奈良市内で参院選の遊説中に銃撃され、安倍晋三元首相が8日に死去した。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る問題では、安倍元首相の妻昭恵氏が小学校の名誉校長に一時就任していたほか、財務省による文書改ざんも発覚し、安倍政権を揺るがし続けた。

　問題を追及してきた木村真・大阪府豊中市議は安倍元首相が銃撃されて死亡したことについて、「暴力は絶対に許されない。森友学園や桜を見る会の問題がうやむやのまま終わってしまうのではないかと思うと、悔しい。回復を願っていたので残念だ」と語った。

　森友学園の籠池泰典理事長（69）＝詐欺罪などで実刑判決、上告中＝は「文書改ざんなどの真相が究明できなくなるのではと危惧している」と話した。【沼田亮、安元久美子】

毎日新聞
7/9(土) 4:30
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