大阪府の吉村洋文知事(45)が9日、5月定例府議会の閉会後、府庁で報道陣の取材に応じた。

 本会議では、大阪府と大阪市の都市計画を共同で進めるための「大阪都市計画局」を設置する規約案が可決された。

 昨年11月に行われた大阪市を廃止して4特別区を新設する「大阪都構想」の住民投票は反対多数で否決に終わった。

 その後、大阪維新の会と公明党が代案として、府と市の広域行政を一元化する条例案を両議会に提出・可決すると、条例に基づく副首都推進本部会議で大阪都市計画局設置の方針を示していた。

 吉村氏は「10年以上前の大阪府、大阪市の環境を思い出してほしい。独自にバラバラで二重行政をやってきた。新たな地方自治の形、大都市における成長の形だと思っている。府市がバラバラよりも一体になって成長戦略を実行した方が力を発揮できると思う。知事市長が違う方向を向くと元に戻る可能性がある。それをなくすのが都構想でしたが否決されたので、条例の範囲で組織化した」と胸を張った。

東スポ
6/9(水) 19:54配信
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