>預金の全額保護は「モラルハザード」の始まりか【コラム】
https://www.coindeskjapan.com/177811/
の記事の
>システミックリスクに分類されたことで、FDICによる1口座あたり最高25万ドルの限定的な保護ではなく、米連邦準備制度理事会(FRB)と米財務省が預金を全額保護することになった。一方、破綻した銀行の株主は、保有する株式の価値がゼロになることを見届けることになる。財務省はこれを、今回の措置が「救済」にあたらないもう1つの理由としている。

あれ?
前後するが、

>(少なくとも直接的に)税金が使われるわけではないため、正確には2008年のような救済措置ではない。銀行が資金を出している米連邦預金保険公社(FDIC)は、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行を「システミックリスク」に分類することを選んだ。

と、2行に対してFDICはそれを選んだのだよな。
でも11日のニュースでは
>預金者は「遅くとも2023年3月13日の午前中には、保険付き預金に完全にアクセスできるようになる」と公式声明は述べている。規制当局は、FDICがシリコンバレー銀行の全資産を売却すれば、無保険の預金者は「無保険の資金の残額に対する管財人証書」を与えられ、将来の配当金を受け取る権利が与えられると説明している。
https://jp.c あ ointelegraph.com/news/silicon-valley-bank-shut-down-by-california-regulator
と言ってたよな。
出金は「保険付き預金」の範囲内だよな。
情報源は
https://www.fdic.gov/news/press-releases/2023/pr23016.html
の10日発表、12日最終修正だよな。
>2022 年 12 月 31 日時点で、シリコンバレー銀行の総資産は約 2,090 億ドル、預金総額は約 1,754 億ドルでした。クロージング時点では、保険限度額を超える預金額は未定でした。無保険預金の金額は、FDIC が銀行および顧客から追加情報を入手した時点で決定されます。
>
>250,000 ドルを超える口座をお持ちのお客様は、FDIC フリーダイヤル 1-866-799-0959 までご連絡ください。
(翻訳)でも預金保険の25万ドルを超えた部分は通常処理での配当だよな。
前後するが、
>ワシントン – カリフォルニア州サンタクララにあるシリコンバレー銀行は、本日、連邦預金保険公社 (FDIC) を管財人に指定したカリフォルニア州金融保護イノベーション局によって閉鎖されました。被保険者を保護するために、FDIC は預金保険国立サンタ クララ銀行 (DINB) を設立しました。クロージングの時点で、受領者としての FDIC は、シリコンバレー銀行のすべての保険付き預金を直ちに DINB に転送しました。
(翻訳)と、預金保険国立サンタ クララ銀行 (DINB)に入るのは「すべての保険付き預金」であって、保険の25万ドルを超えた部分は入らないのでは?
保険対象は当然FDICに全額補償されるが、超えたのは対象外では?
「クロージング時点では、保険限度額を超える預金額は未定でした。無保険預金の金額は、FDIC が銀行および顧客から追加情報を入手した時点で決定されます」の話からも、債権債務のチェックをしてから配当率が決定されるのでは?
システミックリスクって、
>システミック・リスクとは、個別の金融機関の支払不能等や、特定の市場または決済システム等の機能不全が、他の金融機関、他の市場、または金融システム全体に波及するリスクのことをいいます。
>
>金融システムにおいては、個々の金融機関等が、各種取引や決済ネットワークにおける資金決済を通じて相互に網の目のように結ばれています。このため、一箇所で起きた支払不能等の影響が、決済システムや市場を通じて、またたく間にドミノ倒しのように波及していく危険性があります。
>
>システミック・リスクが現実のものとなった場合には、多くの決済が混乱に陥り、企業や個人の経済活動に悪影響が及ぶことになります。このため、日頃からシステミック・リスクを小さくしておくことが重要です。
https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/kess/i06.htm
と、機能不全の波及の懸念だよな。よって強制的に銀行を閉鎖して回し続ける枠組みの流れで、発動すると全額保護になるって解釈は何処から来た?
FDICも全額保護なんて、そんな話はしてないよな。
国立銀行行きは保険内のだけだし。
で、シリコンバレー銀行は11条の破産申請をしてる。日本の民事再生法っぽいのでの清算後の復活の手続きだよな。