10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、デジタル大臣に麻生派の河野太郎・広報本部長を起用する意向を固めました。
河野氏は衆議院神奈川15区選出の当選9回で、59歳。

父は自民党総裁を務めた河野洋平・元衆議院議長です。自民党麻生派に所属しています。

平成8年の衆議院選挙で初当選しこれまでに外務大臣や防衛大臣を歴任し、菅内閣では、規制改革担当大臣を務め、新型コロナのワクチン担当の大臣として、接種の促進に取り組みました。

去年の総裁選挙では、岸田総理大臣と決選投票まで争って敗れました。

広報本部長として、去年秋の衆議院選挙と、この夏の参議院選挙で党の広報戦略を担いました。

岸田総理大臣としては、知名度のある河野氏の発信力に期待し、総裁選挙で争った河野氏を閣僚に起用することで、党内融和と政権運営の安定につなげるねらいがあるものとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762591000.html