《入閣の変更が無かったことに戸惑い、今も辛い気持ちで一杯です》

 14日夜、自身のツイッターにこう投稿した高市早苗経済安全保障担当相。10日の内閣改造・党役員人事で自民党政調会長から新たに同担当相に就任したものの、12日に予定していた小林鷹之前担当相からの引き継ぎ式を中止した上、内閣府職員へのあいさつ式も欠席した。

 高市大臣はツイッターで、《組閣前夜に岸田(文雄)総理から入閣要請のお電話を頂いた時には、優秀な小林鷹之大臣の留任をお願いするとともに、21年前の(旧統一教会=現・世界平和統一家庭連合の関連)掲載誌についても報告を致しました》とも投稿。自ら旧統一教会との“関係”を岸田首相に明かしつつ、打診された「経済安全保障担当相」を辞退する意向を強く示していたことを暴露した。

「大臣とはいえ、特命担当ですから人事権も何もない。本人にしてみれば“飼い殺しされた”と不満に思っているのではないか。とはいえ、大臣に就いて早々にSNSで『辛い』などと嘆くのは前代未聞でしょう。今後、閣内不一致発言などで更迭されるかもしれませんね」(野党国会議員秘書)

 3年連続で15日に靖国神社を参拝した高市大臣。ネット上では《国会議員はポストのために存在するのではなく、「国民のために働く身」であることを自覚してほしい》、《経済安保担当相として実績を残してから不満を言うべき》、《へそを曲げた小さな子供のよう》といった声が出ている。

日刊ゲンダイ
22/08/15 14:40
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