日本維新の会の森夏枝・衆院議員(比例近畿)が、集めた党員の党費を肩代わりして党本部に払っていたとして、京都市民らでつくる「日本維新の会・森夏枝被害者の会」が23日、森議員らを公職選挙法違反(選挙区内での寄付)などの疑いで京都地検に告発状を提出した。「被害者の会」関係者が取材に明らかにした。

 告発状は、森議員が2018、19年度に党員延べ99人を集めた際に、森氏の事務所の事務局長だった父親が1人年2千円の党費を肩代わりしており、公選法で禁止される選挙区内での寄付行為にあたるとしている。

 森議員は昨年12月の朝日新聞の取材で、18年度に党員を募集した際に「名前だけで構わない」と事務所関係者に指示していたことを認めている。今年1月には、一連の問題を受けて、党本部から3カ月の党員資格停止処分を受けた。(高井里佳子)

朝日新聞
2021年3月23日 21時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP3R6DPWP3RPLZB00N.html