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2021/04/09(金) 21:37:46.57ID:CAP_USER9県知事選では2020年12月、5期20年務める井戸敏三知事(75)が退任を表明。県議会最大会派の自民党県議団は金沢氏支援を決めたが、反発して離脱した県議11人が斎藤氏を擁立した。自民県連は7日、県議と神戸市議が投票する選対委を開き、13対5で斎藤氏を上回った金沢氏を推薦候補と決めて党本部に上申。一方、県選出の国会議員団は斎藤氏支援で一致し、意見が分かれていた。
党本部が8日、選対委の上申を差し戻したため県連は幹部による電話協議で一転して斎藤氏の推薦を決め、県連会長の谷公一衆院議員が9日、党本部の山口泰明選挙対策委員長に上申。山口選対委員長は「スピーディーに手続きを終えるようにしたい。しっかり受け止める」と答えたという。谷会長は取材に、斎藤氏について「40代と若く、大阪だけでなく各地方も経験しており、幅広い支持を得られる」と述べた。
これに対し、32人が所属する自民県議団は9日に記者会見し、従来通り金沢氏を支援することを表明。県議団の藤本百男幹事長は「反党行為になっても支援する思いだ。(推薦の方針転換は)県連選対の決定に反しており、理解しがたい」と述べ、谷会長に抗議文を出すという。
金沢氏は報道陣に「大変残念だ。私の姿勢、政策に賛同する仲間が大勢いるので、『県民党』として最後まで頑張りたい」、斎藤氏は「県政の安定には自民の支援が不可欠で、大変ありがたい」と述べた。
都道府県知事選では18年に自民と維新が同じ候補者を推薦したことはあるが、兵庫県では初めてとなる。
知事選には他に元兵庫県加西市長の中川暢三氏(65)が出馬表明し、共産系市民団体も独自候補擁立を目指している。【井上元宏、野間口陽】
毎日新聞
2021/4/9 20:52
https://mainichi.jp/articles/20210409/k00/00m/010/322000c