菅義偉首相は12日、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と電話会談した。ゲイツ氏が世界的に流行する新型コロナウイルス感染症克服に向け「東京五輪・パラリンピックの開催は世界に大きなメッセージになる」と訴えたのに対し、首相は「大変重要な問題なので、必ずやりきる」と応じた。同席した新浪剛史サントリーホールディングス社長が記者団に明らかにした。

 両氏は五輪開催には発展途上国にもワクチンが行き届くことが重要だとの認識でも一致した。
 ゲイツ氏は、五輪に合わせて年内に開く「東京栄養サミット」にも期待を示した。同サミットは食料の安定供給促進が目的で、各国の閣僚級が出席する見通し。(共同)

東京新聞
2021年1月12日 11時23分
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