2017年に高松市であった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の徳野英治会長(当時)が出席した行事に、磯崎仁彦官房副長官(参院香川選挙区)が出席していたことが12日、磯崎氏の事務所への取材で判明した。旧統一教会のホームページによると、創始者らの生誕を祝う行事。

 磯崎氏の事務所によると、磯崎氏は17年1月、旧統一教会香川教区と信者らの互助組織が主催する「真の父母様御聖誕記念礼拝」に、平井卓也元デジタル相(衆院香川1区)らとともに来賓として参加した。

 磯崎氏の事務所は7月末には旧統一教会の関連団体が21年8月に高松市で開いた「ピースロード」のイベントに出席していたと発表。その際には「(旧統一教会)『主催』の行事に出席、講演したことはない」と説明していた。

 磯崎氏の秘書は12日、毎日新聞の取材に「17年の行事の写真がネットに出回ったため再確認したところ、参加が判明した」と説明。「式典終了後の懇親会のような行事に参加した。(当時は)旧統一教会の行事と認識していた。今思えば教会側の広告塔に使われた可能性があり、思慮に欠けていた」と話した。【西本紗保美】

毎日新聞
2022/8/12 16:57
https://mainichi.jp/articles/20220812/k00/00m/040/169000c