昔のターボはエンジンの回転が上がらないと効いてこなかったし、過給圧の制御も雑で必ずオーバーシュートしてた
だからターボが効いてくるとグワッて感じの加速になって、それがドッカンターボなんて言われた

今は過給圧の制御が緻密になってオーバーシュートなんてしないし、だからエンジン自体の圧縮比も高くできる
圧縮比が高いからターボが効いてない回転数でも普通に走る
ターボチャージャーの吸気側、排気側の組み合わせもこなれてきたせいで低回転から広い回転数で過給圧が発生するようになった

スイスポのターボは少し小さめのヤツを使ってるので、低い回転から強い過給圧が発生する代わりに、高回転側で容量が不足するし、エンジンの回転の上昇とは逆に過給圧が低下する
なのでトルクが23kgもあるのに、140馬力止まりになっている
先代との比較で考えれば僅かなパワーアップで、正常進化と呼べる範囲に収まっている、というか意図的にそういうセッティングにしたのだと思う