岸田文雄首相(自民党総裁)は参院選で与党の改選過半数が確実となったのを踏まえ、内閣改造・党役員人事を9月までに実施する方向で調整に着手した。物価高騰対策の大型補正予算編成を本格的に検討。10月にも秋の臨時国会を召集し成立を図る。党内最大派閥の領袖だった安倍晋三元首相死去の影響を注視しながら、長期政権の確立に向け、求心力向上に全力を挙げる考えだ。

 参院選後の臨時国会については8月3日召集を軸に調整。参院の正副議長を選出する。第1党が確実となった自民は新議長の人選を開始。今月下旬には参院議員会長選を実施し、参院執行部人事を決める段取りを描く。

共同通信
2022/7/10 20:45
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