日産、偽装&隠蔽体質露呈…社長の「不遜」会見に国交省が怒り、
              検査不正でも「安全」強弁(Business journal)
                           2017年10月13日
http://biz-journal.jp/2017/10/post_20919.html

日産自動車の西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)は、国内のすべての工場
で無資格者が完成車の検査を日常的に行っていた問題で陳謝した。組織ぐるみ
で悪質な行為を繰り返していた可能性があり、経営責任を問われる事態に発展
しそうだ

問題が発覚したのは国交省による日産車体の湘南工場への抜き打ち検査だ。業
界では「国交省に対して日産車体の社員が告発した」との見方が強い。その背
景にあるのが日産の上層部に対する不満だ

特に子会社である日産車体は日産から厳しいコストカットを迫られて生産現場
は疲弊しており、日産に対する不満が国交省への不正告発につながったとして
も不思議ではない

不正発覚後、日産の販売会社には顧客からの問い合わせが相次いでおり、一部
では新車の購入をキャンセルするケースもあるなど、ブランドに傷をつけたの
は間違いない。

問題発覚後の西川社長の対応にも批判が集まっている。週明けの10月2日にな
って開いた記者会見にやっと出てきた西川社長だが、冒頭から深く頭を下げる
こともなく、さらに「安全、安心は保証されている」と強調、無資格者の検査
でも問題なくて国の制度のほうに問題があると言わんばかりで、この発言を報
道で知った国土交通省の幹部は怒りの色を隠さない。

今年4月にカルロス・ゴーン氏の跡を継いで日産のCEOに就任したばかりの西川
氏だが、早くも窮地に立たされることになった。