「徴用」問題 韓国の財団が支払う案 林外相「意思疎通を継続」 | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230113/k10013948331000.html

2023年1月13日 7時51分

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、韓国外務省が、韓国政府の傘下にある既存の財団が日本企業に代わって原告への支払いを行う案を検討していることについて、林外務大臣は個別の動きへのコメントは控えるとしたうえで、政府間の意思疎通を継続していく考えを強調しました。

韓国外務省は、12日太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題の解決策として、裁判で賠償を命じられた日本企業に代わって韓国政府の傘下にある既存の財団が原告への支払いを行う案を軸に検討していることを明らかにしました。

これについて、林外務大臣は日本時間の13日朝、訪問先のニューヨークで記者団に対し「韓国国内の動きや韓国側の発言の一つ一つについてコメントすることは差し控えたい」と述べました。

そのうえで「1965年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤に基づいて、日韓関係を健全な形に戻し、さらに発展させていくため、韓国政府と緊密に意思疎通をしていきたい」と述べました。