立憲民主党の枝野幸男代表は11日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、新著「枝野ビジョン 支え合う日本」(文春新書)に関し「バイデン米大統領の(1月の)就任演説を読み、私がずっと言ってきてこの本にも書いたこととほぼ同じ方向性を言っている。時代が私に追いついていただいたと喜んでいる」と自賛した。

枝野氏は目指す社会像を示した新著について、新自由主義は時代遅れ▽産業革命以来の規格大量生産が豊かさをもたらす時代も時代遅れ▽所得の再分配やエッセンシャルワーク(生活必須職)の充実が社会と経済の発展のために重要−といった訴えを記したと紹介した。

さらに、先進7カ国(G7)が今月上旬の財務相会合で、法人税の国際的な最低税率について合意したと指摘し「このことが象徴的に表しているが、世界が私が本で書いた方向に明確に転換を始めている。日本もそれに遅れてはいけない」と強調した。

産経新聞
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