共産党は1、2両日、党本部(東京都渋谷区)で中央委員会総会を開き、議席を減らした参院選を総括した。党執行部は一定の責任を認めたものの、人事を決める党大会の1年先送りを決めた。地方からは不満の声も上がっている。

 志位和夫委員長は1日の総会冒頭、参院選の結果に「責任を深く痛感している」と述べた。ただ、ロシアのウクライナ侵攻に乗じた党への批判の高まりなどをあげ、「単純な後退と見るべきではない」とした。

 参院選で比例票は目標の半分強の約360万票にとどまり、2議席減らした。昨秋の衆院選以降、立憲民主党が「野党共闘」から距離を置き始めるなどして、全国に32ある1人区で野党が候補者を一本化できたのは11選挙区にとどまり、4勝28敗に終わった。

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