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2020年11月4日、韓国・イーデイリーは「韓国市場から日産・インフィニティが撤退するにもかかわらず、最近になって日本車の販売量が増加している」と報じた。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、10月の日本車ブランド(レクサス・トヨタ・ホンダ・インフィニティ・日産)の販売台数は計1735台で、前月(1458台)に比べ15.9%増加した。

韓国市場で日本車ブランドは、昨年7月の日本の貿易規制をきっかけに始まった日本製品不買運動の影響で苦戦を強いられていた。中でも日産は、今年5月に韓国市場からの電撃撤退を決め、不買運動の影響をじかに受けたとされている。下降傾向は今年8月に前年同期比1.1%増を記録するまで13カ月にわたり続いたという。

ところが次第に回復の兆しが見え始め、今年8月以降2カ月連続で上昇傾向に。記事は「これが復活の引き金となった。特に日産とインフィニティの販売が事実上ゼロの中で成し遂げた成果であるため、意味が大きい」と指摘している。今年9月には前年同期比32.2%と大きく成長し、10月は前年同期比13.9%減少するも撤退を決めた日産とインフィニティを除けば3.7%増加したという。

これを受け、韓国のネット上では「NO JAPANをもう忘れたの?」「プライドを持って暮らそうよ」「韓国人は熱しやすく冷めやすいからね」など、不買運動の弱化を懸念する声が上がっている。

一方で、日本車を選ぶ理由について「日本車が頑張ってるんじゃなくて、国産車のコスパが悪いから」「日本車が好きなわけじゃない。国産車は組み立て工程で問題が多いから、仕方なく日本車を選んでる」「現代自動車や起亜自動車は国民をなめてる」など韓国車の問題を指摘する声も数多く見られる。

その他「韓国企業も日本で苦境に立たされている。反日扇動などに振り回されず、両国の経済協力が続くことを願う」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)