24日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)では、安倍晋三前首相(66)が主催した「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、会場のホテル側が作成した領収書には昨年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち安倍氏サイドが少なくとも800万円以上を負担したことを示す内容が記されていたという一件を特集した。

 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏(57)は「(今回の)報道が出てきて、やっぱりなって感じなんじゃないですか?」と、まずコメント。

 「領収書が実際にあったのなら、こんなの調べればすぐ分かる話じゃないですか?実際に補填(ほてん)していたとなったら、こんな分かりやすい話はないでしょ?団扇配った、ワイン配ったより、もっと分かりやすい。(ホテル)ニューオータニで5000円で(懇親会が)できますかって素朴な疑問から始まっていて、やっぱり、できなかったんですね。5000円じゃ」と続けると、「これは安倍さんまで行くかは別にして、会計責任者は報道の通りなら立件しないとダメでしょ。そこに指示を出していたかで安倍さんまで(追求が)行くかは決まるみたいですけど、補填していたことが明らかになって起訴されることになれば、総理大臣の時に桜問題というのは、結局、ウソで逃げたのねって話になっちゃう。そこは許せないんじゃないですか?」と発言。

 「多くの国民が疑問に思っていて、説明があの説明ですから。収入・支出、一切ないって(安倍首相は)おっしゃってたんですから。なんだ、現職の総理の時にはウソついたら逃げられるってなっちゃうでしょ?」と続けた上で「検察には頑張ってほしい。事実がどうだったのか。起訴されないと、報道は出たけど、事実は分からないで終わっちゃうんですよね。だから、罪があったかどうかは裁判で決めればいいので」と話していた。

 今回の問題について、東京地検特捜部は安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取し、政治団体の収支の記載を義務づけた政治資金規正法違反(不記載)に当たらないか慎重に調べている。

スポーツ報知
2020年11月24日 9時40分
https://hochi.news/articles/20201124-OHT1T50019.html