https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210316/for2103160005-n1.html
 韓国が開発中の次期戦闘機KF-Xが、間もなくその姿を現す。

 開発に取り組む韓国航空宇宙産業(KAI)は現在、6機の試作機を制作中だ。そのうちの1号機は間もなく塗装を終え、4月末までに一般公開される予定となっている。

 韓国が自主開発する初の本格戦闘機であるKF-Xは、限定的ながらステルス性能を備える。韓国空軍は73年前、連絡機わずか20機をもって誕生した。他の先進国と比べ、歴史はずっと浅いのだ。そう考えれば、現状に至る発展スピードは速かったと言える。

 しかしそれでも、空軍を見守る専門家の視線は厳しい。韓国紙・世界日報の軍事専門記者であるパク・スチャン氏は2月14日付の記事で、「韓国空軍は依然として日本にかなわない」と断言している。

 2020年版の韓国防衛白書によれば、周辺国が保有する戦闘機は中国が2187機に日本が338機、ロシアが1183機となっている。これに対し、韓国空軍は410機を保有しているが、パク氏は「北朝鮮、中国、ロシア、日本の脅威と向き合うには不十分だ。2020年代半ばからKT-Xが既存のF-4とF-5を代替し、F-35Aを40機運用するが、質的な格差を狭めるのは難しい」と指摘する。

 また同氏によれば、バーウェル・ベル元駐韓米軍司令官も「韓国の最大の脆弱性は、不十分な航空防衛資産」だと指摘しているという。

 (参考記事:【動画あり】「日本の空軍力に追いつけない」米国と亀裂で韓国から悲鳴)

(略)