毎日新聞2021年2月8日 00時38分(最終更新 2月8日 00時38分)

 任期満了に伴う愛媛県今治市長選の投開票が7日行われ、前県議会副議長の新人、徳永繁樹氏(51)=無所属=が、現職で4選を目指した菅(かん)良二氏(77)=同=を破って初当選した。8年ぶりの市長選で、ともに自民党県議の経験がある2人の一騎打ちとなったが、徳永氏が保守分裂選挙を制した。投票率は61・15%だった。

 市長選は市政の継続か、変革かが主な争点になった。

 今治市には学校法人「加計学園」(岡山市)が2018年に岡山理科大獣医学部を開学した。前年の17年には獣医学部新設が国家戦略特区で認定された。学園の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相(当時)の親友だったため、事業者選定に首相の意向が反映されたのではないかと野党が追及。文部科学省の文書に、早期開学を巡り内閣府が「官邸の最高レベルが言っていること」「総理の意向」などと文科省に伝えたとされる記述があり、大きな政治・社会問題になった。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://mainichi.jp/articles/20210208/k00/00m/010/003000c