開発のトップであるチーフエンジニアの伊藤氏に話を聞くことができた。

伊藤:ボディの作り方は基本的に一緒ですけれども、
足回りやエンジンはぜんぜん違いますよ。日本と欧州は一緒ですけれど、インドは違います。

「スイフト」の場合、欧州向けは日本の「スイフト」よりもスポーティーに振っています。
欧州と同じものを日本では「スイフトRS」として売っていますが、
それだと、日本のお客さまには「多少堅いよ」とおっしゃる方もいます。
ですが、「バレーノ」は、もともと、「スイフト」よりも
大人がゆったりと乗れるようなセッティングになっているので、
欧州と日本との差をつける必要がありませんでした。
基本的な足回りのセッティングやハンドリングは、欧州のものをそのまま持ってきています。
ただブレーキは違います。
時速200kmからブレーキを踏むシチュエーションが日本にはないので、そこは変えています。

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