新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で、自民党の大塚高司(大阪8区)、田野瀬太道(奈良3区)の両衆院議員も東京・銀座のクラブを訪れていたことが新たに発覚した。2人は1日、離党届を提出したが、地元には衝撃と怒りが広がった。

 「国民への制約を強化する特措法改正を議論している立場なのにあり得ない。本当にショックだ」

 党大阪府連の幹部は1日、大塚氏から府連会長の辞表が提出された直後、言葉少なに語った。大阪では日本維新の会の支持が高く、年内に行われる衆院選で苦戦も予想される。「自民が強い他県とは事情が違う。ダメージは特に大きい。自ら事実を明かして謝罪しなかったことも致命傷だ」と恨み節も漏れた。

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朝日新聞
2021年2月1日 20時22分
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