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2020/09/15(火) 22:17:22.81ID:CAP_USER9判決は、無罪を主張した被告側の控訴を棄却した一方で、「朝鮮学校関係者かな、と思ったら110番してください」などの発言に「公益目的があった」とした一審・京都地裁判決を支持する形となった。
京都朝鮮第一初級学校の卒業生の女性弁護士は「この判決を受けて率直に感じたのは、『日本社会が怖い』『日本で生きるのは怖い』ということ。娘が朝鮮学校の幼稚園に通っていることを、言い出せない場面がある」などとし、「私たちは日本社会で『透明人間』のような扱いを受けている。いないことになっているから、痛みを共感してもらえない。もうここまで虐げたら十分でしょう」と失望を語った。
京都朝鮮第一初級学校を運営していた学校法人「京都朝鮮学園」の趙明浩理事長は「これ以上ヘイトがあってはならない。憂慮しているのは、朝鮮学校に通う子どもたち、保護者が、まだ堂々と在日コリアンとして生きていけない社会が続いていること」と不安を話した。「司法の場で公益性を正さなかったことはあってはならない。今後の同種事件の判決において、差別行為を厳しく断罪する運用へと改善されることを願う」とも述べた。
弁護団事務局長の冨増四季弁護士は「国際社会にも訴え、ヘイトに加担するかのような日本の刑事司法を変えていきたい」と話した。
京都新聞
2020年9月14日 15:40
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/358824