>>488 おっしゃるとおりで、キャラ造型のコアがしっかりしてて、変化しても全く不自然さがない
流転する世界で固定された自我がないとするなら、人の個性とは? というコンセプトで練り上げたのだと思う
>>406が繰り返し書いている執着の対象として読んでも楽しい

これと交錯してるのが、血をワイン、霊的な糧として分かち合おうとした、クレイジーなママ博士の原罪意識
橋を燃やして(人間燃やし尽くし全ての憂いを断つ)という彼女の思想は聖書の原罪に端を発し、
人は悪という思想には、東洋には無い西洋の肉食文化が大きく関係している
西洋に無の概念は希薄なので、終末論は均質な無となりがちで(人類保管計画)
東洋の終末論はこの世の終わり描き、天文学的なスケールになりがち(火の鳥)