https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201012/for2010120010-n1.html
 米大統領選の投票日(11月3日)まで約3週間、共和党候補のドナルド・トランプ大統領(74)は、世論調査や勝敗の行方を左右する激戦6州で、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)に後れをとり、再選に「黄信号」が点灯している。米国政治の混乱が予想されるなか、習近平国家主席率いる中国共産党政権は着々と軍事的覇権拡大を進め、蔡英文総統の台湾への圧力を強めている。緊迫する台湾海峡。「自由・民主」「人権」「法の支配」を守る日米同盟の動きと、米国による重大対中警告とは。アジアや世界の平和は守られるのか。ジャーナリストの加賀孝英氏が、衝撃の最新情報を報告する。

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 「トランプ大統領は新型コロナウイルスから完全に復活した」「中国に激怒している」「ホワイトハウスはいま、習主席率いる共産党独裁国家中国の息の根を止める『究極のサプライズ』の検討に入った」

 米情報当局関係者はそう語った。

 台湾で10日、建国記念日にあたる「双十節」の式典が行われた。壇上に立った蔡英文総統は、毅然(きぜん)たる態度で次のように語った。

 「われわれは戦いを求めないが、恐れはしない」「主権と民主主義の価値を堅持していく」「国防戦力を強化して国家の安全を守る」

 習氏が「年内の台湾統一(侵攻)」を画策して、台湾を脅しているのは周知の事実だ。その脅迫には屈しないと、決然と宣言したのだ。

 中国の野望は明白だ。台湾と日本固有の領土である沖縄県・尖閣諸島の奪取を狙い、その次は沖縄本島…。ふざけるな。断固許してはならない。台湾を守れ。わが国は声をあげるべきだ。

(略)