12日の国会で、新型コロナウイルスの検査件数をめぐり、野党側が「検査能力に比べ、実施した件数が少ない」と指摘したのに対し、加藤厚生労働大臣は「検査を抑制しているわけではない」などと反論しました。

 加藤大臣は、新型コロナウイルスのPCR検査について「一日最大6000件が可能」などと説明していますが、野党側は厚生労働省から入手した一日あたりのPCR検査の件数を明らかにしました。

 それによりますと、保険が適用された今月6日は1200件あまりでしたが、7日はおよそ860件、8日はおよそ670件、9日はおよそ1100件だったということです。

 「なぜこれ減っているんですか、6200件の能力があるのに数百件とか1000件しか出来ないんですか」(「立国社」会派 山井和則 衆院議員)

 「能力と必要な検査数は必ずしもパラレルになるわけではありません」(加藤勝信 厚労相)

 加藤大臣は「検査を抑制しているわけではない。必要な検査が出来るよう努力していく」などと応じました。これに対し野党側は「海外と比べても日本の検査件数は少ない」などと反発し、審議が一時、紛糾しました。

TBS NEWS
12日17時33分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3928041.htm