21日の日本記者クラブの党首討論会では、日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)が所属議員について「人として少し発言がおかしいとか、資質に疑いあると取られるような発言をする人も中にはいる」と述べる場面があった。

 昨秋の衆院選で躍進し、参院選は比例票獲得で立憲民主党を超える「野党第1党」を目標に掲げている。

 討論会では、これまで所属議員に不祥事が目立ったとして、会場から「数をそろえるために何か無理をしているのではないか。しっかり吟味しているのか」と、候補者選定を疑問視する質問が出た。

 松井氏は「自民党をピリッとさせるには数が必要だ」としたうえで、候補者選定は「執行部で面接し、一人一人の主張もペーパーで提出してもらっている」と反論した。ただ、「資質に疑いがあるとされる発言をする人も中にはいる」とも述べ、今後は「大勢で面接するとか二重に面接するとかして候補者を絞り込みたい」と対応策を述べた。

朝日新聞
2022/6/21 20:19
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ6P6KX7Q6PUTFK037.html