共産党・志位和夫委員長(発言録)

 (「LGBT理解増進法案」について、自民党が保守派議員らに配慮した修正案を党内会合で事実上了承したことについて)超党派の法案を一刻も早く成立させるべきだというのが私たちの立場。自民党案は「差別は許されない」という部分を「不当な差別は」に後退させる表現になっている。不当でない差別というものは、ない。

 超党派でいったん合意して法案までできているものを、ここにきて自民党の中の一部の人たちの力で覆すようなことがあってはならない。超党派で合意した案を一刻も早く成立させるべきだ。G7サミット(主要7カ国首脳会議)との関係でも、LGBTQ、あるいは同性パートナーシップ等々に関する法律のない国は日本だけ。先送りすれば、人権感覚という点でも大変遅れた国と世界から評価される。(記者会見で)

朝日新聞
2023/5/12 20:29
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR5D6QS3R5DUTFK01K.html