MIRAIの燃料となる水素は、苛性ソーダ法で製造された”副生水素由来”となっているため、水素製造時にCO₂が排出されます。そのため、製造時における燃料電池車のCO₂排出量は、ガソリン車・ハイブリッド車よりも多くなってしまいます。

一方、走行距離が20,000kmを超えるとCO₂排出量は「ハイブリッド車<燃料電池車<ガソリン車」となります。そして走行距離40,000kmを超えると、燃料電池車のCO2排出量は他2つよりも少なくなっていきます。

これは走行中に多くのCO₂を排出するガソリン車、バッテリー製造にCO₂を排出するハイブリッド車と比べ、燃料電池車の走行におけるCO₂排出量が少ないためです。

そして廃棄時には、燃料電池車のライフサイクルCO₂は、ガソリン車の約50%、ハイブリッド車の約80%程度にとどまります。製造から廃棄までのライフサイクル全体で考えた時に、燃料電池車は環境にやさしい車であることが分かります。

https://www.sustainability-hub.jp/column/learn/fuel_cell_vehicle