同時にものすごい眠気に襲われた。
部屋にたどり着くと、敷かれていた布団の上に倒れこんだ。

目が覚めたら、すでに明るくなっていた。
朝食は食堂で取ることになっていた。
顔を洗い、浴衣のまま食堂に行った。
ちょうど朝食が始まる時間になっており、何組かの先客がいた。
思わず昨日の若い女を探したが・・当然いない。
ゆっくり食事を取りながら、入ってくる宿泊客を注意深く観察した。
しかし、やはりそれらしい女はいなかった。
0057名無し百物語垢版2020/11/06(金) 22:36:23.69ID:nei9JZjb
この出来事は、今でも心のどこかに引っかかっている。
とはいえ自分なりの結論として、こう考えて納得することにした。

あの日、ひどく酔っていた小生は、間違えて女湯に入った。
そこにいたのは、(若い女に見えたが)子供だった。
男が入ってきたが、どうしていいかわからなかった。
で、男が出ていくまで湯船の中で待っていた。
とまあ、こういうことだったのであろう。

しかし、あんな遅い時間に子供がひとりでいたのだろうか。
いくら酔っていたにしても、女湯に間違えて入って中の女と話すなんてありえない。
とまあ、やっぱり釈然としない部分はあるのだが・・・。
0058名無し百物語垢版2020/11/12(木) 21:08:24.46ID:Gc74+Zw8
>>26
本人じゃね?

妊娠したらしいな。最上もが。
0060名無し百物語垢版2020/12/31(木) 22:09:11.93ID:1RFtrxOU
そんな妖怪いるんか?
0062名無し百物語垢版2021/01/17(日) 11:07:04.15ID:PQYNZECy
イヤン♡
0063名無し百物語垢版2021/02/22(月) 10:59:21.30ID:1OGQ+xce
イタズラ電話の先
そのいたずら電話がかかって来たのが、平日に挟まれた1日だけ休みとなっ
たある祝日の日の夕方であった。
「…〇×さん(社名)ですか」
「はい…そうですが」
「おたくの社員さんが乗ってる車の運転とマナーがなっていなし、横断歩道
でも止まってくれないんで子供たちも怖がってるし」
「会社(営業所)に電話はしても〈担当者は不在だから…〉とか〈それは本
社担当の話なんで〉とか言われるんでネットで調べて本社さんの方に電話し
たんですけど、注意してもらってもいいですか、お願いしますね」
と終始、一方的に捲し立てるような声でその電話が切れた。
丁度、運悪く電話に出たのが引退前の会長職であった事が総務部員Aに取っ
て不幸な事であった。
0064名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:04:29.52ID:1OGQ+xce
怒りの矛先は社長、総務部長を経由し営業所長Bと総務部員Aへと向けられ、
彼は予定を変更してまでC営業所のある県庁所在の地方都市、D市へと向か
う事となった。
その会社のC営業所はD市の中心部からは外れ、俗っぽく言うと下町の様な
込み合った住宅街の外れに零細企業の工業や、個人の自動車屋らなどと並ん
で建っている。
AはBをお供にし挨拶回り用のタオルを持って、C営業所の近辺5,6軒頭
を下げつつ回ったものの、電話をかけてきた女性の言うような〈通りすがり
に窓開けて怒鳴る〉や〈頭のはげた人が唾をはいた〉、〈小学生が手を上げて
るのに止まらない〉など言うトラブルは営業所近辺ではまったく聞いた事も
無かった。

何よりも近所回りを終えた後で営業所員や事務員らに聴取したが、そんな電
話など一つもかかっては来ていなかったのであった。
「まったく…もう迷惑ないたずらだな…」
「会長も年齢(とし)ですから…勘違いじゃ?」
「それもあるかもねえ…」
「…いやいや、頭の下げ過ぎで腰が痛いよ」
とAとBは互いをねぎらう様に愚痴ったものだった。
それから1ヶ月程後に、そのいたずら電話の件は一変したのだった。
0065名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:09:41.10ID:1OGQ+xce
…その時のAは、ある地方信金の年下女性行員から執拗な営業を行為受けて
おり、それで少々悩んでいたのは事実だった。
Aは初めて見た時にタイプだったその女性行員に色々と問題にならない程度
(?)に話かけ、折をみてデートに誘ったりしようかと思案しているうちに
相手からの一方的な勧誘話へとなり、その図々しさに辟易とした。
でくだんの女性とは最近は距離を取っていた。
そして、前年の年末間際の日に電話口に決定的な営業ミスを彼女は起こした
のだった。それでAは彼女の事を危険視する様になったのだった。

…いたずら電話の翌週のある日にその信金の支店長が来社し、こっそりとA
は彼にその営業で起こった事を話し、解決(出入り禁止措置)を依頼した。
…Aからその営業のやり方、やり取りの話の内容を聞いているうちに支店長
の顔色は酷く変わっていった。。。
そう…一歩間違えて…Aが本部にある苦情処理係に電話などし抗議されると
…自分自身のクビが飛ぶ程の失態だったからである。

「…あとの処理はこっち(信金)でやります、申し訳ございませんでした」
と言い、支店長は戻って行った。
Aは知人、友人らにその話をしつつ、相談事をしていた…後輩でありながら
も小さな個人会社を経営している男の下を訪ね、解決の参考になったと礼を
述べながらコーヒーを戴いた、いや自分と彼の分を入れたのだった。
「…でも、その女の子つい昨日見たけど」
「どうよ、しゅんとなって凹んでたか?」
「いいや逆だね、化粧が…んん…前は清楚なお嬢様な感じ、今は色気ってい
うか毒気が増した夜の蝶って感じかな…」
「……それ本当の話かよ」
「嘘だと思うんならば、自分の目で確かめに行けばいいっすよ」
「それが出来ねぁか…とにかく、厭だ。嫌なこった」
「ふっだろうね…」
0066名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:19:19.06ID:1OGQ+xce
彼から聞いたのが車で小一時間程行った、隣の県のE市にあるF寺に縁切り
に行く事だった。
女性行員Gの豹変ぶりに嫌気がさしてたAは藁にもすがる思いで休みの日利
用し、AはF寺に行き、願かけの絵馬に女子行員Gの名前と縁を切りたいと
書いて奉納したのであった…
「…なあ、お礼参りいった方がいいのかな」
「さあ?行ってみればいいんじゃないっすかね」
「じゃあそうするよ…」

その後輩と別れて日から3週間程後の事だった。
彼女Gの水死体が彼女の住む自宅(実家)から南西に10km程行った隣の
市の海水浴場に打ち上げられたのは…
遺書らしき文章が、彼女の家から車で3分程の神社駐車場の車の中に残って
いたスマートフォンの中のメッセージ機能にあった。
その為、彼女の死は自殺と判断された。
…信金側がマスコミなどに手を回しその件は記事にはならなかった様にした。
そして彼女Gの葬儀は密葬で終わらせ、関係者以外はその死すら隠蔽する事
になったのであった。
…遺影を抱き、背中を丸めた父親の姿が涙を誘ったと、後日転勤が決まった
支店長が図らずも当事者となってしまったAに、こっそりと教えてくれた。
0067名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:26:29.35ID:1OGQ+xce
そしてGが、支店長の強引な売り上げUpのアイデアで外回りになった時、
予想通りAは、下心とええかっこしいでGに手柄を立てさせるだとうという
…事も予想…いや視野に入れての…計画であった。


「…あの…」
とAは会社の履歴に残っていたそのクレームの電話へかけていた。
5度ほどコール音がした後で、彼女は電話に出た。
「は、はい。…あのもしかして…間違っていたら、ごめんなさい。あのAさ
んですか?」
「へ、あの…どちらさんですか」
「私・・・Gの母親です。その節はうちの子がご迷惑をお掛けして申し訳ご
ざいませんでした」
「な、なぜ、あんな事をしたんですか」
と問いかけたが答えはなく、相手、Gの母親を名乗る女性はこう続けた。

「…実はあの日おたくの会社にいたずら電話をしたのは私なんです」
「なんですとぉ!」
「…あの子の頼みだったので…」
「どういう事なんですか?」
「あなたを…1日不在にさせる為です」
0068名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:40:01.06ID:1OGQ+xce
Aはその電話の相手の言葉で訳がわからなくなりそうなだった。
「いい加減にしろ!」とやっとふり絞り出して言った。
そしてキーンという音が頭の中で響いてきた、その中にGの声がした様な、
気がした。
その中でGはこう言っていた。
「ねえAさん私の事好き?」
「ねえどうなの?」
「ねえ教えてよ」
が声は一転して変わり、ホラー映画のオバケみたいな声で
「…お前も死ねよ」と言った。

二の句が継げぬ…とはこう言う時に使えばいいのだろうかとAは意外と冷静
になり思った。
気がつくとGの母親となる女性の告白のような独り言はまだ続いていた。
「…あんな変な事が起これば、総務の中でも下の方のあなたが謝罪に行かな
ければならなくなり、一次的に本社にあなたは不在となります」
「それを見越した上で…そうなれば…GでなくHが上司と一緒にあなたの会
社に行き、そして不正経理の疑いがあったと………」
そこまで言った時、突然…電話は切れた。
あとは機械音が鳴るだけだった…。
その後Aは同じ番号に再三掛けなおしたが、その番号には2度とつながる事
は無かった。
0069名無し百物語垢版2021/02/22(月) 11:43:03.61ID:1OGQ+xce
それもそのはずなのである。
Gは昨年の夏から父親と二人暮らしだったのであった。
Gの母親は子宮関係の病気により2年もの間、闘病生活を余儀なくされ、結
果40代後半で、その命を失くしていたのであった。
そして彼女はAの学校の2つ上の憧れのバレー部の先輩でもあった。隣同士
だったバスケットボール部のAは彼女の姿を見て恋心と下心を燃やしていた
のであった。
だから彼女Gを始めて見た時にAは何故かとても懐かしく、そしてとても好
みの女性だと思ったであった事なのだろうか。

そう…図らずもGの自殺によりG家は崩壊し、Gの父は一人っきりになって
しまったのであった。
そしてその後、主犯格のHは知人らといった旅行の途中の高速道路で多重の
衝突事故に巻き込まれてミンチになり亡くなった。
その同じ日にGの父親は、自分と妻とGの家族3人で写った写真を胸に入れ、
自宅の中首を吊ったのであった…。
0070名無し百物語垢版2021/02/24(水) 20:05:08.78ID:ZUPGGXwz
A〜H頭文字乱用人名地名社名混在
まずこういう文章は人に伝わらない

内容もとっ散らかっていて纏まっていない
ストーカーの話かと読み進めれば突然霊界通信
そこから怒濤の家庭崩壊の報告
しかもそれぞれ要点が曖昧にぼやかされているから読者の頭に映像が浮かんでこない

無理矢理死者からの電話という心霊現象的な話に繋げる為に
どうにか外濠を埋めようと土砂をかき集めて放り込んだ感じになってる
まだ設定が緩いから話が固まっていない段階の印象

あった。を多用する癖を意識して何回か書き直していけばいずれちゃんとした怪談話にはなると思うけど
今のようにどの視点からみた話かわからない文のままだと駄目
0071名無し百物語垢版2021/02/25(木) 14:50:22.82ID:QgXS9a0J
>>70
大層な論評をいうならば自分が書けばいいと思う
口だけ星人ならば誰にでも出来ると思う
0074名無し百物語垢版2021/03/01(月) 14:40:27.09ID:IeVdnV60
>>72
つまらないなら、つまらないって書けばいいだけの事だ
別につまらない、もう一度やりなおせでもいいのに論評は自分の
知識を見識をひけらかしたいからだろう
だったらダメなのを手直しして再度載せなおせばいいのに
0075名無し百物語垢版2021/03/03(水) 09:27:53.52ID:g8434Dhu
怖いというか自分的に意味がわからない話
一緒に住んでた祖母が死んだ時のこと、急いで作ってもらった遺影が大不評
家族も親戚もご近所さんもみんな「○○さん(祖母)の顔じゃない」と言い出した
中には騒いでいる人もいたが、作り直す時間もなく、誰これ?状態のまま葬式完了
その後、遺影は作り直されみんなが納得するものになったんだけど、
自分にとっては最初の遺影の顔のほうが祖母なんですが……
後から出来た遺影は別人に見えます
自分だけ見えてるものが変?いまだになんだったのかよくわからない
0076名無し百物語垢版2021/03/04(木) 03:38:38.60ID:sMWOVoey
上半身裸で栗を丸ごと天ぷらしていて
ものすごい勢いで栗が爆発して油が飛び散ったんだ。
腹に火傷を負っちまったが、一年経って火傷の跡が消えた。
こんなに油が熱かったなんて
知らなかった。
0077名無し百物語垢版2021/03/04(木) 03:50:21.10ID:sMWOVoey
>>75
普段から眼鏡とコンタクトレンズと
裸眼の人とでは見え方が
同じ人物像でも明らかに違うと思います。
0078名無し百物語垢版2021/03/05(金) 09:52:45.91ID:505hq9n1
うちの田舎でむかしあった話。
おじいちゃんが死んでお通夜してたら、棺桶から音がしてる。
中を覗き込んだら、おじいちゃんは中で目を見開いてガタガタ震えていたらしい。
そこの家族は相談した結果、死んだということにしてそのまま次の日
告別式をして火葬したらしい。生きてた可能性高い。
0079名無し百物語垢版2021/03/05(金) 15:52:15.32ID:Iiy4LuF+
                  
>>74
いや〜、コレはさすがに俺も>>70>>72の気持ち判るわ。むしろかなり親切なアドバイスやろ?
0080名無し百物語垢版2021/03/05(金) 18:29:50.83ID:l+A8hgK+
>>79
ほんそれ
読み辛い文章をちゃんと全部読んで適切にアドバイスしてるのに
ぶちキレられてるの可哀相
0081名無し百物語垢版2021/03/05(金) 19:02:18.92ID:l+A8hgK+
いい例え思い付いた
赤ペン先生に丸とバツだけつけとけ!黙ってろ!
って言ってる感じ
0082名無し百物語垢版2021/03/09(火) 16:06:24.61ID:jdG5maOh
じゃあ一番最初に自信のある人だけ書け、それでも場合によっては添削するからな
っていう文言あげておけば?
書いて、あげて、つまらないからってばっさり切るって闇討ちで卑怯すぎるわ
0084名無し百物語垢版2021/03/21(日) 06:11:27.65ID:6dCRlkfr
枕営業をしたからって絶対に売れるとは限りません
枕営業するにも、きちんと相手を見定めてからじゃないと単にヤッて終わりなんてことになりかねません
枕営業も簡単ではないということ
0085名無し百物語垢版2021/03/26(金) 17:47:10.88ID:rXu0/v8C
抱かれて上に行こうとする女がいる限り
男女平等なんてなるわけないのよね
0088名無し百物語垢版2021/04/12(月) 14:03:45.08ID:C/JWgu/m
マリエの島田紳助の話がタイムリー過ぎて草
0089名無し百物語垢版2021/04/18(日) 14:40:20.98ID:9VVTjcnv
ヤリナヨヤリナヨが
メディアで報道されないのが怖すぎる
0090名無し百物語垢版2021/05/07(金) 01:55:00.71ID:FNWud1e2
全く怖い
0091名無し百物語垢版2021/05/12(水) 02:32:08.49ID:U1WtH1I2
夜中に寝てるとドカンてすごい音がしてビックリして起きたら
部屋の床に巨大チンポが突き刺さってた。先が天井につきそうな位置で
どっから来たんだこれ、バカじゃないのかって思って寝直したら
朝には無くなってた。

子供の頃って脳がまだ未発達だから色々変なものが見えるんだろな
0092名無し百物語垢版2021/05/12(水) 06:35:00.68ID:xDHglfBP?2BP(0)

気持悪い体験話します。

半年くらい前の話です。
いつもと同じようにパソコンでゲームしてたんですよ
そんでそのゲームが謎解き系なもんでメモ帳とボールペンを近くにおいてたんですよ。
謎解きゲーだけだと寂しいからタブレットにイヤホンさして音楽聞きながら
ゲームしてたんですよ。
そしたら上の階(集合住宅)から赤ちゃんの泣き声がし始めて…んであまりにも長く泣くもんだから
警察に通報しようかなと思ってスマホ取ったらさ。気づいたんよ。
俺イヤホンつけてるじゃん?
ってなって怖くなったもんだからPCを消してすぐにベッドに行ったのね…(すぐ後ろにある)
んで次の日は普通に学校から帰ってきてゲームを始めたのね。
そしたらさ明らかにボールペンの場所が変で…
そのボールペンあった場所が部屋の床のど真ん中にあって…
メモ帳もそのボールペンの下にあったのよ…
気持ち悪くって真っ先に家を出たぁ…
はずなんだけどそこから覚えてなくて。
気が付いたら玄関で寝てた…約3時間後
0094名無し百物語垢版2021/05/21(金) 18:58:33.37ID:ZDhE5ERV
夜になると幽霊みたいなのが出るという友人のアパートに行った
6畳和室から白い死に装束からドレス着た外国人女などいろいろ出てきて台所で消える
酔いがいっぺんに醒めた。友人は平気な様子だったが、出てきた小人と目が合っとかで
引っ越した。
0095名無し百物語垢版2021/06/07(月) 17:12:29.12ID:Z3/OItby
...自分の事は棚に上げて文句言う人
先日も経験したけどね、言いつけるだけの人こそもっともクズだし
それを指導だとかで思っている人らもそうだし
0096名無し百物語垢版2021/06/08(火) 14:40:20.86ID:NjbsqhDF
1だ。
みんなの投稿見てて思ったんだが、パラレルワールド系の話少ない気がするのは気のせいか?
ちょっと興味あるんでなんか体験した人いればじゃんじゃん書き込んでくれ。
0097名無し百物語垢版2021/06/23(水) 08:46:16.46ID:BG6wn0tm
温泉旅館のスイートに泊まったとき 窓開けたら眼下に女露天風呂が丸見えだった
入浴中の女と目が合うと大変なことになるので窓を開けられなくなった
怪談決して開けてはいけない窓 実話
0098名無し百物語垢版2021/06/28(月) 13:39:20.98ID:MLf9LG+J
浜辺に立って沖を見ていたら 山々がうっすらと見えたのよ
何だろうと凝視した途端 見知らぬ山の麓にいて
亡き母が座ってた 周囲にも見知った亡人たちがいて楽しそう
母はここはお前の知らないところで言葉も違うという
時が来ればお前も来られるという……気がついたら浜に戻っていたのよ
体に赤土が付いてたんで大学で分析して貰おうと持って行った
0099名無し百物語垢版2021/07/04(日) 22:40:33.18ID:sVk9awIx
幽霊じゃないけど
一階に住んでて夏場は寝るまで窓開けてんだけど
夜中に寝ようと窓閉めようと外見たら暗闇に近所のメンヘラが立ってこっちを見てた
背筋が凍った
0100名無し百物語垢版2021/07/07(水) 16:50:48.09ID:55iw9L8V
外便所の引き戸開けたら見知らぬ男がしゃがんでた
怖かったよ〜
0101名無し百物語垢版2021/07/08(木) 07:50:38.78ID:URF+lIjw
深い山で一番怖いのは街にいるような普通の格好した女に出会うことだと
ひい爺さんが言ってた
0102名無し百物語垢版2021/07/10(土) 03:32:09.55ID:kGZIxTR/
高校生の頃、運動部に所属していた関係で夜にランニングをするのが日課だった。
当時自分が住んでいたところは田舎で街灯もほとんどなく、BGMは虫と蛙の合唱だったくらいだ。

ある日、いつものようにランニングをしていると人影が見えた。
前に誰かいるなぁ〜ぐらいに思っていたが、気にせずそのまま近づいてみると、それは女子高生だった。それも全身びしゃびしゃで下駄を履いていた。(どこの高校かまでは判別できず)

顔を伏せて歩き方おぼつかない感じなので、不気味だなぁ〜と思っていたら、その子がこちらに顔を向けようとした。

その瞬間、何故かやばいと思い、それまでのランニングコースを引き返して自宅へ向かった。
50mほど離れてから後ろを見ると、その子はそこから一歩も動いておらず、身体を完全にこちらに向けていた。

それにさらにビビって、全力疾走で帰宅。

今思い返すと、幽霊というより何かあった子なのかなとかも思うけど、暗闇にびしょ濡れで下駄履いてる女子高生とか異次元すぎて怖かった思い出。そもそも制服を着ていただけで女子高生かどうかも今となっては不明です…。
0104名無し百物語垢版2021/07/13(火) 13:29:05.76ID:07Ow51lQ
大正時代の終わり頃 深山で休んでいたら隣にマタギが座った
そいつは一つ目男でこんな奥まで人が来るのは珍しいと言っていろいろ話した
ひい爺さんの話だが話の内容を忘れてしまった残念
0105名無し百物語垢版2021/07/21(水) 05:36:03.00ID:Z5uCzoeV
>>96
夢の中でパラレルワールドについて説明をされたことならある
0106名無し百物語垢版2021/07/21(水) 07:45:50.79ID:9rs3Ij1i
広尾の街に年6回全商品が入れ替わる店がある
梅雨時は傘だけ販売 その時期パラソルワールドと地元では呼んでいる。
0107名無し百物語垢版2021/07/27(火) 08:34:06.97ID:sHdApSjS
ボールを林に打ち込んで取りに入った
拾おうと手を伸ばしたらもう一つ手が出てきた
顔を上げたら自分そっくりというより自分そのものだった相手も驚いた顔をしてた
錯覚だと思っていたがいやに生々しい体験だった これ本当の事です
0108名無し百物語垢版2021/07/27(火) 19:57:57.33ID:GukdBgly
「新耳袋」「九十九怪談」
わりと遠野物語、今昔物語風に淡々と話が進んでいくので面白かった
このような実話系で似たような作品誰か教えてください
0110名無し百物語垢版2021/08/04(水) 22:16:17.25ID:FJN46ttr
じいちゃんから聞いた話していいですか?(あんまり覚えてないから付け加えたりしてある)
0111名無し百物語垢版2021/08/04(水) 22:22:56.93ID:PylPHnsd
>>70
誰も求めてない上から目線系評論家定期
0113名無し百物語垢版2021/08/10(火) 01:50:50.55ID:6Az+Ebj3
幽霊が出てくるわけじゃないけど実話です。

もう30年ぐらい前の話し。
船橋市内のとあるラブホに当時付き合っていた彼女と行った。そのラブホはもう何回も使用している。
部屋に入り電気を消した。若いからとりあえずやる事やって布団に入りしばらくすると「あれ、この部屋何か怖いな」と急に思い始めた。
今までラブホを使ってそんな気持ちになった事なんて無いのに、、、すると怖いという気持ちがどんどん強まり、隠れるように布団を目の位置まで引き上げた。
すると隣にいる彼女が急に

「ねぇ、、、この部屋、、怖くない? 」
0114名無し百物語垢版2021/08/10(火) 02:07:25.44ID:6Az+Ebj3
その言葉を聞いて愕然とした。俺と同じように感じてたのか!

「お、おれもそう思ってた、、、」

天井を見ていた彼女が首を横に向け俺と目があった。突然彼女が叫び出し、俺もつられて叫んだ。恐怖を紛らすように。
「あぁーー、あぁーー」叫びながら部屋の電気をつけ、叫びながらすぐに着替えて部屋を出た。
帰りの車で「もうあのホテルを使うのはやめよう」と話した。特に何か出たわけじゃないが。

しかし時が過ぎ、喉元過ぎれば、、、でまたそのホテルを利用した。多分、他のホテルが空いてなかったのか、、、
部屋はこの間とは別だった。入ってすぐ明かりは灯したままで服を脱ごうとした瞬間、バァーンと大きな音を立てて観音開きの大きな窓が外に向けて開いた。窓を隠すように閉められていたカーテンが外に向けて棚引いていた。

2人は無言で顔を見合せ
「で、出よう!」

それ以来、そのラブホを使う事はなかった。
0115名無し百物語垢版2021/08/10(火) 02:14:33.47ID:6Az+Ebj3
そのラブホ、、、よもやま話し

そのラブホは当時○○○○○という名前で日本から離れた遠い異国の地の名前が付けられたました。
そして、スタンプカードがいっぱいにたまると、抽選でその国にご招待!と部屋案内に書かれていた。

本当に行った人、いるのかなぁ、、、
0116名無し百物語垢版2021/08/10(火) 03:07:43.34ID:6Az+Ebj3
眠れないから、もうひとつ!
これは35年ぐらい前の話しで実話です。

当時バンドをやっていて都内でライブをした帰りの話し。夏の夜でした。
地元船橋まで帰ってきて駅近くのロイヤルホストでみんなで食事をしてました。その時のキーボードを弾いてくれたのは音大のお嬢さんで松戸に住んでいました。時間も遅いから車で送って行くとロイホを出たのが夜中の1時。それまでは晴れていたのに途中から大雨に。バケツをひっくり返したとはまさにあの事でワイパーを最大に動かしても前方が見えにくい状況でした。
お嬢さんの道案内で松戸近辺まで来たのがちょうど2時ぐらい。
その時、こんな土砂降りの中を雨ガッパを来た10人ぐらいの小学生が歩いているのを見かけました。その横を車はさぁーと抜けて後部座席にいた自分は不思議な気持ちでその小学生の団体を目で追いました。

いまだに思います。
あれは何だったのだろう、、、何であんな夜中、しかも土砂降りの中歩いていたのだろう、何故傘じゃなくて雨ガッパだったのだろう。
もしかしたら雨ガッパじゃなくて防空頭巾であの子達は昔の空襲で被害にあった幽霊??東京大空襲はあったけど松戸まで被害があったのだろうか?歴史に詳しいわけじゃないから解りません。

もしかしたら自分の錯覚だったのかもと思う事もあります。
先日、その時のギタリストと飲んでる時にふと思うだし聞いて見ました。
するとその男も覚えていると。しかし男が言うには先頭に大人の男がいたと言ってました。
保護者がいるのにあんな土砂降りの中、しかも夜中の2時に引率して外に出るものなのだろうか?

いまだに分からない不思議な体験でした。
0117名無し百物語垢版2021/08/17(火) 22:57:45.25ID:XZo6mReR
大昔、一ツ橋系の編プロ業務を下請けして金稼いで自社出版物だしてる零細出版社で働いてた時、当時の漫画家さんはネームとかでゲラ校正とかで使うんでファックスは必須だった
とある漫画家さんの単行本を担当した時、「あ、その先生、ファックス無いからね」と言われた
怪訝な顔をすると先輩が「作り話で実はファックス嫌いなだけなのかもしれないけどね」と話してくれたのが、以下の話

 その漫画家の家には元々はファックスがあった
 今で言えばネット環境みたいなもん、なけりゃ仕事に差し障る
 最初はなんにも変わったことは無かったんだけど、ある頃から深夜になるとファックスが届く様になった
 最初の頃はとにかく真っ黒なもの
「イタズラにしちゃ酷いよね」とか言いながらも気にしなかったそうだ、連載抱えて忙しかったそうだし

 その内、単に真っ黒じゃなく、不規則に縦に線が入っているのに手伝いに来てたアシさんが気付いたそうだ
「頭がおかしい人が送ってきたのかね」
「ボールペンかなんかで線引いて塗りつぶしたみたい」
「紙もタダじゃないんだから止めて欲しいよね」

 不定期ながらもそれなりの頻度でファックスは続いていたそうだ
 やがて、真っ黒だったファックスに少し変化が見える様になった
 一部、白い隙間が入る様になったのだ

 そして原稿が修羅場に入り、2〜3日、ファックスは放置された
「まーた来てたんだ」と吐き出されファックスの紙を見ていたアシの一人が突然「うわぁ〜!」と叫んで紙を放り出し、震え始めた

 日数経過と共に増えてた白い隙間
 最新のファックスにはその隙間に見間違えがあり得ないほどくっきりと、見開いた人の目玉がうつっていたのだという

 つまりは連日の真っ黒いファックス、後ろを向いて髪しかうつっていなかった頭部が徐々に前を向いてくる過程だったのだろう

ひっくり返した缶コーヒーで仕上がったばかりで原稿が汚れて再度修羅場突入で、その場の変な雰囲気は消えたが、その夜、また目玉のうつったファックスが届き、漫画家は電話線を引っこ抜き、ファックスを捨て、それ以降、ファックスには一切触れなくなったのだという話
 
0118名無し百物語垢版2021/08/20(金) 09:17:40.16ID:M5fa39Vv
仕事でホテルに泊まることが多かった
一番迷惑したのはドアを開けて部屋の様子を見に来る男 
ドアは施錠してある うんざりしてあんた死んでるよと言ったら
俺を見て はっとしたような顔になって翌日から来なくなった 実話
0119ポテト垢版2021/08/23(月) 10:58:13.30ID:ooA8RzVz
見てるかわからんけど書くわ短いと思う。

わいが産まれる前の話、わいの姉が赤ちゃんの頃母と父と姉とで旅行してて、ホテルで泊まった時の話
母は姉の面倒で疲れて寝てて父が姉の面倒任されて
姉が夜泣きしたんよ、そして父があやしてる時オムツも濡れてなかったしご飯もあげたから暑いのかなーと思ったらしく、ホテルのロビーに行ったら水色っぽいワンピースに帽子被ったショートカット?の人っぽいのが居て、父は不思議に思いながらも「こんにちは」って喋ったらしい。
振り返ってもその人?は普通で「こんにちは」って返されたらしいけど父は何かモヤモヤするらしく姉が泣き止んだので部屋に帰る。
そして数分後、ドアが激しくノックされてるのに父母気づく。
そして怖いからほっとこう。って事になってほっといたら居なくなった。
て話、聞いたのだいぶ前だから詳しくわ知らんし嘘かホントかもんからん。それにドアノックしたのがあの人とは限らんし。
0120ポテト垢版2021/08/23(月) 11:01:33.03ID:ooA8RzVz
見てるかわからんけど書くわ短いと思う。

わいが産まれる前の話、わいの姉が赤ちゃんの頃母と父と姉とで旅行してて、ホテルで泊まった時の話
母は姉の面倒で疲れて寝てて父が姉の面倒任されて
姉が夜泣きしたんよ、そして父があやしてる時オムツも濡れてなかったしご飯もあげたから暑いのかなーと思ったらしく、ホテルのロビーに行ったら水色っぽいワンピースに帽子被ったショートカット?の人っぽいのが居て、父は不思議に思いながらも「こんにちは」って喋ったらしい。
振り返ってもその人?は普通で「こんにちは」って返されたらしいけど父は何かモヤモヤするらしく姉が泣き止んだので部屋に帰る。
そして数分後、ドアが激しくノックされてるのに父母気づく。
そして怖いからほっとこう。って事になってほっといたら居なくなった。
て話、聞いたのだいぶ前だから詳しくわ知らんし嘘かホントかもんからん。それにドアノックしたのがあの人とは限らんし。
0121ポテト垢版2021/08/23(月) 19:33:16.53ID:ooA8RzVz
見てるかわからんけど書くわ短いと思う。

わいが産まれる前の話、わいの姉が赤ちゃんの頃母と父と姉とで旅行してて、ホテルで泊まった時の話
母は姉の面倒で疲れて寝てて父が姉の面倒任されて
姉が夜泣きしたんよ、そして父があやしてる時オムツも濡れてなかったしご飯もあげたから暑いのかなーと思ったらしく、ホテルのロビーに行ったら水色っぽいワンピースに帽子被ったショートカット?の人っぽいのが居て、父は不思議に思いながらも「こんにちは」って喋ったらしい。
振り返ってもその人?は普通で「こんにちは」って返されたらしいけど父は何かモヤモヤするらしく姉が泣き止んだので部屋に帰る。
そして数分後、ドアが激しくノックされてるのに父母気づく。
そして怖いからほっとこう。って事になってほっといたら居なくなった。
て話、聞いたのだいぶ前だから詳しくわ知らんし嘘かホントかもんからん。それにドアノックしたのがあの人とは限らんし。
0122名無し百物語垢版2021/08/23(月) 21:11:24.40ID:chYzUgsf
自分は前の家で家族みんなで寝ようとしたら(みんなあたまのむきが同じ)自分の足を誰かに
引っ張られて父に聞くも「俺ちゃうで」といわれいまだにわかっていない。
0123名無し百物語垢版2021/08/23(月) 21:12:23.67ID:chYzUgsf
自分は前の家で家族みんなで寝ようとしたら(みんなあたまのむきが同じ)自分の足を誰かに
引っ張られて父に聞くも「俺ちゃうで」といわれいまだにわかっていない。
0126名無し百物語垢版2021/08/26(木) 13:10:31.63ID:+mJN68PL
実家の台所に何かいる
ほんとに稀なんだけどうなり声とか、声楽家の発声のロングトーンみたいなのが聞こえたりする
姿は無く音しか聞こえないけど明らかに家族のものじゃない
実害ないし恐怖を感じたことはないけど気にはなる
特に自分が声楽やってたものだから謎のいい声が突然台所から聞こえてきた時は困惑した
0127たうろす垢版2021/08/26(木) 15:19:12.48ID:TjLFtCUJ
10匹のカラスがいた。そして今日殺人事件が起きた。カラスが9匹になった。殺人事件が8回起きた。カラスが1匹になったそしてテロが起きた。カラスが‐98匹になった。そして絶滅した。作り話 風呂に入った。お湯が冷たかった。視線を感じた。「幽霊?」といったところマジックミラーから薄っすらママがいた。あれ?目線はこっちじゃなかったような?体験             
0128名無し百物語垢版2021/09/01(水) 16:04:20.13ID:t4EQP61i
どこに書き込んだらいいかわからないのでここに書きます
自分が体験したことですがオチはないです、ごめんなさい

自分のマンションのエレベーターに一人で乗っていると、押していないのにボタンが押されることがたまにあります
私は今まで3つのマンションに住んだことがあるのですがどのマンションでも同じことが起こります
押されるボタンは毎回バラバラで、私が降りるより先にボタンの階に着くこともありますが普通にドアが開く以外には何もありません

私の身にも特に変なことは起こっていないのでそのままにしていますが気になっています
0129名無し百物語垢版2021/09/02(木) 14:49:20.57ID:goV5uuOw
>>76
石川五右衛門の釜茹で刑は油なんだよね
五右衛門の素揚げ
>>78
仮死状態で埋葬は医学が進んでない時代には世界でわりとよくあった話だと聞くね
0130名無し百物語垢版2021/09/02(木) 21:37:10.00ID:J1PrKfFH
深夜
夢の中で顔めがけて大きめの虫が飛んできた。
何を思ったか「顔に付くぐらいなら」と、飛び迫る虫をパクリと口で捕獲した
口入れたままどうすることもできず、中でひたすら暴れるため、しょうがなく噛み潰した
パキパキと音を立てて潰れる虫と、口に広がる青臭い酸味が印象的だった。

やたらキモい夢を見たなと思い、洗面所でうがいをした
水を吐き出すと、小豆の欠片みたいなのがいくらか混じっていた
0131名無し百物語垢版2021/09/05(日) 10:38:33.53ID:437HslIh
Voicyのパーソナリティが1000名を突破 -芸能人や専門家、ワーキングマザー、
歌手、芸人まで集まる総合音声プラットフォームに-

音声プラットフォームVoicyは、2021年8月時点でパーソナリティが1,000名を突破しました。審査制に
より2%~5%の通過率の中、音声配信への注目度の高まりと共に、多くの方に審査応募いただき、
2020年8月から1年間でパーソナリティ数は2.54倍となっています。


音声プラットフォーム「Voicy」でリスナーから音声配信者への直接課金が月間1000万円を突破

音声配信プラットフォーム「Voicy」(ボイシー。Android版・iOS版)を提供するVoicyは8月24日、
リスナーから音声配信者(パーソナリティー)への直接課金が、月間1000万円を突破(2021年8月時点)
したことを発表した。
0133名無し百物語垢版2021/09/08(水) 09:50:11.58ID:zKtb2hC6
夢の中に知らんばあさんが出てきてなんかぶつぶつ言ってる。俺金縛りで動けん。
めっちゃ怖かったけど、「お化けはキレると逃げてく」ってテレビかなんかでやってたの思い出してばあさんに向かってひたすらバカ!とかボケ!どっか行け!とか言いまくった。けどばあさん相変わらずぶつぶつ言ってるしなんかにやけだすしで俺イラっときてぶん殴ろうと思ったら体が自由になってばあさんを思いっきり殴って目が覚めた。
殴るとき、それまで暗い部屋みたいな場面だったのがいきなり漫画のワンシーンみたいに効果線とかでてきて勢いが凄くておもろかったな。

全然怖くなくてすまん
0135名無し百物語垢版2021/09/09(木) 11:28:46.27ID:jQpyLxjD
>>130
睡眠時にゴキブリが耳の穴に入り込んだりすることはまれによくある
でも鼻の穴や口の中は呼吸があるためなかなか浸入しづらい
蜘蛛が口の中に入り込むことはまれによくある
0136名無し百物語垢版2021/09/26(日) 19:55:08.05ID:9UXIoVmQ
求人を探す前にスターグループHPを見てください
0138名無し百物語垢版2022/03/24(木) 03:40:50.96ID:JTPUEEoM
 よく見る夢の話

 誰かが、俺を殺しに来るんだ
俺は、いつか知らない人に殺されると思う。
0139名無し百物語垢版2022/04/29(金) 22:21:39.85ID:0TVul9Xr
古い日本人形を売りたがってる奴から買わない様にね、特に東北
父親の実家から消えた奴かもしれん
蔵にあった人形なんだけど、中身入ってるっぽいからねぇ
埃積もったガラスケースの中に入ってたけど、見る度に向きが変わってたし
服とかは経年劣化してるのに、髪だけ艶々してんの
東日本震災のドサクサで盗まれたっぽい
0140名無しさん( &#710;Ο&#710; )moi.垢版2022/05/08(日) 03:40:14.62ID:bvCFXJ2d
みんなって山ってどう思う?これは違う人が体験した怖い話らしい。みんなアガリビトって知ってる?山って妙に開放的になるよね。自然に囲まれてるからか。人の手が加えられてる山、缶とかゴミとか落ちてるところならまだしも、人の手が加えられていない山とかでは、開放的になりすぎて、人としてのタガがはずれて、戻っちゃうんだって。野生に。人が野生に戻ると、人としての常識を捨てて生きなきゃいけないんだよね。そういう人をアガリビトと言うんだ。アガリビトを検索してみな。これ以上は話すのが怖い時間的にも。朝の3時だからね。
0141チキン垢版2022/05/08(日) 04:26:59.12ID:bvCFXJ2d
ぼくが釣りをしていた日、9歳だったかな?その頃、気温が高く、ミンミンゼミがうるさく泣いていた日でね。いつも釣れるはずのアユがあまり取れず、調子の悪い日だった。その時は日もくれ始め、だんだん暗くなってきたので帰ろうと思った。そしたら後ろから、バシャッと音がしたんだ。ぼくにもわかった。魚が動いた時に出た水しぶきじゃない、大きい生物?が水から這い上がってきたような。クマだったら洒落にならない。僕は焦って、無我夢中で走った。クマだったら走っちゃダメなのに。急いで逃げてきて、家に帰ると異様な長さの髪の毛が僕の体にまとわりついていたんだ。そうすると、僕のおじが驚いた顔をして「お前!あの森に入ったな!?」と言うんだ。おじは僕の首元を直ぐに見てきた。でもそのうち溜息をつき、おじは安心した様子で、「続く」
0142名無しさん( &#710;Ο&#710; )moi.垢版2022/05/08(日) 04:29:52.10ID:bvCFXJ2d
「あぁ、良かった。魅入られてはなかった良かった。」とあんしんしきった様子でいた。訳が分からない僕はおじにあの森に…なんかあるの?と言うとおじはゆっくりと喋りだした。「あの森はな、昔魚を取ってたお菊と言う女性がいたんじゃ。そのお菊はとても可哀想な環境で育ってきた。お菊はあまり魚を取れない。そんなお菊を悪く思った親は、魚が取れないのなら滅多に食えない肉を取って来いと言ったんじゃ。そしたらお菊が、魚は取れてもうさぎなどの肉は取れません。そうしたら親はじゃあ「取れるまで帰ってくるな!そうすれば血眼になって狩りに出られるだろう!」とな。ナイフひとつ持たされほっぽり出されたお菊はどうしても肉が狩れないので、自分の肉を削ぐことにしたそうじゃ。。(続く)
0143名無しさん( &#710;Ο&#710; )moi.垢版2022/05/08(日) 04:30:07.22ID:bvCFXJ2d
まずは着物で見えない太ももから。その自分の肉を親に渡すと親は娘にはわけず、自分たちで食ってしまった。それからもまた娘をほっぽり出してまた出して。太ももの削ぐところがなくなったらふくらはぎと削いでいった。やがて自分の足の肉が少なくなり、それでも少ない自分の肉を親に肉を渡すと、「これしか持ってこれんのか!」と蹴飛ばされてしまった。そして親は削がれた足を見て「お前…!」と親は自分の食った肉の正体がわかり、吐いてしまった。それでも親は、お菊の肉が美味かったので、お菊を殺して食べてしまった。そしてその骨は川に捨てたそうじゃ。お菊は死んで霊体になっても、自分の肉を削ぐことが出来なくなってしまったお菊は親に肉を渡すために今でも釣りをしてる人(釣りしてる人は年齢問わないらしい。)や抵抗することの無い11歳以下子供のの肉を削いでいるらしい。とおじが言った。首に刃物の後がついてたら、お前を必ず仕留める。という意味なのだそう。。お願いだからあの森にはもう入らんでくれ。と言われた。今でも思い出すとゾッとする。これが僕の13歳の経験です。信じるか信じないかはあなた次第です。
0145名無し百物語垢版2022/05/25(水) 19:18:02.02ID:Oi1F8nHr
3日くらい前の実体験
私にはイマジナリードックって癒しがある。
実際に昔は犬を飼ってたことがあったんだけど、今はもう体調とか時間の問題で動物を飼えなくってね。
でも一度動物を飼ったことがある人は分かると思うんだけど、いなくなるとめっちゃ寂しいんだわ。
だからそれの穴埋めってのも含めて犬。
イマジナリードックが何をするかっていえば、何もしない。
本物の犬なら色々な世話がいるし、そこが可愛いともいえるけど…こっちは社会人なので都合のいい時にイマジナリードックを召喚する。
例えばすごい暇な日に日向で寝っ転がっているイマジナリードックを召喚して寝顔を見てかわい〜ってするとか、
仕事がだるい時に足元で伏せしてるイマジナリードックのハッハッて息遣いとか毛が当たってフワァ…を想像するとか。
最近運動不足だな〜って時には「散歩行くかぁ!」ってイマジナリードックと散歩したりね。
ちなみに犬種は定まってない。その時一番都合のいい犬種をイメージして愛でてる。
それを…大体10年くらい?はしてる。
といってもイマジナリーなので都合が悪く(電話出たり、旅行行ったり)なったらフッと消えるし、常に頭の隅にいるって事はないからキチとは思ってなかった。
精神異常の診断で壁に話しかけるのは異常ではないが、壁が話しかけてきたら異常の兆候って聞いたからさ、それには該当しないから大丈夫っしょ!と。

ここまでは私がおかしい話。
0146名無し百物語垢版2022/05/25(水) 19:18:20.39ID:Oi1F8nHr
で、ここからは私の怖い話。

家の周りは結構治安が悪い川辺。不審者報告とかの看板が良く立ってるし、青い街灯(防犯効果?があるらしい)もついてたりする。
でもそんな場所に長い事住んでるとちょっと変なオッサンオバサンなんて慣れちゃうんだわ。
在宅仕事で夜型の私はこの間もメガシャキっとするものを買いたくなって、深夜にコンビニに出た。
空気がすごいいい感じに澄んでて、気分が良くなった私はイマジナリードックを召喚。
「あー気持ちいい」みたいな独り言言いながら川辺を歩いてた。イマジナリードックはウキウキで私のそばを歩いてた。
ら、不審者登場。しかも露出狂とかじゃない雰囲気。
不審者って大抵こっちをじーっと見て品定めしてくるんだよ。でもその人はちらっと私を確認したらうつむいて対面から直進。
服は普通…ほんと普通のスウェットかなんかだった。なのにすっごい怖いんだよ。避ける意志とか感じない、私めがけて歩いてくる感じ。
あっやばいなと思ったときにはもう3メートルくらいの距離。
逃げるか、声上げるか…深夜だしすぐに助けが来るとは思えないな〜とか考えてたら、不審者が2メートルの距離で急停止。
私も思わず停止。えっなに?どうしたらいいの?
数秒見あってたら、不審者が動いた。私の方に一歩。
そしたら急に「オワァ?!」ってそいつが叫んだの。今思い返せば男だったぽい。声が低かったから。
何があったのか分からなくて、この人精神異常者?!って考えて固まってた。
不審者はなんか腕を振り回して「やめろ!」「止めろよ!」「おい!テメェ聞いてんのか!!」ってもごもご言ってる。
お前の凶行だろ?私にどうしろってんだよ〜と泣きそうになってたら不審者は頑張って起き上がって土手を上がってどっか行った。
その後も人が駆けつけてくることも無く、ただしーんとしてて…数分呆然としてたと思う。
はたと本来の目的を思い出して私はコンビニに行って買い物した。帰りは流石に人通りあるとこを選んで帰った。

んで昨日明るいうちに河原を歩いてスーパー向かってて、途中不審者遭遇ポイントの近くを通ったわけ。
あれって白昼夢だったのかな〜って思いながらなんとなく現場見に行ったのね、そしたら地面に擦れたような血痕があって、やっぱ現実だったんかなぁと…

イマジナリードックにお礼するときってどうしたらいいんだろ?
ていうかこれは本当に想像の犬なんでしょうか。憑き物とかなんかなぁ?
0147稲川淳二垢版2022/05/27(金) 21:13:33.78ID:YAm4MxSI
この夏も、やっぱり来た!

「怖い話」
もしも、朝起きて・・・鏡を見たら。自分が「別の顔」になっていたら、怖いよな。
0148日常生活のホラー垢版2022/05/27(金) 21:29:19.85ID:YAm4MxSI
ゴキブリこそ。ホラー!

知ってるか?ゴキブリは『飛ぶ』んだぞ。
もしも、ゴキブリをキミが見つけて。そいつが「飛んで」・・・キミの顔にペタッ!
と、くっついたとしたら。

キャアァー!!きゃあ〜ァ!!!

私が小学生のころ・・・部屋の窓の外にゴキブリがいて。「あ、ゴキブリだ」と思っ
っていたら。その窓の外のゴキブリが「どんどんといっぱい!増えてきて」ついに
その一匹が、部屋の中に入って来て「飛び出した」ことがある。

こんな、ホラー!は。一生忘れることが無い。
0150名無し百物語垢版2022/06/19(日) 17:06:49.06ID:+yCBGZe/
まじで動くのもめんどくさい。最近ずっと外にも出ず横になりっぱ。何してんだろ俺って声が何故かいっつも頭の片隅にある。
まあ部屋がいい匂いするのは癒しだけどね芳香剤とかアロマで。今までこういうの知らなかったからさいい匂い出せるアイテムの存在って。今日はそろそろ普通に動きたくなってきたな。洗面所にでもひとまず行こうかな。
あ、けどもう帰ってきた。なら翌朝になるまで出れんか…トイレはさっき済ませたよな。
0151名無し百物語垢版2022/06/19(日) 17:08:08.20ID:+yCBGZe/
607:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:20:41 ID:1234ABC
 全然ダメ。こんな説明不足の文章じゃ、読み手に何も伝わらないよ。

610:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:45:01 ID:5678XYZ
 >>607
 読み直してみましたが、確かに文章を客観的に見てみると
 私の頭の中のイメージが伝えきれていないせいで
 オチのパンチ力がイマイチですね。
 再度、推敲してみます…

612:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:47:55 ID:1234ABC
 書き込む前に読み直せよw
 ド素人以下じゃん

613:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/18(木) 18:57:11 ID:5678XYZ
 一応、小説家を目指しているので、そこまで言われるとショック大きいです…
 でも、確かに基本ですよね。反省です…

653:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 18:21:36 ID:9101XMN
 >>612
 ID:1234ABCさんはまだ居ますか?
 ご指摘のおかげで良い文章が書けました!今までで最高の作品です!!↓
 小説家の卵としても一皮剥けることが出来た気がします。
 評価をお願いしますね。絶対ですよ?
 あとお礼にお歳暮を送っておいたので、受け取ってくださいね(有名なお取り寄せ品です!)。
 クール宅急便で、ご在宅の19時〜21時(バイトは12~16時だと思うので)を指定して送っておきましたよ。
 彼女さんの分もあるので、今度お2人で召し上がってくださいね!

659:名無し百物語[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 19:09:48 ID:9101XMN
 >>612(元ID:1234ABCさん)
 先ほどからの電話のお相手は彼女さんでしょうか?
 話が済んでからで構わないので、評価お願いしますね。
0152名無し百物語垢版2022/07/07(木) 20:44:03.15ID:k208jO3A
石じじいの話です。

じじいの故郷には、お遍路さんが多くやってきました。
彼が話してくれたお遍路さんの話です。
春と秋には、お遍路が沢山来たで。それやから、ある家は遍路宿もやりよったんよ。
多いときにゃ一晩に四十人も泊まらすこともあったんで。
お遍路は宿へ着いたら杖をちゃんと洗うて、笠といっしょに部屋の中へ入れて置きよった。
杖と笠は弘法大師さんじゃ言うてね。
お遍路さんは晩方に宿賃を払うてくれたんと。朝は、よいよ早うに出発することがほんどやったけんね。
毎年な、遍路小屋を二つも三つも作ったんで。
昔は、病気のお遍路が多かったんよ。そがいなお遍路が死んだら、村で、お墓に埋めたんで。
そのお遍路が突いちょった杖をその上に立ててな。印になる石を置きよったんよ。

行き倒れたお遍路さんの墓は、もうほとんど無いとのこと。
0154名無し百物語垢版2022/07/24(日) 18:19:19.26ID:UbBKnxH9
石じじいの話です。

この話は、聞き取り末期(じじいの死の間近;私が中学生)のものなので、詳しい内容になっています。
昔の町には、「花街」の区画がありました。
戦後すぐには、大きめの町では市街地の一画に昔の置屋の建物が残っていました。
私も見たことがあります。川の中州に、そのような区画が残る町もあります。
じじいは、山から降りて、汽車に乗ろうとして町の駅に向かいました。
小雨が降っていたそうです。
駅に向かう途中に、そのような花街を通りました。
戦後すぐなので、まだ区画整理がされていなかったのでしょう。
しかし、そのような営業は、当時すでに法律で禁止されていたので、ゴーストタウンのようになっていたそうです。
じじいが通りを駅に急いでいると、前から中年の男性が歩いてきました。
ねんねこ半纏で赤ん坊を背負って、傘もささずに。
ゆっくりと。
長髪には白髪がまじり、無精髭をはやした痩せた中年の男性でした。
じじいは、どういう人だろう?と思いました。
「奥さんが、病気なんやろうか?」
「奥さんが、そんな仕事で稼どるんやろうか?街が街やけん。」
その男性が近づいてくると、じじいはぎょっとしました。
その男性は、絆纏の懐に匕首を差して、その柄を片手で強く握っていたのです。
虚ろな眼をして、まっすぐ前を見て歩いてくる。
ゆっくりと。
「いきなり刺されたらどがいしょう?」とじじいはいつでも立ち向かえるように緊張して近づきました。
もうその距離では、露骨に避けることはためらわれたのです。
その男性は、じじいの脇をゆっくりと行き過ぎました。
無言で。
後ろを振りかえると、彼は歩調も変えず、ゆっくりと歩いて狭い路地に曲がって行きました。
じじいは、軍用の雨合羽の下で大汗をかいていたそうです。
「その人は、護身用に、それもっとんたん?それとも、誰か殺そうおもうとったんやろうか?」
「ぶっそうなこというたらいけんで。思いつめとったような顔しとったけどな。あの歳やったら、あの赤ちゃんの上にも、こどもがおったんやないかなあ。」
0155名無し百物語垢版2022/07/25(月) 20:34:59.39ID:5SL/MYLb
石じじいの話です。

じじいの村は海の近くではありませんでしたが、漁師の友人が何人もいました。
その友人のひとりがじじいに話してくれた、大昔の物語だそうです。
その友人の祖父の時代に、対岸の九州に砂利かセメントを運んでいた船が遭難し、友人の村の近くの海岸付近に漂着したそうです。
船には5人乗り組んでいましたが、全員死んでいたと。
冬だったので、おそらく強い海風に遭い低体温症で死んだのだろうということでした。
船室などない船でした。
長いロープに、数珠つなぎに船員が結びつけられていました。
一番はしに、船長であろう40歳ぐらいの男性が繋がれていたと。
自分で縛ったのだろうということでした。
船長の隣には、15歳くらいの男の子が結びつけられていました。
彼だけ、ゴム引きの雨合羽にくるまれて縛られていました。
おそらく、ロープの端の者から順々に死んでいって、遺体がその順番に縛られていったのでは、ということでした。
男の子を皆で守り、順々に船員が死に、男の子が死に、最後に船長が死んだ、と。
船長は、お金や大事な書類を胴巻きに入れて、その上から短いロープで胴体を縛っていたそうです。
それらが失われることを恐れたのでしょう。
それで、身元がすぐに分かりました。そのお金で、死んだ者たちの家族へ弔慰金を支払うことができました。
船に体を縛りつけてしまうと、沈没した時に一緒に沈んでしまい、死体は上がらず「行方不明者」となってしまいます。
そのため、全員の遺体が離れないように、全員の体だけをロープで互いに結びつけたのだろうと思われました。
「死んだんやったら家族のものは納得できるが、行方不明のまんまなら、いつまでも待つけんね。そのほうが、かえって辛いもんかもしれん。そがいなことにならんように皆のからだを縛るようなことしたんやろうかの。」
各地の漁村には、漁から帰らず行方不明となってしまった人が少なからずいたそうです。
0156名無し百物語垢版2022/08/12(金) 12:03:41.69ID:q8qGuyOz
自分が高校生だった時の話です。
いつも部活帰りの夜に自転車で自宅まで帰る途中に、必ず通る路地裏の狭い道があってカーブがあってカーブミラーもついている道でした。
車は通れない道です。
いつものようにその道を通っていると、カーブミラーにおばあちゃんが写っており、そのおばあちゃんがその角の家の門の前に立っていることが分かりました。
カーブを曲がる時ミラーで見た通り、おばあちゃんがやはり家の門の前に立っていました。
ただおばあちゃんは下を向いて微動だにしてませんでした。
いつもならこの時間にこの道にそもそも人も自転車も通らないような、街頭もない暗い道です。
不自然だな、と思って足早に通り過ぎました。
次の日もまた同じように、その道を通るとやはりおばあちゃんが門の前に立っていましたが今度は同じく下を向いて手に鎌を持っていました。
それから三日か、四日後にまた夜にその道を通るとおばあちゃんは門の中のドアの前に鎌を持って立っていました。カーブミラーでは誰にもいないように見えたので驚いて「わっ!」っと声を出しながら通り過ぎました。
その時は友人も一緒に通ったので友人に「おばあちゃん門の中にいたよね。なんでいつもこの時間に外にいるんだろうね?」と聞くと友人は見てないよ、と言いました。
それから一週間ほど、その道を通ることがなかったのですが、また通ると角の家に喪中の紙が貼られていました。
誰かが亡くなったんだな、と分かると同時に、もしかしたらあのおばあちゃんは死神だったのではないかと考えるようになりました。
鎌を持ったおばあちゃんは、それから見ていません。
0157名無し百物語垢版2022/08/12(金) 16:22:56.84ID:rRA3Gvbo
石じじいの話です。

呪われた家がある、という話はよく聞きます。
これもそのような話でしょう。

じじいが知り合った人の家が呪われていたそうです。
その家の主人は、立派な家を建てたのですが、新築後に不幸に襲われはじめました。
まず、奥さんが死んだ。
娘さんが死んだ。
後妻さんも死んだ。
一緒に住んでいた、妹さんも死んだ。
新築だったし、その土地が呪われている、という話も聞かないのです。
古い家の時には、そんなことはなかったのです。
古い時代だったので「家相」にも気をつけた。
ただ、気になることといえば、家からちょうど真西にある丘の上に、三角形の大きな岩がある。
日没時には夕日が逆光となって、その岩がくろぐろと空に映えるのです。
まあ、それだけの話しなのですが。
このようなわけで、主人以外に誰も住みたがらないし、良心として他人に売却することもできない。
「自分が責任を持って、ここに住み続けて死んでいくのだ」と、その家の主人は、奥の八畳間の暗がりでひっそりと語ったそうです。
0158名無し百物語垢版2022/08/13(土) 02:27:14.65ID:Y7XFVrVW
需要あれば話す、
そんな親しくもない取引先の人が亡くなった話
0159名無し百物語垢版2022/08/13(土) 14:29:35.97ID:ofMNF9Cn
ワンピース見たけど歌唱シーンは長いし多過ぎてあんなに要らない
ミュージカルじゃないんだし別に良い歌でもないし
0160名無し百物語垢版2022/08/15(月) 01:15:50.62ID:kcRWypos
中学生の頃の話。

夜の11時ごろ、自宅の2階から何気なく近所を見渡していると、隣の家の玄関前にオレンジ色のつなぎ?を着たおっさんが立っていた。
どうやら、鍵を開けようとしているようだった。

隣の家には老夫婦が住んでいるはずだったので、子供ながらに「誰だこの人?」と思っておっさんを5分ほど観察していた。
すると、突然おっさんが後ろを振り向き、俺と完全に目があった。
俺に見られていると気づいたおっさんは不満そうにドアを蹴っ飛ばし、そのまま走って隣の家の敷地から出て行ってしまった。

俺は驚いてすぐに母親に報告したが、「それは隣の家の人でしょ。もう寝なさい」と取り合ってもらえず。
「自宅のドアを蹴飛ばすのはおかしい、泥棒かもしれない」と俺が言っても「そんなわけない、もういいから」と結局うやむやに。
それ以来、特におっさんを見かけることもなく、近所で泥棒があったとかの話もなく。
あのおっさんの正体は謎のままだが、目があった時の嫌な緊張感は今でも覚えている。
0161名無し百物語垢版2022/08/15(月) 17:00:24.97ID:nOcUZwNt
実際に体験したことを書いていいですか?
0162名無し百物語垢版2022/08/18(木) 12:29:48.25ID:j5QJi+Ts
緊急事態宣言_v0.7.xlsx
緊急事態宣言_v0.8.xlsx
緊急事態宣言_v0.9.xlsx
緊急事態宣言_v0.97.xlsx
緊急事態宣言_v0.97_最終版.xlsx
緊急事態宣言_v0.97_最終版_レビュー済.xlsx
緊急事態宣言_v0.98.xlsx
緊急事態宣言_v0.98_20210422レビュー済.xlsx
緊急事態宣言_v0.99_確定版.xlsx
0163名無し百物語垢版2022/08/18(木) 13:18:03.76ID:+7jZMjH9
勤め先の保育園の話。
数年前に保育園の横の道路で交通事故があった。
子供たちのお昼寝の終了くらいに、ビールの缶でもつぶしたような音と叫び声が聞こえたので、ちょうど手の空いていた私と副園長とW先生で慌てて様子を見に行くと、保育園の斜め向かいの民家の壁に車が突っ込んでいた。
しばらく動けないでいると道路にちょろちょろって液体が流れてくるのが見えて、近所の建設会社のおじさんが救急車を呼んでいる声や副園長がお迎えをどうするか園長と話すために戻って行ったので我に返った。
すぐに警察や救急車が来ていろいろ処理して、マスコミが取材に来たり臨時休園もしたけど1か月くらいすると日常に戻り始めていたと思ってた。
0164名無し百物語垢版2022/08/18(木) 13:36:57.11ID:+7jZMjH9
すいません。
改行を直そうとしたら途中で送信してしまいました。
続きです。

保護者の数名が「事故にあったAくんってここの卒園生ですよね」と心配してくれた。
だが、知っている人もいると思うけど保育園て人の入れ替わりがまあまああるので
私もほかの先生もAくんを知らなかった。
Aくんは小学5年生で特に目立たない子だったそうで、当時いた先生でもあまり記憶にないみたい。
園長とW先生は10年以上勤めているプロなのもあり覚えていると言っていた。
それからW先生はおかしくなってきた。
「あの目立たないAくん・・・」「卒園生」みたいな言葉が常に会話に含まれてどんどん落ち込んでいった。
1年たつ頃にはふくよかだったW先生はガリガリというかやつれていて、しみとかしわとかくまが
ひどく、園長よりも高齢に見えるほどになった。
保護者からの評判も悪くなったし子供たちも「くさい」「こわい」と言って逃げるので
事務仕事しかしなくなってついには退職した。
園長もほかのみんなも保護者も、Aくんの事故をみたトラウマが原因と言っているが私は別の原因を知ってる。
もしかしたらほかの人も知ってるかもしれない。
原因はある保護者Bさん。その人は話題の中心に自分がいたいタイプの人なんだけど、
W先生が事故現場にいっていたことを知り「いくら年を重ねてもあんな現場を見ると病みますよ」
「Aくんを知っていたんじゃつらいですよね」と心を読むかのような発言を繰り返していた。
W先生は個人情報をしゃべるわけにはいかないと、あまりAくんのことを話さなかったのだが、
「Aくんは目立たないから先生からも覚えられていないかわいそうな子なんですね」とか
精神攻撃のようになった。
それが原因だと思う。
Bさんはもうこの保育園に来ることはないだろうけど、あのころはつらい思いをする先生に
寄り添う良い保護者みたいなので話題の中心にいた。
あんなに人を追い込むところ初めて見たので、怖かったなって話。
0165名無し百物語垢版2022/08/18(木) 22:40:56.29ID:DvoW/xyr
じゃあ俺も書く、
数年前に起きた事
ある日取引先の人たちと話してるとAさんが亡くなったらしいと話題が出た
その人は取引先の社員だったけど他人事っぽい言い方なので話を続けたらどうやら亡くなる一カ月前に退社してたらしい
特にその人と親しいわけでもないのでそうですか、残念ですねと社交辞令で答えた
その時はそれだけだったんだけど、その後しばらくして、その人がまだ取引先の社員だった時にうちの倉庫で荷物の引き取りがあって会うことがあったことを思い出した
その時も大して親しくもないのでそれとない世間話をしながら彼が荷物を出し入れしてるところの横に立って話してた
そんな面白い話してるわけじゃないけどここ笑う所って所でまあ笑うよね?
俺がそういう話をしてその人(Aとするか)が「ハハハ」って乾いた笑いをするだろうなって想像して、彼が笑ったと思ったら、びっくりしたんだ
体を90度曲げてこちらを見ながらすげえでけえ声で笑いだし(面白いこと言ったわけでもない)その曲げた上半身を今度は横にひねる感じ?
正直知らない人だったらダッシュで逃げるところだけど、なんとか平静を装いその場を流した
その後すぐ普通に戻ってさっきのはお互いなかった感じになってしばらくしたら作業を終えて帰った
Aが退社する半月くらい前の出来事
0166名無し百物語垢版2022/08/18(木) 22:51:15.05ID:DvoW/xyr
>>165
続き、
それを思い出して、もしかしてそのころから精神に変調があったのでは?とか思いながら取引先の人たちとたまにAの話題になっていくつか分かった
Aは元々取引先の会社(B社とする)の出入り業者だったらしい
B社が店舗増やしながら外からは順調で景気いいと見えたんだろう
野心的なAはB社に入りたいと直談判してた
熱心にB社の展望とかを社長に言っていたらしい
AはB社に入ってこの会社をもっと盛り上げるための部署に入りたかった
結局AはB社に入れたんだが、そこからがどうも彼の理想とは違う流れだった
入ってしばらくは色んな所に配属されて会社内部からその会社を知るみたいな仕事をしてて、彼もそれをしっかりこなしてた
どうも社長の直属みたいな扱いに今後なるみたいな認識があったみたい
しかしその後会社の景気やAの仕事ぶりがそんな評価されないみたいなことで、ドサまわりみたいな仕事を辞めるまで続けてたようだ
俺はそのころのAから知ってる、だから彼を便利屋と思ってた
理想をもって転職してやる気もあったのに年下から顎で使われる外回り専門になって彼のプライドも精神もズタボロだったらしい
最後は社長の呼び出し(社長が暇なときに呼び出されて説教されたり飯に付き合う)も無視するようになり社長の逆鱗に触れて首になったらしい
0167名無し百物語垢版2022/08/18(木) 22:59:45.09ID:DvoW/xyr
>>166
あの日うちの倉庫で見た体を極限までひねりながら大声で笑ったのは、俺(俺もAからしたら年下)に対する拒絶感の現れだったのだろう
年下だけど土地持ちで親父の会社だけどNO2でまあ自由にやってる俺がとんでもなく憎かったのかもしれない
俺はAに対して敬語も使うけど雑談してるときや仕事の指示ではため口だったりもした
たまにしか会わないし、俺にとって重要な人でもないから扱いに困るってのはあった
俺にとって極限を超えた精神状態の人を初めて見た経験だった
いつだったか、線路に飛び込む人を目撃した人と話して、
飛び込む前声がサイレンみたいにだんだんゆっくりと大きくなっていくと聞いて、Aの笑った時とそっくりだったと思った
まあ、そういうゾッとした話でした、駄文すまそ
0168名無し百物語垢版2022/08/19(金) 07:38:25.03ID:W2VmMqx8
>>167
捕捉、初めての長文だったけど大事なところが抜けてた
結局Aの死因についてはわかってないです
誰も直接聞いたわけではなくどこかから漏れ伝わった話で
0169名無し百物語垢版2022/08/23(火) 20:51:05.33ID:TH+2yn+A
〜人類の歴史は2031年で終わり〜

31年? キリスト死亡

↓ 2000年? ←テスト期間

2031年 人類滅亡(人類はテストに不合格)

人類は2000年?間に及ぶテストで不合格になりました。
木村秋則と松原照子が宇宙人(神)が2031年に人類を滅ぼすと言ってる。

木村秋則
「人類は何とかしないと駄目だよ。もう残された時間が無いのだから・・・」
「すべては神(宇宙人?)の采配次第」
「宇宙人は人類と同じ姿をしてるが人類より綺麗で朗らかでギリシャ彫刻のような顔をしてる」

-------------------------------------

〜ロズウェル事件〜(1947年7月2日にアメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近でUFOが墜落)

UFOが2機墜落した。
1機はバラバラに壊れ、もう1機は200キロ離れたところに壊れないで墜落し中から3人の遺体とヘブライ語で書かれた聖書が発見された。
聖書は途中から自分たちの事が書かれていた(日記にしてた?)。
3人は黄色人種(モンゴロイド)で血液型はO型で目が一重だった。
3人とも男で身長は1メートルちょっと。
遺伝子を調べたら人類と同じだった。
遺伝子の特徴は日本人の4割とユダヤ人と同じだった。
このときアメリカ軍(世界最高権力組織)は敵の正体を知り、勝てるのではないかと思い、勝つための戦略を今日まで取ってきたのが今の世界であり日本。
アメリカ軍の最終目標は宇宙人と戦争して勝つこと。
0172名無し百物語垢版2022/09/07(水) 14:23:03.56ID:MAxuiVCe
>>171
聞かせてください
0173名無し百物語垢版2022/09/10(土) 15:42:04.13ID:V1u+TNyk
【ナマポ】 在日受給者の方が、ホームレスより多い
://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/okiraku/1612919788/l50
0175名無し百物語垢版2022/09/11(日) 09:09:22.74ID:CPiNB/DM
同僚が事故物件に住んでるんだがこれが結構すごくて
4階の角部屋で下は住んでるが上と隣は空き部屋
なのに話し声やら歩く音は普通に聞こえる。誰でも聞こえる。日中ならいつでも聞こえる
ほんとに普通に苦情を言いたくなるレベルで聞こえるんで、
初体験の人は「絶対嘘、人が住んでるんでしょ」と言うらしい
私も言った
そんな部屋に住んでる同僚がこの前「新しい発見があった」と言うので久しぶりに訪ねてみた
以前体験した通り、隣からはテレビの音や内容は聞き取れないが何か喋ってる声、おそらく男女、若いと思う
上からは何かがドスンドスンと歩き回ってる音がする。何してんだか全く想像できん
で、新しい発見とは何かというとエレベーター。ある時間に乗って下に行くと必ず2階で止まって開くという
その時間まで同僚の部屋で待ってるのだが、ほんとに賑やか。ただ、夜になると止まるのだから不思議。
マナーなのか何かほかに用事があって不在になるのか分からんが、昼はいるけど夜は出ないお化けさんたち
それはさておき、その時間になりエレベーターで降りてみる
3階を通過、そして2階。止まった。開いた。同僚が「ほらな、ここからが凄いんだ」と言う
ぐらっとエレベーターが揺れるドタドタとたくさんの人が乗ってくるような振動
そういう才能は全くないので何も見えない。聞こえない。気配も感じない。
でもなんか乗ったという感覚を強く感じる
ドアが閉まる。1階につく。ドアが開く。何かが下りていく振動…は特にない。あ、降りないんだと思った
一応降りる。同僚が言う。「まあ、これだけなんだけどね」

十分だよと思った
0177名無し百物語垢版2022/10/13(木) 13:52:15.55ID:d+8d2cer
石じじいの話です。

じじいが話してくれた呪術(呪言)の話をいくつか。
@詐欺師を見破る方法:
その人物の顔を見て、まつげが逆だっている人には、油断してはならない。
このような風貌なものには、詐欺師が多い。
(ええっ!現在では問題のある方法です)
@寝顔を見て、その人の吉凶を知る方法:
笑うような寝顔をしている人は、悪心がない人であり、幸福な人である。
泣きっ面をしている人は、世の中を恨む心があり、人生において苦労が耐えない質の人である。
寂しそうな顔をしている人は、運気が悪く短命である。
陽気な顔をしている人は、運勢が強く長生きである。
口を開いて眠る人は、苦労が絶えない。
(なんだか、同義反復のような気がしますね。)
そうそう、こんなのもあります。
@抜けた髪をはやす方法:
まず、マクワウリの葉っぱをよくすりつぶして、その汁を頭皮にたびたび塗れば
抜けた毛は、もとどおりに生える。
また、朝鮮の「ひげ人参」の根を煎じて飲むと良い。
(ひげ人参って何?)
また、ヘビの抜け殻を細かく切って、うどんの粉を水でよく練って、
これで抜け殻をはげたところに貼り付ける。すると髪が生えると。
@髪が抜けるのを防ぐ方法:
桑白皮(これは漢方薬らしいのですが)を水を加えて火にかけて煎じる。
そのカスは除いて、冷ましたもので髪をたびたびあらうと抜け毛が止まる。
(やってみたい!)
0178名無し百物語垢版2022/10/13(木) 14:56:20.97ID:d+8d2cer
石じじいの話です。

じじいの村の近くには、四国遍路の札所がいくつかありました。その近くではないのですが、高知の西部の足摺岬にも札所があります。
「足摺:あしずり」の語源は定かではありませんが、「むかし船で沖合に漕ぎ出す時に、肉親とわかれるのが悲しくて『あしずり=足摺り』をする」という説があります。
高知には、昔、観音菩薩のいる南方浄土に行くために足摺岬から船出をする補陀落渡海がありました。修行者(僧侶)の船出の時には、その弟子たちが悲しんで「足摺り」をしたという。
また、この岬は、もともと「さだのみさき=蹉蛇の岬」と呼ばれていて、それが「あしずり」と読まれるようになったのだとか。
さて、ここからが本文:
足摺岬の近くに、「絶望の岸壁」というものがあったそうです。それは、海に面して切り立った断崖で、そこに、細い道が通っている。
その道が岩を穿って作られた完全に人工のものだったのか、自然の段差を利用したものかは不明だったと。
そこは危険な道でしたが、近道だったので昔は使われることがありました。
しかし、その山側に道路ができてからは使われなくなりました。
ある時から、そこを通ると必ず海に落ちて通行人が死ぬ:という噂がたったからです。
ある遍路が落ちて死んでから、そのような現象が起きるようになったらしいのです。
最初は、落ちるのはまれでしたが、だんだん落ちる頻度が多くなって、最後には通ろうとする者みんなが落ちるようになったそうです。
複数人で通ろうとして、他の人がみな落ちて自分だけが帰ってきた人によると、他の人はまるで自分から飛び込むように落ちていったということです。
どうも、事故ではなく、そこを通ると自らが崖から飛び込むらしい。
その現象のきっかけとなった遍路の墜落死の原因はわかりませんでしたが、誰かに突き落とされたのではないか?という噂もありました。
その遍路の呪いかとも思われるのですが、因縁話としてはちょっと陳腐です。あとから作られた話かもしれません。
その後、使われなくなった崖の道は大部分が崩落して、じじいが話してくれたときには、もうほとんど残っていなかったようです。
じじいは、岩石を採集しに行った時に、その残っている道を見たことがあったそうです。
道には、落ちた人が持っていたであろう荷物?が残っていたそうです。
0179名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:12:28.44ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜中に自分のマンションに帰って来てエレベーターを待っていた。
エレベーターが上から降りてくる。
ドアが開くと、女性が立っていた。
バスガイドのような制服を着て、行き先階ボタンパネルの前に壁のほうを向いて立っている。
顔はよく見えないが、美人で若いようだ。米倉涼子似だ。
「何階をご利用ですか?」ときれいな声でたずねてきた。
「あっ、7階をお願いします。」
彼女は7階ボタンを押してくれた。
ああ、彼女、今、仕事から帰りか。バスガイドも大変だな、と思った。
彼女は、突然、話しかけてきた。
「本日は、XXデパートをご利用いただきありがとうございます、ただ今、8階催事場では、お中元予約受付会を開催中です。屋上広場では、仮面ライダーストロンガーショーを絶賛開催中です・・・」
しまった!彼女はエレベーターガールだ!最近デパートにはエレベーターガールがいなくなったことを忘れていた!
俺は、彼女を刺激しないように、ひたすら7階へ到着するのを待った。
彼女との時間が、ものすごく長く感じられた。
7階に着いた!
「7階子供服売り場です。ご利用ありがとうございます。ゆっくりと、お買い物をおたのしみください。」
「お、お疲れ様です。」
俺は、走り出したい気持ちをおさえて、ゆっくりとエレベーターをおりた。
エレベーターは、そのまま閉まり、彼女は8階催事場に昇っていった。
0180名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:15:12.65ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
深夜に帰宅してエレベーターを使った。
ボタンを押すとエレベーターは、すぐに開いた。
エレベーターの入り口が、何か荷物のようなものでふさがれている。
と思ったが、実際は、木製の大きな机が置いてあった。
そして、その机に向かって、中年のおっさんが椅子に腰掛けている。
机の上には、湯気のたっているコーヒーの入ったマグがあって、おっさんは、週刊ポストを読んでいた。
おっさんは、ジロリと俺を見て、「何階ですか?」
「あっ、7階をお願いします。」
おっさんはボタンを押して、週刊ポストを読み始める。
俺のマンションのエレベーターは割と広いやつだったが、机があるので乗る場所はものすごく狭い。もう、太ももが机と壁に挟まるくらいで身動きがとれない。
俺は、おっさんを刺激しないように、首を出入り口側に90度曲げて視線を合わせないようにした。
話しかけてきたらどうしよう。刺激すると、あの熱いコーヒーをぶっかけられるかもしれない。
7階に着いた。俺は、カニ歩きでエレベータを出た。
「お、お疲れ様です。」
エレベーターは降りていった。
後日、管理会社に、このことを伝えた。
「防犯カメラを調べて見ますが、そういうときは利用しないでくださいね。」
正論だ。
0181名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:20:53.41ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜遅く、エレベーターに乗ろうとすると、喪服を着た中年男女と女子高生が無言で先にエレベータを待っていた。家族らしい。
お葬式帰りか・・・。
「こんばんわ」と挨拶して一緒に待っていると、すぐに、後ろに若い男女がやってきた。二人とも喪服を着ている。
「こんばんわ」
おいおい、今日は仏滅か?
エレベーターに、6人が乗り込む(俺もふくむ)。
俺は、7階だ。
「4階お願いします。」
「あ、6階で。」
「あの、8階を。」
「ごかいを。」
4, 5, 6, 7, 8階のボタンが点灯した。
え?なんで?
4階で、喪服の女子高生がおりた。
えっ?親子じゃないの?
次に、5階で後から来た若い男性がおりた。
えっ?夫婦じゃないの?
次に、6階で、中年夫婦がおりた。
「おつかれさまでした。」
7階についたので、俺がおりた。
おりるとき、残った8階喪服女性が「おやすみなさい。」と。
俺は、「こんな偶然がかさなることもあるんだな」と思いながら、喪服のズボンのポケットから自分の部屋の鍵をとり出した。
0182名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:27:45.80ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜の11時ごろ自宅のマンショに帰ってきた。
エレベータが1階に来ていて中は真っ暗の状態だった。
ボタンを押して明かりがついて扉が開いたら、若い男が下半身を脱いで『和式便所でうんこする体勢』でしゃがんでいた。
「ノックぐらいしろよ!」と怒鳴られた。
「すみません!」
当然、エレベーターには乗らないで、ちょっと離れて横から見ていた。
扉は閉まってエレベーターが上り始めた。
見ていると、7階でとまった。
俺の階じゃないか!
階段で7階までのぼったが、うんこ野郎が階段を上からおりてくるんじゃないかと思って怖かった。
ちなみに、7階の廊下には、どこにもウンコもシッコ跡も無かった。
0183名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:36:20.07ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
みんなは、「カンチョウ」という遊びを知っているだろうか?
平日の昼に帰ってきてエレベーターに乗った。
若い女性も一緒に乗った。彼女は大塚寧々似の美人で、ちょっと得した気分だった。
ドアが閉まる直前に小学生の男子が二人走りこんできた。
一人には見覚えがあった。このマンションの悪ガキだ。もう一人は、やつの友達だろう。
二人とも、学校からの直帰らしくランドセルを背負っている。
奴らは、4階のボタンを押しやがった。おいおい、4階くらい子供は階段でいけよ。
俺は7階、大塚寧々は9階だ。
ドアが閉まった直後、その4階の悪ガキは、これにアイコンタクトしてきて満面の笑みでうなずいた。
そして、後ろから、大塚寧々に「カンチョウ」をかましやがった。
『ズンっ!』という音がして、カンチョウは見事に決まった。
絶叫する大塚寧々。
その時、4階でドアが開いて二人のガキが笑いながら出ようとした。
すると、大塚寧々は、その二人のランドセルを掴んで、二人をエレベーター内に引き戻した。
そして、二人を壁に思いっきり叩きつけた。
『どっかーん』と大きな音がして、揺れるエレベーター。
大泣きしはじめるガキ二人。
俺は、すぐには事態がのみこめなかった。
大塚寧々は、激怒して、ガキたちをガンガンと壁にぶつけて押し付けるのをなんども繰り返えす。
「あんたたち!許さないわよっ!」叫ぶ大塚寧々。
エレベーター内に響く、ガキたちの叫び声と大塚寧々の怒号。
「あの、ちょっと、落ち着いて」と、俺は弱腰で事態をおさめようとするが、まったく聞く耳を持たない大塚寧々。
おいおい、このエレベーターの防犯カメラ作動してるんだろうな!俺は、無関係だぞ!
その騒ぎで、俺は、エレベーターが自分の7階を通り過ぎたことに気がつかなかった。
チーン、と9階についてドアが開いた。
大塚寧々は、笑顔で「おさわがせしました」とあいさつして、泣き叫ぶガキ二人を引きずりながらエレベータを出て行った。
すごい腕力だ。遠ざかる叫び声。
その後、なにか事件が起きたという話は聞かなかったし、あの悪ガキの姿は、それからもときどき見かけた。
なんとなくオドオドしていたけど。
0184名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:38:36.39ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
夜遅く帰ってくると、エレベーターの四隅に盛り塩がされていたことがある。
おいおい、自分の玄関だけにしろよ。
お札がエレベーターの床に落ちていたこともあった。
拾い上げて、エレベーター内のお知らせ貼り紙と壁の間に差し込んでおいた。
次の日、俺の郵便受けに、そのお札が貼りつけられていたのにはビビった。
0185名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:41:49.34ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
7階でエレベータをよんだら上から降りてた。
ドアが開くと、そこには、カンチョウ事件の大塚寧々が立っていた。
しかも、ものすごい高価そうな毛皮のコート着て。
10月だった。
えっ!この時期に毛皮?
目を合わせた大塚寧々は、にっこりと笑った。
俺は気がついた。
彼女、木刀を持っている。
木刀?
1階に着いたとき俺は彼女に先を譲って、あとから降りた。
彼女は、片手で木刀をちゃらつかせながら出て行った。
俺と同じ方向に歩いていったのだが、これは反対方向に歩いた。
0186名無し百物語垢版2022/10/15(土) 21:47:28.56ID:q6sfxqwy
[再録]
エレベーターは密室だから怖い。
俺は、使うのがすごく怖い。
その原因となった出来事の一つだ。
以前、エレベーター内に机を持ち込んで週刊ポスト読んでいるおっさんの話があったが、それみたいな話。
夜遅く、エレベーターにのると、行き先階ボタンのパネルのところに丸椅子が置いてあった。
以前の経験があったので、「おっ!ポストおやじかっ!」と身構えたが誰もいない。
今度は丸椅子か!
でも、動くエレベーターの中で椅子にすわるのはどんな感じだろう?
ジェットコースター的な・・・。
興味をもった俺は、7階へのボタンを押すのも忘れて、それに座った。
いきなり、ドアが開いて、若い女性がのって来た。
ドアは自然に閉まっていたらしい。
「うげっ!」と彼女は低く叫び一歩ドアからしりぞいた。
彼女の顔はひきつっていた。
俺は、焦って思わず彼女にたずねてしまった。
「あっ!なっ、何階ですか?」
「はえ? あっ! 8階をお願いします」と、カバンを前に抱えて、おそるおそる彼女が乗って来た。
おいおい、乗るのかよ。遠慮しろよ。
俺は、立つ機会を逸してしまって立つに立てなかった。
8階と自分の7階を押して気まずい沈黙。
7階につくまでの時間は長かった。
7階について、俺が降りるときに、彼女は「はうーふっ」という深いため息をついた。
俺も、「へーえ、ふぅ」と、ため息が出た。
その後、マンションで何度か彼女に出会った。
そのたびに、彼女は、持っているカバンや買い物袋を体の前に抱えて、ニッコリとこわばったた笑いを俺にかえしている。
0187名無し百物語垢版2022/10/20(木) 00:06:17.84ID:Kozij+ur
石じじいの話です。

じじいは、石探しのために山中を歩いているとき、いろいろな人に出会いました。仙人に会ったという話が以前ありましたね。
神社を建立しようとしている人に会ったそうです。
その人は、若い男性で、修験者のような格好をしていました。
標高の高い山の中腹の森の中で出会いました。
その時、その人は、長い棒のようなものを水平に持って、それをぐるぐるといろいろな方向に向けていたそうです。
その人が言うには:
私は、神社に祀る神様を探しているのだ。
こうして、自分の念を込めた棒を持っていると、神様のいる場所では神力に感応して棒がひきつけられる。それで、神様の存在がわかるのだ:と。
「そういうところはありましたかな?」と尋ねたところ。
まだ、ない。神様は見つかっていない、とのこと。
「なんだかなあ」とじじいは思ったのですが、彼の神さがしの理由をたずねました。
その人が言うには:
銃で趣味の狩猟をしていたときに、この山中で、古い神社を見つけた。
それは、かなり古く傷んでおり、御神体もなかった。
この神社の境内に立った時に、なにか感じるものがあり、この神社を再建しようと決意したと。
動機としては曖昧だなと、じじいは、思ったそうです。
その男性は、「その神社は、この山頂の近くにあるのだ。これから行ってみないか?」と、じじいを誘ってきました。
じじいは、男性について、その神社に行ってみることにしました。
つづく:
0188名無し百物語垢版2022/10/20(木) 00:06:51.24ID:1tsWCcXK
>>187
つづき:
神社はありました。かなり壊れていて、やっと建っているという状態でした。
かなり古いもののようでした。明治維新の廃仏毀釈の時に廃絶させられた神社かもしれないな、とじじいは思ったそうです。
境内には、大小の土器やボロボロに錆びて地中になかば埋まった刀剣などが大量に散らばっていました。
戦争中に安物の軍刀がたくさん作られたので、刀剣類には興味はなかったのですが、土器はおもしろそうでした。
かなり古いもののように見えたからです。
その神社には、その男性によって修繕されたり清掃されたような痕跡はなく、荒れたままでした。
じじいは、山の周辺の地域の人々から浄財をつのったらどうか?
他の神社から分社してはどうか?
と助言したのですが、男性は、「いや、自分だけの力で再建しなければ意味がないのだ!」と力説して、聞く耳を持たなかったそうです。
「まあ、そうなもんかのう」とじじいは思って、男性と山中で別れたそうです。
下山して、近くの集落で、その男性について尋ねたところ:
たしかに、そのような人物はいる。
しかし、我々とは交流を持たない。他の集落の人々とも交流を持っていないだろう。
非常にまれに、下山してくるのを見ることあるが、我々を無視している。
不思議なのは、彼が食料を持って入山するところや、下山してどこかで食事をしているのを見たことがない、と。
「仙人のような人かもしれんね。そやけど、仙人なら神社神社いうて執着せんと思うけどな」と話し合ったそうです。
数年後、その神社を再訪したら、神社は崩れて全くの廃墟となっており、その人物はいなくなっていました。
境内には土器類は残っていたので、保存の良いものを掘り出して近くの町の資料館(博物館?)に持っていって、このようなものがたくさんある遺跡のような場所がある、と教えました。
そこの職員(研究者?)は、この土器は須恵器ではないか?興味深いので今度調査してみる、と言っていたそうです。
その後、どうなったかは、私のメモにはありません。
0189名無し百物語垢版2022/10/20(木) 17:35:49.70ID:1tsWCcXK
石じじいの話です。

皆さんは、ゲートルを巻くことができますか?子供の頃にじじいに教わったので、私は今でも巻くことができます。
今でも、ちょっとした山歩きをするときに巻いたりします。
戦後まもなく、石探しをはじめたころ、じじいはある山に登りました。
その山の麓の役場で、植物採集のために山に登る学校の教師と仕事で入山する営林署の職員と知り合いました。
お互いの目的地が近くだったこともあり、三人は、途中まで一緒に登ろうということになりました。
二人は、何度かこの山に登っており、その山が初めてだったじじいは、彼らから情報を得ることができたそうです。
三人は、お互いの身の上や時局の話題について話しながら楽しく山を登りました。
他の二人は、いずれも戦争中、兵隊にとられており、一人は南方から、もうひとりは北支から復員してきた人だったそうです。
じじいは、朝鮮にいて直接の戦闘には加わらなかったのですが、他の二人の経験は激烈なものでした。
多くの朝鮮人も軍属として徴用され戦闘に参加して、戦死した人が多かったとも。
なんだか湿っぽい話になって、三人はだまって山道を登っていると、急に近くから歌声が聞こえてきました。
その声はどんどん近づいてきます。
「ここはお国を何百里・離れてとおほき満州の・赤い夕陽にてらされて・友は野末の石の下」
左手の森から、一人の男性が歌いながら出てきました。痩せた人で真っ白なゲートルを巻いていました。
それが目に焼き付いたそうです。
とても上手な歌でした。
「思へばかなし昨日まで・まつさきかけて突進し・敵をさんざん懲らしたる・勇士はここに眠れるか」
歌は朗々と続きます。
歌い手は、じじいたちには振り向きもせず、山道を先に登り続けました。
「思ひもよらぬ我一人・不思議に命ながらへて・赤い夕陽の満州に・友のつかあな掘らうとは」
歌い手は、急に右手に折れて、森の中に消えていったそうです。
なんの音もたてずに。
先頭にいたじじいが、二人を振り返ると、二人は泣いていました。
じじいも泣いていました。
じじいたちは、彼の後を見やりましたが、もうどこにも彼の姿はなかったそうです。
その後、ジジイたちは、山中で三々五々別れていきました。
じじいは一人になって、あの歌い手は本当にいたのだろうか?と考えたそうです。
「空しく冷えて魂は・故クへ帰ったポケットに・時計ばかりがコチコチと・動いているもなさけなや」
0190名無し百物語垢版2022/10/23(日) 14:16:56.54ID:dwrxG1LT
石じじいの話です。

皆さんは、お守りを持っていますか?
私は金山出石寺でもらったお守りを身につけています。
石じじいは、朝鮮にいる頃、現地の巫師から「お守り」をもらったそうです。
巫師曰く
「これは、私が師より昔から受け継いだものだ。その師も先代から受け継いだ。かなり昔から代々受け継がれてきたものだ。私は、もう弟子もないので、良くしてくれたあなたに、このお守りをあげよう。」
じじいは、他の朝鮮人に譲ったほうがいいのでは、と言いましたが、巫師は、「あなたは良い人であるから、そのような人に受け継いでもらいたいのだ」と
その「お守り」は、小さな黒い石版でした。
形から人工物かとも思ったのですが、巫師によると、これは自然石である;中国から伝わってきた非常に古いものだ:と聞いていると。
巫師によると、この「お守り」は、ある儀式に使うと、ある効力を発揮するのだ、ということでした。
しかし、そのような使い方は、朝鮮の呪術・迷信であるから日本人のあなたには不要だろう。また、修行してその技を身につける必要もあるのだ、と。
じじいは、それを大切にして、朝鮮から引き揚げるときにも持って帰りました。
この話をメモのなかに見つけて、それが「じじい箱」のなかにあるのではないか?と思い、探してみました。
ありました。
多分これだと思います。
紙に包んで、それに「お守り、朝鮮」と鉛筆で書かれていました。
確かに、黒い小さな石版です。
じじいが大事に持っていたかと思うと感無量ですね。
https://i.imgur.com/QSU2n4l.jpg
0191名無し百物語垢版2022/10/26(水) 17:54:30.42ID:IJKz4EoP
長い話は誰も読まないから 5行以内にしてくれ
0192名無し百物語垢版2022/10/26(水) 22:46:40.70ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

じじい箱を漁っていると、他の面白いものを見つけました。
ダチョウの卵のかけら。
これの由来については、メモにあります。
じじいが満州・内蒙古に旅した時に草原で拾ったものです。
ダチョウは、大昔には中国北部や蒙古にも多く生息していたのだそうです。
当時の現地人によると、卵はあちこちで普通に見つかる、と。
https://i.imgur.com/oTYTUbK.jpg
また、草原には、大昔の青銅器のナイフや剣の一部が落ちていることがあったそうです。
じじいもそのような遺物を拾ったそうですが箱には残っていませんでした。
また、草原には大きな石を環状に並べた「墓」らしきものがあったそうです。
盗掘されてしまっていた墓も多かったとか。
盗掘をしていた現地の人間にも会って話を聞いたそうです。
ある時、小さなマウンドのような墓を盗掘すると石板で組まれた棺桶のようなものに副葬品と埋葬された人の骨格が残っていました。
副葬品は、かなり豪奢なもので石サンゴやトルコ石、銀できた服飾品が溢れていたと。
埋葬された人は女性だったのでしょう。
しかし、埋葬された人の骨格が変でした。
体の部分は大柄な人間の骨でしたが、頭の骨はなく、そこには大きな獣の頭骨がおいてあったそうです。
鋭い牙があり、尖った門歯や頬歯が上下顎に生えていました。
眼窩がとても大きかったそうです。
現地人がいつもよく見かける狼や山猫の頭骨とは違っていたということでした。
体の腕や脚、胸の部分には、たくさんの宝石が散らばっていました。おそらく、装飾品を身につけて埋葬されていたのだろうと。
盗掘品は全部、売り払らってしまったそうです。
0193名無し百物語垢版2022/10/26(水) 23:15:15.75ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

彼が朝鮮にいたときの話です。
ある島を訪れた時に、村人が話してくれたそうです。
この島には、死んだ人間の幻がいる。しかも、たくさんいる、と。
じじいが、それは幽霊か?と訊くと。
いやそれは幽霊(鬼)ではない。死者の「幻」であり、それは、生きている人間に害をなすことなく、場所を選ばす佇んでいる、と。
別に、縁者のところに出現するわけではなく、別の場所で別の人によって目撃されることが多いのだ、と。
海岸で、海につかって波間に頭や上半身だけを出していることもある。
また、家の中に立っていることもある。
畑のなかに座っていることもある。
道端に立っていることも多いのだ、と。
幻に話しかけても、彼らはまったく反応しない。
幻たちは、最初に出現した場所の近くをさまよっているようでした。
そのため、そこに行くと、幻を確実にみることができたそうです。
そのような死人の幻を呼び出すための呪術のようなものはないのだが、この島に限って、そのような現象が見られるだ、ということでした。
自分の死んだ縁者の幻が見られて喜ぶものもいるが、多くの人は当惑して、幻を無視するようにつとめたのです。
幻の多くは、出現してから1年ほどすると自然と消えてしまったそうですが、中には、何年も残っているものもありました。
おそらく、その幻の縁者が執着することによって、その執着心に感応して長く形を留めるのではないか?と。
0194名無し百物語垢版2022/11/28(月) 23:57:20.14ID:N4rNbz0X
子供の頃学校の校舎の屋上に上がったら
二人の女子が遊んでいた 上の学年っぽかったので居心地悪くて屋上の扉出たとこの階段で遊んでいた
チャイムが鳴っても誰も屋上から降りて来ないので扉を開けたら誰も居なかった
0195現役DK垢版2022/12/07(水) 00:46:14.03ID:U5pqi9E3
俺、今高校一年生なんやけど。
俺が体験した怖い話きいてくれるか。
0196現役DK垢版2022/12/07(水) 01:38:09.20ID:U5pqi9E3
俺は県立高校に通ってる、普通の男子なんだけど、入ってる部活が軽音楽部で練習の長さで
帰るのが遅くなってしまうことが多々あった。
俺はこういう時、裏道から帰るのだ。
それは、大通りから帰ると家につくのに1時間掛かるのだが、裏道から帰ると30分もちぢむ
ので、利用していたのだ。
その、裏道には、墓地や霊園多く存在しており、夜遅く帰るときには、不気味な雰囲気を
漂わせています。
ある日の事、俺はいつものように部活で遅くなり、帰る時刻は冬の7時頃。
当然のように辺りは暗く、俺は裏道から帰ることにした。
そこから、10分程度自転車で走ったところで、曲がり角に差し掛かった。
曲がり角の先は街灯付き橋となっておりそこからまた暗い夜道が続いている。
曲がり角には霊園がある。怖いものが大好きな俺は、その日、霊園の中を探索したくなり、
霊園の脇に自転車を止め、霊園の中を装備なしに入っていった。
今、思えばその行為を俺はとても後悔している。
霊園の中はかなり広く、その大きさに比例するように、墓も多かった。
霊園を一周してみたが、特に怪奇現象と呼ばれるような事は起こらず、俺は内心ホットしていた。
そして、霊園を出て、橋を渡ろうと思ったとき、橋に誰かが立っていることに、気が付いた。
最初は髪が短かったので、男かと思ったが、体は華奢だったので、女だと思った。
暗い夜道、女、1人、なんてホラー映画か、と内心思ったが、霊園を回ったことで変な
自信がついていたのか、俺はその人の前を横切ることにしました。
女は下を向いていたので、顔は分かりませんでした。
女まで5m、4m、3mと自転車を漕ぎましたが女は見向きもしません。3mの地点で俺は
、さっきの自信はどこへやらの状態でかなりビビっていました。
しかし、来た道を戻って大通りから帰るのはめんどくさいので、そのまま突っ切ることにしました。
お願いだ。このまま何も起きませんようにと、祈りながら横切りました。
しかし、横切ってすぐ耳元で「シラナイノヨオオウ」という囁き声と同時に、
水に何かを叩きつける音が聞こえました。
俺はそれを聞いた瞬間わき目も振らず全速力で自転車を漕ぎました。
死ぬ。死ぬとそればかりが頭をよぎり、夜の暗い道を走りました。街灯付きの見慣れた光景が目に入ってきたのは
すぐでした。辺りを見ると俺の家の近所で、安心して、力が抜けました。
さっきのは、何だったのか?という疑問はありましたが、とにかく、家に帰りたいという
気持ちでいっぱいでした。なので、家に向けて自転車を漕ぎ進めると、近所のお爺さんに
出会いました。俺の地域は、自治体の方が小中学生の為に、見守り隊というものがあり、
登下校時の見守り役として、横断歩道付近で見守っているのでした。
俺は、おじさんに向かってこんばんはというと、おじさんは、
「こんばんは。後ろにおるのは彼女さんかい?俺君もそういう年か。うらやましいのぉ。」
と言い出したのです。すぐ、「俺は一人っすよ。」と言い返すと、先ほどの反応とは違い
「あれ、確かにいたんじゃがのぉ?」ときょとんとしているおじさん。
俺は気になってその、女の髪型を聞いてみました。
すると、おじさんは「確か、長い黒髪だったかのぉ」と言いました。
長い??と自分でも短いんじゃなくて?と疑問に思いました。しかし、おじさんが
「夜も遅いから帰りなさい」と疑問残るまま、おじさんと別れました。
0199名無し百物語垢版2022/12/23(金) 11:59:11.37ID:ubSFfJJF
怪談ではないがちょっと気味の悪い話なので、興味のある人は読んでくれ
もう30年くらい前に大学の同級生のKから聞いた話だが・・

時期はちょうど今頃、真冬のある寒い日の夕暮れ時、下町の小さな病院の待合室でのこと。
風邪をひいて38度を超える熱があったKは、病院の受付で手続きをすませて、座るところはないかと薄暗い待合室を見た。その狭い部屋には長椅子が2脚置かれており、正面の椅子には中年の女が、その向かい側に置かれた椅子には4~50代のサラリーマン風の男が座っている。女の隣にはバッグが置かれていたのでKは少し離れて男の横に座った。寒い屋外から暖房の効いた温かい部屋に入ったKは、落ち着いた気持ちでため息をついた。
しばらくしてふと隣に目を向けると、そのサラリーマン風の男は片腕を長椅子の背もたれにかけて上半身を斜めにした姿勢でKの顔をじっと見ている。無表情なその男の目にKは(なんだこの人、変な人だな)と思ったが、気を取り直して「こんにちわ」と挨拶をした。が、応答はない。「寒いですね」・・・返事がない。男は黙って、ただKの顔を凝視している。気持ち悪くなったKは正面を向いて目を閉じた。そして眠り込んでしまわないように、勉強のこと、家族のこと、就職のことなどを考えてときを過ごした。
しばらくすると受付の看護師が「○○さん。診察室へお入りください」と言った。中年の女が返事をして立ち上がり、バッグを手に取って診察室の扉を開けて中に入っていく。Kは空いた長椅子をしばらく眺めていたが、ふと何かを感じて隣の男を横目に見た。その瞬間Kは全身が総毛立つのを感じた。
なんと、その男はさっきとまったく同じ姿勢、同じ無表情な目でKを凝視している。「さっきからずっと俺を見ていたのか」と思ったKはあまりの気持ち悪さに耐えられなくなった。空いた長椅子に移ろうかとも思ったが、そのちょっとした動きが男を刺激して因縁をつけられるかもしれないと思うと、動くことすらできなかった。Kはまた正面を向いて目を閉じた。だが、もちろんさっきまでのように落ち着いた気持ちでははいられない。今にもその男に何かされるんじゃないかという不安で心臓が高鳴った。Kは早くこの男の診察の順番がきてくれと願った。しばらくしてようやく受付の看護師が「△△さん。診察室をお入りください」とその男に向かって言った。
それを聞いたKは目を閉じたまま、その男が診察室へ入って行くのを待った。が、男が椅子から立ち上がる気配がない。そして、看護師が今度は少し強い調子で「△△さん、診察室へお入りください」と言った。が、それでも男は動かない。看護師は受付から出てきて、その男の肩を叩いて「診察室へ・・」と言いかけたが、突然慌てた様子で看護師自身が診察室へ入って行った。そしてすぐに開かれた扉から医者と一緒に出てきた。
医者はその男の正面にしゃがみ込んで脈を取ったり、胸や首を掌で押さえたりしていたが、やがて、看護師と二人でその男を長椅子に寝かせ、心臓マッサージを始めた。医者はしばらくその男の胸を両手の掌でリズミカルに押していたが、腕時計を見て経過時間を確認し手を止めた。そして、長椅子に寝かされたその男の両手を胸で合わせ、両目を閉じさせた。
少し離れたところからその様子を見ていたKは、そのときようやく気がついた。
Kが待合室に入ったとき既に男は死んでいたのだと。
0200名無し百物語垢版2022/12/25(日) 23:05:34.52ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

これは、じじいが戦後すぐに北海道に石探しに行った時の話です。
北海道の北部のオホーツク海沿岸では「人魚」が網にかかることがあったそうです。
漁師たちは、それをけっして陸に持ち帰らず、船上で叩き殺していました。
そのときに「人魚」は、女性のような悲鳴をあげたそうです。
「人魚」は、別に女というわけでもなく、形が人に似ているというだけなのです。
それほど大きなものではなく(大人の半分くらいの身長)凶暴でもなかったようです。
それは港まで持ち帰るまでに、すぐに死んでしまい、死ぬとすぐに腐敗して異臭を放ったそうです。
それを食べたという話は無く、漁民もあまり触れたがらない存在でした。
「魚人」と呼んでいた人もいたようです。
それが見られるのは、かなり限られた海域で、たまにしか遭遇しなかったそうです。
以前、流氷に乗ってやってくる「人」の話がありましたが、これも似たような話ですね。
実際、流氷に乗って樺太や遠くカムチャツカからやってくる生き物だ、という人もいたらしいのです。
網にかかった「人魚」が腕輪や首輪をつけていた、ということもあったようで、それらが民家に保管されていたり神社や寺に奉納してあったそうです。
同じような「装飾品」は、オホーツク海沿岸に分布する続縄文時代の住居跡から出土することがあったということを、じじいは何度目かの北海道への石探し遠征のときに地元の郷土史家から聞いたそうです。
0201名無し百物語垢版2022/12/25(日) 23:19:05.02ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

石の中を透視する能力がもった人がいたそうです。
男性でした。
彼は、岩石の中を透視することができましたが、他のものを透視することはできませんでした。
その人は、普通の人と別段異なったところはなく、強いて言えば、瞳の色が若干薄かったそうです。
すべての種類の岩石を透視できたわけではなく、御影石のようなマグマが固まった硬い石は透視できませんでした。
これは、化石を探すのに好都合だということで、じじいは、彼のところに石を持っていって化石の有無を調べてもらいました。
完璧に有無を言い当てたそうです。
その人は、現地に出向いていって野外で岩石を見ても中を透視できたそうですが、家でじっくりと見るよりも的中する確率は低かったとか。
どんな大きな岩石でも透視できたようですが、それがどのように見えるのか?と彼にたずねても、彼の答えは要領を得なかったようです。
長さが一分にも満たない小さなものも見つけることができました。
神社に祀られている「御神体」と言われている石も透視したこともあったとか。
彼は、その岩石を透視しながら、笑っていたそうです。
彼は、非常に長生きをしました。
この話を聞いた時には、まだ存命だとじじいが話していた記憶しています。
0202名無し百物語垢版2022/12/25(日) 23:28:04.81ID:IBxITWJp
石じじいの話です。

短い話を一つ。
ある地方には、「ゲドウ」と呼ばれる「這い回る」モノがいたそうです。
夜、家のまわりを這い回るようなずるずるという音がする。
雨戸の隙間から見てみると、黒い人のようなものが這い回っていた。
朝、見てみると、確かに何かがはったような跡が地面に残っていたそうです。
以前お話した、「台風のときに訪ねてくるモノ」のような存在ですね。
0203名無し百物語垢版2022/12/31(土) 21:33:00.79ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

じじいが朝鮮に住んでいたときに満州を旅した時の話のようです。
満州の北部、ロシア(当時ソ連)との国境に近い森林の中に住んでいる人々(少数民族?)には、尖った大きな犬歯=牙が生えている女性たちがいたそうです。
最初、彼女たちにあったときには非常に驚いたのですが、よく見ると、それは「装飾品」でした。
その装飾牙は、たいてい動物の骨でできていました。しかし、なかには、その女性の親族や夫の骨から作ったものもあったそうです。
現地の案内人によると、昔は、他の人々(民族?)の集落を訪れるときも、その牙をつけていたのですが人々が怖がるので最近はつけなくなったと。
旅をしているときや森の中で、大きな牙を持った女性にあうと怖いな!とじじいは思ったそうです。
「でもな、たまに、ほんとうの牙をもった女に会うことがあるんだ。そんなときは、現地の人間は、普通の女が飾りとしてつけているんだと思うだろう。そうして油断していると、いきなり襲ってくるんだ。手を噛みちぎられたも者もいるし、殺された者もいる。殺された死体には食われたあとがあるんだ。尻の穴が食いちぎられていて、そこから内臓が引き出されて食われている。おまえも尻、気をつけろよ!」と案内人。
以前お話した、マハチンの一種かもしれません。
0204名無し百物語垢版2022/12/31(土) 21:39:47.89ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

非常に短い話です。ノートにあった、じじいから聞いた話の断片です。

あるところに、「犬が生る樹木」があったそうです。犬が生ったら鳴き声がするのでわかるのだと。
その「犬」を切りとって持ち帰ると、それは数日で死ぬ。
死んだら、それを食べるのだそうです。

よくわからない話です。日本の話なのか?朝鮮・満州で見聞した話なのか?あるいは、ロシア人などの外国人から聞いた話なのか?
0205名無し百物語垢版2022/12/31(土) 21:54:51.56ID:QodBkPoN
石じじいの話です。

米国には、恐竜の足跡と人の足跡がともに同じ地層に化石として残っている場所があるそうです。これは、キリスト教原理主義者たちによるインチキだとか。

じじいによると、ある山の中に「人の足跡」がたくさんついている岩石があったそうです。
それを知る地元の人によると、足跡をつけたものは、修行僧、仙人、盗賊たちなど、との言い伝えがあったとか。
大昔には、たくさんの足跡が見られたそうですが、じじいが見た時には、だいぶ風化して壊れてしまって、ほとんど残っていませんでした。
残っていたものを見ると、それは裸足の足跡で、指が異常に長かったそうです。
大小のものがあり、一方向に集団で歩いたような感じだったと。
ただ、じじいには、人間の足跡とは思えなかったそうです。
昔は、他にも別の種類の動物の足跡と思われるものもあったのですが、壊れて失われてしまったということでした。
また、道具(?)のようなものが一緒に岩石中に残っていることもあったそうです。
足跡が残っていた岩石は、人類が出現する以前の時代の化石が発見される、非常に硬い堆積岩(?)だったので、いっそう不思議だったそうです。
0206名無し百物語垢版2023/01/14(土) 13:16:14.12ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

これも、じじいが満蒙を旅したときの話でしょう。
蒙古人は、ラマ教(チベット仏教)を信仰していましたが、それが伝来する以前の土着宗教であるシャマニズムも根強く残っていたそうです。
シャーマンの儀式の手順は以下のとおり。不完全な記述ですが。
シャーマンは、病気を治療しに行くと、白い牝馬の皮の上に座って、灯火を消して部屋を暗くする。
婦人服をまとって長時間喫煙する。すると、激しく咳をするようになって体が反り返る。
そのうち、頭を垂れて目を閉じる。そうして、冷い水を口に含んで四方に吐き散らす。
白馬の毛の一掴みを火に投じて、胸に太鼓をかけて、顔を南に向けて太鼓と鈴を鳴らし始める。
ある程度時間がたつと、急に黙って、
「われ大なる牡牛。吼えよ。われ萬人にまさりて天龍を蒙れる人。力ある主よ。われに語りたまへ。われと伴なる者ども。耳かたむけよ。」と唱える。
そうして、口寄せが始まる。
招霊した霊魂が突如として現れる場合があって、その時には、シャーマンの体が吹き飛ばされることがあるそうです。
それがうつ伏せに倒れると吉凶、仰向けに倒れると凶兆だとか。
もし、そのような儀式で病が治らなかったり、事態が改善しないと(たとえば、家畜の病気が治らないとか、干ばつがおさまらないとか)、シャーマンは、「神を怠慢だとして懲罰する」のだそうです。
神様もなかなか楽ではありません。
0207名無し百物語垢版2023/01/14(土) 13:27:28.53ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

これも満蒙の話でしょう。
砂漠でも草原でも、人を惑わす存在があるとのこと。
夜、野営中に、仲間の声によばれて、その方向にふらふらと行くと迷って野営地に帰れなくなる。
夜間に移動しているとき(夜は昼と違って気温が低く、星も見えて方向を知ることができるので移動には都合が良かったようです)、多くの人々が馬やラクダにのって行進している音が聞こえるので、その音を仲間だと勘違いしてついて行くと迷ってしまう。
近くで歌や号泣しているのが聞こえるので、そこへ行くと迷う。
兵隊と思われる一群が追撃してくる音と声がするので、それから逃げようとして慌てて走ると、崖からおちて死ぬ。それでほぼ全滅した商隊もあるとか。
野営中に周囲から楽器の音が聞こえだし、それが激烈になって虚空に満ちる。
太鼓や鐘の音が聞こえるときよくある。
これは、夜間に気温が低下したときに、砂丘が崩れて流れ下る砂が音を出すのだそうです。

ラクダに鈴をつけるのは、このようなことで迷わないようにするためだとか。
また、露営する際には、自分たちが進んでいく方向がわかるように印をつけておくのだそうです。
360度水平線だと、朝起きたときにどちらに進んでよいかわからなくなることがあるのです。
0208名無し百物語垢版2023/01/14(土) 13:42:51.26ID:RWLVWJzh
石じじいの話です。

短い話を。
じじいが朝鮮にいた時の話です。
朝鮮の北部に「青春の泉」があったそうです。
山の中の湧き水を飲むと、若返るというものです。
その水を手ですくったときに手に少し刺激があり、その刺激の強さで、その水がどの程度その人に効くのかがわかるのだとか。
飲むと、いつまでも健康で若々しい。
しかし、その水は、器で飲んではいけない。
下手をすると死ぬことがあったそうです。

匂いをかぐだけで生きている人間がいたそうです。
これは道教(?)の修行で、これをマスターすると食べないでも生きていけるのだと。
まさに仙人です。
また、一日中まばたきもせずに太陽をみつめている人間もいたそうです。
これも修行の一つなのですが、眼が悪くなる。
あたりまえです。
しかし、身体の感覚が研ぎ澄まされて、遠くの物音が聞こえたり暗闇でもものが見えるようになるとか。
インドの苦行者のようですね。
0209名無し百物語垢版2023/01/16(月) 21:32:37.30ID:4Gu9Nufe
石じじいの話です。

じじいは、朝鮮にいるとき、何人かのロシア人とつき合いがありました。
その中のひとりから、バルト海の海岸から採集されたコハクをもらったそうです。
じじいにコハクをくれたロシア人(ラトビア出身でしたがロシア人だったと)によると、海岸を歩くと波打ち際にコハクが打ち上げられているのだとか。
コハクは植物の樹脂が岩石になったもので、中には昆虫などの太古の生物の化石が入っていることがあるのだと。
非常にまれに、「人造物」がはいっているコハクがあったそうです(?!)
たとえば、縫い針やチェーン(時計用?)など。大きなコハクには、指輪が含まれていたこともあったとか。
さらに、小さな、小さな人間の顔の一部や裸の腕や足の断片が認められたこともあったと。
「これは進化論を否定するものだ!神のご加護だ!」と、そのロシア人は熱弁していたそうです。
そのようなコハクを見せてくれることはなかったようですが、今考えるとフェイクくさいですね。
正月に、じじい箱からコハクを見つけたので、その由来についての記述を聞き書きノートの中に探しました。
おそらくこの話のものだと思われます。
モノは、孔をあけてネックレスにしてあります。もとからそうなっていたのか、じじいが加工したのかは不明。
光を通してみると、昆虫の化石が入っているようです(上の写真)。
https://i.imgur.com/gnRL1GZ.jpg

このロシア人は、ロシア帝国のあちこちを歩いたようで、じじいの聞き書きノートに、その経験談と思われるものがいくつかあります。
0210名無し百物語垢版2023/01/23(月) 20:48:19.57ID:eSAlZogd
石じじいの話です。

じじいが石探しのために国内を旅したときの話です。
ある地方には、猿を捕獲する独特の方法があったそうです。
それは「猿真似」の習性を利用したものでした。
水を入れたたらいを猿の群れのいるところに持っていき、彼らの前で顔を洗うさまを見せます。それを長期間にわたって何度も見せます。
そして、ある時に、トリモチを入れたたらいを置いておく。
すると、真似をした猿は、トリモチに手や顔をとられてしまうので、かんたんに捕まえることができるのだそうです。
また、ズボンを履くところを何度も何度も見せておいて、内側にトリモチがついたズボンを置いておく。
すると、猿は真似をしてそのズボンを履くので、トリモチにくっついてしまい捕まってしまう。
浅はかな知識で身を滅ぼすこともあるということで、ネット時代には自戒しなければなりませんね。
0211名無し百物語垢版2023/02/12(日) 11:47:48.69ID:05Vbyuw4
石じじいの話です。

聞き取った話の断片をいくつか。

夜でも目の見える人がいたそうです。
別に目の色が変わっているとか、その形や大きさが普通と違っているとかということはありませんでした。
ただ、眉毛が非常に薄かったそうです。
彼が言うには、「子供の頃は、私の目の色は水色だった。年齢をかさねるごとに色が濃くなってきて、今は、ほら、榛色だ。」
昼間はまぶしくないのか?とじじいが尋ねると、「いや、まぶしくない。ただ、他人の肌の色が、時々、緑色に見えることがある。」
その緑色に見える人に、何か特徴はあるのか?とじじい。
「いや、まったくない、と思う。まあ、知りようがないね。」
それは遺伝か?とじじい。
「私の曾祖母が、おなじような力があったと聞いたことがある。他の家族、親戚にこのような目を持っている者はいない。」

じじいが、山歩きをしている時に、ある集落に行きあたりました。道を尋ねるために、ある農家の庭先で作業をしている男性に話しかけました。
彼は、七輪の上の鍋で、何かを煮ていました。
料理をしているのだな、とじじいは思いましたが、鍋の中を見てみると、きれいな着物を来た女の和人形をグラグラと煮ていたそうです。
じじいは、ぎょっとしましたが、それを見なかったようなフリをして、親切に道を教えてくれる男性に礼を言ってわかれたそうです。

ある人が死んだ後、その人が死ぬ直前に書いた文字が動くことがあったそうです。
筆で書かれた文字が、もぞもぞと動くのです。ほんの少しですが。
誰が見ても、いつ見ても、動いていたそうです。
一週間ほどすると、文字は動かなくなりました。
墨もすっかり乾いて、いくつかの文字の一部がぽろりと抜け落ちたそうです。
0212名無し百物語垢版2023/05/02(火) 21:39:14.32ID:niCC4oXA
石じじいの話です。

話を3つ。

「呪術」を学んで、それを習得した人がいたそうです。その人は、べつに怪しい拝み屋のような者ではなく、普通の人でした。
彼が、その術を使ってはじめて呪殺したのは「鳩」だったそうです。
彼が、その後、呪術をどのように使ったのかは、私の聞き取りノートにはありません。じじいは話してくれなかったのか、あるいは私が忘れてしまったのか。

夜中にじじいが歩いていると、雷がなり始めました。付近に灯りは無く真っ暗でしたが、雷が光った時にはまわりの風景が青白く見渡せました。
そうこうしているうちに強い雨が降ってきたのですが、稲妻が走った時に、じじいの前から一人の女性が歩いて来るのが見えました。
その女性は黒いこうもり傘をさして、灯りを持っていなかったので、近くに来るまで気がつきませんでした。
その女性は、じじいに駅への道を尋ねてきました。
ずいぶん距離があったのですが、じじいは、その道順を教えました。
教えている時に、稲妻が走りました。
その光で見た女性は裸足だったそうです。
「今から歩いていっても最終の汽車にはまにあわんで」
「いいのです。人と会うのですから。」

じじいが石探しのために山歩きをしている時に、ある集落に行き当たりました。そこの一軒の庭で、数人の子供が泣き騒いでいました。
彼らは、興奮して、まわりの大人たちに叫んでいました。
「鳥が人間の頭を咥えてきた!」
えっ?と思って、じじいはそこに近づきました。
そこには、肉片が落ちていて、血が少し地面についていました。
その肉片は、人間の耳たぶであり、また、眼球と毛髪だったそうです。
どう見てもつくりものではない。
皆それをこわごわと見ていました。
血は、すでに乾いて、肉片にはアリがたくさんたかっていたそうです。
0214名無し百物語垢版2023/05/23(火) 14:26:33.41ID:f4azk17h
この前実家近くのイオン行った時の話。
男子トイレだし当然小便器があったけど、大が目当てだったのでそのまま個室に入った。
用を済ませて出たら女とばったり。
すっごい甲高い悲鳴上げられたもんで、間違えて女子トイレに入ったかと思い慌てて謝ってすぐ外に出た。
で、振り返って見直したらやっぱり男子トイレだった。
小便器があったのも確認したし。
じゃああの女の人間違ってね?と思って指摘するため再度トイレに。
そしたら個室は全部空室で、女の人なんてどこにもいなかったって話。
0215名無し百物語垢版2023/05/24(水) 22:41:52.87ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

家に関連した話をひとつ。

じじいは、石探しのために山に行く時に街を歩いていました。
その日は、春先の眠くなるような陽気でした。
ある古い家の横をとおりがかったとき、「ママ、ママ、起きて!」という子供の声が何度もしてきたそうです。
家の外でも聞こえるような大きな声でした。
昔でしたから、自分の母親を「ママ」と呼ぶ家庭は非常にまれでした。まずそれを奇異に感じたそうです。
しかし、国鉄の駅のある町なので、そういう「モダンな」家庭もあるかもしれん、と納得して、ちょっとその家の玄関を覗いて通り過ぎました。
路地に面したその家の玄関の戸は開いていましたが、中は暗かったそうです。
眠っている母親を子供が起こしているんだろうか?
その路地のむこうから男性が歩いてきました。彼はじじいに、低い声で話しかけてきました。
「この家の中から、子供の声が聞こえましたかな?」
「はあ、聞こえましたい。お母さんを呼ぶ声でしたが。」
「ママ、ママ、いうとりましたろう?」
「はい。」
「あの家には、もう、だれも住んどらんのですわ。母親は、去年死んでしもうて。ひとり子供がおったですが、父親がおらんかったんで、遠い親戚に引きとられておらんようになったんです。」
では、母親を呼ぶ、あの子供の声は?
「子供がおらんようになってから、ときどき、あがいな声が家の中から聞こえるんですらい。ここらへんの人はみんな聞いとります。」
幽霊だろうか?
「あやしいけん、家の中をしらべてみたんですが、だれもおらんし、人が入ったあともないんです。」
さっき見たら玄関が開いていたのだが。
「おお、たまに開いとることがあるんよ。だれかしのびこむんかもしれんが、盗るものは何もないんやが。でも、人が入ったあとはないんで。それやったら、玄関しめとらんといけない。あんたも気にしなさんなや。」
そう言って、その男性は、その家のほうへ歩いていきました。
子供の時に母親に死なれたじじいは、母の死の時を思い出して、複雑な気持ちになったそうです。
0216名無し百物語垢版2023/05/24(水) 22:51:18.11ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

不思議な家について、聞き取った話の断片をいくつか。

名前を呼ぶと答える部屋があったそうです。
冬に、ふすまを締め切ったその部屋の外で死んだ人の名前を呼ぶと、
「はーい」と声がかえってくる。
不思議に思ってすぐに襖を開けて見るとだれもいない。
その現象は、冬に限っておきるのです。
死んだ人なら、その家系のだれの名前でも呼べばこたえたそうです。
死んだ人が女性なら、高い声で。男性なら、低い声で。
ただ、その声が、その呼ばれた人の声と確実に同じであったかというとそうでもない。
その声が確実に女性のものか男性のものかも判別できない場合もあったそうです。

ある家では、ステンレスでできた電球の傘に「幽霊」の姿がうつることがあったそうです。
電球を消灯しようとしてスイッチを切る時に、その傘に見知らぬ人が通り過ぎるのがうつる。
振り返ると、そのような人は部屋にはいない。

雛壇とふすまとの間の暗闇に、少女の顔が浮かびでる家があったそうです。
桃の節句に、座敷に壁に接して雛壇を置くと、壁との間にできる暗闇に小さな女の子の顔が浮かびでます。
家人には、その少女の顔に見覚えはないのです。
まあ、それだけの話で、雛壇を片付けると出なくなるのです。
ある年の節句に、雛壇をふすまに接して置きました。
それでも、ふすまとの間の暗闇に少女の顔が出たそうです。
出ている時に、すぐにその後ろのふすまを開けました。
すると、

ある家の台所で料理をしていると、その料理が話しかけてきたそうです。
台所で、大根か里芋かを切っていると、その野菜から「死ね、死ね」と声が聞こえてきました。
他の野菜を切っても、同じ内容が聞こえてくるのですが、声が変わっていました。
野菜によって声が変わるという。
しゃべる野菜を鍋で煮ると、とても美味しい野菜だったそうです。
これは、調理している人の精神の問題なのではないでしょうか?

ある家の庭に面した座敷から庭を見ていると、真っ赤な彼岸花が咲いていました。
その彼岸花は、夜になっても、それだけが真っ赤に明るく見えていました。
その彼岸花を折り取って家の中に持ち込むと、そのようなことはなかったそうです。
0217名無し百物語垢版2023/05/24(水) 22:58:50.73ID:DHqwMrbQ
石じじいの話です。

以前、線路を走る少年の幻影の話をしました。同じような鉄道の話を2つ。

何回も汽車に轢かれる人がいたそうです。
田んぼで作業をしていると、その中を貫いて走っている線路のわきに人がいる。男性だったそうです。
その男性は、汽車が来るととびこむのです。
おおあわてで現場に駆けつけると死体はない。
汽車も何もなかったように通り過ぎる。
国鉄に飛び込みがあった旨を伝えても、運転士はそのようなものを見ていないということでした。
気のせいかと思ったのですが、それから何度も同じ人物が同じ場所で汽車に飛び込むようになったそうです。
国鉄に何回も報告しても、そのような事実は無いという返答。
それでも、その飛び込みは目撃される。
農作業をする人たちは、それを恐れて近くでの農作業中は線路の方を見ないようにしたそうです。
じじいが、私を8000円の自動車に乗せてくれて踏切を通る時に、「ほうれ、あそこに出るんよ。」と教えてくれました。怖かった。
高校生になって汽車通学をするようになって、そこは毎日朝夕、通る場所になりました。
そこを通るたびに、その話を思い出したものです。
じじい、余計なことを!

ある鉄道轢死事故に遭遇したとき、その現場で幼い子供が群衆に混じって見物していました。子供にこんなものを見せるとは、親は何をしているんだ!と、じじいは立腹しました。
その幼い子供は、にやにやと笑いながら大人たちの隙間から死体をのぞいていたそうです。
「かわいそうにのう。目の前で父親に死なれて、ちいさい子は頭がおかしゅうなったゆうで。」
0218名無し百物語垢版2023/05/25(木) 17:42:31.57ID:WzUHVu2d
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。
夜仕事からかえってきてエレベーターのボタンを押した。
扉が開いた。正面の鏡に、
「ルパン参上!」と書いた紙が貼ってあった。スーパーのチラシのウラである。
けっこう達筆だった。
しゃくにさわったので、下の余白に、「まてーっ ルパン!」と書いておいた
次の日、エレベーターに乗ると、鏡のところに、
「ぜんねんだったな、銭形のとっつぁ〜ん」と書かれた紙が。スーパーのチラシのウラである。
ムカっときたので、下の余白に、「たいへんなのものを見つけてしまったw」と書いた。
次の日、鏡のところに、
「また、つまらぬものをきってしまった」と。
負けられん!と思って、下の余白に、「命乞いをしろ!」と書いた。もう、ルパンではない。
次の日、鏡のところに、
「バルス!」と。
ちくしょう!まけるものか!「40秒でしたくしな!」
次の日、
「見ろ、ひとがゴミのようだw」と。
くそう!「だまれ!小僧!」
次の日、エレベーターの横と玄関の掲示板に、
「最近、エレベータの中で張り紙をして会話をしている人がいます。エレベーターは共用の場所ですので、そのようなことはやめてください。」
よく見ると、その警告の貼り紙の余白に小さく、
「読める!読めるぞ!」と書いてあった。
0219名無し百物語垢版2023/05/25(木) 18:08:27.43ID:WzUHVu2d
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。
夜、仕事からかえってくると、エレベーターのなかは真っ暗だった。
さすがに、こんなおそくに使う人はいないか。
ボタンを押すと点滅しながら明かりがついて、扉が開く。
その瞬間、中から、なにか小さなものが飛び出してきて、オレに飛びついてきた。
「うぉっ!」とのけぞるオレ。
そこには、オレの脚にじゃれつく犬が。
よくわからない雑種犬だ。柴犬とコーギーが混じったような感じだ。
無理に引きはがしても、オレのまわりを走り回る。
このまま放ってはおけないので、このシバーギーを連れて部屋に戻った。
腹をすかしていたらしく、飯にかつおぶしをかけてやったら、ガツガツと食べた。
メシ食べ終わると、すぐに眠りやがった。俺の上着の上で。
次の日、休みだったので、こいつをバックパックに入れてドッグフードやトイレ用具なんかを買いに行った。
部屋に置いてはいけない。
返ってきて玄関のメールボックスをチェックすると、一枚の紙きれが入っていた。
「ミサトちゃん(仮名)をかわいがってやってください。毎日、散歩につれていってあげてください。好物は、煮たブタの肝臓です。おねがいします。」と・・・。
おいおい、このマンションはペット禁止だ!
それより、どうして、オレがこの犬を拾ったことを知ったんだ!
どうしようもなくなったオレは、1ヶ月ほどこっそりと飼った。
逃亡を続ける指名手配犯の気持ちが少しわかったような気がした。
よし。どうも、昼間、オレの留守中には吠えないようだ。苦情も来ない。
真夜中の散歩が日課になった。
連休に、ミサトを自宅に連れていって、そこで飼ってもらうことにした。
今は、おふくろが「ジョン」と名付けてかわいがっている。
メスだ!メス!
0220名無し百物語垢版2023/06/01(木) 21:26:00.45ID:CfgDFhL/
石じじいの話です。

男の子が、家で古い西洋人形を見つけました。
どこから見つけてきたのかはメモにありません。
それは古いものでした。
その子は、弟が見ている前で、その人形を「解剖」し始めました。
服を脱がせて、胸をドライバーで刺してこじ開けました。わらくずのようなものが出ました。
腹まで裂いてもわらくずが出る。
手足をボキボキと折りちぎりました。手足はボール紙でできていて中に細い木の芯が入っていました。
最後に、彼はカナヅチで人形の頭を叩き割りました。
頭部の半分が長い金髪の髪の毛ごと欠け落ちました。
頭の中は空洞でしたが内側にローマ字が書いてあったそうです。
顔の部分もカナヅチの釘抜きの部分で叩くと、ぼこっと陥没して青い眼球がこぼれ落ちました。
眼球はガラスできちんと作られていたのです。
そのショックで可動式の首の関節がもげて、頭がぽろっととれてしまいました。
人形をばらばらにして満足した男の子は、人形の残骸を庭に穴を掘って埋めました。
数日後、その男の子は汽車に轢かれて、その人形と同じ状態になったそうです。
0221名無し百物語垢版2023/06/01(木) 21:40:42.26ID:CfgDFhL/
石じじいの話です。

これは石じじいから聞いた話ではなく、彼の死後ずいぶんたってから、村の住職から聞いた話です。
石じじいや私の家が檀家であった寺の先代の住職は、なかなかおもしろい人でした。
理知的というか合理的というか。
先祖の供養などを強調せず、ましてや水子の供養なども否定していました。
寺の役目は葬儀と法事だけだ、と常々言っていました。
彼が、このような話をしてくれました。
「のう、家のお寺のお墓知っとろう?一番上のお墓が、KKさんのとこよ。」
この寺の墓は、寺の裏山の斜面にありました。
「じゃが、あそこで、お墓は終わりやないんで。あそこから山の上に登る小さな道があろう。」
一番上の墓の横には小さな小道があり、そこからさらに上に登れました。墓全体は林の中にありましたが、そこからは、もう完全に森です。
「そこを、草をかき分けて登ると、もう一つお墓があるんじゃ。その墓が妙なもんでの。おまえ、行ったことあるか?」
私は行ったことがありませんでした。
「そこにはの、草に埋もれてしもうて、だれもお参りせんお墓があるんよ。古いもんなんやろうの。」
[つづく]
0222名無し百物語垢版2023/06/01(木) 21:41:13.75ID:CfgDFhL/
>>221
[つづき]
その墓は、以下のようなものだったそうです。
そこの墓石は真っ赤な砂岩でできていました。正六面体に近く、鋭い角はみなきちんと残っていました。
風化して角がまるまっていたり、欠け落ちたりしていませんでした。
どこの檀家のものでもない。
その墓石の4つの側面にも上面にも、細かい文字がびっしりと彫られていました。
しかし、その文字がまったく読めない。
文字は、掘りたてのようにはっきりとしている。もちろん、枯れ葉のかけらや砂がたまってはいるのですが。
この地方では砂岩の地層が山にたくさん露出しており、それを切り出して石垣や墓石に使っていました。
そのような墓石は、すぐに風化してほろぼろになってしまいます。
50年前のものでも、もう石の表面が剥げ落ちてぼろぼろになっていました。
びっしりと彫られた文は、その読めない文字の配列から行が横方向に書かれていたのだろうと推察されました。
しかし、一文字も読めない。
住職は、大学でチベット語を習ったことがあったそうですが、それではない。梵字でもない。漢字でもない。もちろんローマ字でもない。
学校の図書館でしらべてもわからない。キリル文字でもアラビア文字でもない。
インドや東南アジアの文字も調べたが同じものはない。
アムハラ語の文字でもない。
亀甲文字や象形文字さえも調べたそうですが似てない。
強いて言えば、楔形文字に似ていたそうです。
[つづく]
0223名無し百物語垢版2023/06/01(木) 21:41:44.45ID:CfgDFhL/
>>222
[つづき]
「どがいな石でできとるんやろう思うてな。XXさん、石じじいの本名、にみてもろうたんよ。」
じじいが言うには、それは、おそらく赤色砂岩というもので、イギリスや欧州大陸地域で見られるかなり古い岩石だろう。
その石は、それほど硬い石ではないので、日本のような湿気の多いところで長年雨にさらされたら、ぼろぼろになるだろう、と。
「石に彫られとる文字が読めんけん、過去帳でしらべることもできんかったんよ。」
どうしようもないので、そのまま放置することにしたそうです。
もし、墓の敷地の拡張が必要になったら改葬しようと。
しかし、村はどんどん過疎化してしまい、墓の敷地が拡張されることはありませんでした。
今では限界集落です。
じじいが、その石に興味を持って、一部をハンマーで欠き取ろうとしていたので、住職はいさめました。
「わしらが読めんような字が書いてある墓石割ったら、がいなバチがあたるかもしれんぞ!」
住職は一応記録に残しておこうと思い、文字が彫られている5面の拓本をとりました。
その拓本は、今でも寺に残されているかもしれません。住職は代がわりしていますが。
この話を聞いた後、私はそこへ行ってみました。
[つづく]
0224名無し百物語垢版2023/06/01(木) 21:42:11.59ID:CfgDFhL/
>>223
[つづき]
ありました。草木に埋もれて。
しかし、その墓石の角が大きく割れて欠けていました。
その断面もとてもフレッシュでしたが、面のあちこちに緑色の斑点がポツポツとありました。
墓石の前には、花が入っていない白い陶器の花立が置いてありました。
花立は置かれてから随分年月がたっているように見えました。
じじいが叩き割ったのだろうか?と疑いましたね。
そうかもしれません。
墓石は今でもきれいなままであそこにあるのでしょう。
撤去する必要もありませんからね。
今度、両親の墓参りの時に確認してみたいと思います。
この話は高校生の時に聞き取ったので、かなり詳しく記録されていました。
当時の筆記内容を記憶で補完しました。
0225名無し百物語垢版2023/06/02(金) 23:19:07.21ID:soihsF8v
石じじいの話です。

スイカの中に肉が詰まっていることがあったそうです。
孵化に失敗した桃太郎だったのでしょうか?

ノートの端に書きとめてあった意味不明な話です。
0226名無し百物語垢版2023/06/03(土) 21:34:12.08ID:YRrdetbS
石じじいの話です。

図工がとても得意な小学生がいました。
その男の子は、絵もうまいし粘土細工なども上手でした。
リアルな作品も抽象的な絵もよく描け、デザインのセンスもあったそうです。
ある夏休みの図工の宿題で、彼は犬の石膏像を作ってきました。
柴犬のような犬のリアルな頭でした。人に愛嬌をふりまているようで、とてもかわいく見えたそうです。
そのできに同級生たちも先生も驚きました。
その作品は金賞をもらって教室に飾られました。
その後、みんなにも見てもらおうと図工教室に展示されました。
みんな、おどろき、またよろこんだそうです。
その作品は長く展示され、ついには、その作者である男の子が卒業しても学校に残されました。
それから、ずいぶん時間がたって、
10年以上もたっていたということです。
その由来も忘れられてホコリをかぶっていた、その石膏像を、美術クラブの女の子が見つけて、それに着色したそうです。
彼女は、絵がとても上手だったので、犬の像は非常にリアルに着色されました。
それはそれで作品として立派なものだったということです。
これは、なおさらカワイイと皆がよろこびました。
そのうち、ある生徒がよく見ようとして、高い棚に置いてあったその像を手にとろうとしました。
しかし、誤って落としてしまいます。
[つづく]
0227名無し百物語垢版2023/06/03(土) 21:35:00.58ID:YRrdetbS
>>226
[つづき]
石膏像はバラバラに割れました。
割れた断面を見てみると、石膏の中に骨のようなものがあります。
そこにいた子たちは怖くなって、壊したことを先生に言いました。
クラブの先生は、それを理科の先生に見せて調べてもらいました。
理科の先生が調べたところ、それは犬の頭骨だったそうです。
骨に石膏を塗りつけて固めて、表面を削って形を整えて毛並みなども表現していました。
両方の眼窩には、きれいなビー玉が詰めてあったそうです。
作者の男の子についての情報は残っていましたが、かなり前のことなので今さらどうこう言うこともない。
その理科の先生は、石じじいの科学知識の顧問のような人物でした。
彼がじじいに言うには:
「あれは、中に犬の骨が入っとったけど、まわりは石膏で固めて、それを削って形を作っとったんで。骨は石膏像の芯みたいなもんよ。」
「考えてみんさい。鼻や頬の形や、まぶた、耳の形は骨には残っとらんので。それをあの子は、きれいに削り出して、ほんものみたいに写実的に作ったんぞ。これはなかなかできん。」
「あの子には才能があったんよ。骨なんか中に入れんでも同じようなええもんができたろうのう。」
「もしかしたら、その犬は、あの子にとって大事なもんやったんかもしれん。飼うとった犬やったかもしれん。生きとった時の姿をようおぼえておったんかのう・・・。」

愛するものとの、そのような別れかたもあったのかもしれません。
0228名無し百物語垢版2023/06/15(木) 19:48:17.79ID:CYUxJZO+
石じじいの話です。

じじいが北海道へ石探しに行った時、札幌でバラックのような宿泊所に泊まりました。
そのころの札幌は冬季オリンピック開催の前で、小さな、しかしエキゾチックな地方都市だったそうです。
駅の北口にある宿泊所の主人である女性から聞いた話です。

その女性は、戦後に内地から移住してきた人でした。
家族(夫と子供二人)と横浜に住んでいましたが、終戦まぎわに横浜の大空襲にあいました。
夜ではなく昼間に大編隊が襲来したのでおどろいたそうです。
港、つまり海側が最初に爆撃されるだろうと考えたのですが、予想とはちがい山側から爆撃が開始されました。
短時間に焼夷弾が落ちてくるので消火活動の余裕がない。
しかし、「逃げないで火災を消せ」という命令だったので消火活動をこころみたのですが、まったく無力だったそうです。
https://i.imgur.com/nWCzios.jpg
[つづく]
0229名無し百物語垢版2023/06/15(木) 19:49:23.33ID:CYUxJZO+
>>228
[つづき]
これはいかん、というので家族で海側に避難を開始しました。
それまで空襲のなかった横浜の街は燃えあとの空き地がなく、家がたてこんでいて通りには多くの人間がひしめきあっていました。
その混雑で、彼女は家族と離ればなれになってしまいました。
このまま海側にいくのは難しいので、他の人々といっしょに近くの丘に避難しました。
丘の上からは、市街にいくつかの炎の竜巻が立ちのぼっているのが見えたそうです。
炎はどんどん丘にも迫ってきました。
これはいかん、というので、さらに山側に逃げました。
爆撃は1時間ほどで終わりました。投下された爆弾はほとんど焼夷弾だったそうです。
家屋がどんどん燃えるので酸欠で呼吸が苦しくなり、それで動けなくなり道端に座り込む人も多かったそうです。
その人たちは焼け死にました。
最初に避難した丘にも火勢が伸長して、そこに残った人々も多くが焼け死んでいたそうです。
家も家族も焼かれてしまって天涯孤独の彼女は、終戦後北海道に渡り宿屋をはじめました。
彼女は醍醐寺真言宗に帰依しており、口寄せのようなこともしていたそうです。
0230名無し百物語垢版2023/06/20(火) 16:28:29.24ID:P8Q+2q6H
自分が体験した怖くてよくわからない話して良いですか?
0231名無し百物語垢版2023/06/20(火) 16:29:07.89ID:P8Q+2q6H
って、誰もみませんよね
0232サナ垢版2023/06/20(火) 16:30:49.47ID:P8Q+2q6H
昔の話なのですが
0233名無し百物語垢版2023/06/22(木) 21:17:01.34ID:77hPniV3
石じじいの話です。

みなさんは、ノツゴというのをご存知ですか?
水木しげるの妖怪本にも出てきますね。
これは、じじいの故郷によく出る妖怪です。
同じ村の出身の私も、子供の頃、山を歩いている時にこれに憑かれたことがあります。
憑かれると手足がしびれて動けなくなります。脚がもつれたりします。
それに強い空腹感をおぼえます。
漁村にも出ることがあり、そのときは、船のろがこげなくなるそうです。
じじいも、「山でノツゴに憑かれて往生したわい」と話してくれたことがあります。
ノツゴは、ボウコの一種で、堕胎の子供の霊だとか;栄養失調で死んだ子供
の霊だとか;死んだ牛馬の霊が祟るのだとか、いろいろな解釈があります。
[つづく]
0234名無し百物語垢版2023/06/22(木) 21:18:07.03ID:77hPniV3
>>233
[つづき]
土佐では、それは水に関連した神であり、また農業(田畑)を支配する神だとも言われています。
田の神であり、そこで働く人や牛馬の守護神であるとも。
牛馬は田畑での主要な労働力ですからね。
この神は、神社では祀られず、屋敷神のような小さな祠で土居屋敷の敷地内で祀られました。
土居中という地名も、その地方にはあります。御土居の中という意味ですね。
ノツゴに憑かれて動けなくなったときは、青草を手折って供えるとか、草履の乳をつかうとか。
葬儀の時に、棺桶のなかに草履も一緒に入れて埋葬するという風習もありました。
それと関係するのかもしれません。
また、道路の端にある石地蔵や小祠、道祖神に通行人が芝を折ってそなえて通行の安全を祈願するという風習もありますが、それと関係するのかもしれません。
また、田の神は、春の亥の子に降りてきて、十月の亥の日に、仕事を終えて帰っていくという信仰であるイノコ信仰と関連しているのかもしれません。
十月の亥の日のイノコは、私達の田舎でも行われていました。
このようなことをじじいに教わりました。
0235名無し百物語垢版2023/06/25(日) 15:19:14.27ID:9wMkLVGJ
石じじいの話です。

以前、犬神憑きの家族の話をしました。

じじいの地元でも、犬神憑きはありました。
犬神憑きは昔からあったようで、じじいの故郷に近い、長宗我部氏の土佐でも弾圧が行われたそうです。
犬神を使うと思われる人々を探しだして処刑したのだとか。
犬神憑きなど、その実態も明確ではなく実際には害はなかったにもかかわらず、です。
河原や、時には田んぼでも首切りが行われたそうです。
今でも、「くびきり田」、「きりはら」という地名があります。
なぜ、犬神憑きは忌み嫌われたのでしょうか?
支配者たちが、大陸からの蠱毒の話に影響を受けて犬神憑き筋(ときめつけられている人々)を外法使いであると考えたのかもしれません。
人蠱を使うとか。
支配者である武士たちも、反逆行為(につながる行動)には神経質で弾圧に余念がなかったのでしょう。
それにしても、各部落にみられる犬神憑き筋の数は多すぎますね。
大昔には、半数近くがその筋であるという集落があったそうです。
現在では、そのような風俗(?)はまったく存在しません。
0237名無し百物語垢版2023/07/03(月) 10:04:01.43ID:6MGozxyf
ワイが小さいころに実際に体験?ていうか見えた話

ワイがまだ小学生にもなってなかったある日、同じ市に住んでいる祖父母の家に遊びに行くため、親と一緒に車に乗ってた。
いつも通る丘の中腹にある交差点に差し掛かった時だった。
その交差点にあるお地蔵さん(お地蔵さんではなかったかもしれんが、道標とか何らかの石像であったことは確か)のほうをふと見た。
そしたらそこに何かがいる。黒い人型に目があった。こっちを見てたような気もする。
すぐに怖くなって車内のミラーのほうに目を逸らした。
そこにそれはいた。ワイの隣にいた。

ワイはこれしか覚えてないし、ありきたりだし、オチもない。でもこれがワイが初めてそういうものを見たとき。この時から今日まで、一回もそういうものを見たことはない。できればこのまま見ないで過ごせる人生を送りたい。
0238名無し百物語垢版2023/07/03(月) 18:45:26.11ID:kG2W1Qos
ワイが体験した話なんやけど、とある日まどを見たら黒い影がどんどんちかずいてきた
0239名無し百物語垢版2023/07/03(月) 21:37:13.90ID:zi4QNfbB
〇近づく
0241名無し百物語垢版2023/07/15(土) 14:04:14.63ID:sYiQW7xH
石じじいの話です。

以前、農村での農薬自殺についての話を書きました。
似たような話です。
ある地域で自殺が連鎖したことがあったそうです。
この連鎖は長引きました。
ある農家の男性が自殺しました。縊死でした。
すると、しばらくたって近くの家の人が自殺した。これも縊死でした。
さらに、しばらくたって近くの家の人が自殺した。これも縊死でした。
さらに、しばらくたって近くの家の人が自殺した。これも縊死でした。
四人目です。
一つの部落から四人とは、これは異常な事態であると人々は感じたのか、このような噂が立ちました。
「ぶら下がっている人の顔が向いている方向の家から、次の自殺者が出る。」
これは、偶然ではないか?
そのような噂(解釈?)を信じる人はほとんどいませんでした。
信じない人の意見:
顔の向いている方向を真っ直ぐに伸ばしていくと、どうしてもどこかの家に行き当たるだろう。
そもそも、その死体が向いていた「本当の」方向をどうやって知るのか?
発見者が、その方向をおぼえているかどうかもわからない。
発見して騒いでいるときに、死体が回転するのではないか?
発見者が、その方向について隠したり、嘘を言ったりするのではないか?
道理です。
[づづく]
0242名無し百物語垢版2023/07/15(土) 14:05:22.82ID:sYiQW7xH
>>241
[づづき]
しかし、四番目が向いていた方向の家から次の自殺者が出ました。縊死です。
この五番目の自殺者は、その部落に隣接した別の部落からでたのです。
この五人の自殺の原因は親族間の不和や借金など、さまざまでした。
共通性はない。
まあ、本当の原因はわからないのですが。
縊首する場所もさまざまでした。
自宅の座敷内
納屋の梁
庭の樹木
山の樹木
脱穀機、どういうことだろう?
六人目が五番目と同じ部落から。縊死。
地元の有力者;むかし、庄屋だったという、が近くのお寺に「お祓い」を依頼したのですが、住職は断りました。
「それは偶然じゃろう。そがいないらんこと気にやんじょると、お前も死ぬぞ。」と住職。
その有力者は、納得せず、やや遠くの町の神主に依頼しました。
神主は、お望み通りのお祓いをしました。稼ぐチャンスです。
しばらくして、その有力者が自宅の鴨居(欄間)からぶら下がりました。
投機、株に失敗したから、ということでした。
彼の死体は、その神主の家の方向を向いていたそうです。
ここで、この自殺連鎖の話は途切れています。
私が、中学生になって、じじいから聞いた話です。
0243名無し百物語垢版2023/07/15(土) 17:09:59.96ID:McSiHEJL
疲れたら休めばいい。やめる必要はない
0244名無し百物語垢版2023/07/28(金) 19:38:23.11ID:lktc+JGj
石じじいの話です。

じじいが朝鮮にいたときの話です。
山を歩いていると、一匹の犬がどこからともなくあらわれて距離をあけてついてきたそうです。
野犬の群れか?と思い緊張して身構えましたが他に犬はいませんでした。
こちらが立ち止まると、犬も止まる。
あまり気にしてもしかたがないので、歩きつづけましたが犬はついてきます。
いっしょに歩いていたらだんだん恐怖心は失せていったそうです。
腹が空いたので、ひとやすみして昼食にすることにしました。
朝、宿屋で弁当をたのでおいたのですが、宿の飯炊きが間違って二人分どころか三人分ほどの量を作っていました。
必要な分だけ持って、あとはおいておこうとしたのですが、「なにかあるかもしれないし、邪魔にはならないから」と彼女が言うので、それもそうかと思い携行していたのです。
しかし、やはり重い。
この犬にも、少し分けてやろうと思いました。
飯を少し投げてやると、犬は少し逃げる。
見ていると警戒して食べないので、じじいは無視して自分の弁当を食べ始めました。
すると、犬は、おそるおそる近づいてきて、それを食べ始めたそうです。
じじいは、また少し投げてやりました。さっきより近いところに。
犬は、おそるおそるよってきて食べました。
それを繰り返していると、犬も警戒心をといたのか、かなり近くまでよってきたそうです。
そして、そこへちょこんと座りました。
そこへ飯を投げてやっても、もう逃げない。美味しそうにそれを食べました。
犬は腹が空いていたのか、たくさん食べたそうです。
じじいは、なにげなく犬に話しかけたそうです。
「犬よ、おまえは一人か?」朝鮮語で。
「アア」犬がこたえました。朝鮮語で。
[つづく]
0245名無し百物語垢版2023/07/28(金) 19:39:12.02ID:lktc+JGj
>>244
[つづき]
じじいは驚きましたが、ここでとり乱すと襲われるかもしれない、
犬のなき声がたまたま人の声のように聞こえたのかもしれない、と考え、続けました。
「腹がすいとったんか?」
「アア」
「人の言葉がわかるんか?」
「ワカル」
これは、明らかに人の言葉です
「どこでなろうた?」
犬答えず
「人にかわれとるんか?」
「イヤ」
「何歳ぞ?」
「ゴ」
「なかまはおらんのか?」
「オル」
「どこに?」
犬答えず
「こどもはおるんか?」
「オラン」
「もっと食うか?」
「イヤ」
「この山にすんどるんやな?」
犬答えず
「さびしゅうないか?」
「イヤ」
「そうか、親はおるんか?」
犬答えず
犬は、うずくまって眠そうにしはじめました。
じじいは、もっと会話をしてみたい気もしましたが、今日中に山を越えなければならないので先を急ぐことにしました。
「もうすぐ、冬になるけん、からだだいじにせいや。これで行くけんのう。」
犬はゆっくりと身を起こし言いました。
「あなたもお体をおだいじに。ここからの道は、峠を越えたところに岩場があってあぶないから気をつけなさい。
たべものをくださり、ありがとうございます。またここを通ることがあったら、この場所で『ハヤン』とお呼びください。きっとまいります。」
じじいはあっけにとられました。
それは、流暢で丁寧な朝鮮語だったのです。
じじいは、非常に興味を持ちましたが、このまま立ち去ることにしました。
深い関係を持たないほうが良いだろうと思ったからです。
少し歩いて、うしろを振り向くと、犬は山の斜面をのぼっていきます。
犬は、一度こちらを振り向きましたが、すぐに林の中に消えていきました。
朝鮮の秋の空は真っ青で、山は紅葉で黄金色に輝いていたそうです。
0246名無し百物語垢版2023/07/29(土) 09:22:31.85ID:2NgBAySP
石じじいの話面白い
変なリアリティがある
ざっと読んだけど縊死の話がお気に入り
0247名無し百物語垢版2023/07/30(日) 21:25:38.74ID:8tblPtEt
石じじいの話です。

山の中で金星人にあったそうです。
ソ連のベネラ1号が金星に行く前の時代たったとか。
石探しの山中で、道端の石の上に座り休んでいると、山の上から、白いワイシャツで白いズボン白い長くつを履いた男性がおりてきました。
彼は、じじいを見つけると、いきなり「私は金星人だ。」と言ったそうです。
じじいは、理解できなかったので、聞き返しました。
彼は、今度はゆっくりと言いました。「私は金星から来た金星人だ。」
じじいは、アダムスキーを知らなかったので当惑しました。
まあ、知っていても当惑したでしょうけど。
その人物は、肌の色の白い黒髪の普通の日本人の男性だったそうです。
大きな荷物は持っていませんでしたが、腰にサーベルのようなものを下げていたそうです。
また、ピカピカ光る、反射する?縦横30cmほどの板をもっていたとも。
今の知識だと、タブレットPCみたいです。
じじいは、その「サーベル」で斬りかかられたらどうがいしょ!と心配したそうです。
その人物は、じじいの横に腰をおろして、勝手にしゃべりはじめました。
「我々金星人は、地球への侵攻計画をたてている。」と彼。
{おいおい!とじじいの心の中}
[つづく]
0248名無し百物語垢版2023/07/30(日) 21:27:07.67ID:8tblPtEt
>>247
[つづき]
「我々は、百年以上にわたって、その準備をしてきた。強力な兵器も十分にある。広島の何万倍も威力があるのだ。」
{ほうほう。}
「我々の侵攻はもうすぐ始まるのだ。覚悟しろよ。」
{そりゃえらいこっちゃ!}
『それはがいなことやが、あんたはなにしに来とるん?』とじじい。
ちょっと話に慣れてきた。
「私は地球の偵察に来ているのだ」
『どのくらいおるん?』
「もう、50年にもなるかな。」
『地球のことはようわかったかな?』
「わかった!」
『たとえば?』
「地球の大部分は、デュナイトという物質でできているのだ。知っていたか?」
{ほうほう。たしかにそういう石は地下にある。}
じじいは、彼といろいろと話しをしました。
さまざまなことを詳しく知っており、特に、自然科学についての知識が豊富で、じじいには理解できない話も多かったそうです。
『いつまで地球におりなさるんか?』
「来週には金星に帰る。車が迎えに来るのだ。」
{車?くるま?}
「おまえも一緒に来るか?」
『いや、わし、まだ結婚しとらんけん・・・』
理由になっていない。
「そうか。だが金星人のおなごはいいぞ!お前もすぐに金星人だ!」
じじいは、相手を刺激しないようにやんわりと話をきりあげました。
「いやいや、なかなか有意義な会話だったな。また会おう。」
そういうと、その金星人は、悠然と山道を下っていったそうです。

「世の中にはいろんなもんがおるわいね。あのひとは金星に無事に帰れたんかのう。奥さんも子供もおるゆうとったが。」
じじいは、空を見上げて言いました。
0249名無し百物語垢版2023/07/31(月) 21:51:11.76ID:4MP3YG1l
>>248
急にSFになったぞどうした
0250名無し百物語垢版2023/08/01(火) 22:11:05.50ID:9rNIxFaX
>>248
金星人の話、笑った
これはSFじゃないだろう
金星人が「おなご」ってw
0251名無し百物語垢版2023/08/02(水) 20:03:58.35ID:ye9TgW2T
石じじいの話です。

北海道へ石探しに行ったときの話だそうです。
じじいは、北海道の友人と道北の方へ足をのばしました。
そこは、山奥で、アイヌ語起源の名前の山の頂の近くに「氷の洞窟」があったそうです。
それは、夏でも山頂付近に雪;もう氷になっている;が残っていて、それを貫いて小沢が流れていて、
それが「氷の洞窟」と呼ばれていた、と。
そこに向かって沢をのぼり、滝をまくために谷の斜面をのぼっていると向かいの斜面にヒグマがいたそうです。
さいわい、クマとは距離があり、こちらに気づいているらしく、時々立ち止まっては振り向きながら遠ざかっていました。
じじいたちが緊張してクマを見張っていると、突然、強い光で視界が真っ白になって、爆音がしたそうです。
そして爆風が襲ってきて、じじいたちは吹き倒されました。
それでじじいは気を失っていたのですが、友人に助け起こされました。
まわりの樹木の枝のほとんどが折れて地面に積み上がるように落ちていました。
対岸をみると、広い範囲で森の樹木が倒れていて、オレンジ色の霧?がたちこめていたそうです。
まわりの空気は熱く、金属の臭いがしていました。
もうヒグマの姿はありませんでした。
このあと、30分ほどして霧は消えたそうですが、しばらくは「ズシン、ズシン」という大きな音が地下から?響いていたそうです。
雷が落ちたのだろうとじじいたちは考えたそうですが、それが起きる前も後も、雷鳴もなく雷雲も見えなかったのは不思議でした。
また「あの雷」が落ちるかもしれないということで、しばらく動かずにいて、その後谷をくだりました。
あれは本当に雷だったのか?と友人と話し合ったそうです。
しかし、雷以外に、あの現象を説明できない。
山麓の村の人々もその音を聞いていて、雷だろうと思っていたそうです。
じじいたちは、後日、同じ山にのぼって化石を採集しました。

いま考えると微小隕石の落下かもしれません。
0252名無し百物語垢版2023/08/04(金) 23:48:54.92ID:BdIw1jqm
石じじいの話を探してみたがけっこうあるな
ずいぶん昔から書かれてる、ようつべにもある
0253名無し百物語垢版2023/08/15(火) 20:51:41.76ID:1wlFBSvp
石じじいの話です。

「呪われた土地」があったそうです。
そこは、田畑ではなく、草地でした。
子供がそこで遊んでいて怪我をすると、傷口が膿んで重症化したそうです。
破傷風菌が根付いていたのかもしれません。
そこは、川の近くで、田んぼにすると水を引くにも便利でしたが、空き地のままでした。
そのような事実が昔から知られていたからかもしれません。
その土地のまわりは田んぼでしたが、その田んぼの収穫量は、他よりも多かったそうです。
その地域では、農地の改良をするために、その「呪われた土地」を含めて、まわりの土地と一緒に田んぼとして再編成することになりました。
その噂を知っている人たちからは、不安視されましたが反対はできません。
まあ、呪いなど本気で信じている者はいなかったのでしょう。
改良作業のため、その土地が掘り返されたとき、その地下からは変わったものは何も出ませんでした。
ただ、その土地に隣接する場所から昔の水路のような石組みが出土したそうです。
その流路と思われる部分には、周辺の田んぼの粘土とは異なる粗い砂礫が堆積していたので、その構造物は水路だろうと考えられたのです。
その水路は、その「呪われた土地」から伸びていたと考えられました。
あたりの傾斜や砂礫の分布から、その土地から水は流れ出て、水路を通っていた、と推定されたのです。
いちおう教育委員会が調査したそうですが、それは古いものではあるが用途や構築年代は不明だ、ということでした。
その「呪われた土地」は、非常に収穫量が多い田んぼになったそうです。
その田んぼは今でもあります。
0254名無し百物語垢版2023/08/19(土) 10:07:28.61ID:SKSNd4EO
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。
深夜に仕事から帰ってきてエレベーターに乗った。
 2階を通り過ぎて3階を通る。
ドアのガラス窓からおばあさんがドアの前に立っているのが見えた。
「高齢の人には、階段を降りるのはあぶないな。」
 4階を通る。
中年の女性が立っていた。
「こんな深夜でもエレベータ使う人多いんだな。」
 5階を通る。
若い女性が立っていた。
「また人だ。おおっ!これは『呪怨』状態だ!次は誰だ!?」
 6階を通る。
小学生低学年の女子が立っていた。
「おお!なぜ、この深夜に子供が一人で?次はオレの階だ。7階にはだれがいるんだ?!」
 7階に着いた。
ドアが開く。
妊婦さんがいた。

まあ、納得できるオチだったが、どうして皆、この深夜に?どこへ?
0255名無し百物語垢版2023/08/26(土) 21:10:17.33ID:NN1naumk
石じじいの話です。

聞き書きを始めた初期の話なので内容に不明な点が多いのですが、おそらく、このような話だったのでしょう。
漁村の話です。

漁師が船のろを漕いでいたら、いきなり男が水中から船のへりにかきついてきたそうです。
人が泳いで近づいてくる気配もなかったで漁師は驚きましたが、気を取りなおしてその男を助けあげようとしました。
すると、その男は、「オレに触ると、お前は海に引き込まれるぞ。」と言い、さらに「このまま少しやすませてくれ」と。
漁師は、こんな陸から遠くにどこから泳いできたのか?と尋ねました。
「下から来た」と男性は答えました。
男の言うことがよくわからない。
これからどこに行くのか?とたずねると、
「西へ」と、男。
西は豊後水道だ、陸地はない。
もっとも、ここからは、もっとも近い陸地にも泳ぎ着けないだろう。
漁師は、「水を飲むか?」とたずねました。
「おお、少しくれ」と男は言って少しだけ飲んだそうです。
「海の上では水はだいじだ、ありがとう。」と男。
漁師は、こわごわと「どこにすんでおられる?」たずねました。
「海の底だ。」と男。
漁師は当惑しました。
男は、上半身は、はだかで、肩から背中にかけて「入れ墨」のようなものがあったそうです。
しばらくすると、「それではもういくぞ。水がうまかった。海の下は地獄だ、お前も気をつけろよ。」
と男は言い、両手を船べりからはなして、そのまま水面下に沈みました。
漁師は、慌てて覗き込みましたが、男は両腕を広げて海の闇に向かって沈んでいったそうです。
漁師は、港に帰りながら考えました。あれは何だったのだろう?人魚か?なぜ、彼に触ったら海に引き込まれるのだろう?
それを、なぜ自分に注意したのだろう?
港で、この話をしましたが誰もそのようなことを経験したことも、話を聞いたこともなかったそうです。
しかし、別の機会に、対岸の県の漁師から、背中に入れ墨をした男の死体が、たまに浜に打ち上がることがある、という話を聞いたそうです。
その死体が具体的にどのような特徴を持っていたかについては、聞き取りノートには書かれていませんでした。
今なら、ヤクザが殺されて海に流されたのか?とも思われますが。
0256名無し百物語垢版2023/08/28(月) 08:11:03.75ID:aaSnfzkO
趣味の活動をしていた時は不思議なものをいくつか見たなぁ
0257名無し百物語垢版2023/08/28(月) 08:22:14.19ID:aaSnfzkO
趣味といっても「覗き」で、30年ほど前からやっていた。今はもう足を洗った。防犯システムが整って、自分らにとっては安全じゃなくなったからね。
当時住んでいた某県の、地方都市にある大学の周りのアパートや、郊外の住宅を主なターゲットにしていた。
アパートもドアの郵便受けから部屋の中が覗けたり音が聞けたりしたし、田舎の家だと網戸のままで寝ている夫婦などもいた。
当時の大学生は、今と違ってお盛んだったから、ひと晩に何組かのカップルの秘密が見られたりしたし、新婚の夫婦が住む家には1年ほど通ったりもした。
なにしろ毎晩のように夜中に徘徊していたから、奇妙なものも見てしまう。
0258名無し百物語垢版2023/08/28(月) 08:35:55.14ID:aaSnfzkO
冬の深夜、アパートの1階の端の部屋で半同棲している大学生を見ていた時のこと。
玄関ドアの前にしゃがんで郵便受けを開け、中を覗くと、歯磨きをしている2人が見える。
いつものパターンなら、まもなく寝るはずなので、その場に潜んでいると、奥の雑木林に白いものが見えた。
ぼんやりした白いものが木々の隙間に見える。
「人か?」「見つかったか?」と思う。
アパートを通路には薄暗い蛍光灯があるだけだけど、雑木林よりは明るいので、こちらは見られているかもしれない。
追いかけられたり、通報されたらマズい。
目を凝らすと、ぼんやりした白いものは、右に行ったり左に行ったり、動いている。
視力は良いのにぼんやりしか見えないし、木が生い茂る中をスーッと移動するのも不自然だ…と思ったが、部屋の中も気になる。
なにしろ、もう2人が始めているかもしれないのだ。
0259名無し百物語垢版2023/08/28(月) 08:49:54.20ID:aaSnfzkO
「枯れ葉を踏む足音もしないし、あれは人ではない」と思った自分は、静かに郵便受けを開けて覗きを再開した。
中では大学生の2人が、電気をつけたままベッドに座ってキスをしているところだった。
それをチラチラ見ながら、雑木林に目を向けると、白いものはまだ右に左にゆっくりとしたスピードで不規則に移動していた
アパートからは20メートルは離れている
怖いのは、得体のしれない白いものより、通路の反対側の細い道を通る人や、アパートの住人だ。
この日は、カップルの二人がいろいろな形で抱き合い、電気を消して寝るまで、30分ほど堪能したが、その間じゅう、白いものは見えていた。
彼氏が白いものを飛ばすまで、雑木林には白いものが飛んでいた…というのを思いついたが、それはさておき。
あの頃は、そんな謎のものより覗きが大事だったし、怖いのは人、通行人や巡回するパトカーだったから、恐怖心は殆どなかった。
怖さよりエロだった。
0260名無し百物語垢版2023/08/28(月) 09:01:45.63ID:aaSnfzkO
その部屋のカップルは、二人が別れるまで1年ほどは覗いたし、その後、男に新しい彼女ができてからも覗いた。
新しい彼女は初めのうちは必ず電気を消させていたが、2ヶ月もすると明るくても平気になり、やがて積極的にもなる。
そんな変化を、結局3年ほど見続けたが、白いものを見たのは1度きりだった。
一瞬、人かと思ったくらいだから、人と同じくらいの高さで、細長かった。
くびれもないような、ぼんやり細長い、雲みたいな白いものだった。

他に、住人が寝たあとのベランダに立つ人型のものを見たり、留守の部屋から話し声が聞こえたりもしたが、一番怖かったのは、DVかと思うような乱暴なセックスをする男とその彼女を見たことかもしれない。
あとは、彼女が入浴中に部屋を物色する彼氏とか。

まぁ、でも、一番怖いのは、夜は覗き昼間は仕事という生活を、何年間も続けた自分かもしれない。
0261名無し百物語垢版2023/08/29(火) 22:19:40.00ID:w8ZuuW0B
>>260
いい話だ
ノゾキをしていて怖い経験をする、という怪談話はめずらしいのでは?
ほかにないんじゃない?
「夜、双眼鏡で風景眺めていると・・・」というのは、いままでにもあるけど
雑木林を白いものが飛んで、カップルの彼氏が飛ばしていたときに、あなたも白いの飛ばしてたの?
あまり気張ると、エクトプラズムも出てしまうので気をつけて
0262名無し百物語垢版2023/08/30(水) 02:15:33.06ID:TgBIm+gu
>>261
真面目に答えると、その場で出すことはありません。万一の場合、証拠になりますし。

一番怖かったのは、自分が徘徊している近所にパトカーが集まっていて、あとから下着泥棒が逮捕されたって聞いた時ですかね。
「多発していたから、警察がパトロール強化してたらしい」と聞いて。
ちょうど繁忙期で、しばらく徘徊していないタイミングで助かった、と。
0263名無し百物語垢版2023/08/30(水) 05:24:49.44ID:TgBIm+gu
覗きをしていて惜しいと思うのは、Hの直前に部屋の電気を消されることだ。
ドアの郵便受けから見ようとすると光が漏れるし、窓に近付けば影がうつったりする。
それでも諦められないから、少しだけ郵便受けを開けて音を聞いたりした
これが案外聞こえるのだ。
何度かICレコーダーを差し込んだこともある。ワンルームだと、大きな喘ぎ声でなくても記録できる
場合によっては2人の会話まで録れてしまうこともあった
「ダメダメダメ!出ちゃうから!ダメッ!」「大丈夫!これ敷いてるから大丈夫」
なんてのが録れたこともある。女子大学生だったが、たぶん潮吹きだ

不思議な音を聞いたのは、2階建ての小さな古いアパートだった
0264名無し百物語垢版2023/08/30(水) 05:32:33.73ID:TgBIm+gu
そこは3部屋ずつの計6部屋があった。
今から15年以上前のことだが、当時でも古く、昭和50年代か、それより前の建物だと思う。
室内はリフォームされていたけど、玄関のドアには郵便受けがついていた
そのアパートの1階のある部屋には、大学3年の女の子が住んでいた
郵便受けには室内側にカバーが付いているタイプで、中の様子は伺えないが、声は聞けた
郵便物の名前からわかったのは、隣県出身の子で、ネットから顔写真を見つけることも出来た
別に美人ではないが、利発そうなキリッとした顔立ちの子だった
0265名無し百物語垢版2023/08/30(水) 05:41:42.03ID:TgBIm+gu
彼氏はいる。たぶん遠距離恋愛で、うまくタイミングが合って「音」を聞けたのは2回だけだった
キツめの顔をしているのに、彼女の声は可愛かった。
普段聞けるのは、彼女が一人で慰める声だった
するのは必ず寝る前で、電気を消してから
彼氏に甘えるところを想像してか、もしくは別のシチュエーションを想像してか、小声で何かを呟きながら
シーツの擦れる音に吐息が混じりだす
アダルト動画にあるような派手な声は出さない
吐息に、あっ、とか、んっ、とかの小さな声が時折混じり、最後に「あはぁ」とか「あぁん」とかで終わるだけだ

ある夜にその部屋に行くと、電気が消えていた
いつものように郵便受けに耳を当てると呟きが聞こえる
これは一人でする前触れだと思い、その日はICレコーダーを差し込むことにした
0266名無し百物語垢版2023/08/30(水) 05:49:45.48ID:TgBIm+gu
何を言っているのかは、よく聞き取れない
いつもだと「…だよ」「えー、…だって」みたいな、妄想で会話をしているみたいな声が聞こえることが多い
週に一度くらいは聞けていたから、行かない日のことを考えると、頻度は週に1度か2度くらいで、聞く機会は何度もあった

ただ、この日は呟きがいつまでも続き、なかなか終わらなかったので、翌日の仕事もあるから諦めて帰宅した
まぁ、一人でする声はもう何度も聞いていたから

あれ?っと思ったのは数日後
彼女が引っ越したことに気付いたから
ベランダからも荷物がなくなり、玄関脇のメーター類にも印が付けられていた
よく思い出したら、あの日すでに引っ越したあとだったのでは?との思いが強くなった
0267名無し百物語垢版2023/08/30(水) 05:56:47.36ID:TgBIm+gu
それで、まだ消していなかったICレコーダーの音を聞いてみることにした
ところが、やはり何を言っているのかがいまいち分からない
よく聞くと、女の声ではあるものの、いつもの可愛い声でもない
15分ほど記録したうちの終わりの方、ようやく「なんで」「わかんない」「わかんないよ」「なに?」と繰り返し聞こえる部分があった

やっぱり彼女の声じゃないわ…えぇ?誰の声?

とりあえず、停止ボタンを押して、そのまま消去した

一応、彼女じゃない誰かが部屋を借りて一泊したのだと思うことにしている
0268名無し百物語垢版2023/08/30(水) 06:05:08.71ID:TgBIm+gu
このアパートは、やがて外国人の留学生や労働者ばかりが住むようになり、巡回先からは外した
その数年後には取り壊された

部屋の住人だった彼女は、大学卒業後に地元に帰り、中学の先生になったようだった
もし、彼女の教え子の、思春期の男の子たちに話すとしたら、先生がいつも自分で慰めていた話と、先生の部屋から謎の声が聞こえてきた話と、どちらに興味を持ってくれるだろう?

それにしても、声の主は、何がわからなかったのだろうか?
0269名無し百物語垢版2023/08/30(水) 06:09:37.34ID:TgBIm+gu
なお、遠距離恋愛の彼氏とのHは、電気が消えて、キスをする音が聞こえてから、ベッドの軋む音が止むまで、8分。2回とも。

ちょっと短い気がする
翌朝とか昼間もしていたのかもしれないけど。

部屋に霊がいたら、やっぱり営みを眺めていたりするものなのだろうか?
0270名無し百物語垢版2023/08/30(水) 20:12:52.81ID:xDSCD+b5
>>267
ほうほう、怖いね
彼女のところに、別の女性が来ていたという可能性はない?
レズ関係だと興奮するよね
8分でフィニッシュということは、時間おいて2回戦をやる、という可能性は?
まあ、のぞくほうでは、終わったら立ち去るよね
長居は禁物、はやく帰ってぬかないと
同業者とはちあわせしたことない?
それも怖いが
0271名無し百物語垢版2023/08/30(水) 20:33:51.17ID:AKepbcs0
>>270
思い出す限り、部屋には誰もいなかったように思うんですよね。感覚的なものですが。気配と言うか。

彼氏が来ていたのは2回しかなくて、Hして眠るのを聞いただけで。
でも、だいたいのカップルは短時間でしたね
せいぜい15分から20分。いちゃつくのを合わせても30分くらい。
もちろん中には1時間以上というカップルもいましたが

不思議なもので、長く覗きをしていると、抜くためではなく、記録を取ったり観察をしているような感覚に陥るのです
控えめだった彼女が積極的になったな、とか
一緒に風呂に入るようになったな、とか
長電話でケンカをしている、とか
たまには、ゴムが外れるハプニングとか
観察のようになり、毎日観察しないと何か変化が起きるのでは?と義務的になる
怖さも麻痺しますしね

同業者のいる場所に行ってしまったことはあります
彼は暗闇の中で静かに後退りして、柵を越えて浅いドブ川を走って逃げていきました
その場所は、男子大学生の部屋の前で、彼女が来ていました
窓際のベッドで、まさに抱き合っているところ
カーテンが揺れると隙間ができ、眼の前で秘事が繰り広げられます
稀に見る良い光景だったので、少し申し訳なく思いました
0272名無し百物語垢版2023/08/30(水) 20:43:38.41ID:AKepbcs0
声が聞こえたアパートの、その部屋の上の階でも不思議なものを見た
声を聞いたのと同じ頃だったか、前だったか後だったかも覚えていないが、住んでいたのは男子大学生だった
ドアとサッシは取り替えられていたが、幸いなことに室内が見えた
まず外の通路に面して玄関とキッチン。玄関の正面に風呂とトイレ
奥に部屋があり、半分は壁で見えないが、ありがたいことにベッドは眺められる位置に置いてあった

きれいとは言えない部屋でも、週に3日くらいは彼女が来ていた
脱衣所はないから、風呂のドアの前で脱いだり着たりする様子が見られる
場合によっては、二人でいちゃつきながら風呂へ向かう姿が見られることもあった
0273名無し百物語垢版2023/08/30(水) 20:53:14.62ID:AKepbcs0
夜型の生活をしている大学生で、翌日に仕事がある身にはキツい時間帯に、営みを始めることが多かった

たしか、少し寒い時期の出来事だった
一時は回っていたと思う
二人がベッドに入り、布団をかぶったままモゾモゾしはじめた。電気はつけたまま
クスクス笑う声もする
やがてキスをして抱き合って、裸になり…
小一時間ばかり、観察をした
よほど恵まれないと「盗撮モノ」を謳う動画のような角度や距離では見られない
ただ、このカップルは頻繁に体位を変えるので、チャンスは多かった
幸い、誰にも見つかることなく、彼がゴムを外し、いつものように彼女が手と口で発射に導き、おそらく飲み干すまで、見ることができた。
丑三つ時だが、別に怖くはない
0274名無し百物語垢版2023/08/30(水) 20:59:03.65ID:AKepbcs0
二人が口を濯いだり、トイレに行ったりして、寝る準備を始めたのを確認して、帰ることにした
一応、電気が消えるまで見届けたが、思いがけず、そのあと「感想戦」が始まったので、聞き耳を立てた。
たしか「量が多かった」とか、あの体位が良かったとか、あれはエロいとか、そんな二人の秘密の会話だ
ただ、それもすぐに終わり、2人分のいびきと寝息が聞こえてきたので、郵便受けの蓋を閉じた

音を立てずに1階に降り、ベランダ側に回って、車を止めてある場所に戻ろうとした
0275名無し百物語垢版2023/08/30(水) 21:17:54.84ID:AKepbcs0
ふと、二階のその部屋のベランダを見ると、そこに黒い影があった
瞬間「見られた!彼女は寝てなかったんだ」と思った
直感的に、その黒い影が女だと思ったのだ

何食わぬ様子でその場を離れ、角の植え込みから様子を伺った
黒い影はベランダでゆっくり右に左に肩を揺らしている
そんなに離れていないのに、向こう(室内)を向いているのか、こっちを見ているのか、わからなかった。

ここにきて怖さが頭をもたげてきた
「あれって、影じゃない、黒っぽい何かだ…」

そのまま、振り返らずに一目散に逃げた
あれは、何だったんだろうと今でも思う
あのカップルは、ベランダに得体のしれないものがいることを知らずにいたんだろうなぁ。
0276名無し百物語垢版2023/09/01(金) 12:09:24.89ID:PXaoqxln
そのベランダの黒いモノは、その住民、男子学生の浮気相手の女、という可能性はないの?
このあと、そのパコパコした女性のあとをつけてXXx
0277名無し百物語垢版2023/09/02(土) 01:47:07.03ID:vtfEHire
>>276
この趣味の活動をしていると、人の気配には敏感になりがちで、ちょっとした人影にも気付いたりはする
ただ、当時は視力も抜群に良かったし、かなり近い距離から眺めたので、まぁ、人ではなく影だったかな
まったく街灯がないような場所でもなく、ベランダの洗濯機などははっきり見えているのに、影は輪郭がぼんやりしていて

でも、直感的には、なぜか女だと思ったんだよなぁ
0278名無し百物語垢版2023/09/02(土) 01:56:49.64ID:vtfEHire
覗き怪談は、まぁ、そんなところ。
状況が状況だから、人には言えない話で…。

田舎だと、真夜中に早起きのお婆さんが散歩していたり、道端でパンツにランニング姿の爺さんが煙草吸っていたりと、違う意味でビクッとなることもある。
覗きでも、同じ女の子が彼氏の前と浮気相手の前ではキャラが全然違ったり、歴代彼氏とのHを見ていると、反応の仕方を変えていたり。
女子って怖い…なんて感心したり。
国立大の真面目で大人しそうな子が、彼氏が帰ったあと、部屋にサラリーマンの男を入れてたり。
アジア系の留学生が、いつも違う女の子を呼んで、必ず避妊せずにそのまま出しているのも、なんだか怖かった。
0279名無し百物語垢版2023/09/02(土) 19:45:06.46ID:lRHCITvh
エレベーターは怖いな
こんなこともあった。

深夜帰ってきてエレベータにのり7階のボタンを押した。
仕事から帰ってくるのは、たいてい深夜だ。
7階のボタンをおして扉が閉まる。
すると、歌が流れてきた。
『あんなたーと、わたっしがっぁ、ゆんめのうくにぃ〜』
「てんとう虫のサンバ」だ。
しかも男声のアカペラだ。強いて言えばバリトンだ。
『もうりの、ちい↑さっな、きょう・かいでぇ〜』
しかもヘタだ。音程をはずしている。
非常通信用のスピーカーから流れているかと思い耳を近づけると、無音。
『けっこんしきぃお、あンげましたぁ〜』
どこから?
天井部分から聞こえてくるんじゃないか?
「てーんとうっむっしがぁ〜↓しゃっしゃぁ↑りぃでってぃ〜」
5階、6階。オンチな歌は続く。
『さーんっばぁにあわっせてぇ、おうどりだっずぅ〜』
エレベーターの箱の上に誰かいるのか?
『まあるいぃ、まあるっいぃ、おっつきぃさま〜』
7階について扉が開くと急いで降りた。
その時、天井から、
「毎日お疲れ様!」と歌と同じ声で聞こえてきた。
扉が閉まり、降りていくエレベーター。
なぜ、降りる?だれか下の階でよんだのか?
天井の上にだれかいて歌っていたのだろうか?
ターミネーター2を思い出した。

おい!『まあるい、まあるい、お月さま』って、2番の歌詞じゃないか?
0280名無し百物語垢版2023/09/03(日) 06:12:31.74ID:CxatvyOD
「覗き怪談」とか「空き巣怪談」とか、軽犯罪怪談って面白いかもな
0281名無し百物語垢版2023/09/03(日) 20:01:51.14ID:BKnPZwUl
新しい分野だよね
軽犯罪怪談
でも「空き巣」は軽犯罪じゃないぞw
ノゾキ、露出、排泄、行列割り込み、こじき、にまつわる怪談なんかいいね
カモン!犯罪者ども!
0282名無し百物語垢版2023/09/04(月) 02:53:48.12ID:te/5EZvS
いないかなぁ?夜道で女の幽霊に見せた露出狂
0283名無し百物語垢版2023/09/04(月) 20:21:59.06ID:TylrcQid
いいね!女の幽霊に見せつけるの
でも、その幽霊に呪われて、チンXが勃起したままになってしまう、という事態に
勃起呪いをおさめるために神社にお祓いにいったら、高校生くらいの巫女さんが出てきて、チXコを見せないといけなくなるという
結局、ラッキーだったという・・・
0284名無し百物語垢版2023/09/05(火) 08:18:13.32ID:65mC+4oa
大学時代、合宿で不在にしていたアパートの部屋に、合鍵を持っていた彼氏が滞在して、私物を見まくっていたという友達の話は、なかなかホラーだった。
部屋に違和感があり、問い詰めたらしい。
昔の日記や手紙を読み、下着を漁り(たぶん使われ)アルバムや写真を見ていた。
隅から隅まで漁った感じだったらしい。

「普段はクールで、私になんか興味無いような態度なのに、本当はすごく惚れられてることがわかった」って喜んでる彼女もホラー。
0285名無し百物語垢版2023/09/05(火) 14:14:07.31ID:eO72Huc3
「数年前に父親が経験した地味に怖い話」俺の妹に学校の友達が居て

その友達は、誰でもわかる嘘だったり
勝手に車に乗って来たり、とか大変な友達だったらしくて

その後、数週間経った時
家に父親しかいない時に
インターホンが鳴って
「誰だろう」って見たら
妹の友達が居たらしくて、その子から
「(ネットのグループ歌い手)のグッズはどこに売ってますか」
って聞かれたらしいんだけど、怖いのが
普通、親とかにお願いしないのかな…?って思って
あと、なんで家知ってるの…?って思って、一時期震えてたって言う
地味に怖い、人間関係の話でした。
0286名無し百物語垢版2023/09/05(火) 20:28:03.31ID:oe6wMWgL
高校時代の合宿で、悪友と一緒に、女子が泊まる宿舎の押し入れに神社の御札を貼りまくり、パニックにしたことがある
初日の夜に食堂で明るく怪談話をして「御札とかチェックするよねぇ」なんて話をして、宿舎に戻ったら、30分後くらいに悲鳴が聞こえてきた
0287名無し百物語垢版2023/09/05(火) 22:57:52.24ID:o1lsfBUP
留守にした部屋で起こった怪現象といえば・・・。

オレの友人は、大学生の時、夏休みに家事を手伝うために長めの帰省をした。
休みも終わりに近づき、夜行バスで早朝、自分の部屋に帰ってくると、部屋に異変が。
部屋がケモノ臭い。
床に砂粒が散らばっている。
トンボやチョウの死体があちこちに落ちている。
リビングの座机の上に、一枚の紙が広げられていた。
その紙には奇妙な文字の羅列が。
こっくりさんの紙だ。
なにか飲み物をと冷蔵庫をあけたら、入れていた缶ビールが無くなっていて、かわりにヤクルトが入っていた。飲みかけのジュースもある。
それに、ウェディングドレスを着たxカちゃんが横たわっていた。よく冷えている。
冷凍庫を開けると、なかにカエルの凍結死体があった。
部屋をしらべると、本棚に見覚えのない本がいくつかあった。
「ホラーM」「ほんとうは怖い夏休み」「地獄少女」
トイレに入ると、吐瀉物が便器にこびりついている。
寝室の壁には、魔法陣のような大きな幾何学模様がクレヨンで描かれていた。
壁に画鋲がたくさんうたれていて、そこから綿のはらわたが飛び出たクマのぬいぐるみが首吊りをしていた。古い日本人形の首もぶら下がっていた。長い髪をたらしていて、おそらく古い雛人形のものだろう。
彼は、これらをゴミ袋に叩き込み掃除をした。
片付けがひと段落したときには、もう午後になっていた。
夜行バスでよく眠れなかった彼は、部屋でウトウトし始めた。
0288名無し百物語垢版2023/09/05(火) 22:58:28.24ID:o1lsfBUP
>>287
眠ってしまっていた彼は、しばらくたって物音で目をさました。
押入れの中から、ふすまをかきむしるようなガリガリという音がする。
そうかと思うと、窓ガラスがゆっくりと開き、小さな影がカーテンの向こうでゆらめいた。
キャキャキャ、という甲高い、しかし押し殺したような笑い声がする。
金縛りかと思ったが体は動く。
彼は、勇気をふりしぼって「だれだーっ!」と叫んだ。
ギヤヤー、と部屋中に響きわたる叫び声。
カーテンがぐらぐらと揺れて、ばさりと落ちた。
グェェと叫びながら、うごめくカーテン。
0289名無し百物語垢版2023/09/05(火) 22:59:27.25ID:o1lsfBUP
>>288
留守の間、窓の鍵をかけ忘れた彼の部屋を、女子小学生数名が、「秘密基地」にしていたのだ。
トイレの吐瀉物は、冷蔵庫の中のビールを飲んで酔っ払って吐いたのだという。
親に言いつけることはせず、彼女たちに私物を持ち帰らせて、この怪奇事件は終わった。
忘れてはいけない。押入れの中からは、野良の子犬が出てきた。
その野良子犬は、のちに彼女たちの学校?で、あるいは町内会?で、里親が見つかったとのこと。
それからも、彼女たちは彼の部屋にたびたび遊びに来て、困ったそうだ。

そうそう。秘密基地で、彼女たちはクーラーをがんがんにきかせてテレビを見ていたそうだ。
デスクトップPCも起動させており、ネットで遊んでいたらしい。
検索履歴、サイト訪問履歴を見た彼は、その内容に恐怖したという。
0290名無し百物語垢版2023/09/06(水) 17:07:55.99ID:RNk/CGWn
排便に関連したオレの体験談だ。

オレは、山歩きが趣味だ。冬に東京西部の山を歩いていたんだ。
その時、森の中で急にするどい便意が襲ってきた。朝食の肉がまずかったらしい。
さいわい他の散策者はいない。山道を離れて、隠れることのできる斜面に急いだ。
樹の葉が落ちていて遠くまで丸見えなので斜面をおりるしかない。
あああっ!もうだめだ!急いでズボンをおろしてしゃがんだ。
その瞬間、ブリブリブリ〜、かなり柔らかい、ほとんど水ゲリだ。
たまっていた便を放出する気持ちよさに恍惚となっていたら、突然うしろから肩をぐっと掴まれた。
強い力で、しかもその手が冷たい。
おどろいたがブリブリは止まらない。あせって後ろを振り向いたとたん、ウンチングスタイルのままバランスを崩してしまった。
おれは、ブリブリしながら斜面を転げ落ちた。
転げているときに、しゃがんでいた場所を見たんだが、そこには黒髪の長い白い服をきた女が立っていた。怪談ばなしの定番の姿だ。
オレは、体を伸ばして両腕を伸ばして止まろうとした。両脚はズボンがスネまでおりていて開けない。両脚を閉じ両手を広げて「キリストのはりつけ」状態で斜面をころがりおちていった。
そして、樹木に背中からぶつかってとまった。
背中を強くうったので、すこしのあいだ呼吸ができなくなった。
状態が落ち着いたときには、ゲリ便まみれのオレが下半身まるだしで冬の森に横たわっていた。
チンXの先には枯れ葉がくっついていた。宗教画のアダムとイブみたいだった。
ゲリ便をタオルやティッシュで拭きとり、それは山に埋めた。
車で来ていたのが救いだった。電車で来ていたら、中央線に便臭ぷんぷんで乗るところだった。
あの女性は何だったのだろう?
あの場所なら、ああいう服装で来ることができるのだが、あまりにも不自然だった。
顔はよく覚えていないがオレの好みだったと思う。
後日、彼女を車にのせたとき、「なんか臭いわね!ゆ・う・れ・い、のせたんじゃない?w」と彼女はイヤリとして言った。
オレは肛門がキュっとした。
0291名無し百物語垢版2023/09/06(水) 21:53:34.36ID:RNk/CGWn
>>289
この「秘密基地事件」には後日談がある。
後日談というよりも、その詳細だろうな。
部屋の住人である友人が、基地隊員である女子小学生たちを問い詰めて記録した「尋問調書」があったので読ませてもらった。
彼の下宿は、町工場が多いダウンタウンにある、戦後すぐに焼け跡に建てられた木造の古い一軒家で、その家の二部屋を借りていた。大家は同居しておらず、実質的に彼だけが一人でその家に住んでいた。
女子小学生たちは、近くの広場や廃工場で遊んでいて偶然に彼の家を見つけた。
窓を開けてみると鍵がかかっていなかったので、話し合いの結果、侵入することにしたとのこと。家がボロボロだったので廃屋と思ったらしい。
なにしろ、建物全体が歪んでいて窓枠も木製だったから無理もない。彼女たちには初めて見る幽霊屋敷だった。
入ってみると、人が住んでいるようだったので、びびってすぐに逃げ出した。
次の日も、そこにいったが人はいないし部屋の様子は前日とまったく変わっていない。それを数日続けたが部屋の変化がないので廃墟だと思って、その部屋を基地にしたのだということだった。
ふつう、そういうことはしないだろうと思うが。
クーラーが動くので彼の部屋は快適な遊び場となった。自宅では自由に使えないPCを起動させて遊び倒した。昔は、起動時にパスワードを設定しないPCも多かった。
部屋にあったエッチなビデオも見られてしまっていた。
翌月の電気代の請求は、部屋主の彼を恐怖のどん底に突き落とした。
0292名無し百物語垢版2023/09/06(水) 21:53:56.21ID:RNk/CGWn
冷蔵庫には、ほとんど何もなかったがビールがあったので皆で飲んでみた。お父さんがうまそうに飲むビールをためしてみたかったのだそうだ。
飲むと、すぐに酔っ払って気持ちが悪くなってしまいトイレで吐いた。それで、自分たちが飲めるものを家から持ち込んで冷やした。
カエルの冬眠実験をしたらしいが、失敗した。マッドサイエンティストだ。
彼女たちは漫画本やおもちゃも持ち込んだ。図書館だ。
セミやトンボ、蝶などを捕まえてきて、それを部屋中にリリースして飛ばした。昆虫館だ。
花をつんできて、空き缶やペットボトルで生花をした。植物園だ。
彼女たちの芸術性は爆発し、壁画を描いた。美術館だ。
野良犬(子犬)を拾って部屋で飼った。毎日、餌をやったとのこと。動物園だ。
飼い猫も持ち込んだらしいが、子犬との仲が悪かったのと夜その部屋においておけないので、やめたとのこと。
感心したのは、フンの処理はしていた。まあ、自分たちの基地にフンが転がっていたらイヤだろうから。
0293名無し百物語垢版2023/09/06(水) 21:54:17.83ID:RNk/CGWn
部屋に侵入してすぐに、学校では禁止されていたこっくりさんをやったそうだ。そこで、この部屋の住人について尋ねた。こっくりさんが言うには:
「オ・ト・コ」「ワ・カ・イ」「オ・タ・ク」「ハ・ゲ」「デ・ブ」正解だ。
その人はすぐに帰ってきますか?と尋ねると:
「カ・エ・ラ・ナ・イ」
その人はどこにいますか?と尋ねたら、こっくりさんは:
「モ・ウ・シ・ン・デ・ル」と答えたそうだ。
それで、彼女たちは、安心して秘密基地の設置を決断したらしい。

この事件のあとも、彼女たちは彼の部屋に遊びにきた。
家からビールを持ってきてくれたそうだ。勝手に飲んだのを弁償してくれたわけだ。
学校が始まると彼女たちは来なくなったが、彼女たちのひとりが夏休みの思い出という絵の宿題で、その秘密基地の絵を描いてしまい先生に問い詰められたが、しらを切り通したらしい。
優秀な隊員だ。
0294名無し百物語垢版2023/09/10(日) 20:07:09.69ID:BMqTB8ZK
石じじいの話です。

地獄を撮影した写真があったそうです。
それは、キャビネ判で白黒でした。
その所有者は、年配の独身女性でした。
その由来について、「代々伝わってきたものだ」とか「ある人から譲り受けた」とか、彼女の証言は一貫しませんでした。
その由来を隠しているようでした。
お願いすると、それを見せてくれました。
このての話のお決まりのパターンとして、「その写真を見ると不幸になる」というのがありますが、「必ずしも」そうではない。
しかし、写真を見て発狂してしまう人がいたそうです。
逆に、長年患っていた病気が快癒した人もいたと。
なにも起きない人もいた。
どのようなことをすれば、どのような結果をもたらすのかという因果関係が全く不明で、それを見ることはリスクの高い行為でした。
じじいは、それを見せてもらうことにしました。
「わしは、家族もないし、生きとってもろくな死に方はできんけん、見ても後悔せんで。」
じじい、刹那的です。
その写真は古いもので、かなり黄ばんでいたそうです。
しかも、複数枚ありました。
それは:ベタ曇りの空がひろがる草原の写真;石積みの城壁のような高さの低い構築物とその手前にはえた一本の大樹;砂利道に横たわる犬の姿;たくさんの黒い人影が歩く雪原の遠景;などだったそうです。
他にも数枚あったそうです。
じじいはそれを見た夜、死んだ母親が食事を食べさせてくれる夢をみました。
それ以外には、なにも起きなかったそうです。
「よう言われとるような地獄の光景の写真は一枚もなかったわい。」と、じじい
「みんな、死んだら地獄に行くんやから、今から地獄の写真みんでもええやろう」と、私
「はは(笑)、うまいことゆうのう、ぼく。まあ、見てから行くか、行ってから見るか、ちゅうことやね。」
この会話はよく覚えています。
0295名無し百物語垢版2023/09/10(日) 20:15:52.43ID:BMqTB8ZK
石じじいの話です。

みなさんは、念写というものをご存知ですね。
念写は、光をあてることなく思念?でフィルムを感光させる行為で、サイコキネシス(PK)の一種だそうです。

念写ができる人がいたそうです。
その人の性別や年齢は不明です。聞き取りメモにありませんでした。
その人は、フィルムに「幾何学模様」や「文字」を念写できたそうです。
念写される文字は、すべてキリル文字だったそうです。じじいはロシア語がほんの少しできたので、それがキリル文字だとわかったのです。
Д、Ж、Щ、Юなどの文字だったとか。
他人から言われたものや文字を念写するということはできなかったようです。あるいは、できたのかもしれませんが、メモにはありません。
その念写の方法は:
その人は正座して、フィルムを両手に包み込むようにして持ち、額に近づけて「念を込める」のだそうです。呪文のようなものを唱えることなく終始無言でした。
両手に包み込まないといけないので、フィルムの大きさは限られていたそうです。
念写する場所はどこでもよく、時刻もいつでも良い。
人が同席してもかまわない。
同席している人のなかに、「その人の念写に疑念を持つ人」がいてもかまわない:と言っていたそうです。
よく、「わたしの能力に疑問を持つ人が近くにいると、『超能力行為』が成功しない」という言い訳がよくありますね。
念写に要した時間はメモにはありません。
小さいフィルムには、モノの全体が小さく念写されました。つまり、そのフィルム、イコール念写先のサイズにおさまるようにモノの全体像が念写されたのです。
じじいが同席して、ある実験を行ったそうです。
それは、パトローネ式の35mmフィルムを金属缶に入れたまま、そのフィルムに念写するというものでした。
その人は、その念写を成功させたそうです。
キリル文字のいくつかが、フィルムの10コマ目に念写されていました。
これはすごい!ということでした。
フィルムは光を当てると、あたった部分が全部感光してしまうので、何重にも巻いてあるフィルムの一コマのみを感光させるのは困難だからです。
光やX線を利用したトリックではないということでしょう。
その人は、フィルムだけではなく紙にも念写できたそうです。像を結ぶ「キャンバス」として感光剤を必要としない。
さまざまな種類の紙を、巻いたり折りたたんだりして、フィルムの場合と同じようにして念じると、その紙の一部に、焦げたような色の文字や模様が浮き出たのです。
その後、その人がどうなったかは、ノートに書かれていません。
別の聞き取りノートに、「念力能力を持つ人が行方不明になった」というメモがありますから、それがこの人だったのかもしれません。
0296名無し百物語垢版2023/09/11(月) 17:00:37.14ID:I2Zl79Mi
のぞき怪談、もっと聞きたいな
なにかない?
0298名無し百物語垢版2023/09/15(金) 19:59:34.30ID:tYCEehF3
>>296
無くはないけど怖くもない
0299名無し百物語垢版2023/09/15(金) 20:37:35.67ID:6DiqKCLD
幽霊同士のSEXを覗いてしまった、というのがあると怖いね。
0300名無し百物語垢版2023/09/16(土) 02:34:54.05ID:ndwawaUV
白い影を見たのとは別のアパートでの話。
覗きをしていて厄介なのは、部屋飲みをしている人たち。特に学生が多いアパートだと、夜中まで騒いだり、出入りしたりで、見つかるリスクが高くなる。
煙草を吸いに出てきた人に見られそうになったことは何度もある。
小さなアパートや学生の多いアパートだと、住人同士が顔見知りで、夜中に他人がいるのはいかにも不審だったりもする。
ただ、いざ目の前の部屋で恋人たちがいちゃいちゃしはじめ、それが二階で、飲み会をしている部屋が一階だったら…。
その時の僕は覗く方を選択した。

このアパートは二階建て。住人の大半は大学生。二階にはFカップ以上はあると思われる色白巨乳の子や、パイパンにしている水泳部の子が住んでいた。
0301名無し百物語垢版2023/09/16(土) 02:47:20.67ID:ndwawaUV
季節は今頃。夜は少しだけ涼しくなった秋口。夏休み明けの男子学生たちが、一階の部屋で飲み会を開いていて、時々声が聞こえてきていた。
覗いていたのは、20代前半のカップル。左手の薬指に指輪をしていたけど、結婚しているような空気感ではなかった。
サッカーのユニフォームが干してある彼氏の部屋で同棲しているような感じだった。
二人ともパンツだけで、フローリングに敷いたマットレスの上でゴロゴロしていた
彼女がかなり美形で、胸の形もきれいで、何度か見ていたが、魅力的な部屋だった。

このアパートは2階に上がる階段が1か所だけ。道路に面した、建物の端にあった。
立地は人通りの少ない大学近くの住宅街で、学生アパートも多かった。
夜はわりと暗くて静か。

二階の住民が帰ってきた場合、逃げ場がないので困るのだが、この頃は魅力的な女性の住人が多くて、我慢できずに通っていた。
0302名無し百物語垢版2023/09/16(土) 02:56:54.91ID:ndwawaUV
夜中1時過ぎ、長いこと待たされたけど、部屋の中で、抱き合ったりキスしたりというシーンが始まった
促されて、彼女がパンツの上からさすったり、二人とも口から舌を出して、舌先を舐め合うようなところが見られた。
あぁ、見ている場所は二階の通路。玄関の郵便受けからだ。

バタン、と階下から音がする
やがてタバコの臭いが漂ってきた
タバコの臭いは意外に広がるから、覗きをしている現場では吸えない
窓を開けていたらバレるし、吸い終わった後でも、すぐに郵便受けを開けると、臭いが部屋に吸い込まれてバレる
一度、彼氏の部屋に来た彼女の風呂上がりを狙っていたら、風呂から出た彼女が
「タバコの臭いがする!止めたって言ったのに、まだ吸ってるの?」とケンカになったことがあった
0303名無し百物語垢版2023/09/16(土) 03:09:08.78ID:ndwawaUV
一階の人が二階に上がってくることはないものの、警戒は必要で、部屋に戻ったのを確認してから観察を再開すると、もうお互い舐め合っているところだった

ただ、すぐにまた階下でドアをバタンと閉める音
パタパタと足音のあと、道路の方、階段に近い方から「オェッ、オェッ」っと吐いている音がした
どうやら飲んでいて気分が悪くなり、外のドブに吐いたみたいだった
そっと階段の角、通路の端から下を見ると、一人の男子学生が、ドブの前にしゃがんで、残りを吐いているところだった

大丈夫だろうと判断して、カップルのHを最後まで見た
ゴムを使わず、最後は彼氏が自分でしごいて、最後の最後に彼女がパクッとくわえた
ティッシュに吐き出して、二人がシャワーに入るのを見届けて、階段の下を見た

すると男子学生が通路の塀にもたれて寝ていた
いびきがかすかに聞こえた
そして、男子学生の前にもう一人、友達がしゃがんでいた
上からはよくわからないが、心配して見に来たような雰囲気だった
0304名無し百物語垢版2023/09/16(土) 03:18:28.65ID:ndwawaUV
時間は二時を回っていて、早く帰りたいが、今降りると、必ず彼らの前を通らねばならず、見られることになる。
できれば、二人が部屋に戻ってから帰りたい

仕方がないので、風呂上がりの様子や、他の部屋(あまり収穫はないが)を見て持つものの、すぐにすべての部屋の電気が消えてしまった
上から見ると、男子学生は通路に横になって寝ていて、その友達は変わらずしゃがんでいた。

帰るタイミングを図ろうと、チラチラ下を見るものの、男子学生が起きる気配はなく、友達が起こす気配もない
寒い時期でもないから、気持ち良くいびきをかいている
こちらは翌日の仕事もあるから、早く帰りたい

帰ろう!と決めて最後に下を確認すると、さっきと同じ状態
寝ている男子学生と、かたわらにしゃがんで男子学生を見ているような友達

覚悟をしてタンタンタンと階段を降りて、チラッと見ると、寝ている男子学生…だけしかいない
0305名無し百物語垢版2023/09/16(土) 03:27:08.60ID:ndwawaUV
あれ?あと一人は?
あ、どこかで見られているかもしれない!
自然に振る舞って車へ戻らないと…と考えながら、車に戻った

後から考えると、あの友達だと思っていた人は、どこか不自然だった
1時間以上、同じ場所、同じ姿勢で、しゃがんでいた
ずっと男子学生を眺めているようだった

果たして人だったのか?
何をしていたのか?
僕が階段を降りる3秒ほどの間に隠れてしまったのか?
そして、頭や髪の印象はあるのに、着ていた服の色は思い出せない

もう一度アパートに戻って、再び2階から見てみたら…という考えがチラッと頭をかすめたが、怖いので止めた
0306名無し百物語垢版2023/09/16(土) 03:31:28.73ID:ndwawaUV
アパートの前を通った時に、寝ている男子学生しかいなくて、2階から見たときに、もしもう一人も見えた場合…

ひとつしか無い階段を降りて、その前を通って帰らないといけないわけで、それはちょっとイヤだった

不思議だけれど、怖くはない話

まぁ、覗き怪談は、この程度。
他はヒトコワに近いようなのと、猥談ばかり
ちなみに、あくまでフィクションということで。
0307名無し百物語垢版2023/09/16(土) 21:32:36.44ID:yI39tJi3
>>306
怖いな
その学生が、急性アルコール中毒で死んだり吐瀉物で窒息するのをじっと待っているモノだったんじゃないか?
寒冷地の冬だったら、凍死するのを待っているとか
何もしないで、ただ、じっと待っている
人が死ぬのを
0308名無し百物語垢版2023/09/16(土) 21:42:36.23ID:cKbhly3Y
>>307
活動しているときは、そこまで考えないんですよねぇ…
基本、誰かに見つからないこと、逃げ道や危機回避、あとは、エロいことしか考えてないから

この時も「人」だとしか思っていない。
「いつまで見てるんだよ。早く起こして部屋に戻してくれよ」としか思っていない。

一瞬で姿が見えなくなっても、勘づかれて、どこかから監視してる?と
あとから「なんか、人にしては奇妙だったかも」と思う

この程度の経験は、小さなものはいくつがある
0309名無し百物語垢版2023/09/16(土) 21:49:51.31ID:cKbhly3Y
半同棲中の彼氏が、彼女がいない間に何をしているのか?という観察は何組かした
逆のパターンも何組か観察した
一番強烈だったのは、彼女の服を着て、彼女の下着を手にしながら、一人でしている彼氏

ちょっとぽっちゃりの彼女で、彼氏は痩せ型だったから、着ることができたんだなぁ…と冷静に考えながら、ちょっと遠い目で見ていた

最後は、暴発気味に床に発射してしまい、慌てていたのを覚えている
そんなに可愛い彼女でもないのに、彼氏のスキスキオーラが凄かった

あれも、一種の怖い話
0310名無し百物語垢版2023/09/17(日) 18:45:34.18ID:LTt7ZJHh
怖い話?なのかな不思議な話かな、自分の家で勝手にものが動いたりすることがあるんよね。これは親から聞いたんやけど朝の4時ぐらいかなソファでごろごろしてスマホ見てたらハンガーが勝手に揺れたらしい特に扇風機とかかけてないし勝手に揺れるのおかしいよな。
あと夜の12時の時キッチンにたっていたらなんか黒い人影が通り過ぎて行くのが何回か家で現れたんよね。そしてたまに幼稚園児ぐらいのサイズの黒い影がめっちゃ近くに来た気配がして振り向いたらいないってゆうのが多々あったんよね。実際自分もドアの隙間から黒い影が通り過ぎていくの見たことあるし、やっぱり何かいるのか、、、
0311名無し百物語垢版2023/09/17(日) 20:18:48.85ID:HZKQU6Lp
>>309
彼女の服を着た彼氏が化粧して外出したら怖いよね
尾行するべきかどうか?
のぞき見つかったことある?
見つかると違った意味で怖いよね
0312名無し百物語垢版2023/09/17(日) 20:21:29.24ID:HZKQU6Lp
>>310
その黒い影は「ヒトガタ」なのかな
つまり、手足があって頭があるという
四本脚だとイヤだね
そんなモノには、きまった形はないのかもしれないけど
0313名無し百物語垢版2023/09/17(日) 21:17:30.41ID:LTt7ZJHh
>>312
見た感じは人型自分が小さいせいかかなり大きく見えた猫背な感じ
0314名無し百物語垢版2023/09/17(日) 21:18:42.03ID:LTt7ZJHh
>>312
あっでも自分の部屋とかにもたまに現れたりするんだけどそんな感じのいたこともある。そいつがいた時はちょっと金縛り的なのになったやつだと思う
0315名無し百物語垢版2023/09/18(月) 03:39:26.75ID:Di2QHC7F
>>311
見つかって逃げたことはある。
というか、それ以降は怖くて足を洗った。
今は過去を反芻している感じ。
「覗き怪談」を書きながら、いろいろ思い出した。

女装ではないけど、カップルだと思って見ていたら、女の子の方が、色白で華奢な男の子だったことはある。
あれは驚いた。多様性が言われる時代より少しだけ前の話。
男同士には興味はないけど、珍しいから見てしまった。大学生同士だと思うけど、内緒の関係だったのかなぁ?

女の子同士は一組だけ見たけど、布団をかぶっていてよくわからなかった。少しぽっちゃりした女の子同士だったな。

怖い話を抜きにしても、こんなことは他人には話せないことばかり。
0316名無し百物語垢版2023/09/18(月) 03:51:23.25ID:Di2QHC7F
昔は、大学生のカップルだと、泊まるなら必ずHをしていた。泊まらなくても、彼氏か彼女が部屋に来たら、たいていセックスしていたものだ。
終わって帰る途中、コンビニに寄った女の子を間近で見て「30分前まで彼氏と…」と思いながら眺めたこともある。
それが、何年か前には、カップル自体の数が減り、泊まっても何もせずに寝てしまうパターンが増えた。
部屋からテレビが無くなり、スマホを眺める若者が増えた。
これは、足を洗う直前のあたり。

若者の草食化やテレビ離れを実感した。
テレビ離れといってもYouTubeでテレビの違法アップロード動画を見ている人は多かった。
でも、彼氏や彼女がいないっぽい人は明らかに増えた。

こんなデータにはならない体感も、他人には話せない。
0317名無し百物語垢版2023/09/18(月) 04:00:31.38ID:Di2QHC7F
怖い、といえば、一人暮らしだと、案外無警戒な人がいるのも、怖いことだ。
特に男性、若い男性はカーテンを開けっ放しにしていたり、レースのカーテンだけにしていたり、網戸だったり、室内が見られる状態の人が多かった。
ここへ彼女が来ると、観察可能になる。
カーテンレールに服を干していて、カーテンに隙間ができていたり、窓とカーテンの下に隙間があったり。
1センチの隙間から部屋中が見えたりするもの。お化けが覗き込むより、人に覗かれている方が現実的に怖い。
どんな秘め事を見てきたかは、ここでは本題ではないから書かないが、誰にも見られていないはずの、2人だけの秘密を、見知らぬ誰かに見られているかもしれないのは、一種の恐怖だと思う。
0318名無し百物語垢版2023/09/18(月) 04:11:58.44ID:Di2QHC7F
約30年前のこと。
友人カップルの姿も覗いた。みんなで一緒にいる時とは違う、恋人たちの空気感を見ることができた。
普段は何食わぬ顔で2人に接していることを考えると、ヒトコワだ。
若い頃、友人の彼女の部屋に、他の男が来ているのも見たことがある。友人には言えない秘密を知ったわけだ。
友人との時とは、声の出し方も反応も違うことを知ったが、そんなことは誰にも言えない。
勝ち気な女の子が彼氏にはべったり甘えるところ、クールな雰囲気の男が彼女の前ではデレデレというのも見た。
一人の女の子を、大学入学から卒業まで見たこともある。間違いなくヒトコワだ。
これまで誰にも言わなかった話。
全部ひっくるめて「覗き怪談」

たぶん、今もあちこちの町に、夜に徘徊している人はいるし、人でないものも、いる。
0319名無し百物語垢版2023/09/18(月) 17:32:44.78ID:Fi0h+rij
思い出した
0320名無し百物語垢版2023/09/18(月) 17:42:57.49ID:Fi0h+rij
大学生の時に自分のアパートのエアコンが壊れたから、帰省してる彼女の部屋に内緒で数日間泊まってた
ある日の夜にチャイムがなって、気配を消しながらドアスコープで見たら、玄関の前に知らない男の人が立ってた
5分くらいチャイムを鳴らしていたけど、物音を立てないようにしていたら、諦めて帰って行った
浮気相手にしては中年過ぎるし、小太りでパットしないし、謎の男だった

エアコンが直って自分は部屋に戻り、彼女も実家から帰ってきた。なんとなく、内緒でへやに泊まったことや男の話はしなかった。
僕が泊まった痕跡は無くはなかっただろうに、彼女も特に聞いてこなかった。
その後も1年くらい付き合ったけど、なんか引っかかった出来事だった。
0321名無し百物語垢版2023/09/18(月) 21:53:12.96ID:bfj0kd3C
>>318
>>今もあちこちの町に、夜に徘徊している人はいるし、人でないものも、いる。
これは怖いね。
「知らなきゃよかった」というのもあるからね
0322名無し百物語垢版2023/09/18(月) 22:05:33.46ID:bfj0kd3C
>>320
その男が訪ねてきたときに、部屋のあかりは消してたんでしょう?
それでもチャイム鳴らしてくるというのは怖いね
ちょっとイカレた犯罪者か(あきらかに不審者だと部屋の人には気づかれるからね)、それとも親しい男か?
新聞勧誘員やNXK集金人でもないだろうに
どんな服装してたのか気になるね
0323名無し百物語垢版2023/09/19(火) 20:43:05.23ID:IPPrVflR
>>317
怪談じゃなくて普通に怖いよ
カーテンに隙間とか気にしたことなかったよ
部屋に彼女が来ても隣の部屋に音が聞こえないかとかは気にしたけど
そんな他人の姿見てどうするんだよ?
0324名無し百物語垢版2023/09/21(木) 19:43:01.30ID:J32VV0q3
石じじいの話です。

山奥で大声がひびいたそうです。
それは耳をつんざくような大音量でした。
声は甲高く、子供のもののようでもあり女性のもののようでもありました。
それは、人の心情の吐露だったそうです。
「私は、祖父を裏切ったのであります。もう、十分に懺悔をしましたが、まだ許されません。ここから何年、続くのでしょうか?明日の光は今日の闇から生まれるのでしょうか?首までつかった黒い池から、夜のまわりで歌う・・・。」
という意味不明な話がえんえんと続きました。
もっと長く独白はつづいたそうですが、私の聞き書きには記録されていません。
その大音量の独白をずっと聞かされるじじいは気分が悪くなりました。耳をふさいでも頭のなかに響くほどの音量だったのです。
走って逃げようとしましたが、気がつくと脚がもつれてうまく歩けない。
「XX(差別語)でも、決心すれば、あしたの苦しみに耐えるという・・・。」
聞き取りノートの別ページに内容が書き残されていました。
大音量で話された内容はもっとあるのですが、不適切ものも多いので、ここでは書きません。
じじいが苦しんでいると、急にその独白はやみ強烈な静寂がやってきました。
その静寂によって、じじいは激しいめまいに襲われたそうです。
どこかに、地域の有線放送(役場からの通達用)のためのスピーカーがあったのかとも思ったそうですが、こんな山奥で鳴らしても麓には聞こえない。
下山したところにある村でたずねても、そのような施設はない:とのことでした。
0325名無し百物語垢版2023/09/21(木) 19:57:37.83ID:J32VV0q3
石じじいの話です。

話の聞き取り末期のメモです。詳しく書き残していました。

「霊界レンズ」があったそうです。
それは、霊界の様子を見せるものでした。
そのレンズは、もともとドイツのUボートの潜望鏡のレンズの一部だったとか。
戦争中の技術移転のために輸入されたが敗戦のために廃棄されたということでした。
そのときにレンズの一部のみが、たまたま残ったのだと。
カールツァイス製で二枚のレンズが組み合わされていて、レンズの表面は青緑色だったそうです。
このレンズを使って点光源の像を白い紙の上に結ばせると、その結像部の周辺にぼんやりと霊界が写ったのです。
結像した光源の周辺に、ぼんやりと山の風景や人々が動く様子が映し出されたのです。動画ですね。
太陽を光源として使う場合には、結像部で紙が燃えてしまいます。
そのため、ガラス板にろうそくでススをつけて、それを減光フィルターがわりにして光を弱めて使ったそうです。
光源は、満月の光でもよかったとか。
白い紙に結像した太陽や月のまわりに、ぼんやりと写る人々が動き回る様子は、たしかに霊界のような映像だったそうです
このレンズを使って写真を撮影したら霊界が写るのでは?と人々は考えました。
焦点距離が長かったので、これでは不便だということで他のレンズを組み合わせて暗箱のようなカメラを自作しました。
それで月や太陽などを撮影してみると・・・。
写った点光源のまわりに、なにかぼんやりしたものが写っているようないないような。
印画紙に焼き付けると画像がつぶれて、よくわからなくなるので、直接虫眼鏡でフィルムを見て確認しました。
そこには、人の顔に見えるようなものもたくさん写っていたそうです。
普通の風景を撮影しても、ぼやけた風景が写るだけで霊界は写らなかったということです。
0327名無し百物語垢版2023/09/25(月) 05:29:54.29ID:gYtHUzia
怪談じゃないけど、職場の上司が女性の部下へのストーカー行為で逮捕されたのは怖かった
上司は懲戒免職、女性もすぐ後に退職
何が怖かったかというと、事件直後には「怖いね」「まさかあの人が」「一方的に思われてたんだろうね」「大丈夫?話聞くよ」みたいに言っていた人たち
女性が退職したら、大っぴらに「自業自得じゃん」「やりそうだよね」「不倫してたのバレバレだったもんね」「慰謝料とか凄いらしいよ」みたいに言ってて
他にも噂話が飛び交って、怖いなって思った
0328名無し百物語垢版2023/09/25(月) 19:20:03.79ID:7x9yeD8x
怖いのは生身の人間なんよ、結局
0329名無し百物語垢版2023/09/25(月) 22:22:03.63ID:QiRdicpD
凡庸なオチだ
もっと、ひねったのを頼む
0330名無し百物語垢版2023/09/27(水) 00:55:04.89ID:O7I5sQQW
10年くらい前まで近所に住んでて、家族ぐるみで付き合っていた旧友が戻ってきた。
自宅を新築してすぐに転勤が決まり、売却するか迷った挙げ句、賃貸物件にしていた自宅に戻ってきて、付き合いが復活した。
久しぶりに家を訪ねると、案外ときれいで、前の住人が丁寧に住んでいたことが伺えた。
「関西在住の人で、月に何日かこっちで仕事があるから、その滞在用に借りてもらってて、だから長期間貸したのにきれいなわけ」と旧友。
「デザイン関係の事務所をしてる人で、たぶん金回りはいいんだろうね。仕事部屋かな?改装をお願いされてOKしたら、高級素材で改装してサッシも良いのになってた」と笑う。
「でもやっぱり、どこか他人の家って感じが抜けないんだよね」などと言いながらも、我が家を満喫しているようだった。
0331名無し百物語垢版2023/09/27(水) 01:01:38.15ID:O7I5sQQW
「キッチンも全然使ってなかったみたいで、本当にきれいで。あとトイレも最新式の便座になってたし、シャワーヘッドも良いやつを残してくれてて」と奥さん。
うちと旧友には、同い年の娘がいて、中学生になっていた。さすがにこの自宅の記憶はなく、二人が会うのも久しぶりだったが、すぐに打ち解けて、話をしに子供部屋に行っていた。

怖い話は、前の住民がこの家で何かをしていたとかではない。
床下に何かを埋めたとか、天井裏に何かを隠したとかではない。
0332名無し百物語垢版2023/09/27(水) 01:14:30.01ID:O7I5sQQW
旧友と奥さんが「昔、娘ちゃんが来ると、いつも奥の部屋の壁に向かって話をしていたけど、覚えてる?」と言い出した。
僕には心当たりはなかった。

聞けば、娘が遊びに来るたび、旧友の娘以外の誰かと会話していたのだそうな。
「普通は、ちょっと変だなとか思うかもしれないけど、俺らは気にしないから、面白がって見ていて」
「今日も、壁の相手に話するかなぁ?なんて言ってたの」

僕は全然知らなかった。が、嫁は微妙な表情をしていた。

その日の夜に、嫁に言われた。
「うちのひいおばあさんが岩手で拝み屋?霊媒師?みたいなのをしてて、言ってなかったけど、母親は見える人なのよね。あ、わたしは全然。なんもない」
だから、娘もなにか見えていたのではないか?と。もしかしたら、今も見えているんじゃないか?と。
「あの子、母さんと仲良いでしょ。よく電話してるでしょ。ちょっと気になってきた」と。

ただ、幼い頃の娘のことを思い出しても、不審なことはなかったそうで、嫁は「あの家に、よっぽど強烈な何かがいた、とか?」と言っていた。

自分の娘ながら、なかなか面白いことになってきた。
0333名無し百物語垢版2023/09/28(木) 20:58:46.91ID:x+eccCFp
石じじいの話です。

石じじいは朝鮮に住んでいた時にロシア人と知り合いました。以前のお話でも、その人物のことが出てきたと思います。
当時、そのロシア人は朝鮮と満州で広く商売をしていました。
彼は、ロシア帝政時代のオデッサで生まれて、コーカサス、中央アジア、シベリアと流れ歩き、モンゴル・満州をへて朝鮮に流れ着いたと話していたそうです。
商売に成功していて富裕であり非常に理知的でした。
大学で教育を受けたわけではなかったようですが、軍隊にいたことがあったということでした。
彼は、朝鮮語をよく話したので、いろいろな話を聞けました。また、何人かのロシア人を丁稚として使っていたので、彼らからも興味深い話が聞けたそうです。
彼は、フランス語に堪能で英語もできたようです。
これは、じじいにはわからなかったのですが、知り合いの日本人の医科学生がそう教えてくれたそうです。その医科学生は、そのロシア人からドイツ語やフランス語を学んでいたということです。
そのロシア人は、ゆくゆくは米国へ移住するつもりだ、と話していたそうです。
彼や他のロシア人から聞いた話を、じじいは私に話してくれました。
それらのうち、いくつかを紹介しましょう。
0334名無し百物語垢版2023/09/28(木) 20:59:20.21ID:x+eccCFp
石じじいの話です。

朝鮮にいた時に知り合ったロシア人から聞いた話だそうです。

1. 叫び声をあげるトンネルがあったそうです。場所は不明です。
石灰岩の山をくり抜いたトンネルがありました。鉄道も通っている大きなものでした。
そこを通ると、女性の叫び声が聞こえたそうです。
大きな叫び声がトンネル内に響き渡るのです。
列車にのって通過しても歩いて通っても聞こえるのです。
歩いて通る現地の人たちは非常に恐れていました。
そのトンネルは近くの町への近道だったので、利用する人は多かったのです。
現地の人が言うには:
トンネルの近くの家で火事になり、火だるまになった少女がここまで逃げてきてトンネル内で絶命した。
その時から、叫び声が聞こえるようになったのだそうです。
少女の家族は火事で全員死んで、村の墓地に埋葬されていました。

2. コーカサス地方のカルスト地域にできた洞窟の内部に死体が詰まっていたことがあったそうです。
数キロにもわたる深く長い洞窟でしたが、その中に死体がぎっしりとつまっていました。
その洞窟の入り口から数十メートルのところに死体がたくさん積み上がっていたのを現地の人たちが見つけて、この現象が知られるようになりました。
死体は、老若男女のものであり、さまざまな時代の服を着ていました。その衣装や顔貌から民族も多様だと考えられました。
地元の人々と軍隊が死体を運び出したのですが、どんどん出てくる。
洞窟の深い部分になるほど古い状態の死体があったそうです。
洞窟内は冷たく、暗く、アルカリ性の状態だったので死体の保存状態も悪くはありませんでした。白骨化しているものもありましたが、脂漏化しているものも多かった。
現地や周辺の地域では、それほど多くの行方不明事件もなく、その死体の人々を知っている人もいませんでした。
所持品は、あるにはありましたが、銀の十字架や拳銃などで、身元を明らかにするものではありませんでした。
あまり捜査もされないで死体は近くの森に埋葬され、洞窟の入り口はベトンで埋められたそうです。
注:以前、朝鮮の海岸の干潟で人の骨がたくさん散らばっていた、という話がありました。似た現象です。
0335名無し百物語垢版2023/09/28(木) 21:00:12.59ID:x+eccCFp
石じじいの話です。

ロジア人から聞いた話のつづき。
起こった場所は不明です。

3.死後、死体が急速に変化することがあったそうです。
見ている間に死体が変化するのです。
死後硬直のような現象ではなく、かなり目立つ変化でした。
まず、皮膚が変色する。灰色がかってくる。
芳香を発し始める。心地よい香りであり腐敗臭ではない。
身長が伸びることがある。
男女の性別がわからないような顔つき、体つきになる。
筋肉が発達しはじめる。
痩せるということはない。
このままでは死体が動き出すのではないかと不安になって埋葬を急ぎ、変化の最後まで見届ける人はいなかったそうです。
火葬する場合もありました。
死後、半日〜一日たっても死後硬直が起きませんでした。
その村のある地域でのみ発生する現象だったそうです。

4. アラル海に幽霊船が出没したそうです。
ロシア革命以前は、アラル海にも海水は豊富にあり漁業が行われていました。
漁船が、大きな木造帆船に出会うことがあったそうです。
古い船でしたが作りはしっかりしていて、帆もボロボロというわけではありませんでした。
漁民が乗りうつってみても乗員はいない。
航海日誌はありませんでしたが、食器や各種道具、器具などは残されていました。
まるでメアリー・セレスト号のようです。
頻繁に目撃されるわけではありませんでしたが、遭遇したときには、漁民たちは船にのりうつって食器などを持ち帰っていたようです。
近くの町や漁村には、そのような船が造船された記録も進水した記録もありませんでした。
漁船は動力船ではなかったので、その船を自分たちの漁村に曳航することはできませんでした。
まあ、漁村の港の水深は非常に浅いので入港させることはできなかったのですが。
ある時、いつものように船に乗り移って、自分たちの小舟で持ち帰ることのできるような金めの品物を物色していると、船体がブルブルと震えだしたそうです。
漁民たちはびっくりして甲板に飛び出ましたが、船は沈みはじめていたそうです。
船から逃げ出して遠くから見ていると、その船は静かに水面下に没しました。
その帆船は、マストの先まで沈んでしまったのですが、その海域は水深が浅く、そのようなことは起こり得ない場所だったそうです。
0336名無し百物語垢版2023/09/30(土) 00:24:33.51ID:G9YYaIiK
「覗き怪談」って、ギリギリYouTubeなら語れそうだけど、エロい部分は間違いなくNGだし
それがなかったら特徴も消えてしまうし、結局、こんなところでしか読めないものだろうね
真実か作り話かはさておき、いろいろ面白かった
もっとあれば読んでみたい(エロも含めて)

あと、誰かまとめたりは…
0337名無し百物語垢版2023/09/30(土) 20:23:55.92ID:xvsLMG/t
「覗き怪談」おもしろいよね
新しいジャンルだよ、怪談の
不思議な話があれば紹介してほしいね
べつに、普通の覗きの話でもいいんだけど
他人のXXXを覗いていると異界も覗いてしまうという
あくまで犯人が語る軽犯罪怪談を読みたい!
0338名無し百物語垢版2023/10/01(日) 21:15:44.34ID:mdyzerVp
石じじいの話です。

以前、亥の子の風習について話したことがります。
それは、ハロウィンが一般化する前の、子どもたちの楽しい夜のお祭りでした。
私が子供のときにも、この風習は残っていました。
田の神が山の神になるために帰っていく時に感謝を捧げる祭りであったとも言われます。
また、この日に、その年に農作業を手伝ってくれた他の家に餅を配る風習もあったそうです。お世話になった人へのおかえしです。
そのため、ある地方では亥の子には必ず餅をつかなければならなかったということです。
十月の亥の日の夜には、子どもたち、男の子のみなのですが、が家いえの前を藁鉄砲や石で打ちながら一軒いっけんまわりました。
私の集落では石で地面をついてましたが、近くの町では藁鉄砲のところもあったようです。
コンクリートの地面を石でつくことはできませんからね。
それに石はあぶない。
ある地方では、その時に唱える歌は「亥の子の餅つかん者は、鬼を生め、蛇生め、角のはえた子生め」だったそうです。
「それはうちらの村の亥の子のやりかたとはちがうね。うちらでは、そがいなこと言わんと、亥の子唄うたわいね」と私がコメントを加えると。
じじいが言うには:
「ある年にな、その『蛇』を生んだ家があったんで。」
0339名無し百物語垢版2023/10/01(日) 21:16:35.11ID:mdyzerVp
石じじいの話です。

じじいが石探しのために北海道を旅したときの話です。
北海道北部の日本海側の漁村で聞いた話だとか。
北海道の漁村では、冬になる前に海からの寒風を防ぐために垣をたてます。
丸太ん棒を縦横に組んだものにアシ、わらなどを屏のようにくくりつけて作るのだそうです。
雪囲いの意味もあり、雪が来る前にたてます。
ある漁村では、その風よけに鋭く尖らせた木の棒(ヤリ)を海に向かってたくさんとりつけるこのもあったそうです。
これは、海からやってくる魔物を防ぐためだということでした。
その魔物は、観念的、宗教的なものではなく実在するものであり、吹雪の夜に雨戸や窓を破って家に侵入し人をさらうのだということでした。
さらわれた人は喰れたのです。
食い荒らされた死体が海岸に放置されていたり波間に漂っていたりしたそうです。
日頃、海で漁をすることに対して、怒った海の生物、神ではないとか、が仕返しにくるのだ、ということらしいのです。
この魔物に対抗するために、座敷に短いやりや短刀を立てかけておく家も多かったそうです。
実際に、やりの練習をする人もいたらしいのです。
0340名無し百物語垢版2023/10/01(日) 21:17:51.45ID:mdyzerVp
>>339
この話に関連する話として:
ある吹雪の夜、トイレに行こうとして土間を通った時、土間の目張りをし忘れた窓を開いて入り込もうとしている「魔物」がいたことがあったそうです。
見つけた人は、大声で家人に知らせました。
主人が、やりでその魔物を突くと、ソレは、低い唸り声をあげて窓から外へ落ちていなくなったそうです。
その声は、女性のもののようにも聞こえたと。
と、別の聞き書きメモにありました。
魔物の姿についての話は、聞き書き帳にみつけられませんでした。
0341名無し百物語垢版2023/10/03(火) 01:28:10.10ID:1citu289
>>337
基本的に活動時間が夜とか夜中だから、出遭っちゃう、みたいな
あとはマンションのゴミ漁りをしていたらヤバいモノを見つけた、とか
事務所荒らしの犯人が深夜に怪異に触れる、とか
ヒトコワ系になっちゃうのかもなぁ
0342名無し百物語垢版2023/10/03(火) 15:44:43.86ID:1citu289
ストーカー行為で逮捕された15年来の友人がいるけど、盗撮や盗聴もしていたなぁ
逮捕されて、仕事も友人も失って、変わらずに付き合ってるのは自分を含めて3人くらい
事件から2年くらいして、飲んだ時にポロッと言ったのが
「家宅捜索もいい加減、データ消去もごまかせた。証拠が膨大で飽きたのかも」
「今でも写真や音声データはある」
「再犯防止するために取り上げなかったのかも」と
事件当時に聞いたのは、付きまといとか迷惑行為、噂ではゴミ漁りまでしていたとか

ちょっと変わった奴で思い詰めるタイプだったけど、まぁ、ヒトコワ系の類
相手の女性のまったく知らないところで、今でも思いを募らせているような
0343名無し百物語垢版2023/10/03(火) 15:53:54.07ID:1citu289
夜中に隠れて潜んで見られているとか、自分の知られたくないところを知られてるとか、集められてるとかは、やっぱり怖い
これが「どうかしてた」と言いながらも、何年か追いかけ続けた男の思考というか、異常が普通になっていく感じも怖い

覗き怪談みたいにほのぼのしてない
0344名無し百物語垢版2023/10/04(水) 17:22:42.93ID:u0PWQhqI
>>306
それが何だったのかわからないけど、なにかいるというのは嫌だな
学生時代に住んでたアパートを思い出した
0346名無し百物語垢版2023/10/05(木) 16:16:21.28ID:SBvJhNks
>>345
>>コンビニで猫缶買ったら箸ついてきた
大爆笑!
つぎは、缶詰ドッグフード買ってみてくれ
「あたためますか?」っていわれたら大吉
缶ごとはレンジであぶないだろう!と
0347名無し百物語垢版2023/10/05(木) 19:14:25.67ID:Ycqi+/kL
留置場怪談ってのは、あまり聞かないね
0348名無し百物語垢版2023/10/05(木) 21:42:53.20ID:SBvJhNks
>>347
留置場や刑務所での怪談はあまりないね
「被害者の霊が出てきて苦しむ」という「いかにも」というのはあるけど
学校、病院、軍隊(自衛隊)は怪談が多い
この3つは、自分の意志に反して強制的にルールにしたがって生活させられる場だから、抑圧された精神状態が怪しい体験をさせるのだろうね
刑務所は、完全に行動が管理されていて人権が厳しく制限されているの、そんな体験をしているヒマがない(現実のほうが怖い)、ということかもしれない
死刑囚怪談ってのがあったらすごいな
0349名無し百物語垢版2023/10/06(金) 00:34:51.77ID:3S62BdwM
大学3年の夏に、同じゼミの女の子と飲みに行って、そのままイイ感じになって、夜中にその子の部屋に行ったんだけど…。
駅からは違いけど、やたら高低差のある町の、車がギリギリ通れるくらいの路地に面したアパート。
彼女の雰囲気からは想像できない長屋のような、昭和な二階建てアパート。ナントカ荘みたいな。
一階の奥の部屋に入って、汗かいてるのも気にせずに、ベッドへ行ってそのままHに突入。
生まれて初めて見るGカップに興奮して、体中にキスをする彼女に興奮して、それでも頑張ってけっこう長時間腰を振っていて、ふと
「なんか、ひんやりしてる」と思った。
気になると止まらない。真夏でエアコンついてないのに暑くない。汗は引いてる。
「なんだこれ?」と思いながらも、眼の前の彼女と性欲が勝って、それ以上は考えなかった
0350名無し百物語垢版2023/10/06(金) 00:53:33.01ID:3S62BdwM
そのまま寝て、真夜中に目が覚めたら、彼女がぴったりくっついて寝ていた。
普通なら暑く感じそうなのに、タオルケットをかぶって寝汗もかいていなかった。
翌朝、午前の授業がある彼女は「カギは学校で返して」と行って先に出ていった。
僕は昼前に起きると、部屋を眺めてみた。ただの古いアパートで、家族向けの2DKに近いような…で、よく見たら、あちこちに御札を剥がした跡があった。
中庭?物干し場は、日が入るのにジメジメしてた。
押入れの天井にも御札があった。その押入れには、気になる小箱があり、ピンクローターと細長い小さなオモチャが入っていた。
見てはいけないモノを2つ見た僕は、彼女の家を出て、二駅先の自分のアパートに帰った。汗だくになった。

学校で彼女に「部屋、寒くなかった?」と聞いたら、屈託なく「あの部屋に越してから夏場にエアコン使わなくなった」と答えられた。
0351名無し百物語垢版2023/10/06(金) 01:08:10.44ID:3S62BdwM
その夏は、僕から連絡して1回、彼女に誘われて1回、部屋に泊まったけど、やっぱりひんやりしていた。
4回目は秋で、もう寒いくらいだった。

そのすぐ後に、彼女は同じゼミの大橋くんという男と付き合いだして、関係は終わった。

それで、先月、ゼミの教授が亡くなり、葬儀でゼミ生数人と20年ぶりくらいに顔を合わせた。
せっかくなんだからと飲みに行き、大橋くんと話していると
「ぶっちゃけて言うけど…」と彼女の話をしてきた。
「僕と付き合う前に、ヤッてたんでしょ。いや、当時彼女から普通に聞かされてた。それで、何か覚えてることない?」
「ん?おっぱいが大きくて、手に負えなかった、とか?」
「いやいや、それもそうだけど、あの部屋」

大橋くんは、卒業まで半同棲していたそうだが、やたら寒くて、冬場はエアコンが効かず、ストーブをつけていたのだそう。
「あのアパート、火事で半分取り壊してたし、夜中に謎の話し声も聞こえたし、何が怖いって、そこで普通に暮らしてる彼女が…」

何でも、お金を節約するために家賃を抑えていたそうで、とはいえ、彼女はあの部屋が気に入っていたそうだ。
0352名無し百物語垢版2023/10/06(金) 01:15:59.64ID:3S62BdwM
「怖いのによく同棲してたね」と言うと
「若かったし、彼女エロかったでしょ。あぁでも、泊まる時はだいたい寝る前にHして、そのまま疲れて寝る…みたいにしてた」と

あとは20年もたったからできるエロ話
それはまた、機会があれば…。
0353名無し百物語垢版2023/10/06(金) 22:48:09.65ID:gTGVCONq
いい話だ!
節電するエコでエロい話だ
霊がいると気温が下がるというのよくあるんだけど、逆に暑くなる(熱くなる)というのはないんだろうか?
0354名無し百物語垢版2023/10/07(土) 00:54:20.11ID:gjTefQHx
別れた彼女に「あんた、あんな部屋によく住んでたね」って言われたことならある
「夜とか気味悪くなかったの?」って言うくせに、詳しくは教えてくれなかった
0355名無し百物語垢版2023/10/08(日) 06:45:00.81ID:nDtRK+9W
避けられぬ終焉。それは、絶望。そして牢獄。未来なんて既にない
0356名無し百物語垢版2023/10/13(金) 01:37:55.74ID:5BgOWq2z
ほぼ海のような河口で釣りをしていたら
目の前を上流から死体が流れてきたのは怖かった
よりによって仰向けで
海で溺れて沈んでいたのが満潮の時に上がってきて
その後で浮かんでまた海へ向かったのかなぁ?
まだ新しかった

以前には、土左衛門というに相応しい、ぱんぱんに膨らんだ水死体も見たけど、どっちも嫌だねぇ
0357名無し百物語垢版2023/10/13(金) 21:40:05.40ID:XzFIuy8H
石じじいの話です。

まずは能書。
サルは、秋になると山ブドウ・アケビなどの実をとって岩のくぼみにたくわえておく。そこに雨水などがたまって果実と水がとけあい発酵して味のよい酒ができるといいます。猿酒ですね。
猟師や木樵などが山中を歩いているとこの猿酒に出会うことがあるそうで風味ゆたかな美酒だということです。
彼らが言うには、山を歩いていると岩のくぼみなどに酒がたまっていることがある。芳香をもち非常に美味だと。
しかし、これは作り話だそうです。
清の時代の中国の書物に、サルが多い場所には猿酒を見つけることができるという記述があるので、そこから日本に由来したものかもしれないとのこと。

ある時、山からおりてきた猟師が、「猿酒」を里に持ってきたそうです。
上記のように、山で見つけたので水筒につめて持って帰ったといいます。
その猟師と一緒に皆で飲んだが、非常に美味で香りもすこぶる良い。
これはいいもんだ、どこで見つけた?と尋ねても、その猟師は教えてくれませんでした。
そりゃそうでしょう。
彼は、別の日に、また猿酒を持ってきました。
よろこんで皆で飲んだら、全員が死んだそうです。その猟師も。
その猟師はどこで見つけたのか?
ほんとうに、山で見つけたのか?
それは本当に猿酒だったのか?
里の人々の毒殺が目的の芝居だったのではないか?
しかし、なぜ自分も死んだ?

「よう考えてみんさいや、サルがそがいなことできんやろ。実際に山でサル見とったらわかるやないかな。
注意せないけないな。そがいなありもせんこと信じとると、魔物につけこまれるんで。その猟師が魔物やったんかもしれないねえ。」
0358名無し百物語垢版2023/10/13(金) 21:48:46.93ID:XzFIuy8H
石じじいの話です。

あるところでは、山から声が聞こえてくることがあったそうです。
よくある話です。
その声は男性のこともあり女性のこともあったのです。
その声がしゃべる内容は、その山の近くの村落の人々の行為を非難するものや、県や国の役場の政策や行為を批判するものでした。
誰か不逞の輩が、山の中に潜んで叫んでいるのではないかという声も上がったそうですが、ひとりの人間がそんな大きな声でえんえんと叫ぶことはできないし、拡声器も当時はない。あっても山奥まで運べませんでした。
「声」によって非難される行為が、一般の人々に隠されている場合も多く、その山からの声で、不正があらわれるということもあったそうです。
そのため、その近くに住む人々は恐れました。
その山に登る人も恐れました。
ある人は、その声が聞こえ始めたら、耳をふさいでうずくまりました。内容を聞かないようにするためだったとか。
こんなことをして何か意味があるのでしょうか?
また、ある人は聞かないように大声で歌ったそうです。
これはこれで愚かなふるまいです。
0359名無し百物語垢版2023/10/13(金) 22:00:01.67ID:XzFIuy8H
石じじいの話です。

これは、ちょっと残酷な話なので、石じじいが話してくれたものではないかもしれません。
聞き取りノートの巻の順番からすると、私が小学生低学年のときに聞いた話と思われます。
私がちいさいときには、じじいは残酷な話やエロい話はしなかったように記憶しています。

昔の猟師は、狩りだけで生活をたてることが難しかったので農業をしながら猟をしていたそうです。
彼らは、殺生人と言われていたようです。
夏になると川魚をとって歩いたり、鵜飼いもしていた猟師もいたとか。
また、丸木舟を作るのものもいたそうです。
猟師は、イノシシやクマだけでなく、鳥も狩りますが、海にでかけて海鳥をとることはなかったそうです。
彼らが言うには、海の神様が怒るのだと。
猟師ではなく遊猟のために海鳥を撃ちに海へ行った人がいましたが、案の定、死にました。
海岸で倒れていた男の頭は銃で撃ち抜かれていたそうです。
弾丸は頭骨を貫通していたので見つかりませんでした。
かなり大きな弾丸だったらしく、頭の一部が欠損していました。
結局、使用された銃はわかりませんでした。
一緒に遊猟をしていた人たちが疑われたそうですが、使用していたのは散弾銃だったので、疑いは一応はれました。
しかし、別の銃で撃ち殺して、それをどこかに隠したのではないかとも考えて、警察は現場を詳しく調査しましたが、銃は見つからなかったそうです。
家宅捜査もしたのですが見つからなかったと。
そのニワカ猟師を殺したのは、ほんとうに弾丸だったのでしょうか?
0360名無し百物語垢版2023/10/14(土) 04:11:56.41ID:rvWSwDS1
覗き怪談
創作でいいから読みたい

覗き板で呼びかけたら集まるかな?
0361名無し百物語垢版2023/10/18(水) 20:20:40.46ID:yTB8Butt
石じじいの話です。

じじいが石探しのために、東北地方を旅した時の話だそうです。
昔は、東北地方の日本海側には、川をサケがたくさん遡上してきました。
これを地元の人々がさかんにとったのです。
その漁のやりかたは、川の急な湾曲部の川床に木の杭をたくさん打ちこんで障害物をつくります。
サケは障害物があると水面から飛び跳ねる習性があるので、それを利用します。
サケは、そこで水面から跳ねて河原に飛び出してしまいます。
それを棒で打って弱らせてとるのだとか。
サケは大きく、激しく暴れるので手づかみではおさえられないのです。
しかし、ここで困ったことがありました。
たまに、棒で打つと「悲鳴」を上げるサケがいたのです。
そのような悲鳴があがると、それまでとっていたサケが皆腐ってしまったそうです。
一気に、すぐに。
このような悲鳴を上げるサケは非常にまれだったので、そこでの漁をあきらめるほどの障害にはなりませんでしたが、迷惑な現象でした。
悲鳴をあげるサケは腹の部分が青色がかっているものが多かったので、見分けることができることもあったそうです。
普通は、赤いのですが。
0362名無し百物語垢版2023/10/23(月) 14:55:31.77ID:5AJl3gIW
石じじいの話です。

風の話を二題:

(1)梅雨時に「毒の雨」が降ることがあったそうです。
これは、南風 ハエ が吹く時に起きました。
毒雨の前兆となる風は、クロバエともマジ、マゼとも呼ばれていました。
この毒の雨が入った水を飲むと体を壊したそうです。
目に入ると目を病む。
口に入ると嘔吐する、咳が止まらない、胃痙攣が起きる、下痢が止まらない。
死ぬことはないが、病人が飲むと命の危険もあったとか。
川や池の魚が弱ったり、死んで浮くこともあり、また、作物が弱ったり枯れたりすることもあったそうです。
それで、毒雨が降ったなとわかるのだと。

(2)同じような話です。
東風(こち)という言葉をしっていますか?東から吹く風です。
東側に海が開けた漁村では、東風によって「より物」が多いので、その風は喜ばれたそうです。
東風が海岸に直角に吹きよせて、海に漂っているものが流れ着くのです。
晩春から初夏にかけて、ときどき湿気を含んだ冷たい東風が吹くことがありました。
その風にあたると頭が痛くなる人が多かったそうです。
0363名無し百物語垢版2023/10/23(月) 15:28:33.79ID:5AJl3gIW
石じじいの話です。

皆さんは、闘鶏を見たことがありますか?「とりあわせ」とも言います。
鶏どうしの蹴合いです。
日本書紀にも記事があります。
『三代実録』に、雄略天皇が弘徽殿で闘鶏を見たという記述があります。
和歌山県田辺には、闘鶏神社があるとか。
闘鶏は、明治時代の中頃までは各地で広く行われていましたが、当局の取締が厳しくなって消滅しました。
これは、「かけ」で、これで財産をなくす人も多かったのです。
河内の闘鶏は、今東光の小説「闘鶏」や「悪名」で知られていますね?

闘鶏に入れ込んで、鶏を育てている鶏主がいました。
ある日、闘鶏に使われる鶏が飼い主に向かって言ったそうです。人語で。
「お前は、遊びで、われらどうしを闘わせて平気で殺している。いまに地獄に落ちるぞ。」と。
飼い主は豪胆な者だったので、平気で、
「畜生が、笑わせるな!お前も勝たんとしめて食ってしまうぞ。それがいやならしっかり闘え!」と。
そうゆうてやったわ、と飼い主はまわりの人に言っていたそうです。
それを聞いた人の中には、「このおっさんはちょっと頭がおかしいんちゃうか?」と思った人もいたようです。
それからも、その鶏は闘鶏で闘わされましたが、非常に強かったのです。
ある日、その鶏が飼い主に襲いかかり、足の爪で彼の喉笛を掻っ切って殺してしまいました。
近くにいた人が、その鶏を取り押さえたのですが、飼い主を斬り殺したあとは、鶏は暴れずおとなしく取りおさえられました。
そのとき、足には鋭い闘鶏用小型ナイフがとり付けられていたそうです。
鶏どうしの闘いをより残酷にして楽しむために、そのような細工をすることがあったのです。

人々は「バチがあたったのう」と話しあったそうです
0364名無し百物語垢版2023/10/24(火) 21:45:19.09ID:Jeu4R8US
石じじいの話です。

短い話です。
現在では海水浴は一般的なレクリエーションになっていますが、昔は水垢離という意味もありました。水行場と呼ばれる場所が海岸にあったこともあるようです。
水垢離は夏にも行いました。
漁村の人々は修行者ではないので、これは常識的です
海で水垢離をとると皮膚が丈夫になりました。
また、海水を浴びていると皮膚に透明なウロコのようなものができることがあったそうです。
そうすると体が健康になる。
楳図かずおの「半魚人」のようです。
その透明なウロコは、いっときすると、ぷちぷちと音を立てて皮膚から剥げ落ちました。
海で水垢離をとっていると、うなぎのような体の長い大きな黒い魚が泳いできて、その人のまわりを1-2周まわって沖に泳ぎ去るということがありました。
それを人々は、めでたいと言って大変喜んだそうです。
0365名無しぃ垢版2023/10/25(水) 09:58:24.24ID:MPDhN/iQ?2BP(0)

夜中に寝てたら喉が乾いて起きたら、ちょうど黒い影がドアを開けて出ていくところで、
怖くって思わず『わっ』て声が出てそのカゲが振り向いた。
その多分顔に当たる部分には何もなくてマジで怖かった。
そのあとカゲは何もなかったように前を向いて出ていった。
もちろん親には信じてもらえなかった
0366名無し百物語垢版2023/10/26(木) 20:41:56.38ID:voIh6rUO
石じじいの話です。

じじいから聞いた呪いについて書いてみます。

1. 食欲のない病人に呑ませる符
病気で食欲のない人に服用させる符があるそうです。
これを呑ませると必ず食欲が出る、と。
これが符の文面です。
 ●試してみてください、とは言えませんね。
https://i.imgur.com/GGk2M5O.jpg

2. 火災の被害を事前に知る呪い:
火事が起きて火が身近に迫った時に、自分の家に類焼するかどうかを知る方法があるそうです。
家族の者たちの眉毛を見て、全員の眉毛が立っている時は類焼する:と。
そうではないからといって油断してはならないそうです。
 ●どっちやねん!という感じです。

3. ネズミに噛まれたのを治す方法:
ネズミに噛まれると毒が体に入る:という言い伝えがあるそうです。
これへの対策法は:
完全に乾燥させた猫のフンを粉にして、これを姫糊と混ぜ噛まれた傷口に貼り付ける。
または、梅仁を酢につけたものを貼る。
鮒の肉を擦り付ける。
朱蘭の根をすりおろして、それを塗りつける。
 朱蘭とは紫蘭の別名だそうです。薬用植物です。
 ●これは、おすすめできませんね。かえって化膿しそうです。
0367名無し百物語垢版2023/10/26(木) 21:02:01.00ID:voIh6rUO
石じじいの話です。

じじいから聞いた呪いについて書いてみます。

1. 眠気を防ぐ呪い:
これは役に立ちそうです。
ひとつまみのネズミのフンを紙に包んで、それをヘソにあててそのままおいておく。
すると、眠気がさすことはない、と。
●ここでもネズミです。役に立ちます。

2. 人の吉凶を知る方法:
寝ている人の顔をみて、その人の将来の吉凶をしる方法です。
笑っているような寝顔の人:心に毒がなく、幸福になる。なぜなら、どんな人にも好かれるからからである。
泣き顔のような寝顔の人:天を恨む心がある。そのため、生涯、辛労が絶えない。
寂しそうな寝顔の人:運気が薄くて短命だ。
陽気そうな寝顔の人:運勢が強くて長命だ。
口を開いて眠っている人:苦労の絶えない人だそうです。
●なんだかな〜、単純ですね。まあ、方法というのは単純な方が良いのですが・・・。

3. 駆け落ちする可能性の高い人を知る方法:
「駆け落ち」とは、逃げて行方をくらますことです。
一度、逃げられると、占いの名人でもその逃げた方向や距離を知ることは不可能だが、その駆け落ちを防ぐために、駆け落ちの可能性をあらかじめ知る方法があるそうです。
歩いている時に、たびたび後ろを振り向いて歩く人は、必ず近いうちに駆け落ちすると。
これは、間違いないそうです。
●これも「語呂合わせ」的です。

4. ハエを追い払う方法:
古いお茶の葉を、少しづつ火鉢の中に入れて燻せばハエは逃げる、と。
「かすべ」のようなもんですかね。
「かすべ」って、みなさん知ってますか?
0368名無し百物語垢版2023/11/02(木) 02:04:17.68ID:AIyzwXBE
ストーカー行為で親友が逮捕された
仕事も家庭も失ったが変わらずに付き合っている
事件から5年ほどがたった今年、久しぶりに2人で飲みに行った
親友は「自制が効かなくなるのが怖いから」と酒を止めていたそうだ
やがて酔いが回った親友がポツポツ語りだした
「彼女も怖い記憶がよみがえったり、忘れられずにいるかもしれないね」
「僕も、いろいろよみがえったり、忘れられずにいるし」
それが盗聴や盗撮なのか、脳内の記憶なのかはわからなかったけど
「僕しか知らない彼女のことは、僕が生きている限り消えないから」みたいに話していた
親友は、そうやって記憶を反芻しながら生きているのかと思ったら、ちょっとだけゾッとした

実は、被害者の女性も、よく知っている
親友には「もう連絡先すら知らない」と言ってあるが、彼女が遠方に嫁いだあとも連絡は取っている

親友は今もカウンセリングや専門の療法を受けているが、なかなか闇は根深い

ヒトコワの入口を覗いた気分だ
0369名無し百物語垢版2023/11/02(木) 22:38:35.71ID:dbPfk/8Y
ヒーリング系もしくはドローンアンビエントで最強のリラックスを手に入れてください。
自然の波音も入っているので、さまざまな周波数の恩恵をえることができます。
神経過敏でイライラしやすい人、なんらかの依存症にも少なからず効果が期待できます。
//youtu.be/e1IPKVrDUoM
0370名無し百物語垢版2023/11/09(木) 22:50:37.09ID:vrfY2Ikd
石じじいの話です。

石探しのために東北地方を旅した時に聞いた話のようです。
昔の猟師は、山で「夜興引」という待ち伏せ猟を行っていました。
そのときには、犬を連れていきます。
冬の猟は、毛皮を取るのが目的で、クマ、ムササビ、テン、イタチ、カモシカなどを狩ったそうです。
彼らは、小屋掛けをして何日が山にこもって猟をして、手持ちの食料がなくなると帰ってきました。
山に入って出てくるまでを「一夜」といって、その間の獲物を「一夜の猟」といったのだそうです。

ある時、猟師が山にはいったのですが、食料が尽きたと思われても、なかなか帰ってこない。
犬も帰ってきません。
これは何かあったのだろうということで、みんなで山に探しに行きました。
小屋掛けしたあとを見つけましたが、そこに猟師はいませんでした。
あたりを探すと、その猟師の服だけが残っていたそうです。
帽子から足袋、脚絆、わらじまで残っていました。
衣服はきちんとたたまれて、そのそばに足袋などがそろえておいてありました。
猟銃や弾丸は残っていなかったそうです。
裸になって銃だけ持って、さらに山奥に猟にいったのか?
それは、ありえないでしょう。
さらに山奥や周辺を探したそうですが、見つかりませんでした。
その後、その猟師は完全に行方不明になったそうです。
0371名無し百物語垢版2023/11/10(金) 16:01:29.71ID:KFvrDxII
何も語ることがないパンピーども
仮想現実のこの世界で俺が経験しているほんの一例
https://ameblo.jp/keisyousya
0372名無し百物語垢版2023/11/11(土) 21:04:12.68ID:d3Ug6B+B
石じじいの話です。

短い話を。
昔の村には、寒施行という行事がありました。
冬に老女たちが念仏を唱えて歩き、用意した食べ物を四辻に供えていきます。
すると、その後から子どもたちがついていって、それをとって食べるという行事だったそうです。
しかし、それを絶対にとってはならない、という場所がありました。それは四辻でした。
食べるとどうなるか?についてはメモにはありません。
四辻は異界との境界線であり、以前書いたミサキやドウロクジンの話にも、それらが憑く場所として四辻がでてきました。
もともとは、人通りの多い道の要所 つまり四辻に食べ物をおいて物乞いに施しをするのが目的だったということだそうです。
戦前でも、早い時代に廃れた行事です。
0373名無し百物語垢版2023/11/13(月) 17:32:05.97ID:h6tr7VD2
後ろから憑いていたとき
じゃなかった突いていたとき
あまりにも締まりがいい!
すごいな
と思ったらアナルにはいっていた
ごめんね須美江ちゃん
でも、次にアナルをためそうとしたら、ユルユルだった
謎だった
エロく怖い話だ
0374名無し百物語垢版2023/11/15(水) 20:42:29.20ID:Cq0Lb8A8
石じじいの話です。

この話は、じじいの話の聞き取りの末期、私が中学生の時に記録したものです。

言霊信仰というものをご存知の方も多いでしょう。
この言霊信仰に関連する呪いの呪文があったそうです。これは、祝詞ともお経とも異なるものです。
病気やケガの予防や治療のために呪歌を唱えることによって、その実際的効果を期待します。
それによって病気やケガの原因とみられる悪い精霊を追い払うのです。
つまり、人間の発する言語に禍福を左右する超自然的な威力が内在する、という考えです。
漁師が海に出るときや海女が海に潜るときに、「ツイツイ」とか「ツヤツヤ」と唱える風習があったそうです。
仕事のために山に入るときにも、マムシよけのために、その天敵であるイノシシの別名である「山だち姫」とか「山王姫」と唱えるのです。
それを三回唱えると効果があると。1・2・3、つまりヒフミです。
このような呪文は、就寝前に唱える人も多かったようです。
じじいの教えてくれた呪文は:
「犬神は憑くとも憑かじ人神の・固より守る人の身なれば」
「まじなへばまじなはるべし何物も・神の御霊の分けし身なれば」
「物の気がもののあはれを知りたらば・早くさらひでものがたりせよ」
「やよ狐野辺こそおのがすみかなれ・人の宿りに何とまよふらん」何とまよふらん:は、「なとまよふらん」と読むそうです。
「ものごとに影も形も無くなれば・遺恨といふも何かあらめや」遺恨:は、「ねたむ」と読む。
「己が身を己が心で傷まする・心のまよひ今ぞしづむる」
私は、今でも寝る前に、このような呪文のいくつかを唱えることがあります。
0375名無し百物語垢版2023/11/17(金) 22:52:38.64ID:WkSe/Fnv
石じじいの話です。

これは、漁村で聞いた話だそうです。
漁の時、キビナゴに混じって大きなタチウオのような魚がとれることがあるが、それは食べてはならないとのこと。
それがとれたら、山に埋めろ。燃やしても良い。
なぜ、そうしなければならないのかは、よく分からなかったそうです。
詳しい由来を知っている古老はいなかったのですが、昔からの決まりごとだったと。
ある人が言うには、その大きな魚には海の神がやどっているからだ。
それを山にうめたり陸地で燃やしたりすることで、神が陸地に移動して土地の神になるのだろう、と。
また、ある人が言うには、それには人の霊魂:溺死した人のもの、の意味か?  が宿っているから、持ち帰って食べるとその霊魂に憑かれてしまう、と。
さらに、ある人が言うには、タチウオは「太刀魚」とも書き。刀のような姿をしている。この時に、これを食べると刀で斬られて死ぬ、と。
いやいや江戸時代じゃあるまいし。
もしかして、江戸時代からの言い伝えだったのでしょうか?
0377名無し百物語垢版2023/11/22(水) 22:07:40.09ID:g4RNDhzh
石じじいの話です。

犬神憑きの話がノートに見つかったので、まとめて書いてみましょう。
聞き取りノートのあちこちに散らばっている断片を集めて整理したものです。矛盾しているところもあるのですが修正しようがありませんでした。

じじいの故郷 私の故郷でもあるのですが は、犬神憑きの本場です。
以下に、それについての情報を列挙しましょう。
#犬神が憑くプロセス:
犬神は、ある人 犬神憑きと呼ばれるのですが に使役され、他人に憑いて災禍をもたらします。
犬神憑きの家には、そのような使役用の犬が7頭いるとも、家族の数だけいるとも言われていました。
この犬が、犬神憑きの指図によって相手の口や鼻、耳、目、尿道、肛門、陰門、毛穴などから体内に侵入します。
#症状:
犬神に憑かれると、癲癇のような症状を起こす;気が狂ったようになる;犬のまねをする;とりとめのないことを口走るようになります。
道を歩いている時に急に失神したり、おかしなことを口走ることもあります。しかし、これは短時間でおさまるのだそうです。
高熱を出したり大汗をかいたりすることもあると。
肉体的な苦痛も激しくて死ぬこともあります。特に、腕や脚の関節が痛むそうです。
#対策:
犬神を退散させるのは祈祷師による加持祈祷です。
それには、御嶽教の行者がよい、と言われている地域もありました。
盲目の巫女を連れてきて、ご託宣を聞くこともあったと。
犬神に憑かれやすい人は、ヒステリックな人、嫉妬心が強い人、内向的な性格の人、だそうです。
#犬神の形:
犬神に憑かれた人の証言によると、犬神の形態は白犬の仔のようなものであったと。これが鴨居の上を行き来するのだそうです。
#別の解釈:
このような「犬神憑き症状」の原因には別の解釈もあり、それは、人の生霊が憑くことによって起こるのだ、ということでした。
また、この犬神憑きを行う「術法」は、修験者が行う加持祈祷の一つである「護法種」というものが一般の人に広まったのだ、という話もあったそうです。
0378名無し百物語垢版2023/11/22(水) 22:08:14.33ID:g4RNDhzh
>>377
石じじいの話です。

犬神憑きについての話をもう少し。
#犬神憑きにかかわる「修験者」について:
修験者は、一部の地域では神官も兼ねていて、その土地の雨乞いや風祭、庚申講などの行事を司っていたそうです。
さらに、病気治療のための祈祷もおこなっていました。
そのような加持祈祷の種類は300種類以上もあったそうです。
#加持祈祷の例:
汗垂符;抜霊治病事;疫病退治;難産治療;石女の懐妊;男子の出産;腫物治療;やけど治療;夜泣き治療;ウマの加持;鼻血を止める;喉に魚の骨が刺さったときの治療;疱瘡符;生霊の除去;野狐が憑いたときの対策;などなど。
上記、漢字や解釈の間違いがあるかもしれません。中学生の私が聞き取った内容ですから。
0379名無し百物語垢版2023/11/22(水) 22:12:05.05ID:g4RNDhzh
石じじいの話です。

病人治癒のために、憑き物を落とす方法として、修験者や祈祷師をやとわないで自分たちで対処する方法もあったそうです。
法外な金を要求されることもなく経済的です。
そのためには、念仏講による念仏踊りを行います。
念仏のための「道場」を設置します。
六斎念仏の道場だったそうです。
道場には、二八宿や二五菩薩をかたどった、しめ縄や御幣をかざりました。
念仏踊りの中心となる人は法眼と呼ばれていたそうです。
道場に、阿弥陀如来、不動明王、十六善神の掛け軸をかけて、お灯明や供物を捧げます。
そうしておいて、太鼓や鉦を叩きながら三人一組で踊ります。
道場に病人をフトンに寝かして、そのまわりで念仏衆が刀を持って踊るのだと。
最後に、たんぽをつけた槍で病人の掛け布団をはねのけると、憑いていた魔物が病人の体を抜けだして退散するのだそうです。
田舎には、江戸時代の本物の槍があちこちに残っていたそうですが、それは使えない。本当の刃のついた槍を使うと危ないですからね。
0380名無し百物語垢版2023/11/26(日) 21:23:42.74ID:4ZO3UMKO
石じじいの話です。

ミサキ関連の話です。
以前、ミサキの話をまとめて書いたことがありました。
また、じじいが山を歩いていて不思議な風にふかれて気分が悪くなった、という話をしました。
同じような話があります。
ミサキとは成仏できずに迷っている霊なのだそうです。
小さな白い蛇の姿をして人に憑くこともある。
物理的な大気の流れである風が発生しなくても、「カゼ」がくることがありました。
不慮の死をとげた人の骨が埋まっている場所へ入ったり;神聖な場所へ入り込んだり;神の樹木を伐採したりすると
「カゼ」が来るのだそうです。
その「カゼ」にあたると、そのあたった身体の場所の皮膚に紫色の斑点ができました。
さらに、熱病のような悪寒を感じて、ふるえが止まらなくなる。
「カゼ」は目に見えないので防ぎようがないのが厄介です。
「ミサキカゼ」や「水神カゼ」というものもありました。
いずれも、水辺や水死に関係がありそうです。
「ミサキカゼ」にあたると死ぬことがありました。その死体は真っ黒になったそうです。
また、「カゼ」にあたると事故死したり脳溢血で死んだり自殺したりするのだと。
死に至らなくても、激しい頭痛に襲われて失神することがあったそうです。
橋のたもとなどに祀られている水神様の祠に触れたりすると「水神カゼ」にあたってしまいます。
そうすると、寒気がして熱が出て半狂乱になります。
人間の怨霊や悪霊・魔物などが「カゼ」として「風」に乗って飛来して人に憑依するのだそうです。
「悪さするいろんなもんがおるけん、石探しで山ぁ歩くんも命がけよ」
0381名無し百物語垢版2023/12/01(金) 22:33:53.03ID:GwGJvcB4
石じじいの話です。

不思議な家の話がありました。以前も、そのような話をまとめたことがありました。
これは別の話です。

入らずの間がある家があったそうです。
古い豪農の家でした。
その部屋は北の庭に面した八畳の間でした。
隣の部屋との間のふすまは、和紙で何重にも目張りされていて開けられないようになっている。
庭の濡れ縁に面した雨戸はカスガイと釘がいくつも打ちつけれていて開けられない。
大人でも容易には入れない状態でした。
絶対に入ってはいけない間だったのです。
しかし、その理由は不明でした。
それについての言い伝えはなかったのです。
その部屋のなかに何があるかも誰も知りませんでした。
古文書などもありませんでした。
昔はあったのだが、大昔の家人が廃棄したのでは?
あるいは、寺におさめたのではないか?
墓などに埋めたのでは?
なんの情報もない。
ふすまも張り替えないので、ぼろぼろになっているのを上から上張りしている状態でした。
御札などの呪術的なものは、どこにも貼られていなかったそうです。
ただ、封印されたふすまの上の長押に、非常に古いものと思われる、半紙に墨書きで「不入間」と書いたものが貼ってありました。
部屋の中から何かおかしな音がするわけでもないし、化け物などもでない。
その家に住んでいる人への害もなかったそうです。
その後、その家がどうなったかはわかりません。
0382名無し百物語垢版2023/12/05(火) 17:26:49.13ID:ZDe1V1dD
石じじいの話です。

じじいが、彼の子供の頃 あるいは、さらに昔 の風習を話してくれました。

皆さんは、お月見をしますか?
子供の頃には、中秋の名月の晩に、お月見をしました。田舎の、のんびりした月見です。
名月の晩には、よその畑の作物 主に果物 をとって食っても良いという風習があったそうです。
なぜ、そのような行為が許されたかというと:
最初にこの土地(村)をひらいた人々が皆でともに行った激しい労働の記憶や収穫物を分け合う気持ちは、土地がある限り、そこに残っているのだ。
そのため、一年に一度だけ昔に時を戻して、だれがどこの作物をとってもよい日をつくったのだ。
そうすることを、ご先祖様は喜びなさる、ということでした。
畑のものでなくても、お月さまに供えてあるものを子どもたちがとって歩く風習がある村もあったそうです。
神に供えたものは、もう自分のものではなかったので、それをとって食べるのが悪いということではなかったのです。
墓に供えたものを鳥がたべてもよい。神前にそなえたものを皆で分けてたべたりするのも同じことだと。
神に供えた あとの ものまで自分のものだ:ということになると、みんなで楽しもうとするのではなく、自分たちだけで楽しむものとなり、共同体の行事の持つ楽しみも消えていったのです。

お月見をしていると、満月の暗がりから、人の声がよびかけてくることがあったそうです。
「おかあさん」とか「XXよ」とか  XXは人の名前
その声は、先に死んだ親族の声のように聞こえたそうです。
その暗がりをさぐるのですが、だれもいない。
それを気味悪がる人もいましたが、かえって喜んで、楽しみにする人たちもいました。
月夜に、南向きの部屋で障子だけを閉めて寝ていると、障子に、人の影が映ることもありました。
その影も、声をかけてきます。
「おかあさん」
『おお、SSよっ!かえってきたんか?』 SSは、話しかけてくる死んだ人の名前
「はい」
そこで、障子を開けてしまうと、そこにはだれもおらず、その後、声はしなくなる。
だから、そのような影が来ると、我慢して障子越しに話をしなければなりませんでした。
ただし、その影は細かい内容の話はせず、「はい、いいえ、そうです、ありがとうございます、すみません」などと受け答えをするだけだったそうです。
しかし、声は、その人物のものに間違いなかったのです。
魔物だったのかもしれませんが、何も悪さはせず、たたりもせず、残された者の心をなぐさめてくれたといいます。
0383名無し百物語垢版2023/12/09(土) 21:19:39.00ID:yKDDMY89
石じじいの話です。

じじいが朝鮮に住んでいたときに、山奥の集落で「クロンボ」(ママ) に会ったそうです。
つまり黒人です。
その黒人の男性は、かなり高齢でしたが、朝鮮語がペラペラでした。
彼によると、朝鮮に長く住んでいるとのこと。
地元の人たちとも仲がよく、親しんでいて、朝鮮の社会に溶け込んでいました。
朝鮮人の奥さんがいて、子供も三人いて、孫もいました。
そのときには、奥さんは、すでに亡くなっていて子供の家族と一緒にすんでいました。
いつ、どこから、どういうわけで朝鮮に来たのか?と、じじいは尋ねましたが、彼ははっきりとは答えなかったそうです。
彼の話のなかの断片的な情報からすると、どうも米国から、大韓帝国のはじめのころに来たらしいことは推察されました。
彼と彼の家族は、かなり立派な屋敷に住んでいたそうです。
じじいは招かれて、そこで一晩を過ごしました。
その男性の部屋には、たくさんの書物があり、インテリのようでした。彼のしゃべる朝鮮語からも知性が感じられました。
彼が書いた上手な朝鮮語の文書もあり、また、英語(ローマ字なのでそう思ったそうです)で書かれた文書もあったそうです。
彼の人柄や外国人としての境遇に感じ入ったじじいは、親切にしてもらった礼として、持っていた予備の万年筆を1本贈りました。
その老人は、「おお!『マンネンヒツ』ですね。これはありがたい。このようなものはなかなか手に入らないので助かります。ありがたくいただきます」と言ってだいじそうに受けとったそうです。
そのとき、彼は『マンネンヒツ』と流暢な日本語で言ってにこりと笑ったのです。

「不思議な、そやけどええ人やったわいね。あの人の子孫は今もどこかで生きておんなはるんかのう。アメリカにも家族はあったろうにのう。」
0384名無し百物語垢版2023/12/10(日) 16:39:46.86ID:SedTic3x
石じじいの話です。

じじいが朝鮮に住んでいたとき、ロシア人の商人の知り合いがいました。
友人といってもよいでしょう。
彼は、ロシアの各地を放浪して、蒙古・満州から朝鮮に流れ着き、その時は、他のロシア人やタタール人を使って商売をしていたそうです。
じじいが彼から聞いた話がいくつかメモにあります。

人狼の話です。
そのロシア人がペテルブルグにいたときの話だとか。
人狼とはオオカミ男ですね。
以下は、自分が人狼であると言うリトアニア人女性の話してくれたことです。
彼女は、人狼のことを「狼型=ボルクモルフ」と呼んでいたそうです。

彼女によると:
人狼は、女性も男性もいる。
変身前は、普通の人間である。
子供(数歳)の人狼もいるらしい。彼女は会ったことはないが。
そのような子供人狼は、親によって早くに殺される事が多いようだ。
人狼にはいろいろな種類があり、自分でいつでも自由に狼型に変身できる者たちもいる。
狼型に変身すると凶暴になる。中には、知性が残っており会話が可能な者もいる。
しかし、変身前の人格は存在せず、その記憶はなく、もとの人間に戻ると、変身している間のことはほとんど憶えていない。
ただ、ぼんやりと部分的に記憶が残っている者はいた。
自分(リトアニア人女性)がそうだ。
人狼の種類?によっては、犬やシカ、魚、植物、大気現象(霧、雲)、非生物の物(棒、干し草の山、石)にも外見を変えることができる。
自分(彼女)以外にも、このような人間がいるのだが、自分は見ただけでは、それを見分けることはできない。
人狼であることが知られると、当然、殺される。
変身すると、人間の時の記憶をなくすので、非常に危険な状況になる。
だから、住む場所や職業を注意深く選ばなければならないし、頻繁に変える必要がある。
人狼の中には、他人に危害を加えないように、正教の隠遁者として生活している者もいる。
自分(彼女)は、自分の意志で変身できるのだが、まれに自分の意志とは関係なく変身してしまうことがある。これが問題だ。
どうすれば人狼になるのか?
人狼は、洗礼を受けないで死んだ子供か背信者がなるという話がある。
女性が妊娠中に、狼に殺された動物の肉を食べると、人狼の子供を生むという話がある。
人狼の属性 能力 は遺伝する。
噛まれたら人狼になるというわけではない。
反対に、狼が人間の能力を得た、という存在もいるようだ。
書き込み者の註:猫又のようなものものでしょうか。
人狼は、一般に長命である。

こう話したリトアニア人女性は、「私も、いつ狼型に変身するかも知れないから、注意しろ。もう会わないほうが良い。」と言い、近いうちにフィンランドに移住するつもりだと言っていたそうです。
以前紹介した、蒙古の「マハチン」も、この一種かも知れません。
0385名無し百物語垢版2023/12/10(日) 16:40:38.49ID:SedTic3x
石じじいの話です。

人狼に関連した話をもう一つ。これも朝鮮のロシア人が語ったものです。
以前に、肉食の獰猛な子供兵士を育成する施設が帝政ロシアにあったという話をしました。
それと関連しそうな話です。
人狼のような存在は、ウラル山脈周辺やバイカル湖周辺でも知られていたようです。
そこでは、人が狼に変身するのではなく、「吸血鬼」と呼んでよいものだったらしいのです。
それは、すべて女性で、魅力的なので男性は惑わされて喰われてしまう。
まあ、魔物伝承の定番の設定です。
血を吸われて同族になるというのではなく、肉を喰われ血を吸われる。骨も砕かれ、中の骨髄を喰われてしまう。
あとは食い荒らされた無残な死体が残るだけ。
ある種の「食人癖」ではないか、と考える人々もいたそうです。
さて、ここからが本題:
ロシア帝国の時代には、軍に「人間生物兵器」研究機関があったそうです。
そこでは、オオカミ型の凶暴な食肉類を「兵士」にする、という研究が行われていました。
トラのようなネコ科の動物ではなく、集団行動の習性を持っていたそうです。
あるいは、子供をオオカミ型の食肉類に改造したものだったのかも知れない、と。
それらは、「アントロヒシニク」と呼ばれていました。
「ソレ」はコドモであり、オス(少年)もメス(少女)もいる。
それに関係していた生物学者によると、少女(メス)のほうが知能が高くより凶暴なので殺傷能力は高いのだが、上官の命令に服従せず集団的な反乱を起こす可能性が高いので、兵器としては使いづらい:ということだったそうです。。
その研究所・訓練施設は、クラスノヤルスク付近にあったとか。
ロシア革命後、それがどうなったのか?そのデータはどうなったのかはまったく不明です。
0386名無し百物語垢版2023/12/14(木) 21:42:27.17ID:ADReIjVp
石じじいの話です。

遺体が腐らない棺を作る職人がいたそうです。
夫婦で、棺を作る商売をしている人たちがいました。
この人たちは、棺以外にも木工でいろいろなものを作っていて、棺の製作は副業程度だったとか。
ある時、彼らの作った棺に遺体を入れておくと遺体が腐らない、という噂がたったそうです。
その夫婦は、普通の方法で棺を作っていたので、そのような現象が起きるのは不思議でした。
特別な木材を使ったり特殊な薬剤を塗布するというようなことはしない。
最初に、そのような現象がどうして発見されたのかはメモにはありません。
遺体はすぐに火葬したので、それが腐らないということはわからないと思うのですが。
そのような噂が広まると、わざわざその棺を買い求めて、遺体を火葬せずに、家に長らく置いておく人もでてきました。
これは良くない。下手をすると、遺体遺棄罪に問われる恐れもある。
遺体を焼くのが惜しく、その棺にいれて土葬した人もいました。
しかし、土葬は深く掘って埋葬するので、後で掘りかえして遺体を見ることができないし、木製の棺が腐ってしまえば、その効力も失せて遺体も腐るでしょう。
いや、棺が腐ると本当に遺体保存の効力は失われるのか?
いまだにその墓は暴かれていないそうです。
結局、その棺の製作方法や誰がその方法を発明したのか?ということが知られることはありませんでした。
少なくとも、私のメモにはありません。
0388名無し百物語垢版2023/12/22(金) 21:19:35.11ID:aakCyusX
小学生の時の話だ

学校で「カンチョウ」が流行った
みんなも経験あるだろう?
Aくんはカンチョウがうまかった
テクニシャンだった
彼がかますと、「ズン」と音がして、かまされたヤツはのたうち回って悶絶して休み時間を無駄にした
そのAくんが、Bちゃん(女の子)に、カンチョウをかました
女子にようやるわ
そのカンチョウが、見事に「ハマった」
大騒ぎになって、先生がやってきて、Bちゃんは緊急搬送された
教室に取り残されたAくんの自分の手を見ながら放心した顔が忘れられない
それ以降、全校に「カンチョウ禁止令」が出された

さて、怖いのはこれからだ
Aくんの両手の人差し指が腐り始めた
実際には腐るというのではなかったんだろうが、ガキの俺たちには、そう思えた
包帯を巻いて登校していたが、いつも痛そうだった
病院にいっても、原因がよくわからないと
そのうち、Aくんは学校に来なくなった
県庁所在地の大きな病院で手術(!)すると親に聞いた
俺たちは恐れおののいた
結局、Aくんの右手は治ったのだが、左手は回復せず、人差し指の大部分を切断することになった
手術後もAくんは元気に登校してきた
Bちゃんも立ち直り(笑)、登校してきた
この事件以来、「くされオXコ」という絶対秘密のあだ名がBちゃんについたのは言うまでもない
お調子に乗って「オXコの呪いだ」と騒ぐヤツもいたが、俺たちは無視した
10年以上たって、小学校の同窓会をやったんだが、
AくんとBちゃんが結婚していたのには驚いた

エロく恐い話だ
0389名無し百物語垢版2023/12/28(木) 17:56:26.44ID:ltADd5su
石じじいの話です。

短い話を。

じじいが石探しに行くために町中の道を歩いていると、ある家の庭先で子供たちが鳥のヒナを捕まえて、いじめていたそうです。
子どもたちは笑っていました。
その子どもたちの親も笑っていました。
近くの木の枝に一羽の鳥がとまって、じっとそれを見ていました。
その木の下で、女の子が泣きながら子供たちを見ていたそうです。
0390名無し百物語垢版2023/12/29(金) 15:49:57.90ID:n+W9yzbB
俺が大学3年生の時体験したちょっと不思議な話
身バレすることはないと思うけど一応ほんの少しだけフェイクを入れます。
今から20数年前、当時ある関東の地方都市で大学3年生だった俺は実家から約40分程かけてバイトで貯めた金で買った250ccの中古バイクで学校に通っていた。
 その日は6月中旬で梅雨だったけれど晴れた日だった。
授業が1時限目と2時限目しかなく朝早く学校に着いたのだが2時限目は休講となった。
今だったらスマホに学校側から連絡が来るのだろうが当時は携帯電話も普及していない時代だったので突然の休講や事前の休講は学校にある掲示板に休講の張り紙が貼ってあり、休講を知るというシステムだった。
 バイトも休みだったので、家に帰ってゆっくりゲームでもしようと思い帰り道を走っていた。通ると10回中8回位は赤信号で止められる交差点があるのだが、そこは少し上り坂になっていて、真っ直ぐ行くと家方面(方角的には東)で、その時も赤信号で止まっていたのだが何となく左折側を観たら、このまま家に帰っても時間を持て余すだろう、と思い冒険というわけではないけれど、左折してみようと思った。信号が青になり左折すると緩い下り坂になっていて片側1車線で道幅もそれほど狭くなく走りやすい道路だった。少し走り回ったのだが、そこは、どこにでもあるような街だった。大通りには飲食店があり、地元のスーパーがあり、マンション、アパートがあり、歯医者や小学校、公園などがあった。「ここは住みやすい街なんだろうな」なんて思いながら走っていたが方角的には西の方向に行くと住宅街が広がっていた。その住宅街は奥に行けば行くほど古めの家が立ち並んでいた。
 その住宅街で何度か右左折したと時、パッと目の前に見覚えのある通りが広がり、左側から3番目の一軒家を見たときに信じられなかったのだが俺は「健太君の家だ」と独り言を言っていた。
0391名無し百物語垢版2023/12/29(金) 15:58:14.14ID:n+W9yzbB
俺は父親の仕事の都合で生まれてから小学3年生まで北海道に住んでいて小学4年生に上がるとき関東にある実家に引っ越してきた。健太君は北海道に住んでいたときの一番の友人だった。健太君の家を改めてよく見てみると約10年分の経年劣化があり、壁の色合いも当時とは若干違うようにも感じられたが、なんというか家全体の感じは健太君の家そのものだった。表札を確認したが健太君の名字とは違う名字が書いてあった。ということは、健太君の家から8軒先の十字路を右折して5軒目に当時社宅として借りていた俺の家があるはずだった。バイクを走らせ当時の俺の家の前まで着いたが健太君の家同様、経年劣化と壁の色合いの違い、そして2階のベランダの形状が変わってはいたが、全体的な印象はやはり俺の家のように見えた。両隣の家もほぼ当時のままだった。俺の家にも両隣の家にも表札はなかった。それから当時の記憶を頼りに他の友人宅にも行ってみたが、その場所には健太君の家のように経年劣化はしているが当時の雰囲気を残す家々が確かにあったが、悉く表札はなかった。
0392名無し百物語垢版2023/12/29(金) 15:59:20.94ID:n+W9yzbB
それから、小学生時代よく遊んだ公園(小山が2つある公園で“山の公園”と呼んでいた)も同じ場所にあったが小山が1つ無くなっていてそこには小さな噴水やベンチが設置されていた。怖いくらい当時の町と似ていたが通っていた小学校へ行くと建物が無く柵が設置されて中はだだっ広い空き地だった。
 それから、周辺を探索というか走り回っていたのだが、山の公園を見ているあたりから空模様が怪しくなってきて雨が降りはじめた。結構な勢いで降ってきたので持っていた合羽を着て探索を再開しようと思ったが急に気温も下がり始めて寒くなってきたこともあり後日、時間があるときにもう一度ここに来ることにして帰ることにした。その時ふと気づいたのだが町全体に動きがないというか健太君の家を発見して以降人影を見ていない、また、自動車と2回位すれ違った?ような気がするが、そうじゃないと言われるとすれ違ってないようにも思える。俺自身が不思議な体験をしているので、そちらに気が取られて人影を見ていない(認識できていない)可能性はあるが、今考えても人はおろか野良猫、スズメ、カラスの1匹も見ていなかったように思える。
0393名無し百物語垢版2023/12/29(金) 16:00:21.31ID:n+W9yzbB
小学校があった空き地から健太君の家へ戻って帰ろうとしたのだが雨で視界が悪かったのか、記憶違いで道に迷ったのか、急に曲がりくねった小道が多くなり、道路に刺さっている逆U字型の金属がある車両進入禁止区間にやたらと当たり、その都度方向転換して10分位走ったら自分がどこを走っているのかが分からなくなった。
それに一向に人や車を見ることもなく、またここを探索するために探したのだが、電柱や家の壁にある青い金属製で住所が書いてあるやつ(住所表?)も1回も見ていないことに気が付いた。
全く見覚えもない住宅街を雨に打たれながら、ただ彷徨うこととなった。
俺は一体どこにいるのだろう?今だったらスマホの地図アプリで検索すればいいが当時はそんなものはないし、何となくこの住宅街に閉じ込められたような感覚になった。
ちょっとした空き地があったのでバイクを止めて、どうしようかと考えた。幸いガソリンはまだ8割位はあるのでガス欠の心配はないが、どうやって帰れば、せめてこの住宅街を抜けて大通りに出ることは出来ないだろうか、と考えた。その時、雨が少し弱くなった、と同時に何となく空を見上げたらおそらく方角的には西の空が明るいことに気が付いた。取りあえずその方向に進んでみることにした。そうしたら不思議なことに突然道が開けて、雨も完全に上がり、見たこともない片側2車線の大きな通りに出ることができた。
0394名無し百物語垢版2023/12/29(金) 16:02:12.05ID:n+W9yzbB
その大きな通りに出ると何台もの車やらトラックが走っており、当たり前だが運転手が乗っていた。久しぶりに自分以外の動くもの、人を見て妙に安心したのを覚えている。
未だにどこを走っているのかが分からなかったが、1車線になり周りに畑が多くなり左側に鳥居が連続で3つ見え田舎っぽい道を10分程走ると見覚えのあるスーパーの看板が見えてきた。俺は「はっ?」とまたも独り言を言っていた。そのスーパーは実家から車で10分程の俺の家御用達のよく行くスーパーで裏側の入り口近くを俺は走っていた。普段は反対方向にある表側の入り口から駐車場に入ることがほとんどだったので、そこが裏側付近だとは中々気付かなかった。スーパーの駐車場はいつも見る風景でバイクを止めて一息ついたらどっと疲れが出た。スーパーの客が行き来するのを見てなんかほっとした。
0395名無し百物語垢版2023/12/29(金) 16:02:53.43ID:n+W9yzbB
しかし、どう考えても距離的におかしい。あの、左折したよく赤信号で止められる交差点から実家までは30分程かかる。また、あの迷った住宅街は方角的に実家とは反対方向にあったはずである。
もしかしたら俺は変な時空の歪みみたいなものを通り抜けてパラレルワールドに迷い込んだのだろうか?と直感的に思ったが当時からオカルト的なものをあまり信じていなかったので、あの迷った住宅街からどこかの裏道に入りショートカットして今ここにいるのではないか、とも考えた。それに方角もコンパスを見ていたわけでもなく、何となく自分がそういう風に進んでいるはず、という思い込みで進んでいたので、偶然、運よく実家近くまで着いたのかな?とも考えた。
0396名無し百物語垢版2023/12/29(金) 16:03:29.37ID:n+W9yzbB
もしここがパラレルワールドだったら、映画やドラマのように家に帰ると全く知らない人が両親だとか、学校に行くと見知らぬ友人が馴れ馴れしく挨拶してくるとか、見たことのないような紙幣が流通しているとか、そんなことも考えて、一応スーパーの中に入ってみたがいつもの店内風景で試しにパンとコーヒー、ミネラルウオーターを買ってみたが普通に紙幣は使えたし、実家に帰っても家の外観、内観、家族は何の変化もなく、翌日、学校に行ってもいつもの、というか変化したところを探す方が難しい位いつもの日常であった。
 それから、梅雨が明け7月になり、もう一度あの迷い込んだ住宅街に行ってみようと思い行ってみたのだが健太君の家から入り迷った住宅街は見つからなかった。というより前回、住宅街はかなりの広さがあったように思えたが実際はかなりコンパクトで俺が前回迷い込んだ西側方面は小高い丘が広がっていた。その周辺を何周かしてみたがやはり見つからずあまり同じところをグルグル回っていると不審者だと思われるので、その日は帰りそれから3回ほど同様に探したのだが二度とあの住宅街は見つからなかった。
逆にスーパーからあの住宅街を目指してみたのだが、こちらのルートでもたどり着くことは出来なかった。
0397名無し百物語垢版2023/12/29(金) 16:04:30.57ID:n+W9yzbB
あの住宅街に迷い込んだ後、自分や家族友人が大けがをするとか、不幸が起こるとか、は全くなく、不思議な体験なども全くなく、俺自身も無事大学を卒業して就職し、まあ人並みの人生を送っている。
0398名無し百物語垢版2024/01/01(月) 15:41:17.98ID:RLbsd+IU
石じじいの話です。

じじいには漁師の友人、知り合いが何人もいました。
石探しのために海岸をよく歩いたので、自然と知り合いも多くなったようです。
また、子供の頃からの友人もいました。
漁村で聞いた不思議な話です。

> 漁火としか見えない怪しい数千の火が海面に見えることがある。
夜10〜11時ごろに海岸に立って遠くの沖合を見渡すと見えるのだそうです。
悪天候で風浪が激しく、漁に出られない日の夜に出現しました。
もともとは1つの大きな火の玉だが、それが数千に散って海上に浮かんで、漁火のように波間にただようのだそうです。
この怪しい火は、海で溺死した人の霊魂だということでした。

> 闇夜に漁船が沖合を航海していると前方から大きな島が出現する。
よけようとすると左右に大きな船が現れて行く手をふさぐ。
そうしている間に、後ろにも大きな船が出現する。
いつの間にか、前方の島は消えて、そのかわりに大きな船がいる。
それで前後左右を船に取り囲まれて動けなくなるのだそうです。

> 月夜の海上が、にわかに真っ暗となって一寸先も見えなくなることがあったということです。
陸地も見えない。仕方がないのでそこで停泊して一夜を明かすことになるのです。
タコがいたずらをするのだ、ということでした。

つづく
0399名無し百物語垢版2024/01/01(月) 15:41:56.04ID:RLbsd+IU
>>398
つづき

> 船幽霊のせいと考えられていた海上の怪事がありました。
たとえば、こいでもこいでも舟が動かなくなる。
それでも漕ぐと、船が右に回り続けたり左に回り続けたりする。
やがて、船は急速にぐるぐると回るようになって転覆する。
舟が曲がり始めたら、漕ぐのをやめて静かにしておくのが良いそうです。
そうすると、まともにこげるようになると。

> 真夜中に舟を漕いでいると、正面から火を焚いて船がやって来る。それを避けようとすると、こちらが避ける方向にその船もよける。
あわや衝突しそうになると、その船が急に消え失せて真っ暗になる。
これも船幽霊と呼ばれていました。

> まわりには人家が無い海岸がありました。そこは景色がいいので浜辺に船でいって上陸して遊ぶことがあったそうです。
その海岸までの陸路がなかったのです。
その海岸には、綺麗な石がたくさんあるが、その石を持って帰ってはいけない。
これはよくある話です。
その石を持って帰ってしまうと、何者かが返礼を求めてくるのだそうです。
深夜になると寝ている耳元で「返せ、返せ」という声が聞こえる。
恐れて、次の日に石をもとの海岸に返すと、その声はやんだそうです。
「おいてけ堀」のような話です。

> 四国と九州との間の豊後海峡の南海域にある島での現象です。
島の海岸に立って沖合を眺めている、海中に多くの人が現れてくるのです。
これは、春に多い現象でした。
幾百、幾千という数の人たちです。
その服装や性別、年齢はわからないが、人間ということはわかるのだそうです。
彼らは、腰から下は海面に没していて、だんだん陸地に近づいて来ます。
そして、陸地に近づくにつれて消失してしまったそうです。
蜃気楼かも知れないということでした。
0400名無し百物語垢版2024/01/03(水) 20:32:14.18ID:f9Y7azI7
石じじいの話です。

不死の薬が作られていたそうです。
それは、233年に一度作られる薬で、ある場所で、ある人によって作られるのだということでした。
その作り方は知られていないが、その時、それを作る人にだけ、教えられるのだそうです。
だれから?
それはわからない。
薬は少量しか作ることができず、一人か二人分しか作れなかったそうです。
それを、作った人が飲むのではなく、他の人が飲むのだということでした。
どんな人が飲むのか?
なにか条件があるのか?
それはわからない。
人々を救おうとする人か?
技芸に優れている人か?
研究・学問を極めている人か?
それはわからない。

「えらい薬よのう。ぼく(わたしのこと)は飲む勇気があるかな?わしはよう飲まんな。」
「今でも、それを飲んだ人らがどこかで生きちょるんやろうかね。」
0401名無し百物語垢版2024/01/03(水) 21:00:26.92ID:f9Y7azI7
石じじいの話です。

じじいが朝鮮にいた時に、知り合いのロシア人から聞いたロシアの話です。
脱皮する人間がいたそうです。
姿は普通の人間なのですが、成長するに従って脱皮する。
成長期には頻繁に脱皮し、体の成長が止まった後は数年に一度、脱皮したそうです。
脱皮は一晩で行われまた。
脱皮する時が近づくと、皮膚が硬くなって体がうまく動かなくなり、視力や聴力などの五感が鈍くなる
そうなると、家に閉じこもって、人の目に触れないようにして脱皮の時を待つのです。
そのため、家族の協力が不可欠でした。
脱皮するときには、体の一部が、ほんの少し「サナギ」のような形に変わったそうです。
具体的な形は不明です。
脱皮時に死亡することもあったようです。
脱皮する直前の状態(サナギの状態か?)や脱皮途中で死んでしまうため、葬儀のときが大変でした。
だから、死体を加工して普通の死に方のように死因も偽装することもありました。
この特徴は遺伝したので、その家系の人々は、これを必死に隠していました。
しかし、この話のように、外部に漏れることもあったのですね。
サナギの状態から、どのような順番で脱皮するかの記述はありません。
脱皮すると、脱皮前と比べて、すこし若返ったそうです。
そのため、脱皮人間は、高齢になっても、ほかの同年齢の人たちと比べて若々しかったということです。
脱皮した後の「抜け殻」は、証拠隠滅のために焼却されるのが常でした。
ある種の薬になるという話もあったようですが、ほとんどが燃やされたと。
胎盤が薬になる:というのと同じ考えなのかもしれません。
0402名無し百物語垢版2024/01/12(金) 21:05:16.74ID:al2Kfsur
石じじいの話です。

これは、じじいが朝鮮にいた時の話です。

正月に、「じじい箱」を探っていると石が出てきました。まあ、石じじいの箱ですからね。
この石にまつわる話がどこかにあるかもしれないと思い、聞き取りノートを探しましたが、おそらくこれだろうというのを見つけました。

これは、世界の終末を知らせる石らしいのです。
じじいが朝鮮にいたとき、一人の巫師の男性と知り合いになりました。

この石を見せて彼が言うには、

この石は世界の終末を知らせる石なのだ。
何百年もの間、あるいは千年以上もの間、巫師や魔術師、呪禁師などによって受け継がれてきたものだ。
由来はわからない。支那の遺跡から古文書とともに発見されたのだ、という話もあるが確かではない。
もともとは真っ白な石だったらしいが、時代を経るにつれて色が黒ずんできた。
黒い斑点が浮き出て、それが広がっていくのだ。
この石とともに受けつがれてきた説明によると、この石が真っ黒になったときにこの世が終わるのだ。
どのくらいの速さで、この石が黒くなっているのかはわからない。
何百年?前に描かれたとされる、この石の絵(スケッチ)があったが、それを見ると、たしかに現在の状態よりも白い部分が多かったようだった。
そのスケッチが失われてしまったのだが。
私は、命を賭けた、ある重要な仕事をするために沿海州に行かねばならない。
もう朝鮮には戻ってこれないだろう。
ロシアは、現在は共産主義の国だから、このような呪いの品は破壊されてしまうだろう。
だから、いっそのこと、日本人のあなたに譲ろう。あなたは石に興味があるようだから。
この話を信じなくてもよいし、この石を捨ててしまってもよいが、できれば後代に伝えてほしい。
いままで、大事に伝えられてきたのだから。

ということでした。
じじいは、その石を譲り受けて日本に持ち帰りました。
日本に帰ってから、この石の写真を撮影したらしいのですが、その写真は残っていません。
さて、この石、どうしたものやら。

https://i.imgur.com/Ap4cCpE.png
(この石のサイズは、長径が3センチ程度です)
0403名無し百物語垢版2024/01/14(日) 21:08:07.44ID:vg5xP+fc
石じじいの話です。

短い話をいくつか。

ある家の仏壇から、家人にはまったく覚えのない白い位牌が数本見つかりました。
戒名などなにも書かれていないのです。
その後、その家では、見つかった位牌の本数だけ人が死んだそうです。

じじいが山で野宿していたときに、山犬の遠吠えが聞こえてきました。
じじいは、襲われるのではないかと緊張しました。
吠えているのは2頭でしたが、それらの声がきれいにシンクロしていました。
美しいハーモニーだったのです。
じじいは、警戒するのも忘れて聞き惚れたそうです。

狐の襟巻きをしていた女性が歩いていたのですが、その襟巻きには狐の実物の頭がついていました。
それが口を大きく開いてキャーンと鳴いたそうです。
それをつけていた女性は失神しました。
註:昔はそのような狐の襟巻きがありました。一体分まるまるの毛皮です。私も子供の頃持っていました。

じじいが友人の理科の教師に会うために学校を訪れたとき、ひとりで廊下を歩いていると、音楽室で少女がピアノを弾いているのを見かけました。
じじいは少しピアノが弾けたので、彼女の演奏を聞いていました。
彼女が教室から出ていったあと、そのピアノをちょっと見てみると、鍵盤にはうっすらとホコリが積もっていたそうです。
0404名無し百物語垢版2024/01/18(木) 14:44:35.89ID:UhnqyRtW
石じじいの話です。

これは、日露戦争に出征した老人から、じじいが子供の頃に聞いた話だそうです。

その老人は、二百三高地の戦闘に参加しました。ある突撃の際に、負傷した戦友を助けました。機関銃で撃たれた彼を引きずって後退したとか。
その戦友は、かなりの重傷であり、老人が見ても助からないと思われたそうです。
彼は、東北の田舎出身で、すこしのんびりした性格(ここは、じじいの話では差別的な表現でした)でしたが、頑強な体をもち勇敢でした。
老人とは非常に仲が良かったのですが、もう死んでしまう。
息をひきとる間際に、その戦友は言いました。
「おまえは、兵隊勤務で田舎者の俺に良くしてくれた。今度も、自分の危険も顧みず俺を助けてくれた。ありがとう。俺はもうダメだが、死んだらきっとお前を守る。危ういときには、かならず助けに来るからな。」
と。
この話をしてくれた老人は、その戦友とはちがい体も小さく臆病な人物でした。
この後の戦闘で、老人の部隊が全滅しそうになり、もうだめかという状況になりました。
もうだめか!と思った時、老人の心に急に勇気が出て、負傷して疲れ切った体に力がみなぎったそうです。
老人は勇敢に戦い、敵の拠点の一部を占拠することに貢献しました。そして、その戦闘から生還したのです。
しかし、彼も重傷を負い戦線離脱となりました。
さて、「かならず助けに来る」と言って死んだ戦友は助けに来てくれたのか?

「その戦友は、目の前に『出現』するのではなく、自分の心身の中に現れて助けてくれたのだろう」と老人は言い、涙を流したそうです。
0405名無し百物語垢版2024/01/18(木) 14:55:56.24ID:UhnqyRtW
石じじいの話です。

短い話を3つ。いずれも日本での話でしょう。

1. ある町で、目玉だけをくり抜かれた魚が売られていた魚屋があったそうです。その魚屋では、魚やイカ・タコなどすべてが目玉が取り去られていた、と。

2. じじいが山を歩いていた時、遠くの山の斜面をたくさんの真っ白な傘が登っていくのを見たことがあるそうです。真っ白な日傘?が一列になって登っていくのは壮観だった、と。

3. 春の雨気た夜、小さな提灯が暗闇のなかを移動しているを見たそうです。ものすごく速く動いていて、じじいの距離感からすれば、小さな提灯が地面から低いところを走っているようだった、と。だれだ?
0406幽霊好垢版2024/01/20(土) 00:08:01.07ID:0ERqqWct
これは実際にあった体験なんですけど、
田舎にあるおじいちゃん家に2泊3日の泊まりを
していたことでした。僕はおじいちゃんが畑仕事を
しているところをまじまじと見ていました。
おじいちゃんはそれに気づき「おめぇもやるか?」
と誘われ興味本位でやってみました。種を
植える最中妙なカカシを見つけました、
じーっとカカシを見ていて、畑仕事をするのを
忘れ、いそいそと種を植えました。
次の日、同じ畑に行こうとした最中、何かに髪を
ひっぱられ、髪がブチっとちぎれ、その後舌打ち
の様な音が聞こえました。その事をおじいちゃんに
伝えたら「おめぇ、カカシ見たな?」と言われ、
なんで知ってるのと言ったらおじいちゃんは
「あのカカシば見たらあかん。それで死んだやづなんべんも見てきた。あのカカシにゃ精霊が宿っとるさかい、見たやつは精霊が喧嘩売られたと
勘違いして殺そうとしてくるんや。」と言われた。
私はそれを聞き、もしあのまま引っ張られて
いたら今ごろ死んでいただろうと思いゾッとした。
それ以来、畑には行かなくなった。
0407幽霊好垢版2024/01/20(土) 00:08:02.21ID:0ERqqWct
これは実際にあった体験なんですけど、
田舎にあるおじいちゃん家に2泊3日の泊まりを
していたことでした。僕はおじいちゃんが畑仕事を
しているところをまじまじと見ていました。
おじいちゃんはそれに気づき「おめぇもやるか?」
と誘われ興味本位でやってみました。種を
植える最中妙なカカシを見つけました、
じーっとカカシを見ていて、畑仕事をするのを
忘れ、いそいそと種を植えました。
次の日、同じ畑に行こうとした最中、何かに髪を
ひっぱられ、髪がブチっとちぎれ、その後舌打ち
の様な音が聞こえました。その事をおじいちゃんに
伝えたら「おめぇ、カカシ見たな?」と言われ、
なんで知ってるのと言ったらおじいちゃんは
「あのカカシば見たらあかん。それで死んだやづなんべんも見てきた。あのカカシにゃ精霊が宿っとるさかい、見たやつは精霊が喧嘩売られたと
勘違いして殺そうとしてくるんや。」と言われた。
私はそれを聞き、もしあのまま引っ張られて
いたら今ごろ死んでいただろうと思いゾッとした。
それ以来、畑には行かなくなった。
0408幽霊好垢版2024/01/20(土) 00:08:02.94ID:0ERqqWct
これは実際にあった体験なんですけど、
田舎にあるおじいちゃん家に2泊3日の泊まりを
していたことでした。僕はおじいちゃんが畑仕事を
しているところをまじまじと見ていました。
おじいちゃんはそれに気づき「おめぇもやるか?」
と誘われ興味本位でやってみました。種を
植える最中妙なカカシを見つけました、
じーっとカカシを見ていて、畑仕事をするのを
忘れ、いそいそと種を植えました。
次の日、同じ畑に行こうとした最中、何かに髪を
ひっぱられ、髪がブチっとちぎれ、その後舌打ち
の様な音が聞こえました。その事をおじいちゃんに
伝えたら「おめぇ、カカシ見たな?」と言われ、
なんで知ってるのと言ったらおじいちゃんは
「あのカカシば見たらあかん。それで死んだやづなんべんも見てきた。あのカカシにゃ精霊が宿っとるさかい、見たやつは精霊が喧嘩売られたと
勘違いして殺そうとしてくるんや。」と言われた。
私はそれを聞き、もしあのまま引っ張られて
いたら今ごろ死んでいただろうと思いゾッとした。
それ以来、畑には行かなくなった。
0409名無し百物語垢版2024/01/21(日) 16:28:53.60ID:fLaUcYZg
石じじいの話です。

これらは、朝鮮にいた時に知りあったロシア人から聞いた話だそうです。すべてロシアでの話でしょう。
いずれも短い話です。

1. 天上からラッパが鳴り響いて、雷鳴のしない稲妻が輝き、そこを死者たちが空に登っていくことがあったそうです。

2. ロシアのある村では、人が臨終の時、その人が寝ている部屋の窓を開けたままにしていました。その人が死んだら、その窓を閉じたそうです。
 
3. 森の中で、向こう側から人がやって来る。手をあげて挨拶しながら来るのは生きた人間。手をあげずにやってくるのは死人だそうです。

4. ある山で水色の霧がでることがありました。霧が出たときには、その山に登ってはいけない。
いい伝えによると、そのような時には、霧の中に、死んだ人が戻ってきているのだということでした。
死んだ人に会いたいと思う人が、その霧の山に登ることがしばしばあったのですが、その人たちは帰ってこなかったそうです。
まれに、死人に会いにいっても帰ってきた人もいたのですが、そのような人には本当に会いたい人がいなかったのだろう、と噂されたそうです。
0410名無し百物語垢版2024/01/21(日) 16:56:12.27ID:fLaUcYZg
石じじいの話です。

断片的な話を三つ。

寺で僧侶が過去帳を広げて読んでいると、蚊が額に飛んできました。
思わず手で払ったひょうしに蚊を潰してしまいました。
すると、大量の血がどっと過去帳に落ちたそうです。
たとえ血を吸っていたとしても、小さな蚊からそれほど大量の血がでるわけがない。
自分の顔には傷などない。
天井から落ちてきたわけでもない。
蚊といえども殺生はよくないと、その僧侶は悔いたそうです。

非常に冷たい布団があったそうです。
その布団の中は、ものすごく寒い。
しかも、いつまでたっても、まったく温まらないので体が冷えて気分が悪くなる。
湯たんぽを入れてもいっこうに温まらず、湯たんぽがすぐに冷える。
これは魔性のものだということで、寺に持っていって供養して燃やしてもらいました。
布団は、非常に芳しい香りを立て燃え、その香りは、数日どころか数週間も、そのあたりに漂っていたそうです。
燃やしてから1年以上もたった頃に、そのような出来事を知らない人が、その場所を通りがかったとき、なにか良い匂いがすると言ったそうです。

ツクツクボウシが鳴くと、熱がでる子供がいたそうです。
毎年、それを聞くと必ず熱をだす。
家人は、その子にツクツクボウシの鳴き声を聞かせまいとして、暑いのに雨戸を閉め切って耳栓をさせました。
そうすると、多少はましなのだが、やはり熱はでたそうです。
その後、この事態はどうなったのか?はノートにはありませんでした。
0411名無し百物語垢版2024/01/21(日) 17:36:34.95ID:MkSEib9a
学生時代に名古屋に住んでいた頃、赤いレインコートの人(霊?)が近所で話題になりました。

雨の日の夜に現れて家の方に向かってただ立っているというもの。私も一度、寮生と一緒に目撃したことがあります。

誰かが通報したのか、普段は見かけない警察の方がよく見廻りをしていました。卒業に合わせてその地を離れてしまったため、結局人なのか霊なのかは分からずじまいです。
0412名無し百物語垢版2024/01/30(火) 16:18:56.98ID:2ovaMs72
石じじいの話です。

不思議なアイテムについての話を抜き出してみました。

1. 片目しかない雛人形があったそうです。
それは、親王と三人官女のセットでしたが、すべての人形が片目だったのです。
欠けている目は左目だったり右目だったりとまちまちでした。
完全な人形の片目が欠け落ちているのではなく、もともと片目が描かれていなかったそうです。
ずいぶん古いもののようでしたが、その由来はまったく不明でした。
誰が作ったのか?流通したのか?なんの情報もない。
そのような縁起が悪そうな人形は他に見たこともない。
古い箱には箱書きもありませんでした。
人々が考えるには:
- 未完成のものだったのではないか?それが流出したのでは?
しかし、そのような不完全なものを手に入れて保管する人がいるだろうか?
- もともと、すべての目がなかったのだが、入手した人が目を描いたのではないか?
なぜ、すべての人形について片目だけを描いたのか?
それに、人形の目を見ると非常にきれいで、素人が描いたようには見えない。
他にもいろいろな推察がされたそうです。

2. ガラス窓がついている仏壇があったそうです。
その仏壇は古いもので黒檀でできていました。
ガラス窓は、はめ込みで開くことのできるようなものではありませんでした。
その仏壇がある家では、そのガラス窓は絶対に覗くな:と言われていたそうです。
覗くと「怖いもの」が見えるのだと。
それなら、紙などを貼って覗けなくしたらいいと思うのですが、そうはされなかったようです。
実は、そのようなものは見えないのだ:という噂もあったようです。

3. ススキ野原に京人形が落ちていました。
その人形は、壊されてうち捨てられたようで、頭部が割れて胴体の部分がナタのようなもので断ち切られていました。
その断面には、たくさんの歯車や銅線のようなものがギッシリと見られたそうです。
機械式の京人形など見たことがなりません。
しかも、手足や首には可動性はなかったのです。
0413名無し百物語垢版2024/02/02(金) 22:10:06.47ID:b6RfZQIR
石じじいの話です。

これは、ちょっと怪しい話です。

じじいは、「地底王国の地図」を見せてもらったことがあったそうです。
ち・て・い・お・う・こ・く?
その地図は、満州を旅した時に満州国軍の朝鮮人将校が見せてくれたのだとか。
夜、その将校は、自分の部屋に鍵をかけて、窓を全部閉めて、部屋の明かりを消して机のスタンドだけをつけて、金庫から革製の地図ケースを取り出しました。
ケースから、取り出したのは、9つのシートに別れた大きな地図でした。
その地図には等高線が描かれていて、町の位置や市街地の形、道路、土地利用区分などが描きこまれていたそうです。
かなり詳細な地図でした。地形や町の大きさの表現からすると100万分の1程度の縮尺のようだったと。
「地底王国」には、自然の川は流れておらず、また湖のような大きな陸水もなかったそうです。当然、海もありません。
じじいは、その王国について色々とたずねたところ、極秘事項も多いようでしたが(当たり前でしょう)、教えてもらえた情報もあったそうです。
・そこの住民は、青色人種である(?)
・王は世襲だが、その血統が絶えると地上から候補者を何人か連れてきて、ある方法で選ぶのだ(??)
・産業は、農業と鉱産資源の採掘と地上世界との交易である。また、科学技術も発展している(???):確かに地図には農耕地が広がり、整然とした道路や運河網が描かれていたそうです。
・太陽は存在しないが、国の天井(?)が輝くので、その光で生活ができるし農耕も可能だ(????)
・王国への出入り口は、世界に3ヶ所ある。1つは南極だ。これは常識的ですね。もう1つはアフリカ南部。ほうほう。そして3つめはシベリアだ(?????)

まだ、いくつか情報が、私のノートに書き残されているのですが、ここまで書き写してきてアホらしくなってきたのでやめます。

じじいは、その地図をどうやって入手したのかをたずねましたが、将校は薄ら笑いを浮かべて、「それを知ったら地底に行くことになるぞ。」と低い声で言ったそうです。
じじいは、戦後、日本に帰ってきて石探しをはじめた時に、その地図のことを思い出して、あの時に「地底に行く」ことができたのなら、行ったらよかったかもしれん:と思ったそうです。
まあ、「地底」といっても「王国」に連れて行ってもらったかどうかはわかりませんが。帰ってこれなかったでしょうしね。

なぜ、このような話を書いたかというと、じじい箱を漁っていたら、こんなことが印刷してある地図が出てきたからです。
地図の画像は、ちょっと怖くてあげることができません。
https://i.imgur.com/ig6Ayt1.jpeg
0414名無し百物語垢版2024/02/07(水) 19:15:53.10ID:6zLHD53Q
石じじいの話です。

短い話を。

1. ある地方では、風が吹いてくると、急に発熱しうわ言を発することがあったそうです。
「誰それが死んだのは、なになにの祟だ!」というようなうわ言です。
これは、狐憑きのようなものだと理解されていました。
以前、これに似たような話を書いたことがありますね。

2. 「天狗憑き」というのがあったそうです。
それは、士族(もともと武士の身分だった家)の人にだけ憑くのだと。
平民は犬神に苦しめられ、士族は天狗に悩まされるのだと言われていたそうです。
士族って・・・いつの時代でしょうか?
調べてみると、「天狗憑き」というのは各地にあるようです。

3. 大分県には、外道(ゲドウ)という存在があったそうです。犬神の一種だとか。
以前の話に、おなじ「ゲドウ」という名前のものが出てきました。同じものかどうかは不明です。
大分県はじじいの故郷の近くです。

4. 「テテ」と呼ばれる家系があったそうです。飛騨地方での話のようです。
その家系の人たちは、その人達の魂が獣から来たのであるとして排斥されたそうです。
犬神筋と同じような差別ですね。
そういえば、じじいが飛騨地方に石探しに行ったときに、山中で少年に会う話がありました。

5. ある寺での霊験です。
手や腕に痛みが起きたときには、観音様に奉納してある木綿製の手甲を借りてきて、それを痛いところにあてておきます。
すると治るのだそうです。
全快したら、その手甲を倍にして奉納します。
皆さんは、「手甲」の実物を見たことがありますか?使ったことがありますか?
私は、今でも庭いじりをする時に使います。
子供の頃には、母が子供用のものを縫ってくれました。
母や父が使っていたものを今でも使っています。
0415名無し百物語垢版2024/02/15(木) 23:46:24.27ID:Ab2hBP0O
近所にある一昔前の建物によくある感じの古めの洋風な作りの白い家。十字路に面した大きな窓にぬいぐるみが積まれている。
どれも日に焼けて色が薄い。
そこはあまり見ないようにしろと
周辺の子供は親たちに言われていたが、最近ではそこ自体通るなと言われている。
どうもぬいぐるみに混じって顔を覗かせているのを見た人がいるらしいという話。
不気味ではあるがそれ以上に、その顔が何を考えているかわからないのである。
0416名無し百物語垢版2024/02/23(金) 03:51:46.10ID:RFJFuiMI
人の魂はどこにあるのだろう?死んだ後に霊魂はどこに行くのだろうという話ではない。生きている者の中心にあるはずの魂は人体のどの部分に収納されているかということ。
思考は脳の働きだから脳の中だろう?
それは間違ってはいないが不完全な解答である。
魂は思考だけではなく、思考を持たない生体反応も含まれているからだ。

最近解明された面白いデータがある。
0417名無し百物語垢版2024/02/25(日) 09:46:54.97ID:kbfmT6Ql
飲み会の帰り、終電で都会から駅に着いた頃には既に深夜0時を過ぎていた。
駅から家までは少し遠いが、20分から30分程度歩けば着く距離だったので、タクシー代を浮かせるため歩いて帰ることにした。
あまりにも何も見えない田舎道を、ひたすら歩いていた。
いくら田舎とは言えども、不自然に異様に真っ暗だった。
今にも不審者あるいは幽霊が追いかけてく る、そんな想像が頭を過りパニックに陥った。
そして嫌な予感は的中した。
0418名無し百物語垢版2024/02/25(日) 14:27:47.55ID:kGXWiRkJ
知って下さい!拡散希望
緊急事態条項(改憲)は危険!自〇党の改憲草案97条最高法規は基本的人権の削除 !!
このままでは、国民の人権がなくなります、日本が滅びます!!
https://twitcasting.tv/iminnhantai
0419名無し百物語垢版2024/02/25(日) 18:43:24.18ID:j9Yi1AbZ
>>415
窓がぬいぐるみで封鎖されてる家、よくあるね
うちの近くにも2軒ある
ぬいぐるみに混じって顔をのぞかせているやつ、まわりのぬいぐるみの薄い色にあわせて、顔を白塗りにしてたら怖いな
くまさんに似せるために、鼻を黒く塗ってたり、メークしてるという
近くにある学校のプールを覗くために、そんな細工をしている:という場合もあるんじゃないか?日本中さがすと。
いわゆる、E.T.状態だ(映画観た人ならわかる)
0420名無し百物語垢版2024/03/01(金) 19:23:08.58ID:W1+Z/MQQ
石じじいの話です。

腐らない死体を作る技術があったそうです。
これは日本の話です。
現在では、そのような技術もあると思うのですが、戦後すぐの話です。
その死体防腐処理は、ある農家で行われていたそうです。
つまり、私的な活動ですね。
農家の納屋のような建物が作業所でしたが、窓がまったくありませんでした。
水道と電気は来ていてプロパンガス(?)が建物の外部に備えられていたそうです。
死んですぐの死体を運び込んで処理していました。
この処理は頻繁に行われることはなかったそうです。
なぜなら、死体の防腐処理を頼む人は非常に少なかったのです。
それはそうでしょう。
そのような行為は、死体損壊の罪になるのではないか?
処理後に埋葬もされないのであれば、それも埋葬に関する法律にふれるでしょう。
それでも、処理をすることはあったそうですから、それに司直の手は伸びなかったのでしょうか?
この処理技術を持つ人物、女性だったそうですが、によると:
この処理のためには特殊な薬剤が必要であり、それは、ある研究室●でしか作れない。
 ●それは、国の機関なのか私設のものなのか?私のメモには書かれていませんでした。
しかし、その研究室は空襲で研究者とともに消失したので、もう生産できないのだ。
だから、この薬剤を使い切るとこの処理はできなくなる。
日本ではできなくなるが、その生産技術と施設が残っている国●があるので、そこでは可能だろう。
私の技術も、誰にも伝えられないで絶えてしまうだろう。
 ●どこの国でしょうね?

じじいは、その防腐処理施設の中を見たそうですが、それについては私には話してくれませんでした。
忘れてしまったのか?設備を見ても理解できなかったのか?内容を話すことがためらわれたのか?
もちろん、その所在地も教えてくれませんでした。
その女性が、どのような経緯で、どこでその技術を習得したのか:もメモにはありません。
と、ここまで書いてきて、メモをもう一度探ってみると、べつのところに:
「その女性は、戦前に移民として米国に居住しており、そこで習った」ということが書かれていました。
「もともとは、アフリカかインドで行われていた技術だ」とも。
やっぱり秘術と言えばアフリカやインドなのでしょうか?

「死んだもんを腐らんようにしても役にたたんやろうがのう。生きとる間に性根が腐っとるもんもおるけん、そがいなひとらを防腐処理したほうがええんやないかのう。」
じじい、うまいこと言ったつもりだったのでしょうか。
0421名無し百物語垢版2024/03/05(火) 16:08:51.63ID:/Iwb3omp
>>416 ここから先に話が続かなかった。
要するに霊は思考回路を持たない生前の生体反応だけかも知れないという着地にしたかったんだよ。
足音だけの霊、ぼんやりと現れるだけの霊とか
0422名無し百物語垢版2024/03/11(月) 12:26:26.80ID:0AM+xblb
ある時地蔵がありましたみんなはその地蔵に優しく色々なことをしてあげましたここでは掟があって暗くなったあとに誰かが一個石を蹴るというものだったある地蔵嫌いな人がそのみんなが優しくしてた地蔵を蹴りましたその後近隣の人がいなくなりました
0423名無し百物語垢版2024/03/11(月) 18:17:04.55ID:SepcE87S
石じじいの話です。

朝鮮で知り合ったロシア人から聞いたという話を紹介しましょう。

皆さんはトーテムポールを知っていますか?アメリカ先住民のものが有名ですね。
これを立てる風習は、シベリアに住む、さまざまな少数民族にも広く見られるのだそうです。
ある場所では、木で作られた柱状のトーテムが草原に列をなしてたてられていました。
木柱の一番上の部分には、人の顔がレリーフとして彫られています。
それは、男性の顔であり、女性の顔を彫るのはタブーでした。
女性の顔を彫ると、そこに魔物がやどると言われていたそうです。

ある集落で、夜に、歌声が流れてくることがありました。
その歌の意味は聞き取れないが、しっかりとした旋律はあるので歌だと思ったそうです。
夜に、その声のもとを探してみると、どうも、そのトーテムの顔が歌っているらしい。
歌は独唱だったので、たくさん並んでいるトーテムのどれかひとつが歌っているのだろうと思われました。
しかし、トーテムの近くまで行って確認する勇気のある者はいませんでした。
そのようなことをすると呪われるかもしれない。
シャーマンに尋ねると、「トーテムが歌うなどということはない、気のせいだ」と。
いや、呪術師に気のせいだと言われても・・・。
ある夜、その歌を聞いていた女性が、急に家を飛び出し、行方不明になりました。
トーテムの歌と行方不明事件との関連性は、はっきりしませんでしたが、人々は、トーテムのしわざだと考えました。
恐れた村人はトーテムを全部取り払ってしまいました。
取り払った夜、また、歌が聞こえてきたのです。
これはたいへんだ!というので、村人が勇気を出して歌の聞こえてくる場所をさぐったところ、先に行方不明になった女性が歌っていたそうです。
0424名無し百物語垢版2024/03/14(木) 16:56:55.17ID:+eodccCC
>>422
句読点のない文は意外に不気味な効果を醸し出すもんやな
0425名無し百物語垢版2024/03/14(木) 20:17:32.47ID:JezPepN6
句読点のない文を機械朗読させるとなお不気味だ
0426名無し百物語垢版2024/04/07(日) 22:05:00.56ID:DDgqIugw
石じじいの話です。

この話には、似たようなものが多くあります。
そのため、じじいのオリジナルではないのかもしれません。

小学生のAちゃんが家族と夕食をとっていると、同じ集落の人がやってきて「Bちゃん」がいなくなった。家に戻ってこないと言います。
Bちゃんは、Aちゃんと同い年の同じ集落に住む女の子でした。
Aちゃんが言うには、その日、彼女はBちゃんと二人で遊び、夕方になったので別れて家に帰ったということでした。
つまり、Bちゃんは、Aちゃんと別れた後に行方不明になったと思われたのです。
その夜は、Bちゃんの家の近くを何人かで探しましたが、見つかりませんでした。
そのため、次の日に多くの人数で探がそうということになったのです。
翌日、Aちゃんのおとうさんは早朝から、村の人たちといっしょにBちゃんを探しにでかけました。
村人が集まって話をしても、Bちゃんを前日の夕方に見かけた人もいなかったし、誘拐するような不審者を目撃した人もいなかったのです。。
Bちゃんはすぐに見つかりました。集落近くの山の雑木林で縊り殺されていました。
これは、殺人だ!ということで、田舎の村は大騒ぎになりました。
警察は、Bちゃんの最後の目撃者であるAちゃんに話を聴くために学校に連絡をしましたが、Aちゃんは学校に来ていなかったのです。
母親に尋ねると、Aちゃんは、朝早くに登校したと。
Aちゃんは、おとうさんと一緒に起きて早い朝食をとって、学校に行こうとしました。
始業時間にはまだ早いから、もうすこしゆっくりしたら?と母親が言ったのですが、Aちゃんは、Bちゃんが心配だから、と言って家を出ていったそうです。
その日、Bちゃんは死体として発見され、Aちゃんは行方不明、という事態になりました。
今度は、Aちゃんの捜索が行われましたが見つからない。
彼女を見かけたという人もいない。
狭い村だし、それほど人通りがないというわけではないので、目撃者がいないのが不思議でした。
山狩りまでしたのですが、彼女の痕跡はまったく無かったのです。
結局、Bちゃんを殺害した犯人もつかまりませんでした。

Bちゃんを殺害した犯人が、Aちゃんを連れ去ったのか?
しかし、不審者や不審な車両の目撃情報はありません。
村の人たちもすべて聴取されましたが、不審な点はなくアリバイもありました。
そもそも、Bちゃんの死とAちゃんの行方不明とに関連性はあったのか?
まったくわからなかったそうです。
Aちゃんが・・・。
0427名無し百物語垢版2024/04/08(月) 19:33:47.66ID:Zc7yYy5E
石じじいの話です。

朝鮮で知り合ったロシア人から聞いたという話です。

ロシアのウラル地方では、盲目の人は魔物を退治できる、という言い伝えがあったそうです。
目が見えないから、視覚で惑わされないからだと。
聴覚だけで魔物に対峙した時には、魔物には騙されることはないです。
しかし、目が見える人が目をつむっている状態では魔物に対処できないのだそうです。
つまり、盲人であることが、ハンターのための重要な資質なのです。
しかも、そのような魔物退治ができる人は、生まれつきの盲目、または幼い頃に視力を失った人の場合に、ほぼ限られたそうです。
しかし、そのような盲目のハンターをだし抜く魔物もいたそうです。
その魔物は、ハンターに直接触ることによって、ハンターを騙すということでした。

最後の文章の内容。どういうことなのか、よくわかりません。
書き込み者の注釈:「盲目」「盲人」という言葉の使用に差別の意図はありません。
当時の私の聞き取りメモには「めXX」という差別語が使われていましたが、これの使用は避けました。
0428名無し百物語垢版2024/04/23(火) 20:51:49.19ID:gBd1VN+t
石じじいの話です。

じじいと私の故郷は犬神憑きの本場ですが、これについては、以前、いくつかの話を書きました。
まだ、追加の情報がメモにあったので書きます。以前の話と食い違う点もあります。
注意しなければならないのは:現在、犬神筋、犬神憑きの話はまったく絶えて存在しません。また、この文章には、かつて存在した差別を再燃させ増長させる意図はありません。
それでは、
犬神憑きの悲劇には以下のようなものもあった。
a. 男性が、嫁にしたいという女性の親から「嫁入り先の方位が悪い」という理由で反対されたという。
●これは、方位による吉兆という迷信で、犬神筋とは関係ないかもしれませんが、その「におい」がする話です。まあ、方位が悪いというのは無理やりの理由で、実はもっと経済的な、人的な理由での反対だったのでしょう。
b. 村人数人が、「だれそれによって犬神をつけられた」と騒ぎ立てて、その犬神憑き現象が村全体に感染したこともあったという。
c. ある家の嫁の乳が出なくなったのは、犬神筋の夫人からの「電波」をうけて精神的なショックを受けたのではないか?と考えられたことがあった。●電波という唯物論的視点が混じっています(笑)。
d. ある犬神筋の一家が、その息子をのぞいて全員が薩摩へ逃亡したことがあった。
一人残っていた息子に、逃亡の理由を尋ねると:
「私の一家は、昔から犬神持ちと言われて、他の人々から迷惑がられていた。私の母親がこのことを非常に気に病んでいた。そのため、今回、一家で別の地へ移ろうということになったのだ。」と。
[つづく]
0429名無し百物語垢版2024/04/23(火) 20:53:10.37ID:gBd1VN+t
>>428
[つづき]
犬神筋は「犬神統」とも呼ばれたそうです。
「犬神統」の特徴としては:
1 犬神統の者は押し入れの中に隠した油ツボに小さな犬数匹を大事に飼っている。
2 犬神統の者は、その性質も犬に似て貪婪で執拗である。
犬神統(犬神筋)の起源としては:
3 四国には狐がいないので、キツネ憑きの代わりに犬神憑きがあるのだろう。
4 権力や財力で太刀打ちできない家 これが犬神筋と決めつけられる に対する心理作戦だろう。
5 犬神統は、ある妖怪の体が分裂した結果、その一部から生まれたのだ。
6 犬神統は、ある妖怪の死体が流れ着いて生まれたのだ。
7 犬神統の起源についての説明で、このようなものがある。
ある農家が稲を作っていが、収穫時にかならず猪に食われてしまうので悩んでいた。
通りがたった僧侶に相談したら、その僧侶は、犬の絵を描き、これを田んぼに置いておくようにと言われた。そして、「その絵を絶対に家に持ち帰らないように」と忠告した。
言われたとおりに、その犬の絵を田んぼに置いておくと、稲が猪に食われることはなかった。
その家の人たちは、その犬の絵を次の年も使いたいと思ったが、それを田んぼにそのまま置いておくと朽ちてしまう。
そのため、僧侶の忠告を無視して絵を家に持ち帰った。
すると、そこから犬神がその家の子孫にまで広がったのだ、と。

ある人々を差別・攻撃するために、いろいろな戦法・戦術が練られたようです。
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