自民党総裁選の候補者たちは、討論会への出席を前に、それぞれの思いを色紙に揮毫(きごう)した。討論会後に発表され、菅義偉官房長官は「意志あれば道あり」。座右の銘をしたためた。

 石破茂・元幹事長と岸田文雄政調会長は、総裁選で2、3位争いをしている状況を映し出すような言葉を選んだ。石破氏は「鷙鳥不群(しちょうふぐん)」。日本記者クラブ側に「鷙鳥はワシやタカなどの猛禽(もうきん)類。そういう強い鳥は群れない。弱い者は群れるが強い者は群れない」と説明していたという。岸田氏は「春風接人(しゅんぷうせつじん)」で、「春の風のように人に接したい」と語ったという。

朝日新聞
9月12日15:05
https://www.asahi.com/articles/ASN806HHVN8YUTFK006.html