リチウム電池による環境汚染は燃料自動車の排気ガスよりも深刻です。
電気自動車の使用済みリチウムイオン電池が処理されずに直接埋め立てられたり焼却されたりすると50年以上にわたり水源や土壌が汚染されます。
韓国のバッテリーリサイクル会社のハンガリー処理工場でニッケルが法定濃度の2000倍以上、コバルトも法定濃度を超えていることが明らかになりました。
工場の従業員は長年発がん性のある重金属に長期間暴露されていました。
同社は当初ポーランド、ドイツ、米国に工場を建設する予定でしたが地元住民の反対により建設は見送られました。

このため欧州の新電池法では電気自動車の電池を生産した国に輸送して廃棄する事が定められています。
中国の人々は今後リチウム電池汚染という地獄に直面することになるでしょう。
さらに悪いことにリチウム電池の電力は石炭発電と原油発電から得られています。
石炭発電は世界の二酸化炭素排出量の45パーセントを占め、炭素排出量は天然ガスの3倍です。
石炭火力発電所はさらに二酸化硫黄、窒素酸化物、粒子状物質、水銀を大気、河川、池沼にばらまきます。