排気バルブの冷却があまり出来ないので耐久性が確保できないというのが
空冷で4バルブ化されなかった理由
DOHCは特に問題はないよ

バルブの冷却はシートリングを伝ってのみ行われる
そのため水冷ヘッドではこれでもかというくらい排気ポートや燃焼室周辺は冷却されている
空冷は飛散したオイルで若干冷却されるものの大半はヘッド本体のフィンによって行われる
つまりバルブ周辺を冷却する手立てはなくバルブは常に高温となっている

これが4バルブ化されると高性能になるためバルブはより高温に曝される
バルブ間には仕切りができるが逆に熱溜まりとなり冷却性は期待できない
ナトリウム封入バルブはステム部分のみで摺動箇所では有効だが傘の部分では効果はあまりない

通常あらゆるパーツは常温で機械加工されておりヘッド周りも例外ではない
バルブは擦り合わせを行い密着性を確保しているがこれももちろん常温で行われている

ヘッドが高温になるということは熱膨張も発生しバルブの密着性も低下する
そうすると余計に熱が逃げなくなるし当たり面にカーボンが付着しやすくなる
当たり面のカーボンの付着は圧縮の低下に繋がるし当たり面の荒れの原因にもなる

長文で申し訳ないが、空冷ポルシェ乗りがどや顔で間違った知識で講釈垂れて馬鹿にされるのは嫌なので書き込ませてもらった