自民党の石破茂元幹事長は25日、TBSのCS番組収録で、安倍晋三首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用を補填していた問題をめぐり「(安倍氏がこれまでの国会答弁を)『そうではなかった』といわれると、あの費やした時間は何だったのか。社会保障や財政、新型コロナウイルスを議論した方が国家、国民のためだったという残念な思いだ」と述べた。

 安倍氏が24日の記者会見で夕食会の費用補填に関し秘書の報告は受けなかったと説明したことについては「秘書も安倍氏に『実は〜』といえる雰囲気でなかったのかもしれない」としつつ、「これだけ国会で議論になっている以上は(安倍氏が秘書に)『ちゃんとこういう手段で確認しなさい』と、なぜ行わなかったのかは素朴な疑問だ」とも語った。

産経新聞
2020.12.25 13:36
https://www.sankei.com/politics/news/201225/plt2012250021-n1.html